2026年F1第13戦イタリアGPの予選がモンツァ・サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分21秒786を記録してF1初のポールポジションを獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.060秒差の2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3番手に続いた。
角田裕毅(レーシングブルズ)はQ1で1分23秒755を記録して17番手となり、Q2進出を逃した。
予選後には、モンツァ特有のアウトラップやパワーユニット、タイヤの準備の難しさを挙げ、「重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした」と振り返った。
1番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「信じられない瞬間だ。F1で初めてのポールポジションだ! 本当にうれしいし、今日起きたことを僕たち全員がまだ完全には信じられていないくらいだ。結果は本当に僕たちの期待を上回った。今日を迎える時点ではまったく予想していなかった。もちろん、とても特別な気分だ。F1でこの瞬間を長い間待っていたからね。チームのみんなに感謝したい。マシンの感触はとても良かったし、僕自身もステアリングを握っていていい感触だった。あとは1周ごとに少しずつ詰めていこうとした。Q1の最初から速かったけど、それでもポールポジションが可能だとは思っていなかった! この瞬間を楽しむつもりだけど、本当に重要なのは明日だということも分かっている。チームとしてレースに向けて懸命に準備し、最終結果を最大限にするために全力を尽くす」
2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日はポールポジションに手が届くところにあった。最後のランは僕たちの側で少しまとまりを欠いていて、自分たちでもう少し物事をシンプルにできたかもしれない。キミはずっと僕を助けるために素晴らしい仕事をしてくれて、必要なところでは有効なスリップストリームを与えてくれた。でも最後のプッシュラップでは、パラボリカでマックスが少し状況を複雑にした。とはいえ、それもレースの一部だ。とはいえ、ピエールには心から祝福を送りたい。今日は彼にあれほどのペースがあるとは予想していなかったから驚いたけど、本当に素晴らしい仕事をした。彼は素晴らしい人間であり、素晴らしいドライバーだし、この結果に完全に値する。2番手スタートでも明日に向けて僕たちは強いポジションにいる。今週末はすべてのセッションでずっと先頭付近にいるし、自分自身にもマシンにもいい感触を持っている。モンツァのようなサーキットでは本当にオーバーテイクのチャンスがあるから、スタート位置がすべてではない。鍵になるのはクリーンなスタートを決めて、1周目のトラブルを避けることだ。そこからは自分たちのレースに集中し、勝利を狙えるいいチャンスを作れればと思う」
3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「最終的には明日のレースを6番手からスタートすることになるとしても、予選を3番手で終えられたのは良かった。ここではいつランをするかが常に重要で、僕たちのピットレーンでの位置だと後方で詰まってしまうリスクがあると分かっていたから、早めにガレージを出て隊列の先頭を走ることに決めた。最初のラップはかなり良かったし、タイムを見ると最後のランで改善できたのはほんの数人だったから、チームの判断は正しかったと思う。アルピーヌと、初ポールを獲得したピエールにもおめでとうと言いたい。明日に向けては、僕たちのロングランペースはメルセデスやフェラーリほど速くない。でも、ここでは最初の数周はたいてい混乱するし、最速のマシンが必ずしもその後トップを走っているとは限らない。面白いレースになるかもしれない」
4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今年のマシンではPUとドライビングスタイルを最適化することが非常に難しいサーキットで、僕たちは完全には最適化できなかった。今日ポールを獲得したピエールのことは本当にうれしく思う。素晴らしい仕事をして、チャンスが来たときにしっかり結果を出した。予選仕様での今日の位置と比べれば、明日はもっと強くなれると思っている。ただ、ライバルたちはストレートで非常に強いことも頭に入れておかなければならない。僕たちはコーナーでのスピードを生かして、どこでゲインできるかを見ていく。全員が同じPU戦略にそろえない限り、明日はヨーヨー・レーシングがテーマになるだろうけど、それはおそらくないと思う。明日はティフォシのために戦い、彼らに誇りに思ってもらえるよう全力を尽くす」
5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「FP3ではマシンの感触が強く、予選序盤でもしっかりしたペースを示せた。最終的にQ3を完全には最大限に生かせず、それが響いた。でも、素晴らしい結果を出したピエールにはおめでとうと言いたい。全体としては、僕たちが進んでいる方向には勇気づけられている。チームは本当に懸命に取り組み、アップデートを投入し、常にさらなるパフォーマンスを引き出そうとプッシュしている。サーキットにいるみんなとマラネロにいるみんなを本当に誇りに思う。ティフォシのサポートは僕にとって大きな意味があるし、本当に感謝している。前方は僅差の戦いで、順位を上げるチャンスはある。だから明日は全力でレースをし、自分たちがやるべきことに集中して、この観客の前で結果を出すためにすべてを出し切る」
