カテゴリー: メルセデスF1

  • ジョージ・ラッセル F1王座争いで59点差も「信念と自信」を失わない理由

    ジョージ・ラッセル F1王座争いで59点差も「信念と自信」を失わない理由

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1世界選手権のタイトル争いで首位から59ポイント差まで後退した。それでも逆転への「信念と自信」を保つうえで、長年取り組んできたスポーツ心理学が大きな助けになっていると語った。

    開幕前には、メルセデスのラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリによる一騎打ちになるとの見方も多かった。しかし、メルセデスは信頼性トラブルに何度も見舞われ、ラッセル自身も一部の週末で苦戦。

    さらにフェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングが開発競争で差を縮め、ルイス・ハミルトンもタイトル争いに加わっている。

    アントネッリ6勝に対してラッセルは2勝
    2026年シーズンは11戦を終え、ラッセルはドライバーズランキング3位。2位ハミルトンとの差は9ポイントだが、首位アントネッリには59ポイント差をつけられている。

    今季ここまでアントネッリが6勝を挙げているのに対し、ラッセルは2勝。メルセデスがシーズン序盤に持っていたパフォーマンス面での優位も縮小しており、タイトル獲得への道のりは開幕当初に想定されていたものより厳しくなった。

    それでもラッセルは、精神面で状況に飲み込まれないための準備を以前から続けている。スポーツ心理学者と仕事を始めたのは2020年であり、今回のタイトル争いをきっかけに新たに取り組み始めたものではない。

    「これは助けになっている。でも、自分に何ができるのかを思い出すことも助けになる」

    ラッセルは自身のキャリアを振り返ることが、自信を維持する方法のひとつだと説明する。

    「自分のキャリアについて考えるとき、成功したことを考える。自分に何ができるのかを思い出すんだ」

    「それが僕に信念と自信を与えてくれる」

    心理学者との取り組みは「苦しい時」のためだけではない
    スポーツ心理学というと、不振やプレッシャーを乗り越えるためのものという印象もある。しかしラッセルにとって、その役割はもっと広い。

    自身の能力を最大限に引き出すだけでなく、一緒に働く人々との関係、F1のレース週末で受けるプレッシャーへの対処、長いシーズンを通じたエネルギー管理にも役立てているという。

    「これは、自分自身から最大限を引き出すためのものだった。それだけじゃなく、一緒に仕事をしている人たちからどう最大限を引き出すか、レース週末のプレッシャーにどう対処するのがベストなのか、あるいはシーズンを通して自分のエネルギーをどう管理するのがベストなのかということにも役立っている」

    「必ずしも、本当に苦しい時期を乗り越えるためだけのものではない。もちろん、そういう時にも大きな助けになるけどね」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    婚約者カルメンやヴォルフら周囲の支え
    ラッセルは心理学者だけでなく、自身を取り巻く人々の存在も精神的な支えになっていると強調した。

    そのひとりが、最近婚約したカルメン・モンテロ・ムントだ。また、メルセデスの若手育成プログラムを率いてきたグウェン・ラグルー、そしてメルセデスF1チーム代表兼CEOのトト・ヴォルフの名前も挙げている。

    「僕は本当に恵まれている。近くに素晴らしい人たちがいるからね」

    「僕のガールフレンド、今は婚約者だけど、カルメン、それからグウェン、トト。こういう人たちが僕を支えてくれている」

    59ポイント差でもタイトルを諦めないラッセル
    11戦終了時点での59ポイント差は小さくない。さらに今季のF1はマシン開発による勢力図の変化が激しく、メルセデスが序盤の優位を取り戻せる保証もない。

    一方で、シーズンはまだ後半戦を残しており、タイトル争いを決定づけるには早い段階でもある。ラッセルにとって重要なのは、現在のポイント差だけを見るのではなく、過去に自分が発揮してきた能力を思い出しながら、自身のパフォーマンスを最大化することだ。

    アントネッリが6勝を挙げてランキング首位を走り、ハミルトンにも先行を許しているラッセル。それでも、2020年から続けてきたメンタル面での取り組みと周囲の支えを武器に、2026年F1タイトルへの「信念と自信」を失わず後半戦に臨む。

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1初戦の代償「今も腰に傷跡が残っている」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1初戦の代償「今も腰に傷跡が残っている」

    ジョージ・ラッセルは、2020年F1サヒールGPでメルセデスから急きょ参戦した際、体に大きな負担を強いられ、5年以上が経過した現在も腰に「傷跡」が残っていることを明かした。

    当時ウィリアムズからF1に参戦していたラッセルは、メルセデスと契約を結ぶ育成ドライバーでもあった。ルイス・ハミルトンが新型コロナウイルス検査で陽性となったため代役に抜擢されたが、参戦決定から走行開始までほとんど準備時間がなく、自分の体格に合わないコックピットでレースを戦うことになった。

