カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンとのWECでの対決を歓迎

    フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンとのWECでの対決を歓迎

    フェルナンド・アロンソは、元マクラーレンのチームメイトであるジェンソン・バトンとFIA 世界耐久選手権(WEC)で戦えることを嬉しく思っていると語り、バトンの乗るSMPレーシングのマシンは競争力があると予想している。

    ジェンソン・バトンは27日(金)、ル・マン24時間レースを含めた2018/19シーズンのWECのLMP1クラスにSMPレーシングから参戦することを発表。トヨタから参戦するフェルナンド・アロンソと戦うことになった。

    「彼がチームに加入することはすでに数カ月前にわかっていた。ようやく正式発表されたね。彼と戦えることを嬉しく思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「SMPは明らかにとても強力なラインナップだし、クルマはとても速さそうだ。いや、今のところ最速かもしれない。楽しくなりそうだね。多くの人が加わるほどチャンピオンシップは良くなるし、より多くの注目を集めることになる。モータースポーツにとって良いことだと思う」

    フェルナンド・アロンソは、世界3大レースの“3冠”をキャリアの目標に掲げており、昨年はインディ500に参戦。今季は唯一のメーカーエントリーとなるトヨタからWECにフル参戦し、ル・マン24時間レース制覇を目指す。

    ジェンソン・バトンもアロンソと同様にF1モナコGPで優勝経験があるが、インディ500参戦の可能性は否定している。

    フェルナンド・アロンソは「彼がル・マンに勝つことがあれば、誘惑されるかもしれないね」とコメント。

    「でも、このような冒険に加わるドライバーがいることは良いことだ」

    ジェンソン・バトンがSMPレーシングでチームを組むのは、元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフと元インディカードライバーのミカエル・アレシンとなる。

    ジェンソン・バトンは「様々なタイプのレースを戦ってきた僕たちの経験とチームの耐久レースでの素晴らしい経験によって、僕たちは上位を争う素晴らしいチャンスがあると思うし、優勝を争うチャンスもあるかもしれない。レースが待ち切れない」と語った。

    関連:ジェンソン・バトン、SMPレーシングからWECへの参戦を発表

  • ジェンソン・バトン、SMPレーシングからWECへの参戦を発表

    ジェンソン・バトン、SMPレーシングからWECへの参戦を発表

    元F1ドライバーのジェンソン・バトンが、SMPレーシングから2018/2019シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラス参戦することが決定。ル・マン24時間レースでのフェルナンド・アロンソとの対決が実現することになった。

    ジェンソン・バトンは、SMPレーシングのBR1 AER #11号車を元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフ、元インディカーのミカエル・アレシンとともに11号車を走らせる。

    ジェンソン・バトンは、今年SUPER GTに参戦しているため、WECの開幕戦スパは第2戦富士と日程が重なるため欠場することになり、SMPレーシングのクルマで登場するのは6月3日のル・マンのテストデイになる。

    「ル・マンでレースをするのはずっと夢だった。ル・マンで勝利を掴み取るのは全てのドライバーの夢だと思うし、僕も間違いなくそうだ」とジェンソン・バトンはコメント。

    「チームメイトはミカエル・アレシンとF1でのレースでとても良く知っているヴィタリー・ペトロフになる。僕たちはル・マンで勝利を目指して戦う。全ドライバーが全てのレースで勝利を狙っているけど、僕たちには実際にル・マンで戦える良いチャンスがあると思う」

    ジェンソン・バトンの参戦が決定したことで、今年F1と並行してトヨタからWECへの参戦が決定しているフェルナンド・アロンソと対決することになる。ジェンソン・バトンもF1モナコGPを制しており、フェルナンド・アロンソとともに世界3大レースのおける“2冠”目を賭けての戦いが見られるかもしれない。

