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  • フェルナンド・アロンソの新たな愛車 クローム仕様のブガッティ・ヴェイロンが納車

    フェルナンド・アロンソの新たな愛車 クローム仕様のブガッティ・ヴェイロンが納車

    フェルナンド・アロンソが、新たな愛車としてブガッティ・ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセを手に入れた。モナコで納車された一台は、塗装ではなく磨き上げられたアルミニウムのボディを持つ、世界に1台の特別仕様だという。

    2026年F1シーズンをアストンマーティンで戦うアロンソだが、サーキットを離れれば世界屈指の希少なスーパーカーを所有するコレクターとしても知られる。今回、そのガレージに極めて希少なヴェイロンが加わった。

    世界に1台のヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセ
    今回アロンソが受け取ったのは、ブガッティ・ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセ(シャシー8100)。ワンオフで製作された世界に1台の車両とされている。

    最大の特徴は、鏡のような輝きを放つボディだ。一見するとクローム仕上げに見えるが、実際にはボディワークが塗装されているわけではないという。

    ほぼすべてのボディパネルは、アルミニウムの無垢材から削り出して製作され、その表面を磨き上げることで独特の輝きを生み出している。さらに、製作には溶接を使用していないとされる。

    その希少性もあって、このヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセの価値は500万~650万ドル(約7億5000万~9億7500万円)と評価されている。

    その姿はモナコで撮影され、写真や動画がSNSで拡散。F1ファンだけでなく、スーパーカーファンからも大きな注目を集めている。


    希少車が並ぶアロンソのコレクション
    ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセは、8.0リッターW16クワッドターボエンジンを搭載するヴェイロンの高性能オープントップモデルだ。

    アロンソは以前から希少なロードカーを数多く所有している。コレクションにはメルセデス・ベンツ CLK GTR、アストンマーティン・ヴァリアント、パガーニ・ゾンダなどが含まれており、今回のワンオフ仕様のヴェイロンも、その豪華なラインアップに加わることになった。

    とりわけCLK GTRやゾンダ、ヴェイロンはいずれもコレクター市場で高い評価を受けるモデルであり、アロンソのガレージには自動車史に名を残す希少車が並んでいる。

    SNSでは、アロンソが希少なハイパーカーを次々と集めていることについて、「ポケモンカードのように集めている」といったファンの反応も見られた。

    2026年のF1ではアストンマーティンとともに厳しい戦いを続けているアロンソだが、モナコでのプライベートでは、世界に1台とされる磨き上げられたアルミニウムボディのブガッティ・ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセという、特別な一台を新たな愛車として迎え入れた。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1で2027年続投を示唆「将来に楽観的」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1で2027年続投を示唆「将来に楽観的」

    フェルナンド・アロンソが、自身のF1での将来について新たなヒントを示した。アストンマーティンの2027年に向けたプロジェクトについて「楽観的」と語り、来季もチームに残る可能性をうかがわせている。

    F1スペインGPでは、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムが、アロンソを2026年限りで引退させないために働きかける考えを示した。

    一方、ホンダF1側からはビン・スライエムの発言に慎重な見方も示されているが、アストンマーティン内部では2度のF1ワールドチャンピオンが2027年もチームに残ることへの期待がある。

    アロンソ「チーム全員が楽観的だと思う」
    アストンマーティン公式YouTubeチャンネルのインタビューで、チームアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサから将来への見通しを尋ねられたアロンソは、2027年に向けたチームの状況について語った。

    アロンソによれば、アストンマーティンは当初想定していたほどの競争力を発揮できず、その現実はチームにとって大きなショックだったという。しかし、問題が明らかになったことで、むしろチーム内の結束は強まったと説明している。

    「チーム全員が楽観的だと思う。僕たちは予想していたほど競争力がなかった。それが事実だ。正しい方向に進めていないと感じたことは、最初はショックだった」

    「でも、このチームとプロジェクトのいいところは、本当に、本当に優秀な人材がいることだ。最高の施設があるし、将来タイトルを争える存在になろうというモチベーションもある」

    2026年シーズン序盤に問題を把握した段階で、改善へ向けた方向性は明確になったとアロンソは振り返る。

    「初日を終えた時点で、どの方向へ進むべきかは明確だった。状況を改善するためなら何でもやるという姿勢で、全員がひとつになった」

    「マシンを正しい位置に持っていくために、シーズン後半まで待とうということで意見が一致した」

    「厳しいスタートになったけど、それは状況を改善するためにみんなが努力しなかったからではない。ただ時間が必要だったということだ。僕は将来について楽観的だ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    2027年もアストンマーティンでF1継続か
    アロンソとアストンマーティンの双方から2027年について正式な発表はまだない。しかし、今回の発言は、アロンソ自身が現在のプロジェクトの先にある将来を見据えていることを示すものとなった。

