カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • トヨタ、WEC開幕戦シルバーストンは4-6番手から決勝へ

    トヨタ、WEC開幕戦シルバーストンは4-6番手から決勝へ

    トヨタは、2015年WEC開幕戦シルバーストン6時間レースを、グリッド2列、3列目からスタートする。

    予選は非常に接近した戦いだった。昨年の開幕戦を制したTS040 HYBRID #1号車は、アンソニー・デビッドソンと中嶋一貴が予選タイムアタックを行い、僅か0秒042差で最前列のグリッドを失った。#2号車は6番手グリッドからのスタートとなった。

    今年からWECの予選方式に変更があった。それぞれの車両で2人のドライバーが最低1周のタイムアタックを行い、両ドライバーの最速タイムの平均タイムでグリッドが決まる。

    #1号車はまずデビッドソンが1周のアタックを決め、中嶋一貴が引き継いで2周走ったが、1周目のタイムが彼のベストタイムだった。#2号車はピットレーンがオープンになるとステファン・サラザンが最初にコースイン、3周のタイムアタックをこなし、次にマイク・コンウェイがサラザン同様に3周のアタックを行った。2人とも最後の周にベストタイムを記録している。

    公式予選は20分間行われ、LMP1に挑戦するアウディ、ポルシェ、トヨタの3ワークスチームが激しいグリッド争奪戦を繰り広げた。

    トヨタ・レーシングは「最前列ポールポジションと2番手グリッドを獲得したポルシェに賛辞を送りたいと思います」と述べつつ、レースにおいてのペースは十分に速く、明日の6時間レースには自信を持って臨みとしている。

    レースのスタートは正午(日本時間の午後8時)。

    TS040 HYBRID 1号車:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)
    公式練習3回目: 2番手(1分52秒768) 25周
    予選:  4番手(平均1分40秒382)

    アンソニー・デビッドソン:
    予選は思っていたよりも良い結果でした。ポルシェには祝福を送ります。彼らのポールポジションは予想していましたが、我々のパフォーマンスにはとても満足しています。TS040 HYBRIDは好調で、バランスも良かったのでハッピーですし、明日の決勝レースでは異なる戦いが出来ると思うので、楽しみにしています。きっと決勝レースは面白くなると思います。

    中嶋一貴:
    予選のペースが予想したよりも速く、これほど激しくなるとは思っていなかったので少し驚いています。我々のTS040 HYBRIDと、予選セッションでの走りには満足しています。アタックラップ中、最後のセクターでコース上の混雑に遭遇し若干タイムをロスしてしまったのが残念です。それがなかったら我々は2番手につけられたでしょう。とはいえ、決勝レースは長く、我々のパフォーマンスレベルの高さが確認出来たのは良い傾向です。エキサイティングなレースを楽しみにしています。

    TS040 HYBRID 2号車:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
    公式練習3回目: 5番手(1分56秒781) 24周
    予選:  6番手(平均1分41秒694)

    ステファン・サラザン:
    予選は私にとっては完璧とは言えませんでした。ややアンダーステアが強く、コーナーで十分に速度を維持することが出来ませんでした。とにかく、我々はレースに集中しているので、予選順位を深刻には考えていません。レースコンディションでのTS040 HYBRIDがどうかを見極めたいと思います。長いレースですから、良い戦いになるでしょう。6時間の戦いの間、何が起きてもおかしくはありません。

    マイク・コンウェイ:
    レース用タイヤを温存したかったので、これまで使用したタイヤのままステファンから交代して走りました。TS040 HYBRIDの感触は悪くはないのですが、まだ少々課題も残っています。シーズン最初のレースでラップタイムを見るのはいつも興味深いことです。ポルシェは1周がとても速いのですが、レースでは接近戦になると思います。

  • トヨタ:WEC開幕戦シルバーストン 公式練習初日レポート

    トヨタ:WEC開幕戦シルバーストン 公式練習初日レポート

    トヨタは、2015年WECシーズン開幕戦シルバーストン6時間レースに向けて、力強く公式練習初日をスタートした。

    全8戦で行われるWECの第1戦シルバーストンは、ちょうど1年前に1、2位という好成績を挙げ、マニュファクチャラー及びドライバーの両タイトル獲得に向けて幸先良いスタートを切ったレース。

    公式練習走行初日は、長い冬を終えたイギリスに春の爽やかな陽射しの降り注ぐ暖かな1日だった。この日、合計3時間に渡って行われた2度の練習走行で、2台のTS040 HYBRIDは最適なセットアップとタイヤの性能評価に力を注いだ。走行初日のラップタイムはさほど重要ではないとの位置付けから、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミのチャンピオンドライバーに中嶋一貴が加わった#1号車は、2度のセッションとも6番目のタイム、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車は5番目のタイムを記録した。

    今回のレースでトヨタ・レーシングが勝利と共に重要な課題としているのは、週末の走行を通してハイダウンフォース仕様の空力パッケージのデータ収集と、2015年仕様のミシュラン・タイヤの性能評価。今年導入されたレギュレーションによって予選、決勝レースで使用出来るタイヤが6セットに減らされたこともあり、タイヤの性格と性能低下の程度を掴んでおくことが非常に重要となった。

