カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • AFコルセ、フィジケラ組が今季初勝利 (WEC第2戦)

    AFコルセ、フィジケラ組が今季初勝利 (WEC第2戦)

    AFコルセは、WEC第2戦スパ6時間レースでジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニの51号車が今季クラス初勝利を達成。小林可夢偉/トニ・バイランダーも3位表彰台を獲得し、フェラーリがGTEプロクラスのマニュファクチャラーズで首位に立った。

    AFコルセ 51号車は、レース中に進路妨害で2度のストップ&ゴー・ペナルティを受けるも、2位のアストンマーチン 98号車に9秒差をつけてフィニッシュし、今季初勝利を達成。

    AFコルセ 71号車は、一時はトップを走るも最終ピットストップで後退。だが、最後は小林可夢偉が、最終スティントで素晴らしい追い上げをみせ、2位に1秒差まで詰め寄った。

    ジャンカルロ・フィジケラ (AFコルセ 51号車)
    「まずなにより、AFコツセにありがとうと言いたい。彼らは今日素晴らしい仕事をしてくれた。ル・マンを本当に楽しみにしている。シーズンで最も重要なレースだ。去年僕たちは優勝しているし、もちろん、再びそれを達成したい。非常にタフなレースになることはわかっているが、僕たちは全力を尽くす」

    ジャンマリア・ブルーニ (AFコルセ 51号車)
    「今回のレースの最大のアドバンテージは、新しいタイヤを与えられ、それがクルマにとてもうまく合っていたことだ。ミシュランは非常によいコンパウンドをもたらしてくれた。長持ちしれたし、それが鍵だった。正直、僕たちはまだアストン勢の後ろにいるし、彼らは全てのスティントで僕たちより多くのラップをしていた。でも、とても良いレースだったので、非常に満足している。コックピットからは素晴らしいレースだったし、観てくれた人にとっても良いレースだったことを願っている」

    AF Corse

    関連:AFコルセとは?

  • トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ6時間レースで善戦したが、あと僅かで表彰台を逃した。

    アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミがドライブした2012年仕様の#8 TS030 HYBRIDは力強い走りで4位に入ったが、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴が組んだ2013年仕様の#7 TS030 HYBRIDは、デビューレースとなったスパ6時間レースでトップ争いを繰り返した後、無念のリタイアを喫した。

    レースの半分を消化した直後、#7のトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)のエネルギー回生が作動不良に陥り、リヤブレーキのオーバーヒートに繋がった。TS030 HYBRIDは協調回生ブレーキシステムと通常のハイドロリックブレーキを併用する設計となっているが、今回ばかりは#7はリタイアを余儀なくされてしまった。

    レース序盤、ラピエールの#7が4位、ブエミの#8が5位につけたが、すぐに両者とも高い戦闘力を披露した。ラピエールはしばらくの間、アウディとの間で勝利を予感させる接近戦を演じ、ブエミは力強い走りを見せた。その後、素晴らしい走りを見せたラピエールは#7を中嶋に、ブエミは#8をサラザンに託した。

    レース中盤、アウディとはタイヤ戦略、燃料ストラテジーが異なる作戦を取りながらもトヨタ・レーシングは好結果を期待出来る走りを披露した。しかし、ラピエールからステアリングを受け取って間もなく、中嶋は#7号車をピットに滑り込ませた。そして残念ながらリタイアとなった。
    理由はハイブリッドシステムのトラブルだった。トラブルの原因はこれから詳しく解明しなければならない。

    一方、#8はブエミが最後のスティントを担当し、最後まで表彰台を目指して戦いを続けた。そして、周回遅れを追い抜く際に接触して性能が低下したにもかかわらず、4位でレースを終えた。

    次戦、FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦は、6月22日(土)、23日(日)の両日に行われるル・マン24時間レースとなるが、その前に、公式テストが6月9日(日)にサルト・サーキットで行われる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    決勝レース:リタイア、最速ラップ:2分1秒847

    ニコラス・ラピエール #7:
    勝つために戦っていただけに、この結果にはとても失望している。我々はライバルよりも少し遅いとはいえ、僅差で戦えると思っていた。今日、肯定的といえることは、公式予選よりも優れたペースで戦えたことで、ル・マン仕様のパッケージに手応えを得られたことだ。ル・マンで戦うためにも、起こってしまったことを理解する必要がある。

