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  • WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 最終日レポート

    WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 最終日レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技最終日となるデイ4が4月28日(日)にアルゼンチンのビージャ・カルロス・パスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が総合4位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位で、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合8位でフィニッシュ。表彰台を僅差で逃したが、ヤリスWRCは困難な状況を乗り越え3台全てが完走した。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ4は、ビージャ・カルロス・パスの西南に広がるトラスラシエラ山脈で、3本計53.16kmのステージが行われた。SS16/18「コピナーエル・コンドル」、SS17「ミナ・クロベロージュリオ・チェザーレ」は、いずれもダイナミックな風景の中を走る、ラリー・アルゼンティーナの名物ステージ。最終日は好天に恵まれ、路面は多くの部分がドライコンディションになり、美しい青空の下で最後の戦いが繰り広げられた。

    デイ3で総合3位につけたミークと、トラブルでデイリタイアとなりながらも総合9位につけたタナックは、SS11でロードブックの指示とは異なるルートを通過したとして、デイ3の夜にそれぞれ10秒のペナルティタイムを課せられた。その結果ミークは総合5位に後退したが、デイ4最初のSS16でベストタイムを刻み、総合4位にポジションアップ。続くSS17では総合3位に順位を上げた。しかし、最終のSS18でタイヤの空気圧低下により遅れをとり、僅か1.4秒差でポディウムを逃し、総合4位でラリーを締めくくった。

    デイ3終了時点で総合6位につけていたラトバラは、SS17でセカンドベストタイムを記録し総合5位に浮上。パワーステージのSS18では、惜しくも0.1秒差でベストタイムを逃したが、セカンドベストタイムで貴重な選手権ポイント4点を獲得した。なお、デイ3でのリタイア後、ラリー2規定に基づき最出走を果たしたタナックは、総合8位でラリーを終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    全体的には非常に良い1日でした。クリスは朝のステージで本当に速かったですが、残念ながら最終ステージで表彰台を逃してしまいました。ヤリ-マティも、素晴らしい走りでした。ただし、パワーステージの最後で運転がやや荒くなり、クルマが少し滑ってしまいました。それが、ベストタイムと5ポイントを逃した理由です。それでも、今日の走りは本当に良かったといえます。今日はステージの路面がかなり乾き、滑りやすい状態だったので、1番手スタートのオィットができることはあまりなかったと思います。我々としては、次戦のチリに向けて万全の準備を行ない、表彰台に返り咲きたいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    とても難しい1日でした。今日は出走順がはやく、なかなか良いタイムが出ませんでした。それでも、総合8位に順位を上げられたのはポジティブに思えることです。今週はトラブルに見舞われ、フラストレーションがかなり溜まりました。パフォーマンスはとても良かったのに、結果が伴わなかったので、改善しなくてはならない事が山ほどあります。これからもベストを尽くして戦い、次のチリでは反撃に転じたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    良い形でラリーを終えることができて嬉しく思います。今季はここまで非常に厳しいラリーが続き、今回も金曜日は良くないスタートになってしまいました。しかし、土曜日は少しずつ状況が良くなっていき、今日はようやく昨年の終わりのレベルまで戻せました。本当に良かったと思います。今日のミナ・クロベロは、自信を持って走れば大きな差をつけられるステージなので、思いきり行こうと考えていました。思った通りその戦略は上手くいき、パワーステージにも勢いがつきベストタイムを競う事ができました。次戦のチリは、高速で流れるようなステージが予想されるので、とても楽しみです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    昨晩のペナルティタイムにより総合5位に順位を落としましたが、諦めずに戦い続けました。今朝、クルマはとても素晴らしく、楽しんで走ることができました。調子はとても良く、パワーステージでも好調でしたが、フィニッシュまで6kmの地点で、タイヤの空気圧低下を示す警告灯が点きました。ただし、なぜそうなったのか、まったく分かりません。私はベストを尽くしましたが、あのような事も起こります。ここ3戦は、いずれも最高の結果を狙えたはずなので、やはりフラストレーションが溜まります。ヤリスWRCの運転はとても楽しく、今日のように完璧にはいかなくとも十分に楽しめました。自分がやるべきことをきちんとやり続ければ、きっと正しい方向に進むはずです。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 3h20m54.6s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +48.4s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1m04.8s
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m06.2s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m21.1s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m26.7s
    7 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +4m57.3s
    8 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +14m24.8
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +14m28.5s
    10 ペドロ・へラー/マルク・マルティ (フォード フィエスタ R5) +20m14.5s

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、5月9日(木)から12日(日)にかけて、南米チリ中南部の港町「コンセプシオン」を中心に開催される、第6戦「ラリー・チリ」。ラリー・チリは今年初めてWRCのカレンダーに加わり、路面はグラベル。コースは森林地帯の中高速ステージが大部分を占め、全体的に路面はスムーズ。また、太平洋を見渡す開けたステージもあり、同じ南米大陸ながらラリー・アルゼンティーナとは大きく異なるグラベルステージが、選手たちを迎える。

  • WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 3日目レポート

    WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 3日目レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技3日目デイ3が4月27日(土)にアルゼンチンのビージャ・カルロス・パスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合6位に、それぞれ順位を上げた。なお、総合2位につけ首位争いをしていたオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)は、トラブルによるデイリタイアで総合9位に順位を下げた。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ3は、ビージャ・カルロス・パスの西北に広がるプニラ渓谷で、3本のステージを午前と午後で各2回走行。その間にダートサーキットでスーパーSSを1本走行する、7ステージ計146.52kmで競われた。デイ2で総合3位につけたタナックは、午前中の最初のステージで総合2位にポジションアップ。その後、連続で2本のベストタイムを刻み首位との差を6.4秒に縮めた。タナックの連続ベストタイムにより、ヤリスWRCは2017年のWRCデビュー以来、通算200回目となるベストタイムを記録。現行規定のWRカーの中で、最初に200回という記録に到達したクルマになった。

    首位に大きく迫ったタナックだが、午後のステージの2本目であるSS14をスタートする時点で、バッテリーの電圧が低下。その状態でステージをスタートしたが、途中で電圧を失いストップ。デイリタイアとなった。チームはサービスパークで問題箇所を修理し、ラリー2規定に基づき明日の最終日に再出走する予定としている。

    総合4位でデイ3をスタートしたミークは、午前中のループステージの最後でトラブルに遭遇したが、それでも総合3位にポジションアップ。2位と17.5秒差、4位と2.8秒差で明日の最終日を迎える。また、デイ2終了時点で総合8位だったラトバラは、昨年リタイアにより走行できなかったステージで健闘。SS14ではセカンドベストタイムを記録し、総合5位と16.3秒差の総合6位でデイ3を締めくくった。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    午後のステージでクルマが止まるまで、オィットはここアルゼンチンでまたしても素晴らしい速さを見せてくれました。現在トラブルの原因を調査中ですが、ステージのスタートを前にバッテリーの電圧が下がってしまったことは分かっています。ですので、オルタネータかバッテリーに問題が起こったのではないかと疑っています。オィットが順位を下げた今、我々はクリスの表彰台フィニッシュに期待をしています。午前中の終わりに少しタイムを失ったこと以外は、彼にとって良い1日だったと思います。明日はきっと、上りの難しい山岳ステージで接戦が繰り広げられるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    朝は良いスタートを切ることができました。今日の路面は昨日と大きく異なり、とてもスムーズで所々かなり高速でした。ただし、まだ滑りやすい所もあり、グリップは安定しませんでした。午後のステージでは思いきり攻めて走ろうと楽しみにしていたのですが、最初のステージで既にバッテリーの電圧低下に気づき、2本目のステージでリタイアを余儀なくされました。もちろん、とても残念です。パフォーマンスに関しては、今やどんなラリーでも勝てるレベルにあると思いますが、やらなければならないことも残っています。明日は自分たちができることをやります。そして、まだシーズンは先が長いので、これからも攻め続けます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝は満足のいく走りができました。過去2年私はあのエリアのステージを走っておらず、一部は完全に新しいステージでしたが、楽しんで走ることができました。2回目の走行ではさらに改善できると分かっていたので、自信を持って午後の再走ステージに臨みました。最初の2本は上手くいきましたが、3本目でウォータースプラッシュを通過した際、エンジン内部に水が入ってしまいました。しかし、何とか再スタートを切ることができました。その後ミスをしたこともあり、最終的には5、6秒を失い、それが5位争いに響きました。とはいえ明日もまだ戦い続けますし、自分達がどれだけできるのか、様子を見たいと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    午前中は運転を楽しみました。良いリズムで走れ、スピードも十分にありました。そして、表彰台争いをしていたセバスチャン・オジエ選手とのタイム差を縮めることができました。しかし、SS11でウォータースプラッシュを通過した後ブレーキに問題が発生し、コーナーで大きく滑ってリヤが当たりタイヤを2本パンクさせてしまいました。そのため、直後のスーパーSSでは1本のタイヤの空気が抜けた状態で走らなければなりませんでした。午後は路面がかなり乾き、あのような路面に対するセットアップが完璧ではありませんでした。オジエ選手とのタイム差は広がりましたが、バトルはまだ続いていますし、明日は激しい戦いの1日となるでしょう。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 2h37m23.6s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +45.7s
    3 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m03.2s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1m06.0s
    5 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m012.0s
    6 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m28.3s
    7 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +3m48.4s
    8 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +12m04.5s
    9 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +14m04.3
    10 ペドロ・へラー/マルク・マルティ (フォード フィエスタ R5) +16m18.2s

    明日のステージ情報
    競技4日目最終日となる4月28日(日)のデイ4は、サービスパークの西南に広がるトラスラシエラ山脈で3本のSSが行われる。そのうち、SS16の再走ステージとなる最終のSS18「コピナ-エル・コンドル」は、トップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は53.16km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は287.07kmとなる。

    注目のステージ:SS16/18コピナーエル・コンドル全長16.43km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    エル・コンドルは、ラリー・アルゼンティーナの伝説的なステージです。昨年と同じように、今年も山を上る方向で走るため、非常に低速でテクニカルなステージとなりますが、山の頂上で待つ非常に多くの観客の前でフィニッシュを迎えるため、本当に素晴らしい雰囲気です。

  • WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 2日目レポート

    WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 2日目レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技2日目デイ2が4月26日(金)にアルゼンチンのビージャ・カルロス・パスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合8位につけた。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ2は、サービスパークが置かれるビージャ・カルロス・パスの南側に広がるカラムチタ渓谷で、3本のステージを午前と午後で各2回走り、その間にダートサーキットでスーパーSSを1本走行するというスケジュールだった。しかし、前日までの大雨の影響でSS3前後のリエゾン(移動区間)の路面が悪化。安全面に関する問題の発生を懸念した主催者はSS3をキャンセルし、その結果6本計116.07kmのSSが行われた。ステージの上空には朝から灰色の雲が広がり、数日間降り続いた強い雨によって、ステージは全体的にウェットコンディションとなった。