    タイヤの性能評価と同時に、TS040 HYBRIDの機械的なセットアップ及び空力の評価も公式練習走行で試される。公式練習1回目の終了間際に小雨が落ちたが、予定のプログラムにはほとんど影響なく作業をこなすことが出来た。

    今日の2回の公式練習走行では、2台のTS040 HYBRIDは合計151周・891kmを走破。明日・土曜日の午前中の公式練習3回目で、チームは2台のTS040 HYBRIDを最適なセットアップに仕上げ、午後0時半(日本時間午後8時半)からの予選に挑む。

    TS040 HYBRID 1号車:
    (アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)
    公式練習1回目: 6番手(1分43秒565) 35周
    公式練習2回目: 6番手(1分43秒569) 46周

    アンソニー・デビッドソン:
    シルバーストンに戻れて喜んでいます。私はこのコースをLMP1カーで走るのが本当に好きです。今日の公式練習1回目は全システムのチェックと全体的なバランスを見出すことに集中しました。午後の公式練習2回目では、私の走行時間は減らし、中嶋一貴にロングラン走行を託しました。更なるペースアップのためにまだやらなくてはならないことはあります。TS040 HYBRIDの感触は非常に良いですが、まだいくつかステップアップが必要です。明日の公式練習3回目でも、決勝レースに向けての準備作業を全力で続けます。

    セバスチャン・ブエミ:
    我々にとって良い一日でした。もちろん望んだポジションではありませんが、今日の目標は順位を求めるものではありません。我々はTS040 HYBRIDの全ての領域を確認し改良点を見出しており、良い方向に進んでいると思います。現時点でのタイムは非常に僅差なので、どのチームがどの位置にあるのかを語るのはまだ少し早いでしょう。明日の予選結果を見て、そして日曜日に全てが明らかになるでしょう。

    中嶋一貴:
    レースウィークの戦いの場に戻れて素晴らしい気分です。シルバーストンはいつ走っても最高に楽しめるコースです。今日は必要な全ての作業をこなし、TS040 HYBRIDのバランスには満足しています。公式練習2回目ではロングランを完了しました。これは特にタイヤの摩耗に関して、決勝レースへの準備という点で非常に重要になります。TS040 HYBRIDはとても好感触ですし、良い週末が迎えられると思います。

    TS040 HYBRID 2号車:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
    公式練習1回目: 5番手(1分42秒749) 27周
    公式練習2回目: 5番手(1分42秒833) 43周

    アレックス・ブルツ:
    サーキットに戻れて嬉しいです。特にシルバーストンはクールなサーキットですし、大好きです。コースのいくつかの箇所は最近の路面改修作業によりまだ汚れていました。かなりの泥がコース上に出ていましたが、今夜中に改善されることを望んでいます。我々のプログラムは全く問題なく遂行出来ました。このコースが我々のTS040 HYBRIDのセッティングの面でチャレンジングであることは分かっており、やるべき事はありますが、かなり良いところまで来ているように思えます。

    ステファン・サラザン:
    我々にとって順調な一日でした。セットアップの面で多くの変更を行い、大きく進歩しました。バランスの面では満足しているので、明日の予選を待ちたいと思います。我々の目標は、決勝レースで強さを発揮することです。そのために、全体的なグリップ向上を目指す必要があります。今シーズンはライバルが非常に強力なので、僅差の戦いはファンにとって興味深く、エキサイティングなものになると思います。

    マイク・コンウェイ:
    全体的に見て、我々は予定していたテストプログラムを終えることが出来、セットアップの改善に有効な多くのデータを得ました。TS040 HYBRIDは好印象ですが、トータルバランスと言う点では、まだやるべきことがいくつかあると思います。明日我々は間違いなく決勝レースへ向けての強さを得られると信じています。今日のライバルの走りは参考になり、我々は明日更なる速さを見出すでしょう。現状も決して悪くはないですが、明日の公式練習3回目の後に更なる情報が得られると思います。

  • アウディ、WEC開幕戦に向け「万全の準備を整えた」

    アウディ、WEC開幕戦に向け「万全の準備を整えた」

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC) 2015年シーズンに、万全の準備で臨む。WECは来る4月12日(日曜日)に英国・シルバーストンで始まる。

    アウディは、2012年、2013年とこの大会を制している。今年も同大会でシーズン初優勝を遂げるため、アウディスポーツ チームヨーストは2台の新しいアウディ R18 e-tron クワトロと6名の優秀なドライバーを擁し、万全の体制で臨む。

    3月末に行われたFIA主催の公式テストでは、2月のフィットネスキャンプを皮切りに共にトレーニングをしてきたチームメンバーや、数万kmにおよぶテストを重ねた新開発レーシングマシンなど、今シーズンのチームを構成するすべてが一堂に会した。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「アウディは2015年シーズンに向けた万端の準備を調えました。先日ポールリカールで行われた公式テストで、我々は今シーズン初めてライバルチーム達と対面し実力は未知数なものの、今シーズンはこれまでになく厳しい年なると考えています。我々の目標は、2012年、2013年に続く、シルバーストン大会での優勝獲得です」とコメント。

