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  • F1オランダGP決勝 ピレリ総括 60回のピットストップと10通りの戦略

    F1オランダGP決勝 ピレリ総括 60回のピットストップと10通りの戦略

    F1オランダGP決勝は、実に60回ものピットストップが行われ、約10種類の異なる戦略が展開される戦略戦となった。ピレリは、スタート前の雨によって路面コンディションが想定から大きく変化し、前日までのデータが当てはまらなくなったことが、多彩な戦略を生み出した最大の要因だったと分析している。

    ランド・ノリスが勝利を飾ったザントフォールトでの最後のF1オランダGPでは、トップ10のドライバーがすべて異なるタイヤ戦略を採用。

    ミディアム、ハード、ソフトの全3コンパウンドが有効に機能し、1ストップでは競争力を維持できないと判断した各チームが、2ストップや3ストップへと戦略を切り替えた。

    赤旗を境に大きく分岐したタイヤ戦略
    レース序盤に赤旗が提示されたことで、多くのドライバーがスタート時とは異なるコンパウンドへ交換した。グリッドではミディアムとソフトが中心だったが、この中断を境に戦略は大きく枝分かれしていった。

    ミディアムでスタートしたノリスは赤旗中にソフトへ交換。その後は2度ピットストップを行い、いずれもハードを装着して勝利をつかんだ。

    キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルもミディアムでスタートしたが、赤旗中にはタイヤを交換せず、そのまま使用を継続した。アントネッリはその後、新品ハードへ2度交換し、バーチャルセーフティカー(VSC)導入時には中古ソフトへスイッチ。ラッセルも似た戦略を採用したが、最後のストップはVSC下ではなかった。

    フェラーリ勢は2台とも赤旗後の再スタートでソフトを選択したが、その後はルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールで戦略が分かれた。

    5位のルクレールはミディアム、ハード、ソフトと3種類すべてのコンパウンドを使用。一方、4位のハミルトンは最終ピットストップを行わず、第3スティントをハード、第4スティントをソフトで走る戦略を採った。

    アロンソは1回のピットストップを節約して9位
    フェルナンド・アロンソは赤旗中に新品ソフトを装着し、その後はハードへ交換するだけの戦略を選択した。

    この戦略によって他の多くのドライバーよりピットストップを1回少なくすることに成功し、9位でフィニッシュ。アストンマーティンに2ポイントをもたらした。

    レースでは3種類すべてのコンパウンドが使用され、ソフトではアロンソが最長となる32周を走行。ミディアムではアービッド・リンドブラッドが31周、ハードではカルロス・サインツJr.が35周の最長スティントを記録した。

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    ピレリ「前日までの状況とはまったく違った」
    ピレリ・モータースポーツディレクターのダリオ・マラフスキは、スタート前の予想外の雨がタイヤ戦略を大きく左右したと説明した。

    「ザントフォールトでの最後のレースは、紆余曲折に富み、特に戦略面では非常に予測困難なものになった。用意した3種類すべてのコンパウンドが使われた」

    「それまでのセッションで見えていた状況は、最終的にチームにとって正確なものではなかった。新たな要素を踏まえてグランプリへのアプローチを見直さなければならず、2ストップまたは3ストップ戦略へ向かうことになった」

    最大の要因のひとつが天候だった。

    「天候が大きな役割を果たした。スタート前に予想外の雨が降ったことで、想定していたような路面の進化が起こらず、温度の状況も変わった。土曜日のスプリントと比べて明らかに高くなっていた」

    前日までは比較的小さいと考えられていたタイヤのデグラデーションも、決勝では状況が一変した。

    「前日まで比較的限定的に見えていたタイヤのデグラデーションは、かなり大きなものになった。雨によって路面コンディションが悪化し、特に滑りやすくなったことで摩耗が増加したことが主な理由だ」

    1ストップは競争力を維持できないと判断
    赤旗後のスティントを終えた段階で、各チームは1ストップ戦略では最後まで競争力を維持することが難しいと判断したという。

    「再スタート後のスティントを走った段階で、チームは1ストップ戦略では競争力を維持できないコンディションだとすぐに理解した」

    「コース上で起きた出来事にも影響されながら、それぞれのドライバーにとって最も効果的なタイヤの組み合わせを探すことになった」

    その結果、最初の赤旗後には約10種類もの異なる戦略が生まれた。

    「最初の赤旗後には、ほぼ10種類の異なる戦略が生まれ、トップチームの間でもかなりの違いが見られた」

    「例えば、ローソンはハードを使用せず、マクラーレンは最初のスタート以降、再びミディアムを装着しなかった。一方でルクレールのように、用意された3種類すべてのコンパウンドを使用したドライバーもいた」

    全3コンパウンドがそれぞれの条件で機能
    マラフスキは、ソフト、ミディアム、ハードのすべてが特定の条件下で有効に機能したことが、戦略的に興味深いレースにつながったと評価した。

    「その結果、戦略面で非常に興味深いグランプリになった。各チームはそれぞれのコンパウンドの特性を活用することができ、すべてのタイヤが特定の条件では効果的だった」

    「各チームは、それぞれのマシンの長所を最大限に生かすために最適なタイヤを見極めることができた」

    特に終盤のソフトタイヤの使い方が、その象徴だったという。

    「その点を特によく示していたのが、終盤にアントネッリとフェラーリの2人がソフトを使用したことだ。これによって直接のライバルとの差を縮めることができ、アントネッリの場合はチームメイトからポジションをひとつ奪うことさえできた」

    スタート前の雨によって、それまで積み上げられてきたタイヤデータの前提が崩れたF1オランダGP決勝。60回ものピットストップと約10種類の戦略が生まれ、ザントフォールトでの最後のグランプリは、タイヤ戦略という面でも極めて変化に富んだ一戦となった。

  • F1オランダGP予選 ピレリ総括:3種類のタイヤが決勝の選択肢 1ストップが最速予測

    F1オランダGP予選 ピレリ総括:3種類のタイヤが決勝の選択肢 1ストップが最速予測

    2026年F1第12戦オランダGPの予選がザントフォールトで行われ、ランド・ノリスがポールポジションを獲得した。ピレリは日曜日の決勝について、ソフト、ミディアム、ハードの3種類すべてが戦略上の選択肢になると分析している。

    予選ではノリスが1分11秒163を記録して最速。ジョージ・ラッセルが1分11秒265で2番手、キミ・アントネッリが1分11秒296で3番手に続いた。地元オランダのマックス・フェルスタッペンは7番手となった。

    予選終盤には雨粒が落ち始めたことで、各チームはアタックのタイミングを前倒しした。路面温度は約27度、気温は19度で推移し、決勝でも同様のコンディションが予想されている。

