カテゴリー: トヨタ

  • 国本雄資 「WECへの参戦は夢だった。チャンスを最大に活かしたい」

    国本雄資 「WECへの参戦は夢だった。チャンスを最大に活かしたい」

    国本雄資は、トヨタのWECチームの一員としてル・マン24時間レースに出場することが決定した。

    国本雄資は、今回一緒に発表されたニコラス・ラピエールは、既に発表されているステファン・サラザンと組んでTS050 HYBRID#9号車を駆り、第2戦スパ・フランコルシャン6時間と第3戦ル・マン24時間の2戦に参戦する。

    26歳の国本雄資は、日本のSUPER GTにこれまで8年にわたって参戦、耐久レースにおいても十分な経験を積んできた。また、昨年は、トップレベルのドライバーが競う、日本のスーパーフォーミュラにおいてシリーズチャンピオンを勝ち取った。

    全日本F3のチャンピオンを経てトップカテゴリーに参戦している国本雄資は、今季もSUPER GTとタイトル防衛を目指すスーパーフォーミュラに参戦する。

    国本雄資は「WECへの参戦は夢でした。いつかTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとしてル・マン24時間レースに出場することを願っていたので、このチャンスを最大に活かしたいと思っています」とコメント。

    「TS050 HYBRIDを初めてテストした時は、とても素晴らしく、心から楽しむことが出来ました。LMP1カーでのレース、そしてヨーロッパでレースを戦うのは私にとって新たな挑戦ですが、全力を尽くしたいと思います。そのためにチームやとても経験豊かで速い、ステファンとニコラスという2人のチームメイトから積極的に学んでいきたいと思っています」

  • 【WEC】 トヨタ、国本雄資とニコラス・ラピエールの起用を正式発表

    【WEC】 トヨタ、国本雄資とニコラス・ラピエールの起用を正式発表

    トヨタは、2017年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)に3台目として参戦するTS050 HYBRIDのドライバーに、国本雄資とニコラス・ラピエールが決定したことを発表した。

    国本雄資とニコラス・ラピエールは、既に発表されているステファン・サラザンと組んでTS050 HYBRID#9号車を駆り、第2戦スパ・フランコルシャン6時間と第3戦ル・マン24時間の2戦に参戦する。

    26歳の国本雄資は、日本のSUPER GTにこれまで8年にわたって参戦、耐久レースにおいても十分な経験を積んできている。また、昨年は、トップレベルのドライバーが競う、日本のスーパーフォーミュラにおいてシリーズチャンピオンを勝ち取った。全日本F3のチャンピオンを経てトップカテゴリーに参戦している国本雄資は、今季もSUPER GTとタイトル防衛を目指すスーパーフォーミュラに参戦する。

    32歳のフランス人、ニコラス・ラピエールは、3年ぶりのチーム復帰となる。ラピエールは2012年から2014年までTOYOTA GAZOO RacingでWECシリーズに参戦。トヨタのハイブリッド・レースカーによるWEC初勝利にも貢献した。その後、彼はLMP2クラスに参戦。2度にわたってル・マン24時間レースのクラス優勝を勝ち取ったほか、2016年はシリーズチャンピオンに輝いた。

    この発表により、TOYOTA GAZOO Racingの2017年シーズン参戦体制が全て整った。1月に発表された、#7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名。#8号車は中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3名の組み合わせで、この2台がシリーズにフル参戦する。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
    第2戦スパ・フランコルシャン6時間と第3戦ル・マン24時間に参戦するTS050 HYBRID 3台目のドライバーとしてニコラス・ラピエール選手と国本雄資選手を迎えることをとても嬉しく思います。すでに発表しているステファン・サラザン選手と合わせ、力強い#9号車のドライバーラインナップが出来たと思います。チームは、ラピエール選手を良く知っており、良い関係を継続して来ています。彼は、速さだけでなくル・マンでの好結果に何が必要かを知ったドライバーであり、即戦力でチームに貢献してくれると思います。国本雄資は昨年、全日本スーパーフォーミュラ選手権でチャンピオンを獲得し、速さと実績を示したドライバーです。WECテストにおいても安定的な速さで走ったばかりでなく、チームプレーにおいても素晴らしい内容でした。彼はWECの耐久レースに要求される条件にも十分適応できる選手だと確信しています。

    国本雄資
    WECへの参戦は夢でした。いつかTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとしてル・マン24時間レースに出場することを願っていたので、このチャンスを最大に活かしたいと思っています。TS050 HYBRIDを初めてテストした時は、とても素晴らしく、心から楽しむことが出来ました。LMP1カーでのレース、そしてヨーロッパでレースを戦うのは私にとって新たな挑戦ですが、全力を尽くしたいと思います。そのためにチームやとても経験豊かで速い、ステファンとニコラスという2人のチームメイトから積極的に学んでいきたいと思っています。

    ニコラス・ラピエール
    TOYOTA GAZOO Racingと再びル・マンを戦うことになり、とても嬉しく思います。この機会を与えてくれたチームに感謝します。私がドライブしていた2014年のTS040 HYBRIDから、TS050 HYBRIDはかなり進化しているでしょうから、再びLMP1カーでレースが出来るのをとても楽しみにしています。すぐに第2戦スパを迎えることになるので、全力で集中し、来るシーズンへ向け自分自身の準備も進めなくてはなりません。私はトヨタのドライバーとしてル・マンの表彰台に登ったことがありますが、今年の目標は間違いなくそれを再現することです。

