カテゴリー: トヨタ

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:小林可夢偉#7号車が暫定ポールポジション

    【ル・マン24時間】 トヨタ:小林可夢偉#7号車が暫定ポールポジション

    ル・マン24時間ウィーク初の走行セッションが開始された。公式練習第1回目は6月14日(水)午後4時から4時間の公式練習走行に続き、日が落ちた午後10時から2時間の予選第1回目が行われた。TOYOTA GAZOO Racingの3台のTS050 HYBRIDは、#7号車が小林可夢偉のアタックで暫定のポールポジションを獲得。#8号車も中嶋一貴のアタックで2番手につけ、日本人コンビが暫定トップ2を占めた。初の夜間走行となった国本雄資の#9号車も暫定4番手につけた。

    6月14日(水)2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの練習走行と公式予選第1回目が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは暫定ながら予選1番手と予選2番手、そして、予選4番手のタイムを記録し、幸先の良いスタートを切った。

    トヨタのル・マン初挑戦は1985年。今シーズン、開幕戦シルバーストン、第2戦スパと2連勝のTOYOTA GAZOO Racingは、第3戦ル・マンにおいても好調な予選へのスタートを切った。

    暫定ポールポジションを獲得したのは小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンが乗るTS050 HYBRID #7号車。タイムは3分18秒793。2番手につけた中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの#8号車に0秒940差のポールポジションだった。#7号車のトップタイムは小林が、#8号車のトップタイムは中嶋が記録している。

    ル・マン必勝を期して送り込まれた3台目のTS050 HYBRID #9号車は、ニコラス・ラピエール以外は、ル・マン初挑戦の国本雄資、ホセ・マリア・ロペスが加わり、初めての夜の予選セッションへと臨んだ。タイムはラピエールが出した3分19秒958。暫定順位は4番手だった。

    ル・マンの予選順位は他のWECシリーズと異なり、3回行われる各2時間の公式予選でそれぞれの車両(ドライバー)が記録する最も速いタイムで決定する。最終的なグリッドは現地時間6月15日(木)深夜に公式予選第3回目が終了した時点で決定する。

    24時間にわたる決勝レースに対して、予選順位を決める1周だけの最速タイムが持つ意味は決して大きくない。しかし、チームやドライバーにとればそのタイムを記録することが可能な車両の状態を把握することで、決勝レースに向けて万全の臨戦態勢を整えることが可能となる。車両全体のバランス、パワーユニットの調子、タイヤの磨耗具合など、レースの流れを左右するいくつもの条件を、予選のペースで読むことが出来る。

    レースウィーク初の走行日となった今日は、午後4時から4時間にわたる公式練習走行、それに続く2時間の公式予選第1回目を行った。チームは6月4日(日)の公式テスト走行でセッティングの方向を定めており、予選に向けてはコースの状況に合わせてセッティングを調整する作業が中心となった。公式練習走行が始まる時には32℃もあった気温も、公式予選第1回目の始まる午後8時には25℃に落ち着いた。公式予選第1回目は開始前に壊れたガードレールの修復で約20分遅れてスタートを切ったため、走行時間は1時間40分に短縮された。

    TOYOTA GAZOO Racingの3台のTS050 HYBRIDを駆る9人のドライバーは、規則で決められた各自5周の周回を無事にこなし、決勝レースへの参加資格を獲得した。明日15日(木)は、午後6時と午後10時からの各2時間の公式予選が行われる。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
    公式練習第1回目 : 2番手 (3分20秒966), 51周
    予選第1回目 : 1番手 (3分18秒793), 26周

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目 : 4番手 (3分21秒775), 50周
    予選第1回目 : 2番手 (3分19秒431), 26周

    TS050 HYBRID #9号車(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目 : 5番手 (3分21秒975), 54周
    予選第1回目 : 4番手 (3分19秒958), 27周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    最速タイムをマークできましたが、若干コース上の混雑にも引っかかったので完璧に満足のいくアタックではありませんでした。しかし、暫定ポールが取れたのは良かったです。今日の公式練習走行で我々は更に自信を深め、進歩を確認出来ました。24時間レースにおいて予選はそれほど重要ではありません。むしろ連続走行でどこまで速さを向上出来るか、長いレースへ向けそれが必要になるでしょう。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    可夢偉が、完全な予選アタックではなかったのにもかかわらず、素晴らしいラップタイムをマークしてくれました。TS050 HYBRIDはチームの素晴らしい仕事のおかげで好調ですし、着実に進歩を遂げています。我々は決勝レースへ集中しており、全力で戦うための準備に余念がありません。レースウィーク初日を好調に終えることが出来、充分な準備が整ったと感じています。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとってとても良いレースウィーク初日となりました。我々は、最も重要な決勝レースの準備に集中していますが、可夢偉の素晴らしいラップタイムによって、TS050 HYBRIDの戦闘力の高さを見ることが出来ました。決勝レースで更に力強く戦うためには、まだ車両のバランスに向上の余地がありますが、まずは順調なスタートを切ることが出来、ここまでの状況には満足しています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    最初は路面コンディションがとても悪く難しいスタートでした。予選セッションの終盤になるとコンディションがテストデーの時に近づいたので、夜間セッションでの走りには満足しています。今日はコンディション変化におけるタイヤやセットアップについて多くを学び、着実な一日でしたが、更にプッシュし続ける必要があります。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    私はあまり予選セッションでは走らなかったので、多くを語ることは出来ませんが、トヨタの2台が暫定で最前列を占めたというのは勇気づけられる結果です。しかし、まだ予選第1回目が終わったばかりです。我々は決勝レースへ向け更なる準備を進めていかなくてはなりませんし、予選はそのプロセスの一部に過ぎません。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    コースコンディションがテストデーの時とは全く異なっており、本当に驚かされた一日でした。我々はテストデーで本当に好感触だったのですが、今日は最初からバランスの違いに戸惑い、まずその調整から始めなくてはなりませんでしたが、今日の進歩には満足しています。もう一日準備が出来るので、更なる向上を目指します。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    予選のアタックラップではコース上の混雑に何度も阻まれ、少しイライラもありましたが、TS050 HYBRID自体がとても快調なのは嬉しく思っています。明日の予選セッションでは更にタイムが上がると思っています。夜間走行でのチームメイトの2人のタイムも上々でしたので、とても前向きに進み、全体的には良い内容の一日でした。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    初めて夜のル・マンを走りましたが、とても楽しめました。日中と比べるとの高速コーナーでの渋滞の処理などは難しさがあり、まだまだ学ぶことはたくさんあるものの、ひとつひとつ学習しながらも楽しんでいます。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マンの初めての予選は他にはない経験でした。夜間セッションはとても楽しかったですし、運転する度に多くの事を学びました。慣れていくに従ってとても楽しい気分になり、自分の進歩を感じることが出来ました。ただ、ル・マンウィークはまだ始まったばかり。これからが本当の勝負です。

