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  • F1イタリアGP 決勝スターティンググリッド:角田裕毅は15番グリッド

    F1イタリアGP 決勝スターティンググリッド:角田裕毅は15番グリッド

    2026年F1第13戦イタリアGPの決勝スターティンググリッドは、予選後に科された複数のペナルティによって大きく変動した。ポールポジションからはアルピーヌのピエール・ガスリーがスタートし、メルセデスのジョージ・ラッセルがフロントロウに並ぶ。

    さらに決勝当日、フェルナンド・アロンソとリアム・ローソンのピットレーンスタートが決定した。角田裕毅は15番グリッドから決勝に臨む。

    ガスリーは予選Q3で1分21秒786を記録し、自身初となるF1ポールポジションを獲得。ラッセルを0.060秒差で退け、モンツァの先頭グリッドを手にした。

    予選3番手だったオスカー・ピアストリは、Q2でリアム・ローソンの走行を妨害したとしてスチュワードから3グリッド降格ペナルティを科され、6番グリッドへ後退した。

    これにより、シャルル・ルクレールが3番手、ルイス・ハミルトンが4番手、マックス・フェルスタッペンが5番手へとそれぞれ繰り上がった。

    7番グリッドにはフランコ・コラピント、8番手にはランド・ノリスが並ぶ。レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドが9番手、アウディのガブリエル・ボルトレトが10番手からスタートする。

    中団ではオリバー・ベアマンが11番手、ニコ・ヒュルケンベルグが12番手、カルロス・サインツJr.が13番手、エステバン・オコンが14番手。角田裕毅は予選17番手から15番グリッドへと繰り上がって決勝を迎える。

    後方ではバルテリ・ボッタスが16番手、セルジオ・ペレスが17番手、ランス・ストロールが19番手。パワーユニット関連のペナルティを受けたアンドレア・キミ・アントネッリは20番手、アレクサンダー・アルボンは21番手となっている。

    一方、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、決勝を前に複数のパワーユニット(PU)コンポーネントを交換。新しいMGU-K、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)が投入され、いずれも年間の使用上限を超過した。

    さらに、これらのPUエレメントはFIAテクニカルデリゲートの承認を得ずにパルクフェルメ下で交換されたため、アロンソは通常のグリッドではなくピットレーンからスタートする。

    レッドブルのローソンも、すでに複数のPUコンポーネント交換によるペナルティで後方スタートが決まっていたが、その後の変更によってピットレーンスタートとなった。

    アロンソとローソンはいずれも角田裕毅より後方に位置していたため、両者がピットレーンスタートとなっても角田裕毅の15番グリッドに変更はない。

    モンツァはオーバーテイクの機会が比較的多いサーキットだが、ピットレーンからレースを開始するアロンソとローソンにとっては、タイヤ戦略やセーフティカーのタイミングを含め、レース展開を生かした追い上げが必要となる。

    イタリアグランプリ 角田裕毅

    2026年F1 イタリアGP 決勝スターティンググリッド

    Grid No ドライバー チーム 予選
    1 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1 (-)
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 2 (-)
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 4 (↑1)
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 5 (↑1)
    5 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 6 (↑1)
    6 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 3 (↓3)
    7 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 8 (↑1)
    8 1 ランド・ノリス マクラーレン 9 (↑1)
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 10 (↑1)
    10 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 11 (↑1)
    11 87 オリバー・ベアマン ハース 12 (↑1)
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 13 (↑1)
    13 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 15 (↑2)
    14 31 エステバン・オコン ハース 16 (↑2)
    15 22 角田裕毅 レーシングブルズ 17 (↑2)
    16 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 19 (↑3)
    17 11 セルジオ・ペレス キャデラック 20 (↑3)
    Pit 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 21 (Pit)
    19 18 ランス・ストロール アストンマーティン 22 (↑3)
    20 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 7 (↓13)
    21 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 18 (↓3)
    Pit 30 リアム・ローソン レッドブル 14 (Pit)

    2026年F1イタリアGPは、9月6日(日)22時(日本時間)からフォーメーションラップが行われる。

  • F1イタリアGP予選 全ドライバーコメント:ガスリー初ポール 角田裕毅Q1敗退

    F1イタリアGP予選 全ドライバーコメント:ガスリー初ポール 角田裕毅Q1敗退

    2026年F1第13戦イタリアGPの予選がモンツァ・サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分21秒786を記録してF1初のポールポジションを獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.060秒差の2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3番手に続いた。

    角田裕毅(レーシングブルズ)はQ1で1分23秒755を記録して17番手となり、Q2進出を逃した。

    予選後には、モンツァ特有のアウトラップやパワーユニット、タイヤの準備の難しさを挙げ、「重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした」と振り返った。

    1番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「信じられない瞬間だ。F1で初めてのポールポジションだ! 本当にうれしいし、今日起きたことを僕たち全員がまだ完全には信じられていないくらいだ。結果は本当に僕たちの期待を上回った。今日を迎える時点ではまったく予想していなかった。もちろん、とても特別な気分だ。F1でこの瞬間を長い間待っていたからね。チームのみんなに感謝したい。マシンの感触はとても良かったし、僕自身もステアリングを握っていていい感触だった。あとは1周ごとに少しずつ詰めていこうとした。Q1の最初から速かったけど、それでもポールポジションが可能だとは思っていなかった! この瞬間を楽しむつもりだけど、本当に重要なのは明日だということも分かっている。チームとしてレースに向けて懸命に準備し、最終結果を最大限にするために全力を尽くす」

    2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はポールポジションに手が届くところにあった。最後のランは僕たちの側で少しまとまりを欠いていて、自分たちでもう少し物事をシンプルにできたかもしれない。キミはずっと僕を助けるために素晴らしい仕事をしてくれて、必要なところでは有効なスリップストリームを与えてくれた。でも最後のプッシュラップでは、パラボリカでマックスが少し状況を複雑にした。とはいえ、それもレースの一部だ。とはいえ、ピエールには心から祝福を送りたい。今日は彼にあれほどのペースがあるとは予想していなかったから驚いたけど、本当に素晴らしい仕事をした。彼は素晴らしい人間であり、素晴らしいドライバーだし、この結果に完全に値する。2番手スタートでも明日に向けて僕たちは強いポジションにいる。今週末はすべてのセッションでずっと先頭付近にいるし、自分自身にもマシンにもいい感触を持っている。モンツァのようなサーキットでは本当にオーバーテイクのチャンスがあるから、スタート位置がすべてではない。鍵になるのはクリーンなスタートを決めて、1周目のトラブルを避けることだ。そこからは自分たちのレースに集中し、勝利を狙えるいいチャンスを作れればと思う」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「最終的には明日のレースを6番手からスタートすることになるとしても、予選を3番手で終えられたのは良かった。ここではいつランをするかが常に重要で、僕たちのピットレーンでの位置だと後方で詰まってしまうリスクがあると分かっていたから、早めにガレージを出て隊列の先頭を走ることに決めた。最初のラップはかなり良かったし、タイムを見ると最後のランで改善できたのはほんの数人だったから、チームの判断は正しかったと思う。アルピーヌと、初ポールを獲得したピエールにもおめでとうと言いたい。明日に向けては、僕たちのロングランペースはメルセデスやフェラーリほど速くない。でも、ここでは最初の数周はたいてい混乱するし、最速のマシンが必ずしもその後トップを走っているとは限らない。面白いレースになるかもしれない」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今年のマシンではPUとドライビングスタイルを最適化することが非常に難しいサーキットで、僕たちは完全には最適化できなかった。今日ポールを獲得したピエールのことは本当にうれしく思う。素晴らしい仕事をして、チャンスが来たときにしっかり結果を出した。予選仕様での今日の位置と比べれば、明日はもっと強くなれると思っている。ただ、ライバルたちはストレートで非常に強いことも頭に入れておかなければならない。僕たちはコーナーでのスピードを生かして、どこでゲインできるかを見ていく。全員が同じPU戦略にそろえない限り、明日はヨーヨー・レーシングがテーマになるだろうけど、それはおそらくないと思う。明日はティフォシのために戦い、彼らに誇りに思ってもらえるよう全力を尽くす」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP3ではマシンの感触が強く、予選序盤でもしっかりしたペースを示せた。最終的にQ3を完全には最大限に生かせず、それが響いた。でも、素晴らしい結果を出したピエールにはおめでとうと言いたい。全体としては、僕たちが進んでいる方向には勇気づけられている。チームは本当に懸命に取り組み、アップデートを投入し、常にさらなるパフォーマンスを引き出そうとプッシュしている。サーキットにいるみんなとマラネロにいるみんなを本当に誇りに思う。ティフォシのサポートは僕にとって大きな意味があるし、本当に感謝している。前方は僅差の戦いで、順位を上げるチャンスはある。だから明日は全力でレースをし、自分たちがやるべきことに集中して、この観客の前で結果を出すためにすべてを出し切る」