    アロンソは2013年F1スペインGP以来、グランプリで勝利を挙げていない。近年は自身の引退時期について繰り返し質問を受けてきたものの、競争力を失ったシーズンを最後にF1を去ることを望んでいないことも示している。

    一部ではアロンソが2026年限りでF1キャリアに終止符を打つ可能性も取り沙汰されてきたが、最近では2027年もアストンマーティンに残留し、さらにその先まで現役を続ける可能性が報じられている。

    2026年は期待通りのスタートとはならなかったアストンマーティンだが、アロンソの「将来について楽観的」という言葉は、チームの再建だけでなく、自身のF1キャリアが2027年にも続く可能性を改めて示唆するものとなっている。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題に不満「エンジンは非常に悪かった」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題に不満「エンジンは非常に悪かった」

    フェルナンド・アロンソは、F1スペインGPの決勝でホンダF1のパワーユニット(PU)に深刻な問題を抱えたとして、アストンマーティンに原因を詳しく調査するよう求めた。

    マドリンクで行われた決勝で、アロンソは優勝したアンドレア・キミ・アントネッリから2周遅れの17位でフィニッシュ。レース後には「今日のエンジンは非常に悪かった」と語り、特にブースト制御や低速からのパワー回復に問題があったことを明かした。

    アロンソ「エンジンは非常に悪かった」
    アストンマーティンは、パワー不足が課題となっているホンダF1のPUにとって高速のモンツァでは苦戦を予想していた。一方、初開催となったマドリンクでのF1スペインGPは、チームにとって未知数の部分が多い週末だった。

    ザントフォールトでポイントを獲得した勢いを再現することはできず、アロンソは17位。決勝ではホンダF1のPUに複数の問題を感じていたという。

    「今日のエンジンは非常に悪かった。ブーストコントロールが難しかったと思うし、ピットストップでは危うくエンストしそうになった」

    「ブルーフラッグで他のマシンを先に行かせるために減速したときも同じだった。その後、エンジンがなかなか回復してくれなかったので、ブルーフラッグのたびにかなりタイムを失っていた」

    「何が起きていたのか分析する必要がある」

    ホンダF1はスペインGP後、ドライバビリティ面で十分な進歩を遂げたことで、今後はPUのパフォーマンス向上に全面的に集中できる段階に入ったとの認識を示している。しかし、今回アロンソが訴えた症状については、アストンマーティンとホンダF1にとって新たな検証項目となる。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ホンダF1

    ストロールはデブリでダウンフォースを大幅に喪失
    一方、もう1台のアストンマーティンAMR26を駆るランス・ストロールは完走できなかった。

    ストロールはスタート直後にデブリを踏み、その影響で大幅なダウンフォースを失ったと説明。さらにレース中にはブレーキペダルが奥まで入る問題も発生し、エスケープロードでマシンを動かせなくなったことでリタイアを余儀なくされた。

    「1周目の後にダメージがあった。デブリに当たって、40~50ポイントくらいのダウンフォースを失った」

    「それからレース中にブレーキの問題も出た。ペダルがものすごく奥まで入るようになって、それでロックアップした。長いブレーキペダルの問題があって、ダメージもあった」

    「マシンの向きを変えようとしたけど、回転させるだけのパワーがなかった。そこから僕たちのレースは徐々に悪化していった」

    マドリンクではフェラーリのルイス・ハミルトンも同様にブレーキペダルが長くなる症状を訴え、最終的にリタイアしている。

    ストロールは予選でも水圧系の問題が疑われるトラブルによってタイムを記録できなかった。また、アストンマーティンがPUを交換したことで40グリッド降格ペナルティを抱えており、今回が今季9度目のリタイアとなった。

    「大幅にパワーが足りず、信頼性の問題もあって、ダウンフォースも望んでいるレベルに達していない。そういう状況なら、常に難しくなる」

    「これらすべてを改善するまでは、厳しい状況が続くだろう」

    アストンマーティンは現在、コンストラクターズ選手権で3ポイントの最下位10位。ホンダF1がPUのパフォーマンス開発へ重点を移すなか、アロンソがマドリンクで経験したブースト制御とパワー回復の問題についても、原因究明が急がれる。

  • フェルナンド・アロンソ F1現役続行に含み「契約更新なら何年も続ける」

    フェルナンド・アロンソ F1現役続行に含み「契約更新なら何年も続ける」

    フェルナンド・アロンソが、自身のF1での将来についてこれまでとはやや異なる姿勢を示した。アストンマーティンとの契約を更新するかどうかはまだ決断していないものの、身体的にもパフォーマンス面でも現役を続ける準備はできていると強調している。

    44歳のアロンソは、引退を決断する基準について「他のドライバーより遅くなったと感じたとき」と明言。その瞬間はまだ訪れていないとし、もし契約更新を選択した場合には、単なる「あと1年」ではなく、その先も複数年にわたってF1で走り続ける可能性があると語った。

