カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • トヨタ TS030ハイブリッド、3日間の走行テストで2000kmを走破

    トヨタ TS030ハイブリッド、3日間の走行テストで2000kmを走破

    TOYOTA Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)にLMP1クラスで参戦する“TOYOTA TS030 HYBRID”にとって初となるフルテストを成功裡に終了した。

    第1回目のテストは、1月24日(火)のWEC参戦発表に続き、25日(水)から27日(金)の3日間、ポール・リカール・サーキットで行われ、今月初旬に同サーキットで今回のテストに先駆けてシステム機能の確認を目的に3日間行ったロールアウトに続く本格的なテストの開始となった。

    24日(火)の参戦発表会では地中海特有の季節風が吹いたものの、テスト初日の25日(水)は穏やかな快晴。その後、週末にかけて天気は下り坂であったが、TOYOTA RacingとTOYOTA TS030 HYBRIDは順調にテストプログラムを消化し、データ収集と共に確かな手ごたえを得た。

    THS-R(TOYOTA HYBRID System-Racing)のパワートレインを持つTOYOTA TS030 HYBRIDのテストは、アレックス・ブルツ、中嶋一貴、ニコラス・ラピエールの3人が担当。先のロールアウトで、システムチェックや基本的なセッティング解析は終わっているため、これを踏まえたテストプログラムが組まれた。

    今回のテストでは、特にロングスティント(長時間走行)でのTHS-Rを含めた駆動系の確認を含め、空力やメカニカルセットアップの最適化に向けた第一段階として、多くのテストメニューをこなした。さらに、ミシュランタイヤの初評価も行われた。

    これらのテストを順調にこなしたTOYOTA TS030 HYBRIDは3日間の合計で2,000km余りを走破し、満足のいくパフォーマンスと信頼性を見せた。なお、次回のテストは、2月中旬に予定されている。

    木下美明 チーム代表
    「今回のテスト結果には満足している。テストは順調に進み、我々の耐久レース復帰初年度に向けての準備に役立つ非常にたくさんのデータが得られた。ハイブリッドという革新的な技術をモータースポーツに持ち込む際には、もちろん多くのチャレンジが必要であるが、チームの取り組みとその結果に大いに勇気付けられ、感銘を受けている」

    パスカル・バセロン テクニカルディレクター
    「総走行距離という点では、ほんの少し予定に届かなかったが、ポール・リカールでの時間を非常に有効に活用できた。現段階では、我々のパートナーであるミシュランと共に、TOYOTA TS030 HYBRIDに必要とされるタイヤ開発の方向性をまず見極めることが重要であり、今回のテストでは他の性能開発と並行で進められた。また、パッケージ性能の限界をドライバーが見極めようとするにつれ、ペースはどんどん上がっている。彼らの指摘に基づいて、開発のピッチは明らかに加速しており、我々のサーキットオペレーションも大いに捗っている。TOYOTA Racingの開発陣にとっては、とてもエキサイティングなものとなった」

    アレックス・ブルツ
    「言うまでもないが、再びこのTOYOTA TS030 HYBRIDをドライブすることができて嬉しい。我々は継続的に評価、改良を行っており、この3日間の結果に満足している。チームの頑張りで、ロールアウトの時点から大きく進歩している。今回のテストでは、私はセットアップと操安性、トラクションコントロールを受け持った。タイヤ評価については始めたばかりだ。もちろん私はTOYOTA TS030 HYBRIDを運転できるチャンスを楽しんでいるし、テストをこなせばこなすほど、改良は進んでいく。それは間違いない。しかし、私は完璧主義者なので、細部に至るまで完璧を期するべく、ハードワークをこなしていく覚悟だ」

