カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • ポルシェ、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマをLMP1ドライバーに決定

    ポルシェ、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマをLMP1ドライバーに決定

    ポルシェは、2014年シーズンに世界耐久選手権(WEC)およびル・マン24時間レースのLMP1クラスへ参戦するドライバーの最初の2名として、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)およびロマン・デュマ(フランス)を発表した。

    スポーツカーレーシングのトップカテゴリーであるル・マン24時間レースにおいて総合優勝の実績を誇る2名のポルシェ ワークスドライバー、ベルンハルトとデュマは、新たなLMP1車両のテストを今年中に開始する予定となっている。

    「ティモ・ベルンハルトとロマン・デュマは、世界屈指のスポーツカードライバーとして認められています。2014年からこの2人が私たちと共に世界耐久選手権とル・マン24時間を戦うことになり、とても嬉しく思っています」とポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは述べた。

    LMP1プロジェクトのディレクターであるフリッツ・エンツィンガーは「特に私にとってありがたいのは、この2人のテストドライバーとしての能力です。それが、このコンビがすでに私たちの新型車の開発プログラムに密接に関わり、さらに今年の中盤に予定されている集中テストに参加してもらう理由です」とコメント。

    ティモ・ベルンハルトは、ポルシェのジュニア育成プログラム出身。1999年、ポルシェは当時18才だった彼の才能を認め、プロのレーシングドライバーに育てるためポルシェ ジュニア・チームに採用。2002年、ベルンハルトはワークスドライバーとして契約して以来、世界中のレースで着実に勝利を積み重ね、チャンピオンシップのタイトルを獲得し続けている。2010年、彼はドイツの自動車クラブであるADACが行った投票で、その傑出した功績により「レーシングドライバー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。ベルンハルトは、スポーツカーの世界4大クラシックレースを制覇した唯一のドライバー。彼は、2010年のル・マン24時間、2003年のデイトナ24時間、2004年のセブリング12時間で優勝。ベルハルトが保持するもうひとつの記録として、ニュルブルクリンク24時間レースでの5勝が挙げられる。

    ロマン・デュマは、2004年にポルシェのワークスドライバーとなった。それ以前、彼はポルシェ カレラカップ ドイツ以外にも、F3、F3000、インターナショナルGTの各レースで注目を集めていた。また、ル・マン24時間における最も経験豊かなレーサーのひとりでもあり、参戦回数は12戦を数えます。2010年には、ティモ・ベルンハルトと共にアウディを駆り総合優勝を飾っている。また、このコンビは米国においてスポーツプロトタイプのRSスパイダーで偉業を達成している。2007年および2008年、この2名のポルシェ ワークスドライバーはアメリカン・ル・マン・シリーズでタイトルを獲得。また、ベルンハルトがニュルブルクリンク24時間レースで挙げた5勝のうち4勝をデュマと共に飾っている。さらに、2010年、デュマはスパにおいてポルシェ911をドライブ、総合優勝に輝いた。

  • 小林可夢偉 「2位は現状で手にすることができる最高の結果」

    小林可夢偉 「2位は現状で手にすることができる最高の結果」

    小林可夢偉が、クラス2位表彰台を獲得したWEC第1戦シルバーストンのレース週末を振り返った。

    今年、AFコルセでWECに初参戦する小林可夢偉。金曜フリー走行ではクラストップタイムを記録したが、土曜日の予選ではクラス最下位で終えることになる。

    「シルバーストンの週末は毎日雨が降って、気温も日曜日までは10度以下と寒い日々でした」と小林可夢偉は振り返る。

    「金曜日はクラストップだったんですが、土曜日の予選では、なんと逆ポール。あらためてWECの厳しさというのを実感しました」

    「WECの予選は20分という時間のなか、1セットのタイヤでドライバー二人が走って、その平均のタイムでグリッドが決まるんですが、路面温度が低くて最後までタイヤがあったまらないままでした。タイムを見たらライバルであるアストンマーチンに1秒以上離されて、正直驚きました」

    「今年の性能調整でアストンがさらに速くなっているということは分かっていましたが、予選になって彼らが本当の速さを見せつけられた感じです。F1だと予選中に他とは違った戦略とかできるんですが、WECではそういう余地はまったくないですね」