    「他のドライバーより遅くなったと感じたら辞める」
    アロンソの将来を巡っては、2026年シーズンを通じて引退の可能性がたびたび話題になってきた。一方で、本人が判断材料として重視しているのは年齢そのものではなく、自身の競争力だ。

    F1スペインGPでは厳しい結果に終わったものの、アロンソは自分自身の速さがライバルに対して衰えたとは考えていない。

    「他のドライバーより遅くなったと感じたら辞める。その瞬間はまだ来ていない」

    アロンソにとって、これは現役続行を判断するうえで明確な基準となっている。自身が最高レベルで戦える限り、年齢だけを理由にF1を離れるつもりはないという姿勢だ。

    一方、契約更新を決める際には、自身のパフォーマンス以外にも複数の要素が関係する。なかでも重要になるのが、アストンマーティンの競争力と今後のF1レギュレーションの方向性だ。

    2026年からアストンマーティンはホンダF1とワークス体制を開始したが、期待された結果にはまだ結びついていない。アロンソは今後、チームがどこまで競争力を高められるのかを見極めながら、自身の将来を判断することになる。

    契約更新なら「あと1年」とは限らない
    さらにアロンソは、契約を更新した場合の期間についても興味深い発言を残した。

    F1スペインGPが開催されたマドリンクでは、地元ファンからアロンソに対して「もう1年」という声が送られた。しかし本人は、次の契約が必ずしも1シーズンだけになるとは考えていない。

    「決断しなければならない。でも、もし契約を更新するなら、それを『あと1年』だと考える必要はない。契約を更新したら、何年も続けるかもしれない」

    この発言は、アロンソがF1でのキャリアを短期的な延長だけで考えているわけではないことを示している。

    現在のところ、アロンソは身体面でも精神面でもF1を続けられる状態にあると考えており、自身のドライビングについても競争力を失ったという感覚は持っていない。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    決断を左右するアストンマーティンの将来
    その一方で、アロンソが残留を決めるには、自分自身の状態だけでなく、アストンマーティンのプロジェクトがどの方向へ進むのかも重要になる。

    新しいパワーユニット規則が導入された2026年は、チームにとって大きな転換点となった。ホンダF1とのワークス体制、新しい技術規則、そしてチームの開発力が今後どのような結果につながるのかは、アロンソの決断にも影響するとみられる。

    また、今後F1の技術規則がどのように変更されていくかについても、アロンソは関心を示している。マシンの特性やレースのあり方を含め、F1が向かう方向そのものも、自身が現役を続けるかどうかを考える材料になる。

    現時点で契約更新について正式な決断は下されておらず、発表時期も明らかになっていない。ただし、「遅くなったら辞める」という本人の基準に照らせば、少なくともアロンソ自身はまだ引退すべき段階には達していないと感じている。

    これまで「あと何年走るのか」が焦点となってきたフェルナンド・アロンソだが、今回の発言では、契約を更新する場合にはさらに複数年にわたってF1に参戦する可能性まで明確に残した。最終的な判断を左右するのは年齢ではなく、自身の競争力、アストンマーティンの将来性、そしてF1そのものが今後どの方向へ進んでいくかになりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ F1とFIA首脳に改革直訴「2031年まで待てない」

    フェルナンド・アロンソ F1とFIA首脳に改革直訴「2031年まで待てない」

    フェルナンド・アロンソは、現在のF1が抱える問題について、F1のステファノ・ドメニカリCEO、FIAのモハメド・ビン・スライエム会長の双方と直接話し合っていることを明かした。

    以前から2026年F1レギュレーションを厳しく批判してきたアロンソは、初開催となったF1スペインGPのマドリンクでも、エネルギーマネジメントによってドライバーの技量が結果に反映されにくくなっていると指摘。「2031年まで待つことはできない」と訴え、自身の経験をF1の改善に役立てることも「責任」だと語った。

    アロンソがF1とFIAトップと直接協議
    アロンソの将来をめぐっては、ビン・スライエムが2度のF1ワールドチャンピオンを引退させないために働きかける意向を示したことが注目を集めた。

    その発言は、アロンソやホンダをF1にとどめるため、FIAが規則変更まで検討する可能性を示唆したものとして受け止められ、一部で物議を醸した。その後、特定のドライバーやメーカーを優遇する意図は否定されている。

    アロンソ自身は2027年もF1を続けるかどうかについて、依然として明言していない。

    「分からない。来年について自分の考えを決めるために、まだ検討しなければならないことがたくさんある」

    一方、ビン・スライエムと話したことについては認めた。

    「彼とは話した。でも、ステファノとは毎週のように定期的に話している。F1はこのままでは続けられないからだ」

    ここでアロンソが問題視しているのは、自身の去就だけではない。2026年から導入された新世代F1マシンそのものが、ドライバーの能力を十分に引き出せていないという点だ。

