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  • 2026年 F1スペインGP決勝 全ドライバーコメント

    2026年 F1スペインGP決勝 全ドライバーコメント

    2026年F1第14戦スペインGPの決勝が9月13日(日)、マドリードのマドリンクで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが優勝。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が2位、ランド・ノリス(マクラーレン)が3位に入り、初開催となったマドリンクで表彰台を分け合った。

    バーチャル・セーフティカー(VSC)のタイミングが勝敗を大きく左右する一戦となり、ポールポジションからレースを支配していたノリスは不運なタイミングで首位を失った。

    日本人ドライバーの角田裕毅(レーシングブルズ)はスタート直後にカルロス・サインツJr.と接触してマシンにダメージを負い、14位でレースを終えた。以下、F1スペインGP決勝を戦った各ドライバーのコメント。

    1位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日は勝てて素晴らしかったけど、バーチャル・セーフティカーのタイミングに少し恵まれたことは分かっている。ランド(ノリス)がトップでレースをコントロールしていたけど、バーチャル・セーフティカーが導入されたまさにそのタイミングでピットに飛び込むことができて、少ないロスタイムでハードに交換し、実質的なトップに立って最後まで走り切ることができた。だから、おそらく僕たちは勝利に値するレースをしたわけではなかったけど、もちろんこの勝利は受け取るよ。今日のペースにも満足できる。アップデートという点では、まだ他のチームと比べて遅れていることは分かっているけど、まったく異なるタイプのサーキットで2戦連続優勝することができた。シーズンを戦い続けていくうえで励みになる結果だ。選手権では良い位置につけているけど、まだ先はとても長いことも分かっている」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「素晴らしい結果だったし、僕たちはパフォーマンスを最大限に引き出した。このコースで2位というのは、良い週末を締めくくる堅実な結果だ。スタートではルイスが縁石に乗ってレーシングラインへ戻ってきたから、僕はコース外に出なければならなかった。そうしなければ、2台ともダメージを負っていたと思う。いずれにしてもトップを争えるペースがあったとは思わない。キミとランドはレースを通して僕より速かったから、2位には満足している。ここはオーバーテイクがとても難しいサーキットだ。真ん中にマシンを置けば、実際に抜く方法はほとんどない。だから最後までランドを抑えることができた。このダブルヘッダーはポジティブだった。どちらの週末もマシンはまずまず良いウインドウに入っていたし、ここ数戦は安定して良いポイントを獲得できている。ヨーロッパラウンドを表彰台で締めくくれたのは良かった」

    3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は完璧なレースができたと感じている。タイヤマネジメントはとても良かったし、全員より一歩先を行っている感覚があった。予選は完璧だったし、パフォーマンスという意味では決勝も完璧で、大差で僕たちが最速だった。だから、パフォーマンスとは何の関係もない形で勝利を失ったことは、とにかくものすごく悔しい。グリッド全体でVSC中にピットストップできなかったのは僕だけで、そのせいでレースタイムを約20秒失った。この週末に僕たちができたことを考えれば、ポジティブな部分もある。日曜日のペースがあることは明らかで、今日は全員より良かった。それは安心材料だ。土曜日についてはまだ改善しなければならないけど、そこを縮めて今日のような状況を避けることができれば勝てる。今日は受け入れて、プッシュを続け、また次に向かうよ」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「レースは良かったし、このサーキットではオーバーテイクがとても難しいことを考えれば、現実的に可能だったベストの結果を持ち帰ることができた。戦略もうまくやったし、自分たちの状況に合わせて手札を切った。レース終了までにセーフティカーが出て、その恩恵を受けられる可能性に賭けて待つことにしたけど、最終的にはそうならなかった。逆の戦略を採っていたとしても4位だったと思うから、どちらにしてもレースから引き出せる最大限の結果を得られた。これから少し休んでリセットし、次戦バクーに向かう。バクーは以前から走るのが好きなコースだ」

    5位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日どんな戦略を採っていたとしても、僕たちは5位でフィニッシュしていたと思う。バーチャル・セーフティカーは、僕のようにハードタイヤでスタートした全員にとって最悪のタイミングで、ミディアムでスタートしたドライバーには最高のタイミングだった。残念だけど、レースでは時々こういうことが起きるし、今季の僕を少し象徴しているようでもある! 今日はオーバーテイクがとても難しかったけど、この週末を通してマドリンクを走ること自体は楽しめた。シーズン終了まで非常に激しい戦いになる。ファクトリーに戻ってチームと作業し、3回あるトリプルヘッダーの最初に向けて準備するのを楽しみにしている。今日のペース、特にハードタイヤでのペースは良いと感じたから、バクーに向けてそこは励みになる」

    6位:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「まずまずのレースだったと思う。レースの一部では良いスピードがあったけど、今日は理想的な戦略ではなかったと思う。僕たちはハードでスタートする逆の戦略を選んだ。スタートでフランコにポジションを奪われてかなりタイムを失ったし、ようやく彼を抜いた頃にVSCが出て、彼らはピットに入った。そこからは難しかった。スタートはエキサイティングだったし、ここではオーバーテイクがかなり難しいから、フランコを抜くためにはかなりリスクを取らなければならなかった。もう少し前からスタートできれば良かったけど、実際のスタート位置を考えれば今日の結果は良かったし、レースで2つ順位を上げられたことには満足している。今週はマシンへの自信がかなり高まった。いくつか大きな前進ができたから、この週末から持ち帰れる良いものがいくつかある」

    7位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は7位でフィニッシュしてチームに6ポイントをもたらすことができて、とても満足している。特に、このコースレイアウトは僕たちのパッケージの長所にあまり合っていなかったと思うからね。今日もとても良いスタートが切れたし、タイヤもうまく管理して、そのポジションを維持できた。VSCが出て、周囲の何台かと同じように時間を節約するためピットストップした。第2スティントは最後まで走ったから、とても長くて、ずっと守り続けなければならなかった。ガブリエル(ボルトレト)に追いついたけど、かなりタイムを失った。ただ、それがなかったとしても、もっと上の順位でフィニッシュできたかどうかは分からない。今日はポイントを獲得できてうれしいし、直接のライバルより前でフィニッシュして、選手権で差を縮め続けられた。実行という点では、おそらく今年ベストのレース週末だった。予選ではすべてを最大限に引き出し、今日もやるべきことをやった。チーム全体で振り返りを行い、マシンの開発を続けながら、毎週末のパフォーマンスを最大限に引き出していく」

    8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は厳しかったし、最初から最後までかなり苦しいレースだった。1周目にラッセルに押し込まれてフロントウイングが壊れ、そこからずっとトラフィックにはまってしまった。ここはオーバーテイクが少ないから、それが難しかった。残念ながら、僕のようなハードタイヤでスタートしたドライバーにとってVSCのタイミングも理想的ではなかった。ピットに入ったときも、ミディアムが期待したように機能せず、またトラフィックの中に戻ることになった。ポジティブなのは、特にマシンから最大限を引き出す方法について、いくつか良い学びがあったことだ。クリーンエアではハードタイヤでまずまずのペースもあったし、それは常に励みになる。振り返って、さらに何を学べるか確認し、それをシーズンの次のパートにつなげていく」

    9位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「難しい週末だったけど、さらに数ポイントを獲得できて満足している。レースに向けて戦略が本当に重要になることは分かっていたけど、VSCが出るとほぼ全員がピットに入ったから、そこから戦略的にできることはあまりなかった。その後はハードタイヤで、レースの残りをほぼずっと全開でプッシュした。ペースは終始良く、レースの大部分でフランコのすぐ後ろにいた。エネルギーマネジメントを工夫し、いつもと違う使い方も試しながら、抜く方法を見つけようとできることはすべてやった。でも残念ながら、本当にオーバーテイクできるチャンスはなかった。最もエキサイティングなレースではなかったけど、金曜日の後退を考えれば、この週末への対処には満足できると思う」

    10位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日は手元にあるものから最大限を引き出した。ソフトタイヤでスタートしたことで、序盤のバーチャル・セーフティカーが僕たちにとって適切なピットストップのタイミングになったし、ピットクルーが素晴らしい仕事をしてエステバン(オコン)の前に出してくれた。おそらくそれがレースの重要な瞬間だった。必要なトラックポジションを得ることができたからね。そこからはタイヤを管理することがすべてだった。全員が似たようなペースで走っていてオーバーテイクはとても難しかったから、さらに順位を上げる余地はあまりなかった。しばらくの間、この中団争いの上位には位置できている。前進を続けるために必要なもう一歩を、近いうちに踏み出せることを願っている」

    スペイングランプリ 角田裕毅

    11位:エステバン・オコン(ハース)
    「僕たちはもっと良い結果に値したし、今日はポイント圏内に入るべきだったから残念だ。プランはスタートでアウディの2台を抜くことで、それは実現できた。彼らを抑えるのが難しいことは分かっていたけど、ピットストップまでは抑えることができた。ピットストップでポジションを失ったから、僕にもっとできたことがあったのか、もっと良い位置に止められたのか、それとも何か別のことがあったのか確認する必要がある。まずまずのストップだったと思ったけど、彼らの方が良いストップをしたに違いない。僕たちはコース上ですべてを出し切ったし、みんなを誇りに思う。Q1敗退というところから、今ではポイントを争えるところまで来た。だから残りのレースに向けてポジティブだし、励みになる」

    12位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はできることをすべてやったけど、残念ながら状況が僕たちに味方しなかった。昨日は予選を最大限に生かせず、それによってグリッドで本来より後方になり、ポイント獲得に向けて厳しい戦いを強いられた。何かを試す必要があったし、いくつかリスクを取った。レースを通して速かったし、僕自身もすべてを出し切ったけど、最後に恩恵を受けるにはVSCかSCが必要だった。他のドライバーたちと同じように、それは起こらなかった。だから少しフラストレーションは残るけど、チームが重要なポイントを獲得できたことには満足している。この週末について多くのことを振り返り、毎戦マシンをより速く、より完成されたものにするために努力を続けていく」

    13位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日はバーチャル・セーフティカーで不運に見舞われて、それによって僕たちのプランはほぼ崩れてしまった。その後はレース終了まで何も起こらなかったから、僕たちにできることはそれほどなかった。特にオーバーテイクのチャンスがほとんどなかったからね。全体としては学びの多い週末だった。ベストな週末ではなかったけど、すべてが悪かったわけでもないし、ここでレースすることはかなり楽しめた。予選では再びQ3進出に近づいていたし、週末を通した僕たちのペースはだいたいそのあたりだった。これから1週間で充電し、2週間後のバクーに向けて仕事に戻る」

    14位:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日はまったく簡単ではありませんでした。ターン1でサインツとの接触によって大きなダメージを負い、僕にとってレースはほぼそこで終わってしまいました。それがペースに与えた影響はかなり大きかったです。ダメージを考えればペースはそれほど悪くなかったと思いますが、スタートでいくつかポジションを失いました。ここではオーバーテイクがとても難しいので、それを取り戻すチャンスはあまりありませんでした。自分にできることはすべて出し切りましたし、またマシンに戻って走ることを本当に楽しめました。今週末も機会を与えてくれたチームに心から感謝しています」

    15位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「難しいレースだったし、僕たちにとって厳しい週末だった。でも、今日はおそらくこれが望める最大限の結果だったと思う。アストンマーティンの2台とハースの1台を上回ることが現実的に最大化できる結果だったから、それが今日の成果だ。それでも中団勢と本格的に戦うにはまだ差が大きく、コース上ではかなり厳しかった。バクーではアップデートが入るから、それによって中団勢との相対的な位置が上がり、少なくともその争いに加われるようになることを願っている。現実的には完全に前へ押し上げてくれるほど大きなものではないと思うけど、残念ながら僕たちの優先事項は来年へと移っている。今季は中団のチームが通常より多くのアップデートを投入していて、開発競争がものすごく速い。それは僕たちも改善に取り組んでいる部分だ」

    16位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「残念ながらVSCは悪いタイミングで出て、僕にはまったく恩恵がなかった。でも厳しい週末だったし、そのことについて責められるのは自分だけだ。ポジティブな面では、この週末から多くのことを学んだ。クリーンで簡単で順調な週末よりも、おそらく多くを学べたと思う。昨日のことから多くを得たし、同じミスは繰り返さない。マシンは強かったから、クリーンエアで走れたときはいつでもライバル勢と同等のペースがあった。ただ、トラフィックにはまっていてクリーンエアで走れることがほとんどなかったのは残念だった。それでもバクーに向けて良い見通しを持てる。ここでページをめくってリセットし、もっと強くなって戻ってくる」

    17位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は状況を変えるために波乱のレースが必要だったけど、結局、僕たちには戦えるものがあまりなかった。それでもいろいろなことを試して、アップデートされたパッケージについて学び続けた。残念ながらカルロス(サインツ)にぶつけられて、フロントウイングを交換するためにピットに入らなければならなかった。ペナルティが科された以上、それがFIAの下した判断だし、正しい判断だったと思う。今日はファンの応援が本当に素晴らしかったし、この雰囲気を心から楽しんだ」

    18位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「残念ながら今日は僕にとってあまり動きのないレースだった。もう少しいろいろなことが起きることを期待していたけど、このコースではペース面で難しくなることは分かっていたし、厳しいレースだった。レースを通してブレーキ温度の問題をかなり管理しなければならなかったし、このコースの特性によって僕たちが抱えている多くの問題が浮き彫りになった。でも、どこを改善する必要があるのかは分かっているし、これからも取り組み続ける」

    DNF:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「ウォーターシステムの問題とみられるトラブルが発生するまでは、僕たちのレースは本当にうまくいっていた。チームとしてこれまでで最も力強い週末のひとつだったと思うし、すべてを限界までプッシュしていた。周囲のすべてのマシンとレースをして、ピットストップまでは裕毅(角田)を後ろに抑え、ウィリアムズともずっと戦って、アレックス(アルボン)から1秒以内を維持していた。だから、レースがそこまでどのように進んでいたかについては満足できる」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「序盤の数周でかなりのダメージを負った。そのまま走り続けようとしたけど、その後ブレーキに問題が出始めて、ペダルのストロークがかなり長くなったことでロックアップしてしまった。ランオフエリアでマシンの向きを変えようとしたけど、十分なパワーがなく、残念ながらそこでレースは終わった。マドリードでは厳しい週末だった」

    DNF:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「まず、この週末を通して仕事をしてくれたチームに心から感謝したい。僕たちは良い結果を争える位置にいたし、マシンも良いパフォーマンスを発揮していた。残念ながらレースが始まってすぐにブレーキシステムの問題が発生し、それによって僕たちの午後は早々に終わることになった。サーキットでもファクトリーでも、この週末に向けて多くの努力が注ぎ込まれていただけに残念だ。次のレースに意識を切り替えて、そこで力強く戻れるようベストを尽くす」

  • F1スペインGP初開催マドリンクに酷評「寝そうだった」ドライバーが改修要求

    F1スペインGP初開催マドリンクに酷評「寝そうだった」ドライバーが改修要求

    2026年F1スペインGPで初めて決勝レースを開催したマドリンクに対し、ドライバーから厳しい評価が相次いだ。ガブリエル・ボルトレトは「僕も寝そうだった」と語り、ランド・ノリスやジョージ・ラッセルらはオーバーテイクを増やすための具体的なレイアウト変更を要求した。