  • トヨタ:ニュルブルクリンク VLN1 予選/決勝レポート

    トヨタ:ニュルブルクリンク VLN1 予選/決勝レポート

    トヨタが2007年からスタートした「ニュルブルクリンクへの挑戦」も、今年で11年目となった。

    「もっといいクルマ作り」の軸を支える重要な活動の1つであり、この10年で様々な変化が生まれた。中古のアルテッツァでの参戦から、LEXUS LFA、トヨタ86、そしてクロスオーバートヨタ C-HRにより参戦が行なわれた。

    特にC-HRはTNGAの進化・熟成なども担っており、「極限でのテスト」がスポーツカーに限らず浸透し始めている証拠にもなった。この10年の経験や知見は、確実に市販モデルにフィードバックされているのである。

    新たな1年目としてスタートとなる2017年のニュルブルクリンクへの挑戦は、「人とクルマを鍛える」原点を見つめなおし、「人を鍛える」面でも、エンジニアのリーダーに今年初めて参加する若手の茶谷を起用したほか、チーフメカニックは2007年からニュルへの挑戦に関わってきた平田が担当。メカニックは5名で、昨年無念のリタイヤ経験したメンバーで構成、2年目の成長への期待はもちろん、リベンジも掛かっている。

    マシンは過去2年参戦しているLEXUS RCとなるが、その経験や反省を活かして大幅な改良を実施。初年度は“あえて”市販車のアイテムを採用してきた部分が多かったが、今年のマシンはパワートレイン、ドライブトレイン、フットワーク、軽量化、空力などに将来のスポーツカー開発のための技術蓄積を行なうためのスペシャルアイテムを投入するなど、これまで以上にエンジニアリングにも力が入っており、エンジニアの人づくりにも大きく貢献している。そういう意味では、LEXUS RCによるニュルブルクリンク挑戦「3年目の集大成」と言えるマシンと言ってもいい。とは言え、クルマづくりは全て順調だったわけではない。2016年末に行なわれた火入れ、シェイクダウン、国内テストでは様々なトラブルが発生。エンジニア・メカニックの力で解決すべき多くの課題は毎回数多く見つかった。それらを1つ1つ確実に修正・調整を行ない、国内最終テストでは2016年仕様よりも6秒速いタイムを記録。3名のドライバーからも「温度も安定」、「乗りやすい」とポジティブな意見が数多く聞かれた。

    国内テストを終えたマシンは海を渡り、ドイツ・ニュルブルクリンクへ。3月25日に行なわれたニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦(VLN1※)へ参戦した。

    ここでのミッションはニュル24時間に向けた様々なトライやデータ取り、そして実戦経験で人の動きや改善点を洗い出すこと。つまり、「クルマ」と「人」の実戦テストである。今回のドライバーは松井孝允/蒲生尚弥選手の2名での参戦。

    ※VLNはニュルブルクリンクで年間11回開催されている耐久レースシリーズの事で、3-4月に開催されるVLN1/VLN2には、ニュル24時間に向けたテスト/調整を兼ねて参戦を行なうチームも多く、TOYOTA GAZOO Racing も毎年エントリーを行なっている。

    前日の練習走行は、クルマの状況やコースの状況を見ながらセットアップに専念。空力やサスペンション、トランスミッション、燃料マップなどを、ニュルのコースの特性に合わせて様々なセットアップをトライ。2名のドライバーの評価を反映しながらクルマを仕上げていった。

    迎えた3月25日の8時半、快晴の天気の中でスタートした予選もタイムアタックが目的ではなく、前日同様にセットアップに専念。セットアップを変更する度にクルマは良い方向に仕上がっていたようで、ドライバーからは「マシンは速い上に安定して乗りやすい」と言う高い評価も。結果は8分56秒073と9分台を切るRC最速タイムを記録、更にSP3Tクラストップも獲得。クルマの仕上がりが結果になって現れてきた。

    12時から行なわれた4時間の決勝レースは松井→蒲生→松井→蒲生の順番で走行。トラブルもあった国内テストとは打って変わり、ルーティン以外にピットインをする状況も発生することなく順調に周回を重ねる。その結果、スタートから1回もトップを譲ることなく4時間を走り切り、クラス優勝を獲得。しかし、大事なのはこの順位ではなく、順調に周回を重ねたことで、ニュル24時間に向けた多くのセットアップや様々なデータの収集ができたことが大きい。

    マシンの仕上がりに満足する一方で、メカニックにはいくつか反省があり、コミュニケーション不足や作業後の報告、共有の漏れ、レース現場での焦りや時間の無さによる確認ミスなども見られた。しかし、チーフメカニックの平田の指摘の前に、メカニック自身も課題としてシッカリと認識しているようで、次回に向けて確実に改善が行っていくはずである。

    このプロジェクトはレースに勝つ事が目的ではないものの、LEXUS RCの参戦するSP3Tクラスは強豪揃いの激戦区の1つであることから、VLN1で得られた知見やドライバーからのフィードバック、そして各々の反省を踏まえ、短い期間の中で更に乗りやすいクルマに改善と対策を実施。ニュル24時間に向けて更なるステップアップを行なう。

    松井孝允
    今年のVLN1は最初からクルマの限界で走ることができたので、ニュル24時間に向けてのいいスタートが切れました。国内テストでは、ニュルのコースを想定したセットに仕上げたつもりでしたが、実際にニュルを走ると準備が足りなかったように感じます。しかし、今回は数多くのメニューをこなすことができたので、乗りやすいクルマに仕上げることができました。去年悔しい想いをしましたが、今年はクルマの仕上がりを考えると、結果もシッカリついてくると信じています。

    茶谷チーフエンジニア(トヨタ自動車社員)
    練習走行から大きなトラブルなくレースでは優勝できましたが、それよりもニュルブルクリンクで車両としても、チームとしてもいろいろ試せた事が大きいです。長時間での車両評価、私のレース経験が共に初だったので常に緊張していましたが、これまでのチームの頑張り、成果が今回の結果で現れたと思います。しかし、我々の目標は今回のレースでのテスト結果をニュルブルクリンク24時間レースにつなげること、メンバーが得られた技術を市販車につなげる事。それを忘れてはいけません。今回のレースでは自分が任された作業でのミスがありましたがチームに助けられました。このミスもしっかり次に繋げたいです。

