カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、ル・マン24時間レースを無料でWebライブ配信

    トヨタ、ル・マン24時間レースを無料でWebライブ配信

    トヨタは、ル・マン24時間レースをTOYOTA GAZOO Racing公式サイトで無料でWebライブ配信する。

    トヨタは、世界最高峰の耐久レースであるFIA世界耐久選手権(WEC)に、最先端のハイブリッド技術を投入したTS050 HYBRIDで参戦することで、「クルマ」と「人」を鍛え、未来の「もっといいクルマづくり」を目指している。

    今年のル・マン24時間レースへの参戦にあたり、世界3大レースの一つと称される同レースの興奮や魅力、面白さを多くの方に知っていただくと共に、TOYOTA GAZOO Racingチームを日本中の皆様に応援いただきたいという想いから、2017年ル・マン24時間レースの無料Webライブ配信を実施する。

    ■ 配信場所
    TOYOTA GAZOO Racing 公式サイト(toyotagazooracing.com/jp/wec)
    PC/スマートフォンのいずれからでも視聴可。また、YouTubeからもLive視聴可
    上記公式サイトでは、WECやル・マンに関する様々な情報も提供

    ■ 配信日時(日本時間)

    第1部 6月17日(土)21:00~25:00
    第2部 6月18日(日)13:00~23:00(予定) ※6月17日 22:00決勝スタート、ゴールは翌22:00

    ■ 配信内容
    スタートシーンやゴールシーンを含む計12時間のレース生中継と、配信開始から30分間(17日 21:00~21:30)のTOYOTA GAZOO Racingオリジナル番組等からなる、全14時間のWEB配信を予定。レース生中継は、J SPORTSのル・マン生中継番組と同内容の映像を配信。

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    5月18日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルが開幕。競技初日デイ1として、スーパーSS1本がポルトガル北部ロウサダのラリークロスコースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合7位に、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合9位につけた。また、今回がヤリスWRCでのWRC初出場となるエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)は、総合13位で競技初日を走り終えた。

    新たにラッピがドライバーとして加わり、初の3台体制で臨んだラリー・ポルトガルの競技初日は、3台揃って順調な1日となった。午前中に行われたシェイクダウンでは、ラリー本番に向けてクルマの最終確認を実施。19 時過ぎより、サービスパークから東に約50km離れたロウサダのラリークロスコースで競技が始まった。グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)がミックスした全長3.36kmのショートコースでは、2台同時走行のスーパーSSが行われ、約3万5000人の観客が見守る素晴らしい雰囲気の中、選手たちは熱い戦いを展開。ラトバラ、ハンニネン、ラッピはいずれも安定した走りで、最初のステージをクリアした。

    競技2日目となる5月19日(金)のデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北~北東エリアで8本のSSが行われる。SS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7は自然の中の未舗装路が舞台となり、1日の最後に予定されているSS8およびSS9はブラガの街中に設けられるショートステージである。8本のSSの合計距離は148.32km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は581.20kmとなっている。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)

    ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンティーナといくつか類似点があるため、同じようなセットアップで臨むことにしましたが、もちろんアルゼンチンで得た経験を、開発と改善に反映しています。3台のヤリスWRCは、ほぼ同じセットアップになっています。今回はエサペッカにとってWRカーで出る初めてのラリーなので、できるだけ長い距離を走り経験を積んでもらうことが最優先事項です。そのためクルマは他の2台とほぼ同じ仕様ですが、将来的には他と違う仕様を試し、開発に役立てることも検討しています。ラリー前のプレイベントテストではサスペンションの開発にかなり時間をかけ、また1歩前に進むことができました。ですので、それが今週末のタイムに反映されることを願っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    スーパーSSはとても素晴らしい雰囲気で、ステージを満喫しました。ただし、ハンドリングがややアンダーステア気味に感じられたので、それについてはこれから考えます。とはいえ、スーパーSSのコースは明日からのグラベルSSとは性格が大きく異なるので、今日の結果にあまりとらわれるべきではないでしょう。プレイベントテストでは十分な手応えを感じていたので、明日のデイ2が終るまでには、さらに良いアイディアを得られるのではないかと期待しています。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    まったく問題なくスーパーSSを走ることができました。この短いSSで勝負が決まるわけではなく、クルマに関して良いフィーリングを感じたので、我々のアプローチは正しく、このラリーでの目標を実現できるはずだと思いました。前戦アルゼンチンで多くの経験を得たので、学んだことを今回のラリーで実践したいと思っています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    新しいクルマで初めて走ったロウサダのスーパーSSは、観客がとても多くすばらしいステージでした。緊張はまったくなく、ただただ興奮しました。WRカーで出場するために6カ月間用意をしてきたので、準備は万端です。しかし、週末に向けてはスピードを上げていく必要があります。明日からのグラベルステージは、2回目の走行時に道が荒れかなり難しくなると予想しています。ですので、ステップバイステップで物事を進めていくつもりです。

    関連:【WRC】 ラリー・ポルトガル:オストベルグとヌービルで同タイムで首位

  • トヨタ、11年目となるニュルブルクリンク24時間レースに参戦

    トヨタ、11年目となるニュルブルクリンク24時間レースに参戦

    TOYOTA GAZOO Racingは、2017年5月25日(木)から28日(日)にかけてドイツ、ニュルブルクリンクで開催される第45回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに、LEXUS RCで参戦する。

    ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、1周25km、高低差300m、約200のコーナーを持つコースを24時間走り続けるという過酷なレース。「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦している、TOYOTA GAZOO Racingの活動の原点である。

    トヨタ社員のメカニックやエンジニアは、通常のテストコースでの実験評価よりもさらに過酷な環境下で「クルマの限界を知り、改善力を養う」といった経験を積み、その後様々な車両開発の現場で活躍している。

    昨年参戦車両の一台であるLEXUS RCは、レース序盤から駆動系のトラブルに見舞われ13時間にもわたる修理作業を行ったものの、努力実らずリタイアとなった。

    本年は車両製作やテスト走行サイクルを大幅にスピードアップし、ここまで順調に仕上げてきた。大幅に進化したクルマで、昨年の雪辱を果たすべく24時間レースに挑戦する。

    井口卓人 (ドライバー)

    国内テスト、ニュル前哨レース(VLN、Qualifying Race)を通じて、クルマは確実に進化しています。(前哨レースでは)トラブルもほとんどなく、順調すぎて怖い所もありますが、ニュルでは何が起きるかわかりません。気を緩めることなくチーム全体で“心を一つ”にして挑みたいと思います。

    平田泰男チーフメカニック(トヨタ自動車社員)

    これまでの改善の積重ねにより、チーム、クルマともに大きく向上しています。タイムやドライバーのコメントを見てもそれは明らかです。チーム全員で更なる作業の精度アップと、残っている車両の課題に対応すべく、24時間レースのグリッドにつく瞬間まで改善を続け、ドライバーが安心して快適に乗れるクルマに仕上げます。

    また、TOYOTA GAZOO Racingは、BS/CSチャンネル「J SPORTS」で決勝レースを生中継する。更に、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内にて、YouTube LiveでJ SPORTS番組の同時配信に、公式映像を交えたオリジナル映像を加えた約25時間のフルタイム配信を行う。

    J SPORTS番組
    【出演者】
    (実況)サッシャ、中村義昭、中島秀之、實方一世
    (解説)脇阪寿一、吉田寿博、土屋武士、服部尚貴、飯田章
    (レポーター)井澤エイミー
    【放送時間】
     part1 START:5/27(土)22:00~5/28(日)5:00
     part2 FINISH:5/28(日)17:00~23:30
    【放送チャンネル】
     J SPORTS 3

    YouTube Live配信
    【配信内容】
    J SPORTS番組の同時配信に加え、公式映像や脇阪寿一氏による現地レポート等を配信予定
    【配信時間】
    日本時間5/27(土)22:00~5/28(日)23:30

  • 【SUPER GT】 トヨタ:2017年 第3戦 オートポリス プレビュー

    【SUPER GT】 トヨタ:2017年 第3戦 オートポリス プレビュー

    5月20日(土)~21日(日)の両日、大分県日田市上津江町に位置するオートポリスでSUPER GTの第3戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が開催される。

    2017年シーズンのSUPER GT第3戦は2年ぶりの開催となるオートポリスが舞台。昨年地震の影響で中止となった九州ラウンドだが、無事修復がなされ、新規定の車両と共に九州のモータースポーツファンの前にSUPER GTが戻って来る。

    アップダウンが激しく、テクニカルながら高速なレイアウトで知られるオートポリスで、新規定車両による迫力あるバトルが期待される。

    2年ぶりのSUPER GT九州ラウンド開催
    好調LEXUS LC500の開幕3連勝なるか

    今季のSUPER GTは、開幕戦岡山、第2戦富士共に、今季より新たに投入されたLEXUS LC500が圧倒的な強さを発揮し上位を独占した。その分、オートポリス戦では上位チームに重いウェイトハンデが課されることとなるが、LEXUS GAZOO Racingは、2戦連続表彰台独占の勢いと共に、九州に上陸する。

    アップダウンの激しいテクニカルコース

    九州唯一の国際公認サーキットであるオートポリスは、大分県と熊本県の県境近く、阿蘇山麓の山間に位置し、高低差最大52mと、アップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる。その一方でストレート長も約900mに及び、標高が高い故の空気の薄さはセッティングにも影響する。

    1周4.674kmのコースは2012年に路面舗装が一新されたが、コースレイアウト故のタイヤ摩耗の厳しさは変わらず、各チーム戦略的にも難しいレースとなることが予想される。

    2016年4月の熊本地震でコース数カ所及び施設などが破損したため、昨年の大会はキャンセルとなったが、コース路面等を修復し、昨年10月より営業再開。今季、2年ぶりにSUPER GTが開催される。

    開幕2戦連続上位独占によるハンデの影響は?
    比較的ハンデの緩い3台のLC500に注目

    オートポリスは富士とは異なるテクニカルコースながら、富士同様、前モデルのLEXUS RC Fが未勝利に終わったコースのひとつ。今季より投入されたLEXUS LC500はテクニカルな開幕戦岡山でも圧勝しているだけに、オートポリスでも活躍が期待できる。

    但し、開幕戦勝利、第2戦3位の平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 37号車、開幕2戦連続2位の大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR LC500 6号車、そして開幕戦は4位ながら第2戦で勝利を飾った立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車の3台は、揃って60kg前後のウェイトハンデを課されることとなる。