    「2031年まで待つことはできない」
    アロンソは、現行レギュレーションの問題を修正するために次の大規模な規則変更まで待つべきではないと主張する。

    「僕たちは……適切なスポーツになるまで2031年まで待つことはできない」

    「だから、自分の経験を生かして、できる限り改善するために彼らを助けることも僕の責任だと思っている」

    その問題を象徴する例としてアロンソが挙げたのが、マドリンクのラ・モニュメンタル(La Monumental)を含むターン10から12の区間だった。

    24%のバンク角を持つラ・モニュメンタルは、マドリンクを象徴する高速セクションとして設計された。しかし、アロンソによれば、現在のF1マシンではドライバーが限界を探りながらタイムを削る場所ではなく、MGU-Kからどれだけエネルギーを使えるかによって速さが左右されてしまうという。

    「ある意味、悲しいことだ。この世代のマシンで、ここみたいな素晴らしいサーキットに来て、ラ・モニュメンタルを含むターン10から12のようなチャレンジングな場所があるのに、ドライバーの入力はほとんど何の意味も持たない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「勇気がある方が速い。それがモータースポーツ」
    アロンソは近くにいたアストンマーティンのシニア・コミュニケーション&メディアマネージャー、マイケル・クレイトンを例に挙げ、現在の状況を皮肉った。

    「マイケルだってターン10から12を走れる。MGU-Kのデプロイなしで全開で行って、あるところで“K”が入れば、出口で速くなる」

    「でも、F1、そしてモータースポーツというものは、ターン10から12で、もしマイケルの方が僕より勇気があれば彼の方が速い、僕にもっと能力があれば僕の方が速い、そういうものであるべきだ」

    「予選というのはそうあるべきだ。でも今は、どれだけSOCが残っているかによって速くなったり遅くなったりするだけだ」

    ここでいうSOC(State of Charge)は、バッテリーに残されているエネルギー量を意味する。2026年F1では電動側の出力が大幅に高められており、エネルギーの回生と使用がラップタイムを左右する重要な要素となっている。

    「マックスよりマイケルが速くなってはいけない」
    アロンソはさらに、マックス・フェルスタッペンを引き合いに出し、ドライバーの技量よりエネルギーの状態が速さを決める状況への違和感を強調した。

    「ターン10から12では、誰が速くても構わない。でも、名前を出したくはないけど、バッテリーが多いというだけでマイケルがマックス・フェルスタッペンより速くなってはいけない」

    「ターン10から12は、それほど素晴らしいコーナーなんだ。そこでマイケルとの差を生み出すのは、マックス・フェルスタッペンでなければならない」

    「でも今は、それができない」

    アロンソがドメニカリやビン・スライエムと話している背景には、自身のF1引退をめぐる問題だけでなく、現行レギュレーションに対する根本的な危機感がある。

    45歳のアロンソはまだ2027年の去就を決めていないが、その一方で、20年以上にわたるF1経験を生かしてスポーツの方向性に意見することを自らの役割と位置づけている。マドリンクでの批判も単なるコースへの不満ではなく、「ドライバーが違いを生み出すF1」を取り戻すべきだという、2026年規則そのものへの問題提起となっている。

  • フェルナンド・アロンソ F1スペインGPで接触のサインツに苦言「不必要だった」

    フェルナンド・アロンソ F1スペインGPで接触のサインツに苦言「不必要だった」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1スペインGP決勝でカルロス・サインツJr.と接触した一件について「不必要だった」と苦言を呈した。高速走行中に壁側へ押しやられたと主張し、サインツJr.に科されたペナルティは妥当だったとの見解を示した。

    18番グリッドからスタートしたアロンソは、母国スペインのファンの前で順位浮上を目指したが、サインツJr.のウィリアムズとのバトルで接触。AMR26のフロントウイングを損傷し、交換のために予定外のピットストップを余儀なくされた。

    「340km/hで壁側に押しやられた」
    アロンソはレース後、サインツJr.のドライビングについて不満を隠さなかった。

    「340km/hで壁側に押しやられた。不必要だった」

    「左側には十分なスペースがあった。でも、これが初めてというわけではない。今日は彼にペナルティが科されたけど、これまでには科されなかったこともある」

    スチュワードはこの接触についてサインツJr.にペナルティを科した。アロンソもその裁定を支持した。

    「残念ながらカルロスにぶつけられて、フロントウイングを交換するためにピットに入らなければならなかった。ペナルティが出た。それがFIAの下した判断で、僕は正しかったと思う」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「彼にとって難しい週末だった」
    アロンソは今回の接触だけでなく、サインツJr.がF1スペインGPを通してトラブルの多い週末を過ごしていたことにも言及した。

