カテゴリー: ビザ・キャッシュアップRB

  • レーシングブルズF1 ローソンとリンドブラッドに唯一のルール「接触禁止」

    レーシングブルズF1 ローソンとリンドブラッドに唯一のルール「接触禁止」

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドによる激しいチーム内バトルを歓迎しながらも、2人にひとつだけ明確なルールを課している。「互いに接触するな」というものだ。

    2026年のF1でレーシングブルズはコンストラクターズ選手権5位を争っており、現在66ポイントを獲得。アルピーヌに5ポイント差をつけ、チーム史上最高となるランキング5位を目指している。

    その一方で、ローソンとリンドブラッドの間では将来のレッドブル昇格やF1シートを巡る競争も激しさを増している。

    激しさを増すローソンとリンドブラッドのチーム内対決
    レーシングブルズは現在、F1のトップ4チームに続く「ベスト・オブ・ザ・レスト」の座を巡り、アルピーヌと接戦を繰り広げている。

    その争いと同時進行で注目されているのが、ローソンとリンドブラッドによるチーム内対決だ。

    2人は単純にチームメイト同士として競っているだけではない。将来的にレッドブル・レーシングのシートが空いた場合、その候補となる立場を争っている。さらにF2選手権をリードするレッドブル育成のニコラ・ツォロフもF1昇格候補として控えており、両者にとって現在のパフォーマンスは今後のキャリアを左右する重要な意味を持つ。

    今季はすでに両者がコース上で接近する場面が何度もあった。

    中国GPでは、ローソンがチームメイトのリンドブラッドから攻撃を受ける展開となったが、セーフティカーのタイミングがローソンに味方した。

    オーストリアGPではさらに緊張が高まった。ローソンはリンドブラッドが攻撃してこないとチームから伝えられていたにもかかわらず、実際にはリンドブラッドが仕掛けてきたことで、「チームの言うことを聞くのはこれが最後だ」と無線で不満を爆発させた。

    その後もシルバーストン、ベルギーGP、ハンガリーGPで2人は接近戦を演じている。

    興味深いことに、2人がそろってポイントを獲得した5戦のうち4戦では、ローソンとリンドブラッドが連続した順位でチェッカーを受けている。そして、その4戦はいずれもローソンが前でフィニッシュした。

    現在ローソンは43ポイントでドライバーズランキング9位につけ、23ポイントで11位のリンドブラッドを20ポイント上回っている。

    パーメイン代表が課す唯一のルール「互いに接触するな」
    チーム内での競争が激しくなっているものの、パーメインは両ドライバーのバトルを制限する考えはない。

    その代わり、レース前には必ず守るべきひとつのルールを伝えているという。

    「彼らを信頼するしかない」

    パーメインはRacerにそう語った。

    「もちろんレース前には話をする。僕は彼らに『いいか、レースをしていい。ただし互いに接触するな』と言っている」

    「それが僕からの唯一の要求だ。互いに接触するな」

    チームメイト同士がコース上で争うこと自体については、むしろ現在のレーシングブルズの競争力を示す好ましい状況だと考えている。

    「これはうれしい悩みだ。正直に言えば、彼らがコースに出れば、僕にとってはドライバーAとドライバーBだ。彼らにもそう伝えている」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    「どちらが前でも構わない」最優先はコンストラクターズ選手権
    パーメインにとって重要なのは、ローソンとリンドブラッドのどちらがチーム内で上位になるかではない。

    「どちらの順番でフィニッシュしても構わない。僕たちにとってコンストラクターズ選手権がすべてだ」

    レーシングブルズにとって、今季のランキング5位争いには特別な意味がある。

    チームは前身時代を含め、コンストラクターズ選手権で6位を上回ったことがない。現在の5位をシーズン終了まで守ることができれば、チーム史上最高成績となる。

    パーメインは、今季の躍進が特定のひとつの要因によるものではなく、チーム全体が機能している結果だと説明する。

    「素晴らしいシーズンになっている。もちろん、この素晴らしいチームで働く一人ひとりの努力によるものだ。ファエンツァのみんな、ミルトンキーンズのみんなの力だ」

    特に大きいのが、マシンに投入したアップグレードが期待通り機能していることだという。

    「違いを生み出しているのは、マシンに投入したものがすべて機能していることだ。かなり大きなアップグレードを持ち込んでも、コースに出ればきちんと機能している」

    「ドライバーたちも結果を出している。本当にあらゆる部分がうまく機能している」

    F1での将来も懸かる2人の競争
    ローソンは今季43ポイントを獲得し、ランキング9位と中団勢の中で存在感を示している。一方、リンドブラッドもルーキーながら23ポイントを挙げ、チームのコンストラクターズ選手権5位争いに貢献している。

    さらに背後にはF2首位のツォロフという次のレッドブル育成ドライバーも控える。レーシングブルズの2人にとって、チームメイトとの勝負は単なる2026年シーズンの順位争いだけではなく、今後のF1キャリアにも直結する。

    それでもパーメインが求めるのは、チームオーダーによって競争を封じることではない。自由に戦わせながら「接触しない」という最低限の一線だけを設定する方針だ。

    コンストラクターズ選手権5位というチーム史上最高成績を目指すレーシングブルズにとって、ローソンとリンドブラッドの激しい競争をポイント獲得につなげ続けられるかが、シーズン後半戦の重要な鍵となる。

  • 角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰

    角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰

    角田裕毅が、2026年F1オランダGPにレーシングブルズから参戦することが正式に決定した。チームが8月19日に発表した。

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーがサマーシャットダウン中に手首を負傷してオランダGPを欠場。レーシングブルズのリアム・ローソンがハジャーの代役としてレッドブルのRB22をドライブすることになり、そのローソンに代わってリザーブドライバーの角田裕毅がレーシングブルズから緊急参戦する。

    角田裕毅がレーシングブルズからF1復帰
    レーシングブルズは、ローソンのレッドブルへの代役起用に伴い、角田裕毅をオランダGPで起用することを正式に発表した。

    「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、アイザック・ハジャーが手首を負傷したことにより、リアム・ローソンが今週末のF1オランダGPでオラクル・レッドブル・レーシングから出場することを発表する」

    「このドライバー変更に伴い、リザーブドライバーの角田裕毅が今週末のザントフォールトでレーシングブルズから出場し、アービッド・リンドブラッドとともにレースを戦う」

    「週末に向けて両チームが準備を進めるなか、柔軟に対応してくれたリアムと角田裕毅の両名に感謝するとともに、アイザックの一日も早い回復を願っている」

    これにより、角田裕毅は2026年シーズンにF1レースへ復帰することになった。

    角田裕毅 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    古巣レーシングブルズでリンドブラッドとコンビ
    角田裕毅は2025年シーズン途中にレーシングブルズからレッドブルへ昇格したが、シーズン終了後にレギュラーシートを失い、2026年はレッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    今回の参戦は、ハジャーの負傷を発端とする玉突きのドライバー変更によって実現した。ハジャーの代役としてローソンがレッドブルに移り、空いたレーシングブルズのシートに角田裕毅が収まる。