    マドリード北東部のIFEMA周辺に建設されたマドリンクは、公道と新設された常設区間を組み合わせた全長5.4kmのサーキット。

    会場の雰囲気や施設については高く評価された一方、初開催となったF1スペインGP決勝ではオーバーテイクが極めて難しく、レース展開そのものについては多くのドライバーが不満を口にした。

    「僕も寝そうだった」ボルトレトが率直な感想
    決勝後、アウディのガブリエル・ボルトレトは、観戦していた側にとって退屈なレースだったのではないかと問われ、率直に答えた。

    「うん。僕も寝そうだったよ」

    金曜の走行ではタイヤのグレイニングが大きな問題となり、それが決勝で戦略や順位変動を生み出す可能性も予想されていた。しかし、日曜日にはその傾向が大幅に弱まり、ドライバーがタイヤを大きく労わる必要性も減少した。

    ハースのエステバン・オコンは、それが単調なレースにつながったと分析した。

    「ピットに入ってから最後まで、ほぼ120%で走るような感じだった。グレイニングが起きなかったから、こういうレースになった。金曜日にレースをやっていたら、ずっと良かったと思う」

    実際、初日のフリー走行ではグレイニングが大きなテーマとなり、各チームが決勝でのタイヤマネジメントを警戒していた。

    ノリス「ターン18と19はなくすべき」
    より厳しい批判が集中したのはマドリンクのレイアウトそのものだった。

    マクラーレンのランド・ノリスは、現在のコース設計について疑問を呈し、特に終盤区間を大幅に変更するべきだと主張した。

    「ターン18と19はなくすべきだ。必要ない」

    ノリスが提案したのは、ターン17からターン20までを直線的につなぎ、その先に幅の広い低速コーナーを設置するレイアウトだ。

    「ターン17から20まで真っすぐにして、オースティンのターン1やターン10みたいに、もっと入口を広くすればいい」

    「大きなヘアピンにすれば、みんなにとってずっと良いチャンスが生まれるし、レースを楽しめるようになる。簡単にできる変更もあるし、ターン5、6、7みたいに少し難しいところもある」

    ノリスは記者会見でも、現在のレイアウトを見て「これで完璧だとどうして思えるのか分からない」という趣旨の厳しい評価を示した。

    ラッセル「長いストレートの先には追い抜き場所が必要」
    メルセデスのジョージ・ラッセルも、マドリンクには明確なオーバーテイクポイントが不足していると指摘した。

    「設計についてひとつだけ小さな不満があるとすれば、明確なオーバーテイクの機会がないことだと思う」

    「どんなサーキットでも、長いストレートの最後には明確なオーバーテイクのチャンスが必要だ。でも、ここで一番長いストレートの先には、あのタイトなラウンドアバウトのセクションがある。そこは変わってほしいところだ」

    キャデラックのバルテリ・ボッタスも、最長ストレートの後でさえ前を走るドライバーがポジションを守るのは「かなり簡単」だったと説明した。

    さらにボッタスは、セクター2からセクター3にかけてブラインドコーナーが多すぎることも問題視。低速走行中のマシンが見えにくい状況について、安全面から改善の余地があると語った。

    ターン5~6にも集中する批判
    特に多くのドライバーが問題視したのがターン5~6のシケインだった。

    ターン5は強いブレーキングを必要とするため、一見するとオーバーテイクポイントになり得る。しかし、進入部分にはバンプがあり、高い縁石に加えてコース幅も狭い。そのため、現代の大型化したF1マシンが2台並んで進入するのは難しい。

    ウィリアムズのアレックス・アルボンは、F2やF3でも同じ問題が表面化していたとして改修を求めた。

    「このコースは少し見直す必要があると思う。F3やF2のレースを見ていたか分からないけど、みんなシケインでサイド・バイ・サイドになって、その後はどちらがポジションを返すべきだったのかという話になっていた」

    「だから、特にあのコーナーは一番手を入れる必要があると思う」

    ボルトレトもターン5~6の存在そのものに疑問を示した。

    「どうすればいいのか僕には分からない。コーナーをもっと遅くしたとしても、何ができるんだろう。今の僕たちが乗っている大きなマシンでは難しい。1990年代のマシンだったら何かできたかもしれないけど、今はそうじゃない」

    サインツJr.はブラインド区間の安全性を懸念
    カルロス・サインツJr.は、オーバーテイクだけでなく安全面にも問題があると指摘した。

    特に高速で通過するブラインドのS字区間について、ジェッダやバクーと同様の問題が存在すると説明した。

    「ジェッダやバクーと同じで良くない。でもFIAは、新しいサーキットについて今後もこういう方向で進むことに満足しているように見える」

    「僕たちドライバーは、安全性をもっと改善していきたいという意見を伝えている。260km/h、270km/hで、先が見えないS字を走るのは間違いなく目を覚まされるような経験だし、本当にすべてが安全なのか考えさせられる」

    マドリンク スペイングランプリ

    アロンソ「広報担当でも走れる」ラ・モニュメンタルを酷評
    マドリンク最大の象徴として設計されたバンクコーナー、ターン12のラ・モニュメンタル(La Monumental)についても、期待されたほどドライバーの技量を試すコーナーにはならなかった。

    フェルナンド・アロンソは、現在のF1マシンでは簡単に全開で通過できるとして皮肉った。

    「ある意味では残念だ。この世代のマシンで、こういう素晴らしいサーキットに来て、ラ・モニュメンタルのターン12みたいなチャレンジがあるのに、ドライバーができることはほとんどない」

    そしてアストンマーティンの広報担当マイケル・クレイトンを引き合いに出した。

    「マイケルでもターン12を走れるよ。デプロイメントなしで全開だからね」

    アロンソはストリートサーキットそのものについても、常設サーキットほどマシンを限界まで攻めることができないとして、「僕は今でも普通のサーキットの方が好きだ」と語った。

    フェルスタッペンもラ・モニュメンタルの設計変更を提案
    マックス・フェルスタッペンもラ・モニュメンタルについて、バンクそのものは評価しながら、形状を逆にするべきだったとの考えを示した。

    「バンクがあるのはクールだけど、逆にするべきだったと思う。最初にもっとバンクをつけて、そこから徐々にフラットにしていく方が良かった」

    一方、フェルスタッペンは根本的にストリートサーキットを好んでいないことも強調した。

    「僕はストリートサーキットのファンじゃない。それはこれからも変わらない。スパみたいなサーキットを走る方がいつだって好きだ」

    「ここで彼らがやったこと、施設を作り上げた方法については、本当にいい仕事をしたと思う。でも、僕はストリートサーキットのファンじゃない」

    フェルスタッペンは決勝前からマドリンクではオーバーテイクポイントが見当たらないと指摘しており、その懸念は実際のレースでも現実のものとなった。

    初開催で浮き彫りになったマドリンクの課題
    マドリンクに対する評価は一面的ではない。ドライバーからはマドリードという開催地、会場の雰囲気、施設、予選で1周を攻める際のチャレンジについて好意的な声も多かった。金曜日の初走行でも、ドライバーは高速コーナーや壁との距離の近さによる難しさを評価していた。

    しかし、決勝レースとなれば話は別だった。

    長いストレートの先に明確な低速コーナーがないこと、ターン5~6の狭いシケイン、ブラインド区間の多さ、そして現代の大型F1マシンでは2台が並ぶスペースが不足していることなど、複数の問題が初開催で浮き彫りになった。

    実際、初開催のF1スペインGPはオーバーテイクの機会が限られ、レースの大部分が隊列状態となった。レース後にはマドリンクの改修を求める声が相次ぎ、すでに次回開催に向けた変更が議論されている。

    初開催を終えたマドリンクにとって、課題は明確になった。予選でドライバーを試すだけでなく、F1決勝で実際にバトルとオーバーテイクを生み出せるサーキットへ変えられるか。ノリスらが示した具体的な改修案が、2027年のF1スペインGPに向けてどこまで反映されるかが注目される。

  • F1スペインGP予選 全ドライバーコメント:難攻マドリンク決勝への課題と展望

    F1スペインGP予選 全ドライバーコメント:難攻マドリンク決勝への課題と展望

    2026年F1第14戦スペインGPの予選が9月12日(土)、マドリードのマドリンクで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分31秒824を記録し、今季3回目のポールポジションを獲得した。キミ・アントネッリ(メルセデス)がわずか0.011秒差の2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3番手に続いた。

    初開催のマドリンクではタイヤを適正なウインドウに入れることが大きな課題となり、上位勢は僅差の争いとなった。

    決勝に向けてはオーバーテイクの難しさに加え、タイヤデグラデーションやセーフティカーなどの不確定要素も予想されており、各ドライバーが予選を振り返るとともにレースへの見通しを語った。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「このラップを本当に誇りに思う。すべてが噛み合って、自分がやろうとしていたことを正確に引き出せる、そんな瞬間のひとつだった。マシンは力強く感じたし、自信もあった。最後のラップは、このサーキットで僕ができた中で限りなく完璧に近いものだった。マドリンクで行われる初のF1レースでポールポジションを獲得できたことは、さらに特別だ。懸命に働いてくれたチームのみんなに心から感謝している。明日に向けて可能な限り最高のポジションにつけることができた。今はそれを決勝で良い結果につなげることに集中している」

    2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「最後のアタックでは良いラップをまとめることができたし、ポールポジションに十分かもしれないと思った。でもランド(ノリス)を称えたい。彼とマクラーレンは素晴らしい仕事をして、最後の最後でポールを奪っていった。非常に激しい予選だった。路面温度がとても高かったので、タイヤのバランスを適切に合わせるのが難しかった。アウトラップでの準備をうまくやりながら、プッシュラップ全体を通してタイヤを正しいウインドウに入れておく必要があり、それが難しかった。全体として僕たちは良い仕事をしたと思うし、この結果には満足できる。明日は未知の要素が多く、全員にとって大きなチャレンジになる。オーバーテイクは難しいだろうけど、ランドにプレッシャーをかけて、優勝を争うために何ができるか見てみたい。タイヤマネジメントが鍵になるので、何ができるか見てみよう」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僕たちにとって非常に強い予選だったし、トップ3という結果にはかなり満足できる。セットアップをうまく改善して、マシンを良いウインドウに入れることができた。Q1からQ3まで走るたびに積み上げることができて、ずっと上位で競争力を保てた。最終的にはポールにかなり近かったし、実際にタイムを失ったのは最終セクターだけだった。でも明日は2列目から何ができるか見てみよう。プラクティスを見ても、タイヤライフが非常に重要になることは分かっているし、ライバルと戦いたければ、そこをしっかり管理する必要がある。ここではオーバーテイクのチャンスが少なく、抜くのは簡単ではないので、戦略を正しく組み立てることが重要になる。それができれば、決勝に向けて良いマシンがあると思う」

    4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「セッションは僕たちが望んでいた結果では終わらなかったけど、全体としては堅実なパフォーマンスだった。マシンはずっと良い感触だった。Q3の最初のラップは良かったけど、最後のアタックではすべてをまとめ切れず、それでいくつかポジションを失った。4番手は僕が本来いられたと思う位置ではないけど、このセッションから得られるポジティブなものはある。走っていて素晴らしいサーキットだし、明日は一貫性とタイヤマネジメントが重要になる。デグラデーションが重要な要素になる可能性があるので、しっかりレースを遂行して、あらゆるチャンスを最大限に生かすことに集中する」

    5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「走っていて興味深いコースだ。もう少し引き出せる余地はあったかもしれないけど、全体としてはかなり良いラップだった。ここはオーバーテイクできる場所がそれほど多くないので、レースがどう展開するか見ながら、前に出るためのチャンスがあれば生かしていく」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は僕にとって厳しい予選だった。すべてのセッションを通じて最も重要だったのは、タイヤを正しいウインドウに入れることだった。Q1では本当に良いラップができたので、Q3最後のラップでも同じようなポテンシャルがあることを期待していた。残念ながら少しまとまりのないラップになってしまった。ターン11以降でかなりアンダーステアが出て、そこからコンマ数秒を失った。ここのタイヤは暑さと長いコーナーによって本当に厳しい状態になるので、マシンが滑り始めてさらにタイムを失い、順位を落としてしまうことがある。明日に向けてタイヤをさらに理解することが非常に重要になる。今日はすべてをまとめ切れなかったけど、明日は順位を上げていけることを期待している。金曜日には大きなタイヤデグラデーションが見られたし、それが明日も繰り返されるなら、僕たちが大きく前進するチャンスは間違いなくある」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手。これは少し残念だ。全体として少しまとまりのないセッションだったし、予選よりFP3の方がマシンの感触は良かった。3つの予選セッションを通して少しずつ改善できたけど、最後のアタックでは必要だった最後のひと押しがなかった。Q3で中古タイヤを使った最初のラップはまずまずだったけど、新品タイヤでの最後のアタックは十分ではなかった。このコースでは一度リズムを失うと取り戻すのがとても難しいし、Q1で2セット使わなければならなかったことで、少し不利な状況になった。ポジティブなのはマシンが速いことだし、ランドのポールは、すべてをまとめれば何が可能なのかを示している。明日はプラクティスでグレイニングが出ていたこともあって、タイヤデグラデーションには少し疑問が残っている。それにオーバーテイクも簡単ではないので、戦略とトラブルを避けることが重要になる。今夜チームとしてすべてを見直して、クリーンなレースをして、僕たちのペースを最大限に生かしたい」

    8番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「予選序盤は競争力がありそうだったので、もう少し上の順位を争いたかったけど、残念ながらQ3ではすべてをうまくまとめることができなかった。セッションが進むにつれて周りのみんなはもう少しラップタイムを見つけていたようだけど、僕たちは同じようにステップアップすることができなかった。週の序盤にいた位置と比べれば、ここまでの進歩には満足しているし、マシンに乗るたびにより快適に感じられるようになっている。まだ学ぶべきことがいくつかあるし、それを明日に生かしていく必要があるけど、全体としてはポジティブな前進だった。オーバーテイクが難しいコースだし、限界まで攻めること自体が常にチャレンジになる場所なので、チャンスが巡ってこない限りポジションを上げるのは簡単ではない。でもマシンは週末を通して速そうなので、レースを楽しみにしている。明日は争いの中に加わって、前に進めることを願っている」

    9番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日Q3に進めたことをとても誇りに思う。昨日は難しくて、マシンの中で100%の感触を得られていなかった。予選までずっと改善点を見つけて自信を高めるために、チームとして懸命に取り組まなければならなかった。最終的には自分でも最高と思えるようなラップをいくつか走ることができて、それで明日の決勝は9番グリッドになった。間違いなく難しいコースだし、僕たちのパッケージにあまり合っていないことも分かっているので、本当に一歩ずつ進めていく必要があった。予選中もまだ多くのことを学んでいたけど、とても良いパフォーマンスができたし、すべてを最大限に引き出せたと思う。ターン12では少し危ない瞬間もあった。非常に高速で、修正しなければならなかった。明日はオーバーテイクが難しくなるかもしれないし、このコースで何が起こるのかは本当に分からない。チャンスはかなり限られるかもしれないので、自分たちでコントロールできることをすべて最大限に生かし、もちろん最後にはポイントを獲得することに集中する」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    チームプレスリリースでのコメント発表なし