    6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「FP3はかなりポジティブなセッションで、僕たちにとってすべてがかなり良かった。ポールを争えるとは思っていなかったけど、マシンはかなり快適にドライブできて、それは本当に良かった。予選は少し難しくなって、マシンがかなり跳ねるようになった。マシンに何らかの問題があって予選に影響し、パフォーマンスが制限されたと思う。それで低速域でタイムを失った。今日はもっとできると思っていただけに残念だった。リアムもQ2でブロックされてラップに影響したので、それも残念だった。僕たちは可能だったすべてを最適化できなかったし、マシンの制限について調べる必要がある。そうすればレースでもう少し競争力を高められるかもしれない。明日何ができるか見てみよう」

    7番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「レースでペナルティを受けると分かった状態で予選に臨むのは、とても奇妙な感覚だった。当然、今週末はポールポジションを争って前方からスタートしたかったけど、僕たちはそういう状況ではない。それでもチームのためにやるべき仕事があったし、ジョージを助ける必要もあった。だからベストを尽くしたし、今日はそれができて良かった。明日はレースを楽しみ、あらゆるチャンスを最大限に生かすことがすべてになる。ここは走っていてとても楽しいサーキットだし、順位を上げるチャンスもたくさんあるはずだから、いい形で前進できればと思う。鍵になるのはクリーンなスタートを切って、トラブルを避け、トラフィックを抜けて、そのあと前のマシンを追いかけていくことだ」

    8番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「まずピエールとチームにおめでとうと言いたい。ピエールは素晴らしいラップだったし、予選の最後の部分で僕に対してタイムを伸ばすことができた。2台ともQ3に進み、明日のポイント争いに加われるのはポジティブだ。選手権ではライバルとの差が広がっているから、それが重要なのは分かっている。予選を通してマシンの感触は良かったし、僕たちが施した変更もポジティブだった。このサーキットが明らかに僕たちのパッケージに合っている。ストレートスピードはいいけど、今年ここでオーバーテイクがどうなるかは少し未知数だし、デプロイメント戦略も要素になる。しっかり準備してベストを尽くし、ポイントを持ち帰れるようにしたい」

    9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日の予選はフラストレーションがたまるものだったけど、このコースでのマシンのパフォーマンスを考えれば、最終的には予想していたような結果だった。僕たちの主な弱点はストレートスピード不足で、それによって競争力を発揮するにはいいスリップストリームを得ることに大きく依存している。最後の2回のランではどちらもコース上のポジションに恵まれず、そのトウを得られなかった。それでかなりのラップタイムを失った。僕自身のラップは悪くなかったけど、ここではその弱点の代償を払うことになる。それにブレーキの問題にも苦しみ、自信を持って走るうえで妨げになった。それは決して理想的ではない。レースに向けては、それほど大きな期待はしていない。ストレートで不利な状況では集団を抜いていくのは厳しいし、レースペースはさらに難しいかもしれない。それでも面白いグリッドになったのはいいことだし、アルピーヌとピエールのパフォーマンスにはおめでとうと言いたい。オスカーもスリップストリームがあれば何が可能かを示し、マシンをトップ3に入れる非常にいい仕事をした。すべてを分析して、明日は少し楽しみながら、いいポイントを争うためにベストを尽くす」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「またQ3に進めたのは素晴らしい。でも今日の最終結果には少しがっかりしている。Q1とQ2が強かったあと、Q3最後のラップを完全には最大限にできず、コンマ1秒ほど失ったので、8番手は狙えた。今日はみんながトウを探していて、F3のセッションのように感じたし、今年F1で経験したなかでも最も複雑な予選のひとつだった。アルピーヌには間違いなく驚かされた。明らかに何かを隠していて、実際ストレートではとても速かった。彼らは称賛に値する。でも僕たちにも非常にいいパッケージがあることは分かっているし、モンツァは特殊なサーキットなので心配する理由にはならない。明日のレースではトップチームがまだ前に抜けていくと思うけど、ポイントは間違いなく狙える。今夜はいくつかのことに取り組み、レースで可能な限り最高の結果を目指す」

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「最後のプッシュラップは良かったので、これほど小さな差でQ3を逃したのはもちろん残念だ。ターン8で少しリアが動いて、そこで少しタイムを失った。でも今日はマシンからこれ以上大きく引き出せるものはなかったと思う。全体として、ここまでの週末の進み方にはかなり満足している。チームは素晴らしい仕事をしていて、僕たちにとってより難しいと予想していたサーキットでも、まだ戦いのなかにいることができている。明日はポイント争いに加われると思う。周囲のマシンも速いので簡単ではないけど、あらゆるチャンスを最大限に生かすつもりだ」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「正直、FP1の最初のラップからマシンには満足していた。ここ数戦ずっと僕たちが求めてきた方向性そのものだった。一方では、アップデートを持ち込んだ結果としてストレートではそれほど良くない。でも当然、ラップ全体では速くなっているし、コーナーでのダウンフォースという意味では前進だ。フィーリングは本当に良かったし、また上位で戦えるようになったのはうれしい。このままプッシュを続ける。明日のターゲットはトップ10とポイントだ」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「難しい予選だった。モンツァではタイミングとトウを正しく合わせることが大きな違いを生むけど、Q1では何度か自分が望ましくない場所にいて、きちんとしたラップをまとめるのが難しかった。Q2では状況が良くなってペースも出始めたけど、そこから次の段階に進むには少し遅すぎた。明日はこのスタート位置から簡単にはいかないけど、ここ数戦で僕たちはレースをうまく戦えることを示している。できるところで順位を上げ、巡ってくるすべてのチャンスを最大限に生かしていく」

    14番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「今週末はエンジンペナルティを受けることが最初から分かっていたので、予選ではQ3に進んでトウを与え、マックスをサポートすることに集中していた。でも残念ながらそこまで行けなかった。最後のラップまではセッション全体をずっとクリーンエアで走っていたから、オスカーにブロックされたことが何より響いたと思う。タイヤもかなり熱くなっていたので、理想的な状況ではなかった。全体的に難しい一日だったけど、どのみち最後尾からスタートする予定だったので、僕のレースにとってはそれほど違いはない。明日はいい形で順位を上げていければと思う」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「昨日と今朝はいくつかのことを試して、マシンをよりいい状態に持っていくことができた。今日はできることをすべてやり、結果を最大限に引き出した。Q1ではクリーンなラップを走り、Q2でもオコンを上回るいいラップができた。つまり明日は13番手からスタートすることになる。そこから何ができるか見てみよう!」