    アウディは、公式テストで初めて、最新世代のハイブリッド レースマシンを公開した。最高出力410kw(558ps)のV6 TDIエンジンと、これまでの2倍にあたる4メガジュールを発揮するエレクトリック ドライブシステムを組み合わせたe-tron クアトロが生み出すハイブリッドドライブは、過去最高の低燃費とパワフルな走りを実現する。大きく進化したエアロダイナミクスと新開発シャシーも採用したことで、新しいアウディ R18 e-tron クアトロは、従来と比べ、より少ない燃料でより速いラップタイムで走行する。

    数多くの改善が行われたアウディ R18 e-tron クアトロは、シルバーストンでのデビューに期待を膨らませている。もとは飛行場として使われ、ハイスピードコースとして有名だったシルバーストンだが、数多くのタイトコーナーが設けられた今日では、マシンセッティングが難しい、屈指のエンジニア泣かせのコースとなっている。アウディ R18 e-tron クアトロは、通称“ループ”と呼ばれる第4コーナーを1速ギヤで80km/h弱で走行するが、その一方で“マゴッツ”セクションは7速ギヤを使い270km/h超で走行する。コーナリングスピードが大きく異なるレイアウトのため、ドライバーは、全長5.891kmのコースを1周する間に、シフトアップ18回、シフトダウン18回の合計36回ものシフト操作を行う必要がある。

    4月12日の正午(現地時刻)にスタートするレースに、2012年のシルバーストン大会優勝クルーのマルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組はゼッケン7号車を駆って登場する。このクルーは、過去3回のル・マン24時間レース優勝経験を持ち、2012年には世界耐久選手権の王者に輝いている。その翌年には、ロイック・デュバルが、トム・クリステンセンならびにアラン・マクニッシュと共に世界耐久選手権のタイトルを獲得した。そのロイック・デュバルは今年、ルーカス・ディ・グラッシとシルバーストンがホームラウンドとなるオリバー・ジャービスと共に、ゼッケン8号車で闘う。シルバーストンからわずか130kmのバーウェルの街に住むジャービスは、FIA世界耐久選手権への年間出場は初めてとなる。

    アウディにとってシーズン開幕戦は、非常に重要なマーケットである英国で開催される。アウディの英国での販売実績は、前年比11.8%増となる158,800台を記録した。アウディはこれまでの10年間で、英国での販売台数を2倍に増やしている。英国は、アウディにとって、ドイツ国内に次いで、ヨーロッパ圏内で2番目に大きな市場に成長している。

    アウディはシルバーストンで、LMPレースカーによるレースで合計5回の優勝を獲得している。そして今年のシルバーストン大会優勝者には、選手権ポイント24ポイントの付与と合わせ、1905年から続く非常に伝統ある英国モータースポーツの栄冠である、ツーリスト トロフィーが授与される。

  • トヨタ:WEC 開幕戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 開幕戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタは、日本の自動車メーカーとして初めて世界耐久選手権(WEC)を制したチャンピオンチームとして、来る4月12日に行われる2015年WEC開幕戦シルバーストン6時間レースに参戦する。冬のオフシーズンに行われたテストを順調にこなし、新しいシーズンに向けてチームはタイトル死守へと全力で臨む。

    昨シーズン、トヨタ・レーシングは幸先良く開幕戦シルバーストン戦を1、2位で飾り、その勝利を皮切りに全8戦中5勝を成し遂げた。

    その主役であるTS040 HYBRIDは、省エネルギー規則が施行された新時代のモータースポーツにおける最高性能のレースカーであることを証明した。

    しかし、今シーズンはLMP1クラスで戦うアウディ、ポルシェ、トヨタの3メーカーは、いずれも性能を向上させて参戦、WEC史上かつてない激戦が予想される。

    2014年にWECドライバーズ・タイトルを獲得したトヨタ・レーシングのアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミは、開幕戦から新しいチームメイト中嶋一貴を加え、TS040 HYBRID1号車で開幕戦に挑む。また、デビッドソンとブエミは、1905年以来、タツィオ・ヌボラーリ、スターリング・モス、グラハム・ヒルら偉大なイギリス人ドライバーが獲得して来た伝統ある王室自動車クラブ(RAC)国際ツーリストトロフィー(*注1)の保守にも挑む。
    *注1…シルバーストンで開催される世界的ツーリングカーレースの勝者に与えられ、2013年からWECの優勝ドライバーに与えられている。

    TS040 HYBRID 2号車は今年から、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンにマイク・コンウェイが正式に加わる。コンウェイはすでに昨年彼らとチームを組んで3戦を戦い、バーレーンで勝利を挙げている。イギリス人のコンウェイが加わることで、TS040 HYBRIDは2台ともイギリス人ドライバーが走る事になり、シルバーストンでは自国のファンの大きな声援を得ることになるだろう。