  • 【WEC】 トヨタ、公式テストで30時間の耐久走行をノートラブルで走破

    【WEC】 トヨタ、公式テストで30時間の耐久走行をノートラブルで走破

    TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-19スーパーシーズンへ向けて最初の公式イベントとなる、南仏ポールリカールサーキットで行われた公式合同テスト(プロローグテスト)に参加し、30時間の連続走行をノートラブルで走破。着実な手応えを得てテストを終了した。

    現地時間6日(金)の午前10時に開始され、翌7日(土)の午後4時まで実施されたこのテストには、今季ノン・ハイブリッドのLMP1クラスに参戦する7台を含む、ほとんどのチームが参加。

    トヨタは、今回、異なる2諸元のTS050 HYBRIDをこのテストで評価した。

    このプロローグテストが、TS050 HYBRIDよりも約69%多くの燃料を使用出来、他にも性能に直結する種々の技術的優位性を得ることになったLMP1のライバル勢と同時に走る初めての機会となった。

    2台のTS050 HYBRIDはそれぞれの目的でテストに臨んだ。低ダウンフォース仕様の7号車は30時間の連続耐久走行を実施。開幕戦のスパ・フランコルシャンとル・マン24時間にはこの仕様が投入される予定。今回、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、アレックス・ブルツの5人が7号車の走行を担当し、839周を走破した。

    この7号車のテストにおける主な目標は、重要な要素部品の信頼性評価と共に、想定外の突発トラブルに見舞われた際の臨機応変な対応を訓練することだった。チームは種々の突発トラブル発生を想定し、メカニック、エンジニア、そしてドライバーも修理や部品交換作業を行い、必ずピットまで車両を戻す方法を確認した。

    高ダウンフォース仕様のTS050 HYBRID 8号車は初日(金曜日)、2日目(土曜日)の日中の時間帯のみテストを行い、コンウェイとブエミが担当して163周を走破。車両のセットアップとタイヤの評価を中心にテストを行った。今回のテストにおける2台のTS050 HYBRIDの走行は、合計1002周、5802kmに及んだ。

    また、今回、レギュラードライバーの小林可夢偉、中嶋一貴の2名は日本のSUPER GT出場、フェルナンド・アロンソはF1バーレーンGP出場のため、共に今回のテストには参加なかった

    最終的に、チームは今シーズンへ向けた確実な進歩を掴んで、プレシーズンテストを全て完了。今後は5月5日(土)に迫ったシーズン開幕戦、ベルギーでのスパ6時間レースへ向けた準備に集中することとなる。

    マイク・コンウェイ
    今回のテストでは、2種類の仕様のTS050 HYBRIDでテストが実施出来たというだけでなく、新たなライバルと、レース同様の混み合ったコース上での走行を試せたのが良かったです。予定通りのプログラムをこなすことが出来、非常に有意義なテストとなりました。チームの誰もがとても良い手応えを感じており、スパ及びル・マンへ向けて充分な準備が出来たと思います。

    ホセ・マリア・ロペス
    南仏らしい好天の下で素晴らしい2日間を過ごすことが出来ました。このオフシーズンで初めて多くの車両との混走が出来、良い準備となりました。私自身も楽しみながら周回を重ね、スパへ向けて自信を深めることが出来ました。レースへの準備は出来ています。多くのテストをこなしてきましたが、決して十分という事は無く、準備作業が終わることはありません。

    セバスチャン・ブエミ
    再びライバルと共にサーキットで走れたことで、我々が冬の間にやってきたことを確認出来ました。この2日間の結果にはとても満足しています。開幕戦スパへ向けて、充分な準備が出来ていることを願っていますし、良いスタートが切れるはずです。

    アンソニー・デビッドソン
    プロローグとして初めての耐久走行を行えたのは良かったです。信頼性がル・マンへのカギになりますが、しっかりそれを確認することが出来ました。また、他の車両との混走は、実際のレースを再現する非常に良いテストになりました。