    「彼にとって難しい週末だった。昨日は予選でペナルティがあったし、今日はスタートで1台と接触した。そういうことは起こり得る。少し歯車がかみ合わない週末というものはある」

    一方、接触によるフロントウイングの損傷が自身の最終結果を決定づけたわけではないとも認めている。

    「その後は僕たちにとって難しいレースになった。でも、僕たちにあったペースを考えれば、最終結果はそれほど変わらなかったと思う」

    アロンソは最終的に17位でフィニッシュ。ポイント獲得には届かなかったものの、母国ファンからの大きな声援については「今日はファンのサポートを見ることができて素晴らしかった。雰囲気を本当に楽しんだ」と感謝を口にした。

    母国F1スペインGPで厳しい結果に終わったアロンソ。レース結果そのものについてはマシンのペースを冷静に受け止めた一方、サインツJr.との接触については「不必要だった」と明確に批判し、高速域で十分なスペースを残さなかったドライビングに不満を示した。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題を指摘「ブースト制御にも問題」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題を指摘「ブースト制御にも問題」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1スペインGP決勝を17位で終えた後、アストンマーティン・ホンダがホンダF1のパワーユニット(PU)で「多くの問題」を抱えていたことを明かした。特にエネルギーマネジメントとコーナー出口でのブースト制御に問題があり、ピットストップ後の発進にも影響していたという。

    初開催のマドリンクでアストンマーティンは厳しい週末を過ごした。アロンソは予選でQ1敗退の18番手に終わり、決勝でもポイント争いに加わるだけのペースを発揮できず17位。

    レース後には「最終的には自分たちにふさわしい順位に落ち着いた」と現状を率直に認めた。

    「パワーユニットに多くの問題があった」
    アロンソはF1スペインGPの週末から何を持ち帰ることができるかと問われ、マシン全体の改善とともにPUについて具体的な問題点を挙げた。

    「改善を続けて、すべてについて学んでいく必要があると思う」

    「ここではパワーユニットに多くの問題があった。エネルギーをコントロールすることや、コーナー出口でのブースト制御とか、そういった部分だ」

    2026年のF1では、パワーユニットに占める電動エネルギーの重要性が大幅に高まっている。そのため、単純な内燃エンジンの出力だけではなく、限られた電気エネルギーをどこで使い、コーナー出口からどのようにパワーを供給するかがパフォーマンスを大きく左右する。

    マドリンクでは長い全開区間だけでなく、低速コーナーからの加速も重要になる。アロンソの発言からは、アストンマーティン・ホンダがそうした局面でPUから狙い通りのパフォーマンスを引き出せていなかったことがうかがえる。

    ピットストップ後の発進にも影響
    問題はコース上でのエネルギーマネジメントだけではなかった。アロンソによれば、決勝ではピットストップ後にマシンを発進させる場面でもエンジンの扱いに苦労していたという。

    「今日はピットストップでさえ難しかった。その後に発進するときのエンジンにも問題があった」

    「だから、次に向けて改善しなければならないことがいくつかある」

    アロンソは予選後にも、マドリンクでパワーユニットの影響が予想以上に大きかったことを指摘していた。決勝後のコメントでは、その問題が単なるストレートスピードだけではなく、エネルギーとブーストの制御にまで及んでいたことをより具体的に説明した形だ。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「僕たちにはペースがなかった」
    アロンソは、17位という結果についても厳しい評価を下した。

    「難しいレースだった。僕たちにはペースがなかったから、最終的には自分たちにふさわしい順位に落ち着いたと思う」

    ポイント獲得にはセーフティカーや多数のリタイアなど、通常とは異なる展開が必要になると考えていた。

    「今日は状況を変えるために混乱したレースが必要だった。でも結局、戦えるものはあまりなかった」

    それでもアストンマーティンは、残りのシーズンを見据えて投入したアップデートパッケージの理解を進めるため、さまざまなアプローチを試したという。

    「いろいろなことを試したし、アップデートされたパッケージについて学び続けた」

    アストンマーティン・ホンダにとって、初開催のマドリンクは期待とは対照的に厳しい週末となった。予選で表面化したパフォーマンス不足に加え、決勝ではアロンソがエネルギーマネジメントやブースト制御といったホンダF1のPUに関する具体的な課題を指摘。次戦に向け、車体とパワーユニットの双方で改善を進める必要性が改めて浮き彫りになった。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1エンジンの影響を指摘「ストレートで37km/h差」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1エンジンの影響を指摘「ストレートで37km/h差」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第14戦スペインGPの予選を18番手で終え、アストンマーティンの苦戦にホンダF1のパワーユニット(PU)が大きく影響しているとの見方を示した。