    TS040 HYBRIDは昨年仕様から大幅な改良が施され、動力性能と信頼性向上、更に軽量化のために80%の部品が新しく設計し直された。パワートレインは昨年と比べて信頼性を向上した上に、6MJのハイブリッド・エネルギーを使用し、1000馬力を越える出力を誇る。空力性能にも当然磨きをかけ、ハイダウンフォース、ローダウンフォースの2仕様を準備している。高速コーナーの多いシルバーストンにはハイダウンフォース仕様が持ち込まれる。このハイ、ロー2つのダウンフォース仕様は、3月末にポールリカールで行われたWEC合同テストで試走、満足のいくデータが得られている。

    最後に、シルバーストン6時間レースはトヨタ・レーシングにとって新しいスタートとも言える。これまでトヨタ・レーシングWECプログラムを牽引してきた木下美明TMG社長が4月1日付けで日本に帰国、後継の佐藤俊男TMG新社長のもとでの初めてのレースになるからだ。とはいえ、このレースには木下前社長も来場、佐藤新社長に指揮権の引き継ぎを行う。

    レース・スケジュールは4月10日(金)に90分の公式練習が2セッション(午前11時55分、午後3時55分)行われ、翌11日(土)に最終公式練習セッション(午前9時)、続いて公式予選(午後12時30分)が行われる。決勝レースは12日(日)正午(日本時間午後8時)にスタートを切る。

    佐藤俊男 チーム代表:
    トヨタ・レーシングの一員として最初のレースを迎えるにあたり、とても興奮しています。木下さんとケルンのTMGスタッフ全員から歓待を受け、声援をもらうことが出来ました。今週末、WECのレースウィークという強烈な経験が出来ることを楽しみにしています。私は新しい役割を任されることとなりましたが、何年も前からチームの進化を見守って来ており、チーム代表になることは大きな名誉と思っています。毎年我々は強さを増しており、それは今年も変わらないはずです。勿論、今季も手強いライバルからの挑戦を受けるでしょう。しかし、我々は着実に努力を重ねて来ており、間違いなく更に厳しくなるであろうシーズンへ向け、必要な準備は出来ていると信じています。まずは目前に迫った開幕戦シルバーストンで、新しいTS040 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出し、最高のシーズンへとスタートを切るために集中しなくてはなりません。

    アンソニー・デビッドソン (#1 TS040 HYBRID):
    シルバーストンは素晴らしいコースで、いつも最高の観客が応援してくれます。それだけに戻れることに興奮し、地元のファンの前で素晴らしい戦いを見せられればと思っています。初めてワールドチャンピオンとしてレースをスタート出来るというのは素晴らしいことで、ゼッケン1のTS040 HYBRIDをドライブするのは最高の気分でしょう。シルバーストンでその姿を披露出来ることは誇らしく、ゼッケン1を守ることが今年の目標なので、良いスタートが切れればと思っています。セバスチャンと私は昨年、シルバーストン6時間レースの勝者に送られるツーリストトロフィーも獲得しましたが、モータースポーツ界で最古のトロフィーであるこれを防衛するという意味でも、重要な週末になるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ (#1 TS040 HYBRID):
    シルバーストンでのレースを予測するのはいつも簡単ではありません。4月の天候は変わりやすく、何が起こるか分かりません。昨年我々は1-2フィニッシュを達成したので、今年もその再現が出来ればと思いますが、ライバルとの相対関係が分からないので、それを予測するには早過ぎます。ゼッケン1を着けてスタートするのは素晴らしい気分です。それは昨年我々が成し遂げた大きな成果を示したものですが、既に過去のことであり、来年もゼッケン1が維持出来るように全力を尽くします。今年も優勝を争えることを期待しています。

    中嶋一貴 (#1 TS040 HYBRID):
    開幕戦は常に興味深いものです。全ての異なるマニュファクチャラーのパフォーマンスを確認出来るので、本当に楽しみにしています。シルバーストンでのレースはエキサイティングです。良い印象を持っていますし、多くのハイスピードコーナーを持つ新しいコースレイアウトも素晴らしいものです。昨年は1-2フィニッシュという完璧な結果でシーズンをスタートすることが出来たので、今年もそれが再現出来れば最高です。我々は冬季オフシーズンもハードワークを続けて来たので、高いモチベーションとチームスピリットと共にシルバーストンに向かいます。目標は勿論優勝です。出来る限りハードにプッシュしていくつもりです。

    アレックス・ブルツ (#2 TS040 HYBRID):
    シーズンの開幕戦は、ライバルも同じですが、パフォーマンス面で我々がどのレベルにいるのか全く分かりません。タフな戦いになるとは思っていますが、再びトップ争いが出来ることを望んでいます。私はシルバーストンをよく知っています。非常に高速で荒れた路面を持っていますが、全体的に見ればスポーツカーでのレースには最高のコースです。イギリスのファンは本当にモータースポーツ好きなので、ここに来るのはいつも良い気分です。時に気温が下がったり、風が強まったり、ウェットコンディションになることもありますが、それも英国モータースポーツの聖地であるシルバーストンでのレースの一部です。

