ホンダF1は、2026年F1第14戦スペインGP初日の走行を終え、ランス・ストロールのマシンに搭載されていたバッテリーについて、通常とは異なるデータが確認されたことを明らかにした。
初開催となるマドリンクでは金曜日にFP1とFP2が行われ、ホンダはアストンマーティンとともに新コースで初めて実走データを収集。路面状況の変化に対応しながらパワーユニットのセッティング最適化を進めた。
ストロールはFP2終盤にバッテリー異常
FP2終盤、ストロールはチームからペースを落としてガレージへ戻るよう指示を受けた。セッション後、Honda F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、その原因がバッテリーに関するものだったことを説明した。
「今日のフリー走行は、マドリンクで初めて走行する重要なセッションとなりました。路面状況の変化を踏まえながらパワーユニットのセッティングを最適化し、多くのデータを収集することができました。明日に向けて、今夜さらに分析を進めます」
「FP2終盤には、ストロール選手のバッテリーに通常とは異なるデータを確認したため、ガレージへ戻しました。このバッテリーはさらなる調査のため、HRC Sakuraにて詳しく解析を行います」
ホンダは現時点で具体的な異常の内容には言及しておらず、対象となったバッテリーをHRC Sakuraで詳細に解析する方針だ。

初のマドリンクでPUセッティングを最適化
ホンダにとっても、マドリンクを実際にF1マシンで走行するのは今回が初めてとなった。事前のシミュレーションデータに実走データを加え、変化の大きい新品路面に合わせながらパワーユニットの設定を詰めていく一日となった。
アストンマーティンはFP2でフェルナンド・アロンソが17番手、ストロールが20番手。アロンソもFP1終了後のスタート練習で発生したクラッチの問題によってFP2序盤の走行を失っており、チームにとっては必ずしも順調な金曜日とはならなかった。
さらにストロールにも終盤にバッテリー関連の異常が確認されたことで、ホンダは収集したデータの分析と並行して原因究明を進める。
スペインGPでは土曜日にFP3と予選が行われる。ホンダとアストンマーティンにとっては、初日に得たマドリンクの実走データを生かしたパワーユニットとマシンの最適化に加え、ストロール車で確認されたバッテリー異常への対応も重要な作業となる。