    ハミルトンより約13cm長身 急造のコックピット
    ハミルトンの欠場が正式に発表されたのは2020年12月1日。サヒールGPの週末が始まるわずか3日前だった。

    ラッセルは自身のシートを使用することができたものの、そのモールドは3年前に製作されたものだった。さらにレーシングブーツも通常より1サイズ小さいものを履かなければならなかったという。

    ラッセルはハミルトンより約5インチ(約13cm)身長が高く、本来ならコックピットを体格に合わせて調整する必要があった。しかし、突然の代役決定だったため十分な改修を行う時間はなかった。

    それから5年半以上が経過した現在、ラッセルはSAPのYouTubeチャンネルで当時を振り返り、その影響が今も残っていると明かした。

    「今でも腰に傷跡が残っているんだ」

    準備不足でもボッタスに0.03秒差
    十分な準備ができない状況にもかかわらず、ラッセルは予選でメルセデスのレギュラードライバーだったバルテリ・ボッタスに0.03秒未満まで迫った。

    決勝ではスタートで首位に浮上。87周のレースで61周目まで勝利を狙える位置を走り、メルセデスでのF1初戦でいきなり優勝する可能性が見えていた。

    しかし、その後に状況は一変する。

    バーチャル・セーフティカー(VSC)下で行われたピットストップで、メルセデスは誤ってボッタス用のタイヤをラッセルのマシンに装着。規則上そのまま走行することはできず、ラッセルは再びピットに戻ることを余儀なくされた。

    それでもラッセルは追い上げ、2番手まで順位を回復した。ところが今度はコース上のデブリを踏んでタイヤがパンクし、再度のピットストップを強いられた。

    「どうしてこんな一連の出来事が起きたのか、本当に理解できなかった」

    「ピットストップでミスが起きて、『これはまったく良くない』と思った。でも、そこから挽回して、少なくとも2位、たぶんまだレースに勝てる位置まで戻っていたんだ」

    「感情がめちゃくちゃだった」初勝利を逃したサヒールGP
    ラッセルにとって、さらに受け入れ難かったのがパンクだった。当時、それまでのレースキャリアでほとんど経験したことのないトラブルだったという。

    「そしてパンクした。あの時点までキャリアで一度もパンクしたことがなかったんだ。今では150戦以上レースをしているけど、それ以降もパンクしたことがあったか分からないくらいだ」

    「だから、どうしてあんな出来事が次々と起きたのか、本当に理解できなかった」

    「感情がもう、めちゃくちゃだったよ」

    最終的にラッセルは9位でフィニッシュ。F1初優勝は逃したものの、急きょ乗り込んだメルセデスで見せた速さは、その後のキャリアを大きく左右するパフォーマンスとなった。

    ラッセルは最終戦アブダビGPでウィリアムズに復帰し、2021年も同チームから参戦。そして2022年、メルセデスのレギュラードライバーに昇格し、ハミルトンのチームメイトとなった。

    メルセデス昇格につながった忘れられない一戦
    2020年サヒールGPは、結果だけを見ればラッセルにとってわずか2ポイントに終わったレースだった。しかし、体格に合わないマシンと装備、ほとんど準備時間がない状況でボッタスと互角の速さを示し、決勝では勝利目前まで迫った。

    ピット作業の混乱とパンクによって初優勝こそ逃したが、この一戦はラッセルがトップチームでも戦えることを強く印象づけたレースとして、その後も語り継がれている。

    そして、その過酷さを物語るものが今も本人の体に残っている。メルセデスでのF1初戦から5年以上が経った現在も、ラッセルの腰には急造のコックピットで戦った際の「傷跡」が残っているという。

  • メルセデスF1育成責任者ラグルーが別れのメッセージ 2027年からレッドブルへ

    メルセデスF1育成責任者ラグルーが別れのメッセージ 2027年からレッドブルへ

    メルセデスF1で若手ドライバー育成を担ってきたグウェン・ラグルーが、11シーズンにわたるチームでの活動を終え、別れのメッセージを発表した。

    ラグルーは2027年からレッドブル・ジュニア・プログラムのディレクターに就任することが決まっている。メルセデスではジョージ・ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリらのF1昇格を支えた育成部門の中心人物であり、その移籍は両チームの将来を担う若手発掘・育成にも影響を与える人事となる。

    ハンガリーGPがメルセデスでの最後のグランプリ
    ラグルーは自身のSNSを通じ、メルセデスで過ごした時間を振り返った。ハンガリーGPがチームスタッフとして参加する最後のグランプリだったことを明かしている。

    「すべての夢にはチームが必要だ」

    「数年前、この5つの言葉はメルセデスの物語の一部になった。そして今日、それは僕にとってさらに個人的な意味を持つものになった」

    「ブダペストはメルセデスAMGペトロナスF1チームで迎える最後のグランプリだった。忘れることのできない11シーズンを経て、信じられないようなひとつの章が終わることになった」