    同日に行われたスプリントではラッセルが優勝。シャルル・ルクレールを抑えてトップチェッカーを受け、ノリスが3位に入った。

    注目されたのはタイヤ選択だ。ラッセルとノリスがミディアムを使用した一方、ルクレールはソフトを選択。オリバー・ベアマンもソフトを履き、それ以外のドライバーはミディアムを使用した。

    ルクレールはソフトの高いグリップを生かしてノリスとの差を縮め、長いスティントでも大きなペース低下は見られなかった。この結果から、ピレリは決勝でソフトも現実的な選択肢になると判断している。

    ピレリ「3種類すべてが決勝の選択肢」
    ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、スプリントで得られたデータについて次のように説明した。

    「フェラーリとハースが今日のスプリントでソフトタイヤを使用したことで、赤いマーキングのコンパウンドも日曜日の選択肢になり得ることが示された。ハードとミディアムが最も多く選ばれると予想しているが、3種類すべてが決勝の選択肢になる」

    「C4は優れたグリップによって、ルクレールがノリスとの差を縮めるために必要としていたパフォーマンスを発揮した。長いスティントでもペース低下はなかった。比較的低い気温も、コンパウンドを最適な作動領域に保つ助けになった」

    一方、ザントフォールトではオーバーテイクが難しいこともスプリントで改めて確認された。ピットストップによってトラックポジションを失うことの代償が大きく、戦略を考えるうえで重要な要素になる。

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    最速はミディアム→ハードの1ストップ
    ピレリのシミュレーションでは、決勝の最速戦略はミディアムでスタートし、27~33周目まで走ってからハードに交換する1ストップとなっている。

    「最速の戦略は1ストップだ。ミディアムでスタートし、27~33周目まで走ったあと、残りをハードで走る」

    もうひとつの有力な選択肢がソフトスタートだ。こちらは理論上、最速戦略との差が約1秒しかないという。

    「代替案としては、ソフトでスタートして26~32周目まで走り、その後ハードでフィニッシュする戦略がある。こちらは約1秒遅い」

    2ストップについても、クリアエアを確保できれば計算上は競争力がある。ただし、オーバーテイクが難しいザントフォールトでは、追加のピットストップによって順位を落とした場合のリスクが大きい。

    「クリアエアであれば2ストップも理論上は競争力がある。ただし、先ほど触れたように、このサーキットではオーバーテイクの機会が限られていることを考慮する必要がある」

    レース中にバーチャルセーフティカー(VSC)が導入された場合や、トラフィックの状況次第でアンダーカットを狙える場合には、3スティント目を追加する可能性もあるという。

    スプリントで確認されたデグラデーションは主に熱によるものだったが、そのレベルは限定的だった。決勝ではドライバーがタイヤをより管理して走ると予想されるため、少なくともミディアムとハードについては、デグラデーションが戦略を決定づける要因にはならないとピレリは見ている。

    ポールポジションからスタートするノリスを筆頭に、各チームが基本となるミディアム→ハードの1ストップを選ぶのか、それともスプリントで可能性を示したソフトを投入するのか。オーバーテイクが難しいザントフォールトだけに、タイヤ性能だけでなくトラックポジションをどう守るかが決勝戦略の大きなポイントとなりそうだ。

  • F1オランダGP 予選 ハイライト動画:ノリスが雨迫るQ3制して2戦連続ポール

    F1オランダGP 予選 ハイライト動画:ノリスが雨迫るQ3制して2戦連続ポール

    2026年F1第12戦オランダGPの予選が8月22日(土)、ザントフォールト・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。

    スプリントで3位に終わったノリスだったが、予選ではマクラーレンの1周の速さを最大限に引き出した。雨が迫るQ3の最終アタックで1分11秒163をマークし、スプリントを制したジョージ・ラッセル(メルセデス)を0.102秒差で退け、2戦連続となるポールポジションを手にした。

    3番手には選手権リーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が入り、ラッセルとの差はわずか0.031秒。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)もアントネッリから0.009秒差の4番手につけ、メルセデスとマクラーレンの4台が上位を占めた。

    Q3では終盤に雨が降り始め、路面温度とグリップが低下する難しい状況となった。アントネッリが一時トップに立ったものの、直後にノリスが逆転。ラッセルもセクター1で速さを見せたが届かず、ノリスが緊迫したポール争いを制した。

    フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが5番手、シャルル・ルクレールが6番手。地元オランダで戦うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は7番手にとどまり、アイザック・ハジャーの代役としてレッドブルに復帰したリアム・ローソンが8番手と健闘した。ガブリエル・ボルトレト(アウディ)とアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がトップ10を締めくくった。

    約8カ月ぶりにF1の実戦へ復帰した角田裕毅(レーシングブルズ)はQ1を突破。Q2ではQ3進出を争ったものの12番手となり、トップ10入りには届かなかった。チームメイトのリンドブラッドが10番手だったのに対し、その差は0.102秒。長期間実戦から離れていたことを考えれば、復帰戦でトップ10に迫る走りを見せた。

    一方、今大会でホンダF1の新スペック2パワーユニットを投入したアストンマーティン勢は苦戦が続いた。フェルナンド・アロンソは18番手、ランス・ストロールは19番手に終わり、2台そろってQ1敗退となった。

    ホンダは金曜日から得られたデータをもとに新PUの調整を進め、土曜日にはエンジン制御を見直して燃焼の安定性を改善。金曜日のスプリント予選で表面化した問題から一定の前進を果たしたものの、ドライバーが求めるタイミングで必要なエンジンレスポンスを得るという点では、依然としてドライバビリティに課題を残した。特にシフトダウンやコーナー立ち上がりでのパワーデリバリーが改善ポイントとなっている。新PUについてアロンソとストロールからもドライバビリティへの厳しい評価が出ている。

    それでもアロンソは最終アタックを前に一時12番手につけ、Q2進出圏内を争った。しかし最後のアタックでタイムを伸ばせず18番手。ストロールも19番手にとどまった。新PUはパワー面で前進した一方、その性能を安定してラップタイムにつなげるための最適化が引き続き必要な状況となっている。

    オーバーテイクが難しいザントフォールトだけに、ポールポジションを獲得したノリスは決勝に向けて絶好の位置を確保した。一方、スプリントではラッセルが優勝し、ノリスはルクレールにも先行を許して3位だっただけに、決勝ではマクラーレンの予選での速さとメルセデス、フェラーリのレースペースがどう交錯するかが大きな焦点となる。

    雨が迫るなかで繰り広げられた僅差のポール争い、F1復帰戦でQ2まで進んだ角田裕毅のアタック、そしてホンダF1の新PUを投入しながらQ1敗退となったアストンマーティン勢など、オランダGP予選の決定的なシーンをハイライト動画で振り返る。

  • F1オランダGP スプリント予選:全22名ドライバーコメント

    F1オランダGP スプリント予選:全22名ドライバーコメント

    2026年F1オランダGPのスプリント予選が8月21日(金)、ザントフォールト・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセルが1分11秒567でポールポジションを獲得した。ランド・ノリスが0.041秒差の2番手、シャルル・ルクレールが3番手に続き、トップ4が0.1秒以内にひしめく接戦となった。