    中嶋一貴 #7:
    決勝レースでのパフォーマンスは、公式予選後に予想した以上の戦闘力だった。問題に直面するまでは、アウディと対等に戦えていた。最初のスティントは上手く行ったが、2回目のスティントでは渋滞に阻まれ、少し困難だった。そしてル・マンを前にして、24時間レースではなくて今日のレースで問題が起きてしまった。原因を究明し、再発を防ぐことを願っている。ル・マンへと集中している。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:4位、167周(トップと1周差)、ピットストップ7回、
    最速ラップ:2分2秒052

    アンソニー・デビッドソン #8:
    我々が走らせていたのが2012年仕様だということを考えれば、期待以上の結果が得られたと思う。私のスティントでは絶好調でバランスは非常に良かった。タイヤのグリップも十分だった。ベストを尽くし、ベストな成績が得られたと思う。#7のリタイアは本当に残念だ。#7がリタイアしたのは私が走っていた時で、ブエミとドライバー交代するためにピットに入ってガレージの中に#7を見付けて驚いた。これが今日最大の落胆だったといえる。

    ステファン・サラザン #8:
    難しいレースだった。アウディには追いつけなかった。理由は我々のTS030 HYBRIDが2012年モデルでハイ・ダウンフォース仕様だったせいだ。スパのコースにはダウンフォースが少々大きすぎた。我々は精一杯の仕事をし、チームもベストを尽くした。結果は4位だったけれど、我々は表彰台を目指して激しいレースを展開、僅かなところで表彰台を逃した。#7は気の毒な結果となったが、チームはこのリタイアから多くを学び、ル・マンにはより強くなって挑戦するだろう。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    我々のTS030 HYBRIDは2012年モデルのハイ・ダウンフォース仕様。このスパのコースには最適とはいえなかったが、それでも表彰台を狙って猛烈にプッシュした。遅い車を抜くときにコースを外れてタイヤバリアに接触した。おかげでボディにかなりダメージを被り、最後のスティントの走りに影響が出てしまった。

    木下美明 チーム代表:
    我々は#7と共に首位争いへと真剣勝負を挑み、とてもエキサイティングなバトルだった。それだけにリタイアには失望している。我々は、いま原因を究明中であり、これは根本的な原因に対処するために、まずやらねばならないことである。#8のドライバーも2012年仕様車で表彰台を目指して頑張ったが、結果は4位フィニッシュに甘んじてしまった。我々はチームの総力を結集してル・マンでより良い成果へと挑戦する。アウディチームは、今日も素晴らしい成果を残したことを祝福したい。そして、ドライバーたちは健闘し、素晴らしいショーを見せてくれた。大事なことはイベントとして大いに盛り上がり、大観衆と共にWECを代表する素晴らしい雰囲気に包まれたことだ。

  • 小林可夢偉、クラス3位で2戦連続の表彰台 (WEC第2戦)

    小林可夢偉、クラス3位で2戦連続の表彰台 (WEC第2戦)

    小林可夢偉は、WEC第2戦スパ6時間レースをクラス3位でフィニッシュ。2戦連続の表彰台を獲得した。

    予選クラス3番手からスタートした小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、一時クラストップを走るパフォーマンスをみせたが後退。最終的に同じAFコルセの51号車が2度のストップ&ゴー・ペナルティを受けながらクラス優勝を達成した。

    2位にはブルーノ・セナ擁するアストンマーチン・レーシングの98号車、小林可夢偉の71号車は3位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得した。

    LMP1クラスは、アウディがトップ3を独占して圧勝。トヨタは8号車が4位、中嶋一貴が乗る7号車はリタイアだった。

    次戦は伝統のル・マン24時間レース。決勝は6/22〜23に開催される。

    Kamui Kobayashi

  • ブルーノ・セナ 「セーフティカーは不運だった」 (WEC第2戦)

    ブルーノ・セナ 「セーフティカーは不運だった」 (WEC第2戦)

    ブルーノ・セナは、WEC第2戦スパ6時間レースをクラス2位でフィニッシュした。

    ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ/レブ・ベルのアストンマーチン98号車は、予選から競争力のある走りをみせたが、レース序盤に不運なタイミングでセーフティカーが入ったことでフェラーリに先行を許し、クラス2位でレースをフィニッシュした。