    「日曜日の決勝レースもとにかく初めての耐久レースなので、どうなるのか想像もできないし、とにかくきちんと仕事をしていこうという気持ちで挑みました。実は、開幕前のテストも含めてドライタイヤで長い距離を走っていないので、タイヤのもちぐあいとか、燃料がどれくらい減るかとか、しっかりとしたデータがない状態でのスタートだったんです」

    「チームメイトのトニーがスタートを担当した後、僕は26周目から30周、88周目から30周、そして144周目からチェッカーまで26周の3スティントを走って2位でチェッカーを受けることができました」

    「とにかく6時間というレースは長いですね。ほかのクラスとの速度差もすごいし、LMP1なんてロケットみたいに飛んできますから。せっかく前との差を縮めていても、他のクラスが来るタイミングであっというまにタイムをロスしてしまうし、アストンマーチンだけでなくポルシェとのタイム差もないので、ホントに接戦です」

    「個人的には最後のスティントで、ようやく分かり始めたかなという感じです。そのスティントで出したチームとしてのファステストラップがクラス2番手のタイムで、トップのアストンマーチンにコンマ3秒まで来ていたのはまずまずだと思います」

    「2位という結果は現状では手にすることができる最高の結果だと思います。耐久レースの経験がない僕に、いろいろと教えてくれているトニーや、サポートしてくれているチームのスタッフ、そして応援して下さっているファンの皆様に本当に感謝しています。次のスパも厳し状況だということは変わりないと思いますが、しっかりとポイントを獲りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」

  • ブルーノ・セナ 「開幕戦から優勝できるなんて信じられない気分」

    ブルーノ・セナ 「開幕戦から優勝できるなんて信じられない気分」

    ブルーノ・セナが、WECデビュー戦となったシルバーストン6時間レースを振り返った。

    昨年末にウィリアムズのF1シートを喪失したブルーノ・セナは、今季アストンマーチン・レーシングに加入してWECに参戦。ブルーノ・セナが乗るアストンマーチン ヴァンテージの97号車は、予選で圧倒的な速さをみせてポールポジションを獲得。決勝でも終始リードする見事なレース展開で開幕戦を制した。

    「GTのキャリアを勝利でスタートすることができて本当に嬉しく思っている」とブルーノ・セナはコメント。

    「アストンマーチン・レーシングに加入することは素晴らしいことだったし、WECのシーズン開幕戦からポールポジションを獲得して、優勝し、チャンピオンシップのために多くのポイントを獲得できたことは、信じられない気分だ」

    「タフなレースだった。事故を避けつつ、懸命にプッシュしなければならなかった。でも、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。これから僕たちは懸命にプッシュし続けていかなければならない。ここの競争はとっても激しい」

    関連:小林可夢偉、AFコルセでのデビュー戦でクラス2位 (WEC開幕戦)

  • 【動画】 小林可夢偉 「1戦目としては最高の結果」 (WEC開幕戦)

    【動画】 小林可夢偉 「1戦目としては最高の結果」 (WEC開幕戦)

    小林可夢偉が、WEC開幕戦シルバーストン6時間の決勝レースを振り返った。

    AFコルセ 71号車はGTE Proクラスで最後尾スタートとなったが、小林可夢偉は初めての耐久レースに関わらず、アグレッシブなレースを展開。途中、スピンを喫する場面もあったが、ブルーノ・セナを擁するアストンマーチンの97号車に次ぐ2位でフィニッシュ。WEC初レースで表彰台を獲得した。

    小林可夢偉 WEC第1戦シルバーストン・決勝レース後のコメント


    今日はWECの第1戦終わって、決勝、クラス最後尾スタートだったんですが、2位に終われて。なんて言うんですかね、初めてのレースでまずしっかり2位でポイントを取れたっていうことは、かなりポジティブに考えていいと思うんですが、ただ、アストンマーチンが本当に速いんで。GT300とかでもよく言われているのが、BOPっていう、なんていうの、ハンディが結構クルマそれぞれあって、そこに今のところ苦しまされているので、今後FIAがしっかりこのルールを変えてくれると、まぁ、チャンピオンシップ戦えればいいかなと思います。まず、初めてレースでしっかりポイント取れたこと、本当に良かったと思うし、チームのみんな、それとチームメイトのトニーも、本当に僕は全然経験不足なんで、そういうなかでしっかり協力して教えてくれて、ここまで来れたっていうのは、良かったと思います。また次はスパであるんですけど、そこでもルールはそんな早く変わるとは思わないんですが、しっかりポイント取って、なんとかチャンピオンシップに繋がるようしっかり戦いたいと思います。6時間初めて、結構長いレースだったんですが、本当に1戦目としては最高の結果だと思います。逆にこれ以上、今のペースではちょっと厳しいと思うので、僕らのなかでは最高のリザルトだと思います。