    ニコラス・ラピエール
    「テストは上手く行った。私はロングスティントランを受け持ち、多くの周回を重ねられたたことで、TOYOTA TS030 HYBRIDにより馴染むことができ、満足している。私がドライブする時は安定した好天が続いたので、セッティングの変更に対してTOYOTA TS030 HYBRIDがどう反応するかを理解できた。ミシュランタイヤも、第一印象は良く、総じて、周回を重ねるごとに良い感触を得ている。また、ハイブリッドシステムの最適化についても、正しい方向に進化している。我々全員が、TOYOTA TS030 HYBRIDについて理解を深めるごとに、改良に向けてやるべきこともわかって来ている」

    中嶋一貴
    「TMGのシミュレーターでバーチャルな走行体験は何度かこなして来たが、ついに実車のTOYOTA TS030 HYBRIDをテストすることができ、非常にエキサイティングだった。クルマは大変ポテンシャルが高く、開発の初期段階にもかかわらずドライバーに自信を持たせてくれたという点が印象的だ。ハイブリッドシステムは非常に興味深い。それはとても自然で、使用時には明確な駆動アシストを感じさせる。我々はテストプログラムの満足いくスタートを切ったが、まだやるべきことはたくさんある。これから回を重ねて行くことになるだろうテストが今から楽しみだ」

    主要諸元表:トヨタ TS030ハイブリッド

  • 中嶋一貴 「FIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみ」

    中嶋一貴 「FIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみ」

    中嶋一貴が、TOYOTA Racingから参戦する2012年FIA世界耐久選手権への意気込みを語った。

    TOYOTA Racingは、5月5日に開催されるFIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、TS030 HYBRID をデビューさせる。

    まだTS030 HYBRIDでの走行を行っていない中嶋一貴は「TS030 HYBRIDの初走行が待ち遠しい」とコメント。

    「ロールアウトの際にアレックスやニコラスといろいろと話したが、大きな可能性を秘めたクルマであるのは明らかだ。TMGのドライビング・シミュレーターでは長い時間運転しているので、ヴァーチャルな世界の中ではクルマの事も分かっているし、ル・マンのコースのことも分かっている。やっと本物を運転する時が来た」

    「自分にとっては素晴らしい挑戦だし、TOYOTA Racingと共にFIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみだ。ハイブリッド技術を携えてのル・マンへのカムバックはトヨタにとっては大きなチャレンジだと思うが、我々ドライバーにとっても大きなチャンスだと思うので、SUPER GTレースでの経験が活かせることを願っている。このプロジェクトに関わることができて最高だ。今シーズンは本当に頑張りたい」

    関連:
    ・トヨタ、ル・マン参戦マシン「TS030」を発表
    ・トヨタ TS030ハイブリッド (主要諸元表)

  • アレックス・ブルツ 「TS030 HYBRIDはクールの一言」

    アレックス・ブルツ 「TS030 HYBRIDはクールの一言」

    トヨタ TS030 HYBRIDのロールアウトで走行を担当したアレックス・ブルツが、その印象を語った。

    トヨタは、1月25日からフランス・ポールリカールサーキットで、2012年FIA世界耐久選手権に参戦するべくモータースポーツハイブリッドシステムを搭載した車両TS030 HYBRIDのテストを開始。

    ポール・リカールのロールアウトでは、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエール、また、TOYOTA Racingが2台で出場するレースにおけるドライバー候補である石浦宏明(30歳)がTS030 HYBRIDの走行を担当。

    TS030 HYBRIDは、このロールアウトで夜間走行を含む数百キロを走破し、テスト・プログラムの初期段階から高い信頼性とパフォーマンスを見せた。

    アレックス・ブルツ
    「初めてTS030 HYBRIDを運転したが、クールの一言に尽きる。電力を使ってガレージを出るだけでも、とても未来的だった。クラッチを放すと内燃エンジンが作動し、古い友人が戻って来たような気がした。ソフトタイヤで走った時はかなりのダウンフォースを感じたので今後が楽しみだ。素晴らしく速いクルマになると思う。現時点でもとてもハッピーだが、私は分析してしまう性分なので、まだいろいろと作業が必要だとは思っている。メカニックやエンジニアの皆と一緒に仕事ができて嬉しい。TOYOTA Racingチームはとても国際的で仕事がしやすい。みんな非常にプロフェッショナルなので、とても居心地が良い。それは確かだ」