    ブルーノ・セナ
    「素晴らしい結果だし、多くのポイントを獲得できて嬉しいけど、今日は多くの不運があった。フェラーリがピットインした後、僕たちがピットインする前にセーフティカーが入った。それが彼らの有利に働いた。それでも、僕たちは戦略を適応させて、タイヤでダブルスティントを走った。それがうまくいったし、タイムを縮めることができたけど、フレッドがフェラーリを捕えるにはタイヤが十分に残っていなかった」

  • トヨタ、予選でアウディに完敗 (WEC第2戦)

    トヨタ、予選でアウディに完敗 (WEC第2戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの公式予選が行われ、トヨタ・レーシングの2台のTS030 HYBRIDは予選4番手、5番手という残念な結果に終わった。

    トヨタ・レーシングはこのレースに2013年モデルのTS030 HYBRIDを1台初めて投入、ル・マン24時間レースに向けて低ダウンフォース仕様に仕上げたこの#7のステアリングは、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3人が握った。

    アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミの駆る#8は2012年仕様のTS030 HYBRIDで、今シーズン開幕戦シルバーストン6時間レースで3位に入賞した高ダウンフォース仕様のままだった。

    しかし、両車とも満足のいくダウンフォース性能を発揮することが出来ず、#7がブルツと中嶋のタイムアタックで、#8がサラザンとデビッドソンのタイムアタックでそれぞれ4番手、5番手の決勝グリッドを獲得したに留まった。

    午前中には2時間の練習走行が2回行われ、濡れた路面にもかかわらず2台のTS030 HYBRIDは大きなトラブル無く走り切った。

    午後に行われた30分間の公式予選では、2人のドライバーが2周ずつのタイムアタックを行い、その平均タイムでグリッドが決まった。

    公式予選は、一時、コースアウトするマシンがあり、赤旗提示で一時中断されたが、陽が落ちてからもコースは乾いたままだった。4人のドライバーはコンスタントな走行を行うものの、僅かにトップ3につけることが出来なかった。

    明日は、午前9時(日本時間午後4時)から20分間のウォームアップが行われ、午後2時30分(同午後9時30分)に6時間レースの火蓋が切られる。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    2台のTS030 HYBRIDは同じ仕様でない上、ル・マン仕様はここではダウンフォースが不足気味であり、今日は、本来のパフォーマンスを最大限に引き出せなかったので非常に残念だ。日程が非常にタイトで、十分な分析をするだけの時間が無かったが、要するに、見込みが少々甘かったということだ。幸運にも我々は、明朝のウォームアップ走行でいくつか異なるセッティングを試すことが出来るので、それで明日はとにかくラップタイムの短縮に取り組み、特にセクター2でのタイムアップを図りたい。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    公式練習第1回目:4番手(2分2秒856)37周
    公式練習第2回目:5番手(2分2秒332)49周
    予選:4番手(平均2分0秒947)

    アレックス・ブルツ #7:
    我々の公式予選は、完璧とは言えなかったが、中嶋一貴と私に特に失敗は無かった。4回のタイムアタックを平均した結果であり、今日のコンディションでのパフォーマンスといえる。新しい仕様のダウンフォースは、納得のいくレベルであり、予選は望んでいた結果では無いが、明日の決勝レースでは、さらなる結果へとプッシュする。

    ニコラス・ラピエール #7:
    我々にとっては忙しい一日となった。TS030 HYBRIDにとって初めて走るサーキットであり、適切なセットアップを得るのに苦労した。2台の異なる仕様を走らせたことで、いくつかの興味深い比較データも得ることが出来た。しかし、これは求めていたものではなく、明日はタフなレースになるだろう。我々は明朝のウォームアップ走行で、さらに適切なバランスを見付けることを試みる。長丁場のレースであり、最良の順位でフィニッシュするために最善を尽くし、この週末に諦めることはない。

    中嶋一貴 #7:
    難しいセッションだった。我々は出来ることはすべてやったが、アウディは速かった。朝の練習走行から我々はベストバランスとグリップを得る努力をした。いくつか異なるセットアップを試し、公式予選では手応えを感じたが、問題を完全に解決することは出来なかった。しかし、レースで好結果をあげるために戦いの手を緩めることは出来ない。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目:6番手(2分3秒143)40周
    公式練習第2回目:6番手(2分2秒524)44周
    予選:5番手(平均2分1秒203)