    16番手:エステバン・オコン(ハース)
    「予選のラップには満足している。今日は持っていたもののポテンシャルを本当に最大限に引き出した。2台にはいくつか違いがあって、エンジンだけでなく空力面にも差がある。僕たちは常に一貫性に苦しんでいて、それが今週末ずっと僕のマシンに現れていた。でもチームは問題を直そうとものすごい仕事をしてくれた。今日に向けて、そしてFP3の最中にも、可能な限り多くのパーツを交換した。問題の根本原因にはたどり着けず、予選でもまだ症状があって、空力的なロードの低下も残っていた。それでもチームには敬意を表したい。最後に報われることがないなかで、本当に多くの作業をしてくれた。それでもQ2に進めたのは良かったし、明日はいいレースができればと思う」

    17番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は残念でしたし、僕たちが求めていた結果をうまく出すことができませんでした。ここでは信じられないほど複雑で、特にアウトラップの準備や、パワーユニットとタイヤを適切なウインドウに入れるという点で、ザントフォールトとはかなり違います。残念ながら、重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした。明日は15番手からスタートするので、そこからいくつか順位を上げていければと思います。またマシンに戻って、何ができるかを見るのを楽しみにしています」

    18番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    「エンジンペナルティによって後方からスタートすることは分かっていたので、今日はチームプレーに徹してカルロスをQ2に進ませるのがプランだった。デプロイメントとトウの効果は非常に大きいので、隊列のなかにとどまることが重要になる。それが明日順位を上げるうえで鍵になる。ペースはまずまずだったけど、まだ中団からは離されている。でもエンジンはストレートで強い。F2とF3のレースではいろいろなことが起きていたので、明日も少し混乱が起きて、それを僕たちの味方にできればと思う。今はレースに完全に集中しているし、中団で戦えればと思う」

    19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日は僕たちにとって分かりやすく、しっかり遂行できた予選セッションだった。3周ともいいラップができて、アストンマーティン勢の前に出て、アレックスにもかなり近づけた。ここまで今週末はスムーズに進んでいて、そのおかげでセットアップの細かな部分に集中できている。だから僕たちのパッケージを最大限に引き出せている感触がある。前方のマシンへのペナルティによって、明日のレースはチームとして過去最高の16番手からスタートする」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「全体として、今日は自分たちが持っているものですべてうまくやれたと思う。レースペースはまずまずなので、明日はもう少し前に進むことが最も重要で、それが僕たちの主な目標になる。ポジティブな姿勢とアプローチを持つことが違いを生むこともあるし、僕たちはそこをうまくできたと思う。これからは明日巡ってくるチャンスを最大限に生かすことに集中する」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「現在、Q1終盤にガレージから出られなくなったマシンの問題を調査している。新品タイヤを使う機会を逃したことで予選が早く終わってしまい、ラップタイムを改善するチャンスがなかった。僕たちがライバルに遅れを取っていることは分かっているし、特にストレートでペースが不足している。このサーキットではそれが非常に厳しい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日の結果は予想していた通りだったし、このコースが本当に大きな挑戦になることはずっと分かっていた。僕たちにはパワーが足りないし、このサーキットではそれが必要になる。明日のレースは僕たちにとって難しいものになる」

  • アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

    アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

    アルピーヌF1は、2026年F1イタリアGP予選でピエール・ガスリーが自身初のポールポジションを獲得したことを受け、決勝では勝利を狙う姿勢を鮮明にした。マネージングディレクターのスティーブ・ニールセンは「勝利を狙っていく」と意気込んでいる。

    ガスリーは予選Q1でトップタイムを記録するなど序盤から速さを発揮。Q3では1分21秒786を叩き出し、ジョージ・ラッセルを0.060秒差で退けてF1初ポールを獲得した。自身がF1初優勝を飾ったモンツァで、再び大きなチャンスを手にした。

    ザントフォールト投入のアップグレードが機能
    予選後、Sky Sports F1のインタビューに応じたニールセンは、アルピーヌがザントフォールトでガスリー車に投入した大型アップグレードがモンツァで本来の性能を発揮したと説明した。同じ仕様は今回からフランコ・コラピントのマシンにも搭載されている。

    「ザントフォールトでピエールのマシンに大きなアップグレードを投入した。ここではフランコのマシンにも同じものが入っている」

    「ザントフォールトではパッケージから最大限を引き出せなかったと思う。少し特殊なサーキットだからね。しかし、ここに来てマシンは非常によく反応している」

    モンツァの予選では、各チームがスリップストリームを得るためにコース上で複雑な位置取りを繰り広げた。アルピーヌはガスリーとコラピントの双方でその運用を成功させた。

    「間隔を正しく取れたし、トウもうまく使えた。ドライバーたちもミスをしなかった。そして両方のマシンがかなり速かったことを考えれば、ラップタイムは明らかにマシンの中にあった」

    トウの効果についてニールセンは「かなり大きい」と強調する。

    「ここではコンマ数秒の違いで順位がいくつも変わる。トウを得られるかどうかは重要だ」

    アルピーヌF1チーム ピエール・ガスリー

    ガスリーを「一流」と絶賛
    ニールセンは、与えられたチャンスを結果につなげたガスリーの走りを「class act(一流)」と高く評価した。

    「彼にマシンを与えれば、結果を出してくれる」

    「昨年は我々がそれを何度かできなかったし、今年も常に最も競争力のあるマシンを与えられてきたわけではない。それでも、競争力のあるマシンを用意できたときには、特にシーズン序盤に結果を出してくれた」

    「チームがこうして盛り返し、彼がよく知っているサーキットで結果を出してくれたことは素晴らしい。彼はこの近く、ミラノに住んでいるからね」

    一方でニールセンは、ガスリーだけでなくコラピントの働きにも言及した。

    「もちろん、フランコのことも忘れてはいけない。彼も今日は素晴らしい仕事をした。我々は2人にいいマシンを与えられたと心から感じている。明日は何が起こるか分からない。何だって可能だ」

    「追い抜くのは難しいはず」決勝で勝利を狙う
    決勝に向けてニールセンが期待を寄せているのが、アルピーヌの低ドラッグ特性だ。ストレートスピードが重要になるモンツァでは、後続に対してポジションを守るうえで有利に働く可能性がある。

    ニールセンはアルピーヌのパッケージについて「それほどドラッギーではない」とし、決勝では「追い抜くのが難しいマシン」になり得るとの見方を示した。

    「ポールポジションを獲れるとは予想していなかった。でも、実際に我々はポールにいる」

    「明日はいいスタートを切り、いい戦略を実行し、いいピットストップができれば、どうなるか分からない。勝利を狙っていこう」

    ガスリーにとってモンツァは、2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。6年後の2026年、今度は自身初のポールポジションからスタートすることになった。予選で速さを証明したアルピーヌが、そのポジションを決勝でどこまで守り切れるかが大きな焦点となる。

  • メルセデスF1代表 フェルスタッペンに不満「ラッセルはマックスにしてやられた」

    メルセデスF1代表 フェルスタッペンに不満「ラッセルはマックスにしてやられた」

    メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、2026年F1イタリアGP予選でジョージ・ラッセルがポールポジションを逃した一因として、Q3最後のアタック直前にマックス・フェルスタッペンとの間で起きた駆け引きを挙げた。

    ラッセルは1分21秒846を記録して2番手。最後に驚異的なラップをまとめたアルピーヌのピエール・ガスリーにわずか0.060秒差で逆転され、ポールポジションを逃した。

    ヴォルフは、ラッセルの最終アタックがフェルスタッペンの動きによって妥協を強いられたと考えている。

    ヴォルフ「最終的にそれがポールを失わせた」
    予選前にはポールポジションの有力候補とみられていたラッセルだが、Q3最後のアタックでは自己ベストを更新できなかった。