    角田裕毅 F1スペインGP予選

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日は信じられないほど僅差で、わずか0.019秒差でQ3進出を逃した。まったく新しいサーキットでの予選は接戦になると分かっていたし、実際その通りになった。明日はまだ少し未知数だ。ここで行われる最初のレースなので、どういう展開になるのか誰にも本当のところは分からない。何が起きても対応できるようにしておかなければならない。まず重要なのは序盤のトラブルを避けることで、その後にレースから何を引き出せるか見ていきたい」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「実際、今日はそれほど悪くなかったと思うけど、完璧なラップをまとめるのが難しかった。正直に言えば、ここまでは少し変わった週末になっている。昨日からマシンをかなり変更して、予選では確かに自信を持てるようになったけど、今日は間違いなくまだ引き出せるものがあったと思う。明日については、順位を上げられるチャンスはあると思うけど、僕たちのペースとタイヤデグラデーションがどれだけ影響するかに大きく左右される。いつものようにベストを尽くして、それがどこにつながるか見てみよう」

    13番手:エステバン・オコン(ハース)
    「まずオリーが無事で良かった。かなり大きなクラッシュだった。その後、今週末はずっと良い感触を持って予選に入ることができた。4戦連続で楽にQ2へ進むことができたのは非常にポジティブだし、最後のラップもかなりうまく最大限にまとめられたので満足している。それでもアウディ勢からはかなり離されていたので、そこは調べる必要がある。でも今のところ、モンツァよりはるかに良い週末になっている。マシンは健全で、本来あるべき形で機能している。明日さらに何かを引き出せるか確認するためにも、プッシュし続けなければならない。僕たちはQ3に進んでいないので、前のマシンに対して新品タイヤを1セット持っているし、かなり面白いレースになるような気がしている」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日の結果を受けて、取り組み、理解しなければならないことがたくさんある。プラクティスを通してマシンの感触は良く、トップ10に入れるだけのペースは間違いなくあると感じていたので、予選に向けては楽観的だった。でもグリップに苦しんでいるように感じて、マシンがかなり滑っていて、本当に扱いづらかった。何かがおかしいように感じるし、チームと一緒に腰を据えて、なぜ予選でこれほど遅かったのかをしっかり理解しようと思う。ただ、まだ終わったわけではない。僕たちの目標は常にレースでポイントを持ち帰ることだ。14番手スタートなので難しいレースになることは分かっているけど、FP2のハイフューエルでのペースは有望だったので、明日に向けて自信を持てる理由は十分にある。このサーキットでどんなレースになるのかは分からないし、おそらく非常に厳しくなるだろうけど、トップ10まで挽回するために全力を尽くす」

    15番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    チームプレスリリースでのコメント発表なし

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「ここまで厳しい週末だったので、今日Q2に進めたことには満足している。このセッションに入る時点ではかなり出遅れていた。特にマドリードのようにペースを上げるために多くの周回が必要なコースで、ほんの数周しか走れていなかったからだ。マシンのいくつかのパーツを変更して、それが幸いにも功を奏してQ1を突破できた。これまで直面してきたすべての問題を考えれば、それ自体がひとつの成果だ。明日はオーバーテイク向きのコースではないのでチャレンジになるけど、良い結果を得るためにできることをやっていく」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「ラップ自体は良かったけど、予選全体としてはまとまりを欠いていて、いくつかの問題によって最終的に貴重なコンマ数秒を失った。このコースでは苦戦すると分かっていたけど、最後のアタックにかなり早いタイミングで出てしまい、路面の改善による恩恵を受けられなかった。それにデプロイメントのロスもあって、Q2に進むことができなかった。バルテリには、彼のラップを妨害してしまったことを謝りたい。彼がプッシュラップ中だとは知らされておらず、避ける時間がなかった。ポジティブな点としては、このコースを予選ペースで走るのは本当に楽しかった。ウォールのすぐ近くを走り、常に限界でドライブすることを楽しんでいる。ここまで週末を通してファンの応援を感じられたのも素晴らしいし、母国の観客の前でレースをするという夢が実現している。明日はオーバーテイクが難しいだろうけど、挽回して、みんなが喜べるものを届けるためにベストを尽くす!」

    18番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「このサーキットはチャレンジングで、高速域ではアドレナリンが出るラップだ。今日の予選では、おそらくこれが僕たちにできる最大限だったと思うし、レースで何ができるか見てみる必要がある。オーバーテイクは難しそうなので、ポジションを上げるためにあらゆることを最大限に生かさなければならない。今日はファンがとても熱狂的だったし、グランドスタンドにこれほど多くのグリーンとエネルギーがあるのを見るのは素晴らしい」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「素晴らしいコースだし、ここにいられることを本当にうれしく思う。雰囲気も素晴らしいし、自分の予選ラップにもとても満足している。僕たちは非常にアグレッシブなプログラムで臨んだ。チームにはよくやったと言いたい。僕たちのパッケージを最大限に引き出して、前にいるウィリアムズやアストンマーティンとの差をさらに縮めることができた。Q2進出には十分ではなかったけど、本当に力強いラップだった。チームはオペレーション面でも強かったので、その点にも非常に満足している。明日は僕たちにもいくつかチャンスがあるはずなので、今週末ここまでやってきたように、引き続き確実に仕事を遂行する必要がある。それができれば良いレースができると思う」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「僕たちにとって難しい週末になっている。常にマシンから最大限を引き出したいものだけど、今日はそこまで到達することができなかった。高速コーナーで不足していることは分かっているし、ブラインドスポットが非常に多いので難しいコースだ。最初は僕が先頭でコースに出たけど、その後はトラフィックによって妥協を強いられてしまった。不運だったけど、時にはこういうこともある。明日のレースでもう一度挑戦するし、いくつかチャンスがあることを願っている」

    21番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「マシンが速かっただけに残念だ。昨日は厳しい一日だったけど、一晩でいくつか変更を施して、FP3ではマシンの感触が本当に良かった。残念ながら最後のラップのターン10でやられてしまった。タイヤが少し古くなっていたことと、自分にとって好ましくない方向から風が吹いたことが重なった。あのミスはするべきではなかった。マシンが強かっただけに、本当に痛い。でも明日はチャンスがいくつかあると思う。気持ちを切り替えて、マシンが速かったというポジティブな部分に目を向けなければならない。明日は可能な限り最高の結果を出すために全力を尽くす」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「予選では水圧の問題があった。昨夜交換したコンポーネントによって、いずれにしてもグリッド後方からスタートすることは分かっていたけど、このコースでもう少し周回を重ねることを楽しみにしていた。まだ取り組まなければならないことがたくさんあるのは明らかだ。ただ、明日は何かチャンスがあるかもしれないので、自分たちのレースをして、どうなるか見てみる」

  • F1スペインGP初日 全ドライバーコメント:角田裕毅はFP2で8番手

    F1スペインGP初日 全ドライバーコメント:角田裕毅はFP2で8番手

    2026年F1第14戦スペインGPの金曜フリー走行では、初開催のマドリンクで各チームがセットアップ確認とタイヤ評価を進めた。FP2ではアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録し、フェラーリ勢やアービッド・リンドブラッド、ジョージ・ラッセルらが続いた。

    新コースらしく路面進化やタイヤのグレイニング、オーバーテイクの難しさを指摘する声が多く、予選の重要性を強調するドライバーも目立った。

    一方で、ランド・ノリスはギアボックス問題でFP2をほぼ走れず、角田裕毅もFP1のパワーステアリング問題で走行時間を失うなど、土曜日に向けて課題を残したドライバーもいる。

    1番手:アントネッリ(メルセデス)
    「マドリードでの初日の走行を終えたけど、走っていて本当にクールなサーキットだ。ドライバーにとって本当に大きなチャレンジで、高速コーナーが多く、壁もすぐ近くにある。ライン取りでは非常に正確さが必要だし、ブレーキングもうまくやらなければならない。ブレーキを踏みながら曲がる場所が多いので、ロックアップもしやすい。楽しいチャレンジだし、僕は楽しんでいる。初日は良い一日になったけど、週末の残りに向けてまだやるべきことはたくさんある。日曜日はタイヤをいたわるのが難しくなりそうだし、オーバーテイクもかなり難しいと思う。だからこそ、明日の午前中に行う1周の作業がさらに重要になる。今夜はそこに集中しつつ、日曜日に向けて良いレースカーに仕上げられるようにも取り組んでいく」

    2番手:ルクレール(フェラーリ)
    「今日はマドリードのサーキットを走れて興奮した。チャレンジングな市街地コースで、僕は普段こういうタイプのコースが好きだけど、ここも例外ではない。完全に新しいサーキットで、まだそれほどラバーが乗っていないことを考えると、すでにかなりグリップがあったことには少し驚いた。それでも、週末を通して路面はかなり進化していくと思う。今日はできるだけ多くの周回をこなし、可能な限り多くのデータを集めて、コースを理解し、予選に備えることが目標だった。ここではオーバーテイクがとても難しいので、予選がおそらく週末の重要な瞬間になる。明日どんな結果を持ち帰れるか楽しみにしている」

    3番手:ハミルトン(フェラーリ)
    「走っていて楽しいコースだし、FP1は僕たちにとって良いスタートになった。ただ、一日が進むにつれてマシンを適切なウインドウに入れるのが少し難しくなったので、特にバランスについていくつか確認すべきことがある。全員にとって新しいサーキットだし、今日は有益なデータをたくさん集めることができたので、今夜それを詳しく見ていく。間違いなくポジティブな部分もあるし、明日の予選に向けて一歩前進できるよう取り組んでいく」

    4番手:リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ここマドリードでの初日はポジティブだった。今年は金曜日に新しいコースを覚えることにかなり慣れてきたので、僕にとって完全に新しい経験という感じではなかった。一日を通して良い速さを示せたし、FP2では走ったすべてのラップで速かった。クラッシュでセッションを終えることになったのは気分のいいものではなかった。外から見るとかなり大きく見えたと思うけど、幸い衝撃はそれほど大きくなく、僕自身はまったく問題ない。マシンにはダメージがあるので、今夜余計な作業をすることになるチームには申し訳なく思っている。実力で4番手に入れたのは素晴らしい結果だし、明日に向けて良い位置につけている。今夜はいったん気持ちをリセットして、今日学んだことを予選に生かすことに集中する」

    5番手:ラッセル(メルセデス)
    「今日は初めてマドリンクを走ったけど、とても楽しかった。新しいサーキットを初めて走るのはいつでも楽しい経験だし、ここは特にチャレンジングなので、攻略していくのが面白い。FP1では良いスタートを切れて、最初からマシンは強かった。FP2に向けてセットアップを変更したけど、それでマシンが良くなったかは分からないので、今夜は元に戻す可能性もある。今日のより大きな疑問はタイヤデグラデーションだ。FP1では非常に大きく、FP2では多少改善したものの、長いターン12がタイヤに大きな負荷をかけるので、日曜日には管理が難しくなる。それは今週末の戦いに加わるために、しっかり対処しなければならない部分だ。週末の残りを楽しみにしている。FP2のロングランではオーバーテイクが本当に難しかったので、予選は非常に重要になる。1周のペースは悪くなかったけど、ここの路面は滑らかなので、最初のラップからタイヤを機能させるのは必ずしも簡単ではなかった。今夜と明日のFP3でそこに取り組んで、ポールポジション争いに加われればと思う」

    6番手:フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日の2セッションはどちらもそれほど悪くなかった。僕たちは常にもう少しペースを見つけようとしているし、タイヤについてもっと理解しようとしている。特に新しいコースでは、すべてが自信を積み上げていく作業になるけど、ラップを重ねるごとにペースを上げられている感触はあった。細かく調整し、取り組み、改善できる部分は常にあるし、それを今夜やっていく。明日は1周のペースとロングランでタイヤがどう機能するかを見ていくけど、何が起きてもおかしくない。クリーンなセッションになって、必要なものを得られることを願っている」

    7番手:ピアストリ(マクラーレン)
    「全体としては堅実な一日だった。学ぶことがたくさんあったし、新しいコースを走ると、すべてを把握するのはいつも少し難しくなる。リズムに乗れば走っていてかなり楽しいコースだけど、グレイニングがかなり出ているので、タイヤマネジメントは難しくなりそうだ。FP2では少し差を縮められた感触があって、それはポジティブな一歩だったけど、まだペースが足りないので、今夜はもっとタイムを見つけるために懸命に取り組む。最大のチャレンジは、こういう市街地コースでマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことだ。明日はもう少し一貫性を見つけて、マシンからさらにタイムを引き出せるようになればいい。何ができるか見てみよう」

    8番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は最もスムーズな一日ではありませんでしたが、新しいコースは本当に楽しめましたし、走っていてすごく楽しいです。ここでは自信が重要なので、FP1で走行時間を失ったのは理想的ではありませんでしたし、FP2でも少しトラフィックがあって難しくなりました。それでも全体的にはマシンに良い感触があります。セッションごとにペースを築けていますし、今は明日の予選に向けてすべてをまとめることに集中しています」

    9番手:オコン(ハース)
    「ポジティブなのは、新しいアップグレードの感触をモンツァよりもはるかにはっきり得られていることだ。ここはコーナーがずっと多く、グリップに制限される区間も多い。そして今のところ2台の間で不安定さも出ていない。それはかなりポジティブなので、しっかり分析する必要がある。このままプッシュし続ける。とても良い一日だったので、この流れを続けなければならない。このコースはあらゆる面で非常にチャレンジングだけど、とても楽しいし、走っていて最高だ」

    10番手:ローソン(レッドブル・レーシング)
    「僕たち全員にとってマドリンクはかなり違ったコースで、長年何度も走ってきたサーキットと比べると、慣れるまでにずっと時間がかかる。とてもエキサイティングなコースで、多くの場所が非常に速く、高いコミットメントが求められる。FP1はとにかく徐々にペースを上げていくことが中心だった。これまでほとんど走られていない路面だから、僕たちが周回を重ねてラバーを乗せることでコースはどんどん速くなる。でもFP2を終えた時点でも、まだ確実にタイムを見つけられると思う。週末を通しての主な目標は、プラクティスでできるだけ多くの周回をこなし、予選への準備を整えることだ。だから、コースに慣れていく中で少しマージンを残していたと思うけど、今のところすべて問題なく感じている。今夜さらに調整して、明日は予選に向けてもっと強い走りをしたい」

    スペイングランプリ

    11番手:ガスリー(アルピーヌ)
    「新しいサーキットに来て、初めてスピードを上げて走るのはいつでも良いチャレンジだ。正直、このコースは本当に気に入った。とてもエキサイティングで高速だし、ラップを重ねるたびに本物のアドレナリンを感じる。壁がかなり速く迫ってくるので、ライン取りは非常に正確でなければならないし、ラップ全体を通してコーナーにしっかりコミットする必要がある。僕たちの一日について言えば、もう少し良くできたと思うし、改善できる部分がいくつかある。明日に向けてまだ確実にペースを見つけられるし、それができればトップ10争いに加われるはずだ」

    12番手:ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「完全に新しいサーキットでの興味深い初日だった。学ぶことも探ることもたくさんあったし、間違いなくユニークなコースだ。信じられないほど速く、まるでジェットコースターのようで、ミスできる余地もほとんどないから、ラップ全体を通して気を抜けない。たくさんの情報を集めることができたので、今は今夜すべてを詳しく確認し、何を学んだのかを理解して、それをさらに改善するためにどう生かせるかを見ることが重要だ」

    13番手:ボルトレト(アウディ)
    「ようやくマドリンクを初めて実際に走る感触を得られてよかった。全体として僕たちにとってポジティブな一日だった。2つのセッションを通して多くを学べたけど、マシンからもう少しペースを引き出すために、今夜まだやるべきことがある。それが明日の主な仕事になる。引き続き取り組んでいくし、楽しみにしている」

