ジョージ・ラッセル F1イタリアGP予選「ガスリーは飛ぶように速かった」

ジョージ・ラッセル F1イタリアGP予選「ガスリーは飛ぶように速かった」

ジョージ・ラッセルは、2026年F1イタリアGPの予選でポールポジションをわずか0.060秒差で逃し、2番手となった。最後に逆転したのはアルピーヌのピエール・ガスリー。ラッセルにとっても予想外の結果だった。

チームメイトのキミ・アントネッリがパワーユニット交換によるペナルティで後方グリッドからのスタートとなり、フェラーリも週末序盤の速さを予選では再現できなかったことで、ラッセルにはポール獲得の絶好のチャンスが訪れていた。

しかし、Q1から速さを見せていたガスリーが最後に驚異的なラップをまとめ、ラッセルを上回った。

ラッセルはQ3最初のアタックでアントネッリのトウを利用してトップタイムを記録。マシンの「フロントのロックと不安定さ」を訴えながらも、最後のアタックではさらにタイムを縮めた。

それでもガスリーは上回った。アルピーヌは予選を通じて目を引くペースを発揮し、最後のアタックでラッセルを0.060秒差で退けてポールポジションを獲得した。

「予選前のチェスでも負けた」ガスリーを称賛
「まず、ピエールには本当におめでとうと言いたい。信じられないパフォーマンスだった」とラッセルは語った。

「実は予選が始まる15分くらい前までチェスをしていて、そこで彼に負けたんだ。でも僕は『まあ、予選では僕が勝つよ』と思っていた。それがこの結果だ!」

「また彼が僕の前にいる。だから本当におめでとう。もちろん、ポールポジションを取れなかったことにはがっかりしている。ラップを始めるところではマックス・フェルスタッペンがいて、少しごちゃごちゃしていた」

「かなりいいラップをまとめられたと思うけど、ピエールとアルピーヌはQ1からずっとものすごく速かった。彼らがいい結果を出したのはうれしいよ」

ラッセルは決勝をフロントローからスタートする。ドライバーズ選手権ではランキング2番手につけており、首位アントネッリとの差は59ポイント。チームメイトが後方からスタートするモンツァは、その差を縮める大きなチャンスとなる。

ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

モンツァでは「ポールの重要性は最も低い」
予想外の形でポールを逃したものの、ラッセルは決勝に向けた自信を失っていない。オーバーテイクのチャンスが多いモンツァでは、2番手スタートでも勝利を十分に狙えると考えている。

「全サーキットのなかでも、勝利を争ううえでポールポジションにいることの重要性が最も低いのは、おそらくここだと思う」

「ピエールがポールを取ったのを見て本当にうれしかった。彼は素晴らしいドライバーだし、素晴らしい人間でもある。これまでポールを争えるマシンを手にする機会はそれほど多くなかった。でも今週末の彼らは飛ぶように速かった」

アルピーヌの予選ペースはメルセデスにとっても想定以上だった。ラッセルは、金曜日のFP2で示されていた速さを改めて詳しく分析する必要があると認めた。

「今になってFP2のデータをもう少し詳しく見直すことになると思う。僕たちは彼らが脅威になるとはまったく考えていなかったからね」

「彼らが以前より競争力を増していることは分かっていた。でも、プラクティスでは燃料搭載量が少なかったり、高いパワーを使っていたりするチームもある」

「無視していたとは言わないけど、彼らがポールポジションを争うことになると予想していた人は誰もいなかったと思う」

わずか0.060秒でポールを逃したラッセルだが、モンツァではスタート位置以上に決勝でのレースペースやトウの使い方が重要になる。予想を覆して最前列に並んだガスリーとラッセルが、決勝の勝利争いでどのような展開を見せるか注目される。