    一方、マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しみ6番手、F1復帰戦を迎えた角田裕毅は12番手となった。各ドライバーがスプリント予選を振り返り、土曜日のスプリントと決勝予選に向けた課題や手応えを語った。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「どのセッションでもタイムシートのトップに立つのは久しぶりだから、まだ自分にもできるし、力が残っているんだと自分自身に思い出させることができてうれしい! 夏休みはいいタイミングでやってきて、リセットして新鮮な気持ちでこの週末に臨む機会になった。ここにはオープンな気持ちで来た。自信が最高の状態ではなかったから、この週末をシーズン最初のレースのように捉えて、考えすぎず、基本に集中しようとしている。今のところ、それがうまく機能しているようだ。もちろん、これはまだスプリント予選にすぎないし、本当に重要なのは明日のメインの予選だ。マクラーレンはとても速そうだし、FP1で見た限りではフェラーリも強そうだから、周囲に多くのライバルがいることは分かっている。このサーキットではオーバーテイクが常に難しいから、スプリントで結果を最大化するにはクリーンなスタートが重要になる。今のところ週末の入りとしては心強いけど、まだやるべきことはたくさんある」

    2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「この予選セッションには接戦になると予想して臨んだけど、まさにその通りになった。ポールにこれほど近かったことは、僕たちに競争力があることを示しているけど、もちろん、トップが明らかに手の届くところにあっただけに2番手に終わったのは少し残念だ。マシンはうまく機能していて、ブダペストで見せた好調さを維持できている。それが週末の残りに向けて大きな自信になっている。いい形でスタートできたし、パッケージ全体には満足している。明日は勝利を目指してベストを尽くす。グリッドの汚れた側からのスタートはいつも難しいけど、何ができるか見てみよう」

    3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今朝からマシンにはかなり快適さを感じていた。長い休みから戻ってきて、こういう感触を得られるのはいつだっていいことだし、僕たちが正しい方向にいいステップを踏めたということでもある。自分のラップには満足しているし、チームにとってもいい仕事ができた。明日のスプリントを上位でスタートできる。レースペースについては見てみないと分からない。今朝は難しいコンディションだったので、各チームの本当の立ち位置を理解するうえでは少し制約があった。ここまでは週末のポジティブなスタートだ」

    4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は4番手で、ほろ苦い結果だ。今朝からポジティブな進歩を遂げられたし、スプリント予選ではペースも十分にあった。トップ争いは本当に僅差だったので、もっとクリーンなラップをまとめられていればポールを獲れたかもしれない。それでもポジティブな点はたくさんある。今日はすべていい学びになったし、僕たちは毎週末改善している。それはとても重要なことだ。僕たちはしっかりと争いに加わりたいからね。パフォーマンスは励みになるし、正しい方向に進んでいることを示している。でも、フェラーリやメルセデスとの戦いが接戦になることは分かっているし、違いを生むのは細かな部分になる。今やるべきことは、その最後の細かな部分を整理して、まだ残っている小さなギャップを縮めることだ。うまく実行できれば、週末の残りのセッションでも十分にチャンスがある」

    5番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「SQ1の最初のラップで最終コーナーに少しスピードを持ち込みすぎて、ダメージを負ってしまった。それでパフォーマンスを失ったし、チームができる限り修復してくれたものの、低速コーナーではかなり苦戦していた。ああいうことが一度起きると、自信を取り戻してすべてをまとめるのが難しくなることもある。それでもギャップは非常に小さかったので、セッションから得られるポジティブな部分もある。これからはスプリントで可能な限りいいレースをすることに集中する。上位は非常に接近していて、オーバーテイクも簡単ではないから難しくなると思うけど、あらゆるチャンスを最大限に生かして、できるだけ順位を上げたい。何よりも、情報を集めて、その後の予選に向けて可能な限り強いポジションに自分たちを置くために活用する」

    6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日はマシンのグリップとバランスを見つけるのが少し難しかった。FP1からはすでに一歩前進できたけど、さらに上位へ行くにはまだ少しパフォーマンスが足りない。そこは一晩かけて理解して評価する必要がある。今は明日に向けてマシンのバランスを改善し、もう少しトラクションを見つけてギャップを縮めることに集中している。週末の残りでどのようなパフォーマンスになるかを予測するのは難しいけど、見てみよう」

    7番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「フリー走行では感触が良く、一日を通して行っていた調整にも満足していた。残念ながらスプリント予選ではマシンの感触が違っていて、それによってセッションがより難しくなった。だから、一晩かけてデータを慎重に確認し、その理由を理解して、どこを改善する必要があるのかを特定する。明日のスプリントで可能な限り競争力を発揮し、日曜日のレースに向けた予選でも強いセッションにできるよう懸命に取り組む」

    8番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「サーキットに戻ってこられてうれしいし、最近の数戦と比べて、はるかに競争力のあるポジションに戻れたことはさらにうれしい。アップグレードパッケージの初期の兆候はポジティブで、今日の両セッションを通してマシンの感触は間違いなく良かった。かなり力強くなっていて、グリップも増え、僕が求めることにマシンがうまく反応している。こういうことにはいくつもの要因があり、タイムシートに見えるほど単純ではないことも分かっている。だから、パッケージ全体をさらに良くしていくため、理解を深める作業を続けていく。いつものように中団は接戦だから、明日はもう一歩前進する必要があると思う。スプリントは8番手からスタートするので、まずはそこに集中し、トップ8以内でポイントを獲得することが目標だ。その後にはもうひとつ重要な仕事である予選があり、Q3進出を目標にしなければならない。週末のいいスタートだけど、浮かれることなくハードワークを続けていく」

    9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「夏休み明けをいい結果でスタートできたのはよかったけど、まだ週末が始まったばかりだということは意識している。FP1の時点ですでに励みになる内容だったし、細かな調整を加えたことでスプリント予選ではさらに一歩前進できた。まだ改善できる部分はいくつかあるし、直接のライバルたちも進歩を続ける。それに、ここの天候はかなり速く変わることもある。明日のスプリントは9番手からスタートするので、目標はそこからポイント圏内まで順位を上げることだ。戦いになるだろうけど、そこから何を達成できるかについてはポジティブに感じている」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ポジティブな金曜日だった。ザントフォールトを走るのは初めてなので、特にスプリント週末ということもあって簡単ではなかった。チームはいい仕事をしてくれたし、今朝と比べてすでにいくつか前進できている。SQ2のラップには本当に満足しているけど、SQ3にはそれほど満足していない。明日に目を向けると、ガビとピエールは今週末かなり速そうだし、このコースではオーバーテイクが特に難しいことも分かっている。明日の朝のスプリントは雨になる可能性もあり、天候についても不確定要素がある。一晩かけてチームといくつか確認して、明日に向けてもう一歩前進できればと思う」