    アレックス・ブルツ
    風が強く難しいコンディションもありましたが、TS050 HYBRIDを再びドライブし、良いラップタイムを刻めてほっとしました。混走の中、多くの車両と走るといろいろな事が起きますが、かつてのチームメイトであるステファン(・サラザン)とバトル出来たのは楽しかったです。

  • WECプロローグ:トヨタがプライベーターに5秒以上の差をつけて圧倒

    WECプロローグ:トヨタがプライベーターに5秒以上の差をつけて圧倒

    2018-2019シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)の最初の公式イベントとして、6日(金)にポール・リカールで合同テスト“プロローグ”がスタート。トヨタがLMP1クラスのプライベーターに5秒以上の差をつけて初日のセッションを終えた。

    トヨタはLMP1クラスで唯一の自動車メーカーによる参戦チームとなり、今季の新たな技術規則では同じLMP1クラスのライバルとなるノン・ハイブリッド車両にハンデが与えられる。

    ノン・ハイブリッド勢には1周あたり約69%多いエネルギー量(最大燃料量)、約38%多い燃料流量、約54%多い燃料使用量が与えられ、マシン重量も5%軽量となる。

    しかし、初日の結果はトヨタが圧倒することになった。ハイダウンフォース仕様のトヨタ TS050ハイブリッド #8号車は1分32秒662秒をマーク。2番手には1.993秒差でル・マン仕様のトヨタ TS050ハイブリッド #7号車が続いた。

    プライベーターの最速はSMPレーシング BR1-AER #11号車の1分38秒128。トップのトヨタ #88号車との差は5.466秒差と大差がついた。

    プライベーター勢は接戦。SMPレーシング #17号車が0.058秒差の1分38秒186で続き、バイコレス #4号車が1分38秒429、レベリオン #1号車が1分36秒469、ドラゴンスピード #10号車が1分388秒535、マノー #6号車が1分38秒634と全マシンが約コンマ5秒差にひしめいた。

    LMP2クラスでは、元F1ドライバーのパストール・マルドナドが走らせたドラゴンスピード #31号車が1分40秒771でトップ。GTE ProクラスはポルシェGTチーム #91号車、GTE Amクラスはデンプリー・プロトンのポルシェ #77号車が続いた。

  • 【WEC】 トヨタ:2018-2019年は悲願のル・マン24時間レース制覇へ

    【WEC】 トヨタ:2018-2019年は悲願のル・マン24時間レース制覇へ

    TOYOTA GAZOO Racingは、2018年から2019年にかけて開催予定のFIA世界耐久選手権(WEC)スーパーシーズンに参戦。最先端ハイブリッド車両であるTS050 HYBRIDでこのシリーズに臨む。

    冬のオフシーズンの間、チームは3日連続の走行テストを4回行い、通算21,000kmを走破。着実な手応えを得て、WECシーズン最初の公式イベントとして、明日から南仏ポール・リカールで行われる合同テストに参加する。

    今回の合同テストは、現地時間6日(金)午前10時(日本時間6日午後5時)から7日(土)午後4時(同7日(土)午後11時)までの連続30時間に及ぶ走行枠が設定されている。

    チームはこの2018年仕様のTS050 HYBRIDと共に全8戦で競われる2018-2019スーパーシーズンのWECに挑むが、その最大目標はもちろん、トヨタが未だ成し遂げていないル・マン24時間レースでの勝利。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスの3名がTS050 HYBRID #7号車で、セバスチャン・ブエミと中嶋一貴に、新たにフェルナンド・アロンソを加えた3名が#8号車でシーズンを戦う。また、アンソニー・デビッドソンは、チームの一員としてリザーブ&開発ドライバーの役割を担う。

    TOYOTA GAZOO RacingはLMP1クラスで唯一の自動車メーカーによる参戦チームとなる。今季の新たな技術規則では、同じLMP1クラスのライバルとなるノン・ハイブリッド車両には、1周あたり約69%多いエネルギー量(最大燃料量)が与えられ、彼らとレースを戦うTS050 HYBRIDにとっては大いに挑戦し甲斐のある条件になった。

