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  • F1スペインGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:角田裕毅は8番手

    F1スペインGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:角田裕毅は8番手

    F1スペインGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。9月11日(金)にマドリンクで2026年のF1世界選手権 第14戦 スペイングランプリのフリープラクティス2が行われた。

    トップタイムを記録したはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は8番手。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが17番手、ランス・ストロールが20番手だった。

    ■ アントネッリが最速 フェラーリ勢が0.15秒以内
    フリー走行2回目はアンドレア・キミ・アントネッリが1分33秒662でトップ。シャルル・ルクレールが0.113秒差、ルイス・ハミルトンが0.149秒差で続き、メルセデスとフェラーリが上位3台を占めた。FP1最速だったジョージ・ラッセルは0.337秒差の5番手となった。

    ■ リンドブラッド4番手もクラッシュで赤旗
    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは1分33秒890を記録して4番手につけたが、終盤にターン13でリアを失ってバリアにクラッシュ。マシンの前後をヒットさせ、セッションは赤旗中断となった。本人は自力でマシンを降りている。

    ■ 角田裕毅は8番手 リンドブラッドとの差は0.868秒
    角田裕毅は1分34秒758で8番手。チームメイトのリンドブラッドからは0.868秒差、トップのアントネッリからは1.096秒差だった。途中には低速走行していたハミルトンに進路を妨げられてアタックを断念する場面もあったが、24周を走行して初日のデータを積み重ねた。

    ■ ノリスはギアボックス問題でわずか2周
    ランド・ノリスは序盤にギアボックスの異常を訴えてピットへ戻り、マクラーレンはギアボックス交換を決断。作業はセッション終了までに間に合わず、ノリスはわずか2周でタイムを記録できなかった。初開催のマドリンクで貴重な走行時間を大幅に失う結果となった。

    ■ フェルスタッペン6番手 ステアリングの重さを訴える
    マックス・フェルスタッペンは一時トップタイムを記録したものの、トラックリミット違反で抹消。最終的には1分34秒063で6番手となった。終盤には「ステアリングが突然重くなった」と無線で訴えており、レッドブル・レーシングにとって確認が必要な材料となった。

    ■ ローソンもウォールに接触 レッドブル勢に不安定さ
    リアム・ローソンは10番手。リンドブラッドがクラッシュしたのと近い時間帯にリアを失い、フロントとリアのタイヤをウォールに当てる場面があった。大きなダメージは避けたが、ペースを上げるにつれてマシンが神経質になる様子がみられた。

    ■ アストンマーティン・ホンダは苦戦 アロンソ3.118秒差
    アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが17番手でトップから3.118秒差、ランス・ストロールが20番手で3.611秒差と下位に沈んだ。アロンソはFP1後のスタート練習で発生したクラッチトラブルの修復に時間を要し、走行開始が遅れた。ストロールも終盤にマシントラブルを抱え、スロー走行でピットへ戻っている。

    ■ 高温と交通が大きな課題に
    路面温度はセッション序盤に53度まで上昇し、タイヤのオーバーヒートが各車の課題となった。また、ブラインドコーナーの多いマドリンクではトラフィックも頻発。角田がハミルトンに引っかかったほか、アロンソやルクレールも他車に妨げられ、予選ではさらに深刻な問題になる可能性が浮上した。

    ■ 初開催マドリンクでセットアップの最適解はまだ見えず
    初開催のF1スペインGPだけに、各チームともマドリンクでのセットアップを模索している段階だ。特にソフトタイヤではリアの安定性とタイヤ温度管理が難しく、リンドブラッドのクラッシュを含めて限界付近での挙動の厳しさが表面化した。土曜日のFP3では予選に向けてさらにセットアップを詰めることになる。

    スペイングランプリ

    F1スペインGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分33秒662   24
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分33秒775 0.113 26
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分33秒811 0.149 23
    4 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分33秒890 0.228 15
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分33秒999 0.337 25
    6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1分34秒063 0.401 22
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分34秒200 0.538 24
    8 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分34秒758 1.096 26
    9 31 エステバン・オコン ハース 1分34秒867 1.205 26
    10 30 リアム・ローソン レッドブル・レーシング 1分34秒938 1.276 21
    11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分34秒959 1.297 21
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分35秒060 1.398 22
    13 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分35秒170 1.508 25
    14 87 オリバー・ベアマン ハース 1分35秒203 1.541 26
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分35秒886 2.224 22
    16 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分36秒291 2.629 25
    17 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分36秒780 3.118 16
    18 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分36秒936 3.274 22
    19 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分37秒195 3.533 24
    20 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分37秒273 3.611 20
    21 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分37秒727 4.065 24
    22 1 ランド・ノリス マクラーレン タイムなし   2
  • F1スペインGP FP1詳報:ラッセル最速 角田裕毅はパワステ故障で18番手

    F1スペインGP FP1詳報:ラッセル最速 角田裕毅はパワステ故障で18番手

    2026年F1第14戦スペインGPのフリー走行1回目(FP1)が9月11日(金)、マドリードの新設サーキット「マドリンク」で行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分34秒077でトップタイムを記録した。2番手にはアンドレア・キミ・アントネッリが続き、メルセデスが1-2で初セッションを終えた。

    レーシングブルズの角田裕毅は、ソフトタイヤでのアタックに入ろうとしたところでパワーステアリングのトラブルが発生。16周の走行にとどまり、最終的に18番手となった。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは7番手だった。

    マドリンク初のF1公式セッションがスタート
    現地時間13時30分、マドリンクで史上初となるF1公式セッションがスタートした。ピットレーンには開始前から列ができ、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンのハース勢を先頭に各車が続々とコースへ向かった。

    ラッセル、フェルナンド・アロンソ、地元マドリード出身のカルロス・サインツJr.も早々に走行を開始。初開催のコースとあって、各ドライバーはまずレーシングラインやバンプ、縁石、ウォールとの距離を確認しながら慎重に周回を重ねた。

    ピレリが持ち込んだタイヤはC2のハード、C3のミディアム、C4のソフト。走行開始時点ですでに路面温度は48度に達しており、大半のドライバーがミディアムを選択した。ガブリエル・ボルトレトだけが序盤にハードタイヤを使用した。

    序盤から急速な路面進化 各車が慎重に限界探る
    開始6分を過ぎると各車のタイムが出始め、マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、アントネッリらが次々にタイムシート上位へ浮上した。

    新しい路面には走行を重ねるごとにラバーが乗り、タイムは急速に短縮していった。ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表も、このコースではセッションごとに数秒単位で路面状況が変化する可能性があると指摘していた。

    一方、ニコ・ヒュルケンベルグは序盤の約10分をガレージで過ごし、他のドライバーより遅れてコースインした。

    フェラーリがミディアムで好感触 トラフィック問題も浮上
    セッション序盤からフェラーリ勢はミディアムタイヤで好ペースを示し、ルイス・ハミルトンが一時トップに立ち、ルクレールも僅差で続いた。

    ただし、同時にトラフィックの問題も早くから浮上した。マドリンクにはブラインドの進入区間が多く、後方から来るマシンを認識しづらい場面がある。

    F1 TVのジョリオン・パーマーは、予選ではインピーディングが大きな問題になる可能性を指摘。チームからドライバーへの情報伝達が極めて重要になると分析した。

    その後、ルクレールがハミルトンに接近し、危うく追突しかける場面もあった。ルクレールは無線で「彼は僕が来ていることを知らなかったと思う」と伝え、チーム側に注意を促した。


    路面温度50度超 タイヤに厳しいコンディション
    セッションが中盤に差しかかると路面温度は50度を超えた。特に左フロントタイヤには目に見える摩耗が現れ始め、熱によるデグラデーションが大きなテーマとなった。

    F2の走行を見ていたアレックス・ブランドルも、モニュメンタル(La Monumental)を通過した後はタイヤが十分に回復せず、1周を通してタイヤを保つことが難しいと分析していた。

    レッドブル・レーシング代表のローラン・メキースも、タイヤを最大の課題に挙げた。

    「ドライバーズサーキットだが、非常に難しい。ウォールもタイヤもあり、あらゆる種類のコーナーがある」

    「まずリストの最上位に来るのはタイヤだ。すぐにオーバーヒートするし、誰もがグレイニングを警戒している。完璧なセットアップを持っているチームはいないと思う。我々も2台で異なるものを試している」

    ソフト投入と同時に角田裕毅にパワーステアリング問題
    残り30分を切ると、メルセデス、レッドブル、レーシングブルズ勢などがソフトタイヤへ移行。各車が本格的なアタックに入り始めた。

