エイドリアン・ニューウェイは、2026年F1オランダGPで投入されたアストンマーティンの最新アップデートについて、シャシーと空力性能で「大きな前進」を遂げたとの評価を示した。
一方で、ホンダF1新PUのドライバビリティがさらなるパフォーマンスを引き出すうえでの課題になっていると認めた。
アストンマーティンはザントフォールトでマシンのアップデートに加え、ホンダのアップデート版パワーユニット(PU)を投入。スプリントフォーマットによって走行時間が限られるなか、新しいパッケージの理解を進めている。
予選ではフェルナンド・アロンソが1分13秒650で18番手、ランス・ストロールが1分13秒818で19番手となり、2台ともQ1で敗退。結果だけを見れば厳しいものとなったが、ニューウェイは数戦前と比較してアストンマーティンのペースが大幅に改善していると捉えている。
「スプリントイベントでプラクティス走行が限られているにもかかわらず、ここまでの週末では、最近投入したアップデートと更新されたパワーユニットの特性をより深く理解するための貴重な走行時間を得ることができた」
ニューウェイによれば、ドライバーからのフィードバックでも、マシン側の改善は明確に確認されている。
「両ドライバーとも、シャシーと空力パフォーマンスについて大きな前進を報告している」

ドライバビリティ改善がさらなる性能向上の鍵
一方、最新パッケージのポテンシャルを十分に引き出すために残された課題としてニューウェイが挙げたのが、ドライバビリティだ。
「重要なポイントは、ドライバビリティを改善する必要があるということだ。それができれば、さらにパフォーマンスを引き出すことができる」
この点はドライバーからのコメントとも一致している。アロンソは予選後、さらなるラップタイムを取り戻すためにはドライバビリティの改善が必要だと指摘。ストロールもドライバビリティとパワーを現在苦戦している部分として挙げている。
それでも、ニューウェイは最新アップデートによってアストンマーティンが着実に前進していることを強調した。
「数戦前と比較すればペースは大幅に改善している。しかし、このパッケージにはまだ引き出せるポテンシャルがあることも分かっている」
予選順位にはまだ大きな改善として表れていないものの、アストンマーティンはシャシーと空力で明確な前進を確認している。ホンダのアップデート版PUを含めた最新パッケージへの理解を深め、ドライバビリティという課題を解消できるかが、さらなるパフォーマンス向上に向けた焦点となる。