    ル・マン24時間レースのサーキットの1周(13.6km)あたりでは、LMP1クラスのノン・ハイブリッド車両が、最大210.9MJのエネルギー量(約5.2kg/周の燃料量)になるのに対し、TS050 HYBRIDは、最大124.9MJ(約3.1kg/周の燃料量)となる。また、エンジンに供給できる最大瞬時燃料流量は、TS050 HYBRIDが毎秒22.8g(毎時80.2kg相当)になるのに対し、LMP1ノン・ハイブリッドのライバルは毎秒30.5g(毎時110kg相当)。車両重量は、ハイブリッド車両に対しライバルは、45kg軽量となる。これだけの制限を受けて戦うTS050 HYBRIDは、言い換えるとその高い技術力を物語る証とも言える。

    TOYOTA GAZOO Racingはこのチャレンジングな条件を肯定的に捉え、レースの現場という極限の条件下で、ハイブリッド・パワートレーンの更なる効率と性能を追求し、トヨタの「もっといいクルマづくり」というミッションに貢献していく。このミッションは、今年初めに発表された、GRスーパースポーツコンセプトで一つの具現化を見せた。このコンセプトカーは、WEC参戦によって培われた最先端テクノロジーを受け継ぎ、多くの部品をTS050 HYBRIDから流用。ハイブリッドシステムと、高性能希薄燃焼エンジンによって、低燃費でありながら1000馬力の最大出力を生み出し、その開発車は、既に実走行テストをこなしている。

    TS050 HYBRIDはWEC参戦と共に効率と性能の大きな進化を遂げた。昨年型のTS050 HYBRIDは、2012年のトヨタのハイブリッドレースカーデビュー時と比較して、35%の燃料削減を達成しながらも、ル・マン史上最速のラップタイムをマークした。これは、非常に高い熱効率を実現したエンジンやハイブリッドシステムなど、レースの現場で培われた技術によって達成されたもの。ブレーキング時に発生する熱エネルギーを、前後輪に搭載されたモーター/ジェネレーターによって回収し、電力として再利用する(キネティック)エネルギー回生も、WEC参戦によって進歩した重要な基幹技術であり、ここで回収されたエネルギーによって、パフォーマンスが向上し、燃費向上にもつながる。

    市販ハイブリッド車市場のリーダーとして、トヨタがこれまでに販売してきたハイブリッド市販車の販売台数は、1100万台を越えた。絶え間なく続く市販ハイブリッド車両開発において、WEC参戦は、技術面だけでなく、人材育成面で開発に携わる「人づくり」も進めることが出来た。

    今シーズンに臨むTS050 HYBRIDは、最大1000馬力を誇るハイブリッド・パワートレーンの信頼性の向上と、更なる燃料規制に挑戦すべく、改良されたが、それ以外の部分は、3連勝でシーズンを締めくくった2017年仕様と大きな変化はない。

    新たなシーズンを迎えたTOYOTA GAZOO Racingにとっての目標は、WECのチャンピオン争いと共に、何度も阻まれてきたル・マン24時間レースで勝利を勝ち取ること。今シーズンは、5月5日に決勝が行われるベルギー、スパ・フランコルシャンで幕を開け、2019年6月15-16日のル・マン24時間レースでシーズンを終えることになる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    チーム全員が今シーズンへ向け、最速で且つ、信頼性のある車両を作り上げるために全力を尽くして準備して来ました。トヨタの東富士研究所やケルンのTMGのスタッフにはこれまでの頑張りに対して労いを伝えたいと思います。自身の目標はル・マン24時間レースの勝利とシリーズチャンピオン獲得ですが、それ以上に、このプロジェクトを通して、トヨタが唱える『もっといいクルマづくり』への貢献を果たしていきたいと考えています。我々は開発を重ねて来たハイブリッド車両で2006年からレースに参戦して参りましたが、当初は、ハイブリッド量産車から多くの技術を学んでおりました。その後、ハイブリッド・レースカーの開発が進むにつれて、そこから得られた様々なノウハウやテクノロジーを量産車へ導入出来るようになりました。今年の年初に公開された近未来の量産を前提にしたGRスーパースポーツコンセプトの登場には我々全員が誇りを抱いています。レースに勝利するだけでなく、このクルマを含めた量産車への技術展開も我々に課された重要なミッションであると認識しています。耐久レースは、そのためのとても適した手段だと思っています。