    2017 ル・マン24時間 予選1回目

    Pos No Driver Team Car Time Gap
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ステファン・サラザン
    Toyota Gazoo Racing Toyota 3m18.793s  
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    Toyota Gazoo Racing Toyota 3m19.431s +0.638s
    3 2 アール・バンバー
    ティモ・ベルンハルト
    ブレンドン・ハートレー
    Porsche LMP Team Porsche 3m19.710s +0.917
    4 9 ニコラス・ラピエール
    国本雄資
    ホセ・マリア・ロペス
    Toyota Gazoo Racing Toyota 3m19.958s +1.165s
    5 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    Porsche LMP Team Porsche 3m21.165s +2.372S
  • 【ル・マン24時間】 公開車検にル・マン仕様トヨタTS050 HYBRIDが登場

    【ル・マン24時間】 公開車検にル・マン仕様トヨタTS050 HYBRIDが登場

    6月11日(日)と12日(月)の2日間、恒例となったFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの公開車検がル・マン市内、リパブリック広場の特設会場で行われ、いよいよル・マンウィークが開幕した。

    TOYOTA GAZOO Racingの車検は12日(月)の午後2時頃から開始されたが、平日にもかかわらず熱い声援を送る多くのレースファンの皆様が集まり、その注目度と期待の高さを実感させた。

    TOYOTA GAZOO Racingは3台のル・マン仕様TS050 HYBRIDを披露。9名のドライバーが記念撮影に臨み、レースでの健闘を誓った。

    2017年ル・マン24時間 スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月14日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 15日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00:00 15日(木) 5:00 15日(木) 7:00
    6月15日(木) 予選2回目 19:00 21:00 16日(金) 2:00 16日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00:00 16日(金) 5:00 16日(金) 7:00
    6月17日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 18日(日) 15:00 22:00 18日(日) 22:00

    ル・マン24時間レーストヨタ ル・マン24時間

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マンは我々にとってシーズンで最も重要なレースであり、トヨタ自動車東富士研究所とケルンのTMGにて周到な準備を重ねて参りました。昨年以来、1年にも及ぶこれまでの献身的な頑張りに対し、関係者全員に感謝したいと思います。我々全員、昨年起こったことは脳裏に焼き付いていますが、それは既に過去のことであり、今は来週のレースに集中しています。今季の開幕2戦で勝利出来たことはもちろん励みになりますが、ライバルは難敵であり、我々は最善を尽して臨まなくてはなりません。テストデーもとても順調でしたが、我々にとって重要なのはトップで24時間レース決勝のゴールを切ることです。今年も非常に厳しい接戦のレースになると思っていますが、それはファンの皆様にとっては、とても見応えのあるレースとなるものと思います。チーム一丸となってこの接戦を制することが出来る様、最後まで集中して戦います。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとって最重点のイベントで、チーム全員が待ち望み、士気は最高に高まっています。準備は充分に出来ていると思いますので、レースウィークを迎えるのが楽しみです。今年は我々にとって大きなチャンスだと思っていますし、そのためにも全てを順調に、間違えの無いように進めなくてはなりません。信じられないほど長いレースなので、完璧な準備が要求されます。昨年のレースの後、チームは一丸となって努力を続けて来ましたし、チャレンジへの準備は万端です。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    テストデーでは、良いコンディションのもと、車両を調整していくことが出来ましたが、ル・マンはレースウィークが進んで行くにつれてコースコンディションが刻々と変わるのを経験していますので、決勝レースの時は全く違う状況かも知れません。ル・マンは偉大なイベントで、シーズンの中で最も楽しみにしているイベントでもあります。水曜日に走行が始まると、一気に緊張が高まり、雰囲気も一変します。そしてナイトセッションでは、その状況における車両挙動に合わせた的確な運転をしなければなりません。とてもエキサイティングな体験です。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    ル・マンは伝統のサーキットで行われる、最高のレースです。フランス人ドライバーにとって、ル・マンで走るというのはその歴史に加わるということであり、夢のような体験です。我々はこの1年を通してこのレースのために準備を続けて来ましたし、再び可夢偉、マイクと共に戦えるのを楽しみにしています。我々は昨年、勝利までもう一歩というところまで行きましたし、当然今回の目標は表彰台の一番高いところに立つことです。TS050 HYBRIDは好調なので、チャンスはあると思っていますが、しかし、もちろんル・マンは簡単なレースではないことも分かっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンは大好きなサーキットですし、とても素晴らしいイベントなので、本当に楽しみです。我々は今季の開幕から2戦連勝しましたが、ル・マンは別物だということはとても良く分かっています。ル・マンで勝つのは本当に大変で、そのためには速さだけでなく、信頼性と運も必要です。我々のTS050 HYBRIDの速さはテストデーで確認出来ましたし、準備は順調です。チームは総力を挙げてル・マン勝利へ向け努力を続けています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    開幕からの2連勝に加え、とても順調だったテストを経てル・マンの本戦へと臨み、ここまではこれ以上ない素晴らしい状況です。テストでのTS050 HYBRIDの仕上がりはとても順調でしたが、レースウィークに入ると、それは全く意味を持ちません。これから、全てを間違いなく進めて行かなくてはなりませんし、それはレースウィークを通して更なる努力が必要だということです。ル・マンでの一瞬一瞬は全てが素晴らしく、格別な感情を呼び起こさせてくれます。今年こそ喜びと感激でレースを終えたいものです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今年のル・マンへ向けて気持ちが高まり、レースウィークへと最高の状態で臨むことが出来ます。ル・マンの挑戦が大変なのは、様々なことが起き、状況も大きく変化する可能性があることです。我々は何度かその経験をして来ましたが、それこそがル・マンというレースを特別にしているとも言えます。何が起こるか、誰にも分かりません。本当にタフなレースですし、誰も優勝を確信することは出来ません。しかし、我々は本当に順調なスタートを切ることが出来たので、レースが本当に楽しみです。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    テストデーで最初の1周目を走り始めた瞬間から、このレースの意味すること、何故我々がこのレースのために1年をかけて準備して来たのかを実感しました。本当に独特なコースで、他にはない雰囲気に包まれます。TS050 HYBRIDはル・マンのために作られた車両ということもあり、運転は快適でエキサイティングです。テストの間はとても好調だったので、素晴らしいスタートが切れたと言えますが、まだまだやることはたくさんあります。再びLMP1-H車両でル・マンを戦えることを本当に嬉しく思っています。TS050のハイブリッド・システムはとても素晴らしい感覚です。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    いよいよドライバーとして初めてル・マンのレースウィークを迎えることになり、とてもワクワクしています。兄の京佑が2009年にル・マンに出場したことがあり、その時に帯同したので、このイベントの素晴らしさは知っていました。テストデーで実際に走ってみると、すぐにこのコースが好きになりました。これから決勝へ向けて学ぶこと、やらなくてはいけないことがたくさんありますが、本当に楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マン24時間レースに出場することは私の夢でした。レース自体だけでなく、ファンの方々、スピード、雰囲気など全てが特別だと思います。私自身にとって、レースウィーク中は全てが学びの場であり、長いレースウィークで、一つ一つ準備を重ねて行かなくてはなりません。ル・マンを戦うというのはベストタイムに挑むだけでなく、安定したペースで、コース上の混雑を上手くかわしながら、トラブル無く最後まで走るという大変な挑戦です。我々のTS050 HYBRIDの速さは申し分ありませんが、しっかりペースを保って走り続けることがとても重要だと思っています。

