マルク・マルケス(ドゥカティ)が、2026年MotoGP第14戦サンマリノGPのスプリントで優勝。ポールポジションのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)からスタート直後に首位を奪い、終盤の追撃を退けて今季6度目のスプリント勝利を挙げた。
ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた13周のスプリントは、マルケスとベッツェッキによる緊迫した一騎打ちとなった。
3位にはポイントリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア)が入り、マルケスはタイトル争いでマルティンとの差を14ポイントまで縮めた。
マルケスがスタートで首位奪取
午前の予選ではベッツェッキがコースレコードを更新してポールポジションを獲得。マルケスは2番グリッドからスプリントに臨んだ。
スタートで抜群の蹴り出しを見せたのはマルケスだった。ターン1への進入でベッツェッキのイン側に飛び込み、ホールショットを奪取。そのまま続くコーナーでもポジションを守り、トップでオープニングラップを終えた。
序盤はベッツェッキがマルケスの背後につけたものの、4周目に入るころには約0.5秒まで差が拡大。その後、マルケスはリードを約1秒まで広げた。
しかし、ベッツェッキも簡単には引き下がらない。レース後半にペースを上げ、9周目の開始時点ではマルケスとの差を0.7秒まで縮めた。さらに次の周にも差を削り、首位争いは終盤まで緊張感を保った。
それでもマルケスはプレッシャーに反応してペースを引き上げ、最後まで首位を譲らずチェッカー。今季6度目、キャリア通算21度目のスプリント勝利を手にした。
2位のベッツェッキにとっては今季のスプリント最高成績となった。
マルティンが追い上げて3位
5番グリッドからスタートしたホルヘ・マルティンは、序盤から着実に順位を上げた。
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)を追いかけ、7周目についに攻略して3番手へ浮上。トップ2に追いつくことはできなかったものの、そのまま3位でフィニッシュして表彰台を確保した。
4位はディ・ジャンアントニオ、5位はアレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)。ペドロ・アコスタ(KTM)が6位、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)が7位に続いた。
予選3番手だったフェルミン・アルデグエル(グレシーニ・ドゥカティ)は序盤に順位を落として8位。ルカ・マリーニ(ホンダ)が9位に入り、最後のスプリントポイントを獲得した。ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)は10位だった。
バニャイア13位 クアルタラロは転倒
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)は苦しい週末から抜け出せず、17秒以上遅れて13位。ポイント獲得には届かなかった。
ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は3周目のターン14でディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)を抜こうとした際に転倒。再スタートしたものの、21位の最下位でレースを終えた。
マルク・マルケスはスタートで奪った首位を守り切り、ベッツェッキとの緊迫した攻防を制した。ポイントリーダーのマルティンが3位に終わったことで、マルケスはランキング首位との差を14ポイントまで縮め、2026年MotoGPタイトル争いはさらに接近した。

2026年MotoGP サンマリノGP スプリント結果
1.マルク・マルケス(ドゥカティ)
2.マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)
3.ホルヘ・マルティン(アプリリア)
4.ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)
5.アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
6.ペドロ・アコスタ(KTM)
7.ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
8.フェルミン・アルデグエル(グレシーニ・ドゥカティ)
9.ルカ・マリーニ(ホンダ)
10.ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)
11.ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)
12.フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)
13.フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)
14.ブラッド・ビンダー(KTM)
15.エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM)
16.ポル・エスパルガロ(テック3 KTM)
17.トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)
18.ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
19.アレックス・リンス(ヤマハ)
20.ジョアン・ミル(ホンダ)
21.ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)


















