フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題を指摘「ブースト制御にも問題」

フェルナンド・アロンソ ホンダF1のPU問題を指摘「ブースト制御にも問題」

フェルナンド・アロンソは、2026年F1スペインGP決勝を17位で終えた後、アストンマーティン・ホンダがホンダF1のパワーユニット(PU)で「多くの問題」を抱えていたことを明かした。特にエネルギーマネジメントとコーナー出口でのブースト制御に問題があり、ピットストップ後の発進にも影響していたという。

初開催のマドリンクでアストンマーティンは厳しい週末を過ごした。アロンソは予選でQ1敗退の18番手に終わり、決勝でもポイント争いに加わるだけのペースを発揮できず17位。

レース後には「最終的には自分たちにふさわしい順位に落ち着いた」と現状を率直に認めた。

「パワーユニットに多くの問題があった」
アロンソはF1スペインGPの週末から何を持ち帰ることができるかと問われ、マシン全体の改善とともにPUについて具体的な問題点を挙げた。

「改善を続けて、すべてについて学んでいく必要があると思う」

「ここではパワーユニットに多くの問題があった。エネルギーをコントロールすることや、コーナー出口でのブースト制御とか、そういった部分だ」

2026年のF1では、パワーユニットに占める電動エネルギーの重要性が大幅に高まっている。そのため、単純な内燃エンジンの出力だけではなく、限られた電気エネルギーをどこで使い、コーナー出口からどのようにパワーを供給するかがパフォーマンスを大きく左右する。

マドリンクでは長い全開区間だけでなく、低速コーナーからの加速も重要になる。アロンソの発言からは、アストンマーティン・ホンダがそうした局面でPUから狙い通りのパフォーマンスを引き出せていなかったことがうかがえる。

ピットストップ後の発進にも影響
問題はコース上でのエネルギーマネジメントだけではなかった。アロンソによれば、決勝ではピットストップ後にマシンを発進させる場面でもエンジンの扱いに苦労していたという。

「今日はピットストップでさえ難しかった。その後に発進するときのエンジンにも問題があった」

「だから、次に向けて改善しなければならないことがいくつかある」

アロンソは予選後にも、マドリンクでパワーユニットの影響が予想以上に大きかったことを指摘していた。決勝後のコメントでは、その問題が単なるストレートスピードだけではなく、エネルギーとブーストの制御にまで及んでいたことをより具体的に説明した形だ。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

「僕たちにはペースがなかった」
アロンソは、17位という結果についても厳しい評価を下した。

「難しいレースだった。僕たちにはペースがなかったから、最終的には自分たちにふさわしい順位に落ち着いたと思う」

ポイント獲得にはセーフティカーや多数のリタイアなど、通常とは異なる展開が必要になると考えていた。

「今日は状況を変えるために混乱したレースが必要だった。でも結局、戦えるものはあまりなかった」

それでもアストンマーティンは、残りのシーズンを見据えて投入したアップデートパッケージの理解を進めるため、さまざまなアプローチを試したという。

「いろいろなことを試したし、アップデートされたパッケージについて学び続けた」

アストンマーティン・ホンダにとって、初開催のマドリンクは期待とは対照的に厳しい週末となった。予選で表面化したパフォーマンス不足に加え、決勝ではアロンソがエネルギーマネジメントやブースト制御といったホンダF1のPUに関する具体的な課題を指摘。次戦に向け、車体とパワーユニットの双方で改善を進める必要性が改めて浮き彫りになった。