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ポールポジション獲得を目指して頑張った公式予選で5番手の順位しか得られなかったので悔しいが、明日はまた別だ。決勝レースではタイヤのマネージメントが重要だが、多くの速度の遅い車の追い越しも問題になる。簡単なレースではないはずだ。特にコース上の混雑に関して頭を働かせ、レースの前半では邪魔されない走りをしたい。そうすれば最後に良い結果を手に入れることが出来るはずだ。

    ステファン・サラザン #8:
    公式予選前半には赤旗のせいで数周しかタイムアタックが出来ず、タイムに響いた。2013年仕様のアウディやTS030 HYBRIDの最新仕様に対し、2012年仕様では苦労することは分かっていたが、とにかく全力は尽くした。しかし、高ダウンフォース仕様はスパのコースには向いていなかった。明日はプッシュするだけだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    2013年仕様でないため、今回は#8には厳しいだろうとは思っていた。従って、5番手には満足していないが全く予想していなかったわけではない。レースは長いし何が起きるか分からないが、それにしても我々は少しだけ後ろからのスタートとなる。 レースでは持てる性能をフルに引き出すことに専念したい。TS030 HYBRIDのことは良く分かっているので、更なる改善に挑戦していく。

  • 小林可夢偉 「前回に比べると非常に進歩した」 (WEC第2戦 予選)

    小林可夢偉 「前回に比べると非常に進歩した」 (WEC第2戦 予選)

    小林可夢偉が、WEC第2戦スパ6時間レースの予選を振り返った。

    開幕戦シルバーストンの予選ではクラストップのアストンマーチンに1.237秒差をつけられて最下位に沈んだ小林可夢偉のAFコルセ71号車だったが、今回はトップから0.278秒差の3番手に浮上。小林可夢偉もクラス6番手タイムを記録しており、決勝レースでのポイント獲得を誓った。

    4日(土)は午前9時(日本時間午後4時)からのウォームアップ走行の後、午後2時半(同午後9時半)に6時間レースのスタートが切られる。

    小林可夢偉 WEC第2戦スパ6時間レース 予選後のコメント


    今日は3番手ということで、前回に比べると非常に進歩したと思います。明日、スパは珍しく雨じゃなく、晴れでいけると思うので、しっかり今回もポイント獲って、シーズン後半にむけて繋げられるようにやりたいなと思うので、明日しっかり頑張ります。皆さん、応援よろしくお願いします。

    WEC第2戦 スパ6時間レース予選 (GTE Pro)

      Nr. Team Driver Car Driver1 Driver2 Avarage Gap
    1 98 Aston Martin Racing B. SENNA
    F. MAKOWIECKI
    R. BELL
    Aston Martin Vantage V8 2:19.203
    2:19.929
    2:19.832
    2:20.280
    2’19.811
    2 51 AF Corse G. BRUNI
    G. FISICHELLA
    Ferrari F458 Italia 2:20.183
    2:20.281
    2:19.452
    2:19.497
    2’19.853 +0.042
    3 71 AF Corse K. KOBAYASHI
    T. VILANDER
    Ferrari F458 Italia 2:19.901
    2:20.080
    2:19.893
    2:20.485
    2’20.089 +0.278
    4 97 Aston Martin Racing D. TURNER
    S. MuCKE
    P. DUMBECK
    Aston Martin Vantage V8 2;19.477
    2.20.027
    2:20.266
    2.20.611
    2’20.107 +0.296
    5 99 Aston Martin Racing P. DALLA LANA
    P. LAMY
    R.STANAWAY
    Aston Martin Vantage V8 2:20.402
    2:20.790
    2:19.267
    2.20.506
    2’20.241 +0.430
    6 91 Porsche AG Team Manthey J. BERGMEISTER
    P. PILET
    T. BERNHARD
    Porsche 911 RSR 2:20.108
    2:20.455
    2:20.024
    2:20.388
    2’20.243 +0.432
    7 92 Porsche AG Team Manthey M. LIEB
    R. LIETZ
    R. DUMAS
    Porsche 911 RSR 2.20.095
    2:20.432
    2:21.376
    2:21.537
    2’20.860 +1.049
  • アウディ、予選トップ3を独占 (WEC第2戦)