    ステファン・サラザン (#2 TS040 HYBRID):
    シルバーストンに行くのを楽しみにしており、当然勝ちたいと思っています。再び1-2フィニッシュでシーズンのスタートが切れれば良いのですが、間違いなくライバルとの激戦になるでしょう。私はシルバーストンがとても好きで、特に高速セクションは本当に楽しいです。天候は常に大きな要素となりますが、予測は困難です。難しいレースになることが多いのですが、それもシルバーストンならではのレースといえます。アレックス、マイクと共に戦うシーズンのスタートとなる、この週末が楽しみです。我々には素晴らしいチームスピリットがあり、チームメイトは真のプロフェッショナルです。

    マイク・コンウェイ (#2 TS040 HYBRID):
    シルバーストンは私にとってホームレースなので、再びこのコースに戻るのを楽しみにしています。私自身、コースを訪れるのは2013年以来となりますが、新しいコースレイアウトは本当に楽しめると思うし、ハイスピードコーナーなど、我々のTS040 HYBRIDにとても適していると思っています。地元のファンの前で走るのはいつも素晴らしい気分です。イギリスのファンは本当に情熱的で、素晴らしい雰囲気で盛り上げてくれます。シーズンのスタートが待ちきれません。我々がどのレベルにいるのか確かなことは分かりませんが、シルバーストンでそれは明らかになるでしょうし、出来れば我々が良い位置にいることを望んでいます。

    トヨタ・レーシングのシルバーストンでの戦績:
    2012 #7:予選3番手、決勝2位
    2013 #7:予選1番手、決勝4位/#7:予選2番手、決勝3位
    2014 #7:予選1番手、決勝2位/#7:予選5番手、決勝1位

  • ポルシェ、2015年型「919ハイブリッド」を発表

    ポルシェ、2015年型「919ハイブリッド」を発表

    ポルシェは、2015年のWEC世界耐久選手権を戦うLMP1カー「919ハイブリッド」を発表した。

    2015年の新型ポルシェ 919 ハイブリッドは、1周あたりのエネルギー放出量を昨年までの6MJから8MJに変更している。

    ポルシェ LMP1のテクニカルディレクターを務めるアレックス・ヒッチンガーは「私は常に自信を持っていたが、8に達することができることを確認しなければならなかった」とコメント。

    「シミュレーターで望むすべてをすることができるが、レーストラックでそれを確認しなければならない」

    アレックス・ヒッチンガーは、最終的な決定は3月上旬にアラゴンで行ってきた4回のテストの3回目の後に決定したことを明かした。

    しかし、アレックス・ヒッチンガーは、8.4マイルのル・マン サーキットで8MJを回復できることには自身を持っているが、他のサーキットでは最大限のブーストを達成するのはより難しいだろうと述べた。

    「ル・マン以外のサーキットでは1kmにつきより多くのパワーをリカバリーしなければならないし、それは厳しい。だが、損益分岐点はあるし、我々はパフォーマンスゲインでそれを越えられると確信している」

    2015年のLMP1クラスでは、アウディが4MJ、トヨタが6MJ、日産が2MJを選択している。

    Porsche 919 Hybrid 2015 ポルシェ 919ハイブリッド 画像

  • 小林可夢偉、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任

    小林可夢偉、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任

    小林可夢偉が、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任したことが発表された。

    小林可夢偉は、昨年まで同役割を務めたマイク・コンウェイのレース参戦に伴い、新たにテスト/リザーブ・ドライバーに採用された。

    小林可夢偉は、2009年のトヨタ最後のF1グランプリ(アブダビGP)で6位に入る実力を見せた。今年は日本国内のスーパーフォーミュラに参戦、同時にトヨタのWECドライバーラインアップに加わった。

    小林可夢偉 (テスト兼リザーブドライバー)
    「トヨタチームに戻れて喜んでいますし、チームと共に戦えるチャンスを与えられたことに感謝しています。チームスタッフの多くが、私がトヨタF1で戦っていた時を良く知っているメンバーなので、我が家に帰って来たような気分です。すでにTS040 HYBRIDでのテストは行っていますが、最新のハイブリッド技術には感銘を受けました。チームにとって今年も重要な年となりますが、チームスタッフ全員との強力な協力体制を築いて、TS040 HYBRIDの開発に貢献出来ることを楽しみにしています」

  • トヨタ、2015年型「TS040 HYBRID」を発表

    トヨタ、2015年型「TS040 HYBRID」を発表

    トヨタは、2015年の世界耐久選手権(WEC)に参戦するLMP1カー「TS040 HYBRID」を発表した。

    トヨタ・レーシングは、2015年の世界耐久選手権(WEC)に、マニュファクチャラー/ドライバーの“ダブルタイトル”ホルダーとして参戦する。トヨタ自動車は、2014年にWECで好成績を挙げた結果、日本の自動車メーカーとして初めて世界耐久選手権を制した企業になった。同時にトヨタ車を駆ったアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミがドライバーズ選手権タイトルを獲得している。

    スピードだけでなくエネルギー効率が性能を決める重要な要素になった昨年のWECで、TS040 HYBRIDは8戦中5勝という記録を達成した。

    2015年型TS040 HYBRIDは、2014年にタイトルを獲得したTS040 HYBRIDの進化モデル。進化型とはいえ、空力を最新のものに改良したのを始め、ボディ前端のクラッシャブルストラクチャーを含めて見直し、タイヤを今まで以上に効率良く使える様にサスペンションを設計し直し、加えて重量の軽減に努めた。