    アロンソは、アストンマーティンAMR26のコーナリング性能には明確な進歩を感じている一方、「ストレートでは37km/hの差がある」とトップスピード不足を指摘した。

    母国スペインで初開催されたマドリンクで、アロンソは1分35秒388を記録したもののQ1敗退。チームメイトのランス・ストロールは水圧系の問題が疑われたため予選でタイムを記録できず、アストンマーティンは2台ともQ2へ進めなかった。

    「エンジンの影響は考えていたよりずっと大きかった」
    アロンソは前戦F1イタリアGPが開催されたモンツァよりも、マドリンクではパワーユニットの影響が小さくなることを期待していた。

    特にザントフォールトでAMR26が示したパフォーマンスを踏まえれば、いくつかの改善を加えることでマドリードではより上位を争えるとの期待があった。しかし、実際に走行するとパワーユニットの影響は予想以上だったという。

    「ザントフォールトでは最初のホンダエンジンを見て、3つか4つのことを改善すれば、ここではチャンスがあると思っていた。でも、エンジンの影響は僕たちの多くが考えていたよりずっと大きかった」

    アロンソはさらに、ストレートで抱えている速度差を具体的な数字で説明した。

    「ストレートでは37km/hの差がある。これではオーバーテイクできる場所がない」

    初開催のマドリンクでは追い抜きの難しさが週末を通じて話題となっている。後方18番手からスタートするアロンソにとって、ストレートスピードの不足は予選だけでなく決勝でも大きな課題となる。

    「FP1からマシンは改善できた」
    一方で、予選後のF1公式インタビューでアロンソは、金曜日から土曜日にかけてアストンマーティンがマシンを前進させたことを評価している。

    「難しかった。FP1から今までにマシンは改善できたと思う。でも同時に、サーキットがどう進化して、グリップレベルがどう上がっていくのかを追いかける必要もある。そこにも対応していかなければならない」

    初開催の市街地サーキットでは、走行を重ねるにつれて路面にラバーが乗り、グリップレベルが大きく変化する。アロンソは、そうしたコンディションの変化への対応も重要だったと説明した。

    「ストリートサーキットではいつも同じようなことが起きるけど、僕たちはうまくやったと思う。今日は最大限を引き出した」

    アストンマーティンのプレスリリースでも、アロンソは予選で得られた結果がおそらく現状の最大限だったとの認識を示している。

    「サーキットは難しく、高速なのでアドレナリンが高まるラップだった。今日の予選では、おそらくこれが僕たちにできる最大限だったと思う。決勝で何ができるか見てみる必要がある」

    予選18番手でも「マシンには満足していた」
    Q1敗退という結果とは対照的に、アロンソ自身は予選でのAMR26の感触についてポジティブだった。

    「今はマシンに満足していた。ウィリアムズとは0.1秒以内だったと思う。彼らはおそらく今年、予選では僕たちより最も良かったチームのひとつだから、これが現状なんだと思う」

    実際、アロンソは18番手、その前の17番手にはカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が並んだ。アロンソはザントフォールトとの比較からも、アストンマーティンがコーナーで大きく前進したと考えている。

    「ザントフォールトではウィリアムズから0.5秒離されていたけど、ここでは同じ0.1秒以内にいる。コーナーではものすごく改善した」

    つまりアロンソの評価では、AMR26のシャシー側は前進している。コーナリング性能が改善し、予選後には「マシンには満足していた」と語れる状態まで来ているにもかかわらず18番手にとどまったことで、パワーユニットとストレートスピードの不足がより大きな制約として浮かび上がった形だ。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    オーバーテイク困難「すべてを最大限に生かす」
    アストンマーティンのプレスリリースでアロンソは、決勝ではオーバーテイクが難しくなるとの見通しを示した。

    「オーバーテイクは難しそうだから、ポジションを上げるためにすべてを最大限に生かさなければならない」

    予選後のインタビューでも、FIA F3とFIA F2で行われたレースを引き合いに出し、同様の見解を示している。

    「明日は、まずチェッカーフラッグを見ることが最初の目標になる。そのうえで、オーバーテイクは難しくなると思う」

    「F3とF2を見ても、オーバーテイクが簡単なサーキットではなかった。でも、何が起きるか分からない。特に僕たちの前で混乱が起きれば、そこから利益を得る必要がある」

    純粋なペースとストレートスピードだけを考えれば、18番手から順位を上げるのは容易ではない。それだけに、戦略やセーフティカーなどレース中に生まれる展開を逃さないことが重要になる。

