ランド・ノリスは、2026年F1第13戦イタリアGP決勝を4位で終えた。終盤にはチームメイトのオスカー・ピアストリと激しいバトルを繰り広げて先着したが、マクラーレンの現状について「必要なレベルにまったく届いていない」と厳しい評価を下した。
ハードタイヤを機能させるまでに苦戦したノリスだったが、レース後半にはペースを上げ、スリップストリームを利用しながら前方との差を縮めた。最終盤にはピアストリとの直接対決を制し、6番グリッドから4位まで順位を上げた。
ピアストリとの激しいバトル「いい戦いだった」
ノリスはレース終盤、ピアストリとホイール・トゥ・ホイールの攻防を展開。一時は芝生にタイヤを落とす場面もあったが、最終的にチームメイトを攻略して4位を手にした。
「レースには満足している。今日の4位は僕たちにとっていい結果だった。タフなレースだったし、マシンも扱いづらかったけど、持っているものを最大限に生かすためにうまく走れたと思う」
「後半はすごく強かった。スリップストリームを使ったことで再び戦いに戻ることができたし、最終ラップでのルイス(ハミルトン)やオスカーとのバトルも楽しかった。いいハードレーシングだったし、その争いを前で終えられたのは満足だった」
レース後のインタビューでも、ピアストリとの攻防について「ところどころ楽しかった」と笑顔を見せた。
「まあまあかな。ところどころは楽しかったよ。もちろん、かなりの部分が誰がいつボタンを押すか、みたいな戦いでもあるけど、それでも楽しかったし、いいバトルだった」
「最終的にこのポイントを獲得できたことには満足している」
「必要なレベルにまったく届いていない」
一方、4位という結果とは対照的に、ノリスはマクラーレンの純粋な競争力について厳しい見方を示した。
モンツァはマクラーレンに適したサーキットではないと予想されていたが、今回のパフォーマンスが今後のより一般的なコースに向けた好材料になるかと問われても、ノリスは慎重だった。
「いや、いくつかのサーキットではまだ強いと思う。でも、僕たちは必要なところにはまったく届いていない。だから、実際のところ何も変わっていないと思う」
「ここにはウイングとか新しいパーツをいくつか持ち込んだ。それらはすべて機能したし、僕たちの助けにもなった。でも、必要なレベルには明らかに近づけていない。だから新しい話ではないよ」
ノリスは公式コメントでも、予選でのパフォーマンスとストレートスピードを弱点として挙げた。
「結果にかかわらず、僕たちがいるべき場所にいないことは明らかだ。今週末は僕たちの弱点が浮き彫りになった。全体的なパフォーマンスが不足しているし、特に予選がそうだ。ストレートスピードも不利になっている」
「最近勝っているとはいえ、チームとしてやらなければならないことはまだたくさんある。自分たちの強みと弱みは分かっているし、これからの課題は残りのシーズンに向けて改善していくことだ」

マクラーレンはバクーにアップデートを投入予定
マクラーレンF1代表のアンドレア・ステラも、モンツァではメルセデスが明確に一歩先を行っていたと認めた。
「今日のレースは予選よりも高いレベルで遂行できた。予選で6番手と8番手だったことで、オーバーテイクが難しいフィールドの中では代償を払うことになった」
「ここではスリップストリームとエネルギーマネジメントの影響によって、より速いマシンでも引き離すのが難しい。そしてメルセデスには明確なアドバンテージがあったため、我々は優勝争いには加われなかった」
ステラは残り10戦について、マレーシア、オースティン、ブラジルなどはマクラーレンにより適していると予想。また、次戦バクーにはアップデートを投入する予定であることも明らかにしている。
モンツァではピアストリとの激しいバトルを制して4位を手にしたノリスだが、その評価基準は順位以上に高い。最近の勝利にもかかわらず、マクラーレンはまだ求める競争力に達していないとして、残り10戦でのさらなる改善を求めている。