    平田チーフメカニック(トヨタ自動車社員)
    予選からのセット変更も実施する度にクルマもよくなっていますし、結果もよかったのでメカニックたちのモチベーションにも繋がっていると思います。彼らは2年目でクルマの整備や準備がシッカリできていますし、困った時に手助けもできるのですが、作業時の合図や各々のコミュニケーションが不足していることや、自分がすべきことを考えて自主的に動けていない事がまだまだ多いです。2年目のメンバーですが、成長して欲しい部分はまだまだあります。

  • 【WEC】 トヨタ、3台目のドライバーはニコラス・ラピエールと国本雄資?

    【WEC】 トヨタ、3台目のドライバーはニコラス・ラピエールと国本雄資?

    ニコラス・ラピエールが、2017年のトヨタのル・マン24時間レースで、ステファン・サラザン、国本雄資とともに3台目のトヨタ TS050ハイブリッドを走らせると報じられている。

    フランスのメディアは、2012年から2014年中盤までトヨタからWECに参戦していたニコラス・ラピエールがトヨタに再加入する契約を結んだと報道。

    トヨタは、ル・マン24時間レースを3台体制で挑むことを発表しているが、3台目のドライバーはステファン・サラザンしか発表されていない。

    当初は、スーパーフォーミュラのチャンピオンである国本雄資、そして、トヨタの育成ドライバーである平川亮が3台目のドライバーを務めると報じられていた。

    しかし、4月1日にモンツァで行われるWECプロローグ(公式テスト)と同日に開催されるスーパーフォーミュラの合同テストのエントリーリストには、国本雄資の名前はないものの、平川亮はTOM’Sのドライバーとしてエントリーされている。

    トヨタは、他のカテゴリーに参戦させるドライバーであっても、モンツァでのWEC公式テストを優先させると主張しており、実際に中嶋一貴と小林可夢偉はスーパーフォーミュラのテストには参加しない。

    国本雄資は、アラゴンで行われたテストで、ステファン・サラザンよりも速いラップを刻んだとされている。

    一方、今年、Gドライブからヨーロピアン・ルマン・シリーズに参戦する平川亮は、ドラゴン・スピードのオレカ07でル・マン24時間に参戦すると見られている。

    トヨタは、モンツァテスト前日の31日(金)に9名のドライバー全員とともに2017年型のTS050ハイブリッドを発表する。

    【WEC】 トヨタ、国本雄資とニコラス・ラピエールの起用を正式発表
    【WEC】 トヨタ、国本雄資とニコラス・ラピエールの起用を正式発表

  • 【SUPER GT】 公式テスト初日:KeePer TOM’S LC500 37号車がトップ

    【SUPER GT】 公式テスト初日:KeePer TOM’S LC500 37号車がトップ

    3月18日、岡山国際サーキットにおいてSUPER GT公式テストがスタート。ファン感謝デーも兼ねたこの日は、朝早くからサーキットには多くのファンの姿が見られた。そんな中、LEXUS LC500を新たに投入したLEXUS勢は、午前のセッションから快走を見せ、昨年の開幕戦でポールポジションを獲ったKeePer TOM’S LC500 37号車の平川 亮が、総合トップタイムをマークしている。

    今シーズン最初となる公式テストの舞台は、開幕戦を控えた岡山。実戦を意識したデータ収集はもちろん、全メーカーが新型車を投入するGT500クラスでは、基本的な車両セッティングやタイヤのマッチング確認を含め、各車とも多くのメニューに取り組むこととなった。

    午前9時50分に開始したセッション1は、春の陽気を感じる好天に恵まれた。開始からほぼ30分が経過した時点で初の赤旗中断となるが、再開後には、DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車のヘイキ・コバライネンがコースレコード(1分18秒126)に肉薄する1分18秒274をマークし、トップへ。さらに開始から約1時間、37号車が1分18秒149を刻んでトップを奪うなど、セッション前半からLEXUS勢が速さをアピールした。

    その後、最後までトップタイムの更新は見られなかったが、後続車が次第にタイムアップ、3番手にはau TOM’S LC500 36号車が浮上。2014年シーズン以来、3年ぶりにSUPER GTに復帰する中嶋 一貴が1分18秒346をマークした。以下、4番手以降も、ZENT CERUMO LC500 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)、WAKO’S 4CR LC500 6号車(大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ)、WedsSport ADVAN LC500 19号車(関口 雄飛/国本 雄資/小林 可夢偉)と、トップ6をまでLEXUS勢が占め、順調な滑り出しを見せている。

    自身の持つコースレコードに近いタイムを刻んでトップにつけた平川は、「僕らのクルマには、まだ改善できるところがいっぱいあります。調子自体は悪くないので、やってる方向は間違ってないと思っています。(決勝レースを見据えた)タイヤのライフや減り具合を確認しながら、ロングランなどのメニューをこなしていく予定です」とコメント。短い時間でより多くのメニューをこなしたいと意欲を示した。

    午後2時からのセッション2を前に、サーキット上空はすっかり薄曇りの雲に覆われる。序盤の時点で上位車両が1分18秒後半のタイムを刻んでいたものの、大きくタイムアップする車両はおらず、多くの車両が本番を想定したロングランを行っていた。