    前日のスーパーSSで首位に立ったタナックは、デイ2オープニングステージのSS2でもその座を堅持。その後、SS4でミークに首位の座を明け渡したが、午後のSS6とSS7で連続ベストタイムを記録し総合1位に返り咲いた。しかし、最終のSS8でドライブシャフトに問題が起こりスピン。20秒以上のタイムロスを喫したが、それでも首位と13.4秒差の総合3位につけている。

    ミークはSS2でベストタイムを、SS4でセカンドベストタイムを記録。首位に浮上しSS6までラリーをリードした。しかし、その後順位を下げ、総合3位タナックと14.7秒差の総合4位でデイ2を終えた。前日総合7位のラトバラは、SS4で総合3位にポジションアップした。しかし、SS6でタイヤの空気が抜け、最終のSS8ではスピン。その結果、総合8位で1日を終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    午前中のステージはとてもポジティブでしたが、午後の再走ステージはとても困難なものとなりました。オィットは素晴らしい速さを披露しましたが、ステージのどこかで衝撃を受けたのか、ドライブシャフトにダメージを負ってしまいました。また、クリスとヤリ-マティも、良い走りを見せてくれた後で問題に遭遇しました。今日のステージはクルマにとって非常に過酷でしたが、明日は、今日よりは易しいのではないかと予想しています。順位が上の選手とのタイム差は依然小さいですし、我々には十分なスピードがあると思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    クルマにとって非常に厳しい1日でした。日中のサービスでエンジニアと一緒になってセッティングを変更したところ、状況はかなり良くなったので、午後はより多くの自信を持って走れるようになりました。運転をとても楽しめましたし、良いタイムも出るようになりましたが、最終ステージでドライブシャフトにトラブルが起こってしまいました。それでも、サービスまで走って帰り、修理を行うことができたのは不幸中の幸いです。明日はきっと万全な状態で走れると信じていますので、全力でプッシュします。まだ先は長いので、勝負は続きます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝はとても調子が良く、走りも安定していたのでトップに近い位置につけることができました。午後は状況が厳しくなり、最初は良かったのですが、轍(わだち)が掘れたコーナーにオーバースピードで入ってしまい、タイヤがホイールのリムから外れ、空気が抜けた状態でステージをフィニッシュしました。そのため次のステージでは慎重な走りになり、最後のステージではスピンでさらにタイムを失いました。とはいえまだ2日残っていますし、このようなコンディションでは色々なことが起きると思うので、ポジティブな気持ちで戦いたいと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今日のような路面コンディションは、誰にとっても厳しかったと思います。今朝は本当に走りが楽しく感じられました。限界スピードでは走らず、路面の状態を見ながら、どこが本当に滑り易いのか考えながら走りました。ステージの多くの部分では十分なグリップが得られましたが、所々に深い泥の窪みがあり、それを予想しながら走らなければなりませんでした。午後はクルマにいくつか問題が起こって少しタイムを失いました。いずれにしても、ただ単に自分が良いペースで走れなかっただけだと思います。明日は状況が少しでも良くなり、ポディウム争いができることを期待しています。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1h11m13.9s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +11.9s
    3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +13.4
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +28.1s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +29.4s
    6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +38.2s
    7 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +41.1s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m13.6s
    9 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +1m59.2s
    10 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +6m11.1s

    明日のステージ情報
    競技3日目となる4月27日(土)のデイ3は、サービスパークを中心に7本のSSが行わる。午前中はサービスパークの西北に広がるプニラ渓谷で3本のグラベルステージを走行。その後、デイ2と同じようにサービスパーク近くのダートサーキットでスーパーSSを1本走り、午後はカラムチタ渓谷の3本のステージを再走する。7本のSSの合計距離は146.52km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は342.47kmとなる。

    注目のステージ:SS11/15クチシャ・ネバダーチャラカット 全長33.65km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    昨年より7km短くなりましたが、それでも今大会最長のステージです。前のステージを走り終えて、たった1kmでこのステージが始まるので、リセットするための十分な時間がありません。明日のステージに関しては、雨が降る中でレッキ(ステージの事前下見走行)を行ないましたが、今現在は天気が良くなり路面は乾き始めていますので、明日どのような路面コンディションになるのか、正確には分かりません。

  • WEC | トヨタ:第7戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    WEC | トヨタ:第7戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、ベルギーへの国境を越える短い移動を経て、残り2戦となったFIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの第7戦、スパ・フランコルシャン6時間レースへチーム・ワールドチャンピオン決定を目指して挑む。

    サーキットから120kmほどのドイツ・ケルンに本拠地を持つトヨタは現在、WECのチーム選手権で2位に53点差のランキング首位に立っている。

    スパ6時間レースで12点加えれば、最終戦ル・マン24時間レースを待たずして今季のチームタイトルを決定。もしくは、ランキング2位で追っているレベリオン・レーシングが表彰台を逃した瞬間にもタイトルが確定する。

    WECの2018-2019年スーパーシーズンはちょうど1年前、2018年のスパで幕を開けた。その後、TOYOTA GAZOO Racingは先月米国セブリングで行われた1000マイルレースまで、6戦中5戦で1-2フィニッシュを飾ってきた。