    角田裕毅にとってレーシングブルズは、前身のアルファタウリ/RB時代を含め、F1デビューを果たした2021年から長く在籍した古巣でもある。

    オランダGPではアービッド・リンドブラッドとコンビを組む。リザーブとしてシーズンを過ごしてきた角田裕毅にとって、突然巡ってきた実戦復帰の機会となる。

    2026年F1オランダGPは8月21日にザントフォールト・サーキットで開幕する。角田裕毅が古巣レーシングブルズのマシンでどのような走りを見せるのか、大きな注目が集まる。

    角田裕毅 オランダグランプリ

    【関連】
    ・アイザック・ハジャー F1オランダGP欠場 レッドブルはリアム・ローソンを代役起用

  • 角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    アイザック・ハジャーが手首を負傷し、2026年F1第12戦オランダGPを欠場する可能性が高まっている。オランダ紙『De Telegraaf』が報じた。欠場となった場合、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める見通しだ。

    さらにローソンがレッドブルに移る場合、現在リザーブドライバーを務める角田裕毅がレーシングブルズで代役を務める可能性がある。

    実現すれば、レッドブルの2チームで一時的なドライバー入れ替えが行われることになる。

    ハジャーがトレーニング中に手首を負傷
    報道によると、ハジャーはオランダGPに向けた準備として行っていたジムでのトレーニング中に手首を負傷した。

    現時点で最終的な欠場決定は下されていないものの、ザントフォールトでレースに出場する可能性は低いとされている。

    レッドブルはハジャーをオランダGPで無理に出場させず、約2週間後に行われるイタリアGPまでに回復させることを望んでいるという。

    ハジャーにとってザントフォールトは思い出深い場所でもある。2025年のオランダGPでは3位に入り、表彰台を獲得した。また今週末には、フェルスタッペンと同様にスペシャルヘルメットを使用する予定であることも明らかにしていた。

    ローソンがフェルスタッペンのチームメイトに復帰か
    ハジャーが欠場した場合、代役の最有力候補とされているのがローソンだ。

    ローソンは2025年シーズン開幕時にレッドブル・レーシングでフェルスタッペンのチームメイトを務めたが、わずか2戦でレーシングブルズへ降格。その際、逆方向にレッドブルへ昇格したのが角田裕毅だった。

    そのため今回の交代が実現すれば、ローソンにとっては約1年半ぶりのレッドブル復帰となる。

    ローソンは2026年シーズン、レーシングブルズで好調なパフォーマンスを続けており、第11戦終了時点でドライバーズランキング9位につけている。

    角田裕毅がレーシングブルズで代役出場へ
    ローソンがレッドブルへ移ることで空席となるレーシングブルズのシートには、角田裕毅が入る見通しだと報じられている。

    角田裕毅は2025年にローソンと入れ替わる形でレーシングブルズからレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンのチームメイトとしてシーズンを戦った。2026年はF1のレギュラーシートを失い、レッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    今回のプランが実行されれば、ローソンがレッドブル、角田裕毅がレーシングブルズという、2025年序盤とは逆の形で両者がグリッドに並ぶことになる。

    レッドブル・レーシング オランダグランプリ

    ローソンにとって因縁深いザントフォールト
    興味深いことに、ローソンがF1デビューを果たしたのもザントフォールトだった。

    2023年オランダGPで、当時アルファタウリをドライブしていたダニエル・リカルドが金曜日の走行中に手首を骨折。急きょ代役に起用されたローソンがF1デビューを果たした。

    そして3年後、今度はハジャーの手首の負傷によってローソンがザントフォールトで再び代役を務める可能性が浮上している。

    しかも今回はレーシングブルズではなく、レッドブル・レーシングでフェルスタッペンの隣に座ることになる。

    レッドブルは現時点でコメントせず
    『De Telegraaf』によると、レッドブルは現地時間火曜日夜の段階でハジャーの負傷やドライバー交代について正式発表を行っておらず、コメントも控えている。

    したがって、ハジャーのオランダGP欠場、ローソンのレッドブル起用、角田裕毅のレーシングブルズ復帰はいずれも現時点では正式決定ではない。

    ハジャーの出場可否について最終判断が下されれば、レッドブルとレーシングブルズのドライバーラインアップが一時的に大きく組み替えられる可能性がある。

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  • ニコラ・ツォロフ 2027年F1昇格候補に浮上「レッドブルが準備してくれた」

    ニコラ・ツォロフ 2027年F1昇格候補に浮上「レッドブルが準備してくれた」

    ニコラ・ツォロフは、2027年のF1昇格候補として注目が高まるなかでも、目の前のFIA F2選手権に集中する姿勢を崩していない。19歳のブルガリア人ドライバーは2026年シーズンのF2でランキング首位に立ち、レッドブル・ジュニア・チームの次なるF1候補として存在感を強めている。

    シルバーストンではスプリントとフィーチャーレースを制覇するなど、今季ここまで6勝を記録。ランキング2位に20ポイント差をつけている。

    周囲では2027年のF1シートをめぐる憶測が膨らんでいるが、ツォロフはレッドブルで受けてきた教育が、こうしたプレッシャーへの対応にも役立っていると語った。

    急速に高まるF1昇格への期待
    2026年のF2は夏休みに入ったが、ツォロフを取り巻く話題はむしろ熱を帯びている。

    カンポス・レーシングから参戦するツォロフは今季6勝を挙げ、シルバーストンではスプリントとフィーチャーレースを連勝。さらに選手権で3連勝という新記録も樹立した。

    こうした活躍によって、2027年にF1へ昇格する可能性が取り沙汰されるようになった。それでも本人は、外部の雑音から距離を置くことを意識している。

    「もちろん、なるべく距離を置いて、少し自分を切り離すようにしている。周囲の雑音に入り込みすぎると、本当に厄介なことになるからね」

    「でも、実際のところかなりうまく対処できていると思う。こういうことが起きるとはまったく予想していなかった、というわけではないから」

    ただし、その反響の大きさは想像以上だったという。

    「ここまで大きな話になるとは思っていなかった。でも、そうなったものは仕方ない。僕はこれまでやってきたことを続けるだけだ」

    「今のシーズンは素晴らしいものになっているし、まだもっとできると思っている。僕たちには、まだ見せられるものがある」

    レッドブル加入がもたらした成長
    ツォロフにとって大きな転機となったのが、2025年シーズンを前にレッドブル・ジュニア・チームへ加入したことだった。

    それ以前にもF1チームの育成プログラムに所属していたが、レッドブル加入後は速さだけでなく安定感も向上。2025年のFIA F3ではラファエル・カマラとタイトルを争い、王座には届かなかったものの、そのパフォーマンスは高く評価された。