    角田もソフトタイヤを装着してコースへ出たが、アタックに入ろうとしたところでパワーステアリングが正常に機能していないことを無線で報告した。

    「このパワーステアリングに問題がある。……まだ問題があるか? ああ、問題がある、問題がある。ボックス、ボックス」

    角田はソフトでのアタックを断念してピットへ戻った。マドリンクは22のコーナーを持つだけに、パワーステアリングの不具合は走行継続が難しいトラブルだった。

    この時点ではミディアムで記録したタイムで12番手につけていたが、他車がソフトでタイムを更新するなか、徐々に順位を落としていった。

    ラッセルがソフトで一気にペースアップ
    残り18分になると、ラッセルがソフトタイヤで1分34秒077を記録。ここまでトップだったハミルトンのタイムを一気に上回った。

    ラッセルにとってはソフトで最初の完全なクリアラップとなり、一気にペースを引き上げた形だった。

    ノリスやピアストリもソフトでアタックに入ったが、各車ともトラフィックやタイヤのピークを合わせる難しさがあり、全員が完全なラップをまとめられたわけではなかった。

    ピアストリ車にも問題 ガレージで修復作業
    終盤に入ると、オスカー・ピアストリが足元付近で何かが動いていると無線で報告した。

    当初はコックピット内の異物の可能性も考えられたが、実際には何らかのパーツが破損または緩んでいた模様で、ピアストリはガレージに戻った。

    マクラーレンのメカニックはマシン周辺に集まり、短時間での修復を試みたが、その後の走行時間は限られた。

    アロンソがターン8でウォールに接触
    終盤にはアロンソがターン8でウォールに接触した。

    ただし、タイヤ側が衝撃を受け止めたことで大きなダメージにはつながらず、そのまま走行を継続。マドリンクでF1マシンが本格的にウォールへ接触した最初の場面のひとつとなった。

    一方で、他のドライバーにもロックアップやランオフへのコースオフが見られた。アントネッリやヒュルケンベルグはターン13でコースを外れ、まだ埃の多いランオフエリアに入ったことでタイヤを再びクリーンにする必要があった。


    終盤はトラフィック多発 ハミルトンに不満の声
    残り数分になると、コース上ではさらにトラフィックが増えた。

    ハミルトンはヒュルケンベルグの走行を妨げ、アウディのドイツ人ドライバーが無線で不満を表明。さらにサインツJr.も、ハミルトンのコース上での位置取りに苛立ちを示した。

    フェラーリはミディアムタイヤでは強いペースを見せたが、ハミルトンとルクレールはいずれもソフトで完全なアタックをまとめられず、ロックアップやトラフィックによってタイムを取りこぼした。

    角田裕毅はそのまま走行終了 リンドブラッドとの差は1.906秒
    角田のパワーステアリング問題はセッション中に解消されず、そのまま走行終了となった。

    角田は16周を走行して1分36秒939。チームメイトのリンドブラッドは27周を走行して1分35秒033を記録し、両者の差は1.906秒だった。

    ただし、リンドブラッドがソフトタイヤで本格的なアタックを行えたのに対し、角田はソフトではアウトラップとインラップだけにとどまっており、このタイム差をそのまま両者のパフォーマンス差と見ることはできない。

    新しいレーシングブルズのマシンへの習熟を進めている角田にとって、初開催のマドリンクで走行時間を失ったことはFP2に向けて痛手となった。

    スペイングランプリ

    チェッカー ラッセル最速でメルセデスが1-2
    チェッカーフラッグが振られ、マドリンクでの最初のF1公式セッションが終了した。

    ラッセルが1分34秒077でトップ。アントネッリが0.286秒差で続き、メルセデスが1-2となった。ルクレールが3番手、ハミルトンが4番手、フェルスタッペンが5番手だった。

    レーシングブルズではリンドブラッドが7番手、角田は18番手。アストンマーティン・ホンダはアロンソが15番手、ランス・ストロールが19番手となった。

    アロンソのタイムはトップのラッセルから2.396秒差、ストロールは3.177秒差。事前にはマドリンクがパッケージに適しているとの期待も示されていたが、少なくともFP1のタイムシートでは下位に沈んだ。

    ただし、初開催のコースだけに各チームともまだセットアップを探っている段階で、路面の進化も非常に大きい。タイヤの熱劣化、トラフィック、ウォールとの距離という複数の要素が、今後のFP2、予選、決勝に向けた大きなテーマとして浮かび上がった。

  • F1スペインGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:角田裕毅18番手

    F1スペインGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:角田裕毅18番手

    F1スペインGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。9月11日(金)にマドリンクで2026年のF1世界選手権 第14戦 スペイングランプリのフリープラクティス1が行われた。

    トップタイムを記録したはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は18番手。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが15番手、ランス・ストロールが19番手だった。

    ■ メルセデスが初走行のマドリンクで1-2
    F1スペインGPのフリー走行1回目では、ジョージ・ラッセルが1分34秒077でトップタイムを記録した。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが0.286秒差の2番手に続き、メルセデスが初開催のマドリンクでいきなり1-2を形成。路面が急速に改善していく難しいコンディションのなか、タイトルを争う2人が順調なスタートを切った。

    ■ フェラーリが3-4番手 マクラーレンを上回る滑り出し
    シャルル・ルクレールがトップから0.459秒差の3番手、ルイス・ハミルトンが0.543秒差の4番手につけた。フェラーリ勢は序盤からミディアムタイヤでも速さを見せ、ハミルトンは一時トップに立った。一方、マクラーレンはランド・ノリスが6番手、オスカー・ピアストリが8番手。ピアストリ車には足元付近で部品が動いているような問題が発生し、終盤はガレージで作業が行われた。

    ■ フェルスタッペンは5番手 レッドブルはトップから0.6秒差
    マックス・フェルスタッペンは1分34秒703で5番手。ラッセルとの差は0.626秒だった。リアム・ローソンは1.462秒差の10番手。縁石への対応が課題とされるRB22にとってマドリンクとの相性は未知数だったが、フェルスタッペンは上位圏につけて最初の60分を終えた。

    ■ 角田裕毅はパワーステアリング故障で18番手 リンドブラッドと1.906秒差
    レーシングブルズの角田裕毅は1分36秒939で18番手。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分35秒033で7番手に入り、その差は1.906秒となった。ただし角田はソフトタイヤで本格的なアタックに入る段階でパワーステアリングのトラブルが発生。アウトラップとインラップにとどまり、その後コースへ戻れなかった。走行周回数も角田の16周に対してリンドブラッドは27周であり、単純なタイム比較が難しいセッションとなった。

    ■ アストンマーティン・ホンダは苦戦 トップから2.396秒差
    アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが1分36秒473で15番手、ランス・ストロールが1分37秒254で19番手。最上位のアロンソでもトップのラッセルから2.396秒差、ストロールは3.177秒差となった。アロンソはターン8でウォールに接触したものの、タイヤが衝撃を受け止め、大きなダメージなく走行を続けた。

    ■ 路面温度50度超 タイヤの熱負荷が大きな焦点
    セッション中の路面温度は50度を超え、特に左フロントタイヤには目に見える摩耗が確認された。F2の走行でもモニュメンタル(La Monumental)を通過した後にタイヤが回復しにくい傾向が指摘されており、ソフトタイヤも連続したプッシュラップには厳しい様子を見せた。決勝が1ストップになるのか2ストップになるのかを含め、タイヤマネジメントが週末の重要なテーマになりそうだ。

    ■ 初開催らしい大幅な路面進化 タイムは序盤から急速に向上
    全ドライバーにとって実質的に初めてとなるマドリンクでは、走行開始から路面にラバーが乗るにつれてタイムが急速に向上した。ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表も、セッションごとに「数秒単位」で路面状況が変化する可能性を指摘。FP1では大きな赤旗こそ発生しなかったが、各車はウォールとの距離を確認しながら慎重にペースを上げた。

    ■ ブラインド区間とトラフィックが予選の大きな懸念
    コース上ではトラフィックによる問題も相次いだ。ハミルトンがニコ・ヒュルケンベルグの走行を妨げる場面があり、終盤にはカルロス・サインツJr.もフェラーリの位置取りに不満を示した。ブラインドで進入するコーナーが多く、F1 TVのジョリオン・パーマーは予選でのインピーディングが大きな問題になる可能性を指摘している。初開催のマドリンクでは、純粋な速さだけでなくコース上の位置取りとチームからの情報伝達も重要になりそうだ。