    関連:小林可夢偉、AFコルセでのデビュー戦でクラス2位 (WEC開幕戦)

  • 小林可夢偉、AFコルセでのデビュー戦でクラス2位 (WEC開幕戦)

    小林可夢偉、AFコルセでのデビュー戦でクラス2位 (WEC開幕戦)

    小林可夢偉は、WEC開幕戦シルバーストン6時間レースをクラス2位で終えた。

    今年、スクーデリア・フェラーリと契約し、アジア史上初のフェラーリ・ワークスドライバーとしてAFコルセからWEC世界耐久選手権での初レースを迎えた小林可夢偉。

    GTE Proクラスの最後列からスタートした小林可夢偉の71号車は、ブルーノ・セナを擁するアストンマーチンの97号車に次ぐ2位でフィニッシュ。

    途中、シルバーストンには雨が降り、スピンを喫することもあった小林可夢偉だが、初の耐久レースでもアグレッシブな走りをみせ、クラス2位に貢献した。

    LMP1クラスでは、アウディが1-2フィニッシュを達成。トヨタは3位と4位でフィニッシュした。

    次戦は、WEC第2戦スパ6時間は5月4日に決勝レースが行われる。

    小林可夢偉 表彰台 画像 画像 画像

  • アウディ、WEC 開幕戦 シルバーストンで1-2フィニッシュ

    アウディ、WEC 開幕戦 シルバーストンで1-2フィニッシュ

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC)の2013年シーズンを、威風堂々の幕開けで迎えた。

    2台のアウディ R18 e-tron quattroは、シルバーストンでの6時間耐久レースを終始優勢を保ったままで闘い抜き、1-2フィニッシュを達成。アウディにとっては、3月に行われたセブリング12時間耐久レースに続く2度目の1-2フィニッシュであり、今シーズン2度目のスポーツカーレース優勝となった。

    今回、アウディはRACツーリスト トロフィーを初受賞した。1905年から続く非常に歴史あるトロフィーは、2013年WEC開幕戦の最大の目玉だった。スコットランド出身のアラン・マクニッシュ(イギリス)はトロフィー獲得に向けた母国ラウンドでの優勝に、大きな意欲を燃やしていた。

    彼は、旧知のトム・クリステンセン(デンマーク)と共に、新しくチームメイトとなったロイック・デュバル(フランス)とトリオを組んで、今シーズンに臨んでいる。

    今回の優勝で彼らは、2番手に7ポイントの差をつけて、WECドライバーズポイントランキングのトップに立った。彼らは、レース開始から5時間目(151ラップ終了後)にトップの位置を獲得。その後も、容易ではないオーバーテイクを繰り返し、さらに不測のタイヤ交換に見舞われるなどして順位が下がる場面もあったが、マクニッシュは見事にトップの位置に返り咲き、2番手に3.4秒のリードを保って優勝した。

    レース開始直後から、挑戦者であるトヨタとはスリリングなバトルが起こった。そのバトルを制し、ゼッケン2号車を駆るアラン・マクニッシュが、6周目にトップに躍り出た。マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組がドライブするゼッケン1号車もこれに続き、レース序盤からアウディの1-2リード態勢を創り出していた。

    77周目には、ファスラーがトップに立つやもしれぬ場面が訪れましたが、実はレースが開始し4時間が経過した頃から、ゼッケン1号車の左フロント・ドライブシャフトに不具合が生じており、フロントアクスルへのハイブリッドによる駆動力供給が出来ない状態となってしまっていた。このため、ゼッケン1号車のクルーは優勝を諦めざるを得なかった。

    アウディは、ハイブリッドスポーツカー開発という技術的チャレンジの分野でも、昨年同様、シルバーストンにてトヨタに勝利。2台のアウディ R18 e-tron quattroは、特にエアロダイナミクスによるダウンフォースが、最適にセットアップされていた。今年からエアリストリクター径が小さく改訂されたことで、マシンのパワーは去年より落ちてしまっているにも関わらず、アウディスポーツのエンジニア達は、この不利な状況に屈することなく多彩な開発を行った。

