フェルナンド・アロンソは、2026年F1オランダGPの予選を18番手で終えた。Q1敗退という結果に終わったものの、トップとの差が1.3秒まで縮まったことを挙げ、ホンダの新パワーユニット(PU)を投入したアストンマーティンの進歩に手応えを示した。
アストンマーティンはザントフォールトにホンダのアップデート版PUを投入。アロンソはドライバビリティに改善の余地が残されているとしながらも、数戦前にはトップチームから平均4秒の差があったことを振り返り、現在のパッケージが着実に前進しているとの認識を示した。
アロンソにとって土曜日はスプリントをピットレーンからスタートするところから始まった。前日にマシンへ変更を加えたことに加え、スプリント予選で発生していたリアウイングの問題も修正された。
スプリントでは順位を上げ、チームメイトのランス・ストロールとバトルを繰り広げながら18位でフィニッシュ。その後の予選では1分13秒650を記録したが、Q2進出にはわずかに届かず18番手となった。
アロンソ「Q2進出にはかなり近かった」
結果だけを見ればQ1敗退となったが、アロンソは現在のマシンから引き出せるパフォーマンスをほぼ出し切ったと感じている。
「Q2進出にはかなり近かったし、僕たちが持っているものをほぼ最大限に引き出せたと思う」
一方で、新しいパッケージがすべての問題を解決したわけではない。アロンソは特にドライバビリティを今後改善すべきポイントとして挙げた。
「マシンのドライバビリティを改善し、今後さらにラップタイムを取り戻すために取り組むべきことがある」
ザントフォールトでは、アップデートされたホンダPUによってパワー面で前進した一方、ドライバビリティには依然として課題が残っている。アロンソ自身も週末を通じてこの点を課題として挙げており、パフォーマンスを完全に引き出すにはさらなる改善が必要な状況だ。

「数戦前はトップチームから平均4秒遅れていた」
それでも、アロンソがポジティブな材料として強調したのが、トップとの差が大幅に縮まっていることだ。
「全体としては、Q1でトップから1.3秒差だったことには満足しなければならないと思う。ほんの数戦前まではトップチームから平均4秒遅れていたからね」
今回の予選でアロンソが記録した1分13秒650に対し、Q1最速タイムは1分12秒台。アロンソが指摘した通り、その差は約1.3秒まで縮小した。数戦前と比較すれば、アストンマーティンの競争力は大きく改善している。
ただし、予選順位は18番手であり、まだ中団で安定して戦えるところまで到達したわけではない。新PUとマシン側のアップデートによって絶対的なパフォーマンスは向上している一方、それをラップタイムとして最大限に引き出すためのドライバビリティが次の課題となっている。
「明日何ができるか見てみよう。そして、ここザントフォールトでの最後のレースを楽しみたい」
Q1敗退という結果の裏で、トップとの差を約1.3秒まで縮めたアストンマーティン。ホンダの新PUを含む最新パッケージのポテンシャルをさらに引き出せるか、アロンソは18番グリッドから迎える決勝でその進歩を結果につなげることを目指す。