    11番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「今日は学ぶことがたくさんあった。SQ1は力強くスタートできたけど、SQ2ではライバルたちと同じようなステップを踏むことができなかった。SQ3に進めるポテンシャルはあったと感じていたので残念だ。そこを調べて、明日も学び続ける。スプリントと予選に向けて、うまくすべてをまとめられればと思う」

    オランダグランプリ 角田裕毅

    12番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は雨の影響で少し難しくなりました。特に、まだペースを上げている途中なので、その影響は大きかったです。マシンは以前の年とはかなり違っていて、特に高速セクションでは違いが大きいので、難しい場面もありましたが、スプリント予選の結果には満足しています。まだ改善できる部分や学び続けられるところはいくつかありますが、このフォーマットを楽しんでいます。今の一番の目標は明日の予選なので、セッションごとに積み上げていって、本当に重要なときにすべてをまとめられればと思います」

    13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「まず、アップグレードパッケージがうまく機能していることをチームとして確認できたのは間違いなくポジティブだ。もちろん僕にとっては少し難しい状況だけど、今日は13番手に入るためにとてもいいラップができたと感じているし、今後に向けてチームに有益な比較データを提供できる。そういう意味では僕にとってほろ苦いけど、これはチームスポーツだし、全員がチーム全体の状況を可能な限り良くするために懸命に取り組んでいる。ステアリングを握った感触では夏休み前からのいつもの制約が残っているので、僕の側は明日もおそらく厳しくなる。スプリントがあるので、そこでさらに改善点を見つけて、マシンを少し速くするチャンスがある。中団は接戦だし、特に天候を考えればチャンスが巡ってくるかもしれない。チームにとっていい一日、週末のポジティブなスタートだったので、このままプッシュし続けよう」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「かなり異なる2つのセッションになった一日だった。FP1はポジティブで、マシンの感触も良く、いい状態にいるように思えた。でもスプリント予選では感触が違っていて、同じレベルのグリップが得られず、午前中と同じスイートスポットを見つけるのがより難しかった。2つのセッションの間で何が変わったのかを確認する」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日はこれが僕たちにできる最大限だったと思う。ブダペストから引き続き、マシンから最大限を引き出せた。マシンの感触は悪くなく、特に問題もなかった。なぜ時々問題が出るのかはまだ調べているけど、問題がないときには最大限を引き出せるので、それはいいことだ。最初のラップはとても良く、アウディ勢の前にいたけど、2周目では他のマシンよりデグラデーションが大きかった。そこは調べる必要がある。明日の予選ではタイム計測ラップが1周だけになるので、より分かりやすくなると思う」

    16番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体としては悪くない金曜日だった。特にFP1での僕たちのペースを考えればそう言える。まだ見つけなければならないラップタイムはたくさんあるし、改善できる部分もある。明日はトップ8を争うことにはならないと分かっているけど、今の僕たちが本当に集中しているのはそこではない。アップグレードが届くまでは、今週末にあるマシンから絶対的な最大限を引き出せているかどうかが重要だ。天候も展開をかき回しそうで、明日は雨、日曜日はドライになる可能性がある。僕たちにとっては少し混乱した状況が生まれることになるし、そういう混乱の中にポイントを争うチャンスを見つけられる」

    17番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「正直、また厳しい金曜日になった。FP1はまったく生産的なセッションにならず、フロントウイングに多くの問題が出たので、スプリント予選には少し手探りの状態で入った。実際にはラップにはかなり満足しているけど、特にターン11で少しタイムを残してしまった。目標は今も日曜日のレースで、そこがポイントを獲得する最大のチャンスだ。だからスプリントは順位という意味ではそれほど重要ではないけど、メインの予選に向けて学ぶという意味では重要だ」

    18番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「厳しい一日だった。FP1ではバランスに苦しみ、ターン13でグラベルを通過した際にフロアにダメージを負った。それ以降はそのセッションからあまり多くを学ぶことができず、スプリント予選に向けていくつかパーツを交換しなければならなかった。セッションは非常に接戦だったし、マシンの適切な感触をつかむことができず、最終的にSQ2へ進めなかった。今は明日何ができるかに集中している」

    19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はもっとできたと思う。ドライバビリティに苦しんでいたし、ほかにもいくつかうまくいっていない部分があったので、その理由を理解する必要がある。コース上は本当に風が強いけど、それは全員にとって同じだ。今夜すべてを確認してデータを見て、明日に向けていくつか改善できるようにする」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「1回のクールダウンを挟んで3周走ることにしたけど、振り返ってみれば最後はタイヤがオーバーヒートして少し失ったかもしれない。それ以外はかなりスムーズなセッションだった。明日に向けては、これまで抱えていたブレーキの問題も大丈夫なはずだ。ここはかなり涼しいし、今日の走行で見た限りではすべてが本来あるべき状態になっている。だから明日何ができるか見てみよう」

    21番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「まだ長い週末が残っているけど、明日は改善して何ができるか見てみたい。特にFP1から続いているステアリングの問題によってマシンが左右非対称な感触になっていたので、難しい予選セッションだった。何が起きているかは理解しているので、明日はそれを解決して一歩前進できればと思う」

    22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「フリー走行ではまずまずうまくいっているように見えたけど、スプリント予選ではドライバビリティの問題が出て、ときどきマシンを止めるのが難しかった。リアウイングも開かなかったので、そこでラップタイムを失った。ホンダのアップグレードパッケージについてはまだ本当に初期段階なので、スプリントでもっと理解を深めていく」

  • F1オランダGP初日 ピレリ総括「ソフトとミディアムの差は約0.5秒」

    F1オランダGP初日 ピレリ総括「ソフトとミディアムの差は約0.5秒」

    2026年F1オランダGPはザントフォールトで初日の走行を終え、ピレリがフリー走行1回目(FP1)とスプリント予選を通じたタイヤの状況を総括した。

    スプリント予選ではジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得。一方、タイヤ面では雨上がりにもかかわらず路面のグリップが予想以上に高く、摩耗やデグラデーションも現時点では大きな問題になっていない。

    ソフトとミディアムの性能差は約0.5秒と、事前のシミュレーションに沿った結果となった。

    ラッセルが0.041秒差でスプリントポール
    スプリント予選では、メルセデスのラッセルが1分11秒567を記録してトップに立った。2番手ランド・ノリスとの差はわずか0.041秒、3番手シャルル・ルクレールも0.055秒差という接戦だった。