    そして2026年、F2でタイトル争いをリードするまでになった。

    「レッドブルには、こうしたカテゴリーから若手ドライバーを育ててきた素晴らしい歴史がある。僕にとってレッドブル・ジュニア・チームへの移籍は本当に重要だった」

    「彼らはあらゆる面で僕をサポートしてくれている。コース外での成長も、コース上でのことも、さまざまな状況への対処方法もそうだ。それはものすごく重要だった」

    ツォロフ自身も、加入前後で自分が大きく変化したと感じている。

    「昨年の初めからの変化を見れば、僕がかなり成長できたことは分かると思う。だから、このチームの一員でいられることに本当に感謝している」

    「彼らも僕にかなり満足してくれていると思うし、いい関係ができている。すべて順調だよ。率直に言えば、僕は今、最高の場所にいると思う」

    カンポス代表もF1昇格を後押し
    ツォロフのF1昇格を強く支持している人物のひとりが、カンポス・レーシングのチーム代表アドリアン・カンポスだ。

    シルバーストンでツォロフが予選5番手から両レースを制した後、カンポスはツォロフがすでにF1で戦う準備ができており、2027年のシートに値すると主張した。

    2022年にスペインF4タイトルを獲得した時からカンポスと歩んできたツォロフにとって、その言葉は特別な意味を持つ。

    「すごく大きな意味がある。彼がそう言ってくれるとは思っていなかったけど、僕がずっと言ってきたように、僕たちは家族なんだ」

    ツォロフは、自身の成功がドライバーだけの力によるものではないことも強調する。

    「僕も彼らと一緒に仕事ができることに感謝している。僕のキャリアにとって彼らの存在は大きかったし、彼が僕についてそう言ってくれるのと同じくらい、僕も彼らが僕に違いをもたらしてくれていると感じている」

    「マシンをセットアップすることだけじゃない。チーム内に適切な環境を作ることもそうだ。そこは十分に注目されていない部分だと思う」

    「マシンについては非常にうまく仕事をしていても、環境がそれほど良くないチームもある。ドライバーを正しい精神状態に置くことができれば、今年の僕たちのような結果につながると思う」

    19歳ながら積み重ねた豊富な経験
    ツォロフの強みのひとつが、年齢以上の経験だ。

    16歳という若さでF3に参戦し、同選手権史上でも最年少クラスのドライバーとなった。F3で3シーズンを経験してからF2へ昇格したため、19歳ながらジュニアカテゴリーで豊富な経験を持っている。

    「僕はずっと自分が若いと感じている。ちょっと面白いんだけど、今のF2グリッドでは僕が2番目に若いんだ」

    「すごく良かったのは、若いうちに多くの経験を積めたことだ。だから今はいいポジションにいると思う」

    「若くて、経験もあって、結果も出せている。それは大きなポイントだし、さらに上へ進む助けになると思う」

    F2では数年間の年齢差が外見上は分かりにくいこともあり、ツォロフは自身が実際以上に年長だと思われていると感じることもあるという。

    「僕や他のドライバーを見ても、みんな年齢差をあまり意識していないと思う。2歳とか3歳くらいの違いだから、今の年齢だと同じように見える」

    「でも、僕がグリッドの平均的な年齢になるまで、たぶんまだ2年くらいある。それを考えると悪くないよね」

    ニコラ・ツォロフ F1

    リンドブラッドから学んだ「F1ドライバーの仕事」
    F2への適応を加速させたもうひとつの要因が、現在レーシングブルズでF1を戦うアービッド・リンドブラッドの存在だった。

    ツォロフは2025年シーズン終盤の2大会でF2に昇格し、カンポスでリンドブラッドのチームメイトとなった。F2参戦3レース目となったヤス・マリーナのスプリントでは早くも3位表彰台を獲得している。

    当時すでに2026年のF1昇格へ向けて準備を進めていたリンドブラッドから、ツォロフは多くを学んだという。

    「昨年最後の2大会でアービッドの隣に入れたことは、間違いなく僕にとって重要だった」

    「彼はその時点ですでにF1とかなり密接に仕事をしていたし、アブダビの頃にはF1昇格も決まっていた」

    特に印象的だったのは、ドライビングそのもの以上に仕事への取り組み方だった。

    「彼にはF1ドライバーとしての仕事の進め方があった。それを見たことで、自分に何が必要なのか、何をすべきなのか、どう準備すべきなのかをより理解できた」

    「もし彼が隣にいなかったら、ここまで準備できていなかったと思う。間違いなく彼から学んだし、あの2大会を一緒に戦えたことには感謝している」

    2027年F1シートについて「まだ何も決まっていない」
    現在のツォロフは、F2ランキング首位を20ポイント差で走り、勝利数は他のどのドライバーの2倍に達している。

    当然ながら焦点は2027年のF1昇格へ向かう。しかし、ツォロフによれば、レッドブルとの間で具体的な将来について話し合われた段階にはまだ至っていない。

    「もちろん彼らは僕にすごく満足してくれている。でも、何かについて話し合ったわけではないし、明確なものは何もない」

    「『今やっていることを続けろ。素晴らしい仕事をしている』という感じだ。でも正直、それ以上のことはあまりない」

    その一方で、F1昇格をめぐる注目やプレッシャーに冷静に対応できている背景には、レッドブルの存在があるという。

    「レッドブル自身が、今起きているすべてのことに向けて僕を準備してくれた。そして彼らの助けがあるからこそ、こういう結果を残せている」

    「でも、まだそれ以上の話をする段階には達していない。今はF2だけに集中している」

    ツォロフはF1への意欲を隠してはいない。現在の成績を考えれば、自分にはチャンスを得るだけの資格があるとも考えている。

    「僕にとって大きな意味がある。みんなが僕のやっていることを評価して、信じてくれているということだからね」

    「僕自身も自分を信じている。今年は本当に素晴らしいシーズンになっているし、チャンスを得るに値すると思っている」

    「でも、このスポーツでは何も確実じゃない。だから、これから与えられるすべてのチャンスを生かして、F2に集中することが大事だ。それだけが、僕が次のステップへ進むために本当にできることだから」

    2027年のF1ドライバー市場が動き始めるなか、ツォロフにできる最も確実なアピールはF2で結果を残し続けることだ。19歳という若さ、ジュニアカテゴリーで積み上げた経験、そしてレッドブルの育成環境。そのすべてを武器に、まずはF2タイトル獲得という目前の目標を追うことになる。

  • アービッド・リンドブラッド F1で叶えた幼少期の夢「5歳の自分のために走っている」

    アービッド・リンドブラッド F1で叶えた幼少期の夢「5歳の自分のために走っている」

    アービッド・リンドブラッドは、F1デビューからわずか半年ながら、すでにその存在感を示している。

    18歳の英国人ドライバーは、王者経験者たちとコース上で渡り合い、たびたびQ3へ進出。着実にポイントを積み重ね、レーシングブルズをコンストラクターズランキング5位へ押し上げる原動力のひとつとなっている。

    F1.comのインタビューで、リンドブラッドはルーキーシーズン前半を振り返り、F1という夢の舞台で走る喜び、プレッシャーとの向き合い方、チームとの関係構築、そして後半戦への思いを語った。その根底にあるのは「5歳の自分のために走っている」というシンプルな気持ちだ。

    「夢」が現実になったF1デビュー
    2021年、イタリアで行われたカートイベントで、当時のリンドブラッドはランド・ノリスのもとへ駆け寄り、こう宣言していた。

    「僕のことを覚えておいて。5年後に会おう」

    それから5年。リンドブラッドはF4、F3、F2で勝利を重ね、フォーミュラ・リージョナルではタイトルを獲得。そして2026年、ノリスと同じF1グリッドに並ぶという言葉を現実のものにした。

