2026年F1オランダGPのスプリント予選が8月21日(金)、ザントフォールト・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセルが1分11秒567でポールポジションを獲得した。ランド・ノリスが0.041秒差の2番手、シャルル・ルクレールが3番手に続き、トップ4が0.1秒以内にひしめく接戦となった。
一方、マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しみ6番手、F1復帰戦を迎えた角田裕毅は12番手となった。各ドライバーがスプリント予選を振り返り、土曜日のスプリントと決勝予選に向けた課題や手応えを語った。
1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「どのセッションでもタイムシートのトップに立つのは久しぶりだから、まだ自分にもできるし、力が残っているんだと自分自身に思い出させることができてうれしい! 夏休みはいいタイミングでやってきて、リセットして新鮮な気持ちでこの週末に臨む機会になった。ここにはオープンな気持ちで来た。自信が最高の状態ではなかったから、この週末をシーズン最初のレースのように捉えて、考えすぎず、基本に集中しようとしている。今のところ、それがうまく機能しているようだ。もちろん、これはまだスプリント予選にすぎないし、本当に重要なのは明日のメインの予選だ。マクラーレンはとても速そうだし、FP1で見た限りではフェラーリも強そうだから、周囲に多くのライバルがいることは分かっている。このサーキットではオーバーテイクが常に難しいから、スプリントで結果を最大化するにはクリーンなスタートが重要になる。今のところ週末の入りとしては心強いけど、まだやるべきことはたくさんある」
2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「この予選セッションには接戦になると予想して臨んだけど、まさにその通りになった。ポールにこれほど近かったことは、僕たちに競争力があることを示しているけど、もちろん、トップが明らかに手の届くところにあっただけに2番手に終わったのは少し残念だ。マシンはうまく機能していて、ブダペストで見せた好調さを維持できている。それが週末の残りに向けて大きな自信になっている。いい形でスタートできたし、パッケージ全体には満足している。明日は勝利を目指してベストを尽くす。グリッドの汚れた側からのスタートはいつも難しいけど、何ができるか見てみよう」
3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今朝からマシンにはかなり快適さを感じていた。長い休みから戻ってきて、こういう感触を得られるのはいつだっていいことだし、僕たちが正しい方向にいいステップを踏めたということでもある。自分のラップには満足しているし、チームにとってもいい仕事ができた。明日のスプリントを上位でスタートできる。レースペースについては見てみないと分からない。今朝は難しいコンディションだったので、各チームの本当の立ち位置を理解するうえでは少し制約があった。ここまでは週末のポジティブなスタートだ」
4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は4番手で、ほろ苦い結果だ。今朝からポジティブな進歩を遂げられたし、スプリント予選ではペースも十分にあった。トップ争いは本当に僅差だったので、もっとクリーンなラップをまとめられていればポールを獲れたかもしれない。それでもポジティブな点はたくさんある。今日はすべていい学びになったし、僕たちは毎週末改善している。それはとても重要なことだ。僕たちはしっかりと争いに加わりたいからね。パフォーマンスは励みになるし、正しい方向に進んでいることを示している。でも、フェラーリやメルセデスとの戦いが接戦になることは分かっているし、違いを生むのは細かな部分になる。今やるべきことは、その最後の細かな部分を整理して、まだ残っている小さなギャップを縮めることだ。うまく実行できれば、週末の残りのセッションでも十分にチャンスがある」
5番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「SQ1の最初のラップで最終コーナーに少しスピードを持ち込みすぎて、ダメージを負ってしまった。それでパフォーマンスを失ったし、チームができる限り修復してくれたものの、低速コーナーではかなり苦戦していた。ああいうことが一度起きると、自信を取り戻してすべてをまとめるのが難しくなることもある。それでもギャップは非常に小さかったので、セッションから得られるポジティブな部分もある。これからはスプリントで可能な限りいいレースをすることに集中する。上位は非常に接近していて、オーバーテイクも簡単ではないから難しくなると思うけど、あらゆるチャンスを最大限に生かして、できるだけ順位を上げたい。何よりも、情報を集めて、その後の予選に向けて可能な限り強いポジションに自分たちを置くために活用する」