    オスカー・ピアストリはポールタイムから0.1秒以内の4番手。規則により、SQ3では全ドライバーがC4のソフトタイヤを使用してベストタイムを記録した。

    ミディアムタイヤの使用が義務づけられたSQ2ではマクラーレン勢が速さを見せ、ピアストリが1分12秒026でトップ、ノリスが1分12秒189で続いた。

    ラッセルには、ピレリ・モータースポーツ・ディレクターのダリオ・マラフスキからスプリント・クオリファイング・アワードが贈られた。

    雨上がりでも予想以上のグリップ
    FP1では、マックス・フェルスタッペンとリアム・ローソンを除く全ドライバーがインターミディエイトタイヤで数周を走行した。しかし、路面状況は急速に改善し、ほどなくスリックタイヤへ移行。ハード、ミディアム、ソフトの3種類すべてが試された。

    最速タイムを記録したのはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリで、1分12秒949。ノリスが2番手、ラッセルが3番手につけた。

    コンパウンド別で最も多く周回したドライバーは、ハードがアービッド・リンドブラッドの24周、ミディアムがラッセルの27周、ソフトがアレクサンダー・アルボンの22周だった。

    ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベッラは、雨の影響を受けた路面にもかかわらず、グリップレベルは事前の予想を上回っていたと説明した。

    「インターミディエイトでの数周のインスタレーションラップを除けば、最初のフリー走行は今週末に用意された3種類すべてのコンパウンドを評価することに充てられた。雨の後だったが、グリップという点では予想していたよりも良い路面コンディションだった」

    「ミディアムはハードよりも表面のアブレーションが多かったが、全体的に見れば、どの選択肢にも性能寿命を損なうほど大きな摩耗は見られなかった」

    ソフトは高いグリップを発揮
    ソフトタイヤについて、ベッラはセッション終盤に向けたトラックエボリューションの効果もあり、高いグリップを発揮したと評価している。

    「ソフトコンパウンドがもたらすグリップはかなり大きかった。セッション終盤に向けて路面が改善していったことも助けになった」

    FP1ではハードタイヤを使用したチームがある一方、2セットとも温存したチームもあった。ピレリは、この違いが日曜日の決勝で各チームが想定しているピットストップ回数の違いを示している可能性があるとみている。

    「FP1でハードを1セット使ったチームと、2セットとも残したチームでアプローチが分かれたことは、異なるピットストップ回数を検討していることを示す最初の兆候かもしれない」

    「タイヤデグラデーションは重要な要素になる。ただ、現時点では低い気温のおかげでコントロールできているように見える。また、このサーキットでは伝統的にセーフティカーが出る可能性が高く、それも重要になる」

    オランダグランプリ

    ソフトとミディアムの差は約0.5秒
    ピレリの初日データでは、ミディアムとソフトの性能差は約0.5秒だった。この数字は事前のシミュレーションと一致している一方、絶対的なラップタイムについては予測より約1秒遅かった。

    「ミディアムとソフトの性能差は約0.5秒で、シミュレーションから予想していた通りだ。ただ、そのシミュレーションではラップタイム自体は約1秒速いと予測されていた」

    ベッラは、一晩で雨などによって路面状況がリセットされなければ、土曜日にはさらなるタイム向上が見込まれるとしている。

    「もし一晩で路面がリセットされなければ、明日にはさらにパフォーマンスが向上するはずだ」

    決勝では3種類すべてが戦略の選択肢
    現時点でタイヤの摩耗は性能寿命を大きく制限するレベルには達しておらず、ピレリはハード、ミディアム、ソフトのすべてが日曜日の決勝で使用可能な選択肢になると分析している。

    「いずれにしても、日曜日のレース戦略では3種類すべてのコンパウンドを使うことができると考えている」

    ザントフォールトではデグラデーションに加え、セーフティカーの発生タイミングも戦略を左右する要素となる。さらにFP1でハードを使用したチームと温存したチームに分かれたことで、決勝では異なるピットストップ戦略が展開される可能性もある。

    初日の段階ではソフトとミディアムの約0.5秒という性能差が想定通り確認された一方、3種類すべてのコンパウンドに実戦で使える余地が残されている。今後の路面進化と気温によってタイヤの挙動がどう変化するかが、スプリントから決勝に向けた重要なポイントとなる。

  • F1オランダGP:タイヤ戦略とザントフォールトの注目ポイント

    F1オランダGP:タイヤ戦略とザントフォールトの注目ポイント

    2026年F1第12戦オランダGPでは、ザントフォールトで初めてスプリントフォーマットが採用される。ピレリはC2、C3、C4という前年と同じ3種類のコンパウンドを選択したが、フリー走行が1時間しかないことに加え、路面特性や天候の変化が大きく、タイヤの使い方が週末の重要なポイントになると分析している。

    全長4.259km、14コーナーで構成されるザントフォールトは、ターン3とターン14のバンク角が大きな特徴だ。

    短いラップの中に高速コーナーが連続し、タイヤにかかるエネルギー密度も高い。さらに海岸に近い立地から砂や強風の影響も受けやすく、チームには限られた走行時間でマシンとタイヤの最適な組み合わせを見つけることが求められる。

    ザントフォールト初のスプリント開催
    F1はサマーブレイクを終え、オランダGPからシーズンを再開する。今回のザントフォールトではスプリントフォーマットが採用されるため、各チームがセットアップを詰められるフリー走行は金曜日の1時間のみとなる。

    通常のグランプリ週末と比べて試行錯誤できる時間が大幅に少なく、FP1終了後にはスプリント予選に向けてマシンの方向性をほぼ決めなければならない。

    特にザントフォールトでは、空力ダウンフォースとタイヤへの負荷を両立させる必要がある。要求されるダウンフォースレベルは高く、サマーブレイク前最後の一戦となったハンガリーGPの舞台、ハンガロリンクに非常に近いという。

    オランダグランプリ

    C2・C3・C4を前年に続いて選択
    ピレリが2026年オランダGPに持ち込むのは、ハードのC2、ミディアムのC3、ソフトのC4。2025年と同じ組み合わせとなる。

    前年は比較的ソフト寄りの3種類を選んだことに加え、レース中のニュートラリゼーションも影響し、結果的に2ストップ戦略が中心となった。レースでは用意された3種類すべてのコンパウンドが使用されている。

    2025年のスタート時には14台がミディアム、4台がソフト、2台がハードを選択。なかでもC2ハードは長い第2スティントを中心に最も多く使用された。

    50周目以降にセーフティカーが導入されたことで、ほぼすべてのドライバーが追加のピットストップを実施し、多くがソフトタイヤでフィニッシュした。

    バンク角19度と18度 タイヤへの負荷は大きい
    ザントフォールト最大の特徴が、バンクのついた2つのコーナーだ。

    ターン3は約19度、最終コーナーのターン14は約18度の傾斜を持ち、インディアナポリスを上回る角度となっている。ここではタイヤに非常に大きな垂直方向と横方向の力が加わる。

