宮田莉朋が、マドリードのマドリンクで行われた2026年FIA F2第11戦スプリントレースで優勝。F2参戦以来初となる勝利を挙げるとともに、マドリードで開催されたF2レースの初代ウイナーとなった。
ハイテックGPの宮田莉朋はスタートでエマーソン・フィッティパルディをかわして首位に浮上。その後2度のセーフティカーを乗り越え、最後までトップを守り切った。
宮田莉朋がスタートで首位奪取
F1スペインGPのFP3で中断が相次いだ影響により、F2スプリントレースのスタートは遅延。現地時間14時35分にフォーメーションラップが開始された。
なお、コルトン・ハータはスプリントレースを欠場。ハイテックGPがレース前に撤退を発表している。
大半のドライバーがハードタイヤを選択するなか、ガブリエレ・ミニら一部はソフトタイヤを装着してスタートした。
シグナルが消えると宮田莉朋が好スタートを決め、ターン1までにフィッティパルディを攻略して首位を奪った。
一方、後方では波乱が発生。ニコ・バローネが第1セクターでウォールにクラッシュし、セーフティカーが導入された。リプレイではクッシュ・マイニとの接触によってバローネがターン7のウォールへ弾き出される形となっていた。
さらにターン1ではセバスチャン・モントーヤとジョン・ベネットが接触。モントーヤは一度コースへ復帰したものの2周遅れとなり、その後ピットへ戻ってレースを終えた。
宮田莉朋がリスタートでも首位を維持
5周目にレースが再開されると、宮田莉朋はフィッティパルディを抑えてトップをキープ。レオン、ローレンス・ファン・ホーペン、ニコラ・ツォロフ、マルティニウス・ステンスホーンが続いた。
その後、3番手を巡ってレオンとファン・ホーペンが激しい攻防を展開。9周目、ファン・ホーペンがターン5で仕掛けて前に出たものの、レオンがターン8で抜き返した。
しかし、レオンはポジションを取り戻す際にターン5をカットしていたことが確認され、11周目にファン・ホーペンへ3番手を譲った。
その背後では選手権リーダーのツォロフもレオンを攻め、13周目から14周目にかけてターン5でサイド・バイ・サイドの攻防を展開。ツォロフは一度4番手に出たものの、シケインをショートカットしたためポジションを返した。
選手権首位ツォロフがクラッシュ
レース終盤に大きな展開が待っていた。ツォロフがスピンを喫してストップし、選手権リーダーがリタイアとなった。
リプレイでは、ツォロフがターン20進入時にイン側のウォールへ接触し、そのままマシンがスピン。再スタートすることができず、再びセーフティカーが導入された。
18周目にレースが再開。宮田莉朋はここでもフィッティパルディの追撃を封じ、首位を守った。19周目にはDRSも再び使用可能となり、残り3周のスプリント勝負へ入った。
宮田莉朋がF2初優勝
ファイナルラップでは2番手フィッティパルディにファン・ホーペンが迫ったものの、オーバーテイクには至らず。その前方を走る宮田莉朋は最後まで危なげなくトップを守り、チェッカーフラッグを受けた。
宮田莉朋にとって待望のFIA F2初優勝。さらに、新設されたマドリンクで行われた史上初のF2レースを制したことで、マドリード初代F2ウイナーとして歴史に名を刻んだ。
2位はエマーソン・フィッティパルディ、3位はローレンス・ファン・ホーペン。レオンが4位、ステンスホーンが5位、ラファエル・カマラが6位、アレクサンダー・ダンが7位、マリ・ボヤが8位に入り、ポイント獲得圏を形成した。
FIA F2のフィーチャーレースは、9月13日(日)の現地時間11時25分から行われる。

2026年FIA F2第11戦スプリントレース
1位 宮田莉朋
2位 エマーソン・フィッティパルディ
3位 ローレンス・ファン・ホーペン
4位 ノエル・レオン
5位 マルティニウス・ステンスホーン
6位 ラファエル・カマラ
7位 アレクサンダー・ダン
8位 マリ・ボヤ
9位 ガブリエレ・ミニ
10位 ディノ・ベガノビッチ
11位 ロマン・ビリンスキー
12位 オリバー・ゲーテ
13位 ラファエル・ビジャゴメス
14位 ジョシュア・デュルクセン
15位 タサナポル・イントラプワサック
16位 セバスチャン・モントーヤ
17位 ニコラ・ツォロフ
18位 ジョン・ベネット
19位 クッシュ・マイニ
20位 ニコ・バローネ
コルトン・ハータは出走せず。