6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日はマシンのグリップとバランスを見つけるのが少し難しかった。FP1からはすでに一歩前進できたけど、さらに上位へ行くにはまだ少しパフォーマンスが足りない。そこは一晩かけて理解して評価する必要がある。今は明日に向けてマシンのバランスを改善し、もう少しトラクションを見つけてギャップを縮めることに集中している。週末の残りでどのようなパフォーマンスになるかを予測するのは難しいけど、見てみよう」
7番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「フリー走行では感触が良く、一日を通して行っていた調整にも満足していた。残念ながらスプリント予選ではマシンの感触が違っていて、それによってセッションがより難しくなった。だから、一晩かけてデータを慎重に確認し、その理由を理解して、どこを改善する必要があるのかを特定する。明日のスプリントで可能な限り競争力を発揮し、日曜日のレースに向けた予選でも強いセッションにできるよう懸命に取り組む」
8番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「サーキットに戻ってこられてうれしいし、最近の数戦と比べて、はるかに競争力のあるポジションに戻れたことはさらにうれしい。アップグレードパッケージの初期の兆候はポジティブで、今日の両セッションを通してマシンの感触は間違いなく良かった。かなり力強くなっていて、グリップも増え、僕が求めることにマシンがうまく反応している。こういうことにはいくつもの要因があり、タイムシートに見えるほど単純ではないことも分かっている。だから、パッケージ全体をさらに良くしていくため、理解を深める作業を続けていく。いつものように中団は接戦だから、明日はもう一歩前進する必要があると思う。スプリントは8番手からスタートするので、まずはそこに集中し、トップ8以内でポイントを獲得することが目標だ。その後にはもうひとつ重要な仕事である予選があり、Q3進出を目標にしなければならない。週末のいいスタートだけど、浮かれることなくハードワークを続けていく」
9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「夏休み明けをいい結果でスタートできたのはよかったけど、まだ週末が始まったばかりだということは意識している。FP1の時点ですでに励みになる内容だったし、細かな調整を加えたことでスプリント予選ではさらに一歩前進できた。まだ改善できる部分はいくつかあるし、直接のライバルたちも進歩を続ける。それに、ここの天候はかなり速く変わることもある。明日のスプリントは9番手からスタートするので、目標はそこからポイント圏内まで順位を上げることだ。戦いになるだろうけど、そこから何を達成できるかについてはポジティブに感じている」
10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「ポジティブな金曜日だった。ザントフォールトを走るのは初めてなので、特にスプリント週末ということもあって簡単ではなかった。チームはいい仕事をしてくれたし、今朝と比べてすでにいくつか前進できている。SQ2のラップには本当に満足しているけど、SQ3にはそれほど満足していない。明日に目を向けると、ガビとピエールは今週末かなり速そうだし、このコースではオーバーテイクが特に難しいことも分かっている。明日の朝のスプリントは雨になる可能性もあり、天候についても不確定要素がある。一晩かけてチームといくつか確認して、明日に向けてもう一歩前進できればと思う」
11番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
「今日は学ぶことがたくさんあった。SQ1は力強くスタートできたけど、SQ2ではライバルたちと同じようなステップを踏むことができなかった。SQ3に進めるポテンシャルはあったと感じていたので残念だ。そこを調べて、明日も学び続ける。スプリントと予選に向けて、うまくすべてをまとめられればと思う」

12番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
「今日は雨の影響で少し難しくなりました。特に、まだペースを上げている途中なので、その影響は大きかったです。マシンは以前の年とはかなり違っていて、特に高速セクションでは違いが大きいので、難しい場面もありましたが、スプリント予選の結果には満足しています。まだ改善できる部分や学び続けられるところはいくつかありますが、このフォーマットを楽しんでいます。今の一番の目標は明日の予選なので、セッションごとに積み上げていって、本当に重要なときにすべてをまとめられればと思います」
13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「まず、アップグレードパッケージがうまく機能していることをチームとして確認できたのは間違いなくポジティブだ。もちろん僕にとっては少し難しい状況だけど、今日は13番手に入るためにとてもいいラップができたと感じているし、今後に向けてチームに有益な比較データを提供できる。そういう意味では僕にとってほろ苦いけど、これはチームスポーツだし、全員がチーム全体の状況を可能な限り良くするために懸命に取り組んでいる。ステアリングを握った感触では夏休み前からのいつもの制約が残っているので、僕の側は明日もおそらく厳しくなる。スプリントがあるので、そこでさらに改善点を見つけて、マシンを少し速くするチャンスがある。中団は接戦だし、特に天候を考えればチャンスが巡ってくるかもしれない。チームにとっていい一日、週末のポジティブなスタートだったので、このままプッシュし続けよう」