    ラグルーがメルセデスに加入する機会を与えたのは、チーム代表のトト・ヴォルフだった。

    「トトがチームに加わる機会を与えてくれたとき、その先にどんな旅が待っているのか想像することなどできなかった」

    「僕たちは一緒に築き、進化させ、毎日のように自分たち自身へ挑戦してきた。才能ある若いドライバーたちが、その可能性を最大限に発揮できるよう支援するという、同じ野心に常に突き動かされていた」

    ラッセルやアントネッリらの成長を支援
    ラグルーはメルセデスのジュニアプログラムを統括し、若手ドライバーの発掘から育成、そしてトップカテゴリーへのステップアップまでを支えてきた。

    その中には現在メルセデスF1を代表するドライバーとなったジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリだけでなく、エステバン・オコン、ニック・デ・フリースらも含まれる。

    「振り返ってみると、僕が最も誇りに感じているのは、単に僕たちが成し遂げたことだけではない。仕事をする機会に恵まれた、すべてのドライバーたちのことだ」

    「エステバン・オコンやニック・デ・フリースから、ジョージ・ラッセル、キミ・アントネッリまで。フレデリック・ベスティやドリアーヌ・パン、そして長年にわたりメルセデスAMG F1ジュニア・プログラムの一員だった、あるいは現在もその一員であるすべてのジュニアドライバーたちだ」

    「若い才能が世界トップレベルのプロフェッショナルへ成長していく姿を見ることは、僕のキャリアにおいて最大の特権のひとつだった」

    「みんなには、これからも大きな夢を持ち、努力を続け、その旅の一歩一歩を楽しんでほしい。みんなの周囲には、自分自身の最高の姿になれるよう常に後押ししてくれる素晴らしいチームがいる」

    ヴォルフとメルセデスに感謝「僕が覚えているのは人々」
    ラグルーは自身をメルセデスへ迎え入れたヴォルフにも、特別な感謝を伝えている。

    「トト、信頼と友情をありがとう」

    「そしてメルセデスのみんな、その情熱、献身、そして卓越性を絶え間なく追求する姿勢に感謝している。このチームを本当に特別な存在にしているのは、成し遂げてきたことだけではない。毎日、このチームを形作っている人々だ」

    「人々は選手権、勝利、記録を覚えていることが多い。でも僕自身が覚えているのは、人々のことだ」

    「僕を信じ、この素晴らしい物語のほんの一部を担わせてくれたことに感謝している。夢を現実にする仕事をさせてくれたことにも感謝している」

    「みんなのこれからが最高のものになることを願っている」

    2027年からレッドブルの若手育成を指揮
    ラグルーの次の舞台は、メルセデスのライバルであるレッドブルとなる。2027年からレッドブル・ジュニア・プログラムのディレクターとして若手育成部門を率いる。

    レッドブルの育成プログラムは、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンをはじめ、数多くのF1ドライバーを輩出してきたことで知られる。2025年末まで長年にわたってその中心にいたのがヘルムート・マルコだった。

    ラグルーはメルセデスでも、単なるジュニアカテゴリーでの成績だけでなく、将来的にF1で戦えるドライバーを見極め、長期的に育成する役割を担ってきた。ラッセルやアントネッリがメルセデスのワークスドライバーまで昇格した実績は、その仕事を象徴するものだ。

    11シーズンを過ごしたメルセデスに別れを告げたラグルー。2027年からはライバル陣営で、レッドブルの次世代を担うドライバーの発掘と育成を託されることになる。

  • トト・ヴォルフ 9歳の息子ジャックがカート選手権首位「一番大切なのは楽しむこと」

    トト・ヴォルフ 9歳の息子ジャックがカート選手権首位「一番大切なのは楽しむこと」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフが、9歳の息子ジャック・ヴォルフのカート活動について語った。ジャックはイタリアで行われたレースで勝利を挙げ、IAMEカーティングシリーズのランキング首位に浮上。シーズン最終戦を前にタイトル争いをリードしている。

    F1チームを率いる立場である一方、父親として息子のレースを見守るヴォルフは、勝利を求める気持ちと、9歳の子どもにモータースポーツを楽しませることのバランスを取る難しさを明かした。

    9歳のジャック・ヴォルフがIAME選手権首位
    ジャック・ヴォルフはIAMEカーティングシリーズに参戦しており、最近のレースで優勝。シーズン最終戦を前にチャンピオンシップのトップに立った。

    サーキットで取材に応じたトト・ヴォルフは、ジュニアカートとF1には共通する部分が多いと語った。

    「すべてはここから始まる。F1は基本的に、これをステロイドで強化したようなものだ。同じようなレースだし、子どもたちが走っているのを見るのは本当に素晴らしい経験だ」