    ロブ・ルーペン チーム・ディレクター)
    来るシーズンは、1シーズン2回のル・マン24時間レース開催など、様々な面で特別なものになると思いますし、我々全員が開幕戦を待ち焦がれています。また、フェルナンドがWECの一員として加わることで、シリーズの更なる盛り上がりに期待しています。今季の技術規則変更は我々にとって、これまでにない挑戦となるでしょう。2012年に参戦を開始して以来、我々はハイブリッド・パワートレーンが鮮烈なパフォーマンスと効率の向上を実現することを示してきました。そして今、LMP1クラスの新たなライバルに対して、更なる高効率での戦いが求められています。ライバルは我々よりも多いエネルギー量(最大燃料量)、燃料流量、そして軽量な車体が許されます。我々はこのハイレベルの挑戦を通して、「もっといいクルマづくり」を進めていきます。しかし言うまでもなく、我々の目標はル・マンでの勝利とWECタイトル獲得です。

    パスカル・バセロン テクニカルディレクター)
    これまでのシーズンとは異なり、2018年仕様TS050 HYBRIDのアップデートは多くありません。信頼性向上に加えて、冷却システムの改良及び2017年規則によって変更されたボディ部品が主な開発になります。パフォーマンスという点においては、我々は直近の4年のうち3回、ル・マンで勝てるだけの充分な速さを示しました。事前のテストにおいては信頼性の面でも、致命的な問題はありませんでしたが、それでも勝つことは出来ませんでした。我々には勝つために更なる努力が必要だったのです。ル・マンというレースは、3割から4割くらいは予想外のことが起こる戦いであり、だからこそ魅力的で、そして同時に恐ろしいのです。我々は今年、ル・マン24時間レースへ向けて新たな取り組みとして、通常では起こり難い不測の事態も想定した準備をしてきました。我々は常に改善を続けていますが、どこまでやっても改善の余地は残っているものです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7)
    とてもやり甲斐のあるシーズンになりそうです。とにかく出来るだけ多く勝ちたいと思っています。トヨタにはそれが可能な要素が揃っています。最大の目標はもちろんル・マン勝利ですが、24時間レースは本当に過酷なレースだということをこれまでに何度も思い知らされています。これまでも我々は、十分な速さを持っていましたが、今年は更に信頼性を突き詰め、2台のTS050 HYBRIDを表彰台に上げたいと願っています。設計陣は軽量で速く、かつ信頼性の高い車両を開発するために緻密な仕事をしてきました。そして我々ドライバーはもちろんのことエンジニアやメカニック達は突発のアクシデントにも対応できる周到な準備をしています。勝つためには十分に速いラップタイムを刻み、かつ高い信頼性を手に入れることが必須です。これまでのテストでは十分な手応えを感じているものの、まだまだ道のりは長いとも思っています。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7)
    今年の車両は、昨年と比べて大きな変更はありません。ですので、その戦闘力も、性能や信頼性の面でも素性はよく分かっています。去年、我々は多くを学びました。今年は何をしなければいけないかよく分かっています。また、それが自信にも繋がっています。目標は、皆でル・マンに勝利すること、そしてチャンピオンの獲得。しかし、ル・マンだけは本当に別格なレースです。このレースをものにするためには、想像を絶する仕事をしなくてはいけないんです。シーズン開幕前のテストはとても順調で、改めて車両の性能を確認することが出来ました。素晴らしいシーズンを迎える準備が整ったと信じています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7)
    新シーズンの始まりはいつも新鮮で希望に満ちあふれています。新たな期待と新たな目標が目の前にあります。最大の目標であるル・マン勝利を目指して冬の間、猛烈に努力してきただけに、希望は叶えられると信じています。私自身は耐久レースを走ってまだ日が浅いですが、昨年一年間、貴重な経験を積むことが出来ました。ル・マンは勿論のこと、チャンピオン獲得もチームとして、ドライバーとして是非とも成し遂げたいと思っています。TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーですが、チームはさらに強くするために努力を重ねています。素晴らしいシーズンになると信じています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8)
    今は、早くレースをしたくてたまらない気持です。特に最大の目標であるル・マンに向けて、どのような局面にでも対処出来るように周到な訓練と準備を重ねて来ました。本当に特別なレースですし、そこで勝つことは至難なことです。2013年のル・マンでは2位表彰台となりましたが、その後何年にも渡って、競争力の高い車両だったにもかかわらず厳しい結果が続きました。勝つことが、本当に難しいことを学びました。今年のWECでも10台ものLMP1車両が競い合うような、熾烈な戦いになると予想されます。他チーム、他車がいったい どのような速さなのかわかりませんが、我々は自分たちのレースに集中するだけ。勝つことに全力を尽くしますし、今年の挑戦を楽しみにしています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8)
    ハイブリッドカーを運転するのはいつも最高の気分です。街を走るハイブリッド車は、音も静かで経済的です。しかし、我々が操るTS050 HYBRIDはパワーに満ちた強烈な車両です。この車両に乗る度にそう感じています。我々の最大の目標はル・マンに勝つことですが、チャンピオン獲得も重要だと思っています。私はまだその両方とも獲得出来ていません。ル・マン勝利は、我々トヨタにとって長い間の夢です。これまでも勝利寸前までいきましたが、まだ叶っていません。とにかく万全の準備を整えなくてはいけません。ル・マンで勝つにはどんな技術的ミス、人的ミスも許されないからです。それらを克服することは非常に困難な挑戦ですが、これまで成し遂げることが出来なかったこの大きな目標を達成することが、我々に課せられた仕事です。

