カテゴリー: トヨタ

  • ル・マン24時間 | トヨタ、前年度の優勝チームとして公開車検に登場

    ル・マン24時間 | トヨタ、前年度の優勝チームとして公開車検に登場

    ル・マン24時間のレースウィーク幕開けとなる公開車検が、6月9日(日)と10日(月)にかけてル・マン市内、リパブリック広場の特設会場で行われた。

    公開車検日初日となった9日(日)、日中は薄曇りで過ごしやすい気候。車検が行われるリパブリック広場には多くのファンの皆様が詰めかけた。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは午後3時過ぎに車検場に登場。6名のドライバーが特設ステージに上り、昨年の優勝トロフィーと、優勝した8号車の3人の手形が押された記念プレートを前に、24時間レースへの抱負を語った。

    その後、車両とともに恒例の記念撮影。各ドライバーもサインをしたり、共に撮影したりと和やかな雰囲気で集まったファンの皆様とひと時の交流を楽しだ。

    トヨタ ル・マン24時間レース 公開車検トヨタ ル・マン24時間レース 公開車検②

    WEC 2018-2019年スーパーシーズン 第8戦 ル・マン24時間レース

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月12日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 13日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00 13日(木) 5:00 13日(木) 7:00
    6月13日(木) 予選2回目 19:00 21:00 14日(金) 2:00 14日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00 14日(金) 5:00 14日(金) 7:00
    6月15日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 16日(日)15:00 22:00 16日(日)22:00
  • WEC | トヨタ、ル・マン24時間レースの連覇に挑む

    WEC | トヨタ、ル・マン24時間レースの連覇に挑む

    TOYOTA GAZOO Racingは、記録ずくめとなったFIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの最終戦、そして最も難しいレースである、ル・マン24時間レースの連覇に挑む。

    昨年、2018-2019年スーパーシーズンの第2戦として行われたル・マン24時間レースで念願の初勝利を挙げた後、チームは現在までに7戦中6勝を挙げ、シリーズを牽引してきた。そして、来たる第87回ル・マン24時間レースを前に、チームタイトル、及びドライバータイトルの輩出を確定させている。

    シーズン最終戦は、ル・マン勝者、と共にドライバーズタイトルが決まる。昨年のル・マンウィナーであり、目下ランキング首位のTS050 HYBRID 8号車を駆るセバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、フェルナンド・アロンソの3名は、2位の7号車、マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名に対して31ポイント差をつけている。しかしながら、ル・マンで優勝すれば最大39ポイント獲得可能となる。

    昨年の8号車の3人のドライバーによるポールポジションからの勝利を受けて、トヨタにとっては、耐久レース最大のイベントであるル・マン24時間レースへ、ワークスとして21度目の挑戦で初めて、前年度のチャンピオンとして臨むこととなる。

    ル・マン24時間レースはクルマ、ドライバー、そしてチームに取って比類無き挑戦となる。そこには様々な気候の変化、疲労、そして公道を含む1周13.626kmのコースを62台もの車両が走ることによる困難さなどが待ち受けており、24時間レースならではの予測不能な要素に対し、チームが一丸となって臨まなくてはならない。

    トヨタは、2012年からハイブリッド・パワートレーンを採用したLMP1プロトタイプクラスに参戦している。最新型のTS050 HYBRIDはモータージェネレーターユニットを前後に搭載した4輪駆動で、ブレーキング時に発生するエネルギーを回生し、高出力バッテリーに貯蔵して利用するシステムにより、最高出力1000馬力を誇る。

    2019年のル・マン24時間レースは、前年のル・マンと同じシーズンの一戦であるため、低ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDには大きな変更が許されていない。しかしながら、セットアップの微調整や戦略については、1年前の勝利の後も常に改善が図られて来た。

    ル・マンレースウィークへ向けての準備は、今月2日(日)に行われた公式テストで更に進められた。2台のTS050 HYBRIDは、本戦と同じフルコースで多くの周回をこなし、8号車のブエミがベストタイムをマーク。このラップタイムは、昨年よりも最低重量が10kg追加された影響もあり、昨年のテストデーでのタイムには僅かに及ばなかった。

    ル・マンのレースウィークは、耐久レースに挑戦する精神が凝縮されたものでもあり、この週、レース車両は計約35時間にもわたる走行を行うことになる。この挑戦は、6月12日(水)の午後4時からの4時間に及ぶ練習走行で始まり、その後、午後10時から2時間の予選が開始される。

    予選は翌13日(木)に続き、午後7時と午後10時から、2度の2時間にわたるセッションが行われる。この2日間、3回の予選セッションでの総合ベストタイムでスターティンググリッドが決定される。14日(金)の走行はなく、ファンへ向けたドライバーズパレードがル・マン市街地で行われる。そして15日(土)は朝9時から始まる45分間のウォームアップ走行の後、午後3時に、翌日同時刻に振られるチェッカーフラッグへ向けて24時間の長いレースがスタートする。

    村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
    ル・マン24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racingにとって長く記録的な2018-2019年スーパーシーズンの最終戦と言うだけではなく、これまでの戦いの集大成です。我々はシーズン中、今年のル・マンのために多大な努力を重ねてきました。ル・マンではあらゆることが起こり得ます。サーキットは独特で、レースは本当に長く、天候も刻々と変わっていきます。勿論、ライバル達も軽視できません。ル・マンは誰にとっても本当に試練の場なのです。我々は強いチームスピリットを持ってトレーニングし、万全な準備をしてきました。ですので、ル・マン連覇に向けての準備は整っていると信じています。ファンの皆様にワクワクするレースをお届けしたいと思っています。

    小林 可夢偉(7号車)
    ル・マンに到着すると、誰もが何か特別なものを感じます。私はモータースポーツの世界に入って長いですが、この雰囲気と、このサーキットを走る体験にはいつも驚かされます。ル・マンは年に1度しか開催されないので、レーシングドライバーとしてのキャリアの中で勝つチャンスは限られます。我々は過去3年間に渡って勝てる車を持っていたにもかかわらずそれは叶わず、未だにル・マンでの勝利を夢で追い続けています。7号車で今年こそその夢を叶えるべく全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    ル・マンは我々にとって最大の目標となる特別なレースで、TS050 HYBRIDはこのレースを戦うために設計されています。ル・マンでこそ、TS050 HYBRIDの真の速さを実感出来ます。車に乗るたびに、次のル・マンへの日数を数えているほど、ル・マンは私の心を捉えて放しません。年に1度しか行われない、壮大で、エキサイティングなレースです。私はル・マンのスピリットを愛しており、今年のスタートが待ちきれません。今シーズン最後のレースを最高の位置で終えられることを願っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    この1年間、我々にとって最も重要なレースであるル・マンをずっと夢見て努力を続けてきました。チャレンジングで、長い歴史を持つル・マンでの勝利を誰もが望んでいます。チームに関わる全員にとって、本当に特別な体験です。ここ数年間、世界中の多くの素晴らしいサーキットを走ってきましたが、ル・マンはどれとも比べられません。そして、ル・マンだけがTS050 HYBRIDのポテンシャルをフルに発揮出来るコースです。TS050 HYBRIDでル・マンを走るのは本当に最高の体験です。