    何か問題があったのかとSky Sports F1に問われたヴォルフは、フェルスタッペンとの位置取りが影響したと説明した。

    「そうだ。最後のランでラップを始めようとしたとき、ジョージはマックスにやられてしまったと思う」

    「単純に距離が近すぎた。それによって最終的にラップタイムが損なわれ、それがポールポジションを失わせた」

    ラッセル自身も、最終アタックを開始する際にフェルスタッペンとの間隔が近くなりすぎたと振り返っている。

    「すべて順調に見えていた。でもパラボリカに入るところで、マックスが急に強くブレーキを踏んだ。先頭で走りたくなかったんだ」

    「結果論だけど、こういうことをしようとしない方がよかったかもしれない。でも2番手はいいスタート位置だ」

    モンツァではスリップストリームの効果が大きいため、予選では各ドライバーが前を走ることを避けようとする駆け引きが発生する。ラッセルとフェルスタッペンも最終アタックを前に位置関係を探る形となり、その結果としてラッセルは十分な間隔を確保できないままアタックに入ることになった。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ガスリーのストレートスピードを警戒
    それでもラッセルは決勝をフロントロウの2番手からスタートする。さらに、タイトル争いの直接のライバルでありメルセデスのチームメイトでもあるアンドレア・キミ・アントネッリは、パワーユニット交換によるペナルティで後方からのスタートとなる。

    ラッセルにとっては59ポイントの差を縮める大きなチャンスとなるが、ヴォルフはポールポジションを獲得したガスリーを含め、周囲のライバルを軽視できないと語った。

    「誰のことも真剣に考えなければならない」

    「彼らはストレートで非常に速い。かなりドラッグを減らしてきていて、1周のラップでは、それが必要なものだったことが証明された」

    「レースはまったく別物だ。どうなるか見てみよう」

    ガスリーにとってモンツァは、2020年にF1初優勝を飾った思い出深い舞台でもある。今回はアルピーヌで自身初のポールポジションを獲得し、再び番狂わせを起こす可能性を残している。

    アントネッリの表彰台浮上には慎重
    一方、後方からスタートするアントネッリが決勝で表彰台まで挽回できる可能性について、ヴォルフは現実的には厳しいとの見方を示した。

    「それを求めるのは少し酷だと思う」

    「ある程度の後方集団を抜けていくと、そこから非常に難しくなるのが分かる。パフォーマンスの差がとても小さいからだ」

    「まったく違う戦略を採って、多少ギャンブルを仕掛けるのでなければ、表彰台まで行くのは難しいと思う」

    メルセデスにとって、ラッセルの2番手は決勝に向けて十分に勝利を狙える位置だ。一方でヴォルフには、わずか0.060秒差だっただけに、フェルスタッペンとの最終アタック前の駆け引きがなければポールポジションを獲得できたという悔しさが残った。

  • フェルナンド・アロンソとリアム・ローソン F1イタリアGPはピットレーンスタート

    フェルナンド・アロンソとリアム・ローソン F1イタリアGPはピットレーンスタート

    フェルナンド・アロンソとリアム・ローソンは、2026年F1イタリアGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。両者ともパワーユニット(PU)関連の変更を実施し、グリッドからではなくピットレーンからレースを開始する。

    アストンマーティンのアロンソについては、FIA(国際自動車連盟)が9月6日に発行したテクニカルデリゲートの報告書で、複数のPUコンポーネントが交換されたことが明らかになった。

    アロンソはMGU-K、ES、CEを規定数超過で交換
    FIAの報告書によると、アロンソの14号車には新しいMGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック)、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)が投入された。

    アロンソが使用するMGU-Kは今季5基目。2026年シーズンに認められているMGU-Kは3基であり、規定数を超過している。

    さらにESは6基目、CEも6基目となる。いずれも年間3基までという割り当てを大幅に上回っており、FIAはそれぞれ2026年F1スポーティングレギュレーションの規定に適合していないと報告した。

    加えて重要なのは、これら14号車のPUエレメントがFIAテクニカルデリゲートの承認を得ずに交換された点だ。

    FIAは報告書で「14号車に記載されたすべてのPUエレメントは、テクニカルデリゲートの承認を得ることなく交換された」と説明。これはスポーティングレギュレーションのパルクフェルメに関する規定に適合しないとして、スチュワードに案件を付託した。

    これにより、アロンソは通常のスターティンググリッドではなく、ピットレーンからF1イタリアGP決勝をスタートすることになる。

    アストンマーティン・ホンダにとっては厳しい週末がさらに難しいものとなった。アロンソは予選でも後方に沈んでおり、モンツァではストレートスピードを含めたパフォーマンス不足に苦しんでいた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    ローソンもPU交換でピットレーンへ
    一方、レッドブル・レーシングのリアム・ローソンもピットレーンスタートとなる。

    ローソンのRB22にはすでに複数の新しいPUコンポーネントが投入され、規定数超過によるグリッド降格が決まっていた。FIAの資料では6基目のICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、エキゾーストに加え、4基目のMGU-K、7基目のPU-ANCなどが投入されている。

    ローソンは負傷欠場しているアイザック・ハジャーの代役として、オランダGPに続いてレッドブルから参戦。予選では14番手に終わったが、PU交換によるペナルティによって後方スタートが確定していた。

    今回の変更によって、ローソンもグリッド最後尾ではなくピットレーンからスタートすることになり、アロンソとともに決勝では集団の後方から追い上げる展開となる。

    モンツァはオーバーテイクの機会が比較的多いサーキットとはいえ、ピットレーンスタートでは序盤から大きなタイムロスを背負う。アロンソとローソンにとって、タイヤ戦略やセーフティカーのタイミングも含め、波乱を生かすことがポイント獲得への鍵となりそうだ。

  • レッドブルF1 イタリアGP予選結果に複雑「ここ数戦よりポールに近かった」

    レッドブルF1 イタリアGP予選結果に複雑「ここ数戦よりポールに近かった」

    レッドブル・レーシングは、2026年F1第13戦イタリアGPの予選を複雑な結果で終えた。マックス・フェルスタッペンは予選6番手となったものの、他車のペナルティにより5番グリッドからスタートする。

    ローラン・メキース代表は結果への不満を認める一方、金曜日と比較してマシンの競争力は改善し、ポールポジションとの差もここ数戦より縮まったと評価した。

    レッドブルはパワーユニット交換によるグリッド降格が決まっていたリアム・ローソンを利用し、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用。しかし、ローソンがQ2最後のアタックでトラフィックに遭い14番手に終わったため、Q3でフェルスタッペンを援護する計画は実現しなかった。

    ローラン・メキース「金曜日よりペースは改善した」
    メキースは予選後、5番グリッドという結果には満足できないとしながらも、レッドブルが週末を通じて前進したことをポジティブな材料として挙げた。

    「今日の予選を終えて複雑な気持ちだ。もちろん5番グリッドに満足することはできないが、今日のペースは金曜日と比べて改善していたと思う」

    特にメキースが評価したのがFP3での進歩だった。フェルスタッペンもFP3ではマシンを「かなり快適にドライブできた」と話しており、予選に向けて手応えをつかんでいた。

    「マックスは今朝のFP3でマシンに対してはるかにいい感触を得ていたし、全体的に見れば、ここ数戦で示してきたものよりポールポジションに近づくことができた」

    一方、予選ではトップ6~7台が僅差にひしめく展開となり、レッドブルはその集団の後方に沈んだ。フェルスタッペン自身も予選ではマシンがかなり跳ねるようになり、何らかの問題によって低速域のパフォーマンスを失ったと説明している。