    そんな中、1号車のコバライネンが1分18秒306をマークし、トップタイムを更新。このタイムは、自身がセッション1でマークしたタイムに迫るものだった。その後、セッションは順調に進むかと思われたが、開始1時間を過ぎた頃にコース上で停止した車両回収のために赤旗が提示。およそ13分にわたって走行が中断された。その結果、GT300クラスとGT500クラスの混走時間が10分延長され、午後4時まで走行が続くことになった。

    このあと、GT300、GT500両クラスの専有走行を各10分実施。LEXUS勢では、6号車と19号車がセッション1のチームベストタイムを上回った。一方で、セッション2のトップタイムは1号車がキープ。6号車が3番手、38号車が4番手につけた。なお、総合トップ3は、37号車、1号車、36号車とLEXUS勢が独占。いずれのタイムも午前中のセッション1でマークしたものがベストタイムとなった。

    また、GT300クラスでは、今シーズンから新しいコンビとなったTOYOTA PRIUS apr GTの31号車(嵯峨 宏紀/久保 凜太郎)がセッション1で1分26秒089をマークし、総合では8番手タイムをマーク。一方、今シーズンは2台体制で参戦することとなったLEXUS RC F GT3の51号車(中山 雄一/坪井 翔/山野 直也)、60号車(飯田 章/吉本 大樹)も、開幕戦に向けて周回を重ねていた。

    公式テストは明日も行われ、午前9時10分にセッション3が、また午後1時45分からセッション4を予定している。

    SUPER GT 2017年 公式テスト岡山 1日目 結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー 1回目 周回 2回目 周回
    1 37 KeePer TOM’S LC500 平川 亮
    ニック・キャシディ
    1’18.149 22/57 1’18.599 73/73
    2 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手 晃平
    1’18.274 23/68 1’18.306 17/68
    3 36 au TOM’S LC500 中嶋 一貴
    ジェームス・ロシター
    1’18.346 30/55 1’18.677 22/64
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越 広大
    小暮 卓史
    1’19.565 25/40 1’18.387 63/64
    5 38 ZENT CERUMO LC500 立川 祐路
    石浦 宏明
    1’18.419 22/43 1’18.550 21/61
    6 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋 和也
    アンドレア・カルダレッリ
    1’18.422 12/45 1’18.421 66/66
    7 100 RAYBRIG NSX-GT 山本 尚貴
    伊沢 拓也
    1’19.158 23/44 1’18.555 64/64
    8 19 WedsSport ADVAN LC500 関口 雄飛
    国本 雄資
    小林 可夢偉
    1’18.860 48/55 1’18.690 56/57
    9 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    1’18.905 17/53 1’18.705 52/54
    10 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦 孝亮
    1’20.080 24/49 1’18.863 66/67
    11 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信
    ヤン・マーデンボロー
    1’18.901 20/54 1’19.569 30/31
    12 8 ARTA NSX-GT 野尻 智紀
    小林 崇志
    1’19.143 17/38 1’19.041 59/60
    13 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    1’20.285 19/45 1’19.211 64/66
    14 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲
    千代 勝正
    1’19.996 6/34 1’19.262 55/56
    15 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤 英紀
    中嶋 大祐
    1’19.885 16/48 1’19.659 51/52

    SUPER GT 2017年 公式テスト岡山 1日目 結果:GT300

    順位 No. 車名 ドライバー 1回目 周回 2回目 周回
    1 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹
    高星 明誠
    1’26.138 9/53 1’25.568 62/62
    2 25 VivaC 86 MC 松井 孝允
    山下 健太
    土屋 武士
    1’28.884 8/ 8 1’25.600 15/60
    3 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴
    川端 伸太朗
    1’25.693 28/48 1’26.409 10/54
    4 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン
    柳田 真孝
    1’26.195 7/27 1’25.759 12/59
    5 33 D’station Porsche 藤井 誠暢
    スヴェン・ミューラー
    1’26.400 6/47 1’25.983 54/57
    6 65 LEON CVSTOS AMG 黒澤 治樹
    蒲生 尚弥
    1’26.313 16/50 1’26.048 67/67
    7 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人
    山内 英輝
    1’26.505 8/34 1’26.062 32/54
    8 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀
    久保 凜太郎
    1’26.089 8/40 1’26.674 21/31
    9 50 TBN 都筑 晶裕
    新田 守男
    1’26.133 24/27 1’27.719 4/44
    10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝
    片岡 龍也
    1’26.349 21/60 1’27.509 7/13
    11 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一
    ショーン・ウォーキンショー
    1’26.482 21/45 1’26.432 48/51
    12 51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 中山 雄一
    坪井 翔
    山野 直也
    1’27.141 14/50 1’26.494 40/48
    13 30 TOYOTA PRIUS apr GT 永井 宏明
    佐々木 孝太
    1’27.353 33/33 1’26.499 52/58
    14 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂
    加藤 寛規
    1’27.254 15/50 1’26.506 30/59
    15 111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT 石川 京侍
    山下 亮生
    1’26.657 26/47 1’26.624 56/58
    16 360 RUNUP GT-R 柴田 優作
    田中 篤
    清原 章太
    1’26.652 15/39 1’26.628 42/45
    17 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸
    ビヨン・ビルドハイム
    1’26.784 10/38 1’26.630 14/54
    18 87 ショップチャンネル ランボルギーニ GT3 細川 慎弥
    佐藤 公哉
    山西 康司
    1’27.480 11/40 1’26.655 45/47
    19 9 GULF NAC PORSCHE 911 ジョノ・レスター
    峰尾 恭輔
    1’27.127 16/40 1’26.687 27/54
    20 10 GAINER TANAX GT-R 富田 竜一郎
    吉田 広樹
    1’26.929 6/46 1’26.713 19/60
    21 7 Studie BMW M6 ヨング・ミューラー
    荒 聖治
    1’27.928 15/37 1’26.765 36/39
    22 5 マッハ車検 MC86 GTNET 坂口 夏月
    藤波 清斗
    1’27.266 7/53 1’26.991 8/63
    23 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学
    平峰 一貴
    元嶋 佑弥
    1’27.465 7/44 1’27.069 32/48
    24 117 EIcars BENTLEY GT3 井出 有治
    阪口 良平
    1’28.286 18/46 1’27.187 34/34
    25 26 TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA 山田 真之亮
    ジェイク・パーソンズ
    1’27.828 9/43 1’27.230 32/42
    26 52 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC 平沼 貴之
    番場 琢
    脇阪 薫一
    1’27.233 10/31 1’27.549 9/45
    27 35 ARTO 86 MC 101 Nattavude Charoensukhawatana
    Nattapong Hortongkum
    1’28.790 10/43 1’27.744 28/36
    28 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章
    吉本 大樹
    1’27.771 16/36 1’28.496 4/30
    29 48 GT-R GT3 高森 博士
    田中 勝輝
    奥村 浩一
    1’29.144 6/55 1’27.866 45/49
    30 22 アールキューズ SLS AMG GT3 和田 久
    城内 政樹
    1’29.036 5/14 1’28.407 17/40
  • 足立さやか、フィンランドラリー選手権第3戦で初の表彰台

