カテゴリー: トヨタ

  • 足立さやか、フィンランドラリー選手権第2戦で4位完走

    足立さやか、フィンランドラリー選手権第2戦で4位完走

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて2017年よりコ・ドライバーとしてフィンランドラリー選手権に挑戦する足立さやかが、2月17−18日に開催されたフィンランドラリー選手権第2戦 SM Vaakuna–Ralliにドライバーのヤルッコ・ニカラと共にスバルインプレッサWRXで参戦し、クラス4位、総合4位と開幕戦に続き完走を果たした。

    SM Vaakuna–RalliはMikkeliで開催されるようになって15年目となり、同選手権第1戦目のArctic Lapland Rallyと同じくスノーラリーである。

    Mikkeliの街を舞台にする本ラリーはスペシャルステージ(SS)9本 計125?を含む全334.37?の行程で、147台のラリーカーにより競われた。

    コースは道幅が狭く、ワインディングロードになっており、さらにいくつもの丘を乗り越えるような高低差が多い設定となっていた。また全コースの半分がナイトセクションであり、ペースノート作成のより高い精度が要求され、選手達にとって非常に挑戦的なラリーとなった。

    ニカラ・足立組はDay1ナイトセクションのSS2本を総合2位のポジションで走り、好調なスタートを切った。しかし翌Day2のSS1本目となるSS3の途中でフロントディファレンシャルが故障し、リア駆動のみで走行せざるを得なくなった。続くSS4は27.6?と本ラリー最長のステージであり、2輪駆動走行を余儀なくされたニカラ・足立組は、大きなタイムロスを喫した。
    SS4後のサービスでは、メカニックの懸命な作業により、時間内に修理を終え、スピードを取り戻したクルーは、以降のステージで常に上位争いに絡むタイムを記録することができた。足立とニカラは次につながる手ごたえを得て、満足した形で、2日間のラリーを走り終えた。

    ヤルッコ・ニカラ
    とても難しいラリーでした。前回よりもレッキの回数が制限され、更に狭くて細かい道、ナイトセクションが多いため、レッキの段階で高い精度のペースノートを作ることが要求されました。自分にとっても英語でのペースノートはまだ慣れないものですし、とてもチャレンジングなラリーでした。不運にもフロントディファレンシャルの問題で大きなタイムロスになってしまったが、サヤカのラリー中のリーディングは走行を重ねるごとに良くなってきました。このラリーでは細かいセクションでのタイミングは難しかったと思います。しかし、高速セクションではとてもフォローしやすかったです。次戦に備えて、ペースノートの練習を共に積んでいきたいと思います。

    足立さやか
    今回のラリーは狭く、細く、高低差のある道が多かったため、レッキがとても難しかったです。さらにスケジュール的に暗い内からレッキをしなければならなくて、暗い中、道の形状をとらえるのがとても大変でした。それでもヤルッコと、このラリーを通じて様々な工夫をすることができたのは大きな収穫でした。ラリー中には細かいセクションでのリーディングに苦戦しましたが、彼の豊富な経験が私を助けてくれました。次戦も雪のラリーなので、今回よりもタイミングを合わせて、一歩一歩成長していきたいと思います。

    ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
    このラリーはとてもテクニカルなコース設定であり、さらにナイトセクションも多いことから、ペースノートが勝敗を大きく左右する。新しいコンビにとって、とても学習することが多い良いラリーだと思う。マシントラブルは惜しかったが、二人とも落ち着いてラリーに取り組み、完走できた事はとても評価している。サヤカのペースノートのリーディングは前回よりも聞き取りやすくなっている。しかしタイミングを合わせていく事は何度も経験が必要だと思う。引き続きこのペースを継続し、次へのステップにつなげて欲しいと考えている。

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  • ホセ・マリア・ロペス 「トヨタとのWECプログラムが最優先」

    ホセ・マリア・ロペス 「トヨタとのWECプログラムが最優先」

    ホセ・マリア・ロペスは、トヨタとのWECプログラムが最終戦だとし、7月にニューヨークで開催されるフォーミュラEのダブルヘッダーレースは欠場になるだろうと述べた。

    ホセ・マリア・ロペスは、シトロエンで2014年からWTCCタイトルを3連覇した後、フォーミュラEに転向。DSヴァージン・レーシングでシリーズを戦っている。

    2月上旬、トヨタは2017年のWECラインナップを発表。ステファン・サラザンの後任としてホセ・マリア・ロペスがTS050ハイブリッドの8号車を走らせることになった。