    2015年型TS040 HYBRIDは、これまで高い信頼性を誇ってきたトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)をパワートレインに採用。このシステムは非常に高い熱効率を誇り、総出力1000馬力以上を発揮する。

    昨シーズン同様、TS040 HYBRIDのERS(エネルギー回生システム)は放出エネルギー量6MJを採用するが、更なる性能のためスーパーキャパシタの構造変更も行っている。

    チームは今年もふたつの空力パッケージを準備し、今週ここポールリカールで両方をテストする。ル・マン仕様は高速なル・マンのサーキットでの走行に向けて準備したもので、もう一方のスプリント・パッケージはリアウィング、エンジンカバー、フロントのボディワーク等に手を加え、高いダウンフォースを発生している。

    今年のTS040 HYBRIDは昨年のル・マン24時間レースが終了するとすぐに開発に取りかかり、今年の1月13日にポールリカールで初走行を行った。それからチームはモーターランド・アラゴン(スペイン)で2回、ポルティマオ(ポルトガル)で1回、3日間にわたるテスト走行を行い、今日の発表会までに2万5000kmの走行をこなした。

    TS040 HYBRID #1号車の運転席には2014年のチャンピオン・コンビであるアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、そして今年は初めてWEC全戦出場となる中嶋一貴が乗る。#2号車にはアレックス・ブルツ、ステファン・サラザンに加え、2014年はテスト/リザーブ・ドライバーとして第7戦バーレーン6時間レース優勝の一角を担ったマイク・コンウェイが全戦を走る。 ニコラス・ラピエールは3シーズンをレースドライバーとして戦った後、今年はテスト兼開発ドライバーとして参加する

    2015年はWECのレギュレーションにもいくつかの変更が見られている。まずエンジンに関しては、1シーズンを通して5基までの使用しか許されなくなる。とはいえ、過去3シーズンに於いていずれのチームも5基以上のエンジンは使用していない。タイヤに関しても、バーレーン、上海、ル・マン以外のレースでは、練習走行ではスリックタイヤは最大4セット、予選と決勝では6セットまでしか使用出来ない。但し、予選・決勝用には、バーレーンと上海は8セット、ル・マンは11セットまで使用可能となる。

    ボディワークの柔軟度に関しても新しい規定が導入された。スプリッター、リアウィング、ディフューザー、プランクなどが走行中規定以上に変形しないようにする必要がある。また、体重が平均80Kg以下の軽いドライバーが搭乗するときにはバラストを搭載しなければならない。

    開幕戦は4月12日のシルバーストン6時間レースとなる。

    村田久武 モータースポーツユニット開発部部長:
    我々はTS040 HYBRIDをアップグレードするために努力を重ねてきました。そして、パワーユニットを含む、多くの領域で進化を遂げました。これはトータルでの最大出力が1000馬力以上になり、パワーユニットのパフォーマンスがかなり向上したことを意味しています。我々の開発目標は、トータルでの最高出力と安定性を昨年よりも高めることです。ハイブリッドシステムのパフォーマンス向上は、特にレースで距離を走行したときに、全てのサーキットにおいて見ることが出来るでしょう。我々の2015年シーズンへ向けたアップグレードは、より良いハイブリッドカーを生み出すためのステップであり、何度も言っていますが、TS040 HYBRIDによって培われたコンポーネントおよび技術は将来、トヨタの市販車に活かされることになります。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    車両規則が大きく変わらなかったので、我々のコンセプトは明快で、2014年シーズン以上のパフォーマンスを出すことです。そのため、2015年型のTS040 HYBRIDは、完全な新型ではありませんが、ほぼ全ての面で進化を遂げていると言えます。一見あまり変わっていないように見えるかもしれませんが、部品の80%はデザインし直しました。今年も我々はハイダウンフォース仕様とローダウンフォース仕様を用意します。理由は例年と同じく、ル・マンは他の多くのコースとは要求される性能が大きく異なるからです。現行の車両規則では、空気抵抗を低く保ったままこれらのパッケージにおいて最大の効果を得るには、リアウィングやエンジンカバー、そして車両先端部の変更が有効となります。これまでのところ「1チームだけのレース」であるテストにおいて、満足行く結果を得ています。我々は、残された数週間で、開幕戦へ向けた準備を終えなくてはなりません。

    アンソニー・デビッドソン (#1 TS040 HYBRID):
    ゼッケン1を自分たちの車両に付けられるというのは本当に素晴らしいことで、これを堅守したいと思っています。昨年はチャンピオンを獲得し最高の気分でしたが、最大のレースであるル・マン24時間で勝てませんでした。私個人よりも、チームとして、この6月の偉大なレースに勝つことが目標です。競争がさらに厳しいものになることは分かっており、昨年以上に運に恵まれることを望んでいます。ル・マン24時間レースでは運を味方につけることも必要です。現行の規則になって2年目のシーズンなので、我々のTS040 HYBRIDは多くの領域で正常進化を遂げました。第一印象は良好で、今重要なことは改良を続け、チャンスを逃さないことです。