    ニコラス・ラピエール
    「ロールアウトの最初の印象は良かった。シャシーは本当に進んでいるし、ハイブリッド・システムの調子もとても良い。TS030 HYBRIDはステアリングに対する反応が良く、レスポンスが素早く効率的。基本的なダウンフォースレベルも高いので、ドライバーにとっては嬉しい。考え方が違うから、これまで乗ったクルマとは全く違う。ロールアウトは手応えがあったし、様々な点でクルマの可能性を感じることができた。まだ、やらなければならないことはたくさんあるが、力強いパッケージに仕上がっていると思う。白紙からのスタートで、エキサイティングな挑戦だ」

    関連:
    ・トヨタ、ル・マン参戦マシン「TS030」を発表
    ・トヨタ TS030ハイブリッド (主要諸元表)

  • トヨタ 「ル・マンで優勝したいと思っている」

    トヨタ 「ル・マンで優勝したいと思っている」

    トヨタは、2012年FIA世界耐久選手権に参戦するべくモータースポーツハイブリッドシステムを搭載した車両TS030 HYBRIDのテストを開始。合わせて2012年参戦体制についても発表した。

    トヨタのWEC参戦チームは、ドイツのTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)を本拠とし、チーム名はTOYOTA Racing。参戦車の名称はTS030 HYBRIDとなった。

    TS030 HYBRIDは、1990年代のル・マン24時間で表彰台フィニッシュを達成したTS010とTS020の名を引き継ぐモデルで、TSはTOYOTA Sportの頭文字を取ったもの。

    TOYOTA Racingは、5月5日に開催されるFIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、TS030 HYBRID をデビューさせる。

    また、TOYOTA Racingは、第3戦ル・マン24時間(6月16・17日:フランス・ル・マン市)では、2台のTS030 HYBRIDを出場させる予定。なお、このほかのレースへの出場は、未定であるが今後決定しだい発表するとしている。

    木下美明 チーム代表
    「もちろん、ル・マンでは優勝したいと思っている。優勝は、このレースに出場する誰もの夢だと思う。しかし、非常に強いライバルを相手に戦えるようになるには学び、成長しなければならないと現実的に考えており、今年の我々の目標は、THS-Rパワートレインを主としたTS030 HYBRIDの性能レベルを見せることだ。ハイブリッドはトヨタのコア技術であり、モータースポーツの舞台でこれを見せることは重要であり、ラップタイムと燃料効率の両方でパフォーマンスのアドバンテージを発揮できることを証明したいと思う。ここまでたどり着くことができたのは、TMGと日本のモータースポーツ部で設計、開発、TS030 HYBRIDの準備に関わった全員の努力のおかげだ。またサーキットに戻れることになり、全員がとても興奮している」

    パスカル・バセロン テクニカルディレクター
    「TS030 HYBRIDの2大特性は、空力とハイブリッド・システムだ。ハイブリッド・パワートレインに関するレギュレーションでは、ブレーキング時のエネルギー回生が認められているため、このエネルギーを回生及び保存して放出、コーナー出口のスピードを上げ、ラップタイムの向上に繋げることができる。どのような性能レベルにおいても、ハイブリッド・パワートレインはこれを少ない燃料で行う事ができるため、我々はこの非常に重要なテクノロジーを耐久レースで使えることを楽しみにしている。開発段階でもうひとつ重要なポイントとなったのは、空力効率だ。TMGの開発チームは風洞とシミュレーションソフトを用いて空力コンセプトの最適化に力を注いだ。ロールアウトの際のフィードバックも良好だったので、今後数週間の開発作業に期待が持てると思う」