    スペインGP マドリンク

    F1スペインGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分34秒077   27
    2 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分34秒363 0.286 26
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分34秒536 0.459 27
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分34秒620 0.543 26
    5 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分34秒703 0.626 24
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分34秒947 0.870 26
    7 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分35秒033 0.956 27
    8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分35秒148 1.071 21
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分35秒529 1.452 25
    10 30 リアム・ローソン レッドブル 1分35秒539 1.462 25
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分35秒652 1.575 27
    12 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分35秒757 1.680 22
    13 31 エステバン・オコン ハース 1分35秒834 1.757 24
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分35秒933 1.856 23
    15 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分36秒473 2.396 26
    16 87 オリバー・ベアマン ハース 1分36秒757 2.680 23
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分36秒870 2.793 29
    18 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分36秒939 2.862 16
    19 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分37秒254 3.177 25
    20 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分37秒591 3.514 24
    21 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分38秒150 4.073 26
    22 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分38秒818 4.741 25
  • 角田裕毅 F1公式パワーランキング9位「2027年のドライバー市場に再浮上も」

    角田裕毅 F1公式パワーランキング9位「2027年のドライバー市場に再浮上も」

    2026年F1イタリアGP終了後のF1公式「パワーランキング」が発表され、19番グリッドから劇的な逆転優勝を飾ったキミ・アントネッリが満点の10.0でトップに立った。

    レーシングブルズからF1復帰2戦目を迎えた角田裕毅もトップ10入り。15番グリッドから10位まで順位を上げて今季初ポイントを獲得した走りについて、F1公式は「来季のドライバー市場に再び加わる可能性がある」と評価し、2027年に向けた角田の将来にも言及した。

    1位:キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    週末を前にパワーユニット交換によるペナルティを受け、19番グリッドからのスタートを余儀なくされたアントネッリ。当初はドライバーズランキング首位としてダメージを最小限に抑えることが目標になると思われていた。

    しかし、メルセデスのアントネッリは次々と前車を攻略し、レース半分を迎える前にはチームメイトのジョージ・ラッセルと首位を争うまでに浮上。バーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットインすると、より新しいタイヤを生かしてポジションを取り戻しながらラッセルとの差を急速に縮めた。

    そして残り4周でタイトル争いのライバルを抜き去り、母国ファンの前で優勝。イタリア人ドライバーとして60年ぶりとなるF1イタリアGP制覇を成し遂げた。F1公式の審査員は「歴史に残るドライブ」と絶賛し、満点の10.0を与えた。

    2位:ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)
    日曜日のアントネッリの勝利が今季最高のパフォーマンスだったとすれば、その前日にピエール・ガスリーが披露した予選での走りも、それに大きく劣るものではなかった。

    アルピーヌとガスリーはメルセデス製パワーユニットの性能を最大限に引き出し、アタックラップを完璧にまとめた。ガスリーはQ1でトップタイムを記録すると、重要なQ3でも最速タイムを叩き出し、自身初のF1ポールポジションを獲得した。

    53周の決勝で首位を守り続けるのは現実的に困難だったが、最終的に7位でフィニッシュ。それでも上位勢に次ぐ「ベスト・オブ・ザ・レスト」の座を確保した。

    3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    メルセデス勢のアントネッリとラッセルに対してストレートスピードで劣っていたものの、マックス・フェルスタッペンは両者を苦しめる存在となった。

    レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは5番手から序盤に2番手まで浮上し、その後トップに立って3周にわたってレースをリードした。

    最終的にはラッセルとアントネッリに抜かれたものの、しばらくはメルセデス勢についていき、アントネッリと同様にVSC中にピットイン。そこから再び順位を上げて3位でチェッカーを受け、直近4戦で3度目となる表彰台を獲得した。

    4位:アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)
    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは、今回も目立たないながら堅実な仕事をやってのけた。

    9番グリッドからスタートし、シャルル・ルクレールのクラッシュやフランコ・コラピントのコースオフもあって順位を上げ、8位でフィニッシュ。貴重なポイントをチームにもたらした。

    これでリンドブラッドは直近8戦のうち7戦でポイントを獲得。レーシングブルズがコンストラクターズランキングでアルピーヌを上回るうえでも重要な役割を果たしている。

    5位:ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ラッセルは、チームメイトのアントネッリがグリッド降格ペナルティを受けることから、ドライバーズランキングで59ポイントあった差を縮める絶好のチャンスとしてモンツァに乗り込んだ。

    予選では最終アタックでフェルスタッペンの影響を多少受け、わずかな差でポールポジションを逃したものの、決勝では首位に浮上。アントネッリとの間で激しいトップ争いを繰り広げた。

    しかし、バッテリーマネジメントやスリップストリームの効果もあり、アントネッリを引き離すことはできなかった。さらにハードタイヤを装着していたため、ミディアムを履いていたアントネッリのようにVSCでピットインする選択肢も現実的ではなかった。

    大きなミスのない堅実な週末だったが、最終的にはアントネッリに敗れ、タイトル争いではさらに厳しい一撃を受ける結果となった。

    6位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ザントフォールトではチームメイトのランド・ノリスに及ばず苦戦したオスカー・ピアストリだったが、モンツァでは本来の調子を取り戻した。

    予選では3番手タイムを記録したものの、Q2の第1シケインでリアム・ローソンを妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受けた。

    それでも決勝では順位を上げ、前半には4位を巡ってルイス・ハミルトンとバトル。フェラーリを攻略すると、終盤にはチームメイトのノリスとの直接対決となり、最終ラップで先行を許して5位となった。

    7位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    2連勝を飾ってモンツァに乗り込んだランド・ノリスだったが、メルセデス製パワーユニットを搭載するマクラーレンは優勝争いに加わるだけのパフォーマンスを発揮できなかった。

    ノリス自身も予選最後のアタックをまとめ切れず、8番グリッドからスタート。決勝ではスリップストリームの列の中で走る時間が長くなった。

    それでもガスリーやハミルトンを攻略し、終盤にはピアストリとの激しいバトルを展開。最終ラップのアスカリ・シケインへのアプローチでチームメイトを抜き、4位まで挽回した。

    8位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ガブリエル・ボルトレトとアウディにとって、あと一歩が届かない週末となった。

    予選ではわずか0.001秒差でQ3進出を逃したが、アントネッリのグリッド降格によって決勝はトップ10圏内からスタートした。

    しかし決勝ではレーシングブルズやアルピーヌに対抗するだけのペースがわずかに足りず、ポイント圏内まで7秒差でフィニッシュした。

    9位:角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)
    レーシングブルズでF1復帰を果たしてからわずか2戦目となった角田裕毅は、15番グリッドから順位を上げ、10位でフィニッシュしてポイントを獲得した。

    F1公式はこのパフォーマンスについて、角田が「来季のドライバー市場に再び加わる可能性がある」と指摘。2027年のF1レギュラーシート獲得を目指す角田にとって、復帰後早い段階で結果を残したことを評価した。

    角田は次戦F1スペインGPでもレーシングブルズから出場することが決定している。負傷したアイザック・ハジャーに代わってリアム・ローソンが引き続きレッドブル・レーシングをドライブするため、角田にも再びチャンスが与えられる。

    10位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    メルセデス製パワーユニットを搭載しているものの、ウィリアムズはモンツァで苦戦することを事前に予想しており、実際に厳しい週末となった。

    それでもカルロス・サインツJr.は13位まで順位を上げ、ローソンのレッドブルやアップグレードを投入した2台のハースを上回った。ポイント獲得には届かなかったものの、10位から16秒差まで迫る堅実なレースを見せた。

    トップ10入りを逃したドライバー
    今回のパワーランキングで惜しくもトップ10入りを逃したのは、フランコ・コラピントとオリバー・ベアマンだった。

    コラピントは一時3番手まで浮上しながらコースオフで後退したものの、アルピーヌを9位に導いた。ベアマンはアップグレードが投入されたハースを駆り、15位でレースを終えている。

    アントネッリの歴史的な逆転優勝が最大のハイライトとなったF1イタリアGPだが、角田にとってもレーシングブルズ復帰2戦目でポイントを獲得し、F1公式パワーランキングで9位に選ばれた意味は小さくない。

    2027年のレギュラーシートはまだ決まっていないものの、F1公式がドライバーマーケットへの「再浮上」にまで言及したことは、角田が短期間で自身の評価を取り戻しつつあることを示すものとなった。次戦F1スペインGPは、その流れをさらに強められるかを占う重要な一戦となる。

    2026年のF1世界選手権 イタリアグランプリ

  • F1ポイントランキング イタリアGP終了時:アントネッリが首位拡大

    F1ポイントランキング イタリアGP終了時:アントネッリが首位拡大

    2026年F1第13戦イタリアGPを終え、ドライバーズおよびコンストラクターズのポイントランキングが更新された。ドライバーズ選手権では、モンツァで優勝を飾ったアンドレア・キミ・アントネッリが267ポイントまで伸ばし、ランキング首位をさらに固めた。