    レッドブルのジュニアプログラムからレーシングブルズへ昇格したリンドブラッドは、開幕戦オーストラリアGPから強烈な印象を残した。予選でQ3に進出すると、決勝ではスタート直後に一時表彰台圏内まで浮上し、最終的に8位でチェッカーを受けた。

    その後も7回のQ3進出を果たし、モナコGPからハンガリーGPまでは6戦連続でポイントを獲得。F1マシンへの適応力と安定感を示している。

    「間違いなく、想像していた以上だよ」とリンドブラッドはシーズン前半について語る。

    「こんな短い期間なのに、すでに素晴らしい瞬間がたくさんあった。チームは本当に素晴らしくて、すごく温かく迎えてくれたし、僕が早く慣れるために本当に助けてくれた」

    「これまでも何度も言っているけど、今年は自分の夢を生きているんだ。ずっと実現してほしいと願っていたことだから、本当に楽しいし、特別だよ」

    なかでも忘れられないのが、F1デビュー戦となったメルボルンだ。

    「やっぱりメルボルンが一番特別だった。初めてのグランプリだったし、週末全体の流れも含めてね。レース前には少し感情的になった」

    上海や鈴鹿でも、子どものころにゲームで走ったコースを本物のF1マシンで走っているという事実に感動したという。

    「上海や鈴鹿みたいに、僕にとって新しいサーキットでは、走りながら『これは本当にすごい。F1ゲームで何度も走った場所を、今は本物で走っているんだ』と思った。実際のコースはF1ゲームよりずっと狭いけどね!」

    そして母国イギリスGPも特別な瞬間になった。

    「次に本当に感傷的になったのはシルバーストンだった。家であのレースを何度もテレビで見てきたからね。グリッドに立って、自分がそのレースの一部になっていると気づいて、『うわ、本当に起きているんだ』と思った」

    憧れのハミルトンとF1で直接対決
    オーストラリアGPでは、リンドブラッドは序盤からノリスやルイス・ハミルトンらトップドライバーと争った。

    特にハミルトンは、幼少期のリンドブラッドが応援していた存在だった。

    「去年、シルバーストンでレッドブルから初めてFP1に出たときのことを覚えている。クールダウンラップを走っていたら、エンジニアから『後ろからハミルトンがプッシュしている』と言われたんだ」

    「初めてその言葉を聞いたとき、『これはかなりすごいな』と思った」

    そして2026年のメルボルンでは、憧れのドライバーと同じ舞台で競うところまでたどり着いた。

    「メルボルンでルイスと同じコースを走って、サイド・バイ・サイドでレースをした。週末前の記者会見でも隣に座って、話をすることができた」

    「彼は僕が子どものころに憧れていた人で、一番応援していたドライバーだった。だから、5歳の自分にとって本当に特別なことなんだ」

    「誰かのためではない。5歳の自分のため」
    F1では、ドライバーの一挙手一投足が世界中から注目される。特にレッドブルの育成プログラムを経てF1へ進んだ若手には、大きな期待がつきまとう。

    しかし、リンドブラッドはそれを「プレッシャー」とは捉えていない。

    「正直に言えば、うまく対処できていると思う。もちろん緊張するよ。みんな緊張するものだと思う。うまくやりたいと思っていて、それが自分の大好きなことなら、始まる前に少し緊張することはある」

    「でも、それをプレッシャーとは呼ばないかな。そういう緊張の多くは自分の内側から来るものだと思っている」

    特別なメンタルトレーニングを積んできたわけでもないという。

    「僕はこれまで、どのカテゴリーでも外からのプレッシャーをあまり感じたことがない。今年もそれは変わっていない」

    その理由を説明する際、再び「5歳の自分」という言葉が登場する。

    「僕は5歳のころからF1に出ることを夢見ていた。カートからカテゴリーを上がっていくなかで、そのとき、そのときに集中して学んできたけど、頭の中心にはずっとF1があった」

    「今年は、最初にその夢を持った5歳の自分のためにやっている。ソファで初めてF1を見ていたときや、シルバーストンのマゴッツとベケッツでF1を見ていたころの自分だ。それを覚えている」

    「ここまで助けてくれたすべての人には本当に感謝している。でも、誰かに借りを返すためにやっているわけじゃない。誰かのためにやっているわけでもない。5歳の自分のためにやっている。だから、あまりプレッシャーを感じないんだ」

    F1で直面した「ドライビング以外」の難しさ
    もちろん、F1参戦初年度だけに学ぶべきことは多い。

    ドライビング面では、2026年から導入された新世代パワーユニット、とりわけバッテリーを含めたエネルギーマネジメントが課題のひとつだという。

    「純粋なドライビングという意味では、理解はしているけど、まだ完全には習得できていないのがエンジンだと思う。バッテリーを含めて最大限に引き出す方法だね。少し違ったテクニックが必要になる」

    一方、それ以上に大きな変化だったのがチーム規模だ。

    「マシンの外では、チームとの仕事の仕方がまったく違う。F2やF3では部屋にエンジニアが4人か5人くらいだったけど、今はサーキットに30人いて、さらにオフィスには500人いる。まったく違うダイナミクスなんだ」

    少人数のチームなら率直に要求できたことでも、F1では言葉ひとつが多くのスタッフへ伝わる。

    「悪いセッションのあとにエンジニアへ『ここを改善してほしい、あそこも改善してほしい』と言うとする。部屋に数人しかいなければ問題ないけど、大勢が聞いているとなれば、また違うスキルが必要になる」

    「どうすれば人から最大限を引き出せるか、人間関係をどう理解するかということだ。それは簡単じゃなかった」

    「単に仕事だから僕のために働くのではなく、僕のために働きたいと思ってもらえるようにする。それが一番大きく学ばなければならなかったスキルだと思う」

    ローソンとの健全なライバル関係
    チームメイトのリアム・ローソンとの関係も、ルーキーイヤーを支える重要な要素になっている。

    両者は予選でも決勝でも接近したパフォーマンスを見せ、お互いを押し上げながらレーシングブルズの競争力向上につなげてきた。

    「正直、僕たちはいい関係だと思う。オンとオフをうまく切り替えられるような関係を、一緒に築けていると思う」

    「コース上ではお互いに相手を倒したい。それがスポーツだからね。でもマシンを降りれば、本当にいい関係だし、チームのなかにもいい雰囲気がある。それが楽しくしてくれている」

    「僕たちはお互いをかなりプッシュしているし、それは2人にとっていいことだと思う。チームにとってもそうだ。お互いにプッシュすればするほどパフォーマンスを引き出せるし、それが結果にも表れている」

    マシン開発を進めてきたチームの働きも評価している。

    「チームはマシンにパフォーマンスをもたらし続けるために素晴らしい仕事をしてくれた。それが最近の数戦で僕たちが競争力を発揮できている理由だ。でも、僕とリアムが毎週末お互いをプッシュしていることも、その助けになっていると思う」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    F1を忘れる時間はファッションとスケートボード
    ハンガリーGPではレーシングブルズが今季5度目のダブル入賞を果たし、アルピーヌを抜いてコンストラクターズランキング5位へ浮上した。