    ホセ・マリア・ロペスは、WECの初シーズンに出来る限り多くのことを学びたいと語り、トヨタでのWEC参戦が他のどの役割よりも最優先だと述べた。

    7月16日のニュルブルクリンク6時間レースとフォーミュラEのニューヨークePrixは日程が衝突している。

    「解決策が見つからない場合、現時点で日程衝突という問題がありそうな唯一のレースは、ニューヨークとニュルブルクリンクだ」とホセ・マリア・ロペスは NBCスポーツ にコメント。

    「僕の今年のプライオリティはトヨタのLMP1だ。日程がクラッシュした場合、ニュルブルクリンクでレースをするのは確かだ」

    「僕にとってLMP1ドライバーにあり、WEC、特にル・マン24時間でレースをするのは夢だった。初テストと初レースを本当に楽しみにしている」

    「出来る限り多くのことを学んで、チームメイトのレベルに並び、良いシーズンを過ごしたいと思っている」

  • ヤリ-マティ・ラトバラ 「トヨタのスピリットが僕を押し上げてくれた」

    ヤリ-マティ・ラトバラ 「トヨタのスピリットが僕を押し上げてくれた」

    ラリー・スウェーデンでトヨタに18年ぶりの勝利をもたらしたヤリマティ・ラトバラは、昨年、フォルクスワーゲンで不振に陥っていた自身のキャリアがふたたび活性化したのはトヨタWRCチームへ移籍したおかげだと語った。

    昨年11月、フォルクスワーゲンはWRC撤退を発表、チームを失ったヤリ-マティ・ラトバラはトヨタへの移籍を決断。テストは限られたが、ラトバラは開幕戦モンテカルロを2位でフィニッシュ、先週末のスウェーデンでは優勝を飾ることになった。

    ヤリ-マティ・ラトバラは、トヨタのスピリットの高さが自身のモチベーションを不振に陥る以前のレベルまで戻してくれたと語った。

    「昨シーズンの後半、僕はパフォーマンスを落としていた。正直、自信を失っていたんだ」とヤリ-マティ・ラトバラは語る。

    「トヨタに移籍し、チームのマシンをドライブするチャンスを得たことが僕のモチベーションを大きく高めてくれた。トヨタのスピリットは素晴らしいし、それが僕をかつてのレベルまで押し上げてくれた」

    2016年のメキシコ以来となる17回目の勝利を飾ったヤリ-マティ・ラトバラは、かつてのチームメイトであるセバスチャン・オジェを抜いて4ポイント差で選手権をリードすることになった。

    「本当にアメージングな気持ちだ。2008年にスウェーデンで初めての勝利を獲得したのような気分だ」とヤリ-マティ・ラトバラは語る。

    「あの年の勝利はかなりの驚きだった。そして、今日の勝利も驚きだ。昨日のパフォーマンスを見た後、僕はオット・タナクがこのラリーを制するだろうと思っていたからね。でも、今日のステージは僕のマシンとドライビングスタイルに合っていて、僕は異なるレベルでドライブすることができた」

    ヤリ-マティ・ラトバラは、すでに優勝するための十分なリードを築いていながら、最後のパワーステージでも決して守りに入ることなくトップタイムを記録した。

    「ステージの前にトミ(・マキネン)と話をした。彼は、スタートしたらこれまで通り走るようにと言った。もしかしたら減速すべきかもしれないと考えたけど、フィーリングは良かったので、その気持ちに従って走ることを決めたんだ」

  • トヨタ、プリウスPHVをフルモデルチェンジ…EV走行距離68.2km

    トヨタ、プリウスPHVをフルモデルチェンジ…EV走行距離68.2km

    トヨタは、プリウスPHVをフルモデルチェンジし、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて2月15日に発売した。

    トヨタは、プラグインハイブリッド車(PHV)をハイブリッド車に次ぐ「次世代環境車の柱」として位置付け、大幅な商品強化に取り組んできた。

    新型プリウスPHVは、「プリウス」の特長である環境性能を大幅に進化させたほか、電気自動車(EV)らしい力強くスムーズな走りを実現。

    未来感あふれる先進装備に加えて充電の利便性も向上させ「いいクルマ」として進化させた。

    PHVは、日々の通勤や買い物などではガソリンを使わないEVとして走行し、電池がなくなってもハイブリッド車として長距離ドライブを楽しむことができる。トヨタは、PHVを人とクルマと自然が共生する社会を目指す「トヨタ環境チャレンジ2050」の基幹車種と位置付けており、今後も更なる商品強化に取り組んでいく。