    足立さやか、フィンランドラリー選手権第3戦で初の表彰台

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにてコ・ドライバーとしてフィンランドラリー選手権に挑戦中の足立さやかが、3月10-11日に開催されたフィンランドラリー選手権第3戦、Tahko SM-Ralliにドライバーのヤルッコ・ニカラと共にスバルインプレッサWRXで参戦。クラス3位、総合3位で初の表彰台を獲得した。

    同選手権今シーズン最後のスノーラリーとなるTahko SM-Ralliは、Tahkoスキーリゾートを中心に、フィンランド東央部のNilsiäで開催され、スペシャルステージ(SS)6本、総SS距離104.32㎞を含む全292.15㎞の行程で154台が競いあった。コースはワイドセクションとナローセクションが混在し、ハイスピードからナローセクションに侵入するコーナーなど、非常にテクニカルな設定。ペースノートの精度の高さ、最適なタイミングでの読み上げなどが要求され、選手にとって大きなチャレンジとなった。

    SS1でトップタイムを出し、好調なスタートを切ったニカラ・足立組は、SS2以降も常に総合3位のポジションをキープし、各ステージでのトップとの差は1~3秒台という僅差の戦いを繰り広げた。最終SSは32.83kmと本ラリー最長で、さらに順位が上がることも期待されたが、ニカラ・足立組のスタート直前で競技が中断され、二人はスタート位置で45分間足止めされた。日没が近づいて路面の凍結が始まり、さらに通常のライトのみで薄暗い中での走行を強いられたクルーは、そんな中でも最後のアタックを試みたが、ステージ後半にエンジン不調も重なり、スローダウンを余儀なくされた。しかし、最後まで慎重に車を運び、クルーにとって初めての表彰台を獲得した。

    各ステージで記録されたトップタイムの平均時速が120.4㎞/hというハイスピードの本ラリーで、ライバルたちが格上のR5車両を使用している中、R5より速度が落ち、重量のあるR4車両でニカラ・足立は大いに健闘し、また新しい学びを得た一戦となった。

    足立さやか
    今回のラリーはハイスピードセクションとナローセクションが混在していたのでとてもノートが大事だと思い、レッキの段階から慎重にノートを作りました。それでもラリーでは読み遅れてしまう箇所が何か所かありましたが、そこはヤルッコのドライビングと経験が私を助けてくれました。このラリーを通じてまた新しい発見があり、様々な工夫をお互いに話し合う事ができて、回を重ねるごとに彼を理解できるようになりました。次戦は私たちにとって初めてのグラベルのラリーなので、事前にグラベルでのレッキトレーニング、ドライビングテストを行い、準備を入念にしたいと思います。

    ヤルッコ・ニカラ
    今回はハイスピードからナローセクションに入る際などブレーキのタイミングが難しかったのですが、サヤカは自分に合わせてくれたし、どんどんフィンランドのリズムに慣れてきています。サヤカのリーディングなしにあれだけ速く攻めることはできませんでした。もちろんまだいくつかの改善ポイントはありますが、走行を重ねるごとにフィーリングが合ってきているのを感じます。

    ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
    このラリーはとてもハイスピードでテクニカルなコース設定のため、ペースノートが勝敗を大きく左右します。まだ新しいコンビにとって、学ぶことの多い、良いラリーでした。このラリーをR4でR5の上位車と互角で戦えたことは素晴らしい成果であり、ハイスピードでのサヤカのペースノートのリーディングが正しく行えていたからとも言えます。細かいセクションでのリーディングのタイミングやロードセクションでの誘導など、改善すべきポイントはまだあります。これからもコ・ドライバーとしての経験を多く積み、スキルを磨いてほしいと考えています。

  • トヨタ:2台のヤリスWRCが揃って入賞 / WRCメキシコ 結果

    トヨタ:2台のヤリスWRCが揃って入賞 / WRCメキシコ 結果

    3月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技最終日となるデイ4がレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合6 位でフィニッシュ。

    ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)も総合7位で完走し、今シーズン初めて2台のクルーが揃って10位以内に入り、ポイントを獲得した。