    夏休みに入ったリンドブラッドにとって、F1から離れる時間も重要だ。

    「僕にとってスイッチを切るということには、サーキットにいるときと、サーキットから離れているときの2種類がある」

    F1の週末は朝から夜まで長時間に及ぶ。実際にマシンを運転する時間は限られていても、ミーティングやメディア対応などが続くため、意識的に休む時間を作っている。

    「朝9時30分に来て、夜7時に帰る。1日に運転するのは2時間だけだけど、サーキットにいる時間は長い。普通の仕事なら9時から5時だからね。ちゃんとスイッチを切れるようにしないと、本当に消耗してしまう」

    サーキットを離れたときに楽しんでいるのが、ファッションとスケートボードだ。

    「ファッションとスケートボードは結構好きだね。スケートボードは本当に別物で、まったく違う世界なんだ」

    「レッドブルではスケートボードがカルチャーの大きな一部になっているから、僕はすごく恵まれている。住んでいるところからそれほど遠くない場所にいるレッドブルのアスリートとも何人か知り合った。友達と呼べる人も何人かできて、それが楽しくしてくれている」

    「完全にレースのことを忘れられる。そういう時間が必要なときもあるんだ」

    ただし腕前について聞かれると、笑いながらこう答えた。

    「全然うまくないよ! オーリーはできるけど、キックフリップを覚えたい。今年の終わりにパドックでキックフリップができたら最高だと思う」

    後半戦も「一戦ずつ」
    夏休み明けのオランダGPから、リンドブラッドのF1ルーキーシーズン後半戦が始まる。

    シンガポールや、バーレーンGPの代替開催地となるマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットなど、初めて経験する舞台も待っている。

    「まずはすごく楽しみだね。子どものころにF1ゲームでこういうコースを全部走っていたから、実際に経験できるのが楽しみだ」

    「F1で使われるサーキットの大半は毎年同じで、新しく加わるとしても1つか2つくらいだ。新しいコースを初めて走れる機会は一度しかない。だから、その瞬間をしっかり味わって、初めて走る経験を楽しみたい」

    特にシンガポールは完全な未知の世界だ。

    「シンガポールは走ったことがない。そもそもシンガポールに行ったことすらないんだ! 暑さと湿度でかなり厳しいレースになるのは分かっているから、レースが近づいたら暑さに特化したトレーニングを増やしていくつもりだ」

    2026年からスペインGPの舞台となるマドリードの新市街地コース「MADRING」についても期待を寄せる。

    「カルロス(サインツJr.)のラップは見たけど、まだ全部をちゃんと見たわけじゃない。近いうちにシミュレーターに入ると思うから、そこで何周か走ってみる」

    「素晴らしいイベントになると思う。マドリードの大学に通っている友達がいて、すごく楽しい街で、雰囲気もすごくいいと言っている。最初のレースだから、大きなイベントになるはずだ」

    では、好調な前半戦を終えた今、後半戦に具体的な目標を設定しているのか。

    リンドブラッドの答えは、これまでと変わらない。

    「今のところ、まだ一戦ずつということに集中している。これまでやってきたように、それぞれの週末を個別に考えて、自分自身に集中して、できる限り最高の仕事をすることだけを考えている」

    「僕はもともと、あまり先を見るタイプじゃない。今この瞬間に集中しているときが、一番いいパフォーマンスを発揮できるといつも感じている。マシンに乗るたびに最大限を引き出すことだけを考えているんだ」

    「今年、その考え方を変えるつもりはない」

    F1という夢を実現した18歳は、その先にあるものを急いで見ようとはしていない。幼いころに憧れた舞台で一戦、一戦を最大限に楽しみながら結果を積み重ねる。それが「5歳の自分」のために走るリンドブラッドが、F1ルーキーイヤー後半戦でも貫こうとしているスタンスだ。

  • ニコラ・ツォロフ F1昇格へ重要な一歩 レーシングブルズでVCARB02をテスト

    ニコラ・ツォロフ F1昇格へ重要な一歩 レーシングブルズでVCARB02をテスト

    F2選手権をリードするニコラ・ツォロフが、レーシングブルズで初の本格的なF1テストに臨む。ブルガリア出身の19歳は8月27日にイモラ・サーキットで2025年型VCARB02をドライブし、F1昇格に向けて重要な走行距離を積む予定だ。

    レッドブルの育成ドライバーとして評価を高めているツォロフにとって、近年型F1マシンを本格的に走らせるのは今回が初めてとなる。

    2027年のドライバーラインナップを巡る判断が今後本格化するなか、レーシングブルズにとってもツォロフの適応力を直接確認する重要な機会となる。

    8月27日にイモラで2025年型VCARB02をドライブ
    ツォロフのテストは、レーシングブルズが今季最後のフィルミングデーを実施する8月27日にイモラで行われる。

    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドは2026年型VCARB03を使用してフィルミングを行い、2人の合計走行距離はプロモーションイベントに関する規定によって200kmに制限される。

    一方、ツォロフはTPC(Testing of Previous Cars=旧型車テスト)の規定を利用し、2025年型VCARB02を走らせる。

    2026年にTPC規則が改定されたことで、前年型であっても旧世代の技術規則に基づくマシンであれば使用できるようになった。これまでは原則として少なくとも2年前のマシンを使用する必要があったが、2026年の大幅なレギュレーション変更によってVCARB02もTPC対象車となる。

    ツォロフはこれまでF1マシンを運転した経験自体はある。2025年6月にはソフィアでレッドブルRB7を走らせ、2026年夏のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードではRB8をドライブした。ただし、いずれもデモ走行であり、今回のイモラテストはF1昇格を見据えた本格的な評価走行という意味で大きく異なる。

    FP1出走に必要な走行距離を確保
    レーシングブルズCEOのピーター・バイエルは7月、ツォロフにTPCテストの機会を与える計画を明かしていた。

    「現在、彼にTPCテストをさせることを検討している。金曜のフリー走行に出るためのライセンスが必要だからだ」

    「まだ必要な走行距離が少し足りない。だから秋に向けて計画している」

    今回のテストには、単にツォロフの速さを評価するだけでなく、将来的なF1フリー走行出場に必要な経験を積ませる目的もある。

    現時点でツォロフはF1参戦に必要なFIAスーパーライセンスを取得していない。現在の3年間の対象期間で保有するスーパーライセンスポイントは25点で、すべて2025年のFIA F3選手権でランキング2位となったことで獲得したものだ。

    2026年のF2選手権をトップ5以内で終えれば、F1参戦に必要なポイント数を満たすことができる。現在選手権をリードしていることを考えれば、スーパーライセンス取得は現実的な目標となっている。

    2027年レーシングブルズ昇格説にはバイエルが慎重
    今夏には、一部メディアがツォロフについて2027年のレーシングブルズのシートを事実上約束されていると報じた。

    しかし、レーシングブルズ側はこの見方を否定している。2027年のドライバーラインナップについて正式な協議はまだ行われておらず、決定には程遠いという。

    バイエルは当時、ツォロフの昇格説について「単なる噂だ」と語っていた。

    「彼は素晴らしい仕事をしているし、とてつもない才能の持ち主だ。当然、我々も注目している」

    「ただ、まだ7レースを終えただけだ。リアムとアービッドも同じように素晴らしい仕事をしている。だから現時点では、まだ検討する段階にすら入っていない」

    ツォロフの評価が急速に高まっている一方で、レーシングブルズには簡単に空席が生まれる状況ではない。

    ローソンはF1フル参戦2年目でドライバーズランキング9位につけ、トップ4チーム以外では事実上最高位を争っている。ルーキーのリンドブラッドもランキング11位につけ、ローソンに迫るパフォーマンスを披露している。