    「トップ6、7台の差は本当に小さく、今日はその集団の後方で終わった。それは少しフラストレーションがたまる結果だが、これほど差が小さければ、それも勝負の一部だ」

    「明日に向けて修正し、改善しなければならない部分がいくつかある。そうすることで前にいるドライバーたちとの戦いに加われるようにしたい」

    レッドブル・レーシング

    ローソンのQ2敗退「最後のラップでトラフィックに遭ったのは残念」
    ローソンについて、レッドブルはエンジン交換によるグリッド降格を前提として予選を戦っていた。目標はローソン自身をQ3まで進出させ、そこでフェルスタッペンにトウを与えることだった。

    しかし、Q2最後のアタックではオスカー・ピアストリに進路を妨げられたことに加えてトラフィックにも遭遇。タイムを更新できず14番手で敗退し、レッドブルの計画は崩れた。

    「リアムについては、PU交換によるグリッドペナルティを受けなければならないことは分かっていた。最後のラップでトラフィックに遭い、Q3進出を逃してしまったのは残念だ」

    それでもメキースは、代役としてレッドブルをドライブするローソンの仕事ぶりを高く評価している。

    「全体として、リアムは今週末も我々とともにいい仕事をしている。明日はフィールドを追い上げるために力強く戦ってくれると確信している」

    フェルスタッペンも予選後、マシンに発生した問題によって本来のパフォーマンスを発揮できなかったと説明しており、レッドブルには決勝までに改善すべきポイントが残されている。メキースは金曜日からの進歩を手応えとしながら、5番グリッドから前方のライバルとの戦いに加わることを目指している。

  • F1イタリアGP予選 最高速338.1km/h ラッセル首位 アストンマーティン・ホンダ下位

    F1イタリアGP予選 最高速338.1km/h ラッセル首位 アストンマーティン・ホンダ下位

    2026年F1イタリアGPの予選では、ジョージ・ラッセルがスピードトラップで338.1km/hを記録し、全22台のトップに立った。一方、ポールポジションを獲得したピエール・ガスリーも334.6km/hで3番手につけており、アルピーヌの高い直線速度がモンツァでの躍進を支えたことがデータからもうかがえる。

    対照的に、アストンマーティン・ホンダ勢は最高速ランキングの最下位に沈んだ。フェルナンド・アロンソが314.7km/h、ランス・ストロールが313.4km/hにとどまり、ラッセルとの差は最大24.7km/h。

    ただし、スピードトラップの数値はPU性能だけでなく、ウイング設定、ドラッグ、スリップストリーム、エネルギーの使い方などにも左右されるため、この差をそのままホンダPU単体の性能差とみなすことはできない。

    ラッセルが338.1km/hで最速 ガスリーも334.6km/h
    モンツァはF1カレンダーでも特に最高速が重視されるサーキットだ。各チームは通常よりもドラッグを削った低ダウンフォース仕様を投入し、長い全開区間に合わせてマシンを仕上げる。

    予選のスピードトラップでは、メルセデスのジョージ・ラッセルが338.1km/hでトップ。フランコ・コラピントが335.2km/hで2番手、ピエール・ガスリーが334.6km/hで3番手となった。

    ガスリーは最高速そのものではラッセルを上回っていない。それでもQ3では1分21秒786を叩き出して自身初のF1ポールポジションを獲得した。

    これは、モンツァで速いラップを作るためには単純な最高速だけでは不十分であることを示している。F1iの分析によれば、ガスリーがラッセルより明確に速かった区間はターン4〜5の第2シケインと、ターン8のアスカリへ向かう区間などに限られており、最終的にはラップ全体を高い水準でまとめたことがポールにつながった。

    2026年F1イタリアGP予選 スピードトラップ

    順位 ドライバー 最高速
    1 ジョージ・ラッセル 338.1km/h
    2 フランコ・コラピント 335.2km/h
    3 ピエール・ガスリー 334.6km/h
    4 カルロス・サインツJr. 333.1km/h
    5 オリバー・ベアマン 332.5km/h
    6 ルイス・ハミルトン 330.2km/h
    7 アンドレア・キミ・アントネッリ 330.1km/h
    8 アレクサンダー・アルボン 329.3km/h
    9 ニコ・ヒュルケンベルグ 328.7km/h
    10 シャルル・ルクレール 328.7km/h
    11 オスカー・ピアストリ 327.7km/h
    12 ガブリエル・ボルトレト 327.6km/h
    13 ランド・ノリス 327.6km/h
    14 アービッド・リンドブラッド 326.9km/h
    15 エステバン・オコン 326.9km/h
    16 マックス・フェルスタッペン 326.7km/h
    17 バルテリ・ボッタス 324.0km/h
    18 リアム・ローソン 324.0km/h
    19 セルジオ・ペレス 322.6km/h
    20 角田裕毅 315.3km/h
    21 フェルナンド・アロンソ 314.7km/h
    22 ランス・ストロール 313.4km/h

    フィニッシュラインではコラピントが305.2km/hでトップ
    計測地点が変わると順位も大きく変化する。フィニッシュラインではコラピントが305.2km/hで最速となり、サインツJr.が304.7km/h、アルボンが302.6km/hで続いた。

    スピードトラップ首位のラッセルは297.9km/hで7番手。ガスリーは300.9km/hで5番手だった。

    この違いは、各マシンの加速特性に加えて、計測地点までのコーナー脱出速度、DRS、スリップストリーム、バッテリーからの電力供給などが数字に反映されるためだ。したがって、一つの計測地点だけを見て「最もパワーがあるマシン」を判断するのは適切ではない。

    イタリアグランプリ

    2026年F1イタリアGP予選 フィニッシュライン速度

    順位 ドライバー 速度
    1 フランコ・コラピント 305.2km/h
    2 カルロス・サインツJr. 304.7km/h
    3 アレクサンダー・アルボン 302.6km/h
    4 ニコ・ヒュルケンベルグ 301.0km/h
    5 ピエール・ガスリー 300.9km/h
    6 ガブリエル・ボルトレト 300.0km/h
    7 ジョージ・ラッセル 297.9km/h
    8 マックス・フェルスタッペン 296.4km/h
    9 シャルル・ルクレール 296.2km/h
    10 ランド・ノリス 295.4km/h
    11 オスカー・ピアストリ 295.3km/h
    12 アービッド・リンドブラッド 295.0km/h
    13 オリバー・ベアマン 294.9km/h
    14 ルイス・ハミルトン 294.5km/h
    15 リアム・ローソン 294.0km/h
    16 アンドレア・キミ・アントネッリ 293.9km/h
    17 エステバン・オコン 291.5km/h
    18 バルテリ・ボッタス 289.6km/h
    19 セルジオ・ペレス 288.9km/h
    20 角田裕毅 288.6km/h
    21 フェルナンド・アロンソ 287.5km/h
    22 ランス・ストロール 282.9km/h

    アストンマーティン・ホンダは2つの計測地点で最下位
    注目されるのがアストンマーティン・ホンダだ。スピードトラップではアロンソが314.7km/hで21番手、ストロールが313.4km/hで22番手。フィニッシュラインでもアロンソが287.5km/hで21番手、ストロールが282.9km/hで22番手だった。

    スピードトラップ首位のラッセルとの差は、アロンソで23.4km/h、ストロールでは24.7km/hに達する。フィニッシュライン最速のコラピントとの比較では、それぞれ17.7km/h、22.3km/hの差となっている。

    アストンマーティン・ホンダは前戦オランダGPから新スペックのパワーユニットを投入しているが、モンツァの結果を見る限り、ストレート性能が依然として大きな課題であることは明白だ。

    ただし、このデータだけを根拠に「ホンダPUが他社より20km/h以上遅い」と結論づけることはできない。最高速はリアウイングやボディワークによる空気抵抗、セットアップ、スリップストリームの有無、ERSのデプロイメント、コーナー出口の速度などを含めたマシン全体の結果だからだ。