  • 【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 結果 … ラトバラが2位

    【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 結果 … ラトバラが2位

    6月11日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技最終日デイ4がサルディニア島の北西部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合2位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合4位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合6位でフィニッシュ。前戦のラリー・ポルトガルに続き、全車が完走を果たした。

    ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4は、島北東部アルゲーロのサービスパークを中心に4本、計42.04kmのSSが行なわれた。風光明媚な地中海沿岸近くにグラベル(未舗装路)のSSが設定され、大勢の観客がラリーを見にSSを訪れた。オープニングステージのSS16は午前8時半過ぎにスタート。総合2位のラトバラは逆転優勝を目指して全開アタックを敢行し、2番手タイムを記録。1位オット・タナク(Mスポーツ フォード)との差を18.8秒に縮めた。しかし、続くSS17でラトバラはコーナリング中にエンジンがストップ。再始動に時間を要し、差は25.5秒に広がってしまった。 SS16の再走SSであるSS18では、ラッピがベストタイムを、ラトバラが2番手タイムを記録。そして、パワーステージに指定された最終ステージのSS19では、ラッピが今大会最多となる6本目のベストタイムを刻み、ボーナスの選手権ポイント5点を獲得した。ラトバラは最後までアタックを続けたが、追い上げ及ばず2位でラリーを終えた。また、ラッピはヤリスWRCでの2戦目にして4位フィニッシュを果たし、ハンニネンはパワーステアリングのトラブルを乗り越え6位で完走。全選手が完走を果たし、ポイントを獲得した。

    FIA世界ラリー選手権(WRC)次戦は6月29日から7月2日にかけてポーランド北部のミコワイキを中心に開催される、シリーズ第8戦「ラリー・ポーランド」。シリーズ屈指のハイスピードグラベルラリーとして知られるこのイベントに、ラトバラ、ハンニネン、ラッピが臨む。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    我々にとっては、間違いなく今年もっとも力強いラリーのひとつだったと思います。ヤリ-マティは優勝まで12.3秒差に迫り、エサペッカは多くのSSベストタイムを記録して、彼自身のベストリザルトを更新しました。そしてユホは金曜日に一時ラリーをリードし、最終的には選手権でのポジションアップに成功しました。参戦初年度の前半でこのような素晴らしい結果を残す事ができたのは、ドライバー、コ・ドライバー、エンジニア、メカニック、そしてチームのお陰です。皆さんに心から感謝いたします。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    最終日にトップとの差を縮め、2位でフィニッシュできた事に満足しています。しかし、今日だけで2回ミスを冒してしまったことが悔やまれます。まず、今朝の2本目のSSで深い轍(わだち)の中を2速ギヤで走っていたところエンジンを止めてしまいました。そして、同じSSを2回目に走行した時には、ジャンクションで轍がかなり深くなっていたため、うまくターンできず薮の中を突っ切るしかありませんでした。とはいえ、チームにとってはリザルト、パフォーマンスの両面でとても良いラリーだったと思います。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    昨日に続き、今日もステアリング系のトラブルが断続的に発生し、少しタイムを失ってしまいました。また、金曜日最後のSSでミスを冒した事が悔やまれます。あのミスがなければ、土曜日はもっと有利な出走順となり最終結果も違ったものになっていたかもしれないので、少し残念です。しかし、今回はラリー中にいろいろな事を試し、将来に向けて有効な情報を集める事ができたので、とてもよいなラリーでした。6位は自分にとってヤリスWRCでのベストリザルトとなり、選手権ポイントを獲得する事もできました。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    多くのドライバーがベストタイムを狙い全力でアタックするパワーステージで、トップタイムを記録した事にとても満足しています。もはや順位が変わるような状況ではなかったので、午前中の2本のSSではタイヤを温存して走り、そのためタイムもあまり良くありませんでした。そしてパワーステージの1本前のSSではスピードの感覚を確かめるため少しハードに攻め、パワーステージではクリーンな走りを心がけながらも全開アタックを行ないました。今回のラリーでは、低速でツイスティな道での走りかたを学習する事ができたので、次は速度の高い道の走りかたを勉強したいと思っています。

  • 【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 3日目レポート

    【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 3日目レポート

    6月10日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3がサルディニア島の北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合2位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合4位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合5位につけ、全選手が前日よりも順位を上げた。

    ラリー・イタリア サルディニアのデイ3は、島北東部アルゲーロのサービスパークを中心に6本、計143.16kmのSSが行なわれた。好天により気温はかなり上がり、乾燥したグラベル(未舗装路)は滑りやすく、そしてタイヤとブレーキに厳しい路面コンディションとなった。そのため多くの選手がパンクやアクシデントに遭遇したが、ヤリスWRCを駆る3クルーは、大きなミスやトラブルなく6本のタフなSSを走破。ラトバラは、SS12で前を走っていた選手がパンクで遅れたため、コース上で追いついてしまい、なおかつ土煙による視界不良でタイムを失ったが、それでも順位を前日の4位から、2位に上げる事に成功した。
    競技4日目最終日となる6月11日(日)のデイ4は、サービスパークが置かれるサルディニア島北西部の都市アルゲーロを中心に、島の北西部で4本のSSが行われる。SS16、17と、その再走ステージであるSS18、19はグラベル中心のSSとなり、最終ステージのSS19はトップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられるパワーステージに指定されている。4本のSSの合計距離は42.04km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は90.13kmとなっている。