    フェルナンド・アロンソ (TS050 HYBRID #8)
    世界最高のサーキットのひとつであるル・マンで行われるレースを、世界で最高のチームのひとつであるTOYOTA GAZOO Racingで戦うことが出来るというのは、私にとって最高の栄誉であり、夢の実現です。TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーです。LMP1ハイブリッド車両の技術は数年前には想像すらつかないものでした。TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンを始めとした耐久レースでの豊富な経験を持っています。私は、この素晴らしいチームに絶妙のタイミングで出会ったのです。チームに感謝しながらも、このプロジェクトに携わる興奮を抑えきれません。今から、6月の本番が待ち遠しくて仕方ありませんが、その前に多くの走行テストやシミュレーター訓練を行い、スパ・フランコルシャンでのレースをこなさなければなりません。ル・マンを戦うにはそれだけの準備が必要なのです。体力を蓄え、準備を整えなくてはなりません。

  • フェルナンド・アロンソ 「トヨタでル・マンを戦うことは最高の名誉」

    フェルナンド・アロンソ 「トヨタでル・マンを戦うことは最高の名誉」

    フェルナンド・アロンソが、トヨタから参戦するFIA世界耐久選手権(WEC)スーパーシーズンへの意気込みを語った。

    世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げるフェルナンド・アロンソは、今期トヨタ TS050 HYBRID #8号車でWECに参戦。セバスチャン・ブエミと中嶋一貴という元F1ドライバーとチームを組む。

    フェルナンド・アロンソは「世界最高のサーキットのひとつであるル・マンで行われるレースを、世界で最高のチームのひとつであるTOYOTA GAZOO Racingで戦うことが出来るというのは、僕にとって最高の栄誉であり、夢の実現だ」とコメント。

