レーシングブルズF1代表 角田裕毅の初日を評価「難しい走行でもライバル勢の前」

レーシングブルズF1代表 角田裕毅の初日を評価「難しい走行でもライバル勢の前」

レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、2026年F1第14戦スペインGP初日の走行を「クラッシュを除けば素晴らしい一日」と総括した。FP1でパワーステアリングのトラブルに見舞われた角田裕毅についても、十分な走行時間を確保できなかったなかでFP2を8番手で終えたことを高く評価している。

初開催となるマドリンクで、レーシングブルズはアービッド・リンドブラッドがFP2で4番手、角田裕毅が8番手に入り、2台そろってトップ10につけた。

リンドブラッドは終盤にターン13でクラッシュして赤旗の原因となったものの、マシンの純粋なペースについてパーメインは強い手応えを示している。

アラン・パーメイン「角田裕毅は楽な走行ではなかった」
「クラッシュを除けば、本当に素晴らしい一日だった。間違いなくそう言える」とパーメインは初日の走行を振り返った。

「マシンは速い。最初からまずまずの状態だったし、FP1からFP2にかけていくつか変更を加えたことで、本当に改善することができた。マシンは明らかに速そうだ」

特にパーメインが言及したのが角田の走行だった。角田はFP1でパワーステアリングに問題が発生。ソフトタイヤでアタックラップを走ることができず、修復作業によって貴重な走行時間を失った。

それでもFP2では1分34秒758を記録して8番手まで順位を上げた。

「裕毅は決して楽な走行ではなかった。それでもトップ10に入っていると思うし、我々の主要なライバル勢すべての前にいる。だから、本当にまずまずの一日だった」

角田自身も、十分な周回を重ねられなかったことやFP2でトラフィックに遭遇したことを挙げながら、マシンの感触については前向きに受け止めている。

「今日は決してスムーズな一日ではありませんでしたが、新しいコースは本当に楽しくて、走っていてとても楽しめました。ここでは自信が重要なので、FP1で走行時間を失ったのは理想的ではありませんでしたし、FP2では少しトラフィックもあって難しくなりました」

「全体的にはマシンにいい感触があります。セッションごとにペースを築けていますし、今は明日の予選ですべてをまとめることに集中しています」

リンドブラッド4番手も終盤にクラッシュ
一方のリンドブラッドはFP1を7番手で終えると、FP2では1分33秒890までタイムを縮めて4番手につけた。しかし、セッション終盤にターン13でリアを失ってバリアにクラッシュ。この事故によって赤旗が提示され、そのまま走行を終えた。

リンドブラッドにけがはなかったが、マシンには修復が必要なダメージが発生した。

「外から見るとかなりひどいクラッシュに見えたと思うけど、幸い衝撃はそれほど大きくなく、僕自身はまったく問題ない」とリンドブラッドは説明した。

「マシンにはダメージがあるので、今夜余計な作業をしなければならないチームには申し訳なく思っている。それでも実力で4番手に入れたのは素晴らしい結果だし、明日に向けていい位置につけている」

ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

レーシングブルズは2台Q3進出に自信
パーメインは現在のレーシングブルズについて、単にトップ10を狙えるだけでなく、予選ではさらに上位を争える可能性があると分析している。

「マシンは本当に速そうだ。間違いなくトップ10、もしかすると予選でトップ7に入れるマシンかもしれない」

さらに、2台そろってQ3へ進出できるかと問われると、「そう思っている」と答えた。

「もちろんFP3がどうなるかを見る必要はある。ただ、他の誰かが一晩で大きなものを見つけない限り、我々がそうならない理由は見当たらない」

「今の位置にはかなり満足している。FP3に向けて多少の微調整はあるかもしれないが、2台ともQ3に進めると自信を持たない理由はない」

初日はリンドブラッドのクラッシュという代償を伴ったものの、レーシングブルズはマドリンクで競争力のあるスタートを切った。特に角田はFP1で走行時間を失いながらFP2で8番手まで挽回しており、パーメインが「主要なライバル勢すべての前」と評価したそのペースを予選で結果につなげられるかが焦点となる。