    今年からGT500クラスでは、ハンデが50kg以上になると、燃料リストリクターの口径を3段階に分けて絞る(吐出できる燃料量が減る=パワーが落ちる)こととウェイトとの組合せとなる。例えば37号車は62kgのハンデウェイトだが、燃料リストリクターが1ランク絞られる(95→92.4kg/h:17kg相当)と共に、45kg(62kg-17kg)のウェイトを搭載することになる。そのため、特に標高が高く、アップダウンが厳しいオートポリスでは苦戦を強いられるかも知れない。

    一方で、比較的ウェイトの軽いヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車(30kg)、中嶋 一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM’S LC500 36号車(24kg)、関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN LC500 19号車(12kg)はチャンスと言える。特に、前戦WECスパ出場のために欠場した中嶋一貴は、今季スーパーフォーミュラの開幕戦勝利、そしてWECの第1戦、第2戦と連続勝利を挙げるなど乗りに乗っているだけに、その中嶋一貴が復帰する36号車は今大会の本命に挙げても良いだろう。 

    もちろん、1号車はディフェンディングチャンピオンの意地を賭けて今季初勝利を狙ってくるだろうし、19号車もドライバーの速さには定評があるだけに、その走りに注目したい。

    GT300クラスでは、前戦富士で初勝利を挙げた中山 雄一/坪井 翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車の更なる成長に期待がかかる。51号車は4月にオートポリスで行われたテストでも、クラストップのタイムをマークしている。前戦の勝利により、ランキングトップでウェイトハンデは46kgと厳しくなるが、若さ溢れるコンビの走りに期待したい。

  • 【WEC】  トヨタ、ル・マン24時間レースのドライバー編成を変更

    【WEC】 トヨタ、ル・マン24時間レースのドライバー編成を変更

    トヨタは、ドライバーの経験などを鑑み、来月6月17日(土)と18日(日)の両日行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースにおける、ドライバー編成の変更を発表した。

    小林可夢偉とマイク・コンウェイの2人で第2戦スパ6時間レースを戦ったTS050 HYBRID #7号車は、ル・マンではステファン・サラザンが3人目のドライバーとしてステアリングを握ることとなった。

    これにより、昨年のル・マン24時間レースで2位表彰台を獲得し、シーズンのランキングでも3位に入った3人の組み合わせで、再びル・マンに挑戦することとなる。

    #8号車のドライバーは中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3名で変更はなく、3年目となるこのトリオによって、昨年の雪辱を果たすべく、ル・マンでの初制覇を目指す。

    ホセ・マリア・ロペスは開幕戦シルバーストンにおける負傷により、第2戦スパを欠場、ル・マンへ向けての充分な走行経験を積むことが出来なかった。この状況も考慮し、チームはロペスをニコラス・ラピエールと国本雄資の駆る#9号車の3人目のドライバーとすることとした。

    ル・マンの後、チームは再び2台体制でWECチャンピオン獲得に向け、以降のシーズンを戦うが、第4戦以降は、ロペスは小林、コンウェイと共に再び#7号車をドライブすることとなる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing 代表)

    ホセ・マリアの開幕戦での負傷、第2戦欠場という結果を受けて、ここ数週間で状況が変わりました。彼は残念ながら今年、WECで僅かな周回しかレースを戦っていません。そのため、我々はドライバーラインナップの変更を検討いたしました。ステファンが#7号車のドライバーとして加わることで、必ず勝利を争ってくれると確信しています。ホセ・マリアは雄資同様に今年のル・マンで、コースやイベントなど、多くのことを学ぶでしょう。そしてそれは将来へ向けての貴重なステップとなることでしょう。

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、5月18日(木)から21日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)と、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)と、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#12号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。グラベル(未舗装路)ラリーで、できるだけ多くの実戦データを収集しクルマの開発を加速するため、初の3台体制でラリー・ポルトガルに挑む。

    第6戦ラリー・ポルトガルは、今年初めてヨーロッパで開催されるグラベルラリーとなる。ラリー・ポルトガルは1973年のWRC開始初年度からシリーズの1戦に含まれていた伝統あるイベントで、非常に多くの観客が集まる人気の高いラリーである。ラリーの中心となるサービスパークは、ポルトガル北部の大都市であるポルトの北側、マトジニョスに置かれ、そこを中心に5月18日から21日にかけて4日間競技が行われる。

    ラリー・ポルトガルのコースは、砂状の軟らかい路面と、岩盤が露出した硬い路面が合わさった未舗装路が多くを占める。軟らかい砂地ではタイヤのグリップが得にくく、硬い岩盤の上ではタイヤの摩耗が急激に進む。そのためラリー・ポルトガルでは、硬軟どちらのコンパウンドのタイヤを装着するべきか判断が難しく、ドライバーがいかにうまくタイヤを使うかが重要なテーマとなる。また、ドライの未舗装路では「ルーズグラベル」と呼ばれる、細かな砂利や粉塵が道の表面を覆っており、それがタイヤのグリップ力を著しく低下させる。ルーズグラベルは数台のクルマが走行すると弾き飛ばされ、グリップを得やすいしっかりとした未舗装路面が徐々に露出する。そのため、ルーズグラベルに覆われたコースでは、早い出走順の選手は不利な条件で走行することになる。さらに、路面が軟らかいコースでは、2回目の走行時には深い轍が刻まれていることが多く、ラリーカーは車体の下面が地面に当たらないように、1回目の走行時よりも車高をかなり上げて走行する必要がある。