    さらに、ディーゼルエンジン搭載のアウディ車の燃料タンクは、ガソリンエンジン仕様のトヨタに対しておよそ20%も小さい58リッターに制限されている。タンクが小さいことで、アウディはトヨタよりも短いインターバルで給油しなければないが、そんな不利を覆し、3位となったトヨタに1ラップもの大差を付けて優勝を獲得した。

    3週間後の5月4日にはスパ・フランコルシャンで次のレースが開催される。この大会でアウディは、今年初めて3台のアウディ R18 e-tron quattroを出場させ、ルマン24時間レースに向けての準備を行う。

    Dr. ヴォルフガング ・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    WEC開幕戦を1-2フィニッシュで終えられたことは、非常に素晴らしいことです。レース開始からゴールまで、我々は素晴らしいパフォーマンスを披露し続けました。2台のマシンは、互いに違う戦略をもってレースを闘っていて、そのバトルは最後までスリリングなものでした。ゼッケン1号車は大きなハンディを持っていたにも関わらず、驚異的なラップタイムで周回していました。アラン・マクニッシュとブノワ・トレルイエの間で行われたバトルは、モータースポーツ史に残るほどのものでした。アウディは、チームメイト同士のバトルを特別に制限することはしていません。しかし、彼らは共に、アウディブランドのために走っていることをわきまえ、素晴らしい結果を残してくれました。

    ラルフ・ユットナー (アウディスポーツ・チームヨースト テクニカルディレクター)
    今日はアウディやチームだけでなく、観客にとっても素晴らしい1日となりました。我々は、トヨタに比べてピットストップのインターバルが短かったが、その不利はラップタイムの速さで跳ね返されました。ドライバー達の運転はもちろん、ピット作業も完璧でした。中でも、ほぼ諦めざるを得ない状況を見事にひっくり返して優勝を勝ち取った、アラン・マクニッシュの走りには驚かされました。他のドライバー達も、彼が見せた真のスポーツスピリットには舌を巻いています。非常に幸先の良いスタートを切ることが出来ました。

    ロイック・デュバル(Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    すばらしい週末でした。シルバーストンでのアラン・マクニッシュは、本当に凄い。ゴール直前のスピンによるタイムロスをすべて挽回するほどのハイペースで周回していたのですから。Audi R18 e-tron quattroで闘う初めてのレースで早くも優勝を獲得出来たことに、とても嬉しく思います。

    トム・クリステンセン(Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    このオフシーズンに、私たちがどれ程の速さを身につけたかを示すことが出来た、とても良いレースでした。トヨタのパフォーマンスも、賞賛に値する素晴らしいものでした。スピンから復帰する際のアラン・マクニッシュの走りには、とても驚かされました。そして、ロイック・デュバルにとっては、最高のデビューレースとなりました。

    アラン・マクニッシュ (Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    簡単に勝てるレースではないことは充分、分かっていました。トヨタとの闘いは厳しく、アウディ同士のバトルもまた激しいものでした。レース終盤には、私とブノワ・トレルイエとの優勝を賭けたバトルとなりました。スピンを喫した後、私はニュータイヤによる最大限のアタックを行いました。その結果、残り2周を切った時点でようやく、トップの位置を取り戻しました。2年連続で、WEC開幕戦を優勝で飾ることが出来たことに、とても嬉しく思っています。

  • トヨタ、2013年シーズンを3位表彰台でスタート (WEC開幕戦)

    トヨタ、2013年シーズンを3位表彰台でスタート (WEC開幕戦)

    トヨタは、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン 6時間レースで3位に入賞した。

    トヨタ・レーシングはシルバーストンに2012年型TS030 HYBRIDを持ち込み、アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミが乗る#8が3位に入賞。トヨタ・レーシングにとっては、2012年のデビュー以来、7戦で5度目の表彰台獲得を果たした。

    アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール組の#7はポールポジションからスタートしたが4位でレースを終えた。

    土曜日に不順な天候のもとで行われた予選でポールポジションと2番手となった、 2台のTS030 HYBRIDはグリッド最前列からスタート、ブルツとデビッドソンが序盤数周をリードした。しかし、トヨタが選択したミシュランタイヤのコンパウンドが路面温度に適さず、間もなく2台のアウディにポジションを奪われ、#8が3位、#7が4位へと後退した。