    村田久武 ハイブリッド・プロジェクト・リーダー
    「トヨタのモータースポーツ用ハイブリッド・システムは、開発に取り組んで来たこの数年間で大きく進歩した。ル・マン24時間というモータースポーツにおける究極の試練の場に、この技術を持ち込む準備ができたと感じている。ハイブリッド・システムを採用するということは、標準的な動力源と比べればもちろん、異なるチャレンジである。しかし、デンソー、アイシン・エィ・ダブリュ、日清紡ホールディングスといったパートナーと共同で開発に取り組んで来たTHS-R技術も、TS030 HYBRID の総合コンセプトの一部。この技術を用いてブレーキングゾーンの間で最高500kJのエネルギー回生及び保存を行い、フロントまたはリヤのモーターを通してこのエネルギーを放出することによって、クルマの加速性能向上に繋げることができる。トヨタのハイブリッド技術はすでに24時間レース(2007年 十勝24時間)で勝利を収めているが、今回は最新のTHS-Rで世界のモータースポーツに挑戦する。技術的には非常に厳しい挑戦となるが、我々はこれに臨む準備ができている」

    関連:
    ・トヨタ、ル・マン参戦マシン「TS030」を発表
    ・トヨタ TS030ハイブリッド (主要諸元表)

  • セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マンに参戦?

    セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マンに参戦?

    セバスチャン・ブエミが、今年トヨタからル・マン24時間レースに出場すると報じられている。

    トロ・ロッソのレースシートを失ったセバスチャン・ブエミは、2012年はレッドブルのリザーブドライバーを務めるが、ル・マンに参戦したいとの願望があることを認めていた。

    ル・マン24時間nレースは、6月中旬のF1カナダGPとF1ヨーロッパGPの間に開催される。

    1ヶ月前、セバスチャン・ブエミは「例えば耐久レースのような異なるものとF1を両立されるのが理想だ。僕はル・マンが大好きだしね」と述べていた。

    「(ル・マンの)週末にグランプリはないので可能だと思う。ビッグチームはまもなくテストを開始するので、僕も参加するかもしれない」

    「2012年に何をするかの詳細はすぐに発表できるだろう」

    スイスの Blick のベテラン記者ロジャー・ブノワは、トヨタがまもんかうセバスチャン・ブエミのル・マン参戦ドライバーのひとりとして発表すると述べた。

    トヨタは、1月24日にポール・リカールでWECシリーズに参戦する車両を発表。25日から実走行テストを行う。

    セバスチャン・ブエミの祖父は、60年代前半にル・マンに参戦していた。

  • トヨタ、WEC参戦マシンの画像が流出?

    トヨタ、WEC参戦マシンの画像が流出?

    トヨタが2012年からFIA世界耐久選手権に参戦するマシンとみられる画像がフランス誌“AUTOhebdo”に掲載された。

    トヨタは、先週ポール・リカールで2012年にル・マン24時間に参戦するマシンの初トラックテストを実施したと報じられている。

    同誌に掲載されたホワイトとレッドのトヨタカラーにカラーリングされたマシンの真偽は定かではないが、エンジンカバー部分には「TOYOTA HYBRID」の文字が確認できる。

    トヨタは、1月24日にポール・リカールでWECシリーズに参戦する車両を発表。25日から実走行テストを行う。

    画像 Toyota Hybrid LMP1画像

    トヨタ 2012年 FIA世界耐久選手権(WEC)出場車両イメージ
    トヨタ WEC

  • トヨタ、ル・マン参戦マシンのテストを開始

    トヨタ、ル・マン参戦マシンのテストを開始

    トヨタは先週、2012年にル・マン24時間に参戦するマシンの初トラックテストを実施したようだ。

    トヨタは、2012年からFIA世界耐久選手権にレーシングハイブリッドシステムを搭載したプロトタイプ車で参戦を計画しているが、 AUTOSPORT 水曜日から3日間にわたりポール・リカールでトラックテストを実施したとが報じた。