    イタリアGPではアントネッリが19番グリッドから大逆転で優勝し、ジョージ・ラッセルが2位に入り、メルセデスが1-2フィニッシュを達成。マックス・フェルスタッペンが3位、ランド・ノリスが4位、オスカー・ピアストリが5位となった。

    角田裕毅は10位でフィニッシュし、2026年シーズン初となる1ポイントを獲得した。

    アントネッリが267ポイント 首位をさらに強固に
    ドライバーズランキング首位はアントネッリで267ポイント。前戦終了時の242ポイントから25ポイントを加え、ランキングトップの座を守った。

    2位ラッセルは201ポイント。前戦終了時の183ポイントから18ポイントを加えたものの、優勝したアントネッリとの差は59ポイントから66ポイントへと広がった。

    3位はルイス・ハミルトンの191ポイント。前戦終了時はラッセルと同じ183ポイントだったが、イタリアGPでは8ポイントの加算にとどまり、ラッセルに8ポイント差をつけられた。

    4位ランド・ノリスは171ポイント。前戦の159ポイントから12ポイントを加えた。5位シャルル・ルクレールは155ポイントのまま。イタリアGPではクラッシュによるリタイアでノーポイントに終わったため、ノリスとの差は4ポイントから16ポイントに拡大した。

    フェルスタッペンが127ポイント ルクレールとの差を縮める
    イタリアGPで3位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペンは、前戦終了時の112ポイントから15ポイントを加えて127ポイント。ランキング6位を維持した。

    5位ルクレールがノーポイントに終わったことで、その差は43ポイントから28ポイントまで縮小した。

    7位オスカー・ピアストリは116ポイント、8位アイザック・ハジャーは71ポイント、9位リアム・ローソンは51ポイント、10位ピエール・ガスリーは41ポイントとなっている。

    角田裕毅が1ポイント獲得 ランキング20位
    レーシングブルズからF1復帰2戦目を迎えた角田裕毅は、15番グリッドから10位まで順位を上げてチェッカー。今季初となる1ポイントを獲得した。

    これにより角田裕毅は1ポイントでドライバーズランキング20位。ランキング順位では依然として下位に位置するものの、復帰後2戦目で早くもポイントを持ち帰った。

    2026年F1 ドライバーズランキング
    1.アンドレア・キミ・アントネッリ 267ポイント
    2.ジョージ・ラッセル 201ポイント
    3.ルイス・ハミルトン 191ポイント
    4.ランド・ノリス 171ポイント
    5.シャルル・ルクレール 155ポイント
    6.マックス・フェルスタッペン 127ポイント
    7.オスカー・ピアストリ 116ポイント
    8.アイザック・ハジャー 71ポイント
    9.リアム・ローソン 51ポイント
    10.ピエール・ガスリー 41ポイント
    11.アービッド・リンドブラッド 29ポイント
    12.フランコ・コラピント 21ポイント
    13.オリバー・ベアマン 18ポイント
    14.ガブリエル・ボルトレト 10ポイント
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ 6ポイント
    16.カルロス・サインツJr. 6ポイント
    17.アレクサンダー・アルボン 5ポイント
    18.エステバン・オコン 3ポイント
    19.フェルナンド・アロンソ 3ポイント
    20.角田裕毅 1ポイント
    21.ランス・ストロール 0ポイント
    22.バルテリ・ボッタス 0ポイント
    23.セルジオ・ペレス 0ポイント

    2026年のF1世界選手権 イタリアグランプリ

    メルセデス468ポイント 1-2で首位固め
    コンストラクターズランキングでは、メルセデスが468ポイントで首位をキープした。前戦終了時の425ポイントから43ポイントを加算。イタリアGPではアントネッリが優勝、ラッセルが2位に入り、1-2フィニッシュで大量得点を持ち帰った。

    2位フェラーリは346ポイント。前戦終了時の338ポイントから8ポイントを加えたものの、メルセデスとの差は87ポイントから122ポイントまで拡大した。

    3位マクラーレンは287ポイント。ノリスとピアストリがポイントを加え、前戦の263ポイントから24ポイントを上積みした。4位レッドブルは204ポイントとなり、フェルスタッペンの3位などによって前戦の186ポイントから18ポイントを加えた。

    レーシングブルズ75ポイントで5位
    レーシングブルズは75ポイントでコンストラクターズランキング5位。イタリアGPではアービッド・リンドブラッドと角田裕毅がポイントを獲得し、前戦終了時から得点を伸ばした。

    6位は62ポイントのアルピーヌ、7位ハースは21ポイント、8位アウディは16ポイント、9位ウィリアムズは11ポイントとなっている。

    アストンマーティン・ホンダは3ポイントで10位。イタリアGPではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールがともにリタイアとなり、ポイントを追加できなかった。11位キャデラックは0ポイントとなっている。

    メルセデスはモンツァでの1-2フィニッシュによってコンストラクターズ選手権でもリードを拡大。ドライバーズ選手権ではアントネッリが267ポイントでラッセルに66ポイント差をつけ、メルセデス勢がランキング1位と2位を占めている。

    2026年F1 コンストラクターズランキング
    1.メルセデス 468ポイント
    2.フェラーリ 346ポイント
    3.マクラーレン 287ポイント
    4.レッドブル 204ポイント
    5.レーシングブルズ 75ポイント
    6.アルピーヌ 62ポイント
    7.ハース 21ポイント
    8.アウディ 16ポイント
    9.ウィリアムズ 11ポイント
    10.アストンマーティン 3ポイント
    11.キャデラック 0ポイント

  • F1イタリアGP決勝 詳報:アントネッリ19番手から大逆転で母国優勝 角田裕毅10位

    F1イタリアGP決勝 詳報:アントネッリ19番手から大逆転で母国優勝 角田裕毅10位

    2026年F1第13戦イタリアGPの決勝が9月6日(日)、モンツァ・サーキットで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが19番グリッドから大逆転で優勝。ジョージ・ラッセルとの激しいチームメイト対決を制し、母国イタリアで歴史的な勝利を飾った。

    2位にはラッセル、3位にはマックス・フェルスタッペンが入り、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが4、5位。ルイス・ハミルトンは6位まで挽回した。角田裕毅は10位でフィニッシュし、F1復帰後初ポイントを獲得した。

    スタート直後から波乱 ラッセルがガスリーを攻略
    ポールポジションからスタートしたピエール・ガスリーに対し、フロントローのラッセルが序盤からプレッシャーをかけた。2周目の第1シケインでラッセルがガスリーを抜き、トップへ浮上した。

    その後方ではフェラーリ勢が早くも波乱に巻き込まれた。1周目、第1シケインを並んで立ち上がったシャルル・ルクレールとハミルトンが接近。ハミルトンはアウト側へ押し出されるような形でグラベルにタイヤを落とし、大きく順位を下げた。ハミルトンは無線でルクレールに「押し出された」と訴えたが、この一件はレーシングインシデントとしてそれ以上の調査は行われなかった。

    ハミルトンは一時10番手付近まで後退。ホームレースで上位進出を狙っていたフェラーリにとって、厳しい立ち上がりとなった。

    ルクレールがパラボリカで大クラッシュ 赤旗中断
    フェラーリの悪夢はさらに続いた。2周目終盤、ルクレールが高速右コーナーのパラボリカで突然リアを失い、単独でタイヤバリアへ激しくクラッシュした。

    ルクレールにけがはなかったものの、SF-26は大破し、バリアにも大きな損傷が発生。レースは赤旗中断となり、修復作業のため約30分にわたって止められた。

    赤旗時点でラッセルがトップ、ガスリーが2番手。序盤からポジションを上げていたアントネッリは、19番グリッドからすでに12番手まで浮上していた。

    赤旗中はタイヤ交換が認められるため、各チームの戦略も大きくリセットされた。


    再スタート前に角田裕毅のスタート手順で仕切り直し
    レースはスタンディングスタートで再開されることになったが、グリッド整列時に角田裕毅のスタート手順を巡る問題が発生。スタートは一度中止され、エクストラフォーメーションラップが行われた。

    角田裕毅についてはスタート手順違反の疑いでレース後の審議対象となった。

    再スタート後はラッセル、ガスリー、フェルスタッペンを中心に激しい上位争いが展開され、その後方からアントネッリが猛烈な勢いで順位を上げていった。

    ハミルトンが挽回 ガスリーは徐々に後退
    1周目のアクシデントで順位を落としたハミルトンは、再スタート後に反撃を開始。10周目にはガスリーを抜き、再び上位争いへ戻った。