    セバスチャン・ブエミ (#1 TS040 HYBRID):
    ゼッケン1番を付けてのシーズンスタートはいつでも嬉しいものです。それは昨年の我々が成し遂げたことを表しているからです。今年も出来る限り多くのレースで勝ちたいとは思っていますが、最大の目標は間違いなくル・マン24時間での勝利です。ル・マン24時間は獲得ポイントも倍なので、シリーズタイトル争いにも大きな助けとなります。我々には昨年の時点で既に、素晴らしいTS040 HYBRIDがあるので、大きな変更をすることなく、さらなる進化を目指しています。全ての領域で少しずつ改良を重ねていけば、それはラップタイム向上につながります。我々の努力が報われ、昨年同様に上位争いが続けられることを期待しています。

    中嶋一貴 (#1 TS040 HYBRID):
    WECのシリーズにフル参戦出来ることになって最高の気分です。昨年は何戦かをTVで観戦することになり、チームと共に戦うことが出来ませんでした。それだけにシルバーストンでの開幕戦が待ち切れません。今年はアンソニー、セバスチャンと組むということで、きっと楽しいものになるでしょう。チーム構成は変わりますが、我々は2台で一つのチームとして同じ目標を持っています。今年は昨年同様、全てのレースでトップを狙い、ゼッケン1を守れればと思っています。ゼッケン1が付いた自分の車両を見るのは素晴らしいことです。これまでのところ、アップデートされたTS040 HYBRIDの感触は良く、自信もありますが、まだやらなくてはならない作業も残っており、最良の状態で開幕戦を迎えられるよう準備をしなくてはなりません。

    アレックス・ブルツ (#2 TS040 HYBRID):
    希望に満ちた新シーズンがスタートします。我々はチームとして昨年タイトルを獲得しました。今年の目標はそれに加えてル・マン24時間でも勝つことです。私自身にとっては3度目となるル・マンでの勝利を切望しています。我々は既に最初のテストを改良型のTS040 HYBRIDで行っており、2014年よりも早いラップタイムをマークし、加えて信頼性でも改良は進んでいます。これらの面から見て、全てが順調と言えます。もちろんライバルもハードワークを重ねて来ていることは分かっていますが、全体的に見れば、それが耐久レースをさらに素晴らしくしてくれます。驚くべき技術で多くの開発が進んでいますが、それがライバルよりも上手く行っていることを願っています。

    ステファン・サラザン (#2 TS040 HYBRID):
    2014年はタイトル獲得など、信じられないようなシーズンでしたが、もちろん今年はさらに良いシーズンにしたいと願っています。我々は既にTS040 HYBRIDの改良を進めており、テストは本当に上手く行っています。改良型TS040 HYBRIDの感触は非常に良く、思い切り攻めることが出来ます。チームは驚くほどの仕事ぶりでアップデートをこなしてくれました。我々は再び強さを見せられると思います。ライバルメーカーからの挑戦は激しく、厳しいものになると予想されるので、我々は集中してハードワークに励まなくてはなりません。ドライバー、エンジニア、メカニック、我々全員がベストを尽くせば、必ず良いシーズンが過ごせると思います。我々の素晴らしいチームスピリットがあれば、再び力強いシーズンが戦えるはずです。

    マイク・コンウェイ (#2 TS040 HYBRID):
    自分が世界チャンピオンを目指して戦えることにとても興奮しています。チームのタイトル防衛に貢献できると確信していますし、楽しみです。アレックス、ステファンと共にまた戦えることも嬉しいですし、互いに多くを学べると思っています。共にプッシュし合って、我々のパッケージからベストを引き出せるはずです。私自身は昨年バーレーンで初勝利を挙げることが出来ましたが、今年の目標は、昨年以上の勝利です。そしてもちろん全員が、最大のレースであるル・マン24時間を見据えています。戦いがどれだけ厳しいものかを伝えるのは難しいですが、2015年仕様のTS040 HYBRIDは良好ですし、開幕戦を楽しみにしています。

    TOYOTA TS040 HYBRID 2015 TOYOTA TS040 HYBRID 2015 トヨタ TS040 ハイブリッド

  • トヨタ WEC:木下美明がチーム代表を退任

    トヨタ WEC:木下美明がチーム代表を退任

    トヨタ WECでチーム代表を務めてきた木下美明が、退任することが発表された。

    ケルンに本拠を置き、トヨタWEC活動の中心であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)で永く社長を務めてきた木下美明は、4月1日付けで日本に帰国、トヨタ自動車で新しいポストに就く。

    トヨタのWEC参戦プロジェクトの長期継続の確約、世界耐久選手権タイトルの獲得、世界ラリー選手権(WRC)への参戦復帰という重要な仕事を終えた木下は、4月のWEC開幕戦シルバーストン6時間レースを最後に日本に帰国する予定。

    「TMGのスタッフ一同、木下がTMGとTMGのモータースポーツ活動に対して注いでくれた計り知れなく大きな貢献に対し、心から感謝し、新しいポジションでの成功を期待しています」とプレスリリースで述べた。