    TMGはテストについてコメントを控えているが、マシンは主な問題もなく数100kmを走破したとみられている。

    テストには、トヨタがFIA世界耐久選手権で起用する中嶋一貴、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールの3名全員が参加したとされ、アレックス・ブルツが大部分の走行を行ったと報じられている。

    トヨタは、1月末にポール・リカールでマシンを含めた参戦計画の詳細を発表する予定であり、そこでさらにテストが予定されている。マシン名はまだ明らかになっていないが、5月のWECスパ・ラウンドでレースデビューするとみられている。

  • カルン・チャンドック、FIA世界耐久選手権に参戦

    カルン・チャンドック、FIA世界耐久選手権に参戦

    カルン・チャンドックは、FIA世界耐久選手権(WEC)にJRMレーシングから参戦することが決定した。

    2011年にチーム・ロータスのリザーブドライバーを務めたカルン・チャンドックは、レース感覚を鈍らせないために他のシリーズへの参戦を希望しており、すでにi1スーパーシリーズへの参戦が決まっている。

    FIA世界耐久選手権は、ル・マン24時間やセブリング12時間などの耐久レースからなるシリーズ。

    「今年、新しくスタートする世界耐久選手権のためにJRMレーシングに加入できてとても興奮している」とカルン・チャンドックはコメント。

    「もちろん、再びレースができることをとても嬉しく思っている。2011年末にF1でレースをするオプションを探していたけど、可能性はなさそうだったので、外に目を向けることに決めた。WECは最高の選択肢だ。マシンは時速360km以上のスピードが出るし、カレンダーも素晴らしく、チームやドライバーのクオリティも非常に高い」

    カルン・チャンドックは、ル・マンとセブリングに参戦する初のインド人ドライバーとなる。

    「すべてのレースが楽しみだけど、インド人として初めてセブリング12時間とル・マン24時間に参戦できることはとても光栄だ。僕はこれまでのキャリアでマカオ、シルバーストン、スパ、モナコという伝統ある場所で表彰台に上がってきた。いつかそのリストにセブリングとル・マンも加えることができたら最高だね!」

    今のところF1カレンダーと重なっているのはセブリングと開幕戦オーストラリアGPだけとなる。

    カルン・チャンドックは、F1での役割と兼務できることを望んでいると Reuters に述べた。

    「もちろんF1の中にいたいし、いくつかのチームと交渉している。両方の役割を上手にやりくりできると思う。WECのカレンダーがF1と1レースしか重なっていないことも好都合だ」

  • カルン・チャンドック、世界耐久選手権への参戦にも興味

    カルン・チャンドック、世界耐久選手権への参戦にも興味

    カルン・チャンドックは、2012年にF1でサードドライバーを務めながらFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦したいと考えている。

    今年チーム・ロータスで金曜フリー走行に9回出走し、ドイツGPではレース出場を果たしたカルン・チャンドックだが、2012年にF1でフルタイムのコックピットを獲得する可能性はありそうもなりと認めており、ケータハムでサードドライバーの役割を務めつつ、世界耐久選手権でレースできることを望んでいる。

    「金曜ドライバーを継続するチャンスはあるし、もちろんF1にいたい」とカルン・チャンドックは AUTOSPORT にコメント。

    「2012年にF1でレースシートを獲得するのはほぼ不可能だし、そうなるとは思っていない」

    「でも、もう1年傍観しているのは良いことではないし、再びレースをしなければならないのはとても明白なことだ。F1カレンダーとは1戦しかぶつかっていないので、金曜日に走ながら、LMP1プログラムとそれを結合できれば、腕が鈍らないようにしておくことができる」

    「ル・マンは、競争しておきたいレースのひとつだ。僕はモナコ、マカオ、スパ、シルバーストンでレースをしてきたし、ル・マンはぜひやっておきたいリストの1つだ」

    カルン・チャンドックは、WECで様々なチャンスを探っているが、プライベートチームで走った方がそのような種類のレースでは経験を得られると考えている。

    「スポーツカー・レーシングについて多くのことを学べると思っている。誰もがワークスチームでスタートしたいと思うだろうけど、彼らはすでに強力なドライバーラインナップを抱えている」