    中嶋 一貴(8号車)
    24時間レースは本当にタフで、完走するだけでも多くの困難が待ち受けており、勝つのは更に難しいです。だからこそこのル・マンというレースは特別で、我々が挑戦し続ける理由でもあります。昨年ル・マンで勝てたことはもちろん私のキャリアにとって最も重要な勝利ではありますが、それ以上に30年以上にわたって挑戦し続けてきたトヨタにとって本当に大きな勝利でした。再び勝つためには、まだまだ最大限の努力を続けて行かなくてはなりません。チームの皆と共に、私もやる気に満ちています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    長年トヨタと共に戦ってきただけに、昨年ル・マンに勝てた意義は本当に大きいです。ついに勝利を勝ち取れたときの達成感は素晴らしいものでした。そして今、我々はドライバーズタイトルに向けて少し舵を切っています。再びチャンピオンになれれば最高です。チームメイトと共に、全てを確実に、ミス無くこなしていくことに集中します。我々には勢いがあり、これまでのところは順調なので、プッシュし続けます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    ル・マンはシーズンカレンダーの中で最も厳しいレースです。昨年勝てたことは私にとってとても大きな意味がありました。初めての挑戦でしたが、夢が叶いました。特別な一日となり、夢のような瞬間でした。表彰台で、ホームストレートからピットレーンまで人が溢れているのを見た時、ハードワークが報われたとともに、チームが本当に誇らしく感じました。幸運にも、今年は初勝利というプレッシャーから解放されますので、少しはレースが楽しめるのではないかと思っています。もちろん全力で、常にチャレンジし続けます。

  • WEC | トヨタ 第8戦 ル・マン24時間レース テストデー レポート

    WEC | トヨタ 第8戦 ル・マン24時間レース テストデー レポート

    6月2日(日)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、来たる24時間レースに向けたフルコースでのテストが実施され、TOYOTA GAZOO Racingは、連覇に向け、順調に準備作業を進めた。

    例年ル・マンレースへ向けたプレイベントとして行われるこのテストは、公道を含めた1周13.626kmのサルト・サーキットをレースウィーク以外で走る唯一の機会。

    この日は8時間にわたって走行セッションが設けられ、FIA世界耐久選手権(WEC)2018ー2019年スーパーシーズンの最終戦となる一戦へ向け、非常に重要な準備のためのセッションとなった。

    セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車が、ブエミのマークした3分19秒440でこの日の最速タイムを記録。チームメイトのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、コンウェイが8号車から0.809秒遅れとなる3分20秒249で2番手タイムをマークした。

    このテストデーに記録されたTS050 HYBRIDのラップタイムは、性能調整によりTS050 HYBRIDの最低重量が10kg増加した影響もあり、昨年のテストデーでのタイムに対して僅かに後れを取ることとなった。

    晴れ渡った空と30℃に到達した気温という申し分ない天候の下で、チームは空力やハイブリッド・ブーストなど、広範囲にわたるセッティング作業を行った。チームはこの好天を活かして2台のTS050 HYBRIDの合計で220周、2998kmを走破した。

    2週間後に待つ今年のル・マン24時間レースに参加するためには、過去のル・マンの勝者であっても、このテストデーで最低3周の計時走行をこなす必要がある。TOYOTA GAZOO Racingの全てのドライバーがこの規定を満足する周回を問題なく行った。

    来季よりTOYOTA GAZOO Racingのレギュラードライバーとして加わることが発表されている、ル・マン勝者でもあるブレンドン・ハートレーも、この大会でレギュラードライバーになにかあったときのリザーブドライバーとしてこの基準を満たすべくTS050 HYBRIDで走行。彼にとっては公式なセッションで、初めてTS050 HYBRIDをドライブする機会となった。

    チームはこのままル・マンに留まり、4日(火)に1周4.14kmのブガッティ・サーキット(サルト・サーキットの一部である常設サーキット)でのシェイクダウン・テストを行う。本格的なル・マンのレースウィークは、9日(日)にドライバーと車両が参加してル・マンの市街地で行われる公開車検で幕を開ける。

    小林可夢偉(7号車)
    今日は良い1日でした。一歩一歩車両のセットアップを進め、どんどん改良されていきました。コース自体も時間が経つごとに路面にラバーが乗って良くなっていきました。問題も起きず全体的に順調な一日でした。もちろん、今日のラップタイムで全てを結論づけてしまうのは早すぎます。まだ始まったばかりで、コースもこれから更に変化していくでしょう。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    今朝、最初の周回に出た時、いよいよル・マンという大イベントが始まることを感じました。最初コース路面は埃っぽかったのですが、徐々に良くなっていきました。レースウィークへ向けた準備のためにTS050 HYBRIDに様々な変更を行い、感触はとても良いです。そしてもう一つ重要なのはコース上に現れるほかの車両をかわすためにリズムをつかむことです。今年は62台もの車両が出場するので、いかにタイムをロスせずかわせるかが重要になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ル・マンに戻ってこられてとても嬉しいです。TS050 HYBRIDをここでドライブするのは本当に楽しいです。まだ本番の決勝レースまで2週間近くあるにもかかわらず、既にル・マンならではの素晴らしい雰囲気を味わっています。それはシーズンを通して待ち続けていたものでもあります。今日の我々の作業自体は順調でした。2台共にスピードもあり、自信を持ってレースウィークへ向け更なる準備を進めます。

    中嶋一貴(8号車)
    とても暑い一日でしたが、ル・マンに戻ってこられたのは嬉しいですし、TS050 HYBRIDの運転を楽しみました。今日の主な目的は、周回をこなしてTS050 HYBRIDとサルト・サーキットの感覚を取り戻すことと、様々なタイヤの仕様チェックでした。レースウィークも同じコンディションになるかどうかはわかりませんが、今のところは周回毎に学んでいるところで、何も問題なく順調に進んでいます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    良いテストデーでした。我々は多くの周回を走行することが出来ました。TS050 HYBRIDの仕様は昨年と同じなので、特に問題も無くテストは順調に進みました。多くのデータを収集することが出来たので、来週のレースウィークで可能な限りパフォーマンスを向上させるために作業を続けます。今日は昨年よりもとても暑い一日となり、このようなコンディションでの車両について学べたことも良かったです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    2台のTS050 HYBRID それぞれが、100周以上、1000km以上を走破出来、良い一日でした。チームに多くの良い情報をもたらしてくれましたし、有意義なテストとなりました。昨年のル・マン以来の走行でしたが、全てが予定通りに進み、満足しています。