    トヨタは2012年1月、電気利用の本格普及を目指し、プリウスPHVを発売。現在までに日本で約2万2千台、米国・欧州などを含めたグローバルで、約7万5千台を販売している。

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  • レクサス、LS500hをジュネーブモーターショーに出展

    レクサス、LS500hをジュネーブモーターショーに出展

    レクサスは、フラッグシップセダン「LS500h」をスイス・ジュネーブで3月7日〜19日に開催される2017年ジュネーブモーターショーに出展する。

    LS500hは、2017年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で発表したLS500のハイブリッドモデル。LS500と同様に、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングや数々の先進技術により、LEXUSの象徴として大きな変革を果たした

    2017年のデトロイトモーターショーでは、LS500が「アイズ・オン・デザイン・アワード」のベスト・インテリア賞を受賞している。

    また、ジュネーブモーターショーでは、1月に東京オートサロンで世界初公開したRC F GT3なども出展する。

    LS500hの詳細は、日本時間の3月7日(火)に発表される予定。

  • トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝

    トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝

    2月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの、競技最終日となるデイ4がスウェーデンのトルスビューを中心に行なわれ、ヤリスWRCで出場のヤリ-マティ・ラトバラが優勝。TOYOTA GAZOO Racing WRTに初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。また、同じくヤリスWRCのユホ・ハンニネンは、総合23位で完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、トルスビューの北側で2本のSSを行ない、最後にトルスビューのパワーステージ1本を走行する全3SS、計58.81km。前日デイ3の最終ステージで首位に立ったラトバラは、2位を3.8秒リードしてデイ4をスタートした。落ち着いてステージに臨んだラトバラは、3本のSSすべてでベストタイムを記録。2位に対するリードを29.2秒差に拡大し、トヨタに1999年のラリー・チャイナ以来となるWRC優勝をもたらした。ラトバラにとっては2016年の第3戦メキシコ以来の勝利であり、WRC通算勝利数は17に達した。なお、ラリー・スウェーデンでの優勝は4度目となる。

    WRC次戦は、3月9日から12日にかけて行なわれる第3戦ラリー・メキシコ。シーズン最初のグラベルラリーは、高い気温と高い標高との戦いとなる。高地では空気中の酸素量が少ないため、エンジンはパワーダウンを余儀なくされるが、それをいかに最小限に抑えるかがエンジニアの腕の見せ所。TOYOTA GAZOO Racing WRTにとっては、新たなるビッグチャレンジとなる。

    豊田章男(チーム総代表)
    18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。彼らにも感謝いたします。このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」“クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。よろしく、お願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今の気持ちを言葉にするのは簡単ではありません。前戦ラリー・モンテカルロでの2位にも驚きましたが、今回の優勝は予想をはるかに超えたリザルトです。もちろんラッキーな面もありましたが、ヤリ-マティとミーカの素晴らしい戦いと、それを支えた日本、フィンランド、ドイツのすべてのスタッフのチームワークと努力があったからこそ、優勝を成し遂げられたのだと思います。我々を信頼してくれた豊田章男社長をはじめとする、皆さんに感謝します。今日は我々の活動にとって忘れ難き特別な日となりましたが、この勝利に浮かれることなく、今後も開発に力を注ぎ続けます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    新しいチーム、そして新しいマシンで臨んだWRC 2戦目で優勝する事ができて、本当に嬉しく思います。今日の最後のパワーステージでの走りは、私の今までのキャリアの中でベストなパワーステージだったと思えるほどうまくいきました。良いマシンを準備してくれたチームに心から感謝します。今回の優勝と6本のステージベストタイム記録によりモチベーションがさらに高まりましたので、この調子をこれからも保ち続けたいと思います。次戦ラリー・メキシコのスタートが待ちきれません。今回、優勝する事ができてもちろん嬉しいのですが、トップを走りながらも昨晩のスーパーSSで、アクシデントにより勝機を失ったティエリー・ヌービルの事を考えると心が痛みます。私も以前、同じような状況を経験したので彼の気持ちはよく分かります。今回の優勝は、正直なところ幸運に助けられた部分もあります。ですので、さらにマシンを速くするため、これからも改良を続けていく必要があるでしょう。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    チームのスタッフは献身的にハードワークを続けてきましたが、自分もその一員として優勝に貢献できたことを誇りに思います。チームにとっては素晴らしいラリーとなりました。私自身は金曜日に大きなミスをしてしまいましたが、その後再出走を果たし、いろいろなテストを行ないながら、多くのSSを走り経験を増やすことができました。今回の経験を次のラリーに生かしたいと思います。