    イベントで親子そろってインタビューを受けた際、ジャックはチャンピオンシップを争うことにプレッシャーを感じているかと尋ねられ、シンプルに「うん」と答えた。

    「親として感情的になるのは当然」
    息子の言葉を受け、ヴォルフは若いレーサーに健全な環境を用意しながら、自身の感情をコントロールすることの難しさについて説明した。

    「適切なバランスを見つけることが重要だ。もちろん親として感情的に関わることになるし、それは完全に普通のことだ」

    「でも、彼はまだ9歳だ。ほかにも本当に小さな子どもたちがたくさんいる。だから正しいバランスを取らなければならないし、我々もそうしようとしている。時には間違えることもある」

    この日のレースでも、ジャックにとって簡単ではない時間があったという。しかし、ヴォルフはそうした経験そのものが将来につながると考えている。

    「難しい瞬間はある。今日も彼にはいくつか難しい場面があった。でも最後にはすべてがまとまった。小さな失敗の一つひとつが、将来に向けた学びになる」

    ジュニアカートの親へ「時間を与えてあげて」
    競争の激しいジュニアカートの世界で子どもを支える親たちにどのようなアドバイスを送るかと尋ねられると、ヴォルフは結果を急がせないことの重要性を強調した。

    「とにかく時間を与えてあげることだ。まだ本当に小さいんだから、カートを楽しませてあげてほしい。それが一番大切なことだ」

    ジャックの活躍と親子のインタビューはSNSでも話題となった。ファンからは将来のF1進出を期待する声も上がり、「いつかF1でフェルナンド・アロンソとレースをしているかもしれない」と冗談交じりに将来を予想するコメントも寄せられている。

    父トトはメルセデスF1を率い、母スージー・ヴォルフもレーシングドライバーとして活躍した経歴を持つ。まだ9歳のジャックにとってF1は遠い未来の話だが、まずはカートを楽しむことを最優先にしながら、そのキャリアを歩み始めている。

  • ジョージ・ラッセルが婚約 F1パドックから祝福 アントネッリらも反応

    ジョージ・ラッセルが婚約 F1パドックから祝福 アントネッリらも反応

    メルセデスF1のジョージ・ラッセルが、長年交際してきたパートナーのカルメン・モンテロ・ムントとの婚約を発表した。夏休み中にビーチでプロポーズしたとみられ、F1関係者から相次いで祝福のメッセージが寄せられている。

    ラッセルは自身のSNSに婚約指輪と白いハートの絵文字だけを添え、4枚の写真を投稿。写真にはビーチに設けられたキャンドルライトのディナーの様子が収められており、そこでムントにプロポーズしたとみられる。

    2020年から交際を続けるラッセルとカルメン
    ラッセルとムントは共通の友人を通じて知り合い、2020年初頭から交際を開始した。以来、ムントはF1のグランプリ週末にも頻繁に姿を見せ、ラッセルを支えてきた。

    スペイン出身のムントは18歳で高等教育を受けるためイギリスへ移住。ウェストミンスター大学でビジネスマネジメントとファイナンスの学位を取得し、金融業界でキャリアを築いてきた。また最近では、スキンケアブランド「Barriers」を立ち上げている。

    ラッセルは以前から、ムントが自身のレース人生において重要な存在であることを公言していた。

    2026年6月の『The Times』のインタビューでは、ムントとの関係について次のように語っている。

    「カルメンはレースに関して僕に安定をもたらしてくれるし、レースから切り離してくれる存在でもあります」

    さらに結婚の可能性を尋ねられると、ラッセルは将来をともにする意思を明確にしていた。

    「間違いなく彼女は僕の未来です。だから、いずれは(結婚することを)願っています。来週ということはないけど、5年以上先ということもない。その間のどこかですね」

    その発言から約2カ月後、ラッセルは実際に婚約を発表することになった。


    アントネッリやガスリーらF1関係者が祝福
    ラッセルの投稿には発表直後から多くの反響が寄せられ、メルセデスのチームメイトであるアンドレア・キミ・アントネッリも祝福した。

    「2人ともおめでとう!」

    さらにピエール・ガスリーをはじめ、メルセデス、ウィリアムズ、F1公式、アレクサンダー・アルボンの婚約者リリー・ムニ・ハーらも祝福のメッセージを送った。

    Motorsport.comによると、投稿は記事執筆時点ですでに64万5000件以上の「いいね」、2万件のコメント、3万7000件以上のリポストを記録しており、大きな反響を呼んでいる。

    ラッセルは今回、長年にわたって自身を支えてきたムントとの新たな一歩を踏み出した。夏休みを終えれば、今月末のF1オランダGPから再びタイトル争いに臨むことになる。

  • メルセデスF1が後半戦を警戒「夏休み後に選手権は様変わりする」

    メルセデスF1が後半戦を警戒「夏休み後に選手権は様変わりする」

    メルセデスF1は、2026年シーズン後半が前半戦とはまったく異なる戦いになると予想している。コンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権の両方で首位に立ちながらも、チームは夏休み明けのオランダGPからタイトル争いがさらに激化すると警戒している。