    レースの3分の1を過ぎ、#7はブルツからラピエールに、#8はデビッドソンからサラザンに交替。その直後から雨が降り始め、ラピエールはすぐにインターミディエイトタイヤに変更した。しかし、雨はすぐに上がり、ラピエールは再びスリックタイヤに交換しなければならなかった。

    レースの半分を消化した頃に、#8のサラザンがブエミにステアリングを渡し、その30分後に#7はラピエールからブルツに交替、ブルツは残りのレースを一人で走り切った。

    #8はレースが残り1時間ほどになった時に最後のドライバー交替を行い、代わったデビッドソンが力強い走りで走行を続け、3位でチェッカーフラッグを受けた。ブルツの#7は4位でフィニッシュした。

    FIA WEC第2戦は、5月4日(土)にベルギーで行われるスパ・フランコルシャン 6時間レース。この伝統のサーキットはトヨタ・レーシングの本拠地があるドイツ・ケルンから僅か120kmの距離にある。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
    決勝レース:4位、196周(トップと1周差)、ピットストップ9回、
    最速ラップ:1分43秒741

    アレックス・ブルツ #7:
    難しいレースだった。最初のスティントでは低すぎる路面温度のためにタイヤがたちまち駄目になった。その結果、タイヤ交換なしで2スティントを走ることが出来ず、タイヤ交換に時間を奪われ、走行ペースと作戦に影響が出た。その後は可能な限りの走りに徹したが、アウディに対抗する走りは出来ず、表彰台を逃した。次戦スパで好結果を出すために、ケルンに戻ってハードワークが必要だ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    非常に厳しいレースだった。コースが少し濡れて来たとき、タイヤ選択をミスしてしまった。インターミディエイトタイヤを選択したが、すぐにコースが乾きだしてタイヤは性能を発揮出来なかった。このミスがなければ恐らく我々が3位を獲得、#8が4位となっていただろうが、いずれにせよトヨタ・レーシングとしては3位、4位の順位は変わらなかったと思う。次戦のスパでは2013年型TS030 HYBRIDを投入するが、アウディと真っ向勝負の出来るペースで走る事が出来ると期待している。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:3位、196周(トップと1周差)、ピットストップ7回、
    最速ラップ:1分43秒196

    アンソニー・デビッドソン #8:
    タフなレースで、キャリアの中でも最もきつい表彰台獲得のひとつだった。タイヤの適温域を外れた低い路面温度のためにタイヤはグレイニング(ささくれ)が酷く、フロントタイヤのグリップが得られなかった。最初のスティントでは#7のブルツと同様に丁寧な走りに徹したが、それでもタイヤ1セットでのダブルスティント走破は無理だった。レースの終盤に向けて2台は異なるコンパウンドのタイヤを採用したが、更なる路面温度の変化が我々に味方した。その結果、我々はスピードを取り戻したが、十分ではなかった。

    ステファン・サラザン #8:
    速く走れないときにはフラストレーションが溜まるものだ。しかし、とにかく表彰台に上がることが出来た。私にとってはトヨタ・レーシングで初めての表彰台で、嬉しいことに変わりはない。今日ドライブした2012年仕様のTS030 HYBRIDでは十分なペースは得られなかったが、とにかくプッシュした。今日得られたすべての情報を分析し、改良を進め、次戦スパではアウディを打ち負かしたい。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    今日、我々はベストを尽くしたが、優勝争いに絡むことは出来なかった。しかし、表彰台に上がることが出来たので最悪の状況からは逃れた。2012年型TS030 HYBRIDでのレースと考えれば、まずまずのシーズン開幕と言える。アウディの新型車の性能が向上していることは想定されていたし、周知の事実だったので、我々が最速では無いことも分かっていたが、それにしても学ぶことは多かった。しかし、我々は立ち止まることなく、次のレースに向けて最善を尽くしたい。

    チーム代表 木下美明:
    非常に厳しいレースだった。もし、土曜日の予選がドライだったら話は違っていたはずだが、天候はすべてのチームに平等だ。ここシルバーストンに持ち込んだのは2012年型TS030 HYBRIDだが、もちろん優勝を狙っていた。それだけに無念の思いはある。優勝したアウディには賛辞を送りたい。彼等の冬の間の大きな進歩が、今日の勝利に繋がったのだと思う。もちろん我々の2013年型TS030 HYBRIDも更なる性能向上がなされており、次のスパのレースでは良い戦いが出来ると信じている。これからの2週間、スパでの表彰台を目指して猛烈に働く。