    チーム選手権の争いが終わりに近づいている一方、ドライバーズタイトル争いの行方はまだまだ分からない。残る2戦で獲得出来る最大ポイントは65点。前戦セブリングでの8号車の勝利後も、ドライバーズランキング首位につけるセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソのTS050 HYBRID 8号車と、ランキング2位のマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車の差はわずか15ポイントに過ぎない。

    1周7.004kmのスパ・フランコルシャン・サーキットは、WECカレンダーの中でもル・マンに次ぐ2番目の長さを誇る。そして、TOYOTA GAZOO Racingにとっては富士に続き、本拠地から近いホームレースのひとつ。そのため、多くのTMG(TOYOTA Motorsport GmbH)社員とその家族がサーキットに応援に訪れ、チームにとっての歴史的な一日を目にすることを楽しみにしている。

    チームは先日、ポール・リカール・サーキットで、全ドライバー参加による4,000kmのテストを低ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDで行い、来週のスパ、そして6月に待つ最終戦ル・マン24時間への準備を進めている。

    スパでの走行セッションは5月2日(木)、2度の90分に渡る練習走行で開始され、グリッドを決定する予選は3日(金)の午後に行われる。決勝レースへ向け決定された35台のグリッドから、4日(土)現地時間午後1:30に6時間の決勝レースのスタートが切られる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    2018-2019年WECスーパーシーズンも終盤に近づき、スパはTOYOTA GAZOO Racingにとって非常に重要な一戦となります。我々は、チームのワールドチャンピオン獲得という1つの大きな目標に近づいていますが、ライバル達やスパ・サーキットを決して軽視してはいません。ファンの皆様、友人、同僚達の前でワールドチャンピオンを獲得すべく、皆が全力を尽くし、レースに向けて万全な準備を行っています。モータースポーツは、車両とドライバーだけで成り立っているわけではありません。その裏にはチームを成功に導くべく、多くの人たちが懸命に努力をしています。TMGからほど近いスパには、普段サーキットに来られない多くの同僚達が応援に駆け付けます。グランドスタンドやパドックにも、いつものように多くの熱心なファンの方が見えるでしょう。全ての皆様へワクワクするレースをお届けしたいと思っています。

    小林可夢偉(7号車)
    スパは大好きなサーキットです。長くて高速なコースで、WECやF1で何度も走っており、よく知っています。有名なオー・ルージュ・コーナーもあり、走っていて楽しいです。オー・ルージュはGT3車両で走るととてもチャレンジングですが、TS050 HYBRIDではアクセル全開で通過します。いつ走っても何かが違い、毎周回、チャレンジしているのがスパなのです。特に予選で好タイムを出すには全てが上手く行く必要があり、とても難しいですが、それだけに上手く行ったときは格別です。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    スパはお気に入りのレースのひとつであり、再びコースに出るのが楽しみです。我々はスパで何度も勝つチャンスがありながらも、なかなか運に恵まれず、望み通りの結果が得られませんでした。我々は昨年、非常に速いレースカーを持ちながらも、ペナルティのために1周遅れでレースを始めなくてはなりませんでした。しかし我々はそこから追い上げ、勝利までもう少しでした。それだけに、今回こそはという思いはありますし、良い戦いが出来るはずです。スパでの優勝を熱望していますし、もちろんそれこそが来週末の目標です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    スパはいつ来ても素晴らしいサーキットですし、1年前に今シーズンが開幕したコースでもあります。TS050 HYBRIDで走るには最高のコースなので、本当に楽しみです。我々は今、チーム・チャンピオンを目前にしていて、これまでもチームのために良い結果を積み重ねてきましたが、スパでもそれを再現できることを願っています。そして7号車としてもセブリングでの結果から巻き返し、チャンピオンを目指して戦いたいと思っています。

    中嶋一貴(8号車)
    私自身はスパであまり良くない思い出があり、他の多くのドライバーとは違って、お気に入りのコースというわけではありません。それでもコースはチャレンジングですし、スパに戻れることは嬉しいです。例年スパはシーズン序盤の1戦だったのに、今大会はシーズン終盤ということで少し不思議な気分ですが、それはタイトル争いにおいて重要なレースという意味でもあります。とはいえ我々はいつもと同様に、トヨタの1-2フィニッシュという目標のために全力を尽くします。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    スパはいつもシーズン序盤のレースとして行われてきたので、シーズン後半にスパに向かうというのは少し違和感があります。もちろんスパでは何度か優勝するなど良い思い出があり、来週末、ライバルと良いバトルが出来ることを楽しみにしています。しかし何よりも、ル・マンでも使用する低ダウンフォース空力仕様に慣れることが重要です。スパのレースでのパフォーマンスや勝利も大切ですが、ル・マンへの準備を万端にしたいです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    スパは私にとって、1年前にトヨタでWECデビューした素晴らしい思い出の場所です。我々はその初レースで勝つことが出来ましたが、それを今回も続けるのが目標です。スパはまた、シーズン残り2戦ということでタイトル争いにおいても重要な一戦であり、また、最終戦ル・マンへ向けての大きなポイントとなります。それだけにチームはその準備のためにハードワークをこなしてきており、全員がまた完璧なレースを戦うために懸命な努力を続けています。