    ピアストリ、アントネッリも相次いでガスリーを攻略。予選で衝撃的なポールポジションを獲得したアルピーヌは、決勝ではトップ勢のレースペースについていくことができず、徐々に順位を落としていった。

    フェルスタッペンが首位浮上 アントネッリは13周で3番手
    12周目、フェルスタッペンがメインストレートでラッセルに接近し、第1シケインでオーバーテイク。レッドブルをトップへ押し上げた。

    しかし、レースの主役になりつつあったのはアントネッリだった。19番手スタートから次々と前車を攻略し、13周目には早くも3番手まで浮上。わずか13周で16台を抜き、チームメイトのラッセルの背後まで迫った。

    ラッセルはハード、アントネッリはミディアムと異なるタイヤを履いており、このタイヤ差が後半の戦略にも大きく影響することになった。

    ラッセルが首位奪還 アントネッリもフェルスタッペンを攻略
    15周目、ラッセルがクルバ・グランデでフェルスタッペンに接近し、第2シケインでオーバーテイク。再びトップに立った。

    その直後、アントネッリもフェルスタッペンを攻略して2番手へ浮上。16周目の時点でメルセデス勢が1-2体制を築いた。フェルスタッペンは無線でリアアクスルに問題があると訴えていた。

    19番手からスタートしたアントネッリは、レース序盤だけで一気に優勝争いへ加わることになった。

    メルセデス同士が激突 ラッセルとアントネッリが首位を奪い合う
    レース中盤は、タイトルを争うラッセルとアントネッリによるメルセデス同士の直接対決となった。

    22周目、ラッセルが第1シケインでアントネッリを抜いてトップへ浮上。しかしラッセルがワイドになると、アントネッリが切り返し、第2シケインで首位を奪い返した。

    23周目にはラッセルが再び第1シケインで前へ。2人は何度もポジションを入れ替えながら激しく争った。

    メルセデスは24周目、2台にバトルを止めて後続との差を広げるよう指示。翌周にはアントネッリにラッセルの後方を維持し、フェルスタッペンとの差を築いた後に順位を入れ替える方針を伝えた。

    アントネッリは指示に従って一旦ラッセルの後方に収まったものの、タイトルを争う2人だけに緊張感の高い展開が続いた。


    アストンマーティン・ホンダは2台リタイア
    27周目までにフェルナンド・アロンソがマシンダメージの疑いによってリタイア。ピットへ戻ってレースを終えた。

    さらに28周目、ランス・ストロールも油圧系トラブルの疑いでマシンを停止。アストンマーティン・ホンダは2台ともチェッカーを受けることができなかった。

    ストロールがコース脇にマシンを止めたことでVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入され、このタイミングが優勝争いを大きく動かすことになる。

    VSCでアントネッリが新品ミディアム ラッセルはステイアウト
    VSC導入を見たメルセデスは、アントネッリをすぐにピットへ呼び込んだ。アントネッリは新品のミディアムタイヤへ交換。フェルスタッペンも同時にピットインした。

    一方、トップのラッセルはステイアウトを選択。長く使ったハードタイヤでトラックポジションを守る戦略を採った。

    アントネッリは6番手でコースへ復帰。ラッセルには大きな位置的アドバンテージがあったが、アントネッリには圧倒的に新しいタイヤという武器が残された。

    ここから、レースは「トラックポジションのラッセル対フレッシュタイヤのアントネッリ」という構図へ変化した。

    アントネッリが猛烈な追撃 次々と前車を攻略
    VSC解除後、アントネッリは新品ミディアムの性能を生かして猛追を開始した。

    ガスリーを抜いて5番手に上がると、続いてノリスも攻略。ファステストラップを記録しながら前との差を削り、さらにハミルトン、ピアストリも突破した。

    37周目にはピアストリを抜いて2番手へ浮上。この時点でトップのラッセルとの差は8.9秒だったが、アントネッリは1周ごとに大幅に差を縮めていった。

    一方、フェルスタッペンも後半にペースを取り戻し、ハミルトン、ピアストリを攻略。43周目には3番手へ浮上した。

    ラッセルのハードが限界 アントネッリが急接近
    40周を超えると、ラッセルのハードタイヤは明らかに厳しくなり始めた。

    45周目にはアントネッリとの差が3.9秒まで縮まり、46周目には2.8秒。47周目には2秒を切った。

    ラッセルはチームから「リスクを取らずに持ち帰れ」と指示される一方、アントネッリは毎周数コンマずつ差を詰め続けた。

    48周目には1秒以内に入り、オーバーテイクモードも使用可能な状態に。勝負は完全に射程圏内へ入った。

    アントネッリがグラベルへ飛び出すも再び追撃
    49周目、アントネッリはラッセルを抜こうとメインストレートで仕掛けた。

    しかし、アタックの途中でラインを外し、グラベルへ飛び出す痛恨のミス。それでもマシンを止めることなく脱出し、2番手を維持した。

    一度は勝機を失ったかに見えたが、アントネッリはタイヤについた汚れをすぐに落とし、再びラッセルの背後へ接近した。

    残り3周で逆転 26回目のオーバーテイクで首位へ
    50周目、アントネッリは再びラッセルを攻め、アスカリでついにオーバーテイク。レース26回目の追い抜きで首位に立った。

    19番グリッドからスタートし、一度は終盤にグラベルへ飛び出しながらも、アントネッリは遂にトップへ到達した。

    ラッセルは44周以上を走ったハードタイヤで反撃を試みたものの、フレッシュタイヤを履くアントネッリとの差を埋めることはできなかった。

    アントネッリは残り周回をコントロールし、そのままトップでチェッカーを受けた。

    アントネッリが今季7勝目 1966年以来のイタリア人勝者
    アントネッリは19番グリッドから大逆転を成し遂げ、2026年シーズン7勝目を獲得。母国イタリアGPで劇的な勝利を飾った。

    イタリア人ドライバーがイタリアGPを制するのは、1966年のルドビコ・スカルフィオッティ以来60年ぶり。モンツァの大観衆の前で、アントネッリは歴史に残るP19からP1へのカムバックを完成させた。

    タイトル争いでも大きな意味を持つ勝利となった。今回、アントネッリはPU交換ペナルティで19番手スタートとなり、ラッセルにとっては選手権ポイント差を縮める絶好の機会だった。

    しかし結果は正反対となり、アントネッリが優勝、ラッセルが2位。両者のポイント差は59点から66点へと拡大した。

    フェルスタッペン3位 ノリスがマクラーレン対決制す
    フェルスタッペンは序盤に一時トップへ立ち、リア周辺の問題を訴えながらも最後まで粘って3位表彰台を獲得した。

    その後方ではマクラーレンのノリスとピアストリが終盤まで接戦を展開。最終的にはノリスが4位、ピアストリが5位となった。

    ハミルトンは1周目の後退から6位まで挽回。フェラーリはルクレールが序盤にクラッシュしたため、ホームレースで表彰台を逃す厳しい結果となった。

    ポールポジションからスタートしたガスリーは7位。レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドが8位、アルピーヌのフランコ・コラピントが9位に入った。

    角田裕毅が10位 F1復帰後初ポイント
    角田裕毅は10位でフィニッシュし、最後の1ポイントを獲得した。

    レーシングブルズから代役としてF1復帰して以降では初のポイント獲得となり、モンツァで貴重なトップ10フィニッシュを記録した。

    一方、アストンマーティン・ホンダはアロンソとストロールがともにリタイア。ルクレールを含め3台がチェッカーを受けることができなかった。

    波乱の赤旗、メルセデス同士の首位争い、VSCによる戦略分岐、そして終盤の逆転。2026年F1イタリアGPは、19番手から26回ものオーバーテイクを重ねたアントネッリが母国で歴史的な勝利をつかむ劇的な一戦となった。

    イタリアグランプリ

    66点差に拡大 ラッセルには痛恨の敗戦
    今回の結果は、ドライバーズ選手権にも大きな意味を持つものとなった。アントネッリはイタリアGP前までラッセルに59点差をつけていたが、19番手スタートという不利な状況にもかかわらず優勝。2位に終わったラッセルとの差を66点へと広げた。

    ラッセルにとっては、アントネッリがPU交換ペナルティを受けたモンツァは大量にポイント差を縮める絶好の機会だった。それだけに、逆に後方から追い上げてきたタイトル争いのライバルに敗れたダメージは大きい。