    トミ・マキネン (チーム代表)

    今年もっともタフなラリーだと思われるサルディニアで、ヤリスWRCは全車が5位以内に入っています。選手とクルマの強さが証明された形ですが、エンジニアとメカニックの貢献も忘れるべきではありません。彼らは各サービスで多くの作業をこなし、限られた時間内できっちりと仕事を終え、タイムペナルティを受ける事なくクルマを送り出しているのです。彼らの素晴らしい働きにも感謝しています。今日もクルマに大きなトラブルはなく、またパンクもありませんでしたが、それがこのラリーでは非常に重要である事は、周りを見ればきっと理解できるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    本日最後のSSではタイヤが完全に摩耗し、ブレーキ温度も上がってしまいました。しかし、それ以外はうまく行き、コースに合わせてクルマを改善する事ができました。午前中最後のSS12では、パンクして遅れた他のクルマの後ろをしばらく走り、土煙の中で前が見えず10秒程度を失いました。どうやら、すぐ後ろを走る自分たちに気がつかなかったようですが、決して少なくないタイムロスですので、チームとして主催者にアピールしました。失ったタイムを少しでも取り戻す事ができるのではないかと、期待しています。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    最後のステージでスピンした際にパワーステアリングに問題が起こり、タイムをロスした以外は良い1日でした。午後のステージでは、タイヤに大きな負担をかけないように全開アタックをひかえ、タイヤをうまく持たせるように気をつけて走り、また、路面が荒れると予想して、日中のサービスで車高を上げて足まわりを硬めましたが、それは正解だったと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    今日は出走順が3番手だったので、道の表面には滑りやすいルーズグラベルが多く、それを「掃除」しながら走るのは大変でした。自分にとっては新しい経験となりましたが、多くを学べたのは良い事だと思います。思い切り攻めるのではなく、ミスのないスムーズな走りを心がけました。午前、午後の両方で最後のSSが近づくにつれてブレーキが厳しくなっていったので、クルマに問題が起こらないように、かなり注意深く走りました。また、午後は気温が上がり、路面がザラついてタイヤには厳しいコンディションとなったので、タイヤを労って走りましたが、それは正しい判断だったと思います。

    関連:【WRC】 ラリー・イタリア 3日目:オット・タナクが首位に浮上

  • 【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 2日目レポート

    【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 2日目レポート

    6月9日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2がサルディニア島の北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合4位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合6位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合8位につけた。全部で8本行われたデイ2のSSで、ハンニネンがSS3で、ラッピがSS5、6、7でベストタイムを記録するなど、ヤリスWRCはタフなグラベルロードで高いパフォーマンスを発揮した。

    ラリー・イタリア サルディニアのデイ2は、デイ1の夜にパルクフェルメ(車両保管)が設定された島北東部のオルビアからスタート。島北東部アルゲーロのサービスパークでのデイタイムサービスをはさみ、4本のステージを各2回走行した。晴天に恵まれたサルディニア島北部は気温がかなり上昇し、グラベル(未舗装路)のコースはほぼドライコンディション。路面は砂や浮き砂利で非常に滑りやすく、パンクの危険性も高い難しい走行条件となり、多くのラリーカーがアクシデントやトラブルに遭遇した。午前中に一時ラリーをリードし、午後は総合2位につけていたハンニネンも、1日の最後のSSのフィニッシュ近くでスピンしたが、それでもヤリスWRCは前日に続き全車が全ステージを走破。トータルで4本のSSベストタイムを記録するなど実りある1日となった。

    競技3日目となる6月10日(土)のデイ3は、サービスパークが置かれるサルディニア島北西部の都市アルゲーロを中心に、島の北部で6本のSSが行われる。SS10、11、12と、その再走ステージであるSS13、14、15はすべてグラベル(未舗装路)が中心のSS。6本のSSの合計距離は143.16km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は625.94kmで、4日間でもっとも長い距離を走る1日となる。

    トミ・マキネン (チーム代表)

    気温の上昇はクルマだけではなく、選手やタイヤにとっても厳しく、予想していたように、とても大変な1日になりました。しかし、今日はとてもポジティブな1日でもありました。ユホは、最後のSSでスピンするまでは完璧に戦いを進めていましたし、エサペッカは3本のSSベストタイムを記録しました。そしてヤリ-マティは上位争いに加わっています。スタッフ全員の努力に感謝すると共に、それが報われる事を期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    朝のステージは道の表面が大量のルーズグラベルで覆われていたため、とても滑りやすく感じました。今日の3本目のSSではクルマの下面のサンプガードをヒットし、スターターモーターを破損してしまいました。1度エンジンが止まると再始動できなくなるため、とにかくエンジンがストップしないように注意して走りました。日中のサービスで問題は完全に解決しましたが、午後はボンネット上に留めてあったラリープレートが走行中に外れて目の前でバタバタと動き、少々気が散りました。午前中のSSはやや浮き沈みが大きかったと思いますが、午後のパフォーマンスには満足しています。明日は白熱した戦いになると思いますが、自信を持って戦い抜くつもりです。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    本日最後のSSのフィニッシュ近くでクルマのフロントセクションにダメージを受け、タイムを失ってしまいました。橋の近くでブレーキングをした際に路面が非常に滑りやすく、スピンして壁にフロント部分が当たってしまったのです。その結果ラジエ-ターパイプが破損しましたが、応急処置を施しサービスパークまで戻って来る事ができました。スピンするまでは特に大きな問題もなく、調子も良かっただけに残念です。今日の路面はとても滑りやすかったのですが、駆動力がしっかりと路面に伝わっていると感じました。きっとダンパーの改善作業が上手くいっているのだと思います。午後は路面がかなり荒れており轍(わだち)も深くなっていたので、注意深く走った結果少しペースが落ちてしまいました。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    今日、我々が記録したタイムは自分たちの予想以上でとても驚いています。特に午前中のステージではセカンドギヤを失っていたのでなおさらですが、通常の前進6速ではなく、5速でも十分に戦えるのではないかと思ってしまったほどです。日中のサービスではクルマのセッティングを大きく変えたところ、午後のステージではフィーリングがさらに良くなり、それが好タイムに繋がりました。残念ながら午後のステージで左フロントダンパーが破損してしまいましたが、それまでは完璧でした。競争はかなりハイレベルですが、何とか良いタイムを刻もうと努力しています。