  • WRC | トヨタ  第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 初日レポート

    WRC | トヨタ 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 初日レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナが4月25日(木)に開幕。アルゼンチンのコルドバ近郊ビージャ・カルロス・パス市街地でスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合7位につけ、ヤリスWRCは全車が順調なスタートを切った。

    ラリー・アルゼンティーナ最初の走行となったシェイクダウンは、25日の午前中にビージャ・カルロス・パスのサービスパークから約11km離れた丘陵地帯で行われた。全長4.25kmのグラベル(未舗装路)ステージは、前日からの激しい雨によりウェットコンディションに。路面の一部はマディ(泥状)となり、非常に滑りやすい状態だった。そのシェイクダウンでは、タナックが全体のベストタイムを記録。ミークはライバルと同タイムの2番手タイムを刻み、ラトバラは8番手タイムだった。雨はその後も止まず、明日のグラベルステージもウェットコンディションとなる可能性が非常に高いため、チームにとってシェイクダウンは濡れた路面での最終セッティングを確認する良い機会になった。

    夜7時過ぎからは、ビージャ・カルロス・パスの市街地でスーパーSSが行われた。グラベルとターマック(舗装路)が交じり合った全長1.9kmのステージで、タナックが2番手タイムの選手に1.6秒差をつけるベストタイムをマーク。ミークも3番手タイムを記録するなど、シェイクダウンの良い流れを保ったまま最初のステージを走破した。

    カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
    今晩のスーパーSSで首位に立ったのは素晴らしいことですが、我々は明日からの戦いに集中しています。きっと、過去にないくらい荒れたラリー・アルゼンティーナになるでしょう。数日間に渡り多くの雨が降ったため、ステージの路面は今朝のシェイクダウンと同じように非常に悪い状態です。チームはそのような路面に合った正しいセットアップを見つけるべく努力し、ドライバーはクルマのフィーリングに満足しています。ステージのコンディションが悪くなるとクルマはダメージを受けやすくなるため、ドライバーはより注意深く戦わなければなりません。これから天気は良くなり路面は乾いていくと思いますが、少なくとも明日のステージはウエットコンディションになるでしょう。そして、1回目の走行後に路面がどれだけ変化するのか、注視したいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今晩のスーパーSSでは、多くの熱心なファンの前で走り、良いタイムが出たので素晴らしいスタートになりました。我々ドライバーは、南米のファンの皆さんの応援を本当に楽しんでいます。朝のシェイクダウンでクルマの状態は良く、最初の走行でトップタイムを出すことができました。しかし、その後何回か走るうちに路面はどんどん崩れていき、あまり良い路面コンディションではなかったので、とにかくクルマを労って走りました。アルゼンチンはいつもタフなラリーですが、今年は悪天候により、さらにスパイスが加わったと思います。数日間雨が降り続き、明日のステージは泥と水に覆われているはずですので、全選手にとって難しいスタートになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今週末は、誰にとっても大変難しいラリーになるでしょう。大量の雨により、路面は本当に軟らかくなっています。今朝のシェイクダウンでは、既に深い轍(わだち)が刻まれていました。あのような路面を走るとクルマに大きな負荷がかかるため、純粋に速さを求めるだけでなく、耐久性についても考えながら走らなければなりません。シェイクダウンではセッティングの微調整を続けましたが、最後の走行でとても良いフィーリングが得られ、荒れた路面に合ったセッティングを見つけられたと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    このラリーでは、これまで常に強さを示すことができていましたが、今週降り続いた雨により、今回はきっと難しいチャレンジになるでしょう。天気はこれから良くなっていくと思いますが、ステージの路面は非常に軟らかい状態です。砂状の路面は、水分を含むと一気に崩れて非常に深い轍ができます。明日のステージは今週火曜日にレッキ(ステージの事前下見走行)を行い、とてもハイスピードなステージでしたが、その後多くの雨が降ったので、きっと我々が走った時にはなかった水たまりが多くできているでしょう。そのため、コンディションの変化に関して良く分からないままステージに挑まなければなりません。今晩のスーパーSSでは良い走りができましたが、明日は大きなチャレンジが我々を待っています。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ1の結果
    1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 1m58.6s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1.6s
    3 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1.7s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.0s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.1s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.3s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.3s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2.9s
    9 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +3.1s
    10 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +3.5s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる4月26日(金)のデイ2は、サービスパークを中心に7本のSSが行われる。午前中はサービスパークの南側に広がるカラムチタ渓谷で3本のグラベルステージを走行。その後、サービスパーク近くのダートサーキットでスーパーSSを1本走り、日中のサービスを受けます。午後はカラムチタ渓谷の3本のグラベルステージを再走し、サービスパークへと戻る。7本のSSの合計距離は145.92km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は656.61kmとなる。

    注目のステージ:SS2/6ラス・バイヤダス-ビラ・デル・ディク 全長16.65km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    明日の朝1番に走るこのステージは、最初の本格的なグラベルステージとなるので特に重要です。レッキの際はドライコンディションでしたが、その後雨が降ったので、路面がどのような状態なのか正確には分かりません。明日の多くのステージと同じように、ドライコンディションならば非常にハイスピードなステージですが、きっと驚くような状況にもなるでしょう。

  • トヨタ、スープラ復活イベント「Supra is back to Japan Fes」を開催

    トヨタ、スープラ復活イベント「Supra is back to Japan Fes」を開催

    TOYOTA GAZOO Racingは、5月17日~19日の3日間「Supra is back to Japan Fes」を東京・お台場の「MEGA WEB(メガウェブ)」にて開催します。