    現在ラッセルはランキング2位を維持しているものの、3位ハミルトンとの差は10点。一方でアントネッリの66点リードは、仮に2戦連続でノーポイントに終わったとしても、ラッセルが2連勝した場合になお16点の余裕が残る計算となる。

    「Kimi」の大合唱 モンツァが歓喜に包まれる
    チェッカー後のモンツァは、地元イタリア人ドライバーの歴史的勝利に沸いた。

    表彰台の下には大勢のファンが集まり、イタリア国旗が振られる中、トリコローレのスモーク、紙吹雪、花火がサーキットを彩った。アントネッリがイタリア国旗を掲げると、スタンドとコース上からは「Kimi」の大合唱が起こった。

    表彰台に姿を見せた20歳のアントネッリは感極まった表情を浮かべ、イタリア国歌では胸に手を当てて歌った。1966年以来60年ぶりとなるイタリア人によるイタリアGP制覇。19番手からの大逆転という内容も含め、モンツァの歴史に残る一日となった。

  • F1イタリアGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリ優勝 角田裕毅10位入賞

    F1イタリアGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリ優勝 角田裕毅10位入賞

    F1イタリアGP 決勝の結果・タイムシート。9月6日(日)にモンツァ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2位にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は10位入賞。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールともにリタイアだった。

    ■ アントネッリが19番手から大逆転で母国初優勝
    パワーユニット交換によるグリッド降格で19番手からスタートしたアンドレア・キミ・アントネッリが、驚異的な追い上げを披露した。序盤から次々と順位を上げ、赤旗後には12番手まで浮上。その後もオーバーテイクを重ね、終盤はチームメイトのジョージ・ラッセルを猛追した。49周目には一度グラベルへ飛び出す場面もあったが、50周目のアスカリで首位を奪取。イタリア人として1966年以来となるモンツァでの母国優勝を成し遂げた。

    ■ メルセデス同士が激しい首位争い
    レース中盤の主役となったのがラッセルとアントネッリによるメルセデス同士のバトルだった。アントネッリが18周目に首位へ浮上すると、20周目以降は何度も順位を入れ替える接近戦に発展。チームは一時、フェルスタッペンとの差を広げるために戦いを止めるよう指示したが、最終的には異なるタイヤ戦略で勝負を分ける形となった。終盤にフレッシュなミディアムを履いたアントネッリが追いつき、ラッセルを逆転した。

    ■ ルクレールが序盤に高速クラッシュ 赤旗中断
    フェラーリのシャルル・ルクレールは序盤、フェルスタッペンとの争いでポジションを失った後、パラボリカ立ち上がりでリアを滑らせてコントロールを失い、バリアにクラッシュした。他車との接触ではなく単独でのアクシデントで、マシンは大きなダメージを受けた。最初はセーフティカーが導入されたが、バリア修復が必要となったため赤旗に切り替えられ、レース展開が大きく変わった。

    ■ フェルスタッペンが復調して3位表彰台
    予選でリアアクスルの問題を訴えていたマックス・フェルスタッペンは、決勝でも序盤に同様の症状を無線で報告した。それでもレースペースは力強く、ハミルトン、ノリス、ピアストリらを相手に順位を上げた。終盤には一度ピアストリに抜き返されたものの再び3番手を奪還し、優勝争いには届かなかったが表彰台を確保した。

    ■ 角田裕毅が10位で貴重な1ポイント
    レーシングブルズの角田裕毅はハードタイヤを選択して長い第1スティントを狙った。レース中盤以降はトップ10圏内を走行し、44周目にはポイント獲得の可能性が伝えられる位置をキープ。最終的に10位でチェッカーを受け、復帰2戦目となるイタリアGPで1ポイントを持ち帰った。

    ■ アストンマーティン・ホンダが2台リタイア
    アストンマーティン・ホンダにとっては厳しいレースとなった。フェルナンド・アロンソはパワーユニット交換によりピットレーンからスタートしたものの、レース途中にマシンダメージでリタイア。さらにランス・ストロールも28周目にマシンを止めるよう指示され、このストップによってVSCが導入された。結果的に2台ともチェッカーまでたどり着けなかった。

    ■ VSCがアントネッリの逆転戦略を後押し
    28周目にストロールがマシンを止めたことでVSCが導入されると、メルセデスは絶好のタイミングでアントネッリをピットへ呼び込んだ。アントネッリは新品ミディアムに交換し、ラッセルはハードで首位に残留。トラックポジションを取るラッセルと、フレッシュタイヤで追い上げるアントネッリという構図が完成し、これが終盤の大逆転につながった。フェルスタッペンも同じVSCでピットインしている。

    ■ マクラーレン勢は4位と5位 優勝争いに絡めず
    マクラーレンはオスカー・ピアストリとランド・ノリスが上位を走ったものの、メルセデスとフェルスタッペンのペースには届かなかった。ピアストリは終盤に一時フェルスタッペンから3番手を奪ったが、その後に抜き返される。ノリスも終盤にチームメイトへ接近し、51周目には芝生にはみ出しながら仕掛ける場面があったが、最終的にノリス4位、ピアストリ5位でレースを終えた。

    イタリアグランプリ

    F1イタリアGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス ― ― ↑ 18 2
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス +3.857 +3.857 - 0 1
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル +14.718 +10.861 ↑ 2 2
    4 4 ランド・ノリス マクラーレン +19.056 +4.338 ↑ 4 1
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン +19.253 +0.197 ↑ 1 1
    6 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ +24.655 +5.402 ↓ 2 1
    7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ +27.351 +2.696 ↓ 6 1
    8 17 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ +45.136 +17.785 ↑ 1 1
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ +47.353 +2.217 ↓ 2 1
    10 22 角田裕毅 レーシングブルズ +58.187 +10.834 ↑ 5 1
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ +65.187 +7.000 ↓ 1 1
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ +66.187 +1.000 - 0 2
    13 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ +74.117 +7.930 - 0 2
    14 30 リアム・ローソン レッドブル +75.609 +1.492 ↑ 8 2
    15 87 オリバー・ベアマン ハース +78.958 +3.349 ↓ 4 1
    16 31 エステバン・オコン ハース 1L +14.791 ↓ 2 2
    17 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1L +13.677 ↑ 3 2
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1L +53.104 ↓ 1 2
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 2L +26.835 ↓ 3 2
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン STOP ― ↓ 2 1
    DNF 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン RETIRED ― - 0 2
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ RETIRED ― ↓ 19 0
  • F1イタリアGP予選 詳報:ガスリー衝撃の初ポール 角田裕毅は17番手Q1敗退

    F1イタリアGP予選 詳報:ガスリー衝撃の初ポール 角田裕毅は17番手Q1敗退

    2026年F1第13戦イタリアGPの予選が9月5日(土)、モンツァ・サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分21秒786をマークし、F1キャリア初のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.060秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。レーシングブルズの角田裕毅はQ1で1分23秒755にとどまり17番手。Q2進出ラインに0.139秒届かず、予選最初のセッションで姿を消した。

    モンツァではスリップストリームの効果が大きく、予選では単純なマシンの速さだけでなく、コース上へ出るタイミングや前車との間隔も重要な要素となった。また、アンドレア・キミ・アントネッリ、アレクサンダー・アルボン、リアム・ローソンはパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを抱えて予選に臨んだ。

    Q1:ガスリーがトップ 角田裕毅は燃料漏れも響き17番手敗退
    18分間のQ1では、序盤から各チームがスリップストリームを意識した位置取りを展開。まずマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分22秒631を記録し、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。

    その後、アルピーヌ勢が速さを見せる。ガスリーが1分22秒612でトップに浮上し、フランコ・コラピントも1分22秒662で3番手につけた。メルセデスのラッセルは他の多くのドライバーとは異なりミディアムタイヤを使用しながら上位につけた。

    オリバー・ベアマン(ハース)もアップデートされたマシンと新しいフェラーリ製パワーユニットで好タイムを記録し、一時8番手につける。一方、残り5分の段階ではニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、アルボン、バルテリ・ボッタス(キャデラック)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、セルジオ・ペレス(キャデラック)が敗退圏に並んだ。

    角田裕毅はセッション序盤にマシンの燃料漏れへの対応が必要となり、コースインが遅れる苦しい立ち上がりとなった。それでも終盤のアタックに懸けたが、最後に記録したタイムは1分23秒755。16番手カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)の1分23秒616に0.139秒及ばず、17番手でQ1敗退となった。

    対照的にチームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分22秒727を記録して5番手でQ1を通過。角田裕毅との差は1.028秒に広がった。