    14番手:ベアマン(ハース)
    「マドリンクでの興味深い初日だった。クールなコースで走っていて楽しいし、僕にはバクーとジェッダを組み合わせたように感じる。FP1は少し難しかったけど、マシンにいくつか変更を加えてFP2では大きく前進できたので、進歩にはかなり満足している。今はモンツァで感じていたのと同じような感触をマシンから得られているので、明日何ができるか楽しみにしている」

    15番手:コラピント(アルピーヌ)
    「マドリンクは間違いなくエキサイティングな新しいコースだ。ここに向けてシミュレーターでかなり長い時間をかけて準備してきたので、今日初めて実際に走ることができてとても楽しかった。間違いなく興味深いコースで、全体的にとても速く、すべてをうまく噛み合わせる必要がある。僕たちの一日について言えば、FP1はコースを学びながら段階的にペースを上げていくことが中心だった。いつものようにFP2では低燃料と高燃料の両方を少し走り、週末の残りに向けて学ぶための考え方やデータを得た。改善点を見つける必要があるので、これからチームやエンジニアと時間をかけて、セットアップをどの方向に進めるべきかを探っていく」

    16番手:サインツJr.(ウィリアムズ)
    「マドリードでの金曜日が終わった。比較的スムーズな一日で、問題もインシデントもなく、セットアップを試すことができた良い2セッションだった。コースは壮観だ。マシンに乗っていると気持ちが高ぶるタイプのコースのひとつで、控えめに言っても慌ただしい感じだけど、本当に楽しんでいる。残念ながら、このサーキットでは僕たちは競争力があるようには見えない。それでも可能な限り強い週末にまとめるためにベストを尽くして、何ができるか見てみる」

    17番手:アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は新しいコースに慣れることと、マシンのセットアップを最適化する作業が中心だった。残念ながらFP1の最後にクラッチの問題が起きて、それによってFP2のスタートが少し遅れた。明日の予選ではトラフィックとバッテリーマネジメントの両方があって、すべてを正しくまとめるのは難しくなるだろうけど、できる限りすべてをうまく実行していく」

    18番手:アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はかなりチャレンジングだった。いろいろなタイプのコーナーがあるので、タイヤにはかなり厳しかった。デプロイメントにも苦しんで、ラップごとに感触がかなり違ったので、マシンとのリズムを完全につかめないままだった。シミュレーターとの相関はそれほど大きく外れていなかったので、それはポジティブだけど、チームとしてかなりやるべきことがある。もっと予選重視の週末になると思っていたけど、ピットレーンが非常に長いことを考えると、レースペースと戦略も考慮しなければならない要素になりそうだ」

    19番手:ペレス(キャデラック)
    「本当にクールなコースだし、素晴らしい会場だ。マドリードでレースができることが本当にうれしいし、ここはヨーロッパでも最高のレースのひとつになっていくと確信している。今夜はマシンのセットアップについてやるべきことがあるけど、全体として良い一日だったし、ロングランでも貴重なデータを集めることができた」

    20番手:ストロール(アストンマーティン)
    ※F1公式「What the teams said – Friday in Spain」にはランス・ストロール本人のコメントは掲載されていない。

    21番手:ボッタス(キャデラック)
    「マドリンクでの生産的な初日だった。全員にとって新しいサーキットで、僕たちは常に学んでいる。タイトな区間と流れるような区間があってユニークだし、良いチャレンジになっている。今日は2つの良いセッションを完了できたけど、バランスを正しく整えてタイヤから最大限を引き出すためには、まだやるべきことがたくさんある。それでも全体としては良い第一歩だったし、今夜エンジニアたちとデータを分析するためのデブリーフを楽しみにしている」

    22番手:ノリス(マクラーレン)
    「難しい一日だった。午前中に周回を重ねられたのは良かったし、そこでマシンに必要ないくつかの変更点を特定できた。ただ、最終的にはギアボックスの問題によってFP2では進歩させる機会を得られなかった。新しいサーキットに来る時はいつでも走行時間が非常に重要だから、FP2を失ったことで明らかに後手に回っている。今夜はFP1のデータ、オスカーのマシン、そして周囲のチームのデータを見ながら懸命に作業して、FP3でできる限り多くのことを学べるようにする。それ以外では、ここマドリードで最初のラップを走れたのは良かった。興味深いサーキットだし、明日の予選を前にさらに周回できることを楽しみにしている」

  • マドリンクにF1ドライバー興奮 ガスリー「クレイジー」ラッセル「ぶっ飛んでる」

    マドリンクにF1ドライバー興奮 ガスリー「クレイジー」ラッセル「ぶっ飛んでる」

    F1初開催を迎えるマドリンクに、ドライバーたちから期待と興奮の声が相次いでいる。シミュレーターで新コースを体験したピエール・ガスリーは「クレイジー」と表現し、ジョージ・ラッセルも「ぶっ飛んでる」と、その独特なレイアウトに強烈な印象を受けたことを明かした。

    スペインの首都マドリードでF1が開催されるのは45年ぶりとなる。

    公道区間と新設された常設区間を組み合わせたマドリンクは、全長5.416km、22コーナーで構成され、なかでもターン12の全長550m、最大24%のバンクを持つモニュメンタル(La Monumental)が最大の特徴となる。

    実走データが存在しないため、金曜日のフリー走行では全チーム、全ドライバーがほぼ同じ条件からコース攻略を始める。

    サインツJr.「感情的な週末になる」
    マドリード出身のカルロス・サインツJr.にとって、母国、それも故郷で開催されるF1スペインGPは特別な意味を持つ。

    サインツJr.はマドリンクのアンバサダーも務めており、建設途中にはロードカーでコースを走った最初のF1ドライバーとなった。その際には「これほど流れるようなレイアウトで、これほど幅が広いとは思っていなかった」と印象を語っている。

    今度はF1マシンで故郷のコースを走ることになる。

    「間違いなく、ものすごく楽しむつもりだ」

    「忙しい週末になると思うけど、感情的な週末にもなる。できる限り楽しみたい。コースには個性があって、いろいろなタイプのコーナーがある。すごく特徴的なサーキットに見える」

    アロンソ「マドリードで勝つことには大きな意味がある」
    フェルナンド・アロンソは25年以上に及ぶF1キャリアを持つが、新たな母国グランプリへの期待は大きい。

    「とても素晴らしい週末になると思う。今年はスペインで2回レースができるという特権があって、しかもマドリードでは初めてだ。特別だよ」

    「新しいコースでもあるから、フリー走行でできるだけ早くコースを覚えるというチャレンジが全員に加わる。僕にとってはスペインだから二重に特別だ」

    「マドリードは世界でも最高の都市のひとつだと思う。ここでグランプリを開催して、F1を迎えられるのは素晴らしいことだ。レーシングドライバーなら誰にとっても、マドリードで勝つことには大きな意味があると思う」

    シミュレーターで走ったマドリンクについて、アロンソはドライバーにとって刺激的なコースになると予想している。

    「すごくテクニカルで、縁石をかなり使うことになる。高速セクションもいくつかあって、そこでウォールにかなり近づかなければならない。それはドライバーにとって魅力的だし、アドレナリンもかなり高くなる。ジェッダに近いところがある」

    ガスリー「見たことがないレイアウト」
    ピエール・ガスリーは、シミュレーターで体験したマドリンクに特に強烈な印象を受けたひとりだ。

    「シミュレーターで見たコースはクレイジーだった」

    「走っていてすごく楽しかったし、テクニカルでツイスティなコーナーがたくさんある。聞いている限りでも、本当にユニークなものになると思う。大きなチャレンジだけど、全員にとってすべてが新しい、こういう週末は楽しみだ」

    マドリンクには高速から低速まで幅広いコーナーがあり、高低差やバンクも組み込まれている。ガスリーは、その多様性こそが攻略を難しくすると考えている。

    「ドライビング面でのチャレンジを過小評価するべきじゃないと思う。コーナーは本当にクレイジーだ。アップダウンがあって、バンクがあって、90度コーナーも180度コーナーもある。低速も高速もある。考えられるものが少しずつ全部入っている感じだ」

    「エキサイティングだよ。ドライバーとしては、ラップのいろいろな場所で小さなゲインを積み重ねられるチャンスがたくさんありそうに感じる。こういうレイアウトは今まで見たことがない。マシンの中ではものすごいアドレナリンになると思う」

    マドリンク F1 スペインGP

    コラピント「F1でここを走るのは夢」
    フランコ・コラピントにとってもマドリードは特別な場所だ。ジュニアカテゴリー時代、ヨーロッパでキャリアを築き始めたころにマドリードで生活していた経験がある。

    「スペインに戻ってこられて本当にうれしい。特にこれまでの経験や、僕がヨーロッパでキャリアを始めた経緯を考えると、マドリードはホームに一番近い場所だと思う。僕はここ、マドリードから始めたんだ」

    「ここでF1のレースをするのは夢がかなったようなものだ。マドリードのような大都市がカレンダーに戻ってくることは、このスポーツにとってもすごくいいと思う」

    「すごくエキサイティングなコースを作ってくれた。走っていてかなりいいコースになりそうだし、楽しみだ」

    ペレスは「本物のサーキット」 ベアマンも歓迎
    他のドライバーからも、新しいマドリンクへの好意的な反応が聞かれた。

    キャデラックのセルジオ・ペレスは新コースを簡潔に「本物のサーキットだ」と評価。一方、ハースのオリバー・ベアマンも「新しいコースは僕たちにとっていつだってものすごく楽しい」と語った。

    過去のデータやセットアップの蓄積がない新設コースでは、ドライバーとチームが短時間でどれだけ適応できるかが重要になる。特にウォールが近い区間では、限界を探りながらミスを避ける必要があり、中団チームにとっては波乱をポイント獲得につなげるチャンスにもなり得る。

    ラッセル「ぶっ飛んでる。予選が重要になる」
    メルセデスのジョージ・ラッセルも、マドリンクの第一印象を強烈な言葉で表現した。

    「かなりワイルドなコースに見える。ぶっ飛んでるよ。でも実際に走るのが楽しみだ。本当に大きなチャレンジになるし、予選が重要になると思う」

    「F1にいる全員のレベルはものすごく高い。ここは自信が必要になるサーキットだと思う。すごくチャレンジングで、高速コーナーがたくさんあって、縁石もアグレッシブだ。間違いなく特別な経験になる」

    そして、初日のアプローチについては慎重さも必要だと強調した。

    「とにかくウォールに当てないようにして、少しずつペースを上げていくよ」

    シミュレーターで準備を重ねてきたとはいえ、実際の路面状況やバンプ、グリップレベル、ウォールとの距離感は走ってみなければ分からない。全チームが手探りでスタートするF1初開催のマドリンクでは、金曜日のFP1からドライバーの適応力が試されることになりそうだ。

  • ピエール・ガスリー F1初ポールまで191戦 歴代最長記録ランキング

    ピエール・ガスリー F1初ポールまで191戦 歴代最長記録ランキング

    ピエール・ガスリーが2026年F1イタリアGP予選でキャリア初のポールポジションを獲得した。F1参戦191戦目でつかんだ初ポールは、史上2番目に長い道のりを経て達成された記録となった。

    アルピーヌのガスリーはモンツァで1分21秒786を記録し、ジョージ・ラッセルとオスカー・ピアストリを抑えて予選トップに立った。2020年にF1初優勝を飾った思い出のモンツァで、今度は自身初となるポールポジションを手にした。

    F1では、競争力のあるマシンを得るまで長い時間を要しながら、チャンスをものにして初ポールを獲得したドライバーが何人もいる。ガスリーの191戦はセルジオ・ペレスの216戦に次ぐ歴代2位。ここでは、初ポールまで最も多くのレースを要したドライバー10人を振り返る。

    9位タイ:ミカ・ハッキネン(94戦)
    ミカ・ハッキネンはF1最初の2シーズンを苦戦していたロータスで過ごした後、1993年にマクラーレンのリザーブドライバーに就任。マイケル・アンドレッティの離脱を受け、シーズン終盤にレースシートを得た。

    すぐに速さを示したハッキネンだったが、ちょうどその時期のマクラーレンは低迷期に入り、タイトルを争える状況にはなかった。

    1994年から1996年にかけて何度も表彰台に上がり、1997年にはマクラーレンの競争力が向上。シーズン終盤のニュルブルクリンクで行われたルクセンブルクGPで、参戦94戦目にして待望の初ポールを獲得した。

    ミカ・ハッキネン 初ポールポジション

    9位タイ:ダニエル・リカルド(94戦)
    HRTで半シーズンを戦った後、トロロッソで2年間実力を示したダニエル・リカルドは、2014年に4年連続王者だったレッドブルへ昇格した。しかし、そのタイミングで新レギュレーションを味方につけたメルセデスが圧倒的な強さを発揮し始めた。

    リカルドは2014年にメルセデス勢以外で唯一勝利を挙げたドライバーとなったものの、ポールには届かなかった。レッドブルが苦戦した2015年も状況は変わらなかった。

    2016年もメルセデス優勢が続いたが、モナコではレッドブルがトップ争いのできる速さを発揮。リカルドはQ3で会心のラップをまとめ、参戦94戦目で初ポールを獲得した。

    ダニエル・リカルド 初ポールポジション

    8位:ニコ・ロズベルグ(111戦)
    初代GP2王者のニコ・ロズベルグは2006年にウィリアムズからF1デビューした。しかし当時のウィリアムズは低迷期に入り、中団での戦いが続いた。

    4シーズンを過ごした後、ロズベルグはブラウンGPを買収して誕生したメルセデスへ2010年に移籍。チームの再構築には時間を要したが、2012年になるとマシンは特定の条件で高い速さを見せるようになった。

    そのチャンスが訪れたのが中国GPだった。ロズベルグは上海でミハエル・シューマッハを上回ってポールを獲得し、メルセデスに1955年以来となるF1ポールポジションをもたらした。翌日の決勝では、そのまま自身初優勝も達成した。

    ニコ・ロズベルグ 初ポールポジション

    7位:ティエリー・ブーツェン(115戦)
    ティエリー・ブーツェンは1983年にアロウズからF1に参戦し、その後ベネトンを経て1989年にウィリアムズへ加入した。

    当時はマクラーレンがF1を支配しており、他チームにポールのチャンスが回ってくることは少なかった。1989年にはチームメイトのリカルド・パトレーゼがハンガリーGPでポールを獲得している。

    翌1990年のハンガリーGPではブーツェンがパトレーゼをわずか0.036秒差で破り、参戦115戦目で初ポールを獲得した。これがブーツェンにとって唯一のF1ポールとなり、決勝でも勝利して自身3勝目を挙げた。

    ティエリー・ブーツェン 初ポールポジション

    6位:ヤルノ・トゥルーリ(119戦)
    ヤルノ・トゥルーリはF1キャリアを通じて予選での速さに定評があったが、初期には中団チームで過ごす時間が長かった。

    ルーキーだった1997年にはプロストでオーストリアGP予選3番手を獲得し、ジョーダン時代の2000年には2度フロントローに並んだ。特にモナコでは高い予選能力を発揮していた。

    2003年にルノーへ移籍したものの、その年はチームメイトのフェルナンド・アロンソが先にポールを獲得。トゥルーリの番が訪れたのは2004年のモナコGPだった。R24で見事なラップを決めて参戦119戦目で初ポールを獲得し、翌日の決勝では自身唯一となるF1優勝を飾った。