    関連:【WRC】 ラリー・イタリア 2日目:ヘイデン・パッドンが首位に浮上

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:2017年 WEC 第3戦 ル・マン24時間 プレビュー

    【ル・マン24時間】 トヨタ:2017年 WEC 第3戦 ル・マン24時間 プレビュー

    トヨタは、昨年の劇的な幕切れの記憶を胸に、2017年のFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦、第85回ル・マン24時間レースへ臨む。

    昨年、勝利を目前にした残り3分でのストップは、世界中のモータースポーツファンに衝撃を与えた。今年はシリーズのポイントリーダーとしてル・マンに挑戦することとなる。

    TS050 HYBRIDは当初よりル・マン24時間レースでの勝利を最優先の目標として開発されて来た。トヨタは1985年に初めてル・マンに挑戦して以来、18回に渡ってこの偉大なレースに挑戦し、5回の2位という記録を残しているが、優勝は未だ果たせていない。

    トヨタ自動車東富士研究所とドイツ・ケルンのトヨタモータスポーツ GbmH(TMG)での懸命な開発によって全面改良された2017年仕様のTS050 HYBRIDは、今季WECの初戦シルバーストンと第2戦スパを制した。

    今シーズン、高熱効率化を実現した改良型の2.4リッターV6直噴ツイン・ターボエンジンが実戦投入された。また、より小型、軽量化されたモーター/ジェネレーターユニットやハイパワー型リチウムイオンバッテリーなどに更なる改良が加えられたハイブリッド・システムが、ル・マンのサーキットで1周当たり8MJのエネルギーを回生し、このエンジンとハイブリッド・システムの組み合わせにより強大なパワーが生み出される。

    ル・マン24時間レースに3台体制で参戦するTS050 HYBRIDは、1周13.629kmで長いストレートを持つル・マン、サルト・サーキットで重要となる直線速度を重視したロー・ダウンフォース空力仕様となっている。

    さらに24時間レースへ向けて、ドライバーの経験値等を鑑み、ドライバーラインナップの一部に変更を加えた。

    小林可夢偉とマイク・コンウェイがシーズンを通して戦うTS050 HYBRID #7号車には、ステファン・サラザンを3人目のドライバーとして迎える。このトリオは、昨年のル・マン24時間レースで2位表彰台を獲得するなど、昨年のシーズンを通してチームメイトとして戦ってきた。

    2014年のル・マンのポールシッターである中嶋一貴とセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンは、3年目のル・マン挑戦となるこのトリオで、#8号車を駆る。彼らのチームは、昨年、残り3分まで首位を走りながら、トラブルによりゴール直前でストップ。規則によりレースは失格という結果に終わった。

    3台目の#9号車は、2014年にトヨタで表彰台を獲得しているニコラス・ラピエールと、今季ル・マンにデビューする国本雄資、ホセ・マリア・ロペスが組んでドライブする。トヨタが3台体制でル・マンに挑戦するのは、1999年以来となる。

    先週6月4日(日)には、レースウィーク以外で唯一ル・マンのフルコースを走るチャンスである、公式テストデーでル・マンへ向けての準備が本格的に開始され、このテストで3台のTS050 HYBRIDがベストタイムでトップ3を占め、着実な手応えを得た。

    耐久レースの長い伝統とスピリットを重ねるル・マン24時間レースは、レースウィークの総計で35時間近い走行セッションが実施される。走行が開始される6月14日(水)は現地時間で午後4時からの4時間の公式練習走行に続き、午後10時から2時間の公式予選第1回目が行われる。

    公式予選セッションは翌15日(木)も続き、午後7時と10時からの2時間ずつ2回の公式予選を経て、これら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定される。トヨタは通算3度目のポールポジション獲得を目指す。