    「Supra is back to Japan Fes」は“新型スープラの発売を待っていて下さったスープラファンの皆様に楽しんで頂けるイベント”として、様々なコンテンツを準備。また、メーカーを超えてスープラを盛り上げたいという想いを持った企業・団体がブースを出展する。

    今後イベント情報は順次TGRサイト(https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/fes/)やTGR SNSで公開予定。また、Twitterアカウント(@TOYOTA_GR)をフォローし、ハッシュタグ#supraisback を付けてツイートすると素敵なプレゼントが当たるキャンペーンも実施する。

    イベント名称 Supra is back to Japan Fes
    日時
    5月17日(金)
    13:00~14:00 メディア限定イベント
    15:00~ 一般公開スタート予定
    5月18日(土)
    11:00~21:00(一部のコンテンツは21時前に終了する可能性があります)
    5月19日(日)
    11:00~19:00

    ※一部車両は、21日(火) ~ 26日(日)の間、展示予定

    場所 MEGA WEB(メガウェブ) トヨタシティショウケース 1階
    東京都江東区青海1丁目3-12
    公式HP https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/fes/
    入場料 無料
    出展予定企業・
    コンテンツ
    (順不同)
    株式会社タミヤ
    株式会社タカラトミー
    トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
    eモータースポーツ(グランツーリスモSPORT)
    ワイルド・スピード(NBCユニバーサル・エンターテインメント合同会社)
    Monster Energy(D1グランプリ)
    みんカラ(株式会社カービュー)
    JBL(ハーマンインターナショナル)
    HKS(株式会社エッチ・ケー・エス)
    株式会社メイクアップ
    など
  • トヨタ、マークXの生産を12月で終了・・・50年以上の歴史に幕

    トヨタ、マークXの生産を12月で終了・・・50年以上の歴史に幕

    トヨタ自動車は4月24日(水)マークXの生産を12月で終了することを発表した。1968年に登場した前身モデル「マークⅡ」以来、50年以上の歴史に幕を下ろす。

    マークXは、1968年に前身モデルであるマークⅡとして登場以来、50年以上にわたって販売されてきたが、2019年12月をもって生産終了となる。ファミリーカーから始まったマークⅡは時代の変化を敏感に察知し、容姿も進化しながらFRセダンの中心的存在として歩んできた。

    2004年にマークXに改名以降は、さらなる高みを目指し、「美しく」そして「意のままの走り」ができるクルマとしてこれまでその名を刻み続けてきたが、いよいよその歴史に幕を閉じようとしている。

    トヨタ自動車は最後に感謝を込めて、特別仕様車を設定。マークXに特別仕様車 250S“Final Edition”ならびに250S Four“Final Edition”を設定し、4月24日に発売した。

    外装はスパッタリング塗装の18インチアルミホイールを特別装備(2WD)するとともに、ダークメッキのフロントバンパーモールを採用し、洗練された上質感を創出。外板色には、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、プレシャスブラックパール*2の全3色を設定した。

    内装には、ブラックとレッドを配色したアルカンターラ+合成皮革シート表皮と、レッドを配色したソフトレザードアトリム表皮を採用。さらに、本革巻き4本スポークステアリングホイール、シフトブーツ、インサイドドアグリップ、フロントコンソールボックスなどの随所にレッドステッチを施すことで、スポーティな印象を際立たせている。

    また、駐車時の接触や衝突の回避に貢献する「クリアランスソナー&バックソナー」を標準装備し、デザインだけでなく安全性能の充実を図った仕様としている。

    メーカー希望小売価格
    マークX 特別仕様車 250S“Final Edition” ¥3,331,800
    マークX 特別仕様車 250S Four“Final Edition” ¥3,489,480

  • WRC | トヨタ:ラリー・アルゼンティーナ&ラリー・チリ プレビュー

    WRC | トヨタ:ラリー・アルゼンティーナ&ラリー・チリ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、4月25日(木)から28日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナと、5月9日(木)から12日(日)にかけて開催される第6戦ラリー・チリの南米2連戦に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・アルゼンティーナは、南米初のWRCイベントとして1980年に始まった、とても人気のあるグラベル(未舗装路)ラリー。サービスパークは、大都市コルドバ近郊のビジャ・カルロス・パスに置かれ、その周辺に広がる様々なコンディションのグラベルステージで競技が行われる。谷間に延びる軟らかな路面の高速ステージや、石や岩が多く転がる山岳地帯の荒れた中低速ステージなど、バリエーション豊かなグラベルステージがラリー・アルゼンティーナの特徴。また、ジャンプや川渡り(ウォータースプラッシュ)も多く設定され、高地ではステージが深い霧に包まれる事も珍しくない。

    今年のラリー・アルゼンティーナは、昨年とほぼ同じエリアで競技が行われる。ラリーは25日(木)の夜、ビジャ・カルロス・パス市街地のスーパーSSでスタート。26日(金)からグラベルステージでの戦いが始まり、サービスパークの南側、サンタ・ロサ・デ・カラムチタ渓谷を中心に7本のSSが行なわれる。27日(土)はサービスパークの西北エリアを中心に7本のSSを走行。最終日の28日(日)はサービスパーク西南のトラスラシエラ山脈で3本のSSが行なわれる。そのうち、SS16の再走ステージとなるSS18「コピナ-エル・コンドル」は、トップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが加算される「パワーステージ」に指定されている。SSの数は全部で18本、計347.50km。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は1,297.56kmとなる。