    メルセデスF1の副テクニカルディレクターを務めるシモーネ・レスタは、F1では夏休みを境に選手権の流れが大きく変わることが多く、タイトル争いではプレッシャーへの対応力が勝敗を左右すると強調した。

    メルセデスF1 「失ったポイントがなければもっとリードしていた」
    ハンガリーGP終了時点で、メルセデスはドライバーズ、コンストラクターズの両ランキングで首位に立ち、2020年以来となるダブルタイトル獲得へ向けて有利な立場で夏休みに入った。

    しかし、チーム代表のトト・ヴォルフは、今季の戦いは本来ならさらに優位に進められていたと振り返る。パワーユニットとシャシーを一体で開発するワークス体制が好スタートにつながった一方で、信頼性トラブルによって大きな代償を払ったという。

    「シーズン序盤は非常に良いスタートを切れた。パワーユニットとシャシーを統合した体制、そしてチーム全体の準備が成果につながったと思う」

    「一方で、信頼性の問題には明らかに苦しんだ。3回か4回のリタイアがあり、直接のライバルであるフェラーリに対して70~80ポイントは失ったはずだ。今のリードは70ポイント余りなので、それらを加えれば非常に大きな差になっていた」

    「だが、そのポイントは失われた。そして当然ながらライバルとの差は縮まった。難しいグランプリもいくつかあった」

    さらにヴォルフは、フェラーリが挙げた直近2勝についても、メルセデス側のミスや不運が大きく影響したとの見方を示した。

    「実際、フェラーリのここ2勝は我々自身の失敗によるものだ。バルセロナではセーフティカーの不運があり、シルバーストンではキミ(アンドレア・キミ・アントネッリ)のホイールトラブルがあった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    シモーネ・レスタ 「夏休み後は選手権の流れが変わる」
    シーズン前半はメルセデスが優位に立ったものの、ここ数戦ではフェラーリやマクラーレンが着実にパフォーマンスを向上させ、その差は縮まりつつある。

    レスタは、こうした流れが夏休み明けのオランダGP以降、さらに顕著になると予想している。

    「歴史を振り返れば、選手権は夏休み後に必ず変化する」

    「首位に立つチームには大きなプレッシャーがかかるが、追う側にも同じようにプレッシャーがかかる」

    「シーズン後半はチームにとってまったく別の局面になる。環境はさらに厳しくなり、一つひとつの結果の重みが増していく」

    現在、メルセデスはコンストラクターズ選手権でフェラーリに72ポイント差、ドライバーズ選手権ではアンドレア・キミ・アントネッリがルイス・ハミルトンに50ポイント差をつけている。

    それでもレスタは、このリードがタイトル獲得を保証するものではないと断言する。

    「この時期こそ、組織の強さとレジリエンス(対応力)が本当に試される」

    「プレッシャーに耐え、さらに重要性が増した状況でも結果を出し続けられるかどうかを、チームは証明しなければならない」

    そして、2026年シーズン終盤はわずかな差がタイトルの行方を左右する激戦になると予想した。

    「このシーズン後半がどう展開していくのか、とても興味深い。多くの場合、選手権はこの時期に勝ち取られるか、あるいは失われるものだからだ」

  • メルセデスF1 PU最強説をヴォルフ否定「フェラーリは文句を言い続けている」

    メルセデスF1 PU最強説をヴォルフ否定「フェラーリは文句を言い続けている」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2026年F1のパワーユニット(PU)勢力図について、メルセデスが他メーカーを圧倒しているとの見方を否定した。FIAの評価では内燃エンジン(ICE)単体でレッドブル・フォードが最強だと指摘し、総合的にはメルセデスがわずかに優位な可能性を認めながらも「ほぼ横並び」との見解を示した。

    メルセデスは2026年シーズン前半の11戦で8勝を挙げ、ドライバーズ、コンストラクターズの両選手権をリードしている。

    しかし直近5戦ではフェラーリが2勝、マクラーレンが1勝を挙げるなど、その差は縮まりつつある。ヴォルフは、2014年の新PU時代にメルセデスが築いたような長期的な独走状態が再現される可能性は低いと考えている。

    「2014年のような支配はもう起こらない」
    2014年にV6ターボ・ハイブリッド規則が導入された際、メルセデスはPU性能でライバルを大きくリードし、その後長期間にわたってF1を支配した。