    ブレンドン・ハートレー
    この素晴らしいサーキットを、4輪駆動1000馬力のハイブリッド・レーシングカーで走ることが出来て、最高の気分です。ちょっと残念だったのは、それは僅か3周で終わり、ピットに呼び戻されてしまったことです。もちろん予定通りで、分かっていたことですが。このコースでのTS050 HYBRIDによる走行は本当に楽しかったです。またドライブできる日が待ちきれません。

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    108 3:19.440
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    112 3:20.249
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    77 3:21.323
    4 11 ミカエル・アレシン
    ヴィタリー・ペトロフ
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    61 3:22.061
    5 3 ナタナエル・ベルトン
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    84 3:22.194
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    70 3:22.199
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    31 3;25.211
    8 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    47 3:26.991
  • WRC | 第7戦 ラリー・ポルトガル:トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    WRC | 第7戦 ラリー・ポルトガル:トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第7戦 ラリー・ポルトガルの競技最終日となるデイ3が6月2日(日)に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝した。前日のデイリタイアから、ラリー2規定に基づき再出走を果たしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合7位で完走した。なお、総合2位につけていたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、最終ステージでリタイアとなり、完走を逃した。

    ラリー・ポルトガルの最終日デイ3は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東北エリアで5本、計51.77kmのステージがドライコンディションのグラベル(未舗装路)路面で行なわれた。タナックは、総合2位のミークに対し4.3秒のリードを持ってデイ3をスタートしたが、オープニングのSS16でミークがベストタイムを記録したことにより、差は2.4秒に縮まった。しかし、続くSS17、SS18で連続ベストタイムを刻み、リードを8.1秒に拡大。その後2本の3番手タイムでリードを最後まで守り抜き、今シーズン3勝目を飾った。また、ボーナスポイントがかかる最終のパワーステージで3番手タイムとなったことで、ボーナスの3ポイントを獲得。その結果、ドライバー/コ・ドライバー選手権における首位との差は、僅か2ポイントに縮まった。

    デイ2でのサスペンショントラブルによるデイリタイア後、ラリー2規定により総合11位で再出走を果たしたラトバラは、落ち着いた走りで順位を上げ、総合7位でフィニッシュ。貴重な選手権ポイントを獲得した。なお、ミークはSS16でベストタイムを記録し、続く2本のSSではタナックに次ぐ2番手タイムで、総合3位の選手に対するリードを10秒に広げた。しかし、SS19でスピンを喫して総合3位に順位を下げ、さらに最終ステージのSS20ではスタート後すぐ、コーナーのイン側にあった切り株に当たってクルマにダメージを負い、残念ながら完走を果たすことができなかった。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オィットとチームにとって、今回もまた素晴らしい勝利となりました。金曜日は不利な2番手スタートだったにも関わらずトップに立ち、難しいコンディションを上手く切り抜けるなど、ラリーを力強く戦い抜きました。オィットとマルティンは、本当に良くやってくれたと思います。また、他の2台も速く、週末を通して我々のパフォーマンスは十分高かったと思います。残念ながらヤリ-マティは昨日トラブルに見舞われ、クリスは今日小さなミスで大きな代償を払うことになりました。とはいえ、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権、そしてマニュファクチャラー選手権に関しては、依然良い方向に向かっていますので、この後のラリーも自信を持って戦い続けます。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    表彰台の1番高い場所に立ち、とても良い気分でした。今週末は本当に長くタフな戦いが続き、これまででもっとも苦労して手に入れた勝利だと断言できます。金曜日は、不利な出走順であったにも関わらず、高いパフォーマンスを発揮しました。土曜日はかなり厳しい戦いを強いられましたが、今日は速さが十分あり、全てが上手く行きました。最初のステージは大量のダストで視界が非常に悪かったため、少し慎重に走りました。しかし、その後はマージンをとりながらも攻め、差を大きく拡げることができました。選手権争いはかなり接戦ですが、次戦サルディニアでは、良い出走順でラリーに臨めると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝は再出走することができたので、トップ10に入りポイントを獲得することを目標に走りました。パワーステージでは、前を走っていたクルマが道を塞ぎレッドフラッグが出たので、ベストタイムを狙えませんでした。しかし、総合7位に順位が上がり、貴重なポイントを獲得できたのは、特にチームにとって良かったと思います。昨日は本当に速く、良い走りができていたので、個人的には満足できない結果ですが、自分達にスピードがあり、クルマも速かったという事実が何よりも重要です。次のラリーでは、ポジティブに戦えると信じていますので、とても楽しみです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝は総合3位の選手との差を拡げることに成功し、良いスタートを切りました。その差を保ち続けようとしたのですが、最後から2番目のステージでスピンをして遅れてしまいました。最終のパワーステージで得られるボーナスポイントは、自分にとってそれほど重要ではなかったので、無理をしてまで狙うつもりはありませんでした。しかし、右コーナー内側の草の中に木の切り株が隠れていたのを見落とし、自分のペースノートに記していなかったため、それに当たってタイヤが外側に開いてしまいました。完全に自分のミスですし、それまでは非常に力強くラリーを戦えていたので、チームに申し訳なく思います。ただし、自分にとっては今までで1番、クルマのポテンシャルを引き出せたラリーでしたので、気持ちを切り替え、今週末の戦いをポジティブに捉えたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h20m22.8s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +15.9s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +57.1 s
    4 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2m41.5s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +7m08.3s
    6 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +10m34.2s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +11m28.2s
    8 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +11m41.9s
    9 ピエール-ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ (シュコダ ファビア R5) +12m46.3s
    10 エミル・ベルグヴィスト/パトリック・バース (フォード フィエスタ R5) +14m28.4s
    R クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、6月13日(木)から16日(日)にかけて開催される、第8戦ラリー・イタリア サルディニアです。地中海に浮かぶサルディニア島の北部を舞台とするこのイベントは、中高速のステージが続くグラベルラリー。全体的に道幅が狭く、すぐ近くに木々や大きな岩が迫る非常にトリッキーなステージが多いため、精度の高いハンドリングとドライビングが求められる。路面は目が細かい砂に覆われているが、多くのラリーカーが走ると下から硬質な路面や石が露出し、パンクの危険性が高くなる。また、気温もかなり上昇するため、ラリーカー、タイヤ、そして選手にとって非常に過酷なラリーだといえる。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・ポルトガル 2日目 … タナックが首位を堅持