    16日(金)は、ファンの方々とドライバー達が間近で触れ合える、ル・マン旧市街でのドライバーズパレードが行われ、17日(土)、現地時間、朝9時から45分間のウォームアップセッションに続き、午後3時から長い24時間レースのスタートが切られる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マンは我々にとってシーズンで最も重要なレースであり、トヨタ自動車東富士研究所とケルンのTMGにて周到な準備を重ねて参りました。昨年以来、1年にも及ぶこれまでの献身的な頑張りに対し、関係者全員に感謝したいと思います。我々全員、昨年起こったことは脳裏に焼き付いていますが、それは既に過去のことであり、今は来週のレースに集中しています。今季の開幕2戦で勝利出来たことはもちろん励みになりますが、ライバルは難敵であり、我々は最善を尽して臨まなくてはなりません。テストデーもとても順調でしたが、我々にとって重要なのはトップで24時間レース決勝のゴールを切ることです。今年も非常に厳しい接戦のレースになると思っていますが、それはファンの皆様にとっては、とても見応えのあるレースとなるものと思います。チーム一丸となってこの接戦を制することが出来る様、最後まで集中して戦います。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとって最重点のイベントで、チーム全員が待ち望み、士気は最高に高まっています。準備は充分に出来ていると思いますので、レースウィークを迎えるのが楽しみです。今年は我々にとって大きなチャンスだと思っていますし、そのためにも全てを順調に、間違えの無いように進めなくてはなりません。信じられないほど長いレースなので、完璧な準備が要求されます。昨年のレースの後、チームは一丸となって努力を続けて来ましたし、チャレンジへの準備は万端です。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    テストデーでは、良いコンディションのもと、車両を調整していくことが出来ましたが、ル・マンはレースウィークが進んで行くにつれてコースコンディションが刻々と変わるのを経験していますので、決勝レースの時は全く違う状況かも知れません。ル・マンは偉大なイベントで、シーズンの中で最も楽しみにしているイベントでもあります。水曜日に走行が始まると、一気に緊張が高まり、雰囲気も一変します。そしてナイトセッションでは、その状況における車両挙動に合わせた的確な運転をしなければなりません。とてもエキサイティングな体験です。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    ル・マンは伝統のサーキットで行われる、最高のレースです。フランス人ドライバーにとって、ル・マンで走るというのはその歴史に加わるということであり、夢のような体験です。我々はこの1年を通してこのレースのために準備を続けて来ましたし、再び可夢偉、マイクと共に戦えるのを楽しみにしています。我々は昨年、勝利までもう一歩というところまで行きましたし、当然今回の目標は表彰台の一番高いところに立つことです。TS050 HYBRIDは好調なので、チャンスはあると思っていますが、しかし、もちろんル・マンは簡単なレースではないことも分かっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンは大好きなサーキットですし、とても素晴らしいイベントなので、本当に楽しみです。我々は今季の開幕から2戦連勝しましたが、ル・マンは別物だということはとても良く分かっています。ル・マンで勝つのは本当に大変で、そのためには速さだけでなく、信頼性と運も必要です。我々のTS050 HYBRIDの速さはテストデーで確認出来ましたし、準備は順調です。チームは総力を挙げてル・マン勝利へ向け努力を続けています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    開幕からの2連勝に加え、とても順調だったテストを経てル・マンの本戦へと臨み、ここまではこれ以上ない素晴らしい状況です。テストでのTS050 HYBRIDの仕上がりはとても順調でしたが、レースウィークに入ると、それは全く意味を持ちません。これから、全てを間違いなく進めて行かなくてはなりませんし、それはレースウィークを通して更なる努力が必要だということです。ル・マンでの一瞬一瞬は全てが素晴らしく、格別な感情を呼び起こさせてくれます。今年こそ喜びと感激でレースを終えたいものです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今年のル・マンへ向けて気持ちが高まり、レースウィークへと最高の状態で臨むことが出来ます。ル・マンの挑戦が大変なのは、様々なことが起き、状況も大きく変化する可能性があることです。我々は何度かその経験をして来ましたが、それこそがル・マンというレースを特別にしているとも言えます。何が起こるか、誰にも分かりません。本当にタフなレースですし、誰も優勝を確信することは出来ません。しかし、我々は本当に順調なスタートを切ることが出来たので、レースが本当に楽しみです。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    テストデーで最初の1周目を走り始めた瞬間から、このレースの意味すること、何故我々がこのレースのために1年をかけて準備して来たのかを実感しました。本当に独特なコースで、他にはない雰囲気に包まれます。TS050 HYBRIDはル・マンのために作られた車両ということもあり、運転は快適でエキサイティングです。テストの間はとても好調だったので、素晴らしいスタートが切れたと言えますが、まだまだやることはたくさんあります。再びLMP1-H車両でル・マンを戦えることを本当に嬉しく思っています。TS050のハイブリッド・システムはとても素晴らしい感覚です。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    いよいよドライバーとして初めてル・マンのレースウィークを迎えることになり、とてもワクワクしています。兄の京佑が2009年にル・マンに出場したことがあり、その時に帯同したので、このイベントの素晴らしさは知っていました。テストデーで実際に走ってみると、すぐにこのコースが好きになりました。これから決勝へ向けて学ぶこと、やらなくてはいけないことがたくさんありますが、本当に楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マン24時間レースに出場することは私の夢でした。レース自体だけでなく、ファンの方々、スピード、雰囲気など全てが特別だと思います。私自身にとって、レースウィーク中は全てが学びの場であり、長いレースウィークで、一つ一つ準備を重ねて行かなくてはなりません。ル・マンを戦うというのはベストタイムに挑むだけでなく、安定したペースで、コース上の混雑を上手くかわしながら、トラブル無く最後まで走るという大変な挑戦です。我々のTS050 HYBRIDの速さは申し分ありませんが、しっかりペースを保って走り続けることがとても重要だと思っています。

  • 【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 初日レポート

    【WRC】トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア 初日レポート

    6月8日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアが、サルディニア島北西部のアルゲーロで開幕。競技初日デイ1として、スーパーSS1本がアルゲーロ近くのイッティリで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合11位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合12位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合13位となった。

    ラリー・イタリア サルディニアの競技初日は、大勢の観客が見守る中、全長2kmのスーパーSSで華やかにスタートした。コースはグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のミックスサーフェスで、途中にウォータースプラッシュ(川渡り)も設けられた。そのため、ラリーカーの通過で水が溢れコースはとても滑りやすい状態となり、走行距離は短くとも気を抜く事が許されないトリッキーなステージとなった。ヤリスWRCのステアリングを握る3名のドライバーは、いずれも着実にスーパーSSを走行し、その後夜間のパルクフェルメ(車両保管)が設定される島北東部のオルビアへと向かった。

    競技2日目となる6月9日(金)のデイ2は、サルディニア島北東部の都市オルビアを基点に、島の北部で8本のSSが行われる。SS2、3、4、5と、その再走ステージであるSS6、7、8、9はいずれもグラベル(未舗装路)が中心のSS。8本のSSの合計距離は125.46km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は583.92kmとなっている。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)

    サルディニア島でのテストは、いつものようにイベントの直前ではなく、少し前に行なったので、今朝のシェイクダウンでは通常よりも多く走りました。前戦のラリー・ポルトガルではクルマの進化を確認する事ができたため、今回は主にサスペンションに関してさらに改良を施してラリーに臨みます。今晩のスーパーSSは距離が短いため、リスクを冒さず走りきる事を重視しました。ラリーの本当のスタートは明日です。サルディニア島の典型的なSSといえる、ツイスティで低速なステージは、トリッキーな場所も多いので十分に注意して走る必要があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    シェイクダウンでのクルマのフィーリングは良かったと思います。しかし、ラリーは明日からが本番です。3番手という明日のスタート順はこのラリーで勝つためには少々不利なので、もし表彰台に立つ事ができたならば上出来でしょう。今晩のスーパーSSは、自分としては良い走りだったと思ったのですが、タイムはそれほど良くありませんでした。とはいえ、とても距離の短いSSなので問題はありません。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    レッキ(コースの下見走行)、シェイクダウンとすべて順調に進み、ラリーに向けて良い準備をする事ができました。スーパーSSでは、ウォータースプラッシュ後のコーナーが水で非常に滑りやすくなっていたため、スライドしてクルマのサイドをヒットしてしまいましたが、幸いにも大きなダメージはありませんでした。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    私の仕事はクルマのデータを収集する事だと理解しているので、集中して戦いに臨みます。いずれにせよ、このラリーは注意深く走る事が重要です。スーパーSSは素晴らしいショーステージでしたが、路面がとても滑りやすく、かなりドリフトしてしまいました。明日からのSSに関しては、とにかく冷静さを保つ事が大切です。リスクを冒すよりも、少し抑えて走ったほうが、きっと良い結果を得られるでしょう。

    関連:【WRC】 ラリー・イタリア:ティエリー・ヌービルが初日の首位

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:テストデーでトップ3を占め確かな手応え

    【ル・マン24時間】 トヨタ:テストデーでトップ3を占め確かな手応え

    6月4日(日)、FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦、シリーズ最大のイベントであるル・マン24時間レースを2週間後に控え、恒例のテストデーが行われた。