    だがヴォルフは、2026年の状況は当時とは明確に異なると説明する。

    「2014年のハイブリッド時代の初期に我々があれほど支配的だった理由は、長い間、我々のパワーユニットが圧倒的に優れていたからだ」

    「今はフェラーリが我々に非常に近いことが分かる」

    「セットアップでミスをしたり、我々にアップグレードがなくて相手にアップグレードが入ったりすれば、すぐに後手に回ることになる」

    「だから、F1であのような支配の時代が再び訪れるとは思っていない」

    実際、メルセデスはシーズン序盤に大きな結果を残した一方、夏休み前にはフェラーリやマクラーレンが勝利を重ねている。ヴォルフの発言は、現在の競争力がPUだけで決まるものではなく、シャシーや空力、セットアップ、開発競争を含めた総合力によって簡単に勢力図が変化し得ることを示している。

    FIA評価ではICE最強はレッドブル・フォード
    2026年からFIAは、基準となる性能から遅れているPUメーカーに追加の開発機会を与える「ADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities)」制度を導入している。

    ただし、ADUOの評価対象となるのはPU全体ではなく内燃エンジン部分だ。最初の評価では、レッドブル・フォードのICEがベンチマークとなり、最も高い性能を示した。

    ヴォルフもこの点を強調し、「メルセデスが圧倒的に最強」という見方に反論した。

    「FIAによれば、内燃エンジンではレッドブルがトップだ。彼らはそういう測定結果を出している」

    そのうえで、電動系やエネルギーマネジメントなどを含めたPU全体ではメルセデスが最も完成度の高いパッケージである可能性を認めた。

    「全体的なパッケージとして見れば、我々かもしれない」

    ただし、それは2014年当時のような決定的な性能差ではないというのがヴォルフの主張だ。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    フェラーリに皮肉「最強エンジンではないと文句を言い続けている」
    ヴォルフはさらに、メルセデスPUとの性能差をめぐるフェラーリ側の主張にも踏み込んだ。

    「フェラーリは、自分たちには最強のエンジンがないと文句を言い続けている」

    「でも、彼らには間違いなく競争力のあるパワーユニットがあると思う。しかも、エキゾーストの半分を覆うようなウイングレットを備えた、ハイダウンフォース仕様として設計されたマシンに搭載されている」

    「だから、我々はほぼ横並びだと思っている」

    フェラーリのマシン側の空力コンセプトにも言及したヴォルフは、ストレート性能などから単純にPU出力の優劣を判断することはできないとの考えを示した形だ。

    2026年F1は「PU単独」では測れない競争へ
    2026年のPU規則では電動側の比重が大幅に高まり、ICE性能だけでなく、バッテリー、MGU-K、エネルギー回生とデプロイメントの効率がラップタイムを左右する。

    そのため、FIAのADUO評価でレッドブル・フォードがICEのベンチマークになっていることと、メルセデスがPU全体で高く評価されていることは矛盾しない。

    また、メルセデスが11戦8勝という数字を残している一方、直近ではフェラーリとマクラーレンが勝利を挙げていることも、2014年当時とは異なる構図を裏付けている。

    ヴォルフ自身もメルセデスの総合パッケージが最強である可能性までは否定していない。しかし、そのアドバンテージはセットアップやアップグレードひとつで逆転し得る程度のものだと強調する。

    2026年F1のPU競争は「メルセデス一強」という単純な構図ではなく、ICEではレッドブル・フォード、総合パッケージではメルセデスがわずかに優位に立ち、フェラーリもほぼ同等の競争力を持つ――それがヴォルフの描く現在の勢力図である。

  • メルセデスF1 フェラーリの「マカレナ」型リアウイングを2025年に検討も不採用

    メルセデスF1 フェラーリの「マカレナ」型リアウイングを2025年に検討も不採用

    メルセデスF1は、フェラーリが2026年シーズンに投入して注目を集めている通称「マカレナ」と呼ばれる反転型リアウイングについて、実は2025年の段階ですでに検討していたという。

    メルセデスの副テクニカルディレクターを務めるシモーネ・レスタが、FormulaPassion.itの独占インタビューで明かした。メルセデスは技術的な理由から当時は採用を見送ったものの、今後あらためて評価する可能性については否定していない。

    フェラーリが投入した「マカレナ」型リアウイング
    2026年のF1では、フェラーリがいくつかの技術的なアイデアで他チームに影響を与えている。そのひとつが、通常とは異なるレイアウトを採用した反転型リアウイング、いわゆる「マカレナ」だ。

    トップチームのなかで、現時点まで独自のマカレナ型リアウイングを実戦投入していないのがメルセデスだ。しかし、それは同チームがこのコンセプトを検討してこなかったことを意味するわけではない。

    レスタによれば、メルセデスは2025年の時点ですでに同様のリアウイングを研究し、実際に評価を行っていたという。

    「フェラーリはシーズン開幕直後からそれを導入していた」とレスタは語った。

    「僕たちも昨年に評価していた。ただ、いくつかの技術的な理由から導入しないことを選んだ。別のアプローチの方が優れていると判断したからだ」

    もっとも、当時の判断が今後も変わらないとは限らない。

    「だからといって、将来に向けて物事を再評価できないという意味ではない。僕たちは常に、自分たちの決定を見直すことに対してオープンだ」

    フロントウイングでもフェラーリとは異なる設計思想
    メルセデスとフェラーリの違いはリアウイングだけではない。2026年F1で導入されたアクティブエアロへのアプローチでは、フロントウイングにも明確な設計思想の違いが表れている。