    ラリーは18日(木)の夜に、マトジニョスの東側に位置するロウサダの町でのスーパーSSで競技開始。19日(金)の朝から本格的なグラベルコースでの戦いが始まり、デイ2としてマトジニョスの北~北東エリアで8本のSSが行われる。20日(土)のデイ3は、マトジニョスの東~東北エリアで6本のSSが実施され、21日(日)の競技最終日デイ4は、デイ3に近い地域で4本のSSが予定されている。そして、最終SSとなるSS19、ファフェ2はSSで上位のタイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが付与される、パワーステージに設定されている。ラリー全体でのSSの数は全部で19本、計349.17km。移動区間(リエゾン)を含めた総走行距離は、1529.01kmとなる。

    現在ドライバーズランキング2位につけるラトバラは、ラリー・ポルトガルでの実戦経験が十分にあり、2015年には総合優勝を果たしている。また、ハンニネンは2014年大会で8位に入っているが、同年はポルトガル南部のファロを中心に行われたため、北部のSSはハンニネンにとって初めての経験となる。そして、今回初めて3台目のヤリスWRCのステアリングを握るラッピにとって、ポルトガルは2013年にWRC2カテゴリーで初優勝を遂げたラリーであり、2016年大会ではWRC2で2位を得ている。3名のドライバーはラリー・ポルトガルに向けたプレイベントテストを行ない、グラベルラリーでのヤリスWRCのパフォーマンスを、さらに高めるための改善作業を進めた。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    ポルトガルに向けて、サスペンションやその他いくつかの部品について新しいことを試しました。しかし、天気がとても悪かったため、テストの結果がどれほど現実的なのかは分かりません。また、ラリーではその時々の走行条件に大きく左右されることが多いため、どうなるか予想するのは難しいですね。ポルトガルは、高い運転技術が求められるタフな由緒あるイベントです。我々にとっては未知なる部分が多いラリーですが、これまでやってきたように、未舗装路におけるクルマの性能を着実に高めていきたいと思っています。今回はテストを目的に3台目のヤリスWRCを走らせますが、エサペッカとヤンネによってさらに多くの情報を得られると期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)

    前戦アルゼンチンで、グラベルラリーではその初日の結果がとても重要であるということを学びました。頑張ってトップ5で初日を終えることができれば、翌日は有利な遅い出走順で走ることができるからです。ですから、ポルトガルでは初日に上位につけることが目標です。もしも雨等で初日の路面状態が悪い場合は、選手権ランキング順により初日2番手スタートとなる自分たちは、道が荒れる前に走れるため、有利になるかもしれません。ラリーを前に、我々はダンパーと車高のセッティングに注力し、ラフな路面コンディションでも最大の性能を発揮できるようにクルマを改善しました。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)

    私は、天気が良い時にテストを行なうことができました。テスト時はとても暖かく、サスペンションやデファレンシャルに関していくつか新しいことを試しました。ラリー・ポルトガルには以前出場したことがありますが、北部のステージを走るのは今回が初めてです。道はきっとルーズグラベルに覆われていると思うので、初日は私の遅いSS出走順が有利に働くことを期待しています。ポルトガルのコースは、道がそれほどラフではないことを除けばアルゼンチンに少し似ているので、学んだことを活かし進化に役立てたいと思っています。同じコースを2回目に走る際は、きっと路面条件が少し難しくなっていると思うので、注意して走行する必要があるでしょう。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    これまでテストを重ねてきましたが、実戦の場は全く違うものになると思います。このような機会を長い間待っていたので、ヤリスWRCで初めてラリーに出場することになり、本当に心が躍っています。しかし、あくまでもチームの仕事として走るわけですから、私がすべきはクルマの開発をさらに進めるため、できるだけ多くのデータを収集すること。そのためには、完走が何よりも重要です。もっとも、ポルトガルのような難しいラリーで完走するのは決して簡単ではありませんが。自分の経験を増やすためにも、すべてのステージを走る必要があると胸に刻んでいます。とにかく冷静な気持ちを保ち、集中してラリーに臨みたいと思っています。

  • 【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    ポルシェは、トヨタのLMP1マシン“TS050”の合法性に異議を唱えたが、トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは“120%”合法だと退けた。

    ポルシェは、トヨタ TS050ハイブリッドのリアエンドの合法性について問い合わせた。だが、パスカル・バセロンは「疑いのあるアイテムは1つもないと思っている」とパスカル・バセロンは Autosport にコメント。

    「我々のクルマは完全に合法だ。議論の余地はない」

    パスカル・バセロンは、トヨタは昨年の6月からホモロゲーションプロセスのなかでルールメーカーであるFIAとWECプロモーターのフランス西部自動車クラブと空力コンセプトについて議論しながら進めてきたと説明した。

    「それ以降、我々は3~4回のミーティングを重ね、我々がやって来たことを段階的に示してきた。ホモロゲーションの最終期限が来てもFIAとACOにサプライズはなかった」

    「我々は現時点ですでに来年のコンセプトの合法性について議論している」

    パスカル・バセロンは、TS050のどの部分について問い合わせがあったのか“検討もつかない”と主張する。

    「もっと多くのことを知りたければ、ポルシェに聞かなければならないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「このようなことが起きるときは、我々が良い仕事をしているということであり、通常は良いニュースだ」