6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「FP3はかなりポジティブなセッションで、僕たちにとってすべてがかなり良かった。ポールを争えるとは思っていなかったけど、マシンはかなり快適にドライブできて、それは本当に良かった。予選は少し難しくなって、マシンがかなり跳ねるようになった。マシンに何らかの問題があって予選に影響し、パフォーマンスが制限されたと思う。それで低速域でタイムを失った。今日はもっとできると思っていただけに残念だった。リアムもQ2でブロックされてラップに影響したので、それも残念だった。僕たちは可能だったすべてを最適化できなかったし、マシンの制限について調べる必要がある。そうすればレースでもう少し競争力を高められるかもしれない。明日何ができるか見てみよう」
7番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「レースでペナルティを受けると分かった状態で予選に臨むのは、とても奇妙な感覚だった。当然、今週末はポールポジションを争って前方からスタートしたかったけど、僕たちはそういう状況ではない。それでもチームのためにやるべき仕事があったし、ジョージを助ける必要もあった。だからベストを尽くしたし、今日はそれができて良かった。明日はレースを楽しみ、あらゆるチャンスを最大限に生かすことがすべてになる。ここは走っていてとても楽しいサーキットだし、順位を上げるチャンスもたくさんあるはずだから、いい形で前進できればと思う。鍵になるのはクリーンなスタートを切って、トラブルを避け、トラフィックを抜けて、そのあと前のマシンを追いかけていくことだ」
8番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「まずピエールとチームにおめでとうと言いたい。ピエールは素晴らしいラップだったし、予選の最後の部分で僕に対してタイムを伸ばすことができた。2台ともQ3に進み、明日のポイント争いに加われるのはポジティブだ。選手権ではライバルとの差が広がっているから、それが重要なのは分かっている。予選を通してマシンの感触は良かったし、僕たちが施した変更もポジティブだった。このサーキットが明らかに僕たちのパッケージに合っている。ストレートスピードはいいけど、今年ここでオーバーテイクがどうなるかは少し未知数だし、デプロイメント戦略も要素になる。しっかり準備してベストを尽くし、ポイントを持ち帰れるようにしたい」
9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日の予選はフラストレーションがたまるものだったけど、このコースでのマシンのパフォーマンスを考えれば、最終的には予想していたような結果だった。僕たちの主な弱点はストレートスピード不足で、それによって競争力を発揮するにはいいスリップストリームを得ることに大きく依存している。最後の2回のランではどちらもコース上のポジションに恵まれず、そのトウを得られなかった。それでかなりのラップタイムを失った。僕自身のラップは悪くなかったけど、ここではその弱点の代償を払うことになる。それにブレーキの問題にも苦しみ、自信を持って走るうえで妨げになった。それは決して理想的ではない。レースに向けては、それほど大きな期待はしていない。ストレートで不利な状況では集団を抜いていくのは厳しいし、レースペースはさらに難しいかもしれない。それでも面白いグリッドになったのはいいことだし、アルピーヌとピエールのパフォーマンスにはおめでとうと言いたい。オスカーもスリップストリームがあれば何が可能かを示し、マシンをトップ3に入れる非常にいい仕事をした。すべてを分析して、明日は少し楽しみながら、いいポイントを争うためにベストを尽くす」
10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「またQ3に進めたのは素晴らしい。でも今日の最終結果には少しがっかりしている。Q1とQ2が強かったあと、Q3最後のラップを完全には最大限にできず、コンマ1秒ほど失ったので、8番手は狙えた。今日はみんながトウを探していて、F3のセッションのように感じたし、今年F1で経験したなかでも最も複雑な予選のひとつだった。アルピーヌには間違いなく驚かされた。明らかに何かを隠していて、実際ストレートではとても速かった。彼らは称賛に値する。でも僕たちにも非常にいいパッケージがあることは分かっているし、モンツァは特殊なサーキットなので心配する理由にはならない。明日のレースではトップチームがまだ前に抜けていくと思うけど、ポイントは間違いなく狙える。今夜はいくつかのことに取り組み、レースで可能な限り最高の結果を目指す」
11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「最後のプッシュラップは良かったので、これほど小さな差でQ3を逃したのはもちろん残念だ。ターン8で少しリアが動いて、そこで少しタイムを失った。でも今日はマシンからこれ以上大きく引き出せるものはなかったと思う。全体として、ここまでの週末の進み方にはかなり満足している。チームは素晴らしい仕事をしていて、僕たちにとってより難しいと予想していたサーキットでも、まだ戦いのなかにいることができている。明日はポイント争いに加われると思う。周囲のマシンも速いので簡単ではないけど、あらゆるチャンスを最大限に生かすつもりだ」

12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「正直、FP1の最初のラップからマシンには満足していた。ここ数戦ずっと僕たちが求めてきた方向性そのものだった。一方では、アップデートを持ち込んだ結果としてストレートではそれほど良くない。でも当然、ラップ全体では速くなっているし、コーナーでのダウンフォースという意味では前進だ。フィーリングは本当に良かったし、また上位で戦えるようになったのはうれしい。このままプッシュを続ける。明日のターゲットはトップ10とポイントだ」