    さらにレッドブル・レーシングでは、アイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンとともに残留する可能性が高い。そのため、ツォロフが2027年にF1へ昇格するための明確な空席は現状では見えていない。

    ニコラ・ツォロフがビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームでTPC

    アラン・パーメイン「次の候補と言っていい」
    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインも、ベルギーGPでツォロフへの高い評価を隠さなかった。

    「彼は信じられないほど良い仕事をしている」

    「シルバーストンで素晴らしい週末を過ごして、今はF2選手権をリードしていると思う。だから『我々のレーダーに入っている』という程度では控えめすぎる。次の候補と言っていいと思う」

    ただし、F1昇格の時期については決まっていない。

    「それがいつになるのかは、正直分からない。現時点で我々がそれを考えていないというのも正しくない。彼はそこで自分の仕事をしていて、我々も自分たちの仕事をしている」

    「今年後半に彼をレーシングブルズに上げるのか、上げるとすればいつなのかについて、いずれ判断することになると思う」

    ツォロフ「チャンスをもらえれば適応できる」
    ツォロフ自身は、2027年に向けた具体的な話はまだ何も伝えられていないとしている。それでもF1マシンに乗る機会を得た場合、すぐに適応できる自信があると語った。

    「自分がやっていることでは、常に自分が一番だと信じたいものだし、今年はそれを証明しようとしている」

    「ここまで自分がやってきたことを考えれば、チャンスをもらえたらうまく適応できると思う。そのチャンスをつかむために最大限努力するつもりだし、全体的に自信はある」

    今回のイモラでの走行は、ツォロフにとってF1昇格への単なる経験以上の意味を持つ。レーシングブルズは近年型F1マシンでの速さだけでなく、タイヤ管理やエンジニアへのフィードバック、長いランでの安定性などを実際のデータから確認できる。

    F2タイトル争いで結果を残してスーパーライセンスの条件を満たし、さらにVCARB02で能力を示すことができれば、ツォロフはレッドブル育成プログラムにおける次のF1昇格候補としてさらに存在感を強めることになる。2027年に空席が生まれるかどうかは別の問題だが、8月27日のイモラテストは、そのチャンスを待つための重要な一歩となる。

  • リアム・ローソン レッドブル離脱も選択肢「F1で勝てる場所を目指す」

    リアム・ローソン レッドブル離脱も選択肢「F1で勝てる場所を目指す」

    リアム・ローソンは、将来的にレッドブルのファミリーを離れる可能性を否定せず、現在の目標は特定のチームで走ることではなく「F1でトップを争い、勝つこと」だと語った。

    かつてはレッドブル・レーシングへの昇格を明確な目標としていたローソンだが、2025年にわずか2戦でレーシングブルズへ降格。その経験を経て考え方は変化した。2026年はレーシングブルズで安定した成績を残しており、自身の将来についてもレッドブルにこだわらない姿勢を示している。

    レッドブル昇格だけが目標ではなくなったローソン
    ローソンは2025年シーズン開幕時、姉妹チームでわずか11戦のF1経験しかない状態でレッドブル・レーシングに昇格した。しかし、チームは2戦を終えた段階でその判断を見直し、ローソンをレーシングブルズへ降格させた。

    現在、ローソンが再びレッドブル・レーシングのシートを得る可能性は高くないとみられている。一方で、レッドブルの育成プログラムではニコラ・ツォロフら若手が台頭しており、レーシングブルズのシートを巡る競争も今後激しくなる可能性がある。

    PlanetF1のインタビューで、ローソンはレッドブル以外のチームへ移籍する可能性について問われ、F1で勝利を争える環境に近づけるのであれば選択肢になり得るとの考えを示した。

    「以前の僕の目標は、もちろんすごく具体的だったと思う。レッドブルに入って、トップチームまで上がることだった」

    「F1に来たときも、もっと若かった頃も、頭の中にあったのは本当にそれだったし、それを目標にしていた」

    しかし、現在は特定のチームへのこだわりは薄れている。

    「でも今は、特定のチームというわけではない。ほかのみんなと同じように、僕もF1でトップに立って勝つことを目指している。それがどこになるのかは、まったく分からない」

    ローソンの言葉からは、「レッドブル・レーシングへの昇格」という従来の一本道ではなく、自身が勝てる環境を基準にキャリアを考える姿勢への変化がうかがえる。

    ウィリアムズやアウディも過去にローソンへ関心
    レッドブルを離れてキャリアを築いたドライバーは少なくない。アレックス・アルボンやカルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリーも、レッドブルとの関係を離れた後に別のチームでF1キャリアを継続している。

    ローソン自身にも、過去に他チームから関心が寄せられていた。

    ウィリアムズのチーム代表ジェイムス・ボウルズは、2024年シーズン途中にローガン・サージェントの後任を探していた際、当時レッドブルのリザーブドライバーだったローソンに関心を示していた。

    また、元レッドブルのジョナサン・ウィートリーもアウディ在籍時にローソンの獲得に関心を持っていたとされる。ただし、ウィートリーがアウディを離れたことで、その可能性を取り巻く状況は変化している。

    ローソンにとって重要なのは、単にレッドブルを離れることではない。現在のレーシングブルズよりも競争力があり、将来的に優勝を狙える環境へ進めるかどうかが判断基準になる。

    リアム・ローソン

    2026年は43ポイント 中団勢をリード
    2025年の激動とは対照的に、2026年のローソンはレーシングブルズで安定したシーズンを送っている。

    第11戦を終えた時点で43ポイントを獲得し、中団勢のドライバーではトップ。F1キャリアでそれまでに獲得していたポイント数に迫る数字を、今季前半だけで積み上げた。

    ローソンは、こうしたパフォーマンスについて、2025年のレッドブルでの経験から立ち直った結果だという見方には同意していない。

    「それをどう見るかは、たぶんみなさんが決めることだと思う。僕にとっては、今はもう考えていることではないからね」

    「僕にとって、それは本当に何か特別なものではない。今シーズンは、僕たちは本当にすごくいい仕事をしていると思う。僕自身としては、昨年の『亡霊』みたいなものがあったとは思っていない」

    2025年が厳しいシーズンだったこと自体は認めている。しかし、ローソンはその経験を失敗として引きずるのではなく、自身を成長させたものとして捉えている。

    「厳しいシーズンだった。でも、そこから本当に多くのことを学んだし、正直に言えば、ドライバーとしても人間としてもずっと強くなって戻ってこられた」

    「毎週、その経験をすべて生かそうとしている。今はクルマに乗って、いいシーズンを送ることだけを考えているし、実際にそれができている。ほかの人がどう見るかは、その人たち次第だ」

    「今は一貫性を続けることに集中している」
    レッドブル・レーシングへの昇格と、わずか2戦での降格は、ローソンのF1キャリアを語るうえで避けて通れない出来事となった。