  • WEC 世界耐久選手権 2013 放送日程

    WEC 世界耐久選手権 2013 放送日程

    2013年シーズンのWEC(世界耐久選手権)は、J SPORTSが全戦放送する。

    FIA世界耐久選手権(WEC:World Endurance Championship)は、6時間以上の耐久レースが全8戦行われ、規定車両はル・マン・プロトタイプとGT耐久レーシングカー。LMP1クラスではアウディとトヨタのハイブリッドマシン対決が注目。さらに2013年はGTEプロクラスのチームであるAFコルセから、小林可夢偉がフェラーリ458 GTEをドライブすることが決定。

    第3戦はF1モナコグランプリ、インディー500と並び世界三大レースといわれる「ル・マン24時間レース」、さらに、第6戦には富士スピードウェイにて開催される「富士6時間レース」もラインナップされている。

    J SPORTSでは、第1戦シルバーストン6時間レース、第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース、第3戦ル・マン24時間レース、第6戦富士6時間レースを生放送。

    注目の開幕戦シルバーストン6時間レースは、4月14日の19:45 〜 26:30にJ SPORTS3で生放送される。

    FIA 世界耐久選手権 放送スケジュール

    放送日時

    番組名 チャンネル
    4月14日(日)
    19:45〜26:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3 LIVE
    4月16日(火)
    15:00〜21:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3
    4月26日(金)
    16:00〜22:30
    FIA 世界耐久選手権 2013 第1戦
    シルバーストン6時間レース(イギリス)
    J SPORTS3
    5月04日(土)
    21:15〜28:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS3 LIVE
    5月09日(木)
    16:00〜23:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS1
    5月10日(金)
    14:00〜21:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第2戦
    スパ・フランコルシャン6時間レース(ベルギー)
    J SPORTS3
    6月22日 (土)
    21:30〜30:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【スタート】
    ル・マン24時間レース(フランス)
    J SPORTS3 LIVE
    6月23日 (日)
    16:30〜23:25
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【ゴール】
    ル・マン24時間レース(フランス)
    J SPORTS3 LIVE

    関連:2013年 WEC 世界耐久選手権 レース日程

  • トヨタ、最前列グリッドを独占 (WEC 第1戦 予選)

    トヨタ、最前列グリッドを独占 (WEC 第1戦 予選)

    トヨタ・レーシングは2013年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストン6時間レースの予選で、ポールポジション、2番手と最前列を独占、幸先の良いスタートを切った。

    TS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツとニコラス・ラピエール組は、トヨタ・レーシングが2012年にWECに参戦して以来、実に4度目のポールポジション獲得。アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミの乗る#8が予選2番手を獲得した。

    今年から採用された新しい予選システムでは、各車二人のドライバーが最低2周のアタックを行なわなければならない。そしてグリッド順位はそれぞれのドライバーの最速2周タイムの平均値を合計して決められる。

    コンディションが目まぐるしく変わる中、TS030 HYBRID #7はニコラス・ラピエールがインターミディエイトタイヤでスタートした後、アレックス・ブルツへ交替すると同時にスリックタイヤに変更、この作戦が実を結んだ。

    予選セッションは開始直前に降った雨でコースは濡れた状態だったにもかかわらず、走行ラインはたちまち乾き始め、スリックタイヤを選択したアレックス・ブルツはTS030 HYBRID #7の平均タイムを上げることに成功、ベストタイムを記録した。

    TS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソンはインターミディエイトタイヤでスタート、ステアリングを渡したセバスチャン・ブエミはそのままのタイヤで2番手グリッドを獲得した。予選セッションは2人のドライバーが走るために、ステファン・サラザンは出走しなかった。

    今日の結果は、トヨタにとってFIA世界選手権レースに於ける、2009年のF1バーレーンGP以来初の予選での最前列グリッド独占となった。

    決勝レースは明日14日(日)の正午(日本時間20時)にスタートする。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
    公式練習第3回目:3番手(1分49秒754)26周
    予選:1番手(平均1分48秒021)