    メルセデスのW17では、ノーズのピラーを第2エレメントに接続し、可動する領域を最後方のエレメントに限定する方式を採用している。

    「これは、最初から進めてきた開発プロセスから生まれたものだ」とレスタは説明した。

    「フロントウイングの使い方に特別な弱点があるとは考えていない。もちろんチーム、特に空力部門は両方の構成を評価してきたし、これからも評価を続けていく」

    現在の仕様を選択したからといって、別のコンセプトを検討していないわけではないという。

    「今はひとつの方向性に集中している。ただ、ほかのことを考えず、何も分からないままこの方式を選んだわけではない。両方のステップを評価してきた」

    メルセデスが警戒するフェラーリの開発ペース
    メルセデスがフェラーリを意識しているのは、個々の技術的アイデアだけではない。レスタは、シーズンを通じてアップデートを投入し続けるフェラーリの開発ペースにも注目している。

    特にF1では予算上限のなかで開発を進めなければならず、シーズン中に多くの新パーツを投入するには、開発リソースをどこに振り分けるかという判断も重要になる。

    「彼らはうまくやっている。明らかに多くのアップデートをコースに持ち込んでいるし、それは予算上限との関係で見ても興味深い」

    「間違いなく今シーズンのライバルだ。彼らが近づいてきていることで、戦いはさらに面白くなっている。僕たちはコース上で彼らと戦いたい」

    2026年のタイトル争いを続けるメルセデスにとって、フェラーリは無視できない存在となっている。かつて自ら検討しながら採用を見送った「マカレナ」型リアウイングについても、ライバルの実戦データや開発状況を踏まえ、再び選択肢として浮上する可能性がある。

  • キミ・アントネッリ「ハミルトン移籍発表前にヴォルフ代表からF1昇格を告げられた」

    キミ・アントネッリ「ハミルトン移籍発表前にヴォルフ代表からF1昇格を告げられた」

    アンドレア・キミ・アントネッリが、メルセデスF1昇格の舞台裏を明かした。ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍が正式発表される前、チーム代表のトト・ヴォルフから翌シーズンのレギュラー昇格構想を直接伝えられていたという。

    当時はまだF2デビュー前だったアントネッリは、その言葉に「目が飛び出るほど驚いた」と回想。18歳でメルセデスのシートを託された背景や、その後に経験したプレッシャー、そして現在F1ランキング首位に立つまでの成長を振り返った。

    ハミルトン移籍発表前にヴォルフ代表から極秘の打診
    スペイン紙『AS』のインタビューで、アンドレア・キミ・アントネッリは、メルセデス加入がどのように決まったのか、その舞台裏を詳しく語った。

    2025年シーズンに向けてルイス・ハミルトンがフェラーリへ移籍することが決まった当時、トト・ヴォルフは正式発表前の段階で、後任候補としてアントネッリに直接考えを伝えていたという。

    アントネッリは当時を次のように振り返った。

    「シルバーストンでF3マシンを使ってテストをしていた。F2で走る前にコースに慣れるためだった。そして、その日の終わりにトトがオフィスへ呼んでくれた」

    そこでヴォルフは、ハミルトンの移籍とチームの計画を打ち明けた。

    「トトは『ルイスはフェラーリへ行く。そして来年は君をマシンに乗せたいと考えている』と言った」

    「その瞬間、『えっ!?』という感じだった。本当に目が飛び出るほど驚いた」

    当時のアントネッリは、まだF2どころかF3のレースすら経験しておらず、自分が候補になるとは想像もしていなかったという。

    「まだF2も始まっていなかった。だから自分には、そのシートを勝ち取るために証明しなければならないことがたくさんあると思っていた」

    それでも、チャンスが訪れたときには準備はできているとヴォルフへ伝えた。

    F2で経験を積み夢だったメルセデス入りを実現
    その後、アントネッリはF2で2勝を挙げるなど才能を示し、2024年8月31日にメルセデスから2025年のレギュラードライバーとして正式発表された。

    しかし、夢だったトップチーム入りは、すぐに現実味を持って受け止められたわけではなかった。

    「もちろん本当にうれしかった。でも同時に、あまりにも大きな出来事だったので、何が起きたのか理解するまで少し時間がかかった」

    「テラスのハンモックに横になって空を見上げながら、『本当に起きたんだ』と自分に言い聞かせていたのを覚えている」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    F1デビューで苦しんだプレッシャーを乗り越える
    メルセデスで迎えたF1デビューイヤーは、18歳の新人にとって決して簡単なものではなかった。