    それでも本人にとって、それは現在のパフォーマンスを左右する「亡霊」ではないという。

    「結局のところ、もちろん人々は好きなように見ることができる。でも今は物事が本当に、本当にうまくいっている。僕たちが集中しているのは、それを続けることだ。この一貫性を維持していきたい」

    2026年のローソンは、レーシングブルズで結果を積み重ねることで、自らの市場価値を再び高めている。かつて目標だったレッドブル・レーシングへの昇格だけに将来を託す必要もなくなりつつある。

    レッドブルに残るのか、それとも新たなチームへ向かうのか。ローソンが示した基準は明確だ。チームの名前ではなく、F1でトップを争い、勝利を狙える場所であること。それが今のローソンにとって最も重要なキャリアの目標となっている。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1の躍進に自信「強力なパッケージがある」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1の躍進に自信「強力なパッケージがある」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2026年F1シーズン前半戦でチームが予想以上の競争力を発揮したことに手応えを示した。開幕当初はVCARB 03の難しさから「自信はなかった」と振り返る一方、早い段階で開発の方向性を確立し、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出せるようになったと語っている。

    ローソンは11戦中8戦でポイントを獲得し、ドライバーズランキングではトップ4チームの8人に続く9位につけている。

    レーシングブルズもコンストラクターズランキング5位まで浮上しており、ファエンツァを拠点とするチームにとって過去最高となる年間順位が現実的な目標になりつつある。

    開幕前は「どれほど強いのか分からなかった」
    シーズンが始まる前、ローソン自身もレーシングブルズがここまで競争力を発揮できるとは確信していなかったという。特に新レギュレーションが導入された2026年は、VCARB 03の特性を理解することから始めなければならなかった。

    「正直に言えば、年初の時点では僕たちにもよく分かっていなかったと思う。かなり不確かな感覚で、どれくらい強くなれるのか分からなかった」

    「年初はマシンが難しかったので、シーズンがどうなるのかについて僕はまったく自信がなかった。ただ、新しいレギュレーションをしっかり理解して、そこからどう最大限を引き出すかということに集中していた」

    しかし、チームはVCARB 03への理解を急速に深めていった。

    「そこから僕たちはかなり早い段階でマシンから多くのパフォーマンスを引き出せるようになった。それが本当にうまく機能した」

    その成果は早くも中国GPで表れ、ローソンは7位入賞を果たした。この結果をきっかけにチームは勢いを増し、シーズンが進むにつれてランキング5位まで浮上した。

    開発の方向性を早期に確立「すべてがうまく機能した」
    ローソンは、シーズン序盤に正しい開発方向を見つけられたことが現在の好調につながっていると考えている。

    「とても重要だったと思う。かなり早い段階で良い方向性を見つけることができたし、それ以降に開発して製造してきたものは、どれも本当にうまく機能している」

    「もちろん、誰だって良い結果を出すのは好きだし、それによってチームのモチベーションも非常に高い状態に保たれていると思う」

    レーシングブルズはその後も安定してトップ10争いに加わった。ローソン自身、特定の1戦だけが突出していたというより、週末を通して着実にパフォーマンスを高めることが好結果につながっていると説明する。

    「とても良いレースはいくつかあった。モナコは本当に力強かったし、オーストリアも素晴らしかった。シルバーストンも良かった」

    「でも正直なところ、どの週末もかなり似ていた。週末が進むにつれて僕たちは強くなっていって、そのたびにマシンから引き出せるものをすべて引き出せたと感じている」

    好結果よりも苦戦した週末から学ぶ
    ローソンにとって、むしろ印象に残っているのは思うような結果を残せなかったレースだという。

    「かなりクリーンなレースができているので、逆に目立つのはうまくいかなかったレースかもしれない。それが少ないというのは良いことだけど、当然ながら、そういう週末から一番多くを学ばなければならない」

    具体的に挙げたのがマイアミGPとベルギーGPだった。

    「マイアミでは週末を通して全体的にペースが足りなかった。それからスパも、特に僕のガレージ側では難しい週末だった」

    「そういうレースを深く分析して、もっと理解しなければならない」

    一方、モナコGPとイギリスGPでは今季自己最高となる6位を獲得。トップチームとの差も縮まっている。

    「トップのドライバーたちからそれほど離れていなかった。数レース前まではものすごく遠かったからね。だから、間違いなく大きく改善している」

    速さはもう「驚きではない」
    シーズン序盤こそVCARB 03のポテンシャルはローソンにとって驚きだった。しかし、好結果を繰り返すにつれて、その競争力を当然のように発揮できる状態へと変わってきたという。

    「最初にパフォーマンスを見つけ始めたころは、たぶん驚きの方が大きかった。でも、それ以降は正直、それほど驚くことではなくなった」

    「みんなが本当に良い仕事をしているし、マシンに何が必要なのかをしっかり理解できている。ドライバーとしても、週末を重ねるたびにマシンからすべてを引き出す方法をより理解できるようになっている」

    「それができれば、僕たちには強力なパッケージがあることが分かっている。だからもう驚きではない。必ずそうなると期待しているわけではないけど、自分たちに実現できることだとは分かっている」

    「今年は何度もそれを実現してきたし、これからも繰り返していきたい」

    リンドブラッドとの共通認識もチームを後押し
    ローソンだけでなく、チームメイトのアービッド・リンドブラッドもVCARB 03で好パフォーマンスを見せている。レーシングブルズは直近6戦のうち5戦でダブル入賞を達成している。

    「正直、チームは本当に良い流れに乗っていると思う。アービッドはもちろんとても速いし、僕たちはかなり似ている」

    「マシンについて感じていることも、おそらく僕と似ている。それもチームが進む方向性を決めるうえで助けになっていると思うし、すごく良い状態だと思う」

    ローソン自身も、これまでのF1キャリアで現在が最も快適に戦えていると認める。

    「そうだね。当然、経験を積めば積むほどそうなっていくものだと思う。でも今年は結果も良くなっているし、それによって良い流れに乗っていると感じられる」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    安定感を生んだ経験「レースは1コーナーでは決まらない」
    今季のローソンは速さだけでなく安定感も高まっている。その背景には、レース以外の部分で積み重ねてきた経験があるという。

    「それは表に見えないところで取り組んできた成長だと思う。個人的には経験が増えたこともあるし、レースは長くて、最初のコーナーで勝負が決まるわけではないということも理解するようになった」

    「いろいろなことが今の安定感につながっていると思う」

    夏休みについては、過密な前半戦を終えたチームにとって必要な時間だとしながらも、好調なだけに早くレースへ戻りたい気持ちもある。

    「みんなにとって休むのは良いことだと思う。この時期はかなり忙しかったからね」

    「でも当然、僕はレースが好きだし、特にうまくいっているときはなおさらだ。休み明けには楽しみなレースがいくつもあるし、そこに飛び込んでいくのが待ちきれない」

    目標はレーシングブルズを「中団トップ」に
    後半戦に向けてローソンが掲げる個人的な目標は、具体的なランキング順位ではない。可能な限り多くの週末でポイントを獲得し、VCARB 03の能力を最大限に引き出すことだ。