    「TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーだ。LMP1ハイブリッド車両の技術は数年前には想像すらつかないものだった。TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンを始めとした耐久レースでの豊富な経験を持っている。僕は、この素晴らしいチームに絶妙のタイミングで出会った。チームに感謝しながらも、このプロジェクトに携わる興奮を抑えきれない」

    「今から、6月の本番が待ち遠しくて仕方ないけど、その前に多くの走行テストやシミュレーター訓練を行い、スパ・フランコルシャンでのレースをこなさなければならない。ル・マンを戦うにはそれだけの準備が必要だ。体力を蓄え、準備を整えなくてはならない」

    フェルナンド・アロンソ トヨタ

  • 【WEC】 TVR、レベリオン・レーシングと組んでル・マンに復帰

    【WEC】 TVR、レベリオン・レーシングと組んでル・マンに復帰

    英国のスポーツカーメーカーのTVRが、レベリオン・レーシングのパートナーとしてFIA 世界耐久選手権(WEC)とル・マン24時間レースに復帰することが発表された。

    TVRは、1947年にトレバー・ウィルキンソンが設立。小型スポーツカーを製造して成功を収めたが2006年に経営破たん。その後、2013年に経営者が代わって再建され、2017年には新型「グリフィス」を発表。2019年からデリバリーが開始される。

    TVRは、レベリオン・レーシングの“プライマリー・オートモーティブ・パートナー”に就任し、チームは『レベリオン・レーシングTVR(Rebellion Racing TVR)』となり、2台の オレカ R-13でLMP1クラスに参戦する。

    TVRにとって公式モータースポーツプロジェクトは13年ぶり。現状ではタイトルスポンサーのような提携に見えるが、今回の提携を将来的な市販車やレーシングカーの開発に生かしていくと語った。

    「TVRブランドを復活させた時、我々がレーストラックにへの復帰を望んでいることがわかった」とTVRの会長レス・エドガーはコメント。

    「レベリオン・レーシングとのパートナーシップはその目標を達成することができ、貴重な運営技術と技術知識をもたらす。それは我々の市販車と将来のレース活動に直接移行することができる」

    レベリオン・レーシングTVRは、アンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニ、ブルーノ・セナが1号車、トーマス・ローラン、マティアス・ベシェ、グスタボ・メネゼスが3号車を走らせる。

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  • アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    トヨタLMP1チームのリザーブドライバーを務めるアンドニー・デビッドソンが、ル・マン24時間レース後の2018/2019シーズンのWECにドラゴンスピードから参戦することが発表された。

    2014年にトヨタでWECチャンピオンを獲得したアンドニー・デビッドソン(38歳)だが、今期フェルナンド・アロンソが加入したことでテスト兼リザーブドライバーに降格していた。

    アンドニー・デビッドソンは、8月のシルバーストンから残りのWECスーパーシーズンをドラゴンスピードのLMP2 オレカ・ギブソン07でレースに参戦することが決まった。

    アンソニー・デビッドソンは、元F1ドライバーのパストール・マルドナド、そして、シルバーに類別されるロベルト・ゴンザレスともにドラゴンスピードのマシンを走らせる。

    アンソニー・デビッドソンが加入する前の開幕戦スパとル・マン24時間レースに関しては、ナタナエル・ベルトンがドライバーを務める。

    先月、アンソニー・デビッドソンは6月のル・マン24時間レースを含めたトヨタでの役割に集中し、“トヨタを出来る限り速く、信頼性があり、乗りやすいクルマにすることに”集中したいと語っていた。

    トヨタは、アンドニー・デビッドソンのドラゴンスピードからの参戦にあたり、「アンドニー・デビdッドソンにとって良いニュースです。彼は異なるカラーでレースをすることになりますが、彼は今後も我々のチームの重要な一員です」と述べた。