    それでも、アロンソとストロールが異なる2つの計測地点でそろって21、22番手となった事実は、アストンマーティン・ホンダがモンツァのような低ドラッグ、高速型サーキットで抱える弱点を示す有力な材料となる。

    角田裕毅も315.3km/hで20番手
    レーシングブルズの角田裕毅もスピードトラップでは315.3km/hと伸びず20番手だった。フィニッシュラインでも288.6km/hで20番手となっており、アストンマーティン勢とともに下位3台を形成している。

    一方、同じレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドはスピードトラップで326.9km/h、フィニッシュラインでは295.0km/h。角田裕毅との差はそれぞれ11.6km/h、6.4km/hと大きい。

    予選の最高速は各ラップのトウの受け方や走行状況による振れ幅が大きいため、これをそのまま両者のマシン性能差とすることはできないが、角田裕毅の予選ラップがストレートでも理想的な条件ではなかった可能性を示すデータではある。

    決勝は1ストップが基本 ミディアムからハードが最速予測
    決勝では、純粋な最高速に加えてタイヤ戦略も勝敗を大きく左右する。

    ピレリ・モータースポーツのダリオ・マラフスキによれば、シミュレーション上では1ストップが最も競争力の高い戦略になる見通しだ。

    「我々のシミュレーションでは、モンツァでは1ストップ戦略が最も競争力のある選択肢になることを示している。ただし、総レースタイムではいくつかのバリエーションが非常に接近している」

    「ミディアムは最も高い柔軟性を提供するように見える。これによって各チームはセーフティカーなどのニュートラリゼーションにも対応できる。理論上、最速なのはC4でスタートし、24周目から30周目の間にピットストップを行い、ハードでフィニッシュまで走る戦略だ」

    C5ソフトからスタートする選択肢もある。

    「C5はレースでも十分に使用可能であることが確認されており、より高い初期グリップを利用してターン1までの長いストレートで順位を上げたいドライバーにとって興味深い選択肢になる可能性がある」

    この場合は19〜25周目がピットウインドウとなり、その後ハードタイヤでチェッカーまで走る形が想定される。

    最高速だけでは決まらないモンツァ ガスリーは総合力でポール
    予選データで際立つのは、338.1km/hを記録したラッセルの速さと、最高速3番手ながらポールを奪ったガスリーの対比だ。

    低ドラッグが絶対条件となるモンツァでも、最高速だけでラップタイムは決まらない。ブレーキングの安定性、シケインでの方向転換、コーナー出口のトラクション、ERSの配分まで含めたパッケージ全体が重要となる。

    一方で、アストンマーティン・ホンダが2つの速度計測でそろって最下位となったことは、決勝でも前車を追い抜く際に厳しい条件となる可能性がある。ポールのガスリーが直線でラッセルらを抑え切れるのか、それともメルセデスの最高速が決勝で武器になるのか。タイヤのデグラデーションが小さいと予想されるだけに、モンツァでは直線速度と戦略判断の両方が勝負を左右することになりそうだ。

  • F1イタリアGP決勝は1ストップ有力 ピレリ「3種類すべてが戦略の選択肢」

    F1イタリアGP決勝は1ストップ有力 ピレリ「3種類すべてが戦略の選択肢」

    2026年F1イタリアGPの決勝に向け、ピレリは1ストップ戦略が最も競争力の高い選択肢になるとの分析を示した。ミディアムからハードが理論上の最速戦略となる一方、ソフトを使うパターンとの差も小さく、3種類すべてのコンパウンドが実戦で十分に機能するとみている。

    モンツァでは予選でもタイヤが大きな焦点となった。ピエール・ガスリーがソフトタイヤで1分21秒786を記録し、自身初のF1ポールポジションを獲得。

    ジョージ・ラッセルを0.060秒、オスカー・ピアストリを0.180秒差で抑えた。高温下でもデグラデーションは限定的で、決勝では各チームのスタート位置やマシン特性によって戦略が分かれる可能性がある。

    ガスリーがソフトで自身初のF1ポール
    F1イタリアGP予選は気温35度を超え、路面温度が49度に達する厳しい暑さのなかで行われた。決勝も同様のコンディションが予想されている。

    予選では大半のドライバーがソフト(C5)を使用したが、Q1序盤ではラッセルとリアム・ローソンがミディアム(C4)を選択。ラッセルはC4でQ1最速タイムを記録し、ローソンはその後C5に交換してタイムを更新した。

    最終的にポールポジションを獲得したのはアルピーヌのガスリーだった。自身のF1初優勝を飾ったモンツァで1分21秒786をマークし、キャリア初のポールポジションを手にした。

    2番手のラッセルは1分21秒846、3番手のピアストリは1分21秒966。ガスリーはソフトタイヤのグリップを最大限に引き出し、僅差の争いを制した。

    FP3ではラッセルが1分22秒219でトップ。ルイス・ハミルトンが2番手、マックス・フェルスタッペンが3番手に続いた。このセッションで使用されたのはミディアムとソフトのみで、アレクサンダー・アルボンは同じソフト1セットで最多19周、ガスリーは同じミディアム1セットで最多17周を走行した。

    最速はミディアムからハードの1ストップ
    ピレリ・モータースポーツ・ディレクターのダリオ・マラフスキによれば、シミュレーションでは1ストップが最も競争力の高い戦略となっている。ただし、複数の戦略の総レースタイムは非常に接近しているという。

    「我々のシミュレーションでは、モンツァでは1ストップ戦略が最も競争力の高い選択肢になることが示されている。ただし、総レースタイムという点では、いくつかのバリエーションが非常に接近している」

    「スタートタイヤの選択は、それぞれのマシンの特性だけでなく、グリッド位置に応じて各チームがどのような戦略的アプローチを採用したいかによって決まる可能性が高い」

    理論上の最速はミディアム(C4)でスタートし、24~30周目にピットストップを行ってハードへ交換、そのままフィニッシュまで走り切る戦略だ。

    「ミディアムは最も高い柔軟性を提供するように見える。レース序盤でも後半でも、セーフティカーなどによるニュートラリゼーションが発生した場合に対応することができる」

    「机上で最も速い戦略はC4でスタートし、24~30周目にピットストップを行い、ハードに交換してチェッカーフラッグまで走るものだ」

    イタリアグランプリ タイヤ

    ミディアムからソフトでも差は約2秒
    一方、ミディアムからソフトへつなぐ戦略も十分に成立する。ピレリの試算では、レース全体で最速戦略との差は約2秒にすぎない。

    「代替案としては、30~36周目にミディアムからソフトへ交換する戦略があり、レース全距離では約2秒遅いと推定している」

    予選で中心となったC5ソフトについても、ピレリは決勝で十分に使用可能だと評価している。特にスタート直後の高いグリップを生かし、ターン1までの長いストレートで順位を上げたいドライバーにとって魅力的な選択肢になる。

    「C5はレースでも完全に使用できることが証明されており、より高い初期グリップを生かして、ターン1へ向かう長いストレートでポジションを上げたいドライバーにとって興味深い選択肢になる可能性がある」

    「この場合、最適なピットストップのウインドウは19~25周目となり、そこからハードでチェッカーフラッグまで走ることになる」

    3コンパウンドともデグラデーションは限定的
    戦略の自由度を高めているのが、モンツァで確認された低いタイヤデグラデーションだ。ピレリによれば、3種類すべてのコンパウンドで重大な摩耗や大幅なパフォーマンス低下は確認されていない。