    ラリー・アルゼンティーナの終了後、1週間のインターバルを置いてラリー・チリのラリーウィークが始まる。ラリー・チリは今シーズン初めてWRCの1戦に加わったグラベルラリー。大会本部やサービスパークは、チリ中南部ビオビオ州の大都市コンセプシオンの飛行場近くに置かれる。ラリー・チリは森林地帯の中速ステージが中心だが、太平洋を見渡せる開けた道もコースに含まれる。路面は全体的に平坦かつスムーズで、ラリー・アルゼンティーナとは特徴が大きく異なる。

    競技初日となる5月10日(金)は、サービスパークの南側で3本のステージを各2回走行。SS2およびその再走ステージのSS4「エル・プマ」は、大会最長となる全長30.72kmのロングステージ。そして、1日の最後にはコンセプシオンで短距離の市街地SSが行なわれる。競技2日目の11日(土)は、サービスパークの南側で3本のステージを各2回走行。最終日の12日(日)は、サービスパークの東側と南側で4本のステージを走行する。そのうち、ビオビオ河畔から太平洋沿岸に向けて走るSS13の再走ステージ、SS16「ビオビオ 2」はパワーステージに指定されている。SSの数は全部で16本、計304.81km。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は1,245.68kmとなる。

    なお、アルゼンチンとチリは「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの選手は、アルゼンチンの最終SSを走り終えたクルマでチリを戦う必要がある。シャシー、エンジン、トランスミッション(スペアも含む)はアルゼンチンと同じものを、ショックアブソーバー等のパーツは、スペアを含めてアルゼンチン用に用意したものを一部再使用する。そのためチームは、アルゼンチンとチリの2戦分を考えてパーツの準備とセットアップを行わなくてはならない。また、規則によりヨーロッパの国以外での走行テストは禁じられているため、各チームは予測に基づきクルマのセッティングを決めなくてはならず、9日(木)のシェイクダウンがチリでの最初の走行となる。選手もまた、新たにゼロの状態からペースノートを作成することになるため、他のイベント以上にイコールな条件での戦いとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    前戦のツール・ド・コルスでは、期待していたような結果を残せませんでした。しかし、次の南米2連戦に向けては十分な自信があります。アルゼンチンは、我々のドライバーを含む皆が良く知っているラリーです。オィットはアルゼンチンでとても強く、昨年は我々に優勝をもたらしてくれました。きっと、今年も十分にチャンスがあると思っているはずです。また、ヤリ-マティとクリスもアルゼンチンを得意としています。続くチリは、すべてのチームにとって未知なるラリーですが、路面は非常にスムーズなようなので、我々のクルマに合っていると思います。今後のグラベルラリーに向けて我々はポルトガルでテストを行ない、グリップとトラクション(駆動力)をさらに高めるため、サスペンションの改善に努めました。2戦連続でラリーを戦う事は、チームにとって新たなチャレンジです。2戦の間に現地でクルマを組み直すのは初めてですが、メカニックの作業があまり多くならない事を願っています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリー・アルゼンティーナは自分にとって良いフィーリングのイベントです。昨年、チーム加入後最初の勝利を収めたのはこのラリーですし、今年も同じ結果を狙っています。きっと、うまく行くだろうと期待しています。アルゼンチンのハイスピードなステージと路面コンディションは、我々のクルマに本当に合っていると思います。しかし、一部の路面は非常に荒れており、とても過酷なラリーなので、細心の注意を払って走らなければなりません。次のチリに関しては、今まで行った事すらありませんし、どうなるのか予想できません。事前に分かる事は限られていますし、現地に入ってレッキで走った時に初めて、どのようなステージなのか、その全体像が見えるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    ラリー・アルゼンティーナはWRCの中でも素晴らしいイベントのひとつです。多くの情熱に包まれ、大勢の観客が集まり、その一部は山の中でキャンプをしながらラリーカーが走って来るのを待っています。また、とても素晴らしい、美しいステージも多くあります。アルゼンチンで1番難しいのは、1本のステージを2回目に走る際、道がかなり荒れてしまう事です。一方、チリに関しては私が見たところ、それほど荒れた路面にはならなさそうです。道に石はなく、路肩もとてもクリーンだと思います。いくつかの場所は、ドライなコンディションの時のイギリスの森林ステージに似ているような気がします。今、私のモチベーションは非常に高く、これから2つのラリーを戦う事が楽しみで仕方ありません。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    アルゼンチンは自分にとって常に楽めるラリーですし、良い思い出もあります。特に2015年は初めてWRCで優勝した特別な大会でした。今季、メキシコとツール・ド・コルスではより良い結果が得られたはずなので、アルゼンチンではクリーンな走りで最高の結果を目指します。先週ポルトガルのグラベルコースで3日間テストを行ない、ラリー・アルゼンティーナに向けて良い準備ができました。これから5戦連続でグラベルイベントが続きますが、誰もが初挑戦となるラリー・チリ以外は、どれも良く知っているラリーです。チリは、現地に行ってレッキをするまでは、どのようなラリーなのか正確には知る事ができません。しかし、南米のイベントではいつも熱い応援を受けていますし、雰囲気も素晴らしいので、必ず良いラリーになるでしょう。

  • WEC | トヨタ、アロンソの後任にブレンドン・ハートレーを起用?

    WEC | トヨタ、アロンソの後任にブレンドン・ハートレーを起用?