    レースウィーク前では唯一公道を閉鎖して行われる公式テストで、TOYOTA GAZOO Racingは参戦する3台がトップ3を占めるという順調なスタートを切った。

    テストデーでの最速タイムをマークしたのは小林可夢偉。

    マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンと共に駆るTS050 HYBRID #7号車で、昨年のテストデーのタイムを約5秒短縮する、3分18秒132というベストタイムを叩き出した。

    現在、WECシリーズ2連勝でランキング首位につける中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンのTS050 HYBRID #8号車は、このテストデーで順調にセットアップとタイヤ評価作業を進め、チームメイトの#7号車から1秒158遅れの2番手につけた。

    走行結果でトップ3を占めたトヨタ勢の3番手につけたのは、国本雄資、ニコラス・ラピエール、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID #9号車。重要な車両セッティングの熟成だけでなく、ル・マン24時間レースのフルコースを初めて走る国本とロペスにとってはコースを習熟する機会となった。

    国本、ロペス共にTMGのシミュレータでサルト・サーキットでの走行へ向けて準備を続けて来ており、初走行ながら充分に安定した、競争力の高いラップタイムで周回を重ねた。ロペスは約1ヶ月前の第2戦スパでの負傷から完全に回復したことも確認された。そして、ルーキーである2人は、本戦出場の義務である、本コースでの10周以上の走行を無事こなした。

    ル・マン24時間レースのコースは、その大半が通常公道として使用されているため、フルコースが走れるテストデーの4時間×2回の練習走行は、レースウィークを前にして唯一の機会となる。そのため、TOYOTA GAZOO Racingにとっては、前戦スパで実戦投入したロー・ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDのセッティングを詰めるためにも非常に重要なセッションとなった。

    天候に恵まれたこともあり、3台の合計で304周、4000km以上を走破。#8号車と#9号車はそれぞれ1周13.629kmのコースを100周以上にわたって、60台が走行する混雑したコースで貴重なデータを収集した。

    ル・マンへ向けた次の走行は14日(水)の公式練習走行だが、その前に、ル・マンウィークは11日(日)から市内の公開車検から始まる。TOYOTA GAZOO Racingは12日(月)にル・マン市シティセンターの公開車検でファンの皆様の前に2017年ル・マン仕様のTS050 HYBRIDを披露することとなる。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
    公式テスト: 1番手 (3分18秒132), 94周

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式テスト: 2番手 (3分19秒290), 104周

    TS050 HYBRID #9号車(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
    公式テスト: 3番手 (3分21秒455), 106周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    順調なスタートを切ることができました。我々は決勝レースを想定して改善を進め、納得いくレベルに仕上げることが出来ました。今日のラップタイムでは、テストデーでのこれまでで最速のタイムが出せたということで、競争力の高さを示すことが出来ました。とはいえ、24時間という長いレースへ向けてまだやることはたくさんありますし、ライバルは強敵だということも分かっていますので、本当の勝負はこれからです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    走り始めから好調で、サーキット状況に伴うラップタイムも好調でした。終盤にマークしたタイムはとても自信の持てるものでしたが、ライバルも決勝レースへ向けこれから全力で車両を仕上げてくると思います。戦いは始まったばかりです。我々もまだまだこれからやることはたくさんあります。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    とても良い一日でした。まだやるべきことは多いですが、我々の車両の競争力の高さが確認出来ました。このままトヨタ勢同士で上位争いが出来ればと望んでいます。今のところ順調に見えますが、レースは何が起こるか分かりませんし、どのようなコース状況にも適応できるように更なるバランス向上へ向け、作業を続ける必要があります。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンのコースに戻ってこられて嬉しいですし、今日のテストを楽しむことが出来ました。セットアップやタイヤ評価の面で充実した一日になりました。これまでのところ、とても良いタイムで周回を重ね、テストの結果も順調なので、この勢いをレースウィークまで繋ぎたいと思っています。解析すべき多くのデータを得ることが出来たので、これから忙しい週末になるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンに戻れて喜んでいます。TS050 HYBRIDが3分20秒を切るタイムでトップにつけたのは素晴らしいことです。今日は、本戦の4分の1以上にあたる100周以上を順調に走破できたことに満足しています。レースウィークが楽しみです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    この素晴らしいサーキットを再び走れるのは最高です。今年のTS050 HYBRIDはとても良い感触でした。今日一日を通してバランスは良く,満足しています。多くの車両が周回を重ねる毎にコースコンディションは良くなり、ラップタイムにもそれが反映されて行きました。我々のTS050 HYBRIDは今のところ順調です。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    我々のチームは経験を積んでいく必要がありますが、チームスタッフが頑張ってくれたおかげで良い一日を過ごせました。様々なタイヤや空力のセットアップを試すことが出来ました。雄資とホセも、初めてのル・マンで素晴らしい走りを見せ、共に速いラップタイムをマークしてくれました。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    今日は、本当に楽しめました。周回を重ねる毎に、このコースの素晴らしさがわかり、自信がわいてきました。TS050 HYBRIDへの経験値も上がり、チームメイトやエンジニアの助けられながら、自身も車両も良い進歩を遂げることが出来ました。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    スパを欠場した後、無事にレースで復帰できて良かったです。初めてのル・マンでの走行を楽しめましたし、セッションは順調でした。この特別なコースへのチャレンジで多くを学び、TS050 HYBRIDも好調だったので満足しています。まだこれから長い道のりですが、順調なスタートが切れたと思います。

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア プレビュー

    【WRC】 トヨタ:WRC 第7戦 ラリー・イタリア プレビュー

    トヨタは、6月8日(木)から11日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#12号車)の3台のヤリスWRCで参戦する。できる限り多くの実戦データを収集し、クルマの開発を加速させるため、前戦に続く3台体制で今季4回目となるグラベル(未舗装路)ラリーに臨む。

    ラリー・イタリア サルディニアは、地中海のイタリア領サルディニア島が戦いの舞台となる。ラリーカーの整備作業を行なうサービスパークは、島北西部のアルゲーロに置かれ、島の北西部から北東部にかけてSS(スペシャルステージ)が設定される。ラリー・イタリア サルディニアのSSは、全体的に道幅が狭くツイスティで、道のすぐ脇まで木々が迫るコースが多い。道のコンディションは硬軟様々で、軟らかい道の表面は目の細かい砂のようなグラベルに覆われている。しかし、その下には硬質な岩盤や石が隠れており、ラリーカーが通過するたびに路面の状態はどんどんと変化し荒れていく。そして、同じSSを2回目に走行する際は、より轍(わだち)が深くなるため、慎重に車高セッティングを行う必要がある。6月のサルディニア島は気温がかなり高くなることが多く、全開で走行するラリーカーのエンジンの温度は上昇しやすい。また、タイヤの温度もかなり上がり、ドライビングによる摩耗のコントロールが勝負に大きな影響を及ぼす。