    「今日収集したデータでは、3種類すべてのコンパウンドでデグラデーションが限定的であることが確認された。重大な摩耗や大きなパフォーマンス低下の兆候もない」

    「昨日確認されたグレイニングも限定的なままで、スティントマネジメントに大きな影響を及ぼすことはないと予想している」

    モンツァ特有のレイアウトもタイヤ管理を容易にする要因となる。長いストレートが多い一方でトラクションへの要求が比較的小さく、リアタイヤの温度上昇を抑えやすい。

    「このサーキットは長いストレートを持ち、トラクションへの要求が比較的低いため、リアタイヤの温度をコントロールするうえでも有利に働き、グランプリを通して最適な熱管理を促してくれる」

    「したがって、各チームには複数の戦略的な選択肢がある。3種類すべてのコンパウンドが完全に使用可能であり、レースがどのように展開するかによって、それぞれ異なるチャンスをもたらすことができる」

    デグラデーションが小さく、最速とされるミディアム→ハードだけでなく、ミディアム→ソフトやソフト→ハードも現実的な選択肢となるF1イタリアGP。タイヤそのものの寿命よりも、グリッド位置、スタートでの順位変動、セーフティカーなどのレース展開に合わせてピットストップのタイミングをどう組み立てるかが、勝敗を左右するポイントになりそうだ。

  • 角田裕毅 2027年F1シート交渉「レースに戻ったことでいったん保留」

    角田裕毅 2027年F1シート交渉「レースに戻ったことでいったん保留」

    角田裕毅は、2027年のF1レギュラーシート獲得に向けて進めていた他チームとの話し合いについて、レーシングブルズから実戦復帰したことで「いったん保留になっている」と明かした。

    前戦オランダGPでアイザック・ハジャーの代役として急きょF1復帰を果たした角田裕毅は、F1イタリアGPでも引き続きレーシングブルズをドライブ。2027年のF1復帰を最優先に掲げるなか、他チームから接触があったことをすでに認めていたが、実戦復帰によって状況に変化が生じている。

    他チームとの話し合いは実戦復帰で一時保留
    角田裕毅はこれまで、2027年のF1シートを巡って他チームから電話があったことを明かしている。具体的なチーム名は伏せているものの、「お互いを知ったり、状況がどうなっているのかを確認したり」という段階の話し合いが行われていた。

    イタリアGPを前に改めて自身の将来について尋ねられた角田裕毅は、ここ数週間で接触があったことを認めたうえで、現在の状況を説明した。

    「はい、ここ数週間で何度か電話をもらいました。でも、今のところ具体的なものはありません」

    「今は、今回起きたことと僕がレースに戻ったことによって、話はいったん保留になっています」

    前戦オランダGPから突然レースに復帰したことで、角田裕毅を取り巻く状況は大きく変わった。交渉が終了したわけではなく、レーシングブルズで与えられた実戦機会が、今後の去就を左右する新たな材料となっている。

    イタリアGP出場は直前まで確定せず
    角田裕毅のイタリアGP出場は、早い段階から確定していたわけではなかった。ハジャーの状態が確認されるなか、角田裕毅はどちらの状況にも対応できるよう、出場決定前日にはシミュレーターで準備を進めていたという。

    「前日はシミュレーターに乗って、どちらになっても準備できるようにしていました。午後早くまでは確定していなくて、そのときに正式に『オーケー、裕毅が走る』と言われました」

    「とてもうれしいです。僕はイタリアとは特別なつながりがあります」

    ザントフォールトに続く2戦連続の実戦となったが、モンツァでは2026年F1マシンのエネルギーマネジメントという異なる課題に直面することになった。

    モンツァはエネルギーマネジメントが大きな課題
    高速区間の多いモンツァでは、ザントフォールトとはエネルギーの使い方が大きく異なる。角田裕毅は、2026年F1レギュレーション下では特に難しいサーキットになると説明していた。

    「ザントフォールトはエネルギーを管理するうえでは最も簡単なサーキットのひとつでしたし、ある程度はスムーズにマシンへ適応できました。でも、ここはエネルギー供給がない状態では最も難しいサーキットです」

    「まったく違いますし、このレギュレーションがどれだけ複雑なのかが分かります。エネルギーマネジメントとブレーキング時の回生について、かなり練習する必要があります」

    さらに、コースへ出る段階からエネルギーの使い方を考えなければならない点も、モンツァ特有の難しさとして挙げていた。

    「ザントフォールトでは、アウトラップやフォーメーションラップで何かをする必要はありませんでした。エネルギーは十分に充電されていて、フィニッシュラインを通過すれば準備が整っていました」

    「でも、ここモンツァではフォーメーションラップの段階からエネルギーの供給について考えて、プッシュラップに向けたラップのどこでブーストを使うのかまで考えなければなりません。レースが一番大きなチャレンジになると思います」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    「第二の故郷」イタリアで流れを変えたい
    角田裕毅にとってイタリアは特別な場所だが、モンツァでのF1戦績にはこれまで恵まれていない。イタリアGPを前に、今回のチャンスを生かして流れを変えたいと語っていた。

    「プレッシャーはありません。でも、ここではいい結果を出したいです。僕はこのサーキットで一度もいい結果を残せていません」

    「4、5年の間に3回リタイアしていますし、2回はスタートすらできませんでした! 何が起きるか分かりません!」

    「今回のチャンスで運が僕の方に向いてくれることを願っています。ここは僕にとって第二の故郷のような場所です。イタリアもイタリアの人たちも大好きですし、いい結果を残せればと思っています」

    2027年のF1シートを巡る話し合いはいったん保留となったものの、角田裕毅にとって現在の実戦復帰そのものが将来に向けた重要なアピールの機会となっている。レーシングブルズでの走りが、今後の交渉を再び動かす材料になる可能性もある。

  • ピエール・ガスリー F1イタリアGPで初ポール「9年間待ち続けた瞬間」

    ピエール・ガスリー F1イタリアGPで初ポール「9年間待ち続けた瞬間」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1イタリアGPの予選で自身初となるポールポジションを獲得。アルピーヌとともに予想を大きく上回る速さを発揮し、「9年間待ち続けた瞬間」と喜びを爆発させた。

    モンツァはガスリーにとって、2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。今回はQ1からトップタイムを記録する速さを見せ、Q3最後のアタックでジョージ・ラッセルを0.06秒差で逆転。「おそらく本当にポールを狙うチャンスを得たのは初めてだった」と振り返った。

    「9年間待っていた感覚」 モンツァでF1初ポール
    「本当にたくさんの感情がある。チーム全体のためにものすごくうれしいし、僕たちのパフォーマンスにも本当に満足している」

    「F1に来て9年になる。毎週末、絶対にベストを尽くそうとしてきたけど、ポールポジションを争えるクルマを毎回手にできるわけじゃない。今日はそのチャンスがあった。本当に、本当にうれしいし、そのチャンスをつかんで結果につなげられたことを誇りに思う」

    「ものすごいラップだった。Q1の最初のラップからずっと調子が良くて、クルマのフィーリングも良かった。9年間、この瞬間、この感覚を待っていた。モンツァで初優勝して、今度はここで初めてのポールポジションを獲得できた。間違いなく僕にとって特別な場所だ」

    ガスリー自身、週末を迎える段階ではポールポジションを争えるとは考えていなかったという。

    「まったく思っていなかった。モンツァは少し特殊なサーキットだということは分かっているけど、それでも間違いなく僕たちの予想をすべて上回った」

    「今朝からペースが良くなったと思う。FP3から予選にかけていいステップを踏むことができて、周りのチームより少し大きな改善ができたと思う」

    「Q1から上位にいるのを見て少し驚いた。頭の中ではQ3進出が目標だったからね。でもQ1では確かトップで、Q2では4番手だった。あまり興奮しすぎないようにしていたけど、Q3の最初のランでも3番手だったと思う。そのとき『よし、本当にチャンスがある』と感じた」

    「言ったように、本当の意味でチャンスを得たのはおそらく初めてだった。だから持っているものを全部出そうとした。アスカリとパラボリカはかなり激しかったし、あれ以上はほとんど残っていなかったと思う」

