2026年スーパーフォーミュラ選手権第8戦の公式予選が8月8日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がポールポジションを獲得した。
野尻智紀は午前中のフリープラクティスに続いて速さを発揮し、最終予選Q3で1分04秒864を記録。前戦富士に続く2戦連続、今季2度目、通算25回目のポールポジションを獲得した。
ランキング首位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がわずか0.032秒差の2番手、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が3番手に入った。
気温低下でタイムアップ Q1から僅差の争い
今大会は第3戦オートポリス以来となる1大会1レースのフォーマットで開催。公式予選はQ1、Q2、Q3の3段階で争われ、最終Q3は「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA TIRE」として実施された。
午前中のフリープラクティスでは気温が30度を大きく超え、路面温度も50度以上まで上昇したが、14時20分の予選開始時には気温29度、路面温度43度まで低下。西から雨雲が近づき、上空が徐々に暗くなるなかでセッションが始まった。
Q1は2組に分かれて実施された。A組では牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分05秒625でトップ通過。大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が続いた。
トップから8番手までが0.3秒以内に収まる接戦となり、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)はわずか0.03秒差で7番手。開幕から続いていたQ2進出が7戦で途切れた。
B組ではポイントリーダーの太田格之進が1分05秒354でトップ。午前中のフリープラクティスで最速だった野尻智紀が0.058秒差の2番手につけ、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、フラガ、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)がQ2へ進んだ。
太田格之進がQ2唯一の1分04秒台 岩佐歩夢は9番手
12台からQ3進出の5台を決めるQ2では、太田格之進が一段上の速さを披露した。
太田は1分04秒994を叩き出し、このセッションで唯一となる1分04秒台に突入。トップでQ3進出を決めた。フラガが2番手、野尻智紀が3番手で続き、坪井翔と牧野任祐がトップ5に滑り込んだ。
一方、岩佐歩夢はタイムを伸ばすことができず、トップから0.354秒差の1分05秒348で9番手。第3戦オートポリスではQ3を制してポールポジションを獲得していたが、SUGOではQ2敗退となり、決勝を中団からスタートすることになった。
Q3進出を巡っては極めて僅差の争いとなった。牧野の1分05秒305に対し、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)は1分05秒308と、その差はわずか0.003秒。福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)も1分05秒315を記録したが、トップ5には届かなかった。
野尻智紀が太田格之進を0.032秒差で逆転
7分間で争われたQ3では、Q2最速の太田格之進と野尻智紀によるポールポジション争いとなった。
太田はQ2からさらにタイムを縮め、1分04秒896をマーク。しかし、その直後にアタックした野尻がセクター3、セクター4で全体ベストを刻み、1分04秒864を叩き出した。
太田をわずか0.032秒上回り、野尻智紀がポールポジションを獲得。前戦富士に続く2戦連続、今季2度目のポールとなり、自身が持つ歴代最多記録を更新する通算25回目のポールポジションとなった。
3番手にはフラガが入り、今季自己最高グリッドを獲得。4番手は牧野、5番手は坪井となった。
これでTEAM MUGEN AUTOBACSは、今季2度実施された横浜ゴム協賛の「SUPER POLE QUALIFYING」でいずれもポールポジションを獲得。野尻智紀にはポールポジション賞金100万円が贈られる。
予選終盤には雨を予感させるほど上空が暗くなったものの、最後までドライコンディションが維持された。第8戦SUGOの決勝は8月9日(日)14時20分にスタート予定。51周のレースで、ポールシッターの野尻智紀が今季初勝利を狙う。
2026年スーパーフォーミュラ第8戦SUGO 予選結果
1番手 #16 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)/Q3/1分04秒864
2番手 #6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/Q3/1分04秒896
3番手 #65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)/Q3/1分05秒137
4番手 #5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/Q3/1分05秒150
5番手 #36 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)/Q3/1分05秒250
6番手 #28 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)/Q2/1分05秒308
7番手 #14 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)/Q2/1分05秒315
8番手 #50 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)/Q2/1分05秒332
9番手 #1 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)/Q2/1分05秒348
10番手 #38 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/Q2/1分05秒389
11番手 #39 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/Q2/1分05秒402
12番手 #19 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)/Q2/1分05秒651
13番手 #53 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)/Q1B/1分05秒996
14番手 #64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)/Q1A/1分05秒866
15番手 #97 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)/Q1B/1分06秒000
16番手 #37 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)/Q1A/1分05秒924
17番手 #9 ジュリアーノ・アレジ(KCMG)/Q1B/1分06秒286
18番手 #8 山下健太(KCMG)/Q1A/1分06秒035
19番手 #12 小出峻(ThreeBond Racing)/Q1B/1分06秒363
20番手 #22 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)/Q1A/1分06秒195
21番手 #3 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)/Q1B/1分06秒417
22番手 #4 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)/Q1A/1分06秒691
23番手 #10 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)/Q1A/1分07秒359
24番手 #7 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)/Q1B/1分14秒223