    ヤルノ・トゥルール 初ポールポジション

    5位:マーク・ウェバー(131戦)
    マーク・ウェバーは2002年、ミナルディからF1デビューし、地元オーストラリアGPでいきなり5位入賞を果たして注目を集めた。

    2003年にジャガーへ移籍すると予選でたびたび印象的な走りを披露。2004年マレーシアGPで2番手、ウィリアムズへ移籍した2005年スペインGPでも2番手につけた。2006年モナコGPでは3番手、レッドブル移籍後の2008年イギリスGPでも2番手を獲得している。

    2009年にレッドブルが一気に優勝争いへ加わると、ウェバーにもついにチャンスが訪れた。ニュルブルクリンクで行われたドイツGPで、参戦131戦目にして初のポールポジションを獲得した。

    マーク・ウェバー 初ポールポジション

    4位:ケビン・マグヌッセン(141戦)
    ケビン・マグヌッセンは2014年、マクラーレンでのF1デビュー戦でいきなり表彰台に上がった。しかし、それがその後のキャリアを象徴する結果にはならなかった。

    マクラーレンの競争力は低下し、マグヌッセンはシートを失った。2016年にルノーから復帰し、その後はハースで4年間を戦ったが、主に中団での戦いが続いた。2020年限りで一度F1を離れたものの、2022年開幕直前にハースへ電撃復帰した。

    そして同年のサンパウロGPで大番狂わせを起こす。Q3で最初にコースへ出たマグヌッセンは、雨が強まる直前のドライコンディションで好タイムを記録。その直後にジョージ・ラッセルがコースアウトして赤旗となり、再開時には路面が完全に濡れていた。

    誰もタイムを更新できず、マグヌッセンが参戦141戦目で初ポールを獲得。ハースにとってもF1初ポールとなった。

    ケビン・マグヌッセン 初ポールポジション

    3位:カルロス・サインツJr.(151戦)
    カルロス・サインツJr.は2015年にF1デビューし、トロロッソ、ルノー、マクラーレンと中団チームを渡り歩いた。

    2021年にフェラーリへ移籍して初めて本格的にポールを狙える環境を手にしたが、マシンに速さがある場面では予選巧者のシャルル・ルクレールが先に結果を残した。

    2022年にはフェラーリが高い競争力を発揮し、サインツJr.もマイアミとモナコでルクレールに次ぐ予選2番手を獲得。そしてウエットコンディションとなったイギリスGP予選でマックス・フェルスタッペンを0.072秒差で破り、参戦151戦目で初ポールを手にした。

    翌日の決勝でも勝利し、F1初優勝を達成した。

    カルロス・サインツJr. 初ポールポジション

    2位:ピエール・ガスリー(191戦)
    そして2026年F1イタリアGPで、このランキングの2位に入ったのがピエール・ガスリーだ。

    トロロッソ、レッドブル、アルファタウリ、アルピーヌでキャリアを重ねてきたガスリーは、これまでも予選で何度も印象的なパフォーマンスを披露してきた。特に2021年には複数回にわたって4番手を獲得している。

    アルピーヌ移籍後も2024年ラスベガスGPで3番手、2025年バーレーンGPで5番手につけるなど、マシンの実力を上回る予選結果を残すことがあった。

    そして2026年、ガスリーは2020年にF1初優勝を挙げたモンツァで再び大きな結果を残した。予選を通してアルピーヌが予想外の速さを発揮するなか、Q3で1分21秒786をマーク。ラッセルを0.060秒差で抑え、参戦191戦目で初ポールを獲得した。

    それまでガスリーは「ポール未獲得の最多出走」でエステバン・オコンに次ぐ2番手だったが、この一戦でそのリストから抜け、初ポール獲得までの出走数で歴代2位となった。

    ピエール・ガスリー 初ポールポジション

    1位:セルジオ・ペレス(216戦)
    F1史上、初ポール獲得まで最も長く待ったのはセルジオ・ペレスだ。

    ザウバー、マクラーレン、フォース・インディア/レーシングポイントと長く中団チームで戦ったペレスは、決勝では何度も番狂わせを演じた一方、純粋な速さが要求される予選でポールを狙える機会はほとんどなかった。

    レッドブル加入後はようやくトップマシンを手にしたが、チームメイトのフェルスタッペンが予選でも優位に立つことが多かった。2021年エミリア・ロマーニャGPではポールまでわずか0.035秒に迫ったものの、初ポールには届かなかった。

    その瞬間が訪れたのは2022年サウジアラビアGPだった。ジェッダ市街地コースでルクレールをわずか0.025秒差で破り、参戦216戦目にしてF1初ポールを獲得した。

    セルジオ・ペレス 初ポールポジション

    ガスリーの191戦目での初ポールは、このペレスの216戦に次ぐ歴代2位の記録となる。長く中団で戦いながらチャンスを待ち続けたドライバーが並ぶランキングのなかでも、約9年にわたるF1キャリアを経てモンツァで実現したガスリーの初ポールは、2026年シーズンを象徴するサプライズのひとつとなった。

  • F1イタリアGP決勝 全ドライバーコメント:アントネッリ母国初優勝 角田裕毅10位

    F1イタリアGP決勝 全ドライバーコメント:アントネッリ母国初優勝 角田裕毅10位

    2026年F1第13戦イタリアGPの決勝がモンツァ・サーキットで行われ、キミ・アントネッリ(メルセデス)が19番グリッドから大逆転で母国初優勝を飾った。ジョージ・ラッセルが2位に続いてメルセデスが1-2フィニッシュを達成し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3位で表彰台に立った。

    レーシングブルズから参戦した角田裕毅は10位でフィニッシュし、復帰2戦目でポイントを獲得。

    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢は4位と5位、ルイス・ハミルトンは6位となった一方、シャルル・ルクレール、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールはリタイアに終わった。

    1位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「これは一生忘れない一日だ! 間違いなく、これまでのキャリアで最も特別な勝利だ。今季最高の表彰台だったし、ホームストレートが応援してくれる人たちで埋め尽くされている光景を見るのは夢のようだった。チームは今日、信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちに素晴らしいマシンを用意してくれたし、僕を支え、ここまで来るのを助けてくれたすべての人に、いくら感謝してもしきれない。19番手スタートでも、もしかしたら可能かもしれないと信じていた。最初のスタートでかなり順位を上げることができ、その後、赤旗によってもう一度ポジションを上げるいいチャンスが来ると分かった。それで大きなチャンスが生まれたし、優勝を争えるだけの速さがあると感じていた。もちろん、バーチャル・セーフティカーではいくつかポジションを失ったけど、ミディアムタイヤで追い上げて勝利をつかめるだけのペースがあった」

    2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「勝利まであと少しだったのに達成できなかったのは悔しいけど、レースではこういうこともある。それでもチームにとって素晴らしい結果だし、母国レースで優勝したキミに心からおめでとうと言いたい。僕自身にとってもチームにとっても、この週末から得られるポジティブなことはたくさんある。週末を通して素晴らしいペースを示し、ずっとハードに戦った。バーチャル・セーフティカーは間違いなくレースが変わった瞬間だった。その時点では、何が正しい判断なのか誰にも分からなかった。チームは2台で戦略を分けることを選んだけど、それが僕たちにできる最善の決断だった。それ以外の展開だったらレースがどうなっていたかは永遠に分からないけど、キミは素晴らしい仕事をした。僕たちは激しく競い合ったけど、常にお互いをリスペクトしていたし、勝利を懸けてホイール・トゥ・ホイールで戦うのは楽しかった」

    3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僕たちにとって表彰台に戻れたのは本当によかったし、モンツァはいつだって特別だ。簡単にはいかなかったし、戦わなければならなかったけど、全体として僕たちは素晴らしいパフォーマンスを見せたと思う。最大の制約は、メルセデスのパワーユニットを搭載するマシンと比べてストレートでデプロイメントにすぐ苦しんでしまったことで、まだいくつか問題があった。ハードタイヤに交換して、うまく順位を上げていった。ターン2では路面が剥がれていて、コーナーを回っていたら突然、路面から剥がれたグラベルのせいでそのまま真っすぐ行ってしまった。それでマクラーレン勢が再びオーバーテイク圏内に入ってきて、そこから抜け出すまで少し時間がかかった。それでも、僕たちは素晴らしい仕事をしてパフォーマンスを最大限に引き出したと思うし、今日の結果を誇りに思っていい。できることはすべてやったし、レース中にはトップにも立ててエキサイティングだった。残念ながらメルセデス勢にはあと少し届かなかったけど、表彰台で週末を終えられたのはものすごくいい結果だった」

    4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「レースには満足している。4位は今日の僕たちにとっていい結果だった。レースはタフで、マシンも扱いにくかったけど、僕はうまく走って、持っているものを最大限に引き出せたと思う。後半はとても強かったし、スリップストリームを使ったことで再び戦いに戻ることができた。最終ラップでのルイス(ハミルトン)やオスカーとのバトルも楽しかった。いいハードなレースだったし、その戦いを制することができて満足している。結果はともかく、僕たちが必要な位置にいないことは明らかだ。この週末で僕たちの弱点が浮き彫りになった。全般的にパフォーマンスが不足していて、特に予選がそうだし、ストレートスピードも不利になっている。最近勝っているとはいえ、チームとしてまだやるべきことはたくさんある。自分たちの長所と短所は分かっているし、これからの課題はシーズン残りで改善していくことだ」

    5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「この週末は間違いなく、ここしばらくで一番いい感触だったと思うし、僕のペースも最近では一番励みになるものだった。間違いなくタフなバトルだった。抜きつ抜かれつの展開でレースはかなり難しかったし、特にルイス(ハミルトン)、その後はマックス(フェルスタッペン)との戦いでは、引き離すのが難しかった。タイムを失わないためには、どう戦うかをかなり賢く考える必要があった。最終的に僕たちは今日3番目に速いチームだった。メルセデスは明らかに他よりずっと速かったし、マックスにも予想以上のペースがあった。チームにとっていい結果だったし、おそらく僕たちが得られる最高の結果だったと思う。激しくて暑いレースだったけど、感触はずっとよくなっているし、このポジティブな勢いをこれからも続けていければと思う」

    6位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「最新のアップデートをマシンに投入するために、みんながどれだけ懸命に取り組んできたか分かっているし、サーキットでもファクトリーでも続けられているすべての努力に感謝している。ストレートでパフォーマンスを失うことは分かっていたし、それによって僕たちにとってかなり難しいレースになった。マシンに注ぎ込まれたすべての仕事を考えれば、もっといい結果を残したかったけど、この週末から学んだことを持ち帰り、立て直して取り組み続ける。チームはプッシュし続けるし、次のレースではもっと強くなって戻ってきたい」

    7位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「信じられないような週末だった。正直、僕たち全員が達成したことにとても満足していいと思うし、今日7位でフィニッシュして、残りの中ではトップ、中団勢のトップになれたのは本当にいい成果だ。もちろん、もっと上を望んでいたけど、現実的にならなければならないし、今日の結果は今の僕たちが持っているもので達成できたおそらく最高の結果だ。だから最終的には満足している。昨日はみんなで夢を見たけど、今日は現実に戻った! 2回ともいいスタートができて1周をリードしたし、それがスタート時に望んでいたことだった。その後は他のドライバーたちが追いついてきて、直近2戦で優勝しているランド(ノリス)と戦い、最後は最近好調だったルイス(ハミルトン)から3秒遅れでフィニッシュした。この週末から持ち帰れるポジティブなことや思い出は本当にたくさんあって、長く記憶に残ると思う。チームで振り返りをして、チャンピオンシップ争いにとても貴重なポイントを持ち帰り、来週末のマドリードの新しいサーキットに集中する」

    8位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「僕たちにとってポジティブなレースだったし、ホームレースのひとつでポイントを獲得できてうれしい。僕も裕毅もトップ10でフィニッシュできた。リスタート後はハードタイヤに履き替えてから、オーバーテイクする場面があまりなく、少し孤独なレースだった。それでも8位は今日達成できた最高の結果だったと思うし、週末を通してアルピーヌが見せていたペースを考えれば、僕たちにとっていいダメージリミテーションのレースだった。来週のマドリードについては、新しいコースをシミュレーターで走ったけど、本格的なドライバーズサーキットという感じだ。楽しくなると思うけど、とてもテクニカルなコースなので、いくつかの難題もあると思う。チームが取り組んでいる仕事には本当に感謝している。僕たちにはここまでどのサーキットでも競争力を発揮してきた強いマシンがあるし、それがこれからのレースに向けて大きな自信を与えてくれている」

    9位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日のようなレースの後では、いろいろな感情があるし、レースの中で僕たちがいた位置を考えると、悔しさを感じずにはいられない。自分自身に腹が立っている。もっとずっといい結果にできたはずだし、そのことについてチームに申し訳なく思っている。いいスタートを切っていくつか順位を上げ、レース序盤の赤旗後のリスタートでは4番手まで上がっていた。ドライバーとしてこういうポジションを争っていると、さらに興奮するし、モチベーションも高まって、もっと上を求めたくなるし、その位置を失いたくなくなる。マックス(フェルスタッペン)のすぐ後ろを走っていて、ターン6への進入でマシンが大きくスナップして、グラベルの奥まで行ってしまった。幸いバリアは避けられたけど、その後はマシンのハンドリングが違って感じられたので、おそらくフロアに何らかのダメージを負ったんだと思う。その後は気持ちを切り替えて、チームのためにポイントを獲得することだけに集中した。今は自分自身に失望しているけど、少し時間を置いて振り返れば、いいリカバリーだったと思えるようになればいい」

    10位:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日はいいレースができました。結果には本当に満足していますし、ポイント圏内に戻れてうれしいです。これほど早くペースを取り戻せるように助けてくれたVCARBのみんなに心から感謝しています。ミディアムタイヤを最後まで持たせることについては少し心配していましたが、予想以上にうまく機能してくれました。マシンの新しいさまざまな部分について学ぶことを本当に楽しんでいますし、マシンに乗る機会を得るたびに積み上げを続けています。今後何かチャンスが巡ってくれば、もちろん準備はできています。でも一番大切なのはアイザックが順調に回復を続けることですし、彼の回復を心から願っています」

    イタリアグランプリ

    11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は持っているものをすべて出し切ったと思う。スタートで間違いなく難しくなったし、オープニングラップでポジションを失うと、そこから挽回するのはいつだって難しい。僕たちはハードにプッシュして、おそらくタイヤを少し使いすぎたけど、それも挽回しようと戦った結果だ。レーシングブルズは今日かなり強く、特にストレートが速かったので、彼らについていくのは予想以上に難しかった。それでもチームは予想していたよりもずっとポイントに近いところで戦えるマシンを用意してくれたし、来週のマドリードに向けてこれをさらに積み上げていく。そこで、もっといいチャンスが得られることを願っている」

    12位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体として、サーキットの特性を考えれば、ここが僕たちにとってより難しい週末のひとつになることは最初から分かっていた。だから、それを考えれば悪い一日ではなかった。2回目のスタートはずっとよくて、オープニングラップでいくつか順位を上げることができたけど、残念ながらその直後にまた順位を落としてしまった。そこで何が起きたのかを正確に振り返り、何か違うことができたのかを理解する必要がある。それ以降は比較的ストレートなレースだった。今日はパッケージから引き出せるものを引き出したし、今週末の僕たちはだいたいこのあたりの位置だった。すべてを振り返って、マドリードに集中する」