    さらに全長4.259kmという短いコースに14のコーナーが配置され、その一部を高速で通過するため、1周あたりのタイヤに対するエネルギー密度は高い。

    そのため、単純にタイヤを労わるだけではなく、車高や空力バランスを含めたセットアップ全体でタイヤを適切な作動領域に収めることが重要になる。

    海から運ばれる砂でグリップが変化
    ザントフォールトはアムステルダムから約40km、北海沿岸の砂丘地帯に位置している。

    コースは過去に複数の区間で再舗装されていることもあり、もともとのグリップレベルは高くない。加えて近隣のビーチから風で砂が運び込まれるため、路面状況が変化しやすい。

    この砂の影響によって、グリップレベルは日ごとに変化するだけでなく、場合によっては同じ日のセッション間でも変わることがある。

    スプリント週末では走行時間そのものが限られるため、FP1で確認した路面状態がその後も維持されるとは限らない点も、セットアップを難しくする要因となる。

    オランダグランプリ ザントフォールト

    低気温と雨 強風も不確定要素
    2026年のオランダGPは前年より1週間早い時期に開催される。8月中旬という時期を考えれば、理論上はタイヤの熱劣化が大きな要素になり得る。

    一方、ザントフォールトでは夏でも気温が20度を大きく超えることは少なく、雨も珍しくない。そのため、実際のタイヤデグラデーションは当日のコンディションによって大きく左右される可能性がある。

    さらに海に近いため強い突風が吹くことも多い。2026年から導入された新しい空力レギュレーションのマシンでは、風向きや風速の変化がドライバーのマシンバランスにどの程度影響するかも注目される。

    決勝はハードが基準 スプリントはミディアムとソフトも候補
    ピレリは、日曜日の決勝ではハードタイヤが基準となる可能性が高いとみている。

    一方で、距離の短い土曜日のスプリントでは、ミディアムとソフトの両方が有効な選択肢になる可能性がある。タイヤの耐久性だけでなく、スタート直後のグリップやトラックポジションをどこまで重視するかによって戦略が分かれそうだ。

    ザントフォールトは本格的なストレートが実質的に1本しかなく、コース幅も狭いため、オーバーテイクが容易ではない。タイヤの性能差があっても前車を抜けない展開になれば、ピットストップのタイミングやアンダーカットの価値も大きくなる。

    オランダGPは36回目 フェラーリが最多8勝
    オランダGPはこれまでの全大会がザントフォールトで開催されており、2026年で36回目を迎える。初開催は1952年だった。

    ドライバー別ではジム・クラークが4勝で最多。コンストラクターではフェラーリが8勝で歴代最多記録を持つ。

    地元オランダのマックス・フェルスタッペンはこれまでザントフォールトで3勝を挙げており、ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダと並んでいる。

    初めてスプリントが組み込まれる2026年のザントフォールトでは、わずか1時間のフリー走行でどこまでタイヤ特性を把握できるかが週末全体を左右する。砂による路面変化、低い気温、雨、強風という不確定要素も多く、決勝だけでなく土曜日のスプリントからタイヤ選択とトラックポジションを巡る戦略戦が重要になりそうだ。

  • 2026年F1オランダGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1オランダGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1第12戦オランダGPは、8月21日(金)からザントフォールト・サーキットで開催される。約4週間のサマーブレイクを終えてシーズンが再開される一戦で、2026年はスプリントフォーマットが採用される。

    初日の8月21日(金)はフリー走行1回目(FP1)に続いてスプリント予選を実施。22日(土)はスプリントと決勝レースのスターティンググリッドを決める予選が行われ、23日(日)に72周の決勝レースが開催される。

    舞台となるザントフォールト・サーキットは、オランダ北海沿岸の砂丘地帯に位置する全長4.259kmのテクニカルコースである。起伏に富んだ高速コーナーが連続し、コース幅も比較的狭いため、ドライバーに高い精度が要求される。

    最大の特徴はバンク角を持つコーナーだ。ターン3のフーゲンホルツボフトと最終ターンのアリー・ルイエンダイクボフトには大きなバンクが設けられており、特に最終コーナーでは高い速度を維持したままホームストレートへと加速していくことができる。

    一方で、コース幅の狭さからオーバーテイクは容易ではない。ホームストレートからターン1への進入が最大のチャンスとなり、予選順位とトラックポジションがレース展開を大きく左右する。北海に近い立地から天候が変化しやすく、強い風によってマシンバランスが変わることもザントフォールト特有の難しさとなる。

    2026年オランダGPでピレリは、C2をハード、C3をミディアム、C4をソフトとして選択した。高速の右コーナーや大きなバンクではタイヤに高い負荷がかかるため、デグラデーションを管理しながらペースを維持することが重要になる。

    さらに今回はスプリント開催のため、通常のグランプリとは異なり、チームがマシンを調整できるフリー走行は金曜日の1時間のみとなる。サマーブレイク明け最初の走行でセットアップを仕上げ、そのままスプリント予選に臨む必要があり、FP1での作業効率が週末全体を左右する。

    2026年大会はザントフォールトで開催される最後のF1オランダGPとなる予定であり、2021年の復活以来続いてきたイベントにひと区切りがつく。地元マックス・フェルスタッペンにとっても特別な意味を持つ週末となる。

    2026年F1オランダGP スケジュール
    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:30~20:30(現地時間:12:30~13:30)
    スプリント予選:23:30~24:14(現地時間:16:30~17:14)

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:19:00~(現地時間:12:00~)
    予選:23:00~24:00(現地時間:16:00~17:00)

    ■ 8月23日(日)
    決勝:22:00~(現地時間:15:00~)

    フジテレビNEXT 放送スケジュール(生放送)
    フジテレビNEXTでは、2026年F1第12戦オランダGPの全セッションを生中継する。

    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:20~21:40
    解説:山本雅史、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    スプリント予選:23:20~26:00
    解説:山本雅史、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:18:30~22:30
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    予選:22:50~27:00
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    ■ 8月23日(日)
    決勝:21:20~27:00
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    FOD 配信スケジュール
    FODでは2026年F1第12戦オランダGPの全セッションをライブ配信する。また、フジテレビが8月19日に発表した2026年シーズン後半戦の無料配信拡大により、オランダGPではフリー走行1回目(FP1)とスプリント予選が登録不要で無料配信される。

    無料配信ではFOD限定のコメンタリーが使用される。

    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:20~(無料配信)
    スプリント予選:23:20~(無料配信)

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:18:30~
    予選:22:50~

    ■ 8月23日(日)
    決勝:21:20~

    なお、FODでは第12戦オランダGPから最終戦アブダビGPまで、2026年F1シーズン後半戦のフリー走行とスプリント予選を全戦無料配信する。FODへの登録は不要で、スプリントが実施されないグランプリでは基本的にフリー走行が無料配信の対象となる。