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・ポルトガル 2日目 … タナックが首位を堅持

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第7戦 ラリー・ポルトガルの競技2日目となるデイ2が6月1日(土)に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を守った。デイ1総合3位のクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、総合2位に上がったが、総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、サスペンショントラブルでデイリタイアとなり、総合11位に順位を下げた。

    ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東北エリアで3本のステージを各2回走行、その合計距離は160.70kmと、3日間で最長の1日だった。前日に続き快晴に恵まれ気温も上昇。路面はドライコンデイションとなった。デイ1で総合2位のラトバラに17.3秒差をつけて首位に立ったタナックは、デイ2オープニングのSS8でブレーキシステムに問題が発生し、遅れをとった。しかし、リエゾン(移動区間)で応急処置を行ない、自力で問題を解決して走行を続けた。午後1本目のSS11ではベストタイムを刻み好調を保ったが、デイ2最後のSS13でサスペンションに不具合が発生。しかし、タナックは遅れを最小限に留め、首位の座を守り切った。

    デイ1で総合3位につけたミークは、デイ2最初のSS8でベストタイムを記録。午後は3ステージ連続でセカンドベストタイムを刻むなど、1日を通して安定した速さを示した。SS12ではラトバラを抜いて総合2位に浮上し、今季初表彰台に大きく近づいた。ラトバラは、午前中のステージで2本のベストタイムを記録し、首位タナックとの差を一時5.1秒まで縮めた。しかし、午後のステージでサスペンションに問題を抱えて大きく遅れ、最終ステージを前に走行を断念。デイリタイアとなったが、総合では11位につけており、明日のデイ3にはラリー2規定に基づき再出走する。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    信じられないくらい難しく、色々なことが起きた1日でした。それでも依然ワンツー体制を維持しており、最終日に向けてチームはいい位置につけています。ヤリ-マティは午前中とても速く、彼が良い結果を渇望しているのを知っていたので、本当に残念です。オットもまた同様の問題に遭遇しましたが、彼の場合は幸運にも1日の終わりに近かったので、あまり大きな影響を受けませんでした。彼らのクルマに起きた問題について、これから慎重に調査を進めて原因を究明し、次のサルディニアに向けて再発防止に努めます。現状、ライバルとのタイム差はあまり大きくないですが、我々のドライバーは自信を持っていますし、最後まで戦い続けることを楽しみにしているようです。戦いは、明日もまだ続きます。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    本当に大変な1日でした。最初のステージでブレーキに問題が起きたので、リエゾンで一生懸命修理に取り組み、ロングステージでは何とか普通に走れるようになりました。そして、日中のサービスではチームが完璧な状態に直してくれました。午後のステージは今回のラリーでもっとも難易度が高く、多くの石がそこら中に転がる、非常に荒れた路面コンディションだったので、クルマに大きな負担がかかりました。残念ながら最後のステージで問題を抱えてしまいましたが、最後まで走り切れたのは不幸中の幸いです。我々は依然ラリーをリードしていますが、油断はできません。日曜日は勝負がほぼ決まり退屈に感じることもあるのですが、今回に関しては最後まで攻め続けなければなりませんし、そのようなバトルをするのが楽しみです。我々のクルマには速さと、勝つ力が備わっていると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    午前中のステージはハードタイヤを2本使いましたが、その効果は非常に大きく、思い切り攻めることができました。自分の速さに満足でき、クルマのフィーリングが良かったので、リズムを感じながら楽しく走れました。しかし、午後の1本目のステージでクルマのフロントに違和感を覚え、何か問題が起きたと理解しました。自力で応急処置を試み走り続けたのですが、道がとても荒れていたため、最終的には壊れてしまいました。ポディウムを狙える位置につけていたので、とてもフラストレーションを感じます。ただし、少なくとも速さはあったので、それはモチベーションの原動力になりますし、これからも戦い続けます。明日は、少しでもポイントを得られるように、全力を尽くして走ります。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今日は自分にとって本当に良い日でした。おそらく、このクルマで走った中では最良の日だったと思います。今朝は運転がとても楽しく、昨日よりもはるかに良いリズムで走れました。これまで、同じステージを2回目に走る際は苦戦しましたが、今日の午後はとても良いペースで走れたので、それについても満足しています。順位を守るため思い切り攻めなくてはならない状況だったので、全力で走りました。ヤリ-マティはとても好調だったので、あのようなことになってしまったのは本当に残念です。今回は、特にクルマにとって非常に過酷なラリーだと思います。気温は高く、路面は乾き、2回目の走行時はこれまで見たことがないくらい酷く荒れ、最悪ともいえるコンディションでした。オットと私が、このままワンツーフィニッシュすることがチームにとって重要なので、明日も全力で戦います。

    ラリー・ポルトガル デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h47m23.1s
    2 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4.3s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +9.2s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +21.0 s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1m37.5s
    6 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2m02.7s
    7 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +6m10.4s
    8 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +8m33.8s
    9 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +9m35.3s
    10 ピエール-ルイス・ルーベ/ヴィンセント・ランデ (シュコダ ファビア R5) +10m04.8s
    11 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +10m52.5s

    明日のステージ情報
    競技3日目最終日となる6月3日(日)のデイ3は、サービスパークの東北エリアで5本のグラベルステージが行なわれる。そのうち、SS17の再走ステージであるSS20「ファフェ2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は51.77km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は276.39kmとなる。

    注目のステージ
    SS17/20 ファフェ 全長11.18km

    ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
    ファフェは、ラリー・ポルトガルの象徴ともいえるステージです。路面のコンディションは良く、それほどパンクのリスクを負うことなく走れます。途中、ふたつのジャンプがありますが、最後のジャンプはとても有名で人気があります。直前できちんとブレーキを踏んで減速する必要があり、もしフラットアウトで行ったら、それこそ本当に飛んでしまいます! また、ラリーの最後を飾るパワーステージとしても、非常に良いステージだと思います。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・ポルトガル 初日レポート

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・ポルトガルの競技初日となるデイ1が5月31日(金)に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合2位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が総合3位につけ、ヤリスWRCがトップ3を占めた。

    昨晩、古都コインブラで行なわれたセレモニアルスタートで開幕したラリー・ポルトガルは、サービスパークが置かれるマトジニョスの南側エリア、アルガニルの周辺で3本のグラベルステージを各2回走行。1日の最後にはロウサダのラリークロスサーキットで1本のスーパーSSを走り、計7本94.50kmのステージが行なわれた。アルガニル周辺のステージは2001年大会以来の走行となり、マニュファクチャラーチームの全ドライバーにとって、初めて走るステージだった。アルガニルの上空には朝から青空が広がり、ステージコンディションはドライ。そのため、道の表面は「ルーズグラベル」に覆われて滑りやすくなり、出走順が早い選手に不利な走行条件となった。