    13位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「まず、あれほど大きな事故の後でシャルルが無事だったことをうれしく思う。僕たちについては、自分たちの制約を考えれば今日はいいレースができたし、週末全体としても力強かった。昨日はしっかりした予選をまとめ、今日はいいスタートを切ってレースペースもよかった。VSCでピットに入ったことでオコンの前に出ることができ、メカニックの素晴らしいピットストップといいペースのおかげで最後にはベアマンをオーバーテイクできた。今は来週末のマドリードを本当に楽しみにしている」

    14位:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「かなりタフなレースだった。ピットレーンからの最初のラップは本当によくて、かなり順位を上げることができたけど、リスタートではニコとの接触でフロントウイングの一部を失い、ピットに入らなければならず、30秒以上を失った。レースでは本当にいいスピードがあっただけに残念だ。でもリスタート後の戦略展開では、VSCのときを除けば誰もほとんどピットに入らなかったので、残念ながら挽回しなければならないタイムが大きすぎた。問題がなければ、フィールドを追い上げていくかなりいいチャンスがあったと思う。全体としてエンジンペナルティもあって難しい週末だったけど、昨日直面していた問題の多くを解決することができ、今日はいいスピードがあった。だから、この週末から持ち帰れるものはたくさんある」

    15位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「2回ともいいスタートを切って、いくつか順位を上げた。でもその後は、正直に言って単純に僕たちには速さが足りなかった。序盤のラップから、他のマシンについていくために僕の方がかなり強くプッシュしなければならないことは明らかで、最終的にはその代償をタイヤが払うことになった。それに加えて僕はVSCをうまく利用できず、僕の後ろにいた多くのドライバーがそれを利用して最終的に僕をオーバーテイクした。それは残念だし、あと2つくらい上の順位でフィニッシュできたかもしれない。実際のところ、僕たちは単純に遅かったし、特にモンツァのようなサーキットではそれが露呈する。この週末はアップグレードによって前進したことを確認できた。今日はバランスが完全には合っていなかったので、この順位でフィニッシュすることになったけど、ポジティブな点はある」

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「結局のところ、僕たちは十分に速くなかったと思う。でも今週末は持っているものすべてを最大限に生かそうとして、本当にいい仕事ができたと思う。マシンから最大限を引き出し、問題を軽減するためにあらゆることを試したし、ガレージの中でもしっかりした仕事ができた。最初のスタートは最高だった。ポイント圏内まで上がってルイスやアウディ勢と戦っていて、本当によかった。2回目のスタートについてはいくつか振り返る必要があるけど、それ以外では、いいスタートを切ることなど、これまで取り組んできた宿題の成果はかなりしっかり出ていた。その点には満足できる」

    17位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「赤旗後にハードタイヤ1セットで長く走って最後まで行こうとしたけど、終盤にはどうしてもデグラデーションが出てしまった。それでも賭けてみる価値はあった。今週末に新しいPUを投入したこともあって、レースペースはここしばらくで一番よかったけど、それと同時に、僕たちが今何を持っていて、目指すところに到達するために何をしなければならないのかも示している。今日の戦略を振り返って、何か違うことができたのか確認する必要がある。まずまずのレースだったけど、整理すべきことは常にある。マドリードはまったく違うサーキットになるし、簡単ではないだろうけど、その挑戦を楽しみにしている」

    18位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「僕たちにとって非常に難しいレースだった。ストレートでかなりタイムを失っていて、周囲のマシンと戦うのがものすごく難しかった。コーナーでのペースは他のマシンにかなり近かっただけに、ストレートでこれほど大きな差があるのを見るのはフラストレーションがたまった。ストレートで助けになるいくつかのパーツと、次のフェラーリエンジンが入ってくる予定だ。チームはできるだけ早くすべてを整えるために懸命に取り組んでいるし、それによって今後のレースではもっと強いポジションに立てることを願っている」

    19位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「レースの最初のスティントは、これまでで最もポジティブなもののひとつだったと思う。長い間ウィリアムズ勢と戦えているように感じていたけど、残念ながら第2スティントではかなりタイムを失った。ピットストップが遅く、それによってブルーフラッグを受ける状況に入ってしまい、リズムをつかむのが難しくなって、最終的に僕たちのレースに影響した。今回はトラブルがずっと少ない週末だったので、問題解決ではなく細かい部分の改善に集中することができた。レースペースもこれまでのグランプリより少しよく見えたし、2台とも完走できた。だから僕たちは前進している」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「油圧系の問題が疑われたため、マシンをリタイアさせなければならなかった。でも、いずれにしてもレースでは苦戦していた。現時点で僕たちに必要なパワーがないことは分かっているし、今日はそれをさらに証明する結果になった。紙の上ではマドリードの方が僕たちには少しよさそうなので、今はそこに集中する」

    DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の僕のレースは、縁石に乗ったときにマシンにダメージを負ったことで早く終わってしまった。さらなるダメージが発生しないようにするため、ストップすることを決めた。それまではキャデラック勢と戦いながら、マシンから最大限を引き出そうとしていた。今は来週のスペインと、僕たち全員にとって新しいサーキットに目を向けている」

    DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「僕たちが望んでいた週末の終わり方ではなかった。ここで気持ちを切り替えて、来週のマドリードに目を向けなければならない。ホームレースで僕たちを応援してくれたすべてのティフォシに心から感謝している。必ずもっと強くなって戻ってくる」

  • F1イタリアGP予選 全ドライバーコメント:ガスリー初ポール 角田裕毅Q1敗退

    F1イタリアGP予選 全ドライバーコメント:ガスリー初ポール 角田裕毅Q1敗退

    2026年F1第13戦イタリアGPの予選がモンツァ・サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分21秒786を記録してF1初のポールポジションを獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.060秒差の2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3番手に続いた。

    角田裕毅(レーシングブルズ)はQ1で1分23秒755を記録して17番手となり、Q2進出を逃した。

    予選後には、モンツァ特有のアウトラップやパワーユニット、タイヤの準備の難しさを挙げ、「重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした」と振り返った。

    1番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「信じられない瞬間だ。F1で初めてのポールポジションだ! 本当にうれしいし、今日起きたことを僕たち全員がまだ完全には信じられていないくらいだ。結果は本当に僕たちの期待を上回った。今日を迎える時点ではまったく予想していなかった。もちろん、とても特別な気分だ。F1でこの瞬間を長い間待っていたからね。チームのみんなに感謝したい。マシンの感触はとても良かったし、僕自身もステアリングを握っていていい感触だった。あとは1周ごとに少しずつ詰めていこうとした。Q1の最初から速かったけど、それでもポールポジションが可能だとは思っていなかった! この瞬間を楽しむつもりだけど、本当に重要なのは明日だということも分かっている。チームとしてレースに向けて懸命に準備し、最終結果を最大限にするために全力を尽くす」

    2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はポールポジションに手が届くところにあった。最後のランは僕たちの側で少しまとまりを欠いていて、自分たちでもう少し物事をシンプルにできたかもしれない。キミはずっと僕を助けるために素晴らしい仕事をしてくれて、必要なところでは有効なスリップストリームを与えてくれた。でも最後のプッシュラップでは、パラボリカでマックスが少し状況を複雑にした。とはいえ、それもレースの一部だ。とはいえ、ピエールには心から祝福を送りたい。今日は彼にあれほどのペースがあるとは予想していなかったから驚いたけど、本当に素晴らしい仕事をした。彼は素晴らしい人間であり、素晴らしいドライバーだし、この結果に完全に値する。2番手スタートでも明日に向けて僕たちは強いポジションにいる。今週末はすべてのセッションでずっと先頭付近にいるし、自分自身にもマシンにもいい感触を持っている。モンツァのようなサーキットでは本当にオーバーテイクのチャンスがあるから、スタート位置がすべてではない。鍵になるのはクリーンなスタートを決めて、1周目のトラブルを避けることだ。そこからは自分たちのレースに集中し、勝利を狙えるいいチャンスを作れればと思う」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「最終的には明日のレースを6番手からスタートすることになるとしても、予選を3番手で終えられたのは良かった。ここではいつランをするかが常に重要で、僕たちのピットレーンでの位置だと後方で詰まってしまうリスクがあると分かっていたから、早めにガレージを出て隊列の先頭を走ることに決めた。最初のラップはかなり良かったし、タイムを見ると最後のランで改善できたのはほんの数人だったから、チームの判断は正しかったと思う。アルピーヌと、初ポールを獲得したピエールにもおめでとうと言いたい。明日に向けては、僕たちのロングランペースはメルセデスやフェラーリほど速くない。でも、ここでは最初の数周はたいてい混乱するし、最速のマシンが必ずしもその後トップを走っているとは限らない。面白いレースになるかもしれない」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今年のマシンではPUとドライビングスタイルを最適化することが非常に難しいサーキットで、僕たちは完全には最適化できなかった。今日ポールを獲得したピエールのことは本当にうれしく思う。素晴らしい仕事をして、チャンスが来たときにしっかり結果を出した。予選仕様での今日の位置と比べれば、明日はもっと強くなれると思っている。ただ、ライバルたちはストレートで非常に強いことも頭に入れておかなければならない。僕たちはコーナーでのスピードを生かして、どこでゲインできるかを見ていく。全員が同じPU戦略にそろえない限り、明日はヨーヨー・レーシングがテーマになるだろうけど、それはおそらくないと思う。明日はティフォシのために戦い、彼らに誇りに思ってもらえるよう全力を尽くす」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP3ではマシンの感触が強く、予選序盤でもしっかりしたペースを示せた。最終的にQ3を完全には最大限に生かせず、それが響いた。でも、素晴らしい結果を出したピエールにはおめでとうと言いたい。全体としては、僕たちが進んでいる方向には勇気づけられている。チームは本当に懸命に取り組み、アップデートを投入し、常にさらなるパフォーマンスを引き出そうとプッシュしている。サーキットにいるみんなとマラネロにいるみんなを本当に誇りに思う。ティフォシのサポートは僕にとって大きな意味があるし、本当に感謝している。前方は僅差の戦いで、順位を上げるチャンスはある。だから明日は全力でレースをし、自分たちがやるべきことに集中して、この観客の前で結果を出すためにすべてを出し切る」

    6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「FP3はかなりポジティブなセッションで、僕たちにとってすべてがかなり良かった。ポールを争えるとは思っていなかったけど、マシンはかなり快適にドライブできて、それは本当に良かった。予選は少し難しくなって、マシンがかなり跳ねるようになった。マシンに何らかの問題があって予選に影響し、パフォーマンスが制限されたと思う。それで低速域でタイムを失った。今日はもっとできると思っていただけに残念だった。リアムもQ2でブロックされてラップに影響したので、それも残念だった。僕たちは可能だったすべてを最適化できなかったし、マシンの制限について調べる必要がある。そうすればレースでもう少し競争力を高められるかもしれない。明日何ができるか見てみよう」

    7番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「レースでペナルティを受けると分かった状態で予選に臨むのは、とても奇妙な感覚だった。当然、今週末はポールポジションを争って前方からスタートしたかったけど、僕たちはそういう状況ではない。それでもチームのためにやるべき仕事があったし、ジョージを助ける必要もあった。だからベストを尽くしたし、今日はそれができて良かった。明日はレースを楽しみ、あらゆるチャンスを最大限に生かすことがすべてになる。ここは走っていてとても楽しいサーキットだし、順位を上げるチャンスもたくさんあるはずだから、いい形で前進できればと思う。鍵になるのはクリーンなスタートを切って、トラブルを避け、トラフィックを抜けて、そのあと前のマシンを追いかけていくことだ」

    8番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「まずピエールとチームにおめでとうと言いたい。ピエールは素晴らしいラップだったし、予選の最後の部分で僕に対してタイムを伸ばすことができた。2台ともQ3に進み、明日のポイント争いに加われるのはポジティブだ。選手権ではライバルとの差が広がっているから、それが重要なのは分かっている。予選を通してマシンの感触は良かったし、僕たちが施した変更もポジティブだった。このサーキットが明らかに僕たちのパッケージに合っている。ストレートスピードはいいけど、今年ここでオーバーテイクがどうなるかは少し未知数だし、デプロイメント戦略も要素になる。しっかり準備してベストを尽くし、ポイントを持ち帰れるようにしたい」

    9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日の予選はフラストレーションがたまるものだったけど、このコースでのマシンのパフォーマンスを考えれば、最終的には予想していたような結果だった。僕たちの主な弱点はストレートスピード不足で、それによって競争力を発揮するにはいいスリップストリームを得ることに大きく依存している。最後の2回のランではどちらもコース上のポジションに恵まれず、そのトウを得られなかった。それでかなりのラップタイムを失った。僕自身のラップは悪くなかったけど、ここではその弱点の代償を払うことになる。それにブレーキの問題にも苦しみ、自信を持って走るうえで妨げになった。それは決して理想的ではない。レースに向けては、それほど大きな期待はしていない。ストレートで不利な状況では集団を抜いていくのは厳しいし、レースペースはさらに難しいかもしれない。それでも面白いグリッドになったのはいいことだし、アルピーヌとピエールのパフォーマンスにはおめでとうと言いたい。オスカーもスリップストリームがあれば何が可能かを示し、マシンをトップ3に入れる非常にいい仕事をした。すべてを分析して、明日は少し楽しみながら、いいポイントを争うためにベストを尽くす」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「またQ3に進めたのは素晴らしい。でも今日の最終結果には少しがっかりしている。Q1とQ2が強かったあと、Q3最後のラップを完全には最大限にできず、コンマ1秒ほど失ったので、8番手は狙えた。今日はみんながトウを探していて、F3のセッションのように感じたし、今年F1で経験したなかでも最も複雑な予選のひとつだった。アルピーヌには間違いなく驚かされた。明らかに何かを隠していて、実際ストレートではとても速かった。彼らは称賛に値する。でも僕たちにも非常にいいパッケージがあることは分かっているし、モンツァは特殊なサーキットなので心配する理由にはならない。明日のレースではトップチームがまだ前に抜けていくと思うけど、ポイントは間違いなく狙える。今夜はいくつかのことに取り組み、レースで可能な限り最高の結果を目指す」

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「最後のプッシュラップは良かったので、これほど小さな差でQ3を逃したのはもちろん残念だ。ターン8で少しリアが動いて、そこで少しタイムを失った。でも今日はマシンからこれ以上大きく引き出せるものはなかったと思う。全体として、ここまでの週末の進み方にはかなり満足している。チームは素晴らしい仕事をしていて、僕たちにとってより難しいと予想していたサーキットでも、まだ戦いのなかにいることができている。明日はポイント争いに加われると思う。周囲のマシンも速いので簡単ではないけど、あらゆるチャンスを最大限に生かすつもりだ」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「正直、FP1の最初のラップからマシンには満足していた。ここ数戦ずっと僕たちが求めてきた方向性そのものだった。一方では、アップデートを持ち込んだ結果としてストレートではそれほど良くない。でも当然、ラップ全体では速くなっているし、コーナーでのダウンフォースという意味では前進だ。フィーリングは本当に良かったし、また上位で戦えるようになったのはうれしい。このままプッシュを続ける。明日のターゲットはトップ10とポイントだ」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「難しい予選だった。モンツァではタイミングとトウを正しく合わせることが大きな違いを生むけど、Q1では何度か自分が望ましくない場所にいて、きちんとしたラップをまとめるのが難しかった。Q2では状況が良くなってペースも出始めたけど、そこから次の段階に進むには少し遅すぎた。明日はこのスタート位置から簡単にはいかないけど、ここ数戦で僕たちはレースをうまく戦えることを示している。できるところで順位を上げ、巡ってくるすべてのチャンスを最大限に生かしていく」