    「個人的な目標としては、できるだけ多くの週末でポイントを獲得して、マシンから引き出せるものをすべて引き出すこと。それで年末にどの順位にいるかは、その結果として決まるものだと思う」

    「大切なのは、自分にできることをすべてやったと分かっていることだ」

    中団争いでは、レースごとの勢力図の変化が大きいため、特定の順位を目標にすることには意味がないとも考えている。

    「具体的に何位を狙っているというものはない。F1でそういう期待を持つのはすごく難しい。特に中団にいるとね」

    「でも、僕たちが中団でベストのチームになれるなら、ドライバーとしても自分たちの仕事を果たしたと言えると思う」

    開幕時にはVCARB 03の難しさからシーズンへの自信を持てなかったローソンだが、11戦を終えた現在、その評価は大きく変わった。開発の方向性、ドライバー同士のフィードバック、週末を通じたマシン理解が噛み合い、レーシングブルズは中団トップを争う存在へと成長。ランキング5位を守り切れるかが、後半戦の大きな焦点となる。

  • アービッド・リンドブラッド F1定番のモナコ移住を拒否「富の象徴に抵抗」

    アービッド・リンドブラッド F1定番のモナコ移住を拒否「富の象徴に抵抗」

    F1ドライバーにとって”聖地”ともいえるモナコ。しかし、2026年にF1デビューを果たしたレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは、その魅力に惹かれていないことを明かした。

    現在のF1グリッド22人のうち13人がモナコに居住、または不動産を所有しているが、リンドブラッドは「普通の18歳として暮らせる場所」を望んでおり、将来的にも静かな海辺の街で生活したいという考えを語っている。

    F1ドライバーがモナコを選ぶ理由
    モナコはF1モナコGPの開催地であるだけでなく、税制面でのメリット(フランス人を除く)や高い治安、ヨーロッパ各地へのアクセスの良さから、多くのF1ドライバーが拠点としている。

    2026年シーズンでは、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、ランド・ノリス、シャルル・ルクレールら世界のトップドライバーがモナコに居住している。

    一方で、リンドブラッドは、その華やかな環境に違和感を抱いている。

    祖父母と両親の苦労が価値観を形成
    リンドブラッドは、自身の家族の歴史が現在の価値観に大きな影響を与えていると説明した。

    「僕の祖父母は何も持っていなかった。父は食事を1日3回取ることさえ難しかった時期があって、11歳か12歳の頃にはすでに働いていた」

    「母方の家族にも特別な物語がある。祖父母はパキスタン出身で、ある時すべてを失った。本当に一夜にして、身につけていた服と持ち運べる荷物しか残らなかったんだ」

    「その後、イギリスへ移り、医師として懸命に働いて人生を築き直した。僕は努力によってすべてを勝ち取った人たちに囲まれて育った」

    「モナコは富の究極の象徴」
    そうした背景が、モナコ移住に抵抗を感じる理由だという。

    「その通りだ。モナコに住んでいる人たちは『実際には普通の生活だよ』と言う。でも僕の中では、モナコは今でも『富の究極の象徴』なんだ」

    「若い頃に父が食事にも苦労していたことや、祖父母がすべてを失ったことを思うと、そんな場所に住むことに少し抵抗を感じる」

    「もちろんモナコが悪い場所だと言いたいわけじゃない。ただ今の自分には、その考えにまだしっくりこないだけなんだ」

    「もちろん僕も普通の人間だから、たまには何か良い物を買いたくなる。そういう意味では矛盾しているかもしれない。でも、今はそう考えている」

    望むのは”普通の18歳”としての生活
    リンドブラッドは将来住みたい場所についても、自身の理想を明かした。

    「海の近くの静かな街で暮らしたい。誰にも知られず、映画館へ行ったり、散歩したり、友達と会ったり、普通の若者として生活できる場所がいい」

    「子どもの頃から僕の人生は友達とは全然違っていた。サーキットではF1ドライバーでいたい。でも家に帰れば18歳の若者でいたい。それが僕にとって本当に大切なんだ」

    現在リンドブラッドはイングランドを拠点としており、「今住んでいる場所では、それが実現できている」と語っている。

    2026年F1ドライバーの主な居住地

    ■ モナコ
    ・ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    ・マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    ・シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    ・ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    ・ランド・ノリス(マクラーレン)
    ・オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ・リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ・ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ・ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ・アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    ・カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    ・オリバー・ベアマン(ハース)
    ・バルテリ・ボッタス(キャデラック)

    ■ スイス
    ・フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ・ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ・エステバン・オコン(ハース)

    ■ イタリア
    ・ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

    ■ イタリア/フランス
    ・アイザック・ハジャー(レッドブル)

    ■ サンマリノ
    ・キミ・アントネッリ(メルセデス)

    ■ イングランド
    ・アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)

    ■ アルゼンチン
    ・フランコ・コラピント(アルピーヌ)

    ■ マイアミ
    ・セルジオ・ペレス(キャデラック)

    F1ドライバーの多くが税制や利便性を理由にモナコを生活拠点として選ぶ一方で、リンドブラッドは家族の歴史と自身の価値観を大切にし、「普通の生活」を優先したいという姿勢を示している。彼の考え方は、F1界では少数派ながらも、18歳らしい率直な価値観として注目を集めそうだ。

  • ニコラ・ツォロフ F1昇格に自信「今やるべきはF2王座獲得」

    ニコラ・ツォロフ F1昇格に自信「今やるべきはF2王座獲得」

    レッドブル育成ドライバーのニコラ・ツォロフは、レーシングブルズの2027年シート争いが激化する中でも、将来的にF1昇格のチャンスは必ず訪れると自信を示した。

    現在FIA F2選手権でランキング首位を走る19歳のブルガリア人は、今季の好調なパフォーマンスによってレッドブル育成の有力候補として評価を高めている。一方で、レーシングブルズではリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが好成績を残しており、2027年のドライバー選考は難しい状況となっている。

    チーム代表のアラン・パーメインは先日、ツォロフを「次の候補(next in line)」と表現し、F1昇格候補として注目していることを明かしていた。

    「いつか必ずチャンスは来る」と確信
    ハンガリーGP週末、将来について何か進展があったかと問われたツォロフは、まだ具体的な話はないと認めた。

    「残念ながら、まだ何もない。でも、まだ時期としては早い。まずは夏休みを終える必要がある」

    今季はツォロフが2027年からレーシングブルズ入りするとの憶測も一部で流れたが、そうした報道は時期尚早だったとみられている。

    それでもツォロフは、自身の結果を積み重ねれば道は開けると確信している。

    「僕は今やっていることを続ける必要がある。もちろん、すべてが今と同じように進めば、いつか必ずチャンスをもらえると信じている」

    ニコラ・ツォロフ FIA フォーミュラ2選手権

    F2タイトル獲得が最優先
    ツォロフは現在、F2ランキングでガブリエーレ・ミニに20ポイント差をつけて首位に立っている。

    F1昇格の可能性よりも、まずはF2タイトル獲得に集中することが重要だと強調した。

    「僕にとって大事なのはそこだ。今はF2に集中しているし、今日のF2でより良い結果を残せば残すほど、自分自身により多くのチャンスを与えることになる」