    アウディ、予選トップ3を独占 (WEC第2戦)

    アウディは、WEC第2戦スパ6時間レースで、アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラーの1号車がポールポジションを獲得。アウディ勢がトップ3を独占した。

    アンドレ・ロッテラーとマルセル・ファスラーが走行を担当したアウディ R18 e-tron クワトロ 1号車は、平均タイム1分59秒961を記録して、ポールポジションを獲得した。

    アンドレ・ロッテラーは「トラフィックのマネジメントが重要だった。もう一周行ける時間があるとわかったので、そのラップはクールダウンして、もう一周に賭けた。最高のラップではなかったけど、ポールを獲得するには十分だった」とコメント。

    「マルセルは素晴らしい仕事をしてくれた。重要なときに彼はそこにいて、クルマの最大限を引き出した。僕たちにとって良い一日だった」

    2番手には0.275秒遅れでルーカス・ディ・グラッシとマルク・ジェネが走行を担当したロングテール仕様アウディ3号車が続いた。ルーカス・ディ・グラッシは、全体のトップタイムとなる1分58秒934を叩き出した。

    3番手にもアウディ2号車(トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ)が続き、アウディがトップ3を独占した。

    GTE Proクラスでは、ブルーノ・セナとフレデリック・マコヴィッキィが走行を担当したアストンマーチン・レーシングの98号車がポールポジションを獲得。

    クラス最速タイムを記録したブルーノ・セナは「予選には本当に満足している」とコメント。

    「非常に強いパフォーマンスを発揮できたし、プラクティスで多くの走行ができたことがクルマを理解することに役立った。スパでチップにいれるのは素晴らしいことだ。このサーキットが大好きだし、通常うまくやれているので、本当に楽しみにしている」

  • 小林可夢偉、クラス6番手タイムを記録 (WEC第2戦 予選)

    小林可夢偉、クラス6番手タイムを記録 (WEC第2戦 予選)

    小林可夢偉は、WEC第2戦スパ6時間レースの予選でクラス6番手を記録。可夢偉の乗るAFコルセ71号車は、クラス3番手からスタートすることになった。

    WECの予選では、今年から各車2人のドライバーが最低2周のアタックを行なわなければならない。そしてグリッド順位はそれぞれのドライバーの最速2周タイムの平均値で決められる。

    小林可夢偉が参戦するGTEプロクラスでは、アストンマーティン98号車のブルーノ・セナが2分19秒203でトップタイムを記録。平均タイムでも98号車が2分19秒811で最高グリッドを獲得した。2番手には、AFコルセ51号車が平均タイム2分19秒853で続いた。

    小林可夢偉は、GTEクラスの予選に出走したドライバーでは6番手となる2分19秒893を記録。51号車は3番手につけた。

    WEC第2戦 スパ6時間レース予選 (GTE Pro)

      Nr. Team Driver Car Driver1 Driver2 Avarage Gap
    1 98 Aston Martin Racing B. SENNA
    F. MAKOWIECKI
    R. BELL
    Aston Martin Vantage V8 2:19.203
    2:19.929
    2:19.832
    2:20.280
    2’19.811
    2 51 AF Corse G. BRUNI
    G. FISICHELLA
    Ferrari F458 Italia 2:20.183
    2:20.281
    2:19.452
    2:19.497
    2’19.853 +0.042
    3 71 AF Corse K. KOBAYASHI
    T. VILANDER
    Ferrari F458 Italia 2:19.901
    2:20.080
    2:19.893
    2:20.485
    2’20.089 +0.278
    4 97 Aston Martin Racing D. TURNER
    S. MuCKE
    P. DUMBECK
    Aston Martin Vantage V8 2;19.477
    2.20.027
    2:20.266
    2.20.611
    2’20.107 +0.296
    5 99 Aston Martin Racing P. DALLA LANA
    P. LAMY
    R.STANAWAY
    Aston Martin Vantage V8 2:20.402
    2:20.790
    2:19.267
    2.20.506
    2’20.241 +0.430
    6 91 Porsche AG Team Manthey J. BERGMEISTER
    P. PILET
    T. BERNHARD
    Porsche 911 RSR 2:20.108
    2:20.455
    2:20.024
    2:20.388
    2’20.243 +0.432
    7 92 Porsche AG Team Manthey M. LIEB
    R. LIETZ
    R. DUMAS
    Porsche 911 RSR 2.20.095
    2:20.432
    2:21.376
    2:21.537
    2’20.860 +1.049
  • 【動画】 小林可夢偉 「我慢のレースになると思う」 (WEC第2戦)