    14番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「今週末はエンジンペナルティを受けることが最初から分かっていたので、予選ではQ3に進んでトウを与え、マックスをサポートすることに集中していた。でも残念ながらそこまで行けなかった。最後のラップまではセッション全体をずっとクリーンエアで走っていたから、オスカーにブロックされたことが何より響いたと思う。タイヤもかなり熱くなっていたので、理想的な状況ではなかった。全体的に難しい一日だったけど、どのみち最後尾からスタートする予定だったので、僕のレースにとってはそれほど違いはない。明日はいい形で順位を上げていければと思う」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「昨日と今朝はいくつかのことを試して、マシンをよりいい状態に持っていくことができた。今日はできることをすべてやり、結果を最大限に引き出した。Q1ではクリーンなラップを走り、Q2でもオコンを上回るいいラップができた。つまり明日は13番手からスタートすることになる。そこから何ができるか見てみよう!」

    16番手:エステバン・オコン(ハース)
    「予選のラップには満足している。今日は持っていたもののポテンシャルを本当に最大限に引き出した。2台にはいくつか違いがあって、エンジンだけでなく空力面にも差がある。僕たちは常に一貫性に苦しんでいて、それが今週末ずっと僕のマシンに現れていた。でもチームは問題を直そうとものすごい仕事をしてくれた。今日に向けて、そしてFP3の最中にも、可能な限り多くのパーツを交換した。問題の根本原因にはたどり着けず、予選でもまだ症状があって、空力的なロードの低下も残っていた。それでもチームには敬意を表したい。最後に報われることがないなかで、本当に多くの作業をしてくれた。それでもQ2に進めたのは良かったし、明日はいいレースができればと思う」

    17番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は残念でしたし、僕たちが求めていた結果をうまく出すことができませんでした。ここでは信じられないほど複雑で、特にアウトラップの準備や、パワーユニットとタイヤを適切なウインドウに入れるという点で、ザントフォールトとはかなり違います。残念ながら、重要な場面ですべてをまとめ切ることができませんでした。明日は15番手からスタートするので、そこからいくつか順位を上げていければと思います。またマシンに戻って、何ができるかを見るのを楽しみにしています」

    18番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    「エンジンペナルティによって後方からスタートすることは分かっていたので、今日はチームプレーに徹してカルロスをQ2に進ませるのがプランだった。デプロイメントとトウの効果は非常に大きいので、隊列のなかにとどまることが重要になる。それが明日順位を上げるうえで鍵になる。ペースはまずまずだったけど、まだ中団からは離されている。でもエンジンはストレートで強い。F2とF3のレースではいろいろなことが起きていたので、明日も少し混乱が起きて、それを僕たちの味方にできればと思う。今はレースに完全に集中しているし、中団で戦えればと思う」

    19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日は僕たちにとって分かりやすく、しっかり遂行できた予選セッションだった。3周ともいいラップができて、アストンマーティン勢の前に出て、アレックスにもかなり近づけた。ここまで今週末はスムーズに進んでいて、そのおかげでセットアップの細かな部分に集中できている。だから僕たちのパッケージを最大限に引き出せている感触がある。前方のマシンへのペナルティによって、明日のレースはチームとして過去最高の16番手からスタートする」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「全体として、今日は自分たちが持っているものですべてうまくやれたと思う。レースペースはまずまずなので、明日はもう少し前に進むことが最も重要で、それが僕たちの主な目標になる。ポジティブな姿勢とアプローチを持つことが違いを生むこともあるし、僕たちはそこをうまくできたと思う。これからは明日巡ってくるチャンスを最大限に生かすことに集中する」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「現在、Q1終盤にガレージから出られなくなったマシンの問題を調査している。新品タイヤを使う機会を逃したことで予選が早く終わってしまい、ラップタイムを改善するチャンスがなかった。僕たちがライバルに遅れを取っていることは分かっているし、特にストレートでペースが不足している。このサーキットではそれが非常に厳しい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日の結果は予想していた通りだったし、このコースが本当に大きな挑戦になることはずっと分かっていた。僕たちにはパワーが足りないし、このサーキットではそれが必要になる。明日のレースは僕たちにとって難しいものになる」

  • F1イタリアGP初日 全ドライバーコメント:ラッセル最速 角田裕毅10番手

    F1イタリアGP初日 全ドライバーコメント:ラッセル最速 角田裕毅10番手

    2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行2回目(FP2)が9月4日(金)、モンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2番手、キミ・アントネッリ(メルセデス)が3番手に続いた。

    FP2では上位勢が僅差の争いを繰り広げる一方、各チームが予選と決勝に向けてセットアップやロングランを確認。レーシングブルズの角田裕毅は10番手で初日の走行を終えた。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここモンツァで再びコースを走れて最高だった。本当に素晴らしいサーキットで、いつ走っても楽しい。僕たちにとってかなり力強い金曜日だった。多くの作業をこなすことができたし、1周のペースでもロングランでもまずまずの速さがあったように思う。FP1の後にいくつか調整を施して、それが助けになった。ただ、今夜まだやるべきことがあるのは分かっている。フェラーリはとても競争力が高そうだったし、依然として倒すべき相手に見える。最近のマクラーレンがどれだけ強いかも分かっているし、明日は間違いなく彼らも争いに加わってくると思う。レッドブルも除外することはできない。週末のスタートとしては励みになるけど、まだ始まったばかりだ。土曜日がどうなるか見てみよう」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「モンツァに戻ってくるのはいつだってエキサイティングだ。僕たちチームにとっても、すべてのティフォシにとっても、とても特別な場所だ。ライバルたちは強そうなので、まだやるべきことは残っているけど、ここまでのところマシンのフィーリングはしっかりしていた。僕たちは自分たちの弱点を分かっているので、そこに集中して、日曜日に可能な限り最高の結果を持ち帰れるよう全力を尽くす」

    3番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モンツァに来られて最高だ! ファンから本当にたくさんの応援をもらっていて、僕にとって大きな意味がある。週末の残りでさらにその光景を見るのが待ちきれないし、僕とチームを応援してくれているみんなに心からありがとうと言いたい。今日は通常の金曜日とは少し違っていた。グリッド最後尾からスタートすることになるので、レースペースの最適化にかなり重点を置いた。多くのデータを集めることができたし、競争力という意味でもそれほど離されてはいないようだった。前方まで挽回していくためには強さが必要だし、日曜日にはたくさんオーバーテイクしなければならない。ロングランではトラフィックの中を走ることで、その経験も積むことができた。それがレースに向けて非常に有益な学びになってくれることを願っている」

    4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「現時点では必要なところまでペースが届いていない。不思議なことに、強いと予想していたコーナーでパフォーマンスを見つける必要がある一方で、難しいと思っていたコーナーでは予想より少し良かった。トップはものすごく接近しているし、その後ろのグループもそれほど離れていない。だから今夜作業して改善を見つけるけど、厳しい戦いになると思う。現時点ではポール争いができるとは思っていないので、まずは自分たちの仕事をしっかり遂行して、まずまずの結果を持ち帰ることに集中することが最優先だ。バランスを整えて正しい変更を施すことができれば、絶対的なパフォーマンスでは望んでいる位置にいなくても、まだまずまずのポジションにつけることはできる」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「良い学びもあって、少し入り交じったセッションだった。アップデートされたパワーユニットは正しい方向への一歩だし、そのために多大な作業をしてくれたファクトリーのみんなに本当に感謝している。一日を通していくつか変更を加えて、セッションから得られたポジティブな部分もある。ただ、マシンから最大限を引き出して1周をきれいにまとめるのは依然として難しかった。もっと理解しなければならない部分があるので、今夜データを確認して、明日に向けてマシンをより良いウインドウに入れ、予選で可能な限り最高のポジションにつけるために何ができるかを見ていく」

    6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「モンツァでの初日が終わった。かなり多くのことを学び、多くのデータを集めることができたので、今夜作業するためのしっかりした土台ができた。現時点では必要なペースがないので、まだ学んで最大限に引き出すべきことがたくさんある。今夜はさらにパフォーマンスを引き出すことに集中して、FP3から予選に向けてさらに何を得られるか見ていく」

    7番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ここモンツァではポジティブな金曜日になった。F1マシンでこのサーキットを走るのはかなりクールだし、今日は2セッションともしっかりした内容だったと思う。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、最初のラップからマシンの感触は良かった。取り組むべきことはいくつかあるけど、全体的にはショートランでもロングランでも良い位置にいると思う。ここではトウの効果が特に大きいようなので、予選はかなり面白い展開になると思う。明日もプッシュを続けて、もう一度Q3進出を争えるよう全力を尽くす」

    8番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「良い一日だった。本当にポジティブだった。間違いなく僕たちにとって最高の金曜日で、おそらく3月か4月以来だと思う。だから本当にうれしいし、チームにとって大きな後押しになる。もちろん、コース上で良い位置にいて、良いトウも得られた。それは予選で必ず得られるものではないけど、マシンのフィーリングは昼と夜ほど違う。本当に大きな、大きなステップを踏むことができた。その点でチームを本当に誇りに思う。このアップグレードが前進になることを期待していたし、そうなる必要もあった。そして実際にそうなった。チームのみんなの仕事ぶりを本当に誇りに思う」

    9番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日はマシンのバランスを正しく合わせるのが難しかった。明日に向けてもう少しラップタイムを見つけるために取り組む必要がある。トップ勢との差はまだ大きいけど、予選では1周で少し縮められることを願っている。レースではさらに近づけて、ロングランでもう少しうまくまとまってくれることを願っているけど、そこは予測するのがより難しい。今夜マシンに何ができるかを確認して、ポジティブな変更を加え、コーナーで本来あるべきバランスをまとめられるようにしたい。もちろん、今日は僕にとってFP2だけだったけど、岩佐歩夢が走る機会を得られたのは良かった」

    10番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は全体的に楽しめました。FP1は僕の側では少しまとまりを欠いていて、SMについても昨年とはかなり違うので少し苦戦していました。いくつか難しいところはありましたが、それでも最終的にはかなり良い一日になったので、今の位置にはかなり満足しています。まだいくつか整理しなければならないところはありますが、良い方向性は見えています。エネルギーデプロイメントの差はどのチームにもあるので、レースでどこで、いつブーストを使うのかを理解することがとても重要になります。今日は多くの異なることを試すことができて、それは僕自身にとってもチームにとっても良い学びになりました。明日の予選を楽しみにしていますし、マシンをどの位置につけられるか見てみたいです」

    角田裕毅とアービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    11番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「モンツァでは興味深いプラクティス初日になった。一日を通してタイムシートは接近していたので、マシンのほんのわずかな改善でも最終結果に大きな違いを生むことは明らかだ。FP1ではミディアムで良いスタートを切って、トップ5に入る位置にいた。ソフトでの走行はクリーンではなく、マシンにいくつか問題があったので、あのセッションではもっとできた可能性があることは分かっていた。FP2ではさらに苦戦した。特にコーナーのエイペックスでグリップが足りないように感じたので、その理由を理解する必要がある。コンディションの影響だったのかもしれない。一日中とても暑かったので、なぜそうなったのか、何が起きているのかを学ぶことが重要だ。僕はポジティブに感じているし、明日の予選で何ができるか見てみよう」

    12番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「生産的な一日だった。今日はロングラン、特にFP2ではそこにかなり集中していた。多くの周回を走ったけど、ショートランはあまりやっていないので、明日はそこに集中することになると思う。トップ勢と比べると、ここで彼らが発揮できるダウンフォースには間違いなく及んでいない。でも、今日はいくつか良い学びがあったので、明日何ができるか試してみる」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体的にはかなり標準的な金曜日だった。FP1はかなりポジティブに感じたし、大きな問題もなくプログラムをこなすことができた。でもFP2では午前中と比べて少しリズムとペースを失ったようだった。その理由を理解して、今夜どこを改善できるか確認する必要がある。いつものように、金曜日は学びながら週末の残りに向けてピースを組み合わせていく日だ。今夜データを確認して、今日から正しい結論を導き出せるようにする」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「僕にとっては普段とは違う金曜日だった。FP1ではポールが僕のマシンに乗ったのでセッションを欠場し、いつもとは違う視点から見ることができて興味深かった。FP2で僕がマシンに乗ったセッションについて言えば、タイムシートは僕たちの実際のパフォーマンスを正確に反映しているとは思わない。ここではマシンにポテンシャルがあるし、トップ10をめぐる戦いは接戦になると思う。改善を見つけるためにいくつか変更する必要があるけど、Q3争いに加われると自信を持っている。もちろん、今日早い時間にモナコGPの結果についての知らせを受けた。もちろん残念だけど、今の僕の集中は今週末のレースと結果を最大化することだけに向いている」

    15番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「コース上での初日はしっかりした内容だった。今日予定していたプログラム、特にFP1ではすべてをこなすことができたし、全体的に僕たちがやった仕事には満足している。ソフトタイヤではあまり走ることができなかったけど、それでもマシンについて多くを学び、明日に役立つ多くのことを理解できた。予選では本当に良いラップをまとめて、スリップストリームを最大限に活用する必要がある」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「僕にとっては短い一日だったけど、最終的にはまずまずの金曜日だった。まだペースは足りないけど、マシンはよりポジティブな方向に進んでいるように感じる。ルークはFP1でフロア周辺のいくつかの項目をテストして良い仕事をしてくれたので、マシンはまずまずの状態にあると感じている。今夜それほど多くの変更をすることはないと思う。日曜日のグリッドペナルティを考えると、明日はロングランに重点を移して、面白いレースになることを願いながら準備していく」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「マシンには限界があるものの、今日はまずまずの感触だった。週末に向けたセットアップに役立てるため、両セッションを使っていくつか興味深いテストを行った。3種類すべてのタイヤコンパウンドがうまく機能し、それぞれの違いはわずかだった。明日の予選に向けて、引き続きセットアップを煮詰めながらデータを確認していく」

    18番手:エステバン・オコン(ハース)
    「そうだね。まず、この2026年の新レギュレーションのマシンでこのコースを試せたのは良かった。昨年とはかなり違うので、今日から吸収しなければならないことがたくさんある。チームが今週末に向けて新しいアップデートを持ち込んでくれたのも良かった。僕たちの側では、まだ確認すべきことがたくさんあると思う。明らかにいくつかの領域で少し足りていないので、明日に向けてそのペースを引き出せることを願っている。でも、今日は少し問題もあって、結局のところ最もスムーズな一日ではなかった。ただ、明日に向けて十分なデータが得られていることを願っている」

    19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ※掲載されたチームコメント内にフェルナンド・アロンソ本人のコメントはなし。

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「走り始めから力強い内容だったので、それはポジティブだった。特にレースに向けてはまだ縮めなければならない差があるけど、アストンマーティンと戦える良いチャンスがあると思う。今重要なのは、明日の予選を最大限に生かして、日曜日のレースに向けて可能な限り最高のポジションにつけることだ」

    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「最初に確認した数字を見る限り、今日は良い走行ができた。前回のザントフォールトと比べるとここではギャップが小さいので、アストンマーティンと戦える可能性は高いはずだ。ストレートではまだ僕たちに分があると思う。今日は適切なスリップストリームをうまく利用することができなかったので、予選に向けてそこにはまだラップタイムを見つける余地があると思う」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はほぼ予想していた通りだった。特にドライバビリティとパワーに関して、まだ改善しなければならない部分がたくさんある。マシンはまだ僕たちが望んでいる状態にはないので、やるべきことは残っている。現実的に考えれば、僕たちにとって厳しい週末になるだろう。でも作業を続けて、何ができるか見ていく」