  • 勝田貴元・新井大輝 WRCラリー・スウェーデン(WRC2)で完走

    勝田貴元・新井大輝 WRCラリー・スウェーデン(WRC2)で完走

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州でトレーニング中の勝田貴元・新井大輝が、2月9-12日に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦、ラリー・スウェーデンのWRC2クラスにフォード・フィエスタR5で参戦し、新井、グレン・マクニール組がクラス7位、総合19位、勝田、マルコ・サルミネン組がクラス9位、総合22位で2台揃って完走を果たした。

    昨年夏のWRCラリー・フィンランドに続き、二人にとって二度目のFIA世界ラリー選手権への挑戦となったラリー・スウェーデンは、雪と氷で覆われた路面で行われるラリーとして知られるが、近年は積雪が少なく路面がグラベルと化すステージもあり、従来以上にチャレンジングなラリーとなることもある。2017年のラリー・スウェーデンは、飛距離を計測することで有名なジャンプポイントのコリンズ・クレストを含むステージなど、4日間で合計18本のスペシャルステージ(SS)、総SS距離331.74?で競われ、両選手にとっては運転技術とペースノートのトレーニングに加え、世界レベルのドライバーに求められる集中力と体力面での訓練にもなった。

    両選手は先月もスノーラリーであるArctic Lapland Rally(フィンランドラリー選手権第1戦)に参戦し経験を積んだが、今回のラリーでは、前戦で使用したスノータイヤよりも幅の広い世界選手権用のスノータイヤを使用した。これにより、二人は新しいグリップレベルに慣れることが必要となった。またチャレンジングなスウェーデンのステージの数々で、パンクを避け、スタッドをなるべく残すように走行することも求められた。

    勝田はデイ2にパンクを喫し、ステージ内でのタイヤ交換を余儀なくされたり、スノーバンクへのスタックやスピンなど、様々なアクシデントに見舞われたが、デイ3以降は安定した走りを見せ、コリンズ・クレストではWRCクラスを含めても2番目に長い42mのビッグジャンプで観客を沸かせた。一方、新井はデイ2での2度のスローパンクチャー、デイ3でのスピンやロアアーム損傷など、度重なるトラブルを経験したが、いくつかのステージでは同クラスのトップレベルの選手に引けを取らないタイムを出し、成長を印象づけた。勝田、新井ともに難しいコンディションと新しい挑戦の中、大いに健闘し、また一歩経験を積み重ねた。

    二人は次回、3月16-19日に開催されるイタリアラリー選手権第1戦 Rally Del CioccoへR2車両(フォード・フィエスタ)で参戦する。当プログラムとしては初めてのターマック戦への挑戦となる。

    勝田貴元
    今回も多くの点で勉強になったラリーでした。スウェーデンの道はラップランドの雪道とは同じ雪道でも全く違いました。スノーバンクが少なく、ところどころグラベルになっていて、思った以上に滑りやすかったです。また、WRカーが走った後の道はわだちもきつく、路面の変化が著しかったです。それでも日を追うごとに少しずつコツがつかめてきました。マルコとのコンビネーションも日に日に良くなっています。トラブルはたくさんありましたが、色んな経験をしながらこのラリーを走り切れたことは自信になり、次につながる大きなイベントになりました。

    新井大輝
    色々アクシデントはありましたが、初めてWRCラリーを完走できてうれしいです。雪道とグラベルの混じった道は思った以上にタイヤへの影響が大きく、2度もスローパンクチャーに見舞われました。また、ペースノートは悪くなかったと思いますが、想像以上に路面が滑りやすく、何度かスピンもしてしまいました。ですが、今回の経験で、トラブルが起きたときに自分がどうすれば車をゴールまで運べるかを考え、運転だけでなく自分で車を理解することも重要だと学びました。だんだんリラックスして、自然な運転ができるようになったら良いタイムも出せるようになりました。今後の課題を多く見つけることができた収穫の多いラリーでした。

    ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
    今回のラリーで二人のドライバーが成し遂げた成長をうれしく思います。特にうれしかったのは、2台ともスタート時と変わらない姿で戻ってきてくれたことです。WRCという舞台で、長距離かつ様々な路面を走り切ることは、彼らにとって非常に意味のあることです。両ドライバーとも、経験の少なさから、スノーバンクにスタックしたり、走りが安定しなかったりということはまだありますが、これらは成長のために必要な過程です。今回の長く過酷なラリーは、精神面でも二人を成長させました。彼らは、このスウェーデンの、難しく、体力を消耗させるコンディションの中で集中力を保つことを学んだはずです。

  • 豊田章男社長、WRC復帰2戦目で勝利に「私の想像を超えておりました」

    豊田章男社長、WRC復帰2戦目で勝利に「私の想像を超えておりました」

    TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム総代表を務める豊田章男が、WRC復帰2戦目でのトヨタの優勝への喜びを語った。

    豊田章男(チーム総代表)
    18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。

    トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。

    ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。

    初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。

    雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。

    そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。

    また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。彼らにも感謝いたします。

    このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。

    チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。

    先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。

    ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」

    マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」

    “クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。

    これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。

    WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。よろしく、お願いいたします。

  • トミ・マキネン、トヨタ WRC 優勝 「忘れ難き特別な日」

    トミ・マキネン、トヨタ WRC 優勝 「忘れ難き特別な日」

    TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるトミ・マキネンが、新生トヨタのWRC初優勝の喜びを語った。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「今の気持ちを言葉にするのは簡単ではありません。前戦ラリー・モンテカルロでの2位にも驚きましたが、今回の優勝は予想をはるかに超えたリザルトです」

    「もちろんラッキーな面もありましたが、ヤリ-マティとミーカの素晴らしい戦いと、それを支えた日本、フィンランド、ドイツのすべてのスタッフのチームワークと努力があったからこそ、優勝を成し遂げられたのだと思います。我々を信頼してくれた豊田章男社長をはじめとする、皆さんに感謝します。今日は我々の活動にとって忘れ難き特別な日となりましたが、この勝利に浮かれることなく、今後も開発に力を注ぎ続けます」

    トヨタ WRC 優勝

  • トヨタに優勝をもたらしたヤリ-マティ・ラトバラ 「言葉では言い表せない」

    トヨタに優勝をもたらしたヤリ-マティ・ラトバラ 「言葉では言い表せない」

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデンでトヨタに復帰2戦目で優勝をもたらしたヤリ・マティ・ラトバラが喜びを語った。

    総合首位で最終日を迎えたヤリ-マティ・ラトバラは、SS16、SS17を制した後、最終SSでのパワーステージでも守りに入ることなく、攻めの走りで制し、リードを広げて完璧なカタチでトヨタに18年ぶりの優勝をもたらし、表彰台に君が代を響かせた。

    ヤリ-マティ・ラトバラにとっても2016年のメキシコ以来の勝利となる。

    「アメージングだ! 新しいチーム、新しいマシン、そして2度目のラリーで勝利したことは、驚くべきことだ。この感動は言葉では言い表せない」とマシンを降りたヤリ-マティ・ラトバラはコメント。

    「このパワーステージで僕はトヨタ・ヤリスで、自分のキャリアで過去最高のパワーステージを走った。チャンピオンシップは面白くなってきたね!」

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    「新しいチーム、そして新しいマシンで臨んだWRC 2戦目で優勝する事ができて、本当に嬉しく思います。今日の最後のパワーステージでの走りは、私の今までのキャリアの中でベストなパワーステージだったと思えるほどうまくいきました。良いマシンを準備してくれたチームに心から感謝します。今回の優勝と6本のステージベストタイム記録によりモチベーションがさらに高まりましたので、この調子をこれからも保ち続けたいと思います。次戦ラリー・メキシコのスタートが待ちきれません。今回、優勝する事ができてもちろん嬉しいのですが、トップを走りながらも昨晩のスーパーSSで、アクシデントにより勝機を失ったティエリー・ヌービルの事を考えると心が痛みます。私も以前、同じような状況を経験したので彼の気持ちはよく分かります。今回の優勝は、正直なところ幸運に助けられた部分もあります。ですので、さらにマシンを速くするため、これからも改良を続けていく必要があるでしょう」

    【WRC】 ラリー・スウェーデン:トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが優勝!
    【WRC】 ラリー・スウェーデン:トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが優勝!