    木下美明のTMG社長職およびWECチーム代表からの離任に伴い行われた人事で、佐藤俊男がTMGとWECチーム代表に新しく就任する。

    佐藤俊男は、トヨタがF1グランプリに参戦していた時期にエンジン担当技術者としてTMGで働いており、いわば復帰と言うことになる。モータースポーツを離れていた期間、佐藤俊男はトヨタとレクサスにおいてハイブリッドシステムの開発に携わっており、膨大なハイブリッド技術を持ってのTMG復帰となる

    木下美明
    「TMGとモータースポーツプロジェクトから離れることになったのは寂しいです。しかし、今後も出来る限りレースを近くから見守り、チームをサポートしたいと思っています。我々が参戦を開始した2012年以来、励まし、サポートをしてくれたWECの関係者に感謝すると共に、耐久レースを戦う仲間の一員になれたことを誇りに思っています。今季、ゼッケン1を付けた我々のTS040 HYBRIDを見られるのは本当に素晴らしいことで、残る目標はル・マン24時間レースの制覇です。今シーズンは、4チームに増えたLMP1のマニュファクチャラー全てが異なる技術アプローチで参戦するということで、挑戦はこれまで以上に素晴らしいものになるでしょう。我々は懸命にTS040 HYBRIDの改良を続けてきました。今のところ、テストでの結果は勇気づけられるものです。しかし、まだ長い戦いは始まったばかりですし、ライバル達の最初のパフォーマンスを知りたいところですが、まず開幕戦としてのシルバーストンがとても大切だと思っています」

  • アウディ、2015年 R18 e-tron クワトロを発表 / WEC世界耐久選手権

    アウディ、2015年 R18 e-tron クワトロを発表 / WEC世界耐久選手権

    アウディは、2015年のWEC世界耐久選手権に参戦するLMP1カー「アウディ R18 e-tron クワトロ」を正式発表した。

    2015年の新型アウディ R18 e-tron クワトロは、1周あたりのエネルギー放出量を昨年までの2MJから4MJに変更している。

    昨年からLMP1クラスでは、1周あたりのエネルギー放出量を4段階(2MJ/4MJ/6MJ/8MJ)から選択することができるようになっている。

    アウディ・スポーツの新エンジニアリンク責任者イョルグ・ザンダーは「2014年以降のLMPスポーツカーに効力を有している改革的なレギュレーションの可能性は、決してフルには使われていませんでした。ルールは多くのポテンシャルを秘めており、将来の開発のために多くの可能性があります」とコメント。

    「現在参戦する4つの自動車メーカーが総力を結集していることによる技術の進化は、燃費を減らすのと変更して、今シーズンのラップタイムを大幅に向上させると予想しています」

    Audi R18 e-tron quattro R18 e-tron クワトロ 新型アウディ R18 e-tron クワトロ 画像

  • Nissan GT-R LM NISMO、WEC開幕2戦を欠場

    Nissan GT-R LM NISMO、WEC開幕2戦を欠場

    日産は、ル・マン24時間レースに集中するためにWEC世界耐久選手権の開幕2戦を欠場することを決定した。

    日産は、今月のセブリングのテストをパーツ不足で切り上げたことを含め、FF駆動のNissan GT-R LM NISMOの開発プログラムで困難なスタートを切っており、WEC開幕2戦のシルバーストンとスパを欠場することを決定した。

    ニスモのグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールスを務めるダレン・コックスは「今年の我々のメインの目標は常にル・マンでした。そして、我々は再度そのレースに集中することに決めました」とコメント。

    「このような異なるクルマで多くのチャレンジに直面しているのは秘密ではありませんし、レースでよりももしろ4月や5月のテストで経験したいです」

    ダレン・コックスは、WECとFIAは日産の決定を“非常に支えてくれている”と付け加えた。

    WEC代表のジェラルド・ヌブーは「日産はシーズン開幕戦を逃す最初のメーカーではないし、彼らは最後でもない。以前、トヨタも同じことをしたが、彼らは今、ワールドチャンピオンだ」とコメント。

    「LMP1ハイブリッドのプログラムを構築することは非常にチャレンジングだ。かなりの時間がかかる。我々はル・マンから日産がWECのLMP1グリッドに並ぶことを完全に信頼している」

    マシンは、シルバーストン開幕戦の30日以内にホモロゲートされなければならないが、ダレン・コックスは、Nissan GT-R LM NISMOがクラッシュテストに合格しなかったという噂を認めてはいない。

    一部報道では、Nissan GT-R LM NISMOのフロントのロール構造にマイナーな問題があるが、来週の再テストまでには調整されるとされている。

    Nissan GT-R LM NISMOは、ツインターボV6のエンジンマウントに関連した問題が発覚したセブリングのテスト以降、テストを実施していない。

    ダレン・コックスは、来週アメリカで開発が再開されると述べた。

    日産は、3月27/28にポールリカールで開催されるWEC公式テストも逃すことになるが、4月12日のWEC開幕戦シルバーストンにショーカーを展示し、LMP1ドライバーも出席する予定としている。