    「ラインを越えたとき、結果につながるラップのひとつになるとは分かっていた。でもポールポジションまで行けるとは思っていなかった。本当に、本当にうれしい」

    自身のF1キャリアで最高のラップだったのかと問われると、ガスリーは笑みを交えながら答えた。

    「F1で走るのは初めてじゃないからね。レース数も多すぎて全部は覚えていない。分からないけど、間違いなく上位に入るラップのひとつだよ」

    「とにかくうれしいんだ。チームのためにも本当にうれしい。今週末はいろいろなことがあって、感情的にもいろいろあった。ただ自分の仕事をできる限りうまくやることに集中して、それを今日やることができた。本当に満足しているし、チームをとても誇りに思う」

    完璧な予選運営「今年最高のバランスだった」
    突然現れたようにも見えるアルピーヌの速さについて、ガスリーは単一の要因ではなく、セットアップ改善とスリップストリーム、そしてチームの予選運営がかみ合った結果だと説明した。

    「FP1は走っていない。昨日のFP2では悪くなかったけど、トップ10を狙えるくらいという感触だった。FP3に向けていくつか調整して、それによってさらに少し自信を持てるようになった」

    「それに、プラクティスではほとんどトウを使えていなかった。だからプラクティスの段階から、まだ少しタイムが残っていることは分かっていた」

    「そして予選ではチームが本当に素晴らしい仕事をしたと思う。常にコース上でいいポジションに送り出してくれて、前とのギャップも可能な限りうまく管理してくれた」

    「最後のラップでは、ルイス(ハミルトン)が速く走るタイミングで彼の2.5秒ちょっと後ろを狙うことができて、ある意味で引っ張ってもらうことができた。完璧なエグゼキューションだったと思う」

    「クルマのバランスも、おそらく今年ここまでで最高の部類だった。それによってコーナーを攻めたり、クルマをスライドさせたり、自由に操ったりする自信を持つことができた。そして、すべてが重要になる最後のランでそれを結果につなげることができた」

    「だから、ひとつの単純な要素によるものではない。みんなが本当にいい仕事をして、その結果として報われたんだと思う」

    ザントフォールトのアップデートなしでは「絶対に不可能だった」
    ガスリーは今回のポールポジションを可能にした重要な要素として、前戦オランダGPのザントフォールトでアルピーヌが投入したアップデートも挙げた。

    「絶対に無理だったと思う。あのパッケージはザントフォールトの時点ですでにかなりのパフォーマンスをもたらしてくれた。僕たちがずっと競争力を増していたのも分かった」

    「それに、クルマの中で僕が必要としているものを少し与えてくれていると思う。コーナー進入でプッシュできることだったり、ターンインしていくときにクルマからもう少し一貫したフィーリングを得られることだったりね」

    「あのパッケージがいいパフォーマンスをもたらしてくれたのは間違いない。でもザントフォールトのあとに、僕たちがこんなポジションに来るなんて想像もしていなかった」

    チェスでもラッセルに勝利「コースの内外で戦いを見つける」
    ガスリーと予選2番手のラッセルは、予選開始のおよそ15分前までChess.comで対局していたという。チェス好きという共通点から始まった勝負でガスリーが勝ち、その直後の予選でもラッセルを上回った。

    「昨夜のブリーフィングのときに、ジョージがチェスに夢中だと分かった。僕もチェスに夢中だし、パドックには何人かチェス好きのドライバーがいる。それでChess.comのIDを交換して、ちょっと対局していたんだ。昨日1局やって、もう1局は今日まで続いていた」

    「予選前はかなり自信があった。駒を次々に取っていたからね。それで面白い話なんだけど、ベンから『ここではジョージに勝っているけど、数分後には彼がお前に勝つぞ』と言われたんだ。僕は『ふざけるなよ』って返した。結果的にはうまくいったね」

    「楽しかったよ。僕たちはものすごく競争心が強いし、コース上だろうとコース外だろうと、できるところではどこでも小さな戦いを見つける必要があるんだ」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    ICA裁定は「いい状況ではない」 悔しさもモチベーションに
    今週末のガスリーを巡っては、国際控訴裁判所(ICA)の裁定によってモナコGPで獲得していた表彰台が取り消されるという出来事もあった。

    それがイタリアGPへのさらなるモチベーションになったのかと質問されると、ガスリーは詳細への言及を避けながらも複雑な心境を明かした。

    「これについてはあまり話せないと思う。言えるのは、いい状況ではないし、理想的でもないということだけだ」

    「もちろん、僕は利用できるものは何でもポジティブなものに変えようとするし、さらなるモチベーションにもする。でも、今週末にこれがなくてもよかったとは思っている。それ以上は言わないよ」

    「初めて本当にチャンスを与えてくれるクルマがあった」
    チェッカーフラッグを受けた瞬間について、ガスリーはF1で長く待ち続けてきたポールポジションだからこそ感情が爆発したと語った。

    「長かった。本当に長い間、ポールポジションを獲っていなかった。たぶんF2以来かな」

    「F1はかなり厳しい。できる限り努力して、自分の最高のパフォーマンスを出そうとしているけど、言ったように、この9年間、本当の意味でポールを狙えるポジションには一度もいなかった」

    「何年か前のカタールが一番近かったと思うけど、本当に上位を争えるクルマを持ったことはなかった。そして今日は、おそらく初めてそれができた」

    「自分が争いの中にいると分かっているのは、本当に素晴らしい感覚だ。最後のラップで絞り出す数百分の数秒が結果として報われる可能性がある。普段なら、そういうラップをしてもギリギリQ3に入れるだけということもある。でも今日は本当に幸運だったし、あのクルマを与えてもらって、チャンスを得られたことにものすごく感謝している」

    「ラインを越えたときは、正直、前回と同じだった。ただ叫んだ。何を言ったのかまったく分からないし、たぶん何の意味もないことを言っていたと思う。ただ無線で叫んだだけ。純粋な喜びだった。いろいろな感情があったし、チームのために本当に、本当にうれしかった」

    決勝は「できる限り長くトップにいたい」
    一方、日曜日の決勝でアルピーヌに優勝を争えるだけのロングランペースがあるのかと聞かれると、ガスリーは「それは明日の問題だね」と笑った。

    それでも、ポールスタートというアドバンテージを最大限に生かすつもりだ。

    「もちろん素晴らしいことだよ。僕は一番いいポジションにいるんだからね。1番手スタートで、前には誰もいない。自分のドライビングに集中すればいい」

    「このコースで前に誰もいない状態がどういうものかは分かっている。それはいいアドバンテージだし、おそらくそれを生かすには最高の場所だ」

    「でも長いレースになる。僕たちのペースは、周りにいる彼らと同じというわけではないけど、昨日から今日にかけてさらにペースを上げられたように感じている。もちろん全力で挑んで、何を引き出せるか見てみるよ。楽しみにしている」

    「僕のプランは、できる限り長く1番手にいることだ。それがどれくらいになるかは分からない」

    「自分のドライビングに集中して、ミスをせず、自分たちが持っているものを最大限に生かす。もちろん、このポジションを守り続けられることを心から願っている。でも、これはレースだからね。どうなるかは時間が教えてくれる」

    「僕はいつも通り自分の仕事をしっかりやるだけだ。土曜の夜にできる限り準備を整えて、明日は自分たちにあるチャンスを最大限に生かすよ」

    9年間のF1キャリアで初めて手にしたポールポジション。それが初優勝の地モンツァだったこともガスリーにとって大きな意味を持つ。アルピーヌの決勝ペースには未知数な部分が残るものの、日曜日は何も遮るもののない先頭グリッドから、再びモンツァで特別な結果を狙う。