    ポリシェは規約上の説明を求めたことを認めたが、さらなるコメントは避けた。

    パスカル・バセロンは、ポルシェの主張がダブルディフューザーを採用するTS050に周チュしているとの見方を否定した。

    トヨタはそのようなソリューションを採用しているが、規約の範囲内だと指摘した。

    WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースでは、トヨタ8号車が開幕2連勝を達成。7号車も2位に続い、1-2フィニッシュを達成している。

  • 【WEC】 トヨタがワン・ツー完全勝利 / スパ・フランコルシャン6時間

    【WEC】 トヨタがワン・ツー完全勝利 / スパ・フランコルシャン6時間

    5月6日(土)、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDが接戦を制し、1-2フィニッシュを飾った。

    TOYOTA GAZOO Racingにとって今年のスパ6時間レースは、幸運と不運が混在したレースとも言える内容だった。結果は、TS050 HYBRID #8号車が優勝、#7号車が2位に入り、TOYOTA GAZOO Racingにとって上出来のレースと言うことも出来た。

    しかし、#8号車と#7号車は、フルコース・イエローのタイミングが少しずれていれば、その順位が入れ替わっていたかもしれなかった。3台目の#9号車は5位でゴールした。

    レース序盤はポールポジションのライバル車がリード、セバスチャン・ブエミの#8号車とマイク・コンウェイの#7号車がそれに続き、プレッシャーをかけ続けた。そして早くも10周目、#7号車がライバルを抜いて首位に立ち、その3周後には#8号車も2位に上がった。

    ニコラス・ラピエールのドライブする#9号車はスタート直後の第1コーナーでポールポジションのライバル車の内側に飛び込んだが、止まり切れずにコースを外れ、大回りしてレースに復帰した。その後ラピエールは猛烈な追い上げでポジションを挽回、2スティントを走り切って48周目に国本雄資にバトンタッチした時には、5位に返り咲いていた。ドライブを引き継いだ国本にとればTS050 HYBRIDによるレースは初めて。加えて初めてのスパに手こずりながらも、周回を重ねるにつれてペースを上げる走りを見せ、チーム関係者の安堵を誘った。

    序盤のトップグループの戦いは熾烈を極めたが、レースが半分を消化した午後5時半、小林可夢偉の駆る#7号車が2位以下に大きく差をつけて首位を快走。28秒遅れてアンソニー・デビッドソンの#8号車、さらに22秒遅れてライバルの#1号車が続いた。#7号車は公式練習から好調にセッティングが決まり、ホセ・マリア・ロペスが抜けた2人のドライバーでの戦いとなったものの、小林もコンウェイも疲労の色も見せず快調にトップをひた走った。

    しかし、レースはその後に他車のクラッシュから提示された2度のフルコース・イエローで劇的な変化を見せた。その影響を受けたのは#7号車だった。#7号車はイエローコーションが出る前に2度ともピットストップを済ませており、イエローコーションが出てからピットインをした#8号車を初めとするライバル達に対し1分にも達する大きなタイムロスを被ることとなってしまった。

    その結果、レース終盤になって#8号車がトップを独走することになり、#7号車は後方でライバルと激しい2位争いを展開。しかし、その後小林の駆る#7号車は競り合いを制して2位に上がり、#8号車を猛追した。そして、最終ラップ、#7号車は、1秒9差まで#8号車を追い詰めた。

    #8号車にとれば幸運の、#7号車にとれば不運のフルコース・イエローであった。しかし、TOYOTA GAZOO Racingとしては2014年のWEC上海戦以来の1、2位獲得。2012年にWECに参戦し始めて以来13度目の勝利となった。#9号車の国本は、周回遅れをかわすのに苦労したが、サラザンとラピエールから多くを学びながら目標の完走を果たし、5位に駆け込んだ。

    次戦、6月17日(土)~18日(日)に開催されるWEC第3戦ル・マン24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racingにとって様々な思いが募る伝統のレースだ。6月4日(日)の公式テストデーを経て、優勝を目指したル・マン24時間レースに挑む。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)
    決勝: 2位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分57秒722)

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    決勝: 1位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分58秒039)

    TS050 HYBRID #9号車(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
    決勝: 5位、171周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:3番手、最速ラップ(1分58秒020)