    母国ファン「今週末で一番よかった部分」
    厳しい結果となった一方、アロンソを後押ししているのがマドリードに集まった母国ファンだ。

    アストンマーティンのプレスリリースでは、スタンドから送られた声援について次のように語った。

    「今日はファンがとても熱狂的だった。グランドスタンドにたくさんの緑とエネルギーがあるのを見るのは素晴らしかった」

    さらに予選後には、「ファンが今週末で一番よかった部分だ」とも語り、厳しい週末のなかで母国からのサポートに感謝した。

    FP1からセットアップを改善し、AMR26のコーナリング性能について「ものすごく改善した」と評価しながらも、18番手でQ1敗退となったアロンソ。その理由として本人が強調したのが、想定以上に大きかったホンダF1のパワーユニットの影響だった。ストレートで37km/hの速度差があると訴えるなか、決勝ではまず完走を果たし、初開催のマドリンクで生まれる不確定要素を利用してポジションを取り戻すことを狙う。

  • フェルナンド・アロンソ F1スペインGP初日「直線速度不足で追い抜きはほぼ不可能」

    フェルナンド・アロンソ F1スペインGP初日「直線速度不足で追い抜きはほぼ不可能」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1スペインGP初日のフリー走行を終え、アストンマーティンの直線スピード不足から、決勝でのオーバーテイクは「ほぼ不可能」になるとの厳しい見通しを示した。

    母国スペインで迎えたマドリンク初走行で、アロンソはFP1を15番手、FP2を17番手で終了。FP1終盤に発生したクラッチトラブルによってFP2の走行開始が遅れ、予定していたプログラムを十分に消化できなかった。

    さらにホンダ製パワーユニットについても、ラップ終盤のエネルギーマネジメントに改善すべき点があると指摘した。

    クラッチ問題でFP2のプログラムに遅れ
    アロンソはFP1で1分36秒473を記録して15番手。セッション終了後のスタート練習中にクラッチの問題が発生し、修復作業の影響でFP2への出走が遅れた。

    「残念ながらFP1の最後、スタート練習をしているときに問題が起きた。それでFP2のプログラムが少し遅れてしまった」

    「ロングランとショートランのタイミングが他のみんなとずれてしまった。理想的なFP2ではなかったし、プログラムとしても少し遅れている」

    FP2では最終的に16周を走行し、1分36秒780で17番手。ソフトタイヤでのアタックではトラフィックにも遭遇し、自己ベストを更新していたラップを断念する場面もあった。

    ただし、アロンソはトラフィックだけを原因とは考えていない。

    「トラフィックの中では難しかったけど、タイミングがずれていたのは僕たちのミスだ。だから明日はもっと良くなると思う」

    ホンダPUはラップ終盤のエネルギー管理が課題
    予選に向けてアロンソが挙げたもうひとつのポイントが、タイヤ温度とバッテリーの充電状態だ。

    マドリンクではラップをまとめるために、タイヤを適切な作動温度に入れるだけでなく、長い全開区間に備えて電気エネルギーを管理する必要がある。

    「タイヤ温度と、ラップ終盤でのバッテリーの充電状態をうまく合わせる必要がある。最後の数コーナーで少し違うドライビングをすると、ホンダのパワーユニットではかなり敏感に反応するように感じる」

    「まだ発見していることがいくつかあるし、そこは確実に修正する必要がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「僕たちにとって追い抜きはほぼ不可能」
    初開催のマドリンクについて、アロンソは決勝でのオーバーテイクが容易ではないと予想。特にアストンマーティンにとっては、直線でのパフォーマンス不足が大きなハンディになるとみている。

    「追い抜きは難しくなると思う。そして僕たちにとっては、ストレートでの不足があるから、ほぼ不可能だ。だから予選が重要になる」

    一方、ウォールが近い新コースだけに、セーフティカーや赤旗などによってレース展開が大きく動く可能性もある。

    「ウォールがこれだけ近ければ、セーフティカーや赤旗が出る可能性もある。集中して、チェッカーフラッグまで走り切り、自分たちのレースをする必要がある」

    「予選がどんな結果になったとしても、日曜日に完璧なレース運びができれば、まだチャンスはあると思う。それが僕たちの目標だ」

    FP2で十分な走行時間を確保できず、マシンとパワーユニットの最適化にも課題を残したアロンソ。それでも、追い抜きが難しいと予想されるマドリンクでは予選順位の価値が高い一方、決勝ではアクシデントやセーフティカーがチャンスを生む可能性もある。まずは予選でAMR26のポテンシャルを最大限に引き出し、決勝では確実にチェッカーまで走り切る――それが、アロンソが母国スペインで掲げる現実的な目標だ。

  • FIA会長 アロンソF1残留へホンダ追加救済に動く「引退させるわけにはいかない」

    FIA会長 アロンソF1残留へホンダ追加救済に動く「引退させるわけにはいかない」

    FIAのモハメド・ビン・スライエム会長が、フェルナンド・アロンソのF1残留を後押しするため、アストンマーティンのパワーユニット(PU)パートナーであるホンダに対する新たな支援策を模索していることが明らかになった。

