リアム・ローソンは、2026年F1第14戦スペインGPの金曜フリー走行をFP1、FP2ともに10番手で終えた。初開催となるマドリンクで慎重に限界を探りながら走行を重ね、「まだタイムを縮められる」と土曜日に向けて手応えを語った。
レッドブル・レーシングは金曜日、シミュレーターでの予想以上にバンピーな路面やメカニカルグリップ、タイヤのグレイニングへの対応に取り組んだ。
ローソンはFP2終盤にマシンの問題でピットに戻ったものの、チームは問題を解決。ロングランでは競争力のあるペースも確認している。
初マドリンクで「少しマージンを残した」
ローソンはFP1で26周を走行し、1分35秒539で10番手。トップのジョージ・ラッセルから1.462秒差だった。FP2ではさらに21周を重ね、1分34秒938までタイムを縮めて再び10番手。首位キミ・アントネッリとの差は1.276秒だった。
全ドライバーにとって未知のマドリンクだけに、ローソンは金曜日の段階では限界を追求するよりも、周回を重ねながらコースへの理解と自信を深めることを優先した。
「僕たち全員にとって、マドリンクはこれまで何年も走ってきたサーキットとはかなり違っていて、慣れるまでにずっと時間がかかる」
「コースはすごくエキサイティングだ。多くの場所でかなり高速だし、高いコミットメントが求められる。FP1はとにかく徐々にペースを上げていくことがすべてだった」
走行開始時には路面にラバーがほとんど乗っておらず、セッションが進むにつれてコンディションも大きく変化した。
「これまでほとんど走られていないコースだから、僕たちがたくさん周回してラバーを乗せていくことで、どんどん速くなっていく。でもFP2を終えた段階でも、間違いなくまだタイムを縮められると思う」
「今週末の主な目標は、プラクティスでできるだけ多くの周回をこなして、予選に備えることだと思う」
「だから、コースに慣れていくなかで少しマージンを残していた部分もある。でも、ここまではすべて問題ない感触だ。今夜さらに調整して、明日は予選に向けてもっと強い走りができるようにしたい」

FP2終盤にマシントラブルもチームが解決
FP2終盤にはローソンのRB22に問題が発生し、予定より早くピットへ戻る場面があった。ただし、レッドブルはセッション中に問題を解決している。
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、FP1からFP2にかけてマシンに大幅なセットアップ変更を施したことを明かした。
「かなりスムーズなセッションだった。マシンを改善する必要があると分かっている、通常の金曜日だ。FP2ではFP1より少し良くなった」
「セッション間で多くの変更を行ったし、FP3に向けてもさらにいくつかの変更を試していくことになると思う。マシンのセットアップについて、やるべきことはたくさんある」
一方、実際のマドリンクは事前のシミュレーションとは異なる部分もあったという。
「メカニカルグリップとライドは想定していたより難しく、タイヤのグレイニングも予想以上だった。それに、コースもシミュレーターで考えていたよりバンピーだったので、いくつか課題がある」
「ここにはさまざまなタイプのコーナーがあるので、エンジニアリングの観点では興味深い。ただ、オーバーテイクは難しそうだ」
「リアムのマシンには終盤にいくつか問題があったが、解決することができた。ロングランはかなり競争力があり、タイヤマネジメントもかなり良かったので、ポジティブな部分はある。ただ、まだ十分に速くないことは分かっているので、やるべきことは多い」
フェルスタッペンとの差を詰められるか
チームメイトのマックス・フェルスタッペンはFP1を5番手、FP2を6番手で終えた。FP2では1分34秒063を記録し、ローソンとの差は0.875秒だった。
ローソン自身は、まだマージンを残していると説明しており、土曜日はFP3でさらにマシンとコースへの理解を深めたうえで予選に臨む。
レッドブルとしても一発の速さには改善の余地が残る一方、ロングランとタイヤマネジメントには一定の手応えを得た。初開催のマドリンクで金曜日を2セッション連続10番手でまとめたローソンが、予選に向けてどこまでペースを引き上げられるかが焦点となる。



