    ラリー最終日はサービスパークが置かれるレオンの東側エリアで、2本計54.90kmのSSが用意された。そして、最終ステージのSS19はトップ5のタイムを記録したクルーに対しボーナスのポイントが与えられるパワーステージに設定された。TOYOTA GAZOO Racing WRTのハンニネンは、7位ラトバラに0.3秒差の6位で最終日をスタート。しかし体調が優れなかったこともあり、最初のSS18でラトバラに逆転を許し7位に後退。ラトバラは6位に浮上し、そのままの順位で最終ステージのSS19を走りきった。この結果、今季初めて2台揃ってトップ10内でフィニッシュし、ドライバーズポイントと、コ・ドライバーズポイントを獲得。ラトバラ/アンティラ組は順位をひとつ落としながらも選手権2位につけ、ハンニネン/リンドストローム組は11位となった。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、マニュファクチャラーズ選手権で2位のポジションを堅持した。

    今回のラリーではメキシコの特徴である高い気温と、高い標高というふたつの要素が組み合わさった結果、競技2日目にはチームはエンジン温度の上昇という難題に直面した。しかしスタッフ全員の努力と貢献により、競技3日目以降問題は解決し、最終日には選手たちが心から満足できる状態までヤリスWRCを進化させることに成功。タフなコンディションのラリーを走破したことで、TOYOTA GAZOO Racing WRTはさらに多くの事を学び、将来に向けて貴重な経験を蓄積した。

    WRC次戦は、4月6日から9日にかけてフランスのコルシカ島で行なわれる第4戦ツール・ド・コルス。コルシカ島の島全体が舞台となるこの伝統の1戦は、シーズン最初の完全なターマックラリーである。コルシカ島のツイスティな舗装路は平均速度こそ比較的低いが、ミスに対しては寛容ではなく、選手たちは正確なマシン操作を求められる。4月のコルシカ島は天候変化が読みにくいため、選手とチームはあらゆるコンディションに対応できるように、入念な準備を行う必要がある。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    モンテカルロ、スウェーデンと開幕から2戦連続で素晴らしい結果になりましたが、今回のメキシコは、我々が今年直面するであろうと事前に予想していたような結果になりました。しかし、難しい状況を乗り越え、ふたりのドライバーが初めて同時にドライバーズポイントを獲得したことに満足しています。今回の結果、そして我々にとって初めてのグラベルラリー参戦から多くの情報を得られた事を嬉しく思います。今回我々が学んだことは、将来必ず役に立つでしょう。今回は非常にトリッキーなラリーだったにも関わらず、2台のクルマを完走に導いたドライバー、コ・ドライバー、エンジニア、そしてメカニックの貢献に心から感謝します。

    嵯峨宏英(チーム副代表)
    前戦スウェーデンでは素晴らしい結果を残すことができましたが、気温と標高の高いメキシコ戦は、これまでとは違う試練を我々に与えるであろうと予想していました。事前に想定テストを行ない、万全の準備をして臨んだものの、我々の予想を超える試練が待っており、とても厳しい戦いとなりました。競技2日目には、オーバーヒートに苦しみましたが、エンジニア・メカニック一丸となって、限られた時間の中で対策を施し、最終日のSSでは、それらの対策が効果的であったことを確認できました。そして、クルー達がゴールまで無事にそのクルマを走らせ続けてくれました。こうした一つ一つの経験が、ヒトを鍛え、クルマを強くしてくれるのだと思います。今回も、学びの大変多いラリーとなりました。ラリーは、お客様が普段使っている道が舞台です。その道で、全力を尽くし、極限の状態でクルマを学ぶことが「もっといいクルマづくり」に繋がっていくと改めて強く感じます。この4日間、現場でチームの皆と過ごす中で、多くの地元のファンの方に暖かい声援を頂き、とても嬉しく思います。また、日本からも心温まる応援メッセージをいただきました。ファンの皆様に感謝いたします。次戦も、応援をよろしくお願い致します。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    ラリー・メキシコでは5位以内に入ることが目標でした。1つ及ばず6位という結果でしたが、今回我々が序盤に直面した困難は予想を超えたものでしたし、またパワーステージでボーナスポイントを獲得できたので、嬉しく思います。そして、ドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権では、依然良いポジションにつけています。今日は最初のSSの滑りやすいセクションでスピンし10秒を失ってしまいましたが、それまでは今回のラリーで最高のフィーリングでした。あのスピンがなければかなり良いタイムを記録することができたと思いますが、重要なのは最後に満足できる状態にまでクルマを持っていけたことです。4日間の戦いを通して、我々は一段と成長することができたと思います。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    体調不良により、私にとってはスタートからフィニッシュまで辛いラリーでしたが、今シーズン初めてリタイアすることなく、10位以内で走り切り、ポイントを獲得することができたことを嬉しく思います。ヤリ-マティを0.3秒リードして最終日を迎えたのは良い経験でしたが、彼のほうが速く、残念ながらリードを守ることができませんでした。ラリー・メキシコで今回我々が体験した事は、自分たちとチームの将来にとって大きなプラスになるでしょう。また、このラリーでは今年初めて木に当たらずに最後まで走ることができ、この年齢になっても自分がまだ成長し、多くを学んでいると実感することができました。

    【WRC】 ラリー・メキシコ 結果:クリス・ミークが優勝
    WRC ラリー・メキシコ 結果

  • トヨタ:エンジン温度上昇の問題は解決 / WRC ラリー・メキシコ デイ3

    トヨタ:エンジン温度上昇の問題は解決 / WRC ラリー・メキシコ デイ3

    3月11日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技3日目デイ3がレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は、前日よりもふたつ順位を上げ総合6位に浮上した。

    また、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)は、ラトバラとわずか0.3秒差の総合7位で長い1日を走りきった。