13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「難しい予選だった。モンツァではタイミングとトウを正しく合わせることが大きな違いを生むけど、Q1では何度か自分が望ましくない場所にいて、きちんとしたラップをまとめるのが難しかった。Q2では状況が良くなってペースも出始めたけど、そこから次の段階に進むには少し遅すぎた。明日はこのスタート位置から簡単にはいかないけど、ここ数戦で僕たちはレースをうまく戦えることを示している。できるところで順位を上げ、巡ってくるすべてのチャンスを最大限に生かしていく」
14番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
「今週末はエンジンペナルティを受けることが最初から分かっていたので、予選ではQ3に進んでトウを与え、マックスをサポートすることに集中していた。でも残念ながらそこまで行けなかった。最後のラップまではセッション全体をずっとクリーンエアで走っていたから、オスカーにブロックされたことが何より響いたと思う。タイヤもかなり熱くなっていたので、理想的な状況ではなかった。全体的に難しい一日だったけど、どのみち最後尾からスタートする予定だったので、僕のレースにとってはそれほど違いはない。明日はいい形で順位を上げていければと思う」
15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「昨日と今朝はいくつかのことを試して、マシンをよりいい状態に持っていくことができた。今日はできることをすべてやり、結果を最大限に引き出した。Q1ではクリーンなラップを走り、Q2でもオコンを上回るいいラップができた。つまり明日は13番手からスタートすることになる。そこから何ができるか見てみよう!」
16番手:エステバン・オコン(ハース)
「予選のラップには満足している。今日は持っていたもののポテンシャルを本当に最大限に引き出した。2台にはいくつか違いがあって、エンジンだけでなく空力面にも差がある。僕たちは常に一貫性に苦しんでいて、それが今週末ずっと僕のマシンに現れていた。でもチームは問題を直そうとものすごい仕事をしてくれた。今日に向けて、そしてFP3の最中にも、可能な限り多くのパーツを交換した。問題の根本原因にはたどり着けず、予選でもまだ症状があって、空力的なロードの低下も残っていた。それでもチームには敬意を表したい。最後に報われることがないなかで、本当に多くの作業をしてくれた。それでもQ2に進めたのは良かったし、明日はいいレースができればと思う」
17番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
「今日は残念でしたし、僕たちが求めていた結果をうまく出すことができませんでした。ここでは信じられないほど複雑で、特にアウトラップの準備や、パワーユニットとタイヤを適切なウインドウに入れるという点で、ザントフォールトとはかなり違います。残念ながら、重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした。明日は15番手からスタートするので、そこからいくつか順位を上げていければと思います。またマシンに戻って、何ができるかを見るのを楽しみにしています」
18番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
「エンジンペナルティによって後方からスタートすることは分かっていたので、今日はチームプレーに徹してカルロスをQ2に進ませるのがプランだった。デプロイメントとトウの効果は非常に大きいので、隊列のなかにとどまることが重要になる。それが明日順位を上げるうえで鍵になる。ペースはまずまずだったけど、まだ中団からは離されている。でもエンジンはストレートで強い。F2とF3のレースではいろいろなことが起きていたので、明日も少し混乱が起きて、それを僕たちの味方にできればと思う。今はレースに完全に集中しているし、中団で戦えればと思う」
19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「今日は僕たちにとって分かりやすく、しっかり遂行できた予選セッションだった。3周ともいいラップができて、アストンマーティン勢の前に出て、アレックスにもかなり近づけた。ここまで今週末はスムーズに進んでいて、そのおかげでセットアップの細かな部分に集中できている。だから僕たちのパッケージを最大限に引き出せている感触がある。前方のマシンへのペナルティによって、明日のレースはチームとして過去最高の16番手からスタートする」
20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「全体として、今日は自分たちが持っているものですべてうまくやれたと思う。レースペースはまずまずなので、明日はもう少し前に進むことが最も重要で、それが僕たちの主な目標になる。ポジティブな姿勢とアプローチを持つことが違いを生むこともあるし、僕たちはそこをうまくできたと思う。これからは明日巡ってくるチャンスを最大限に生かすことに集中する」
21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「現在、Q1終盤にガレージから出られなくなったマシンの問題を調査している。新品タイヤを使う機会を逃したことで予選が早く終わってしまい、ラップタイムを改善するチャンスがなかった。僕たちがライバルに遅れを取っていることは分かっているし、特にストレートでペースが不足している。このサーキットではそれが非常に厳しい」
22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日の結果は予想していた通りだったし、このコースが本当に大きな挑戦になることはずっと分かっていた。僕たちにはパワーが足りないし、このサーキットではそれが必要になる。明日のレースは僕たちにとって難しいものになる」