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ドラマチックで劇的なレースでした。今日のレースはファンの皆様にもご堪能頂けたでしょうか。ライバルとの幾度もの激闘の末に勝ち取った勝利をとても嬉しく思っています。フルコース・イエローで二度もリードを失った#7号車にとっては、大変残念な内容でした。耐久レースではしばしば起こることですが、マイク、可夢偉と#7号車のスタッフには失望感が残る結果だったかもしれません。#7号車は間違いなく今日の最速車両であり、全くミスの無い戦いでもありました。対して、#8号車は、運も味方につけて素晴らしい結果を上げてくれました。決してあきらめない彼らの姿勢がこの成果をもたらしたものと思っています。また、ロー・ダウンフォース仕様の#9号車からはル・マンに向けて様々なデータを得ることが出来、技術的な視点からも重要な成果が得られたレースでした。次戦ル・マン24時間レースは、我々にとって最大の目標であり、レースまでは限られた時間となりますが最後の仕上げに全力を尽くしていきます。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々のTS050 HYBRIDは、間違いなく今日の最速のクルマで、これで勝てなかったのは運がなかっただけのことです。全力で追い上げ、レースの最後にはセバスチャンの直後まで追いつきましたが、チームの1-2体制でファイナルラップを迎えることを優先し、リスキーな追い上げは止めました。チームにとっては最大のポイントを獲得出来、最高の結果となったと思います。特にここは我々にとってのホームコースのひとつであり、チーム全員の努力による素晴らしい結果になりました。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとっては期待通りに行かなかった内容でしたが、チームとしては最高の結果になりました。チームが本当に素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、我々のTS050 HYBRIDは週末を通して絶好調でした。私が担当した最初のスティントはとても良いペースで、首位に立ったあと、更に後続とのリードを広げることも出来ましたが、ニ度のフルコース・イエローの出たタイミングが我々にとっては不運でした。このレースではたまにこういうことがあります。とはいえ自信の持てる週末でしたし、この勢いを保ってル・マンに臨みたいと思います。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    我々にとっては厳しいレースであったはずでしたが、正直なところ複雑な気分です。表彰台の中央に立てたのは嬉しいですが、#7号車は本当に不運でした。最終的にチームにとって最高の結果となりましたし、昨年、不運続きだった我々にも、今年は運が向いて来たのだと感じています。最高の結果と共に、良い気分でル・マンに向かうことが出来ます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    今日の我々のTS050 HYBRIDは、3台の中では最速とは言えず、本来は#7号車こそが勝利を得るに値する車両だったと思います。彼らはフルコース・イエローで大量リードを失いました。我々はそれほど良いペースではなかったにもかからわず、それでも勝てたというのは良い兆候と思うべきなのかもしれません。昨年我々はここで、レースをリードしながらもトラブルに見舞われました。今年は我々に運が回って来たのでしょうか。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今日は、幸運の恩恵に預かったのかもしれません。二度にわたるフルコース・イエローで好機を捉え、約1分のリードを奪い、#7号車の前に出ることが出来ました。この週末、我々が苦戦したのに対し、マイクと可夢偉の#7号車は最初から本当に速く、勝利に値するのは彼らだったはずでした。最終的に1-2フィニッシュはチームにとっては最高の結果となり、ル・マンへ向けても良い流れが出来ました。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #9号車)

    我々はロー・ダウンフォース空力仕様の車両でレースに挑みましたが、タイヤの摩耗が思いのほか酷く、レースは苦しみました。しかし、私自身は全力でプッシュを続け、良いペースで走ることが出来、久しぶりのレースを楽しみました。WECの初レースとなった雄資にとっては、経験を積むことこそが重要で、そのためにも完走が目標でした。全体的に見れば悪くない週末と言え、ロー・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDも良い素性を持ち、ル・マンへ向けて大きなポテンシャルを秘めていることも分かりました。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    WECでの初レース、そして初めてのスパに臨み、たくさんのことを学びました。多くの周回をこなしたことで、遅いクルマを追い越す手法やタイヤマネージメントなどについても貴重な経験を積むことが出来ました。順位は今日の一番の目標ではありません。今回はル・マンへ向けた準備という重要なステップであり、その意味ではとても満足しています。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    チームにとって最高の結果で、素晴らしい一日になりました。残念ながら我々のTS050 HYBRIDはル・マン仕様の車両でこのコースに対してはダウンフォースがやや低かったため、タイヤの摩耗が激しく、上位を争うことは出来ませんでした。とはいえル・マンへ向けて多くを学び、最も重要な完走を果たせたので、その意味ではまずまずの週末でした。

  • 【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:トヨタ 予選レポート

    【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:トヨタ 予選レポート

    5月5日(金)に行われたFIA WEC第2戦スパ6時間レースの公式予選は、TOYOTA GAZOO Racingとライバルの間で激しい競り合いが展開されたが、TOYOTA GAZOO Racingは波乱に影響され僅差でポールポジションを逃した。

    午後3時25分に始まった公式予選は、気温12℃、曇天ながらドライ路面というコンディションの下で行われた。セッションがスタートしてTOYOTA GAZOO Racingのドライバー達がタイムアタックを開始した直後にLMP2車両がクラッシュ。

    その事故処理のために赤旗が提示され、タイムアタックは早々に中止せざるを得なかった。しかし、赤旗が解除されるとすぐに、3台のTS050 HYBRIDのうち、唯一ロー・ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRID #9号車を駆るステファン・サラザンが1分53秒658という全体最速タイムを叩き出し、関係者に喜びが走った。しかし、サラザンから交替したニコラス・ラピエールは遅いクルマの追い抜きに手間取ったばかりか、4輪コースオフの判定を取られてタイムを伸ばすことができなかった。その結果、2人の平均タイム1分54秒701は#9号車をグリッド3番手に着けることになった。

    #9号車に代わってポールポジション獲得のチャンスを得たかに見えたのがマイク・コンウェイと小林可夢偉がタイムアタックを担当した#7号車だった。まずコンウェイが1分53秒911のタイムを出して小林にバトンタッチ。しかし、小林がタイムアタックに入った周の最終コーナー出口で、直前を走っていた車両がスピン。小林は急制動で追突を避けたがタイムアタックは不可能となってしまった。次の周に再度アタックを試みるも1分55秒476が精一杯、コンウェイのタイムと平均した1分54秒693はライバルに僅か0秒6届かず、2番手グリッドに甘んじた。