    ラリー・メキシコの競技3日目デイ3は、サービスパークが置かれるレオンの周辺で9本、計157.57kmのSSが行われた。前日のデイ2は気温が高かったため、ヤリスWRCを含む多くのクルマのエンジンに温度上昇の問題が発生した。TOYOTA GAZOO Racing WRTのエンジニアは問題の原因を探り、デイ3に向けてエンジンのマッピングを変更するなど入念な対策を実施した。その結果ヤリスWRCは2台とも大きな問題を発生することなくデイ3を走行。午後のステージでは降雨を予想してソフトタイヤを選択したが、雨は降らずクルマ本来のパフォーマンスを完全に発揮させることができなかった。また、ラトバラはSS11の終盤コーナリングラインが膨らみ、タイヤが岩に当たりパンクをしたが大事には至らず。前日の8位から6位にポジションを上げた。前日総合4位のハンニネンは、体調を崩しながらも着実な走りでラトバラと0.3秒差の7位につけ、TOYOTA GAZOO Racing WRT は2台揃っての完走、そしてポイント獲得という目標に向かって大きく前進した。

    ラリー・メキシコでは毎年、「暑さ」と「薄い空気」が大きな問題となる。ラリーの中心となるレオンの気温は3月でも30度前後に到達。エンジンと、ブレーキに特に厳しいラリーとして知られている。今年からWRカーのレギュレーションが変更され、エンジンの出力が従来よりも大幅に上がったため、冷却はさらに厳しくなった。また、メキシコはWRCの中でもっとも標高が高いエリアが舞台となり、SSの最高地点は2,700mを超える。高地では空気中の酸素量が減るため、エンジンは20~25%程度のパワーダウンを余儀なくされる。エンジンエンジニアにとって、メキシコはもっとも難しく、そして挑戦のしがいがあるラリーなのである。

    明日の最終日デイ4は、サービスパークが置かれるレオンの東側エリアで2本のSSが行われる。SSの合計距離は54.9kmと短いが、最終ステージのSS19は、上位タイムを記録した選手に対しボーナスポイントが与えられる、パワーステージとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    チームスタッフの素晴らしい働きにより、昨日発生したエンジン温度上昇の問題は解決されました。しかし、今日はタイヤ選択とパンクによりやや遅れをとってしまいました。ヤリ-マティとミーカは彼らができる中で最善を尽くして戦い、ユホは体調不良にも関わらずよく頑張ったと思います。明日はラリー最終日となりますが、2台揃って完走し、ドライバーズポイントとマニュファクチャラーズポイントの両方を獲得する事が我々の目標です。すべての状況を考えると、我々の今日までの戦いには満足しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    昨日発生したエンジン温度上昇の問題をエンジニアとメカニックが解決してくれたおかげで、今日は1日を通してクルマの調子が良く、昨日よりもエンジンのパワーを上げて走ることができました。ただし、タイヤの選択については正解ではありませんでした。午後は雨が降ると予想してソフトタイヤを選んだのですが、結局雨は降らず、タイヤが路面に対して柔らかすぎたため、摩耗が進んでしまったのが残念でした。明日の最終日は現在の順位を守り、パワーステージでも良い走りをしてなるべく多くのポイントを獲得したいと思います。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    ヤリ-マティと同じように、私も午後のステージではソフトタイヤを選び摩耗に苦労しました。また、どれだけ走りに影響したのかは分かりませんが体調も優れず、走行中はまだ良かったのですが、SSをフィニッシュしてクルマを止めると具合が悪くなってしまいました。ただし、チームのサポートにより午後はだいぶ回復しました。ヤリスWRCは、エンジニアとメカニックの努力により、今日は1日を通して問題なく走ることができ、走行距離を増やすことができました。多くのデータが蓄積されたことで、今後は同じようなコンディションに対して、より正しく対処することができるでしょう。

  • トヨタ:ユホ・ハンニネンが4位につける / WRCラリー・メキシコ デイ2

    トヨタ:ユホ・ハンニネンが4位につける / WRCラリー・メキシコ デイ2

    3月10日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技2日目デイ2が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が4位につけた。

    また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は前日と順位は変わらず、8位でデイ2を走りきった。

    9日(木)の夜にメキシコシティのストリートステージで開幕したラリー・メキシコは、サービスパークがあるレオンの近郊で10日の午前中に競技が行われる予定だった。しかし、ラリーカーをメキシコシティからレオンへと運搬するトランスポーターが、予期されていなかった道路閉鎖に伴う交通渋滞により10日朝までにレオンのサービスパークに到着しなかったため、大会主催者はデイ2午前中のSS2とSS3をキャンセルすることを決断。そのため、デイ2の競技はSS2の再走ステージとして設定されていたSS4から始まることとなり、午後4時14分に競技がスタートした。SS4をスタート後しばらくすると、両ドライバーはエンジン温度の上昇に気がつき、温度を下げるため、通常はリエゾン区間で使用する出力を絞ったロードセクション・モードに切り替えながら走行。そのためタイムをロスしたが、それでも5本のSSを走りきりサービスパークへと帰還した。チームは温度上昇の原因究明と対策に全力で取り組み、早期の問題解決を目指す。

    シーズン最初のグラベルイベントであるラリー・メキシコは、SSの出走順がタイムに大きな影響を及ぼす。ドライコンディションのグラベルロードは、道の表面に滑りやすい小さな砂利やダストがたまっているため非常に滑りやすい。しかし、何台か競技車両が走行すると路面はクリーンになりタイヤのグリップ力が高まる。つまり、ドライのグラベルコースでは、出走順がはやい選手がどうしても不利になるのだ。ラリー・メキシコでは、最初のグラベルステージとなるデイ2の出走順はここまでのドライバーズ選手権のランキング順となり、選手権トップのラトバラはもっとも不利な先頭走者を担った。そのため、タイムロスを避けることは不可能に近かった。