  • ロバート・クビサ、マノーのLMP1カーをテスト…WECフル参戦の可能性

    ロバート・クビサ、マノーのLMP1カーをテスト…WECフル参戦の可能性

    ロバート・クビサは、来週スペインでマノーLMP1チームのテストに参加。今期のFIA 世界耐久選手権にフル参戦する可能性が浮上している。

    今年、ウィリアムズのF1レースシートを獲得できなかったロバート・クビサは、リザーブドラバーの役割をこなしつつ、2018年に競技に復帰することを熱望している。

    ロバート・クビサは月曜日からスタートするマノーの3日間のテストに参加し、メカクローム製のエンジンを搭載するジネッタ G60-LT-P1をテストする。

    テストが成功した場合、ロバート・クビサはトヨタからLMP1に参戦するフェルナンド・アロンソとWECのグリッドに並ぶ可能がある。

    今季、マノーはCEFC TRSM RACINGとしてLMP1クラスに2台体制で参戦。オリバー・ローランドとチャーリー・ロバートソンを起用することを発表している。

    WECは、フェルナンド・アロンソの参戦を受け、F1アメリカGPとの日程衝突を避けるために富士6時間レースに日程を変更しており、ロバート・クビサはウィリアムズでの役割を果たしつつ、ル・マン24時間レースを含めたWEC全ラウンドに出場することができる。

    ロバート・クビサは、2004年のマカオGPにルイス・ハミルトンともにマノーから参戦。ポールポジションを獲得し、アレクサンダー・プレマに次ぐ2位でレースを終えている。

  • フェルナンド・アロンソ、F1引退後はWECへの転向を視野

    フェルナンド・アロンソ、F1引退後はWECへの転向を視野

    フェルナンド・アロンソは、F1引退後にトップレベルではあるがそれほどスケジュールが過密ではないFIA 世界耐久選手権(WEC)に転向してレースを続ける可能性を示唆した。

    フェルナンド・アロンソは2018/19“スーパーシーズン”にトヨタから参戦が決定。WECはF1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースを10月14日(日)に移動し、アロンソはWEC全ラウンドへの出場が可能になった。

    フェルナンド・アロンソがトヨタからWECに参戦するのは、目標に掲げる世界3大レースで“3冠”という夢を実現するためだが、WRC引退後にダカールラリーを続けるカルロス・サインツのようにF1引退後のトップレベルでレースを続けるカテゴリーとしてWECを考えていることを明らかにした。

    「時間と準備という点でF1に要求されるレベルはかなり高いし、何年後かにはもうそれが可能ではないと悟るときがくるだろう」とフェルナンド・アロンソは AS にコメント。

    「WRCを引退することを決断したときのカルロス・サインツにちょっと近いかな。彼が将来のためにダカールを選出したという意味ではなくてね。彼はラリーが好きで、ワールドチャンピオンだったけど、毎日ずっと移動して、トレーニングをしている必要があった。すると、突然、年に一度開催されるラリーがあった。エキゾチックでとても権威があるラリーだし、そこでレースをする機会があった」

    「実際には意識的に選択したわけではない。とにかく競争が好きで、それが魅力的に映った。レースが楽しくて、2つのことを組み合わせて新しいことをする機会があった。長年の競争ではそれをする機会はなかった」

    「WECはそれを与えてくれると思う。一年間のレース数は少ない。人生を少し取り戻すことができるけど、同時に競技も続けられる」

    フェルナンド・アロンソのマクラーレンとの契約は39歳になる3年後に失効する。WECはF1引退後にレースを続けるための選択肢を提供してくれるかもしれないが、2028年になってもまだレースをしているとは思わないとアロンソは語る。

    10年後について質問されたフェルナンド・アロンソは「レースはやっていないと思う。」とコメント。

    「あまり移動が多くなくて、自分の時間を取られないことをやっていたいね。モータースポーツは自宅から仕事ができる場所でなにかをするのは難しい。今はそんなことは思ってないけど、どうなるかはわからないよね?」