    終盤にはランド・ノリス(マクラーレン)がアントネッリのトウを利用して3番手まで順位を上げるなど、スリップストリームを巡る攻防も激化した。

    最終的にQ1トップはガスリー。フェルスタッペン、ノリス、コラピント、リンドブラッドと続き、アルピーヌの好調ぶりが早くも鮮明となった。

    角田裕毅とともに、アルボン、ボッタス、ペレス、アロンソ、ストロールがQ1で敗退。特にアストンマーティン・ホンダはアロンソが1分25秒150で21番手、ストロールが1分25秒222で22番手と最後尾を独占し、Q1トップのガスリーから2台とも2.5秒以上離される厳しい結果となった。

    イタリアグランプリ

    Q2:アントネッリ最速 ハミルトンはわずか0.001秒差で生き残る
    15分間のQ2ではレッドブル勢が早めにコースインし、フェルスタッペンが1分22秒573、ローソンが1分22秒828を記録した。

    しかし、フェルスタッペンは無線でリアアクスルに問題を抱えていると訴え、ターン2、4、5でマシンが非常に運転しづらいと報告した。

    全16台が最初のアタックを終えると、ピアストリが1分22秒017でトップ。ノリスが続き、ガスリーが3番手につけた。さらにラッセル、アントネッリ、リンドブラッド、コラピント、ルクレールが上位に並んだ。

    一方、ハミルトンは11番手とQ2敗退圏。ボルトレト、フェルスタッペンにも先行され、最後のアタックでのタイム更新が不可欠となった。ベアマン、ローソン、ヒュルケンベルグ、サインツJr.、エステバン・オコン(ハース)も敗退圏で終盤を迎えた。

    残り時間が少なくなると各車が一斉にコースへ向かい、モンツァ特有のトウを巡る駆け引きが再び激しくなる。

    ローソンはフェルスタッペンを引っ張る形でアタックに入ったものの、最後の走行ではターン1へ向かう途中でピアストリに進路を妨げられる形となった。ピアストリはレーシングラインを空けようとしたものの、混雑した状況でローソンはタイムを十分に伸ばせず、14番手で敗退。この一件はスチュワードに記録され、予選後の審議対象となった。

    トップ争いではアントネッリが1分21秒882を叩き出し、Q2最速。マクラーレン勢、ガスリー、ラッセル、フェルスタッペンが続き、リンドブラッドとコラピントもQ3進出を決めた。

    最大の焦点となったのはフェラーリ勢だった。

    ルクレールは9番手で辛うじて通過。そしてハミルトンは最後のアタックで10番手に滑り込んだが、11番手ボルトレトとの差はわずか0.001秒。フェラーリは薄氷のQ3進出となった。

    Q2敗退はボルトレト、ベアマン、ヒュルケンベルグ、ローソン、サインツJr.、オコンの6人となった。

    Q3:ラッセルが暫定ポール ガスリーも0.072秒差
    ポールポジションを争う13分間のQ3。メルセデスはグリッド降格が決まっているアントネッリをラッセルのトウ役として活用した。

    アントネッリの後方からアタックに入ったラッセルは1分21秒929を記録して暫定トップ。ピアストリがわずか0.037秒差の2番手につけた。

    そして、ここでもアルピーヌの速さは本物だった。ガスリーがラッセルから0.072秒差の3番手につけ、ルクレールはさらにガスリーからわずか0.003秒差。フェルスタッペンもトップ争いに加わり、上位勢は極めて僅差となった。

    ノリス、リンドブラッド、ハミルトン、コラピントも続いた。ハミルトンは他車より遅れてコースインしたことで十分なトウを得られず、最初のアタックでは苦戦した。

    ラッセルも暫定トップに立ちながらマシンに満足していたわけではない。無線ではFP3と比較して苦戦していると訴え、フロントのロックと高速域での不安定さを報告した。

    一方、アントネッリはラッセルを引っ張る役割を終えた後もコース上に残り、自身のアタックを実施。グリッド降格が決まっているとはいえ、母国ファンの前で速さを示した。

    ガスリーが最終アタックで逆転 F1初ポールを獲得
    残り2分を切ると、10台が最後のアタックへ向かった。

    マクラーレン勢が先頭でコースへ入り、ピアストリ、ノリスの順。その後方にフェルスタッペン、アントネッリ、ラッセル、リンドブラッドが続いた。フェラーリ勢はルクレールがハミルトンの前を走り、アルピーヌはガスリーがコラピントを引っ張る形となった。

    ところが、ピアストリはターン1へのブレーキングでロックアップ。レーシングラインを外れて最後のアタックを事実上失った。

    その影響はノリスにも及んだ。前を走るピアストリがアタックを断念したことでトウを失い、ノリスはセクター1で約0.4秒遅れ、タイムを更新できなかった。

    その状況で一気にタイムを伸ばしたのがガスリーだった。

    ガスリーはセクター1、セクター2で自己ベストを並べ、フィニッシュラインを通過すると1分21秒786。ラッセルの暫定トップタイムを上回り、首位に躍り出た。

    ラッセルも最後のアタックでタイムを更新したが、1分21秒846。ガスリーに0.060秒届かなかった。

    これでガスリーのF1キャリア初ポールポジションが決定した。

    3番手はピアストリ、4番手ルクレール、5番手ハミルトン。フェラーリは金曜日から速さを見せていたものの、予選が進むにつれて相対的な勢いを失い、母国グランプリでのポール獲得には届かなかった。

    6番手フェルスタッペン、7番手アントネッリ、8番手コラピント、9番手ノリス、10番手リンドブラッドというトップ10になった。

    ただし、アントネッリはパワーユニット交換によるグリッド降格が決まっている。また、Q2でローソンを妨害した疑いがあるピアストリについては予選後にスチュワードが審議することになっており、決勝のスターティンググリッドは予選順位から変更される可能性がある。

    ピエール・ガスリー 2026年F1イタリアグランプリ

    ガスリー 初勝利も初ポールもモンツァ「F1史上109人目」の奇縁
    ガスリーにとって、今回のポールポジションは単なるキャリア初というだけではない。

    2020年のイタリアGPでF1初優勝を飾った際、ガスリーはF1史上109人目のグランプリウィナーとなった。そして6年後の今回、同じモンツァでF1キャリア初のポールポジションを獲得し、こちらもF1史上109人目のポールシッターとなった。

    初優勝と初ポールを同じモンツァで達成し、しかも両方で「F1史上109人目」という数字が重なる珍しい記録となった。

    アルピーヌにとっても歴史的な結果だ。現在のアルピーヌ体制では初のポールポジションであり、チームの系譜をルノー時代まで遡ると、2009年にフェルナンド・アロンソが獲得して以来のポールとなる。

    ガスリーは予選後、「素晴らしかった。信じられない予選だった。Q1の最初のラップからマシンの感触がすごく良かった。各セッションで少しずつ削っていって、最後のQ3ではとてもいいラップだったと感じた」と喜びを語った。

    「本当にうれしい。ポールポジションを獲得するチャンスを追い続けて9年になる。僕はモンツァで初優勝を挙げた。そして、このサーキットで初めてのポールポジションを獲得できた。ここでは何か特別なものがあると思う」

    ガスリーとアルピーヌはQ1から一貫して上位の速さを示し、最後の一周でそのポテンシャルを結果につなげた。一方、角田裕毅にとっては燃料漏れへの対応で序盤の走行機会を失い、17番手でQ1敗退。チームメイトのリンドブラッドがQ3まで進出しただけに、明暗の分かれる予選となった。

  • F1イタリアGP 予選 結果・タイムシート:ガスリーが初ポール!角田裕毅Q1敗退

    F1イタリアGP 予選 結果・タイムシート:ガスリーが初ポール!角田裕毅Q1敗退

    F1イタリアGP 予選の結果・タイムシート。9月5日(土)にモンツァ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはピエール・ガスリー(アルピーヌ)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は17番手でQ1敗退。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ ガスリーが大波乱のポールポジション
    ピエール・ガスリーがQ3最後のアタックで1分21秒786を叩き出し、アルピーヌに驚きのポールポジションをもたらした。最初のアタックではジョージ・ラッセルがトップに立っていたが、ガスリーは最後のラップで逆転。週末を通じて好調だったアルピーヌが、最も重要な場面でその速さを結果につなげた。

    ■ 初勝利も初ポールもモンツァ ガスリーはともにF1史上109人目
    ピエール・ガスリーにとってモンツァは特別な場所だ。2020年イタリアGPでF1初優勝を挙げた際、F1史上109人目のグランプリウィナーとなった。そして今回、同じモンツァでキャリア初のポールポジションを獲得し、こちらもF1史上109人目のポールシッターとなった。初勝利と初ポールを同じサーキットで達成し、しかもどちらも「史上109人目」という珍しい記録となった。