    中嶋一貴とセバスチャン・ブエミが駆った#8号車は少々苦戦となった。午前中の公式練習での車両の違和感を検証した結果、予選に向けてセッティングを修正。しかし、それが功を奏さず、2人のドライバーは目標のタイムに届かず、平均タイム1分54秒907で4番手グリッドとなった。

    ル・マン24時間レースに向けての準備の意味もあり直線速度を重視したロー・ダウンフォース空力仕様か、あるいはコーナーでの安定性を狙ってのハイ・ダウンフォース空力仕様か、どちらがスパ・フランコルシャンに適するか、予選の結果では大きな差がなく、非常に接近したパフォーマンスを発揮した。

    予選の速さがそのまま6時間の長丁場の決勝レースに反映されることは少なく、コース上の混雑、アクシデント、天候の変化、タイヤの性能低下、ピット作業等、レースを混乱させる要素は幾つもある。しかし、昨今の耐久レースはスプリントレース同様の速さとクルマの信頼性の高さが勝負の胆になる。明日5月6日(土)の午後2時半にスタートを切る6時間レース。TOYOTA GAZOO Racingとライバルとの激突になることは必至だが、チームは全員一丸となって勝利を狙いに行く。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目: 2番手 (1分55秒238), 27周
    公式予選 2番手 (平均1分54秒693)

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第3回目: 1番手 (1分55秒233), 27周
    公式予選 4番手 (平均1分54秒907)

    TS050 HYBRID #9号車(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
    公式練習第3回目: 3番手 (1分55秒448), 28周
    公式予選 3番手 (平均1分54秒701)

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    私のアタックラップ1回目はポールポジションを充分に狙えるもので、最後まで走れていればマイクとほぼ同じタイムだったでしょう。最終コーナー出口で不運にも目の前で他の車両がスピンし、それを避けるためにかなりのタイムロスをしてしまいました。とても残念ですが、最前列2番手グリッドは悪くないですし、TS050 HYBRIDの感触はとても良いです。今日は運に恵まれませんでしたが、我々の目標は明日の決勝レースで勝つことです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    再び最前列グリッドからスタートが切れるのは良いことです。私自身のアタックラップには基本的に満足していますが、最後に他の車両に阻まれ僅かにタイムをロスしました。我々はポールを狙えたはずだったのですが、可夢偉はアタックラップではいずれもクリアラップを取ることが出来ませんでした。我々のTS050 HYBRIDは全く好調なので、決勝レースはまたライバルと僅差のバトルになると予想しています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    今日は厳しい予選となってしまいました。直前のセッティング変更は、期待通りの速さを得ることが出来ませんでした。決勝で巻き返さなくてはなりません。決勝レースは4番手スタートということで、スタート前に何とか改善点を見出せれば、まだチャンスはあります。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    出来る限りのことはしましたが、正直に言って満足出来る予選ではありませんでした。TS050 HYBRIDには根本的な問題はないもののラップタイムには満足しておらず、決勝レースまでに原因を究明し、再び速さを復活させます。#9号車のステファンが最速ラップをマークしてくれたことは喜んでいます。彼らは今週、素晴らしい仕事を成し遂げました。アタックでのステファンの走りは見事でした。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #9号車)

    今日のTS050 HYBRIDは信じられないほど最高でした。素晴らしいアタックが出来、決勝レースでも良い走りが出来ると確信しています。久しぶりの予選アタック担当だったので若干プレッシャーはありました。全力を尽くしてアタックし、良いタイムが刻めましたし、楽しむことが出来ました。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    ステファンが素晴らしいラップタイムをマークしてくれただけに、私自身のアタックは残念なものになってしまいました。予定の作戦は悪くはなかったのですが、コース上の混雑に阻まれ、上手く予選アタックは出来ませんでした。最終的に3番手グリッドというのは悪くないですし、決勝レースに向けての作戦をしっかり立てて、前向きに明日の決勝レースに挑みます。

  • 【WEC】 小林可夢偉が初日トップタイム / スパ・フランコルシャン6時間

    【WEC】 小林可夢偉が初日トップタイム / スパ・フランコルシャン6時間

    WEC第2戦スパ6時間レースが、5月4日(木)ベルギー・アルデンヌ山中のスパ・フランコルシャン・サーキットで幕を開けた。

    TOYOTA GAZOO Racingは、このスパ6時間レース、そして第3戦ル・マン24時間レースに3台のTS050 HYBRIDを出走させることを決め、チーム初の3台体制で臨むこととなった。

    #8号車は、中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミのトリオで開幕戦シルバーストン6時間レースと同じ顔ぶれのドライバーが並ぶが、#7号車に乗るホセ・マリア・ロペスがシルバーストンでのアクシデントによって受けた脊髄負傷の回復に専念するために大事をとって出走を見送り、ル・マン24時間レース出場へと備えることとなり、この結果、#7号車は小林可夢偉とマイク・コンウェイの2人で6時間レースを戦うことになる。

    注目は3台目のTS050 HYBRIDだが、この#9号車には昨年までTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとして活躍していたステファン・サラザン、同様に2014年の途中までチームの一員で、現在はLMP2クラスのトップを走るニコラス・ラピエールを迎えることとなった。2人はル・マン24時間レースの経験が豊富なドライバーということで、チームは迷いなくチームに迎えた。そして、3人目のドライバーとして、昨年スーパーフォーミュラのチャンピオンに輝いた国本雄資に白羽の矢を立てた。国本は冬の間に行われたTS050 HYBRIDのテストで好タイムを記録、初めてのハイブリッドカーも巧みに乗りこなし、チームの信頼を勝ち得た。