14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「かなり異なる2つのセッションになった一日だった。FP1はポジティブで、マシンの感触も良く、いい状態にいるように思えた。でもスプリント予選では感触が違っていて、同じレベルのグリップが得られず、午前中と同じスイートスポットを見つけるのがより難しかった。2つのセッションの間で何が変わったのかを確認する」
15番手:エステバン・オコン(ハース)
「今日はこれが僕たちにできる最大限だったと思う。ブダペストから引き続き、マシンから最大限を引き出せた。マシンの感触は悪くなく、特に問題もなかった。なぜ時々問題が出るのかはまだ調べているけど、問題がないときには最大限を引き出せるので、それはいいことだ。最初のラップはとても良く、アウディ勢の前にいたけど、2周目では他のマシンよりデグラデーションが大きかった。そこは調べる必要がある。明日の予選ではタイム計測ラップが1周だけになるので、より分かりやすくなると思う」
16番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
「全体としては悪くない金曜日だった。特にFP1での僕たちのペースを考えればそう言える。まだ見つけなければならないラップタイムはたくさんあるし、改善できる部分もある。明日はトップ8を争うことにはならないと分かっているけど、今の僕たちが本当に集中しているのはそこではない。アップグレードが届くまでは、今週末にあるマシンから絶対的な最大限を引き出せているかどうかが重要だ。天候も展開をかき回しそうで、明日は雨、日曜日はドライになる可能性がある。僕たちにとっては少し混乱した状況が生まれることになるし、そういう混乱の中にポイントを争うチャンスを見つけられる」
17番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「正直、また厳しい金曜日になった。FP1はまったく生産的なセッションにならず、フロントウイングに多くの問題が出たので、スプリント予選には少し手探りの状態で入った。実際にはラップにはかなり満足しているけど、特にターン11で少しタイムを残してしまった。目標は今も日曜日のレースで、そこがポイントを獲得する最大のチャンスだ。だからスプリントは順位という意味ではそれほど重要ではないけど、メインの予選に向けて学ぶという意味では重要だ」
18番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「厳しい一日だった。FP1ではバランスに苦しみ、ターン13でグラベルを通過した際にフロアにダメージを負った。それ以降はそのセッションからあまり多くを学ぶことができず、スプリント予選に向けていくつかパーツを交換しなければならなかった。セッションは非常に接戦だったし、マシンの適切な感触をつかむことができず、最終的にSQ2へ進めなかった。今は明日何ができるかに集中している」
19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日はもっとできたと思う。ドライバビリティに苦しんでいたし、ほかにもいくつかうまくいっていない部分があったので、その理由を理解する必要がある。コース上は本当に風が強いけど、それは全員にとって同じだ。今夜すべてを確認してデータを見て、明日に向けていくつか改善できるようにする」
20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「1回のクールダウンを挟んで3周走ることにしたけど、振り返ってみれば最後はタイヤがオーバーヒートして少し失ったかもしれない。それ以外はかなりスムーズなセッションだった。明日に向けては、これまで抱えていたブレーキの問題も大丈夫なはずだ。ここはかなり涼しいし、今日の走行で見た限りではすべてが本来あるべき状態になっている。だから明日何ができるか見てみよう」
21番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「まだ長い週末が残っているけど、明日は改善して何ができるか見てみたい。特にFP1から続いているステアリングの問題によってマシンが左右非対称な感触になっていたので、難しい予選セッションだった。何が起きているかは理解しているので、明日はそれを解決して一歩前進できればと思う」
22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「フリー走行ではまずまずうまくいっているように見えたけど、スプリント予選ではドライバビリティの問題が出て、ときどきマシンを止めるのが難しかった。リアウイングも開かなかったので、そこでラップタイムを失った。ホンダのアップグレードパッケージについてはまだ本当に初期段階なので、スプリントでもっと理解を深めていく」