    【動画】 小林可夢偉 「我慢のレースになると思う」 (WEC第2戦)

    小林可夢偉が、WEC第2戦スパ6時間レースへの意気込みを語った。

    AFコルセ、そしてWECでの初レースとなった前戦シルバーストンでは、2位表彰台という結果を残した小林可夢偉。

    だが、同時に性能調整によるアストンマーチンの速さを見せつけられたこともあり、今回のレースも厳しいものになると予想している。

    スパ6時間レースは5月3日(金)と4日(土)の2日間の日程で行われ、金曜日は午前9時(日本時間午後4時)と午後2時半(同午後9時半)からの2時間ずつ2度の公式練習を経て、午後6時50分(同翌午前1時50分)から30分間の予選が行われる。土曜日は午前9時からのウォームアップ走行の後、午後2時半に6時間レースのスタートが切られる。

    小林可夢偉 2013年WEC第2戦 スパ6時間レース・プレビュー


    今回はスパ。WECの第2戦なんですけども。まぁ、特にたぶん僕たちがなにか変ったっていうことは特にないし、前回2位になれて、あれがベストなリザルトだと思うし、今回も普通にいけばアストンは必ず速いと思うので、なんとかその前に行って、しっかり、なんとかルールが変わるまでポイントしっかり稼げればなと。我慢のレースになると思いますが、しっかり頑張ります。週末雨っぽいですが、ようこそスパという感じで楽しみたいと思います。

  • トヨタ、2013年仕様TS030 HYBRIDをスパ6時間レースで投入

    トヨタ、2013年仕様TS030 HYBRIDをスパ6時間レースで投入

    トヨタは、今週末ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ6時間レースに、2013年仕様のTS030 HYBRIDをデビューさせる。

    今月初旬に行われたWEC開幕戦シルバーストン6時間レースに2012年仕様のTS030 HYBRIDで出場し、3位、4位という結果を得たトヨタ・レーシングは、改良を施した2013年仕様の新型車両を1台スパに持ち込む。

    2013年仕様の#7はアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールに加え、開幕戦は日本のスーパーフォーミュラ参戦により欠場していた中嶋一貴が、2013年シーズンのWEC初レースとして出場する。

    開幕戦を表彰台フィニッシュで終えた#8は、アンソニー・デビッドソンとステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミが2012年仕様車をドライブする。

    2013年仕様のTS030 HYBRIDは、シャシーやパワートレインの改良により、更なる性能アップと信頼性及び整備性の向上を実現している。

    空力パッケージの進化はモノコックのアップデートにも及び、2013年の規則によりワークスのLMP1カーに課せられた最低重量15kg増加の影響を最小限とし、更に性能向上を図っている。

    トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)のパワートレインは従来通り独自のスーパーキャパシタを用いた300馬力のパワーアシストが、3.4リッターV型8気筒自然吸気エンジンから発揮される530馬力に上乗せされる。

    全く新しい車両規則が適用される2014年を前に、トヨタ自動車モータースポーツ部の東富士研究所では、更なるパワーと効率、各要素の最適化と信頼性向上を目指し、パワートレインのファインチューニングを行っている。

    ハイブリッド技術の世界的先駆者としてのトヨタの位置付けは、今月初めにハイブリッド車の販売数が500万台を突破したことで更に強固なものとなった。

    スパ6時間レースは5月3日(金)と4日(土)の2日間の日程で行われ、金曜日は午前9時(日本時間午後4時)と午後2時半(同午後9時半)からの2時間ずつ2度の公式練習を経て、午後6時50分(同翌午前1時50分)から30分間の予選が行われる。土曜日は午前9時からのウォームアップ走行の後、午後2時半に6時間レースのスタートが切られる。