    公式練習初日は朝からの曇り空。典型的なスパ・ウェザーのもとで公式練習走行が始まった。第1回目は午前11時45分から、そして第2回目は午後4時45分からそれぞれ1時間半に渡って行われた。2回の公式練習を通してベストタイムを記録したのはTS050 HYBRID #7号車。第2回目に小林可夢偉が記録した1分56秒369が最速タイムとなった。2台のポルシェを挟んで#8号車の中嶋が1分57秒914で4番手、そして#9号車はラピエールが記録した1分58秒494で5番手となった。

    今回のレースにおける3台のTS050 HYBRIDの目標は、もちろんレースに勝利すること。しかし、それに加えて1ヶ月半後に迫ったル・マン24時間レースに向けて最適のセッティングを見出すことが命題として課せられている。そのために、#7号車、#8号車の2台はコーナーの走行安定性狙ったハイ・ダウンフォース空力仕様とし、#9号車はル・マンの高速コースでの走行を想定したロー・ダウンフォース空力仕様となっている。車両特性はそれぞれの仕様通りになり、チームの想定通り進行している。

    明日5月5日(金)は、午前10時25分から1時間の公式練習第3回目が行われ、午後3時25分から25分間の公式予選が行われる。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 1番手 (1分57秒940), 31周
    公式練習第2回目: 1番手 (1分56秒369), 25周

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分58秒914), 31周
    公式練習第2回目: 4番手 (1分57秒917), 29周

    TS050 HYBRID #9号車(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
    公式練習第1回目: 5番手 (1分59秒633), 32周
    公式練習第2回目: 5番手 (1分58秒494), 30周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    練習走行とはいえ、最速タイムをマーク出来るのはいつでも嬉しいことです。しかし、今日の目的はそれではありません。全ての車両が決勝レースでの最適セットアップを見出すべく努力しています。良いスタートを切れましたが、今日のデータを精査して、今以上にパフォーマンスを上げることが出来ると思っています。ライバルとは厳しい競り合いになる事と思いますが、とにかく決勝レースへ向けての準備を進めて行くだけです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    #7号車が両セッションでトップタイムをマーク出来たことは良いことです。しかし、決してライバルを離せるわけではなく、接近戦になるはずです。まだ決勝レースへ向けた最適セットアップのためにやるべき事が多くあります。それでも、順調なスタートが切れて、多くの重要なデータを収集することが出来ました。何度かの赤旗中断により走行時間がなくなってしまったのは残念ですが、どのチームにとっても同じ条件です。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    スパは本当に大好きで、久しぶりにここを走るのを楽しみました。順調な一日でしたが、今日の走行結果を分析して、我々がどの位置にいるのか確認しています。種々の異なるタイヤ特性を検証し、それに合ったセットアップを試しました。TS050 HYBRIDの感触は素晴らしく、特にハイ・ダウンフォース仕様でのグリップは最高です。あとは決勝をどう戦うかを考えて行きます。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    今日は本戦を想定して練習走行をこなしていきました。出来るだけ多くの周回を重ね、雨についても予測していたので、天候の変化にも問題なく対処出来ました。そしていつも通り必要な多くのデータを収集しました。我々はそのデータから、明日の予選と土曜日の決勝レースに、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すにはどうすれば良いかを見出さなくてはなりません。感触は良く、期待値に達しているかしっかり見極めることが必要ですが、昨年より間違いなく調子は上っています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    両セッション共に予想外にドライコンディションだったので、何度かの赤旗で走行時間が減ってしまったのは残念でした。特に2回目の練習走行では、私はたった1周しかクリアラップを走ることが出来ませんでした。TS050 HYBRIDは、特に決勝レース向けのバランスはとても良い印象です。更に、コースに合ったタイヤの選択などやるべきことはあり、今夜もじっくりとデータを分析します。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #9号車)

    我々のTS050 HYBRIDもとても力強い走りでした。今日は、特に決勝レースを見据えたセットアップ作業をこなしました。ニコラスと雄資との協力体制も良く、着実にTS050 HYBRIDの改善を進めることが出来ました。ここまでの出来にはとても満足しています。決勝レースにおいては、我々のロー・ダウンフォース仕様は少しの間、コース路面上にラバーが乗ってくるまで待つことになると思いますが、その後は良いバトルが出来て、上位を争えるペースで走れること確信しています。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    初めてスパを走りましたが、とても楽しかったです。特にTS050 HYBRIDで走るのは格別です。しかし、私自身としては決勝レースへ向けて多くのことを学ばなくてはなりません。スパにおいて、我々のTS050 HYBRIDの能力を最大限に発揮出来るよう、着実に学んで行くことに集中しています。経験豊富なステファンとニコラスに助言をもらいながら共にセットアップを進めて行くのは、とても貴重な経験です。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    再びここスパで、トヨタのLMP1-Hカーに戻れて最高の気分です。LMP1-Hカーで走るのに最高のコースのひとつですし、とても興奮しています。ロー・ダウンフォース仕様についてまだ学ばなくてはならないことがありますし、正しいセッティングへ向けてまだ調整すべき部分があります。それでも、今日の練習走行の最後には良いセッティングのポイントを見出すことが出来たので、明日からが楽しみです。