    オランダGP決勝は地上波でハイライト放送
    第12戦オランダGPでは、決勝終了後に地上波でハイライト番組が放送されることも決定している。

    番組タイトルは『2026 F1 オランダグランプリ 決勝ハイライト(Formula 1 Heineken Dutch Grand Prix 2026)』で、8月23日(日)24時15分から24時55分までフジテレビほかで放送予定。ライブ中継ではないものの、オランダGP決勝を地上波で楽しめる機会が設けられる。

    ■ 8月23日(日)
    2026 F1 オランダグランプリ 決勝ハイライト:24:15~24:55
    放送:フジテレビほか

    サマーブレイクを経て再開される2026年F1シーズン。スプリント開催に加え、ザントフォールトで最後となるオランダGPは、フジテレビNEXTとFODで全セッションをライブ視聴できるほか、FP1とスプリント予選はFODで無料配信され、決勝後には地上波でハイライト番組も放送される。

    ザントフォールト・サーキット
    FORMULA 1 HEINEKEN DUTCH GRAND PRIX 2026
    オランダグランプリ
    サーキット名: ザントフォールト・サーキット
    コース全長: 4.259km
    周回数:72
    レースディスタンス:306.587km
    ラップレコード:1分11秒097(ルイス・ハミルトン / 2021年)

  • ホンダF1 新スペックPU投入のオランダGP「待ち望んでいた機会」

    ホンダF1 新スペックPU投入のオランダGP「待ち望んでいた機会」

    ホンダF1は、2026年F1第12戦オランダGPで新スペックのパワーユニット(PU)を投入する。アストンマーティンとのワークス体制で迎えた今季、苦しい序盤戦を経て開発を進めてきたホンダにとって、シーズン後半戦の巻き返しを左右する重要なアップデートとなる。

    舞台となるザントフォールトではスプリントフォーマットが採用され、実走による確認機会はFP1の1セッションのみ。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、限られた時間で新PUを仕上げる難しさを認めながらも、「待ち望んでいた機会」と位置づけている。

    ホンダF1が新スペックPUを実戦投入
    2026年シーズン第12戦オランダGPは、8月21日(金)にザントフォールト・サーキットで開幕する。今大会はスプリント形式で行われ、金曜日にFP1とスプリント予選、22日(土)にスプリント決勝と公式予選、23日(日)に決勝レースが実施される。

    ホンダにとって最大の焦点となるのが、新スペックPUの実戦投入だ。

    新PUは、HRC Sakuraを中心にHRC UK、そしてアストンマーティンが連携して開発を進めてきたもの。ハンガリーGP後にはハンガロリンクで実走確認も行われており、ザントフォールトでいよいよレースウイークエンドに投入される。

    これまで明らかにされている新スペックでは、内燃エンジン(ICE)を中心に燃焼効率やフリクション低減、ターボ関連などに改良が施され、パフォーマンスだけでなくドライバビリティの改善も狙われている。

    スプリント週末でFP1だけの厳しい評価
    一方、新スペックを投入するタイミングとしてザントフォールトは簡単な舞台ではない。

    スプリント形式のため、通常のグランプリ週末とは異なりフリー走行は金曜日のFP1だけ。その後すぐにスプリント予選へと入るため、新PUの各種設定やエネルギーマネジメント、車体とのマッチングを確認できる時間は限られる。

    折原伸太郎は、この条件をホンダにとって大きなチャレンジと捉えている。

    「今週末のオランダGPは、ホンダにとって新スペックのパワーユニットを投入する重要な一戦です。これは、HRC SakuraがHRC UK、そしてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームと一体となって、集中的に取り組んできた成果です。

    ザントフォールトはスプリント形式で開催されるため、フリー走行は1回のみとなります。この限られた走行時間のなかで新パッケージの評価をやり切ることは大きなチャレンジですが、私たちにとっては待ち望んでいた機会でもあります」

    オランダグランプリ ホンダ

    アストンマーティンの車体アップデートと相乗効果へ
    アストンマーティン側にも前進の兆しが見え始めている。

    前戦ハンガリーGPでは車体アップデートを投入し、AMR26の挙動やドライバビリティに改善が確認された。そこにホンダの新スペックPUが加わることで、車体とPUの両面からパフォーマンスを引き上げることが期待される。

    折原伸太郎も、ハンガリーで得られた進歩をシーズン後半につなげたいと語った。

    「前戦ハンガリーGPでは、車体のアップデートによる前進を確認できました。ここに新スペックのパワーユニットが加わることで、シーズン後半に向けてチームとともにさらに前進できるようにしたいと考えています」

    2026年から始まったホンダとアストンマーティンのワークスプロジェクトは、序盤から複数の課題に直面してきた。その一方で、両者は日本と英国、そしてサーキットを結んだ密接な連携によって問題解決とパフォーマンス向上を進めてきた。

    ザントフォールトで投入される新スペックPUは、そうした共同作業がひとつの形となったものでもある。FP1だけという厳しい条件のなかでどこまで新パッケージを仕上げられるか。ホンダとアストンマーティンにとって、オランダGPはシーズン後半戦の方向性を占う重要な週末となる。

  • アレクサンダー・アルボン F1オランダGP予選「タイヤが全然なかった」

    アレクサンダー・アルボン F1オランダGP予選「タイヤが全然なかった」

    アレクサンダー・アルボンは、オランダGP予選後にタイヤ温度管理に苦戦し、非常に苛立った様子を見せた。

    アルボンはウィリアムズのF1マシンでQ2敗退を喫し、日曜の決勝を15番手からスタートすることになった。一方でチームメイトのカルロス・サインツはQ3に進出し9番手を獲得した。

    アルボンはQ2敗退直後に「全然タイヤがない。なぜ僕らは自分たちでこんなことをしてしまうんだ」と無線で嘆き、それまでの週末でFP3を7番手、Q1を6番手で終えていた好調さが一気に崩れた。

    アルボンは、第2セッション終盤でのタイヤ温度不足が原因だと語り、ピット出口に出るまでのタイミングが遅すぎたことを悔やんだ。

    「ガレージを出たときに……たぶん2分半くらいはピットレーンで待たされていたと思う」とアルボンは言った。

    「僕らがピットレーンを出た時には、すでに先に出た人たちがプッシュラップに入っていた。だから、プッシュラップ中のマシンをすべて先に行かせるためにスローアウトラップをするしかなかった。その結果、ターン1に入る時にはタイヤはまったくグリップがなく、どうすることもできなかった」

    アレクサンダー・アルボン F1 オランダGP ウィリアムズ・レーシング

    アルボンは、これはウィリアムズが改善すべき領域だと強調し、今季ずっとタイヤ温度維持に苦労してきたと認めた。

    「僕らは自分たちが不利な立場にいることを理解しているし、タイヤを機能させるウィンドウが他のチームより狭いんだ」と彼は付け加えた。「今年ここまで多くのサーキットで見てきたけれど、もしクリーンなアウトラップを得られなければ、僕らは何もできない」