    しかし、出走順が2番手と前方だったタナックはSS1で、ドライバー選手権の上位を争うライバル達よりも10秒以上速い2番手タイムを記録。SS2と3では連続でベストタイムをマークし、首位に立った。午後に入り路面コンディションが悪化しても安定したタイムで走り続け、首位の座を堅持。総合2位のラトバラに17.3秒差をつけ、首位でデイ1を締めくくった。

    ラトバラは、SS2で2番手タイムを刻み総合3位に。SS3では3番手タイムで、首位タナックに続く総合2位に順位を上げた。その後ラトバラは順位を守り、総合2位でデイ2を走り切った。また、ミークは午前中のステージでじわじわと順位を上げ、SS3で総合3位に浮上。SS5でひとつポジションを落とすも、SS6で挽回し、ラトバラと5.5秒差の総合3位で1日を終え、ヤリスWRCのトップ3独占に貢献した。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々チームにとって素晴らしい1日でしたが、決して簡単だった訳ではありません。むしろ、予想よりも厳しい1日だったと思います。コンディションは過酷で、多くの選手がトラブルに見舞われました。それでも、ここまで上手く行っています。クルマのパフォーマンスは高く、ドライバーは自信を持って走り、この難しいコンディションにとても上手く対応しています。しかしまだ先は長く、明日は長いステージが控えているので、皆にとって非常に困難な1日になるでしょう。確かに我々は好位置につけていますが、ライバルとの差はあまり大きくないので、この戦いに勝つためにはトップの座を守り続けなければなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    大変厳しい1日でした。とても暑く、ステージは非常に難しいコンディションでしたが、1日を通してクリーンな走りができたと思います。クルマのフィーリングは素晴らしく、自信を持てたので、攻めの走りができました。明日からのステージを有利な出走順で走りたいと思っていたのですが、その目標は達成できました。そういう意味では、今日はすべて上手く行ったので喜ぶべきでしょう。チームとしても非常に良いポジションにつけていますが、ラリーはほんの一部が終わったに過ぎず、ゴールはまだ先です。明日のステージは、レッキで走った時点でもかなり荒れていたので、きっとタフな1日になるでしょう。集中力を高めて臨まなければなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    全体的には良い1日でした。クルマの調子はとても良く、楽しんでドライブできました。今朝は自分の運転に満足することができ、午後もスピードは十分にありました。ただし、ポルトガル北部のラリーでは今まで体験したことがないくらい気温が高かったこともあり、タイヤの摩耗に悩まされました。きっと、自分のアグレッシブなドライビングスタイルも摩耗に影響したと思います。明日はもう少し楽に摩耗をコントロールできるように、今晩対策を考えるつもりです。現在のこの良い順位を、何とか守らなければなりません。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    チームにとって素晴らしい1日になりましたが、今日は気温が非常に高く苦労しました。午前中はインターコムに問題が生じ、あるSSでコ・ドライバーのセブが読み上げるペースノートの情報が聞こえなくなってしまいました。しかし、セブは手で指示をしてくれたので、それに従って走りました。午後も小さな問題が生じましたが、それでも総合3位という結果には満足しています。すぐ後方には速いライバルが迫っていますが、今晩のサービスでクルマのコンディションを整え、明日も全力で戦いに臨みます。

    ラリー・ポルトガル デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 1h03m26.7s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +17.3s
    3 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +22.8s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +24.2s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +25.8s
    6 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +1m15.7s
    7 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +1m22.1s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1m23.7s
    9 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +3m45.2s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +3m49.3s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる6月1日(土)のデイ2は、サービスパークの東北に広がるカブレイラ山脈で3本のステージを各2回走行します。そのうち、SS10とその再送ステージであるSS13「アマランテ」は、全長37.60kmと今大会最長のステージです。6本のSSの合計距離は160.70km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は622.86kmとなります。

    注目のステージ
    SS10/13 アマランテ 全長37.60km

    ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
    アマランテは非常に難易度が高いステージです。5つのパートに分かれていて、グラベルと短い舗装路を交互に走ります。選手にも、クルマにも、タイヤにも厳しいステージですが、挑戦し甲斐があり私は気に入っています。暑い中、連続するステージの最後でこのような長いSSを走行するのは、本当に大変です。

  • WEC | トヨタ、トーマス・ローランをテスト兼リザーブドライバーに起用

    WEC | トヨタ、トーマス・ローランをテスト兼リザーブドライバーに起用

    TOYOTA GAZOO Racingは、2019-2020年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)におけるテスト兼リザーブドライバーとして、トーマス・ローランが加わることを発表した。

    21歳のトーマス・ローランは、まだ10代だった2017年にル・マン24時間レースの2位表彰台に上るなど、耐久レースの世界において既に若き期待のドライバーとしてその名を知られている。そして彼は同年12月にバーレーンで行われたルーキーテストで初めてTS050 HYBRIDをドライブし、その才能を印象づけた。

    トーマス・ローランはまた今シーズン、WECの最高峰LMP1クラスに初参戦し2018年のシルバーストン6時間レースで勝利を飾っており、現時点でドライバーズ選手権の3位につけている。

    トーマス・ローランは今季のWEC最終戦となる来月のル・マン24時間レースをもって現在のレベリオン・レーシングとの契約を終える。その後すぐにローランはTOYOTA GAZOO Racingのチームメンバーとして、来シーズンの世界タイトル防衛へ向けた準備のプレシーズンテストに加わることとなる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム 代表)
    トーマス・ローランが TOYOTA GAZOO Racing に加わってくれることを歓迎します。彼はとても速く、かつ堅実なドライバーです。彼の若さを考えると非常に印象的です。今までローランが示してきたパフォーマンスから見て、彼は今後も成長を続け、耐久レースにおける本当のスターになるであろうことを確信しています。チームの全員が彼のさらなる成長を楽しみにしています。

    トーマス・ローラン
    私のレーシングドライバーとしてのキャリアの中で、初めてのワークスチームであるTOYOTA GAZOO Racingの一員となれることを誇りに思います。この機会を与えてくれた全ての人に感謝します。まずは今所属しているチームでの最後となるル・マン24時間レースを全力で戦うことに集中したいと思っていますが、チャンピオンチームの一員としてTS050 HYBRIDを再びドライブするのが本当に楽しみです。

    トーマス・ローラン 経歴
    国籍:フランス
    生年月日:1998年4月5日 ラ・ロシュ・シュル・ヨン, フランス
    身長:180cm
    体重:70kg