    明日のデイ3は、サービスパークが置かれるレオンの北〜東にかけてのエリアで9本のSSが予定されている。まず午前中に3本のグラベルステージを走行し、選手は1度レオンのサービスパークに戻り30分間のサービスを受ける。その後、午前中に走行した3本のSSを再走した後に、レオンのミニサーキットで2本のスーパーSSを戦う。そして、1日の最後にはサービスパークすぐ横のストリートステージを走行する。全9本のSSの合計距離は157.57km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は347.54kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    高い気温、そして高い標高という、ふたつの難題が重なるラリー・メキシコは、我々にとって大きな挑戦になるだろうと思っていました。今日、2台のクルマに起こった問題に関しては、幸運にも解決の糸口が見つかったと信じています。そして、困難な1日だったにも関わらず、2台のクルマがSSを走りきりサービスパークに戻って来たという事が何よりも重要です。ユホは4位と表彰台が見える位置につけ、ヤリ-マティも難しい状況で良い仕事をしました。明日も彼らの頑張りに期待したいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    デイ2は、タフな1日になるだろうとあらかじめ覚悟していましたが、こんなにタフになるとは!というのが正直な感想です。走行距離が長いエル・ショコラテ(SS4)では、どうしてもエンジンの温度が上昇しやすいのですが、今日も走行中に温度が上がってしまったため、ロードセクション・モードに切り替えて温度が下がるのを待ち、その後ステージ・モードに戻すという操作を繰り返しました。また、他の距離が短いSSでも多少温度が上がる傾向が見られました。このようにいくつか問題は起こりましたが、大切なのは1日を走りきりサービスパークに戻ってきたということです。明日が、今日よりも良い1日となることを期待しています。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    今日のデイ2はとても大変な1日となり、出走順のアドバンテージをうまく結果に結びつけることができませんでした。出走順が後方だったので良いコンディションの道を走れたはずなのですが、それでも路面があまりにも滑りやすかったことにショックを受けました。もしかしたら選んだタイヤが今日の路面に対しては硬すぎたのかもしれません。また、ヤリ-マティと同じように、私のクルマのエンジンも温度が上がってしまいました。でも、エンジニアとメカニックが一丸となって、明日までに問題を解決してくれると信じています。

  • トヨタ:ユホ・ハンイネンが首位発進 / WRCラリー・メキシコ デイ1

    トヨタ:ユホ・ハンイネンが首位発進 / WRCラリー・メキシコ デイ1

    3月9日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコが開幕。メキシコの首都であるメキシコシティでSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)がベストタイムを記録し、首位に立った。

    一方、第2戦ラリー・スウェーデンの勝者であるヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は、総合8位につけている。

    ラリー・メキシコ初の試みとなる首都メキシコシティでのSS1は、市中心部の歴史的地区「ソカロ」に設けられたターマック(舗装路)の市街地ステージが戦いの舞台に。全長1.57kmのコースを2回走行し、その合計タイムがSS1の結果となる。大勢の観客が見守る中、競技は夕方6時過ぎにスタート。走行1回目は雨で滑りやすいコンディションとなったが、比較的雨が弱い時に走行したハンニネンがトップタイムを記録。その後雨量が増え、ラトバラは8番手タイムで1回目の走行を終えた。2回目の走行が始まる頃には雨は止み、路面は徐々に乾いていった。ハンニネンは落ち着いた走りで5番手タイムを記録。2回の走行の合計タイムで総合トップに立った。また、ラトバラは2回目の走行でも8番手タイムを記録し、総合8位で競技初日を走りきった。

    メキシコシティ中心部のソカロは、歴史的な建造部に囲まれた広場である。最近では映画、007シリーズ「スペクター」のオープニングで激しいアクションシーンの舞台となった。そして、今回のラリー・メキシコでは映画に負けないぐらいスペクタクルなラリーショーが、大観衆の前で展開された。ソカロでのSS1のために、ラリーカーは8日夜にラリーのホストタウンであるレオンから積車で約400km陸送された。また、選手たちは9日の早朝チャーター機でメキシコシティに飛んだ。そしてSS1の終了後、ふたたび飛行機でレオンに戻るというハードなスケジュールとなった。しかしメキシコシティでのSS1は大成功に終わり、ラリー・メキシコの歴史に新たなる1ページが書き加えられた。

    競技2日目となる明日のデイ2は、サービスパークが置かれるレオンの周辺でグラベルステージが行われる。SS2と、その再走ステージであるSS4「エル・ショコラテ」は今大会最長となる54.90kmのコース。また、SS6はかつて銀鉱で栄えたグアナファトの市街地でのストリートステージで、選手たちは狭い地下道の舗装SSを走行する。そして1日の最後にはミニサーキットでのスーパーSSが2本用意されるなど、コースは実にバリエーション豊か。SSは全7本でその合計距離は154.85km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は418.82kmとなる。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    SS1のように距離の短い市街地SSは、リスクを冒して走っても大幅にタイムを縮めることが難しいので、とにかく注意して走りました。重要なのは大勢の人に素晴らしいショーを楽しんでもらえたということです。1回目の走行は雨でコースが濡れていたため非常に滑りやすく感じましたが、2回目はかなり乾いていました。長い移動の1日が終わり、明日からが本当の意味での競技スタートになります。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    走行1回目は雨で路面が濡れていましたが、タイヤは思っていたよりもグリップしました。とにかくミスを犯さないように気をつけて走りましたが、ヤリスWRCのフィーリングはとても良く、運転が簡単に感じられました。それでもトップタイムを記録し、初めて自分がWRCの総合首位になった事に驚いています。素晴らしいマシンを用意してくれたチームに感謝したいですね。ラリーは明日からが本当の戦いとなりますが、幸いにして朝がそれほど早くないので、今晩はゆっくりと休んでリフレッシュし、自信を持って明日の戦いに臨みたいと思います。