マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱へ「第2の解除条項」が判明か

マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱へ「第2の解除条項」が判明か

マックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングの契約を巡り、新たな解除条項の存在が報じられた。2026年シーズン終了時のコンストラクターズランキングが一定条件を満たさなかった場合、フェルスタッペン側に契約を解除する権利が発生するという。

フェルスタッペンはレッドブルと2028年末まで契約を結んでいるが、成績に連動した解除条項が盛り込まれていることは以前から伝えられてきた。

今回の報道が事実であれば、2027年に向けた去就を判断できる機会は従来知られていたものだけではなく、2026年シーズン終了後にも残されていることになる。

シーズン終了時にレッドブルがトップ2圏外なら離脱可能か
イタリアのAutomoto.itによると、フェルスタッペンの契約には、2026年シーズン終了時点におけるレッドブルのコンストラクターズランキングに連動した解除条項が存在するという。

その条件はレッドブルがコンストラクターズランキングでトップ2に入ることとされ、トップ2圏外でシーズンを終えた場合、フェルスタッペンには2028年末までの契約を途中で解除できる選択肢が生じると報じられている。

現在、レッドブルは全23戦中11戦を終えた段階でコンストラクターズランキング4位。2位フェラーリとは130ポイント差があり、3位マクラーレンにも43ポイント差をつけられている。

RB22はシーズン序盤からマシンバランスに問題を抱え、その後も空力面でのパフォーマンス低下などに苦しんできた。フェルスタッペン自身もマシンを「ドライブできない」と表現するなど、厳しい評価を繰り返している。

10月まで行使可能とされる別の解除条項
フェルスタッペンには、すでに別の解除条項が存在すると報じられている。

こちらはドライバーズランキング上の順位に連動するもので、フェルスタッペンが一定の順位を確保できなかった場合に発動可能になるとされる。現在ランキング6位のフェルスタッペンはその条件に該当しており、2026年シンガポールGPまで、つまり10月まで契約解除を選択できると伝えられている。

一方、今回新たに報じられたのはチーム側の成績、すなわちコンストラクターズランキングに連動した条項だ。

このため報道通りであれば、フェルスタッペンは10月までに最初の解除権を行使しなかったとしても、レッドブルがシーズン終了時にコンストラクターズランキングのトップ2圏外だった場合、年末に再び契約を解除する機会を得ることになる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

レッドブルは解除権の買い取りも試みたと報道
フェルスタッペンの契約解除条項を巡っては、レッドブル側もその存在を強く意識しているとされる。

これまでの報道では、レッドブルはドライバーズランキングに連動した解除権を放棄させるため、フェルスタッペンに対して1000万ユーロ台前半規模の金銭を提示したとされている。しかし、フェルスタッペン側はこれを受け入れず、契約を解除できる権利を維持したという。

フェルスタッペンはここ数カ月、レッドブルGmbHのオリバー・ミンツラフやマーク・マテシッツらと複数回にわたって話し合いを行ったとされるが、2027年もレッドブルに残留すると公に明言することは避けている。

現状では2027年にフェルスタッペンを受け入れられるトップチームのシートは限られている。移籍先候補として名前が挙がってきたメルセデスはジョージ・ラッセル、マクラーレンはオスカー・ピアストリを継続起用する可能性が高いとみられている。

ただし、フェルスタッペンにはF1そのものから一時的、あるいは完全に離れるという選択肢もある。2026年の新レギュレーションへの不満を隠しておらず、これまでにも自身のF1での将来について含みを持たせてきた。

解除条項はレッドブルへの「圧力」にも
フェルスタッペンが解除条項を実際に行使するかどうかとは別に、その権利を保持していること自体がレッドブルとの交渉で大きな意味を持つ。

フェルスタッペン側は2027年にタイトルを争える競争力、少なくとも再び優勝争いができるマシンを用意することについて、レッドブルから明確な保証を求めていると報じられている。

一方、レッドブルはフェルスタッペンとの契約をさらに長期化し、最大で2032年まで拘束する新契約も検討したとされるが、フェルスタッペン側が求めた報酬条件には難色を示したという。

現在の契約は2028年末まで残っている。それでも複数の成績連動型解除条項が存在するとの報道が事実ならば、契約期間だけを見てフェルスタッペンの残留が保証されているとは言えない。

特にレッドブルが現在コンストラクターズランキング4位にとどまっている状況を考えれば、今回報じられた「シーズン終了時トップ2」という条件は現実的な意味を持つ。2026年後半戦でレッドブルがどこまで順位を取り戻せるかは、チームの成績だけでなく、フェルスタッペンの2027年以降の去就にも直結する可能性がある。