    レースキャリア
    2013:
    フランスカート選手権KZ125ロングコース(セドリック・スポーツ):1位

    2014:
    フランスカート選手権KZ125ロングコース(セドリック・スポーツ):1位

    2015:
    フランスカート選手権KZ125ロングコース(セドリック・スポーツ):1位
    カート世界選手権KZ2(セドリック・スポーツ):1位
    2015-2016アジアン・ル・マン・シリーズ(DCレーシング):3位(3勝)

    2016:
    ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(YMR):LMP3クラス8位(1勝)
    ロード・トゥ・ル・マン(DCレーシング):LMP3クラス1位
    2016-2017アジアン・ル・マン・シリーズ(ジャッキー・チェン・DCレーシング):10位(1勝)

    2017:
    世界耐久選手権(ジャッキー・チェン・DCレーシング):LMP2クラス2位(3勝)
    ル・マン24時間レース(ジャッキー・チェン・DCレーシング):総合2位(LMP2クラス優勝)
    WECバーレーン・ルーキーテスト(TOYOTA GAZOO Racing)

    2017-2018:
    アジアン・ル・マン・シリーズ(ジャッキー・チェン・DCレーシング):1位(3勝)

    2018-2019:
    世界耐久選手権(レベリオン・レーシング)

    2018
    ル・マン24時間レース(レベリオン・レーシング):3位

  • WRC | トヨタ ラリー・ポルトガル&ラリー・イタリア プレビュー

    WRC | トヨタ ラリー・ポルトガル&ラリー・イタリア プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、5月30日(木)から6月2日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・ポルトガルと、6月13日(木)から16日(日)にかけて開催される第8戦ラリー・イタリア サルディニアの南ヨーロッパ グラベルラリー2連戦に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    2019年のWRCは、第5戦ラリー・アルゼンティーナ、第6戦ラリー・チリと、2戦連続で南米のグラベル(未舗装)ラリーが続いた。そして戦いの舞台は移り、ヨーロッパでの今シーズン最初のグラベルラリーとなるラリー・ポルトガルと、ラリー・イタリア サルディニアが、1週間のインターバルを置いて開催される。

    第7戦ラリー・ポルトガルは、昨年と変わらずポルトガル北部ポルトの近郊、マトジニョスのサービスパークを中心に行われる。テクニカルなセクションを含む中高速のステージが多く、道の表面は「ルーズグラベル」と呼ばれる、目の細かな砂利や砂に覆われている。そのため、出走順が早い選手は滑りやすいルーズグラベルが多い状態の路面を走らなければならず、タイヤのグリップが十分に得られない。また、土質が軟らかい路面も多いため、ステージを2回目に走行する際は下から硬い石が現れ、深い轍(わだち)も刻まれる。

    ラリーはサービスパーク南側の古都コインブラでのセレモニアルスタートで木曜日に開幕。金曜日から競技が始まり、2001年の大会以来久々に、アルガニルの周辺でSSが行なわれる。3本のステージを日中のサービスを挟むことなく各2回走行し、1日の終わりにはロウサダのラリークロスサーキットでスーパーSSが行なわれる。土曜日は多くの選手にとって馴染みのあるエリアで、3本のステージを各2回走行。その中には、カブレイラ山脈の風光明媚なステージも含まれる。最終日の日曜日は5本のステージを走行。そのうちSS17/20ファフェは、大勢の観客が集まるビッグジャンプで有名な、ラリー・ポルトガルの名物ステージ。全20本のSSの合計距離は306.97km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,433.15kmとなる。

    続く第8戦ラリー・イタリア サルディニアは、地中海に浮かぶイタリアのサルディニア島北部、アルゲーロにサービスパークが置かれる。ラリー全体の構成は昨年と非常に似ており、島北部のグラベルロードを走行する。全体的に道幅の狭い中高速ステージが中心で、路面の多くは目が細かい砂に覆われている。しかし、多くのクルマが走ると表面の砂が掃け、下から硬質な路面や石が現れる。また、同じステージを2回目に走行する際には、深い轍ができるステージもある。道の両側には木々が迫り、大きな石や岩もあるため精度の高いドライビングが求められる。さらに、天候次第では気温がかなり上昇することも多く、クルマにとって非常に厳しいラリーだといえる。

    ラリーは木曜日の晩、アルゲーロ近郊のモトクロスサーキットでスーパーSSが行われ、戦いの火蓋が切られる。金曜日はサービスパークの東北エリアで4本のステージを各2回走行。土曜日は東側で3本のステージを各2回走る。そのうち、SS11/12モンテ・レルノは「ミッキージャンプ」というニックネームで呼ばれる大きなジャンプが有名な、人気ステージ。最終日となる日曜日は、アルゲーロの北側にある美しい海岸地帯で2本のステージを各2回走行。全19本のSSの合計距離は310.52km、リエゾンも含めた総走行距離は1,383.64kmとなる。

    1週間のインターバルを置いて開催されたラリー・アルゼンティーナとラリー・チリと同様、ラリー・ポルトガルとラリー・イタリア サルディニアも「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの選手は、ポルトガルの最終SSを走り終えたクルマでサルディニアを戦わなくてはならない。シャシー、エンジン、トランスミッション(スペアも含む)は、ポルトガルで使ったものをサルディニアで再使用するため、2戦を考えたマネージメントが求められる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    スムーズな路面のチリで良い結果を得ましたが、次の2戦、特に第8戦サルディニアは荒れた路面での戦いとなります。その時々のコンディションによっても違いますが、通常ポルトガルの路面はそれほど悪くなく、むしろハイスピードで良い状態で走れることの方が多いラリーです。金曜日はアルガニルの周辺でステージが行なわれますが、あの辺りは私が優勝した2001年を最後に使われていなかったので、ドライバーにとっては初めて走るステージとなります。ラリーのオーガナイザーはいろいろなタイプの道を使えるので、選手たちは挑み甲斐があります。我々は、荒れた路面でのクルマの性能改善に一生懸命取り組んできました。そして、数日前にポルトガル北部で充実した内容のテストを実施し、来たるべきイベントに向けて良い準備ができました。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    次の2戦はどちらも好きなラリーですし、自分にとって特別な意味を持つイベントです。ポルトガルは初めて出場したWRCイベントであり、サルディニアは初めてポディウムに上がり、初めて優勝を果たしたラリーでもあります。いずれも非常に高速なステージが含まれますが、それだけでなく、昨年我々が体験したようなとても荒れたステージもあります。チームは一生懸命仕事に取り組んできたので、準備は万端だと信じています。チリでの優勝は非常に重要な意味を持ち、タイトル争いの最前線に戻ることができました。次の2戦で多くのポイントを獲得するため、高い集中力を維持して戦いに臨みます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    ポルトガルのステージはいつも、アルゼンチンの砂が多い道を思い出させます。とはいえ、路面はアルゼンチンほど荒れていません。今年は金曜日に、1980~90年代に人気のあったアルガニルのエリアを走行します。あの辺りは根石が埋まっているような道が多く、タイヤに厳しいのが特徴です。一方、サルディニアの道はベースとなる部分が硬く、道幅は狭く、両脇に転がる多くの石を避けて走らなければなりません。先週末のテストはとても上手く行き、荒れたコンディションでクルマはさらに進化したと思います。我々には強くて速いクルマがありますので、これからの2戦がとても楽しみですし、自信もあります。久々に表彰台に復帰できることを期待しています。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    ラリー・ポルトガルをとても楽しみにしています。良く知っているイベントですし、2016年には優勝し、その後も2年連続でラリーをリードするなど、常に強さを示してきました。一方、サルディニアはここ数年はあまり出場していませんでしたが、昔からそれなりに知っているラリーです。今季、ここ数戦は、フラストレーションが溜まるイベントが続きました。表彰台に立てるだけの速さはありましたので、その速さを良い結果に繋げることに集中しなければなりません。今週月曜日に行なったテストは良い内容でした。少しでもクルマを良くしようと力を尽くしてきたので、それがこれからの数戦で結実することを願っています。