    ■ ラッセルは0.060秒届かず2番手
    フリー走行で速さを見せ、ポールポジションの最有力候補とみられていたジョージ・ラッセルは1分21秒846で2番手。ガスリーとの差はわずか0.060秒だった。Q3最初のアタックでもトップタイムを記録しており、メルセデスの速さは本物だったが、最後の最後でガスリーに逆転を許した。

    ■ ピアストリ3番手 ノリスは9番手に沈む
    マクラーレンはオスカー・ピアストリが1分21秒966で3番手に入った一方、ランド・ノリスは1分22秒256で9番手にとどまった。最終アタックではピアストリがロックアップしてラップを断念し、その影響で後方のノリスもトウを得られない状況となった。マクラーレン勢は予選を通じてトウとコース上の位置取りに翻弄された。

    ■ フェラーリは4、5番手 地元ポールならず
    フェラーリはシャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手。エンジンアップデートによってストレートでの競争力向上が期待され、2台ともポール争いの候補に挙げられていたが、最前列には届かなかった。Q2ではハミルトンがQ3進出ラインにわずか0.001秒差まで追い込まれるなど、予選を通じて想定以上に苦しい戦いとなった。

    ■ フェルスタッペン6番手 レッドブルはローソンもQ2敗退
    マックス・フェルスタッペンはQ3で1分22秒070を記録して6番手。前日からマシンバランスに苦しんでいたレッドブルは改善を見せたものの、ポール争いには届かなかった。さらにリアム・ローソンはQ2の最終アタックでトラフィックに遭遇して14番手敗退。Q3でフェルスタッペンにトウを与える役割を果たすこともできなかった。

    ■ アントネッリQ2最速もグリッド降格
    アンドレア・キミ・アントネッリはQ2で1分21秒882の最速タイムを記録し、純粋な速さを証明した。Q3ではラッセルにトウを与える役割も担い、最終的には7番手。パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているため、予選順位とは別に決勝では後方からのスタートとなる。

    ■ 角田裕毅17番手 Q2進出まで0.139秒 チームメイトとは1.028秒差
    角田裕毅はQ1で1分23秒755を記録したが17番手で敗退。Q2進出最後の枠となったカルロス・サインツJr.の1分23秒616には0.139秒届かなかった。さらにチームメイトのアービッド・リンドブラッドはQ1で1分22秒727を記録して5番手通過しており、その差は1.028秒。角田裕毅はセッション序盤に報告された燃料漏れへの対応でコースインが遅れたことも響いた。リンドブラッドはその後Q3まで進出し、最終的に10番手となった。Q1では角田裕毅が17番手、リンドブラッドが5番手だったことも確認できる。

    ■ アストンマーティン・ホンダは21、22番手 トップの103%台
    アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが1分25秒150で21番手、ランス・ストロールが1分25秒222で22番手となり、2台そろってQ1敗退。Q1トップだったガスリーの1分22秒612に対し、アロンソは2.538秒遅れの103.07%、ストロールは2.610秒遅れの**103.16%**だった。アロンソはセッション終了前にマシンを降りており、何らかの問題が発生した可能性も示唆されたが、純粋なタイム差でも厳しい予選となった。

    イタリアグランプリ

    F1イタリアGP 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分22秒612 1分22秒077 1分21秒786
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分22秒779 1分22秒161 1分21秒846
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分22秒924 1分22秒017 1分21秒966
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分22秒902 1分22秒509 1分22秒004
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分22秒847 1分22秒516 1分22秒011
    6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分22秒631 1分22秒188 1分22秒070
    7 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分22秒758 1分21秒882 1分22秒093
    8 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分22秒662 1分22秒400 1分22秒220
    9 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分22秒659 1分22秒067 1分22秒256
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分22秒727 1分22秒345 1分22秒286
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分22秒946 1分22秒517  
    12 87 オリバー・ベアマン ハース 1分22秒906 1分22秒756  
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分23秒440 1分22秒779  
    14 30 リアム・ローソン レッドブル 1分22秒989 1分22秒821  
    15 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒616 1分23秒453  
    16 31 エステバン・オコン ハース 1分23秒466 1分23秒454  
    17 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分23秒755    
    18 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分24秒356    
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分24秒364    
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分24秒595    
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分25秒150    
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分25秒222    
  • F1イタリアGP予選Q2:リアム・ローソン14番手で敗退 フェラーリ勢は薄氷のQ3進出

    F1イタリアGP予選Q2:リアム・ローソン14番手で敗退 フェラーリ勢は薄氷のQ3進出

    2026年F1第13戦イタリアGPの予選Q2がモンツァ・サーキットで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分21秒882でトップ通過を果たした。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が0.135秒差の2番手、ランド・ノリス(マクラーレン)が3番手に続いた。

    一方、フェラーリ勢は苦しい展開となり、シャルル・ルクレールが9番手、ルイス・ハミルトンが10番手で辛うじてQ3進出。11番手ガブリエル・ボルトレト(アウディ)との差はわずか0.001秒だった。リアム・ローソン(レッドブル)は14番手に終わり、Q2で敗退した。

    アントネッリがトップ通過 マクラーレン勢が続く
    Q2ではトウを巡る駆け引きが本格化した。序盤、ローソンがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を引っ張る形でコースインし、その後ろにカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)がつけた。

    フェルスタッペンは中古ソフトで1分22秒573を記録して一時トップに立ったが、その後は路面コンディションの改善とともに各車がタイムを更新。ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップに立った直後、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がそれを上回るなど、順位は目まぐるしく入れ替わった。

    最終的にアントネッリが1分21秒882までタイムを縮めてQ2最速。ピアストリが1分22秒017で2番手、ノリスが1分22秒067で3番手に入り、マクラーレン勢が上位につけた。

    ガスリーは4番手、ラッセルは5番手、フェルスタッペンは6番手。アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)が7番手、フランコ・コラピント(アルピーヌ)が8番手と、中団勢も引き続き強さを見せた。

    フェラーリ勢は薄氷のQ3進出
    地元モンツァでポールポジション争いが期待されるフェラーリ勢は、Q2で思わぬ苦戦を強いられた。

    終盤、ハミルトンは中古タイヤで11番手の脱落圏に沈み、ルクレールも安全圏とは言えない状況。最後のアタックではルクレールがトウを得られないまま9番手に入り、ハミルトンも10番手まで浮上した。

    しかし、その差は極めて小さかった。ハミルトンのタイムは1分22秒516。11番手ボルトレトは1分22秒517で、Q3進出を分けた差はわずか0.001秒だった。

    フェラーリは2台そろってQ3へ進んだものの、予選前に期待されていた勢いとは対照的に、Q2では敗退寸前まで追い込まれる展開となった。

    スクーデリア・フェラーリ

    ローソンはトラフィックに阻まれ14番手で敗退
    ローソンはQ3でフェルスタッペンにトウを提供する役割も期待されていたが、その前に自身がQ2を突破する必要があった。

    最初のアタックではフェルスタッペンを引っ張る形で走行。終盤には再びコースへ出たが、アタックへ向かう途中で大量のトラフィックに遭遇した。

    特にターン1付近ではピアストリとの位置関係が審議対象となり、ピアストリがローソンを妨害した可能性についてスチュワードが確認する事態となった。

    ローソンは最終的に1分22秒821の14番手。Q3進出ラインとなった10番手ハミルトンから0.305秒遅れで予選を終えた。

    一方のフェルスタッペンは1分22秒188で6番手通過。ローソンがQ2で姿を消したことで、Q3ではレッドブルが予定していたトウ戦略にも影響が出ることになる。

    アウディ勢やベアマンもQ2で敗退
    11番手ボルトレトはハミルトンにわずか0.001秒届かずQ3進出を逃した。12番手はオリバー・ベアマン(ハース)、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、14番手ローソン、15番手サインツJr.、16番手エステバン・オコン(ハース)となった。

    サインツJr.とオコンの差もわずか0.001秒で、Q2でも中団争いの僅差ぶりが際立った。

    アントネッリが圧倒的なトップタイムを記録した一方で、フェラーリ勢はQ3進出ラインぎりぎりまで追い込まれ、ローソンはトラフィックに阻まれて敗退。モンツァ特有のトウとコース上の位置取りが、Q2でも結果を大きく左右した。

    F1イタリアGP 予選Q2敗退ドライバー
    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14番手:リアム・ローソン(レッドブル)
    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    16番手:エステバン・オコン(ハース)