    アレックス・ブルツ #7:
    新しい予選方式は不順な天候のためにその良さが発揮されなかった。予選は雨で始まりドライコンディションで終了するという、不安定な状態だった。最初のスティントではニコラス・ラピエールが素晴らしい仕事をしてくれ、引き継いだ私がスリックタイヤに履き替えて満足できるタイムを記録できた。ポールポジション獲得は最高だ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    難コンディションのシルバーストンでポールポジションを獲得出来、最高のシーズン開幕になった。すべての作戦が上手く働いた。ポールポジションはすべてではないが、最高タイムを記録出来たということは我々にとって重要で、明日のレースに向けて自信が持てた。レースは激しい争いになるはずで、最前列グリッドからのスタートが重要になる。最高の気分だ。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目:4番手(1分51秒639)23周
    予選:2番手(平均1分49秒995)

    アンソニー・デビッドソン #8:
    荒れたコンディションで難しい予選だったが、楽しかった。インターミディエイトタイヤでのスタートは良い判断で、余裕を持ってプッシュ出来た。ドライバー交替をした後も我々はインターミディエイトタイヤのままで行くことを選択した。#7はスリックタイヤに変更したが、その方が正しい判断だったようだ。我々は十分なアドバンテージがあったので安全策をとったが、最前列からの決勝スタートは選手権を考える上でも最高といる。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    最高の予選だった。アウディを打ち破ったのは嬉しい。耐久レースの結果には予選は余り大きな意味を持たないが、最前列からのスタートは素晴らしい気分だ。コースが濡れた状態から乾いて行く状況だったので、タイヤ選択が難しかった。そこでチームとしてタイヤに関して作戦を変え、我々はインターミディエイトタイヤのまま、#7は途中でスリックタイヤに変えた。結果的にインターミディエイトタイヤはベストチョイスだとはいえなかったが、グリッド1、2番手を獲得出来たことは非常に重要だ。

  • 【動画】 小林可夢偉 「頑張らないといけないということを実感」

    【動画】 小林可夢偉 「頑張らないといけないということを実感」

    小林可夢偉が、WEC開幕戦シルバーストンの予選を振り返った。

    前日のフリー走行ではGTE Proクラスでトップタイムを記録していたAFコルセ 71号だったが、予選では形勢が逆転。

    AFコルセの2台は、アストンマーチン、ポルシェの各2台に先行を許し、小林可夢偉の71号車はクラス最後尾からレースをスタートすることになった。

    小林可夢偉 WEC第1戦シルバーストン・土曜予選後のコメント

    今日はなんと逆のポールということで…全然、結果は駄目だったんですけど、まさかアストンマーチンが三味線を弾いていたのかなんかわかんないんですけど、突然速くなって、1秒2秒くらい僕らのクルマより速いんですけど、こういうカテゴリーって結構性能調整っていうのがあって、なかなか厳しいっていうのはわかってたので、今のところこれが現実ですけど、なんとか晴れっていうよりも、明日雨降ると結構チャンスあると思うし、晴れてもレースになると結構僕らのクルマが巻き返せるかもしれないので、なんとか明日、初めてのレースなので、しっかりレース走り切って、頑張りたいと思うんですけど、全体的には厳しい予選だったと思います。明日しっかり頑張って巻き前します。あとクルマの開発もしっかりやっていかないなという感じではあるので、まず1戦目、予選で、これから頑張らないといけないということを実感しました。それでは明日頑張ります。

      Nr. Team Driver Car Driver1 Driver2 Avarage Gap
    1 97 Aston Martin Racing D. TURNER
    S. MuCKE
    B. SENNA
    Aston Martin Vantage V8 1:59.887 2:00.523 2’00.566
    2 99 Aston Martin Racing P. DALLA LANA
    F. MAKOWIECKI
    P. LAMY
    Aston Martin Vantage V8 1:59.593 2:00.678 2’00.772 +0.206
    3 91 Porsche AG Team Manthey J. BERGMEISTER
    P. PILET
    T. BERNHARD
    Porsche 911 RSR 2:00.794 2:01.423 2’01.308 +0.742
    4 92 Porsche AG Team Manthey M. LIEB
    R. LIETZ
    R. DUMAS
    Porsche 911 RSR 2:00.844 2:01.792 2’01.452 +0.886
    5 51 AF Corse G. BRUNI
    G. FISICHELLA
    Ferrari F458 Italia 2:01.501 2:01.364 2’01.512 +0.946
    6 71 AF Corse K. KOBAYASHI
    T. VILANDER
    Ferrari F458 Italia 2:01.408 2:02.081 2’01.803 +1.237