  • トヨタ、新型スープラの販売を開始

    トヨタ、新型スープラの販売を開始

    トヨタ自動車は、新型スープラを、5月17日より、全国のトヨタ車両販売店を通じて発売した。

    なお、外板色“マットストームグレーメタリック”の「RZ」において、本年度生産分24台の商談申し込みを、5月17日(金)13:00から6月14日(金)までの約1ヶ月間、Web限定で受け付ける。商談順は、抽選の上、新型スープラが参戦する第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース決勝当日(6月22日~23日)に発表する。

    新型スープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初となるグローバルモデル。2007年にドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースに初めて参戦してから現在まで、モータースポーツを通じて人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。これまでの取り組みでTOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、お客様に心から走りを楽しんでもらえるクルマ「GR Supra」として新たに誕生した。

    今回、新型スープラは、BMW社との包括提携による初の商品であり、マグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で生産している。海路にて運ばれた後、トヨタ自動車元町工場を経由し、日本中のお客様に届けられる。

    5代目となる新型車は、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型車でもこの2つを継承した。加えて今回は、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。

    【販売概要】
    取扱販売店: 全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店、ならびに トヨタモビリティ東京株式会社

    【生産工場】
    マグナ・シュタイヤー社 グラーツ工場(オーストリア)
    (Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG Graz Plant)

    【メーカー希望小売価格】
    SZ 4,900,000円
    SZ-R 5,900,000円
    RZ 6,900,000円

    【車両概要】
    1.ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージ
    トヨタ・スープラトヨタ・スープラトヨタ・スープラ
    ▼ 卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求
    ・ ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmを実現
    ・ ホイールベースとトレッドの比は1.55。他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成し、優れた回頭性に寄与
    ・ 重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現
    ▼ コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる 50:50の配分を達成

    2.スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かしたデザイン
    <デザインコンセプト>
    Condensed Extreme L6 FR “TOYOTA” Sports」
    トヨタ・スープラ
    <外形デザイン>
    スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトが持つ特長を十分に活かす、TOYOTA スポーツのフラッグシップモデルにふさわしいスポーツスタイルを提案
    ・ ショートホイールベースと大径タイヤにより、タイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ
    ・ 2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス
    ・ 直6FRロングノーズ・ショートキャビンシルエット

    ▼ 理想的な位置に配置されたエンジンを内包するボディの凝縮感ある基本立体は、エアロダイナミクスの中でもリフト(揚力)の発生を抑えることに特化した形状に造形されており、フロント・リヤの空力バランス、重量バランス共に、スポーツカーとしての最適化を追求

    ▼ 空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用や、ヘッドランプの位置を車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法など、2000GT、先代スープラ等からのTOYOTAスポーツヘリテージを継承

    <室内デザイン>
    トヨタ・スープラ
    ▼ ハイスピード時の見晴らし性や車両の姿勢変化のつかみやすさを考慮した、上下に薄く水平に軸の通ったインストルメントパネル基本形状
    ▼ ドライバー正面に集中配置された、スポーツドライブに必要な視認・操作系のエレメント(メーター、ヘッドアップディスプレイ、パドルスイッチ、ステアリングスイッチなど)をタイトに包括しドアトリム、コンソールのニーパッドまで繋げる事でドライバーをコンパクトに包み込む新しいコクピット様式
    ▼ タコメーター、シフトインジケーター等スポーツ走行時に必要な情報をセンターに集約し、小径ステアリング越しに自然にフォーカスできるメーターレイアウト (8.8インチ高精細カラーモニター採用)
    ▼ 腰部を中心に身体を保持するホールド性にこだわったハイバック構成のシート等、室内デザイナーの実体験に基づいたサーキット由来の理由ある、こだわりの形状

     <内外装色>
    ▼ ボディ表面の質感や陰影にもこだわり、造形のもつ迫力を一層強調したカラーバリエーション
    ・ スポーティで鮮やかなライトニングイエロー、造形の持つ力強さを引き立たせる新規開発色マットストームグレーメタリックといったオプション設定色2色を含む全8色の外板色
    ▼ 素材や配色で運転における機能性を追求した、ドライバーズオリエンテッドを強調する室内配色
    ・ スポーティで上質な赤色でドライバーを囲い、新しいコクピット様式を強調するイグニッションレッドと、素材感のコントラストで引き締まった空間を演出するブラックの内装色2色を設定

    3.走りを支える技術と世界の道で鍛えた運動性能
    ▼ 高次元の走りを実現する高剛性ボディ
    トヨタ・スープラ
    ・ 走りを最優先に、太くストレートに通した骨格に加え、アルミニウムと鉄を適材適所に用いた骨格構造や、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したLEXUS LFAをも上回っています

    ▼ 伝統を継承する直6ターボエンジンと、スポーティドライブを気軽に楽しむ直4ターボエンジン
    ・ 歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0ℓツインスクロールターボエンジンを搭載。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1,600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わえます
    ・ 直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0ℓツインスクロールターボエンジンを設定。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽量な車体と相まって軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンを用意

    ▼ 精密な車両コントロールを可能にするサスペンション
    ・ バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精微な車両コントロールを追求して、新設計されたサスペンションを搭載。フロントのサスペンションとサブフレームはアルミニウム製とすることで前後重量配分の適正化に寄与
    ・ 一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを設定。選択中の走行モードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバーの減衰力を連続的に最適に制御し、走りと乗り心地を高い次元で両立