    フェルナンド・アロンソが来期もトヨタとFIA(世界耐久選手権)に参戦する可能性は低そうであり、すでに後任としてブレンドン・ハートレーの名前が報じられている。

    トヨタは、9月に2019/20シーズンのWECがシルバーストンで開幕する際にフェルナンド・アロンソはランナップの一員ではないとの推測についてコメントを控えている。

    トヨタの広報担当は「比較的すぐに来シーズンのドライバーを発表できると思います」と Autosports に語っている。

    フェルナンド・アロンソの後任には、元トロロッソ・ホンダのF1ドライバーであり、2018年のル・マン優勝者で2度のWECチャンピオンであるブレンドン・ハートレーの名前が挙げられており、6月のル・マン24時間レースにもリザーブドライバーとして加入する可能性があると報じられている。

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンでF1を戦っていた昨年、2018/2019シーズンのWECのためにトヨタに加入したが、まだ今後の計画についてはコミットしていない。

    昨年、ル・マン24時間レースを制して、今季のWECチャンピオンを獲得する可能性が高いフェルナンド・アロンソは、今後もWECを続ける可能性について“五分五分”だと語っている。

  • トヨタ、新型ハイランダーをニューヨーク国際オートショーで世界初披露

    トヨタ、新型ハイランダーをニューヨーク国際オートショーで世界初披露

    トヨタは、ミッドサイズSUV「ハイランダー」の新型モデル(米国仕様)を4月17日から開催の米ニューヨーク国際オートショーで世界初披露する。

    新型ハイランダーは、米国において、ガソリンモデルは2019年12月、ハイブリッドモデルは2020年2月から販売を開始する予定。その後、順次、海外市場に投入していく。

    ハイランダーの初代モデルは、市街地走行や多人数乗車にも適したミッドサイズSUVとして、2000年に日本で(日本名 : クルーガー)、2001年に米国で販売を開始。それ以来、3代にわたり、走行性能や、3列シート採用をはじめとする居住性など様々な面で改良を重ね、2018年には北米・中国・豪州・ロシアを中心に世界で年間約39万台を販売し、また初代からの累計販売台数は約385万台に達するなど、3列シートSUVの主力モデルとして成長を続けている。新型モデルでは海外における販売国・地域も拡充していく予定としている。

    4代目となる新型ハイランダーにおいては、これまで好評を得てきた取り回しの良いボディサイズを維持しつつ、居住性や荷室空間を拡大。そしてエクステリアデザインはよりSUVの力強さを表現し、インテリアはより上質感のある空間へと進化させた。また、Toyota New Global Architecture(TNGA)のプラットフォームやパワートレーンの採用により、快適性や安全性を含めた基本性能、燃費性能を一段と高めている。なお、ハイランダーを生産する米インディアナ工場では、需要の高まりを受け、約6億ドルを投じて、工場全体の刷新とともに新型ハイランダーの生産能力を年間4万台追加する予定としている。

    新型ハイランダー 主なポイント
    力強く存在感のあるスタイリング
    エクステリアは、タイヤの大径化や前後トレッド・フェンダー部の拡大により、ワイド感とスタンスの良さをさらに強調し、SUVらしい力強さと洗練された上質感をあわせ持つ存在感のあるスタイリングを実現している。

    トヨタ 新型ハイランダー:力強く存在感のあるスタイリングトヨタ 新型ハイランダー②

    広くて使いやすい室内空間
    3列シートSUVとしての多様な使用環境を踏まえ、取り回しやすいサイズを維持しながらも、全長を従来比で60mm伸ばすことにより、荷室容量を大幅に拡大し、使い勝手を向上させている。また、2列目シートのスライド量を30mm拡大して3列目の居住空間を拡げ、広々とした室内空間も可能にしている。

    トヨタ 新型ハイランダー:広くて使いやすい室内空間トヨタ 新型ハイランダー:広くて使いやすい室内空間②

    ハイブリッド・4WDパワートレーンの刷新
    パワートレーンは、ガソリンモデルのV6エンジンに加えて、ハイブリッドモデルはTNGAの2.5L直列4気筒エンジンのハイブリッドシステムを新たに搭載することで、燃費を従来比で17%向上させ、クラストップの燃費を実現している。さらに、アクセル踏み込み時のレスポンスの良さや、よりスムースな加速特性を可能にしている。

    また、4WDシステムにおいては、ガソリンモデルの上級グレードに、前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する「ダイナミックトルクベクタリング機構」を新たに搭載し、コーナリングや悪路走行時においても優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮するほか、2WD走行時は後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」を全グレードに搭載している。ハイブリッドモデルに新たに搭載した4WDシステムにおいては、従来型から30%最大トルクを増加させた後輪を駆動する電気モーター、また、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御により、高い走破性と優れた操縦安定性を実現している。

    ハイブリッド・4WDパワートレーンの刷新

    最新の安全装備やマルチメディア機能
    最新型の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備し、車両や歩行者検知(昼間・夜間)・自転車検知(昼間)を行い衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示して安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」などにより、予防安全性能を高めている。また、マルチメディアにおいては、上級グレードへの12.3インチの大型スクリーンの新設定に加えて、全グレードでAndroid Auto、Apple CarPlay、Amazon Alexaなどが新たに利用可能になるなど、お客様の利便性を向上させている。

    トヨタ 新型ハイランダー:最新の安全装備やマルチメディア機能