フランコ・コラピントは、2027年もアルピーヌF1チームから参戦することが決まったことを受け、チームから寄せられてきた「信頼」に感謝を示した。F1イタリアGPではアップデート仕様が自身のマシンにも投入され、コンストラクターズランキング5位争いでレーシングブルズを逆転することを目指す。
アルピーヌは先日、コラピントとの契約延長を発表。2027年もピエール・ガスリーとのラインナップを継続することが決まった。
23歳のコラピントは今季ここまで19ポイントを獲得し、ドライバーズランキング12位につけている。
アルピーヌとの2027年契約延長「この旅を続けられることに興奮している」
イタリアGP開幕前の木曜日、コラピントはアルピーヌとの契約延長について喜びを語った。
「とてもうれしいし、本当に幸せだ。これから起こること、そしてチームとこの旅を続けていけることにすごく興奮している」
コラピントにとって今回の契約延長は、アルピーヌとの関係をさらに長期的なものへと発展させる決定となった。チームで過ごしてきた期間を振り返り、マシンだけでなく組織全体が前進してきたと感じているという。
「この1年間に与えてもらったチャンスには本当に感謝している。一緒に大きく成長してきたし、今では大きな家族のようになっている」
「チームとして一緒に多くのステップを踏んできた。マシンのさまざまな部分を改善して、チームのみんなのパフォーマンスも向上してきた。うれしいし、これからも続けていくのが楽しみだ」
特にコラピントが強調したのが、エグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレをはじめとしたアルピーヌからの信頼だった。
コラピントは、自身にチャンスを与えたブリアトーレと「最初からの信頼」に感謝するとともに、最近のチームの改善についても満足感を示している。
「チームの努力にはとても満足している。最近どれだけ改善してきたか、そして家族として一緒に積み重ねてきたステップをうれしく思っている」
モンツァではアップデートを両車に投入
契約延長を決めたコラピントにとって、次の焦点はイタリアGPでのパフォーマンスだ。
アルピーヌは前戦オランダGPでガスリー車にアップデートパッケージを投入。モンツァでは同じ仕様がコラピント車にも導入され、2台が最新パッケージを使用する。
コラピント自身、もともとモンツァを好んでおり、新パーツによってさらに競争力を引き上げられることを期待している。
「アップデートがあるかどうかに関係なく、モンツァはいつも走るのが好きなサーキットだ。それがあることで、いい方向に行くと思う」
「僕たちに合ったサーキットになってくれることを願っている。金曜日にどんな感じになるか見てみるよ」
一方、高速かつ低ダウンフォース仕様となるモンツァでは、アップデートの効果を最大限に引き出すセットアップ作業も重要になる。
「作業を続けて、予選でマシンからすべてを引き出すことが重要になる」

レーシングブルズとの差は3ポイント
アルピーヌにとってイタリアGPは、単に新パーツの評価を行う週末ではない。コンストラクターズランキング5位をめぐる争いでも重要な一戦となる。
オランダGPでポイントを獲得したことで、アルピーヌは5位レーシングブルズとの差を3ポイントまで縮めた。コラピントは、前戦で投入されたアップデートによってパフォーマンス面で明確な前進があったと評価している。
「本当に僅差だ。前回のアップデートによって、パフォーマンス面ではかなりいいステップを踏めたし、彼らとの差も縮まった。それが僕たちの目標だった」
「大きなステップを期待していたけど、実際にそうなった。アップデートはうまく機能している。ただ、彼らの前に出るためには作業を続けて、すべてをまとめ上げなければならない」
ただし、警戒しているのはレーシングブルズだけではない。コラピントはアウディの競争力にも言及し、モンツァではライバルもアップデートを投入すると見ている。
「彼らは速いし、アウディも速い。ここではリアウイングのアップデートを持ち込むと思うから、少し速くなるはずだ」
「でも、僕たちは今持っているパッケージを信頼している。そこからすべてを引き出して、彼らの前に出られることを願っている」
2027年のシートを確保したことで、コラピントにとって将来をめぐる不確定要素のひとつは解消された。今後は結果に集中できる環境のなか、アルピーヌが前戦で確認したアップデートの効果を自身のマシンでも引き出せるかが焦点となる。
わずか3ポイント差となったコンストラクターズランキング5位争いを考えても、モンツァで両車に最新仕様がそろう意味は大きい。コラピントはチームから受けた「信頼」に結果で応えるべく、アルピーヌのさらなる浮上を狙う。