    ラリーは8日(木)の夜に、アルゲーロの東側に位置するイッティリで2kmのスーパーSSが行われ、競技スタート。そのまま島北西部の都市オルビアに移動し、ラリーカーはパルクフェルメ(車両保管)に入る。そして翌日9日(金)の朝から本格的なグラベルコースでの戦いが始まり、島の北部で8本のSSが行われる。10日(土)は、やはり島の北部で6本のSSが実施され、その合計距離は143.16kmと4日間でもっとも長い距離を走る1日となる。そして競技最終日の11日(日)は島の北西部で4本の短いSSが行われ、そのうちファイナルステージのSS19は、上位のタイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが付与される、パワーステージに設定されている。ラリー全体でのSSの数は全部で19本、計312.66km。移動区間(リエゾン)を含めた総走行距離は、1496.37kmとなる。

    現在ドライバーズランキング3位のラトバラは、2009年にラリー・イタリア サルディニアで総合優勝しており、それ以外に4回表彰台に上がっている。ハンニネンは過去に4回出場経験があり、2011年大会ではサポート選手権のSWRC(スーパー2000世界ラリー選手権)で2位に入った。また、前戦と同様開発ドライバーとしての役割を担って出場するラッピは、過去にR5カーで2回このラリーに出場している。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    ラリー・イタリア サルディニアは、とても大変なラリーです。我々のクルマの仕様は前戦ラリー・ポルトガルとあまり大きくは変わりませんが、ポルトガルで学習したいくつかの事が、イタリアで役立つであろうと期待しています。サルディニアは気温がかなり高くなると予想され、パンクの可能性も高まります。しかし、我々の選手は皆プロですので、うまく対処してくれるはずです。3台揃っての完走が私の希望であり、その上で何ポイントか獲得できれば、なお良しです。サルディニアでは、エサペッカに協力をしてもらい、実戦の場での開発を予定していますが、何よりも重要なのは走行距離を伸ばし、可能な限り多くを学ぶ事です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)

    ラリー・イタリア サルディニアへの出場をとても楽しみにしていますが、きっとラリー・ポルトガルよりも暑く、路面が滑りやすく、そして出走順がより大きな影響を及ぼすでしょう。路面は場所によって非常に硬いため、それほど荒れもせず、またコースを2回目に走行する際もコンディションはそれほど悪くはなりません。ただし、路上の石は跳ね飛ばされることなく道の上に留まり続けるため、パンクの可能性が高く、ダンパーにダメージを受ける危険性もあります。それを避けるためには、コーナー内側の石に注意して走るなど、ドライビングスタイルを少し変える必要があります。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)

    第5戦ラリー・アルゼンチンの前にサルディニア島でテストを行ないました。かなり前の事ですし、今よりも気温は低かったのですが、それでもサルディニアの道に対する理解を深める事ができました。暑いラリーとなることでタイヤ選択に関してはよりシンプルになり、あまり迷わなくて済むのは良い事だと思います。我々にとってポルトガルはとても良いラリーとなり、多くの学びを得ました。ですので、今回もクリーンな走りをできれば、さらに多くのポイントを獲得できるチャンスがあると考えています。グラベルSSでの初日の出走順は私たちにとって有利に働くはずですので、それを最後まで活用して戦うべきだと心得ています。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    ラリー・イタリア サルディニアは常に、純粋に速さを競うよりも、リタイアせず生き残る事が重要なイベントです。ですので、トラブルやアクシデントと無縁で最後まで走り切り、フィニッシュする事を目標に置いています。サルディニアではテストのためにいくつか新しいパーツを装着して走る予定なので、完走してデータをチームに提供する事が私の任務です。ラリー・ポルトガルでの結果を受け、周囲の期待の高まりを感じますが、私自身は変わらず自分の任務に集中して臨みます。サルディニアを前にフィンランドで1日テストを行ない、クルマのセットアップに対する理解を深めました。もちろんフィンランドとサルディニアでは条件が違いますが、それでも約150kmを走り、異なるサスペンションのセッティングを試す事ができたので、とても有効でした。

  • トヨタ、フィギュアスケート 宇野昌磨 選手の入社を発表

    トヨタ、フィギュアスケート 宇野昌磨 選手の入社を発表

    トヨタは、男子フィギュアスケートの宇野昌磨 選手が2017年6月1日付で入社したと発表した。

    トヨタは創業の頃から社内に運動部を持ち、社を挙げてスポーツを応援してきた。また、1996年の長野オリンピックゴールドスポンサー就任以来、オリンピックをサポートしており、2015年にはIOC「Official Worldwide Olympic Partner」、IPC「Official Worldwide Paralympic Partner」に就任。

    スポーツを通じた平和で差別のないより良い社会づくり、すべての人が参加できる社会の実現に貢献できるよう、オリンピック・パラリンピック活動の支援にも取り組んでいる。

    入社にあたり、宇野昌磨 選手は「このたび、トヨタ自動車にお世話になることが決まり、大変嬉しく思います。フィギュアスケートは国内のみならず、海外での試合も多いため、世界各国に広がるトヨタの従業員や関係者の方々に応援いただけることはとても心強く、皆様とコミュニケーションが図れることをとても楽しみにしています。中京大学にも引き続きお世話になります。十分な練習環境を整えていただいている中京大学、このたび仲間として受け入れていただけるトヨタ自動車に感謝しつつ、学生と社会人を両立し、競技者としてのみならず、人としても成長できるよう精一杯頑張ります。今後とも応援よろしくお願いいたします。」とコメント。

    また、豊田章男 社長は「日本を背負い、世界を舞台に挑戦を続けるアスリートが私たちの仲間になることを嬉しく思います。私自身、スポーツを通じて、ネバー・ギブアップ、フォア・ザ・チーム、フェアプレーなど、生きるうえで大切なことを学びました。そして、苦しい時やつらい時には、アスリートの戦う姿に勇気づけられました。宇野選手の演技がたくさんの人を笑顔にしてくれることを期待しております。」と語った。

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