    「非常に異なるタイプのレースだ。学ぶことができる良いチーム、十分に経験のあるチームメイトとLMP1で走りたい。多くの選択肢がある」

    「i1シリーズ、スポーツカー、そしてサードドライバーと、十分に忙しさを保てるはずだ」

    関連:
    ・i1 Super Series、リウッツィや山本左近を含む豪華ドライバーが参戦 – 2011年12月20日
    ・トヨタ、2012年FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに中嶋一貴を起用 – 2011年11月8日

  • トヨタ、2012年FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに中嶋一貴を起用

    トヨタ、2012年FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに中嶋一貴を起用

    トヨタは、2012年シーズンから参戦するFIA世界耐久選手権(WEC)で起用するドライバーを発表した。

    今回決定したドライバーは、以下の3名。
    ●アレックス・ブルツ: 37歳、オーストリア
    ●ニコラス・ラピエール: 27歳、フランス
    ●中嶋 一貴: 26歳、日本

    各ドライバーは国際競技のトップカテゴリーで優れた経験を持ち、学習の年となる2012年シーズンにおいては車両開発の面でもチームを手伝うことになる。

    今後、参戦車両の開発に加え、耐久レースの詳細な要件をドライバーが修得すべく、ケルンのTMG(TOYOTA Motorsport GmbH : トヨタ・モータースポーツ 有限会社)にあるシミュレーターも活用される予定で、全ドライバーは、来年初に予定されている初回テスト(場所は未定)で、トヨタが開発するハイブリッドシステムを搭載したレーシング車両をドライブすることになる。

    トヨタのWECプロジェクトに参加することが決定し、各ドライバーは次のように述べた。

    アレックス・ブルツ
    「チームに加入する話を聞いた時、是非参加したいと思った。耐久レースは大好きで、子供の頃からルマンは楽しみのひとつ。トヨタが参戦していた頃、GT-Oneは実に魅力的だったことをよく覚えている。ニコラスや一貴と共にメンバーの一員となれたことも非常にうれしい。耐久レースにおいて最も重要なドライバーの結束が、チームにとっても非常にプラスで、ラップタイムや戦績の向上にもつながると思う。ニコラスは速いドライバーだし、一貴はドライバーとしても一個人としても非常に評価しており、強いチームになれると考える。レースに挑戦するのが待ち遠しい。トヨタがこの先進技術で挑戦することに興奮を覚えるし、この領域での多くの経験が優位に働くことを望んでいる」

    ニコラス・ラピエール
    「この新しく興味深いプロジェクトに自分が選ばれたことを誇りに思う。大きな挑戦の始まりにワクワクしている。TMGには素晴らしい可能性があり、ハイブリッドシステムの強いクルマを開発できると思う。一貴とはGP2で競い合った仲だが、彼は本当に速いドライバーであるし、良いチームプレイヤーであるが、これも耐久レースでは極めて重要である。アレックスは2度のルマン優勝経験者で我々にとっては彼が“基準”。チームの結束力を作ることもできる人だと思う。チームとして共に戦うのを楽しみにしている」

    中嶋一貴
    「WECへの参戦は、トヨタにとって大変意味深いもので、そのプロジェクトの一員に選ばれ、大変光栄である。有名なルマンへの挑戦は自分にとっても新しいものであるが、これまでのあらゆるレースでの経験を生かしたい。ドライバー布陣も強力で、チームメイトの二人はお互いよく知っている。アレックスとはF1でいっしょに仕事をしたし、ニコラスとはGP2で競い合った仲である。またいっしょに仕事ができるのが待ち遠しい。ルマンについては経験者である彼らから色々学んでいっしょにいい仕事を是非したいと思っている」