    木下美明 チーム代表:
    スパはトヨタ・レーシングの本拠地があるドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)から120km程しか離れておらず、富士と共に我がチームにとってホームレースの一つだ。それだけに2013年仕様TS030 HYBRIDのデビューにはこれ以上ない場所であり、性能向上を示せると思っている。アウディが開幕戦シルバーストンで見せた速さは、我々が昨年のように勝利するためには、更に一歩進化する必要があることを実感させられたが、2013年仕様TS030 HYBRIDはそれを達成できると確信している。2012年仕様の車両も十分に競争力は高く、面白いレースになると思う。多くのTMGのスタッフが応援に来てくれるので、更に勝利へのモチベーションが高まる。皆で好成績を祝いあえることを望んでいる。

    アレックス・ブルツ #7:
    改良型の車両でレースを戦うことと、中嶋一貴と再びチームを組めるのが楽しみだ。テストの経過は順調で、レースでその力が発揮できると思うと興奮する。今回のレースの目標はシルバーストンよりも良い結果と、新型車両のファインチューニングだ。スパでは天候の変化が全く予想できない。ドライならば非常に高速な、LMP1カーにぴったりのコースで、ドライブも楽しい。もし路面がウェットや、所々で異なるコンディションとなった場合は非常にチャレンジングなコースになるが、スパではいつものことであり、私はそれほど気にしていない。

    ニコラス・ラピエール #7:
    スパは我々とアウディの力量が明らかになるという点で重要なレースになるだろう。#7にとっては残念な結果に終わった開幕戦シルバーストンの後、2013年仕様車で巻き返せることを望んでいる。今シーズン初めて#7の3人のドライバーが揃うというのも、ル・マン24時間レースに向けて有意義なトレーニングになるだろう。私はスパが好きだし、いくつかの良い思い出もある。それだけにル・マン24時間レース本戦前のレースコンディションでの最後のリハーサルとしては申し分ない。中嶋一貴と再び組めるのも嬉しい。我々はテストで顔を合わせてはいるが、レースを共に戦うのは昨年の富士以来だ。

    中嶋一貴 #7:
    トヨタ・レーシングの一員としてレースの現場に戻れることを喜んでいる。テストでの手応えは良かったが、ようやくレースを戦える。これまでのところWECでの最大の思い出は昨年の富士スピードウェイでの勝利であり、その勢いを維持していきたい。スパは素晴らしいコースだが、私自身は今まであまり良い結果を残せていない。エキサイティングなコースレイアウトで、走るのが楽しいサーキットなので、是非好結果を残したい。異なるパッケージの2台を持ち込むので、その比較、そしてル・マン24時間レース本戦へ向けての準備において興味深いレースになるだろう。

    アンソニー・デビッドソン #8:
    スパへ向かうのが楽しみだ。私にとって最後のスパでのレースは、2011年のLMP1クラスで優勝を果たしている。スパは天候が変わりやすいが、私は気にせず、ウェットでもドライでも、どちらのコンディションでも速く走れると思う。技術的な面から見ると、2013年仕様と2012年仕様、そしてアウディと比較できるというのが非常に大きなポイントであり、それぞれのレベルが明らかになるだろう。#8のクルーは2012年仕様をハイダウンフォースパッケージにしてスパに臨むが、高い競争力を発揮し、開幕戦同様に力強いレースが戦えることを期待している。

    ステファン・サラザン #8:
    スパでのレースを愛している! スパをLMP1カーで走るのは本当に素晴らしい経験で、特にハイブリッドシステムを採用したTS030 HYBRIDでスパを走るのは初めてなだけに、待ちきれない。ル・マン24時間レース本戦前の最後の戦いなので、非常に重要な週末となる。上位争いを繰り広げ、もちろんチャンスがあれば勝ちたいと思っている。私はスパ24時間レースで2008年に勝っており、様々な天候の下での走行経験を持っている。今週末への準備は十分に出来ており、チームのためにもベストを尽くして、シルバーストン以上の結果を成し遂げたい。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    私にとってWECでの初表彰台となったシルバーストンの後、スパに向かうのは格別だ。スパは世界でも最も美しいサーキットの一つであり、大好きだ。多くのレースシリーズでスパを走った経験があるのでコースはよく知っているが、LMP1カーで走るのは初めてであり、また、異なるクラスとの混走は新たな挑戦だ。戦いは今回も非常にタフなものになるだろう。2013年仕様の車両で参戦するチームメイトの#7が、大きな進化を遂げていることを期待している。とはいえ、2012年仕様の我々#8も、好結果を目指しプッシュを続け、競争力の高さを示したいと思っている。