    シーズン序盤はプレッシャーに押し潰され、自身の精神状態にも影響が及んだという。

    「特に去年はプレッシャーに飲み込まれてしまった。シーズンのスタートは良かったけれど、自分を信じてくれた人たちを失望させているように感じていた」

    「特にトトには申し訳ないと思っていた。僕を起用すると決断したのは彼だったからだ。当時は本当に苦しかった」

    その苦境を救ったのが、メルセデスとの話し合いだった。

    「その困難を乗り越えられたことが、今年に向けた自信につながった。それだけでなく、ドライバーとしてだけではなく、人間としても自分自身について多くを学べた」

    さらにアントネッリは、大きなチームだからこそ得られた経験が、自身を大きく成長させたと語る。

    「小さなチームに行っていたら学べなかったことを、ここでは学べたと思う。学習曲線は本当に信じられないほど急だった」

    「まるで3年分を1年で経験したような感覚だった。肉体的にも精神的にも大変だったけれど、そのぶん得られたものは大きかった」

    アントネッリは現在、2026年シーズン前半を終えて219ポイントを獲得し、F1ドライバーズランキング首位に立っている。ハミルトンの後継者として大胆な決断を下したヴォルフの判断は、わずか2年足らずで正しかったことが証明されつつある。

  • メルセデスF1 夏休み明けに大規模アップグレード投入へ「さらに大きな一歩を」

    メルセデスF1 夏休み明けに大規模アップグレード投入へ「さらに大きな一歩を」

    メルセデスF1の副テクニカルディレクターを務めるシモーネ・レスタは、2026年シーズン後半に向けて、現在よりも大規模なアップグレードパッケージを投入する計画であることを明らかにした。

    2026年の新レギュレーション初年度、メルセデスはジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの活躍で開幕11戦中8勝を挙げ、コンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権の両方で首位に立っている。

    夏休み時点ではアントネッリがフェラーリのルイス・ハミルトンに50ポイント差をつけてランキングトップを維持している。

    カナダ以来となる大規模アップグレードを計画
    メルセデスは第10戦カナダGPで大型アップグレードを投入した後は、小規模な改良を各レースへ継続的に持ち込んできた。しかし、夏休み明けには再び大きな進化を目指すという。

    レスタはハンガリーGPで次のように説明した。

    「究極的には、冬季テストから開幕戦にかけて十分に競争力のあるマシンを用意することを目指していた」

    「その後は、ほぼ毎戦ごとに小さなステップを積み重ね、カナダでは大きなアップデートを投入した」

    「私たちは常に、各レースで少しずつ改良を加えていこうとしている」

    ライバル勢がより大規模なアップデートを投入していることにも触れつつ、自分たちの開発方針は変わらないと語った。

    「もちろん、私たちよりも多くのアップデートを持ち込んでいるチームもある。それは彼らにとって素晴らしいことだ」

    「それでも私たちは、毎戦何らかの新しいアイテムを投入し続けようとしている」

    そして、シーズン後半に向けた開発計画についてこう明かした。

    「おそらく夏休み明けには、マシンにもう少し規模の大きなアップグレードを投入することに重点を置くことになるだろう」

    「私たちは毎戦マシンを進化させることに集中しているが、それと同時に、さらに大きな一歩となるアップデートを投入することも考えている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ハミルトンとのタイトル争いは「F1にとって良いこと」
    レスタは、ランキング2位につける元メルセデスのルイス・ハミルトンとのタイトル争いについても言及した。

    7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、メルセデス時代に6度のタイトルを獲得。2026年からフェラーリへ移籍した現在も、アントネッリ最大のライバルとなっている。

    レスタはまず、メルセデスの両ドライバーを高く評価した。

    「まず何よりも、アントネッリとジョージ・ラッセルの2人が非常に高いレベルで走っている姿を見ることができてうれしい」

    「レースによって浮き沈みはあったが、基本的には2人とも非常に力強いパフォーマンスを見せている」

    「これはお互いのレベルをさらに引き上げることにつながる。チーム内での競争は、チーム全体の競争力を高める上で非常に重要だ」

    その上で、ハミルトンがタイトル争いに加わっていることを歓迎した。

    「私たちにとって重要なのはそこだ。そして、ルイスが先頭争いをしている姿を見るのも素晴らしいことだ」

    「ルイスはブラクリーで素晴らしいキャリアを築いたし、チームとのつながりはいまでも感情的にとても深い」

    「だから彼が前線で戦っている姿を見るのは本当にうれしい。彼が優勝争いをしていることは、このスポーツをより良いものにしてくれる。そういう光景を見るのは素晴らしいことだ」

    2026年シーズンは新レギュレーション初年度ということもあり、各チームが開発競争を続けている。メルセデスはこれまで細かな改良を積み重ねる戦略を採ってきたが、夏休み明けにはより大規模なアップグレードを投入し、タイトル争いをさらに優位に進めることを狙っている。