  • F1イタリアGP 木曜会見PART2:アントネッリ 母国GPで最後尾から逆襲へ

    F1イタリアGP 木曜会見PART2:アントネッリ 母国GPで最後尾から逆襲へ

    2026年F1第13戦イタリアGPを前に行われた木曜記者会見のPART2には、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ、レッドブル・レーシングのリアム・ローソン、アストンマーティンのランス・ストロールが出席した。

    母国GPを選手権リーダーとして迎えるアントネッリは、グリッド降格によってむしろプレッシャーから解放されたと説明。フェラーリ移籍説やメルセデスへの思い、モンツァをペナルティ消化の舞台に選んだ理由にも言及した。

    Q:母国モンツァに世界選手権首位として戻ってきました。どれほど特別に感じていますか?
    アンドレア・キミ・アントネッリ: とても特別だ。去年とは間違いなく大きく違う。最後尾からのスタートにはなるけど、今週末をとても楽しみにしている。大きなチャンスもあると思っているし、以前よりずっと楽しめると思う。いいレースができればと思っている。

    Q:ファンのために特別なヘルメットを用意していますか?
    アントネッリ: うん。今夜発表するスペシャルヘルメットがある。僕にとって特別な人で、親しい友人でもある人とのコラボレーションによる、とても特別なヘルメットだ。すごくクールだと思うよ。

    Q:グリッドペナルティによって最後尾からスタートします。それは今週末への考え方をどう変えますか?
    アントネッリ: ある意味ではプレッシャーを軽減してくれると思う。もちろん本当ならポールを争ってフロントからスタートしたい。でも少しリラックスして週末に入れるし、ドライビングや週末そのものをもっと楽しめると思う。それに、いつもとは違うチャンスでもある。特にフリー走行では普段とは違うやり方や作業方法を試せる。とても興味深い週末になると思う。

    Q:このサーキットはマシンにどれくらい合うと思いますか? 最後尾からどこまで順位を上げられるでしょうか?
    アントネッリ: 僕たちにかなり合う可能性のあるサーキットだと思う。ただ、マクラーレンがどれだけ強いか、過去2戦でどれだけ強かったかは見てきた。フェラーリも、特に新しいエンジンがあるから間違いなく上位に来るだろう。僕たちのマシンはカナダ以降アップデートがないけど、それでも非常に強い。このコースは僕たちに合う可能性があるけど、フェラーリ、マクラーレン、それにレッドブルも速いかもしれない。特にフェラーリとマクラーレンが前方にいることは考慮しなければならない。

    Q:リアム、アイザック・ハジャーの欠場によって、再びレッドブルで走る機会が巡ってきました。今週末はどんな気持ちで臨みますか?
    リアム・ローソン: とにかく最大限に生かしたい。僕にとって興味深い立場だ。ザントフォールトはスプリント週末でかなりストレスのかかる場面もあったけど、全体的にはいい週末だった。少なくとも一度経験しているから、今回はもう少し適応しやすいはずだ。それに今回は3回のフリー走行があり、もっと通常の週末になる。だから、またいいチャンスだ。

    Q:今週末にレースへ出場すると知ったのはいつですか?
    ローソン: 水曜日だ。この1週間はずっと、どうなるか待っているような状態だった。もちろんアイザックにも回復するための最大限のチャンスを与えようとしていた。でも心のどこかでは、自分が走る可能性がまだあることは分かっていた。水曜日になってようやく決まったからかなり遅く感じたけど、それでもシミュレーターセッションを行い、通常どおり週末の準備をする時間はあった。

    Q:ザントフォールト以降はどちらのチームのエンジニアと話をしていたのですか?
    ローソン: 正直に言えば両方だ。どちらになっても準備できるように、両方やっていた。両チーム、両方のマシンを理解しておく必要がある。ドライブした感じはかなり違うから、シミュレーターでさえ2台を行き来するのは簡単ではない。正直、それが最大のチャレンジだった。でも水曜日にようやく答えが出て、今はこのマシンだけに集中できる。それはよかった。

    Q:2台はドライブした感じが違うとのことですが、具体的にどこが違うのでしょうか?
    ローソン: すべてだ。パワーユニット以外はかなり違う。レッドブルで最も印象的なのは、僕のマシンから乗り換えたときに感じる高速域のグリップだ。でもマシンの走らせ方やバランスも大きく違う。あまり多くは言えないけど、本当に違うマシンだ。ステアリングを通じて得られるフィードバック、マシンの感触、動き方、すべてがかなり違う。

    Q:ランス、アストンマーティンはここ数戦で3秒近く改善しました。ハンガリー以前と比べて、マシンはどれくらい違って感じますか?
    ランス・ストロール: ずっと良くなった。ハンガリー以降、間違いなく大きく改善している。いい感じだ。

    Q:具体的にどこが良くなりましたか?
    ストロール: すべてだ。ダウンフォースが増えた。だから、より速くコーナーを回れる。

    Q:前戦ではホンダが新しいパワーユニットを投入しました。ドライバビリティについて、まだどの部分を改善する必要がありますか?
    ストロール: まだパワーでは劣っている。だから、もっとパワーが必要だ。それとドライバビリティにも取り組んでいる。複雑なものだから、少しずつ改善していくしかない。

    Q:スロットルオンだけでなく、オフスロットルでも課題がありますか?
    ストロール: ああ。すべてだ。コーナーに向けたシフトダウン、エンジンブレーキ、そういうすべてだ。ザントフォールトでは週末を通じて改善したけど、まだやるべきことはたくさんある。

    Q:残りのシーズンに向けて、チームはどんな目標を持っていますか?
    ストロール: 僕たちのマシンに合うサーキットで最大限の結果を出さなければならない。パワーでは劣っているから、モンツァのように長いストレートがある場所はより難しくなる。だからエンジンよりシャシーの比重が大きいサーキットでチャンスを生かさなければならない。ドライバビリティやシャシー側の開発にも取り組む必要がある。ただ、今は徐々に開発を落として2027年により集中し始めている。主なものはドライバビリティとパワーだ。そこを改善していく必要がある。

    Q:最後尾スタートによってプレッシャーは軽くなりますか? それでも優勝を狙えると思いますか?
    アントネッリ: 勝てたら最高にうれしいよ! 間違いなくプレッシャーは減る。さっきも言ったように、ほとんど何も考えず、自由な状態でマシンに乗ってドライビングと週末を楽しめると思う。もちろん目標はいつもと同じで、結果を最大限にしたい。理想的な世界なら、現実的にはトップ5まで行ければかなりいいと思う。ただ、すべては自分たちのペースとマシン同士の差次第だ。僕たちが速くても、フェラーリやマクラーレン、レッドブルとの差が小さければ、レース中に追いつくには十分ではないかもしれない。でも、やってみないと分からない。精神的には本当に自由だし、すごくワクワクしている。プレッシャーはない。

    Q:成功を重ねるほど、いつかフェラーリで走るという期待や憶測が強くなることについてどう考えていますか?
    アントネッリ: もちろん、そういうことはあると思う。僕自身イタリア人だから、僕たちがどれだけ感情的で、物事にどれだけ興奮するか分かっている。時には興奮しすぎることもあるよね。だから、そういう話は常に出てくると思う。でもフェラーリが巨大で素晴らしいブランドである一方、僕は今いる場所でとても幸せだ。メルセデスには本当に満足している。僕が子どものころからチャンスを与えてくれたのは彼らだからね。僕には彼らに返したいものがたくさんある。だから、そういう話とは付き合っていかなければならないね。

    Q:昨年から今年にかけて、精神面で最も変わったことは何ですか?
    アントネッリ: 去年ほど自分を証明する必要がなくなったことだ。昨年は難しい時期を経てここに来ていたし、自分がF1にいる資格があることを証明しなければならないと感じていた。それで自分自身に大きなプレッシャーをかけ、緊張した状態でドライブしていた。昨年はマシンに乗っていることを本当の意味では楽しめていなかった。今年は違う。素晴らしいマシンに乗れているのは幸運だけど、1年間の経験も大きな違いを生んでいる。自分自身もずっと成熟し、状況をよりコントロールできるようになった。良い結果が出れば、証明しなければならないことも減っていく。僕は勝てること、結果を出せることを証明した。だから今週末はホームレースだけど、結局は他と同じひとつのレースだ。1年間の経験がアプローチに大きな違いを生んでいる。

    Q:グリッドペナルティがあるため、自分の予選を犠牲にしてジョージ・ラッセルにスリップストリームを与える用意はありますか?
    アントネッリ: うん。チームとは話し合ったし、いくつかのことについて合意している。セッションがどう展開するかを見てみよう。チームから求められれば、もちろんやるよ。ポールを取れたらうれしいけど、最後尾からスタートすることに変わりはない。だからチームを助けるためにできることがあるならやるつもりだ。

    Q:ロジャー・フェデラーから「常にその瞬間にとどまり、次の一歩だけに集中すること」と助言されていました。どんなメンタル面のアプローチをしていますか?
    アントネッリ: そのアドバイスはしっかり受け止めた。「その瞬間にとどまる」ということだ。未来や、自分でコントロールできないことに集中しても意味はない。違いを生み出せるのは、自分でコントロールできることだ。その瞬間に集中して今を生き、自分にできるベストを尽くす。そのあと何が起きるかを見る。それも昨年と比べて大きく変わったところだし、とても役に立っている。

    Q:このマシンで最高速域を走ることはどれほど大変になりそうですか? また、ドライビングスタイルを変える必要はありますか?
    アントネッリ: 正直、シミュレーターで走った感じでは予想していたほど悪くなかった。スーパークリップもそれほど多くない。他のレースと比べてハーベストの制限を少し変更し、スーパークリップを減らしているからね。速度が頭打ちになる感じは増えるけど、大きく減速することはない。それはポジティブだ。それでも難しいコーナーはある。アスカリ・シケインはかなり難しくなると思う。大きなパワーがあって、ずっと加速し続けるから簡単ではない。レスモもいつだってチャレンジだ。このマシンはブレーキングも簡単ではないから、どうなるか興味深い。でも全体としては、僕たちが予想していたよりかなり良くなると思う。

    ローソン: それほど付け加えることはない。過去に慣れていたものとはかなり違うし、ミスをしたときの代償はより大きくなるかもしれない。エネルギーを使いすぎるのは簡単だし、特に他のコースより影響が大きくなる。ただ、予想していたより少し良くなりそうだ。実際にコースを走ってみないと分からないけどね。

    Q:フェルスタッペンはレッドブルと非常に長い契約を結びました。ひとつのチームでキャリア全体を過ごすのと、複数のチームで自分を試すのでは、どちらがいいと思いますか?
    アントネッリ: 僕はキャリアを始めたばかりだから、この質問をする相手としては一番適していないと思う。でもマックスとレッドブルには素晴らしい関係がある。彼を非常に若い年齢でマシンに乗せ、信頼したのも彼らだった。外から見る限り、彼はチームで幸せだと思うし、このプロジェクトを信じているんだと思う。だからレッドブルに残る理由も権利もすべてある。いつか変えたいと思えば、それは彼次第だ。でも今いる場所で幸せなら、なぜ変える必要がある? 僕もメルセデスで同じようにすると思う。僕には彼らに返したいものがたくさんあるし、この先ずっと彼らと一緒にいて幸せなら、キャリア全体をメルセデスで過ごすかもしれない。もちろん何が起こるかは分からないけどね。

    Q:イタリア人ドライバーが選手権首位で母国GPを迎えるのは1953年のアルベルト・アスカリ以来です。この瞬間はどんな意味がありますか?
    アントネッリ: 信じられないような瞬間だ。こういう状況が実際に起こるとは思っていなかった。でも今、自分がその状況にいる以上、パフォーマンスを発揮し、結果を出し続けなければならない。僕にとっても、チーム、家族、応援してくれるすべての人にとっても素晴らしい瞬間だ。でもプッシュし続け、さらに基準を引き上げなければならない。まだ先は長いからね。

    Q:モンツァではエネルギー配分が非常に厳しくなります。それは最後尾から追い上げるうえで有利になりますか?
    アントネッリ: 非常にエネルギーが厳しいサーキットだから、オーバーテイクのチャンスがたくさん生まれると思う。だからペナルティを受ける場所としてここを選んだ。他にもオーバーテイクできるコースはあるけど、ここはエネルギーが厳しく、場所によって異なるやり方もできる。それが集団の中から順位を上げる最大のチャンスを与えてくれると考えている。それが最善だと判断した。日曜日にうまくいくことを願っている。

    Q:高速で走っているとき、F1が危険なスポーツであり、重大な事故では命を落とす可能性もあることを考える時間はありますか?
    アントネッリ: うわ、強烈な質問だね。高速コーナーを走っているときにそういうことを考えるかってこと? いや、速すぎてそんな時間はない。ただ行くだけだ。それでうまくいけばいいし、そうでなければ衝撃に備える。僕たちはこのスポーツがどれだけ危険なのか分かっている。でも結局、これが大好きなことなんだし、リスクの一部であることも分かっている。F1とFIAは安全性について素晴らしい仕事をしてきた。今のマシンは昔よりはるかに安全で、それによってコース上でさらに自信を持ってプッシュできる。もちろんリスクがあることは十分理解している。だって……あ、くそ。ごめん。ああ、ごめん、ごめん。さらにまずいことになった。何をやってるんだ、僕は(笑)。今度は罰金が来るんじゃないかって心配になってきたよ。何を話してたっけ? そうだ。リスクは常に存在する。それは十分認識しているけど、これが僕たちの大好きなことだから、そのリスクとともに生きていく。

    Q:メカニックたちが誕生日をケーキで祝っていました。今週末、何か仕返しを計画していますか?
    アントネッリ: 分からない。むしろ彼らが何を計画しているのか怖いよ。まだ終わっていないからね。今日のはこれから出てくるメニューの前菜にすぎなかったと思う。今朝はかなりひどくやられた。顔に何個ケーキをぶつけられたか分からないけど、本当にたくさんだった。クリームと匂いを落とすために少なくとも15分はシャワーを浴びなきゃいけなかった。本当に臭かったよ。どうなるか見てみよう。予告はしたくない。その瞬間の気分と状況を見て行動すると思う。でも念のため、ポケットには何か用意してあるよ(笑)。

    Q:2年前、ここモンツァのFP1でパラボリカにクラッシュしました。そのとき「2年後、選手権をリードして母国GPに戻ってくる」と言われたら、どう答えていましたか?
    アントネッリ: 「黙ってくれ」って言ったと思う(笑)。冗談はやめてくれってね。あの日は僕にとってすごく難しい一日だった。ああいう形でこのスポーツに自分を紹介したかったわけではない。あれほど早くクラッシュしてしまった。確かにプッシュしていて、うまくいっていたけど、あまりにも短かった。僕がすべてを始めたかった形ではなかった。その後もしばらく難しい時期が続いた。特に最初の段階では、ああいうことを乗り越えるのは簡単ではない。だからグラベルを歩いていた僕に誰かが「2年後のまさにこの瞬間、世界選手権をリードしている」と言っていたら、「冗談だろう」と答えていたと思う。でも、それが実際に起きている。本当にうれしいし、感謝している。あとはプッシュし続けるだけだ。