    「この週末、通常のアウトラップは周囲のマシンより10〜15秒速いんだけど、僕のQ2の2回目のアウトラップは普段より20〜25秒遅かった。だからターン1に入ったときに何が起きるか、想像できるだろう。それがうまくいくことはない。だから苛立つんだ。簡単にはならない。僕らにとっては多くの面で難しくなる。もちろん、その瞬間は怒っているけどね」

    「でも戦略的に見れば、僕らのウィンドウが他より狭いときに、クリーンエアと適切なトラックポジションを確保するのは本当に難しい。僕らにとってはタイヤをどうにかすることが最優先だと思う。それが一番の問題で、それが解決すれば他のことはすべて簡単になる。だからこそフラストレーションが溜まるんだ」

    今季フェラーリからウィリアムズに加入したサインツもアルボンに同調し、「このクルマがここまで敏感だとは思っていなかった」と語った。

    「キャリアの中でこんな経験は一度もなかった。でも今年を通して学んでいることなんだ」とサインツは続けた。

    「僕は順応しようとして、できる限り理解しようとしている。だから時々僕がQ1で19番手に沈んだり、アレックスがQ1で19番手に沈んだりする。僕たちは普段は非常に拮抗しているドライバーなのにね」

    「でも、こうした敏感さや問題に対処するのはチーム次第でもある。今日Q2とQ3でやったように、重要な時にそれを克服できるようにしないといけないんだ」

  • F1オランダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    F1オランダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1オランダGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。8月29日(金)にザントフォールト・サーキットで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのプラクティスが行われた。

    11番手以下の差は僅かで、オリバー・ベアマン(ハース)が11番手につけ、若手として存在感を見せた。アンドレア・キミ・アントネッリは12番手、ガブリエル・ボルトレトが13番手に入り、メルセデスとザウバーのルーキーが健闘。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは14番手、エステバン・オコンは15番手で続いた。一方、ウィリアムズ勢はカルロス・サインツJr.が16番手、アレクサンダー・アルボンが17番手と後方に沈み、苦しい立ち上がり。アストンマーティンはランス・ストロールがクラッシュの影響で18番手に留まり、アルピーヌのピエール・ガスリーはリズムを掴めず19番手。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはPUトラブルでタイムを残せず、最下位の20番手に終わった。

    11番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    FP1:1分12秒564、19番手/FP2:1分11秒113、11番手
    「長いブレイク明けでみんなにとって少し難しかったし、ここは昔ながらで容赦ないサーキットだから簡単じゃない。FP1ではクリーンに走って、バランス面で何が足りないかを見極め、FP2に向けてダウンフォースレベルを変更した。それが良さそうで、FP2では自信がかなり上がった。雨を予想して早めにソフトを使ったから、他より少し早いタイミングでベストを出したけれど、立ち位置は悪くない」

    12番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    FP1:1分14秒275、20番手/FP2:1分11秒185、12番手
    「FP1の走行が短く終わってしまい残念だった。タイヤに温度を入れようとプッシュしてロックアップし、ターン9でスタックしてしまった。学習と走行時間を多く失ったのは理想的ではない。FP2は良くなって、ソフトでのシングルラップに集中して知識と自信を積み上げられた。まだいくつかミスはあったので修正が必要だ。何を見るべきかは分かっているし、やるべきことにしっかり取り組む。明日のFP3と予選に備える」

    13番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    FP1:1分11秒509、9番手/FP2:1分11秒320、13番手
    「ポジティブでスムーズな一日だった。サマーブレイク明けでもすぐに良いフィーリングが戻ったし、周回を通してバランスに満足していた。2セッションの間に励みになるステップが踏めたし、明日はもう少し磨き上げて、予選にベストな状態で臨めるようにする」

    14番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    FP1:1分11秒753、11番手/FP2:1分11秒339、14番手
    「ザントフォールトは本当に難しいコースで、それが表れていたと思う。それでもフィーリングは良く、クルマの状態も悪くない。天気は読めないけれど、今日は走行時間を最大限に使おうとした。チーム全体で一晩しっかり準備してすべてをまとめる。いつも通り非常に接戦だから、小さな差がすべてだ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    FP1:1分12秒144、17番手/FP2:1分11秒361、15番手
    「まずまずの一日で、とくにFP2でステップを踏めた。僕のセッションはかなり途切れ途切れで、かなり使い込んだタイヤでタイム計測をしたから完璧ではなかったけれど、クルマのパフォーマンスという点では良い改善ができたと思う。今日は雨が来るはずだったのに来なかったのは驚きだが、今後はより安定しそうなのでドライに集中する」

    オランダグランプリ

    16番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    FP1:1分11秒458、8番手/FP2:1分11秒682、16番手
    「FP2は少し寸断された。プッシュラップをまとめようとするたびにイエローや赤旗が出たからね。それでもペースは有望で、セッション間でいいステップが踏めたので満足している。明日はトップ10に入れる可能性があるから、週末を通して集中を切らさないことが大切だ」

    17番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    FP1:1分11秒171、5番手/FP2:1分11秒756、17番手
    「ここは風にやられやすいけど、幸いダメージはフロントウイングだけのようで、クルマ自体は大丈夫そうだ。FP1はいい立ち上がりで、FP2に向けていくつか変更を入れたが、周回数が足りず有効性を確認できなかった。明日に向けては雨でも構わないし、仮に降らなくても悪いクルマではない。今夜やれることに集中して、明日のQ3を目指す」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    FP1:1分10秒779、3番手/FP2:1分11秒975、18番手
    「ザントフォールトに戻れて最高だ。F1の中でもお気に入りのコースの一つで、この週末を楽しみにしている。今日は2台ともまずまず競争力があったと思うけれど、まだ序盤で他勢力と比べた位置は断言できない。残念ながらFP2のターン3でロックアップして壁に当たり、セッションを終えることになった。今夜やることはたくさんあるし、明日どこまで戻せるかだね」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    FP1:1分11秒613、10番手/FP2:1分12秒122、19番手
    「ザントフォールトでまたクルマに乗れてうれしい。今日は赤旗などでストップ&スタートが多かったけれど、クルマの挙動はそこそこ把握できた。FP2のソフトでの走りは、トラフィックでタイムは代表的ではないが、学びには満足している。いつものようにバランスを微調整する必要はあるが、良いベースはある。現状の順位は読みづらいけれど、クルマから最大を引き出すことに集中する」

    20番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    FP1:1分11秒772、12番手/FP2:タイムなし、20番手
    「FP1でPUのセンサーに問題があって、FP2の前にバッテリーとPUを両方交換した。少し遅れて走り出したけれど、バッテリーの挙動にチームが満足できず、指示でクルマを止めた。明日までにすべて解決しているといい。今日はもっと走りたかったが、FP3があるので予選に向けて十分準備できるはずだ」