    アロンソは2027年もF1に参戦するかどうかをまだ決めていない。現在のF1レギュレーションに魅力を感じられないことに加え、アストンマーティンとホンダの競争力にも不透明感がある。

    そこでビン・スライエムは、ホンダの開発を加速させることでアストンマーティンの競争力向上を促し、アロンソがF1に残る理由を作ろうとしている。

    ビン・スライエムがローレンス・ストロールと会談
    The Raceによると、ビン・スライエムはF1スペインGPを前にした木曜日、アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールと会談。ホンダのPU開発を支援し、チームの競争力向上とアロンソとの新契約につなげるための行動計画について話し合ったという。

    ビン・スライエムは前戦F1イタリアGPでもアロンソ本人と話しており、マドリードでもさらに協議する予定だ。

    その発端となったのが、モンツァでのアロンソの様子だった。

    「彼がとても悲しそうにしているのを見た」とビン・スライエムは語った。

    「僕は彼に『フェルナンド、自分の国に来るというのに、2度のワールドチャンピオンでありながら今は最後尾にいる。それが受け入れられないということは理解している』と話した」

    さらにビン・スライエムは、すでにFIAがホンダを支援するために動いてきたことにも言及した。

    「我々は5月に、合法的な形でチームとエンジンが改善できるように何かを行った」

    「そして彼にはこう言った。『我々が何をするつもりなのかを僕から言うつもりはない。君が何を望んでいるのか教えてほしい。ドライバーなのだから、結果を改善するために我々に何をしてほしいのかを教えてくれ』とね」

    ADUOとは別の追加支援策を検討
    ビン・スライエムが言及した5月の措置とは、ホンダに認められたADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities/追加開発・アップグレード機会)の救済措置を指している。

    FIAは2026年型PUの性能差を縮小するため、基準を下回ったメーカーに追加の開発機会を与えるADUOを導入。ホンダは追加のベンチテスト時間に加え、開発費として最大1900万ドルの追加枠を利用できるようになった。ただし、その一部は将来の開発予算を前倒しする形となっている。

    しかし、今回検討されているのは、このADUOとは別の新たな支援策だという。

    現時点でホンダとの間で具体的な規則変更について詳細な協議が始まっているわけではなく、内容も決まっていない。

    選択肢としては、PUのホモロゲーションに関する自由度の拡大、追加の開発費枠、あるいはホンダが開発上の制約になっていると考えている特定分野のレギュレーション変更などが考えられている。

    ただし、こうした変更を実現するには他のPUメーカーからの支持も必要になる。

    各メーカーは以前のADUOを巡る協議では、自社の競争上の利益だけを優先せず、ホンダへの追加支援を認めることで合意している。今回も同様の合意を形成できるかが焦点になる。

    アロンソ「来年のルールはまだ変更されると思っている」
    アロンソ自身もF1スペインGPを前に、2027年に向けて現在の規則が最終形ではない可能性を示唆していた。

    「来年のルールについては、まだ再び調整される必要があると思っている。これが最終版ではないという希望はまだ持っている」

    この発言はパドックで注目を集めたが、ビン・スライエムとの一連の話し合いを踏まえたものだった可能性がある。

    アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックも、アロンソの将来は単一の要素だけで決まるものではないと説明している。

    「彼自身、変えてほしいものがひとつだけではないことを明確にしていると思う」

    「このスポーツには彼のような人物が必要だ。フェルナンドが続けるところを、我々全員が見たいと思っているはずだ」

    「それを実現するために何ができるのか。それは実行されると思う。そして良い解決策にたどり着き、彼が続けてくれることを願っている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「フェルナンドを引退させるわけにはいかない」
    ビン・スライエムは、アロンソが競争力不足を理由にF1を去ることだけは避けたいとの考えを強く示している。

    「フェルナンドを去らせるわけにはいかない」

    「彼は成功しなければならない。そして、自分が望むときに去ればいい。パフォーマンスのせいで去ることを強いられるような形であってはいけない」

    ビン・スライエムはさらに「彼の考えを変えられるように話をする」と述べ、アロンソの2027年F1残留に向けて自ら働きかける意向を明言している。

    ホンダは2026年にアストンマーティンのワークスPUパートナーとしてF1に復帰したものの、ここまで競争力の面で苦戦している。イタリアGPではアップグレードされたPUを投入したが、期待されたほどの前進にはつながらなかった。

    FIA側が懸念しているのは、現在の状況が長引けばアロンソの引退だけでなく、ホンダ自身が将来的なF1活動について疑問を抱く可能性まであることだという。

    アロンソをF1に残したいというビン・スライエムの意向は、単なる一人のドライバーの去就問題にとどまらない。ホンダの競争力回復とアストンマーティンの浮上、そしてF1全体の競争環境をどう改善するかという問題と結びつき始めている。