    ▼ 旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャル
    ・ VSC(車両安定性制御システム)と連携しながら、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で連続的に最適制御、高いコーナリング速度と安定性、ニュートラルなステアリング特性を実現

    ▼ 世界の道で鍛えた運動性能
    ・ お客様が実際に走る環境を重視し、開発中は一般道で徹底的に走り込みを実施。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん実施していますが、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようチューニング

    4.先進の予防安全技術と「安全・安心」「快適・便利」なコネクティッドサービス
    ▼ 先進の予防安全技術を全車に標準装備
    ・ 昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知し、衝突回避支援または被害低減を図る「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」
    ・ 隣車線の死角を走る車両を検知する「ブラインドスポットモニター」
    ・ 前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」
    ・ 車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」

    ▼ 車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供
    スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」
    ・ 専用のスマホアプリなどから車両の遠隔操作、確認ができる「リモートサービス」
    ・ バッテリーの電圧低下を自動的にメールでお知らせする「バッテリーガード」
    ・ 運転中に端末に触れることなくiPhoneを操作することができるApple CarPlay®に対応

    5.新たなクルマの楽しみ方を提案する「TOYOTA GAZOO Racing Recorder」
    ▼ GAZOO Racingのテクノロジーをフィードバックした車両情報記録装置
    トヨタ・スープラ
    ・ アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションなどのドライバーの操作情報、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサーの値、および車両の位置と方位情報をSDカードへ記録するデータロガー
    ・ SDカードへ記録した情報は専用アプリの「GAZOO Racing Data Viewer」で表示することが可能。最大2つの動画を表示でき、奨励するアクションカム(別売)の動画であれば、記録した情報と自動で時間同期し再生。また、Microsoft Bing Maps上に走行軌跡を表示・再生することも可能

    新型スープラ 主要諸元

    グレード RZ SZ-R SZ
    全長 (㎜) 4,380
    全幅 (㎜) 1,865
    全高 (㎜) 1,290 1,295
    ホイールベース (㎜) 2,470
    トレッド フロント (㎜) 1,595 1,610
    リヤ (㎜) 1,590 1,615
    最低地上高 (㎜) 112 118
    車両重量 (kg) 1,520 1,450 1,410
    乗車定員 (人) 2
    駆動方式 2WD(FR)
    エンジン 直列6気筒DOHC
    ツイン・スクロール・
    ターボチャージャー
    直列4気筒DOHC
    ツイン・スクロール・
    ターボチャージャー
    排気量 (㏄) 2,997 1,998
    最高出力 (kW[PS]/rpm) 250[340]/5,000 190[258]/5,000 145[197]/4,500
    最大トルク
    (N・m[kgf・m]/rpm)
    500[51.0]/1,600-4,500 400[40.8]/1,550-4,400 320[32.6]/1,450-4,200
    トランスミッション 8速スポーツAT
    WLTCモード燃費
    (㎞/L)
    12.2 12.7 13.1
    市街地モード 8.3 9.2 9.5
    郊外モード 12.9 13.1 13.6
    高速道路モード 14.7 14.7 15.1
    サスペンション フロント マクファーソンストラット
    リヤ マルチリンク
    ブレーキ フロント ベンチレーテッドディスク
    4ポッド対向
    アルミモノブロック
    キャリパー
    アルミフローティング
    キャリパー
    リヤ ベンチレーテッドディスク
    フローティング
    キャリパー
    アルミフローティング
    キャリパー
    タイヤ フロント 255/35ZR19 255/40R18 225/50R17
    リヤ 275/35ZR19 275/40R18 255/45R17
  • WRC | トヨタ、オット・タナックがラリー・チリで今シーズン2勝目

    WRC | トヨタ、オット・タナックがラリー・チリで今シーズン2勝目

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・チリの最終日デイ3が5月12日(日)に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。WRCラリー・チリの初代ウイナーとなった。デイ2で転倒により大きく遅れたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、順位を挽回して総合8位でフィニッシュしたが、競技終了後1分間のペナルティを課せられ総合10位となった。また、デイ2でドライブシャフトを破損してデイリタイアとなったラトバラは、ラリー2規定に基づいて再出走し、総合11位で完走した。

    競技最終日のデイ3は、コンセプシオンのサービスパークの東側および南側で、4本計58.38kmのSSが行われた。ステージは3日目も天気が良く青空が広がったが、早朝のステージでは霧が出て、路面も一部は濡れて非常に滑りやすい状態だった。

    首位タナックは30.3秒のリードを持ってデイ3をスタートしたが、後方で激しい総合2位争いが展開されていたため、最後まで高い集中力を保ちタイム差を維持しなければならなかった。そして、優勝に王手をかけて臨んだ最終のパワーステージでは、2番手タイムの選手に1.3秒差のベストタイムを記録。優勝を決めると共に、ボーナスの5ポイントを獲得し、タナックとヤルヴェオヤはドライバー/コ・ドライバー選手権において、首位と10ポイント差のランキング2位に浮上した。

    ラトバラとミークもパワーステージでは速さを示し、ラトバラが3番手タイムを、ミークが5番手タイムを記録し両者ともボーナスポイントを獲得。ミークは前日よりもふたつ順位を上げ、総合8位でフィニッシュした。しかしその後、デイ2のSS7で横転した際に割れたフロントウインドスクリーンを、SS8前のコントロールエリアで取り外したことが規定に抵触していたとされ、1分間のペナルティタイムを課せられ総合10位でラリーを終えた。なお、ラトバラは、デイ2よりもふたつ順位を上げ、総合11位でフィニッシュした。

    豊田 章男(チーム総代表)
    太平洋を挟んだ隣国チリにて、タナック/ヤルヴェオヤ組が今季2勝目を、そしてWRC2では勝田貴元選手が通算2勝目をあげてくれました。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。前戦のアルゼンチンで、タナックとヤルヴェオヤの2人には、車両トラブルでチャンスを取り逃させてしまいました。今回、全ての道を思いっきり走りきり、最高の笑顔で表彰台に立つ2人の姿を見られたこと、チーム総代表として本当に嬉しく思います。タナック選手、ヤルヴェオヤ選手、おめでとう!ミーク選手とマーシャル選手は、途中、クルマを横転させてしまいボロボロの状態なっても、諦めずに走り続けてサービスに戻ってきてくれました。メカニック達も、そのクルマを一丸となって修理し、ミーク達を再び戦いの道に戻してくれました。マキネン代表とチームみんなの頑張りで獲得した貴重なポイントは必ずや、シーズン終盤での大きな財産になると思います。ラトバラ選手とアンティラ選手は、チームのために攻めた走りをしてくれた結果のアクシデントだったと思います。後半戦も、このまま攻めの気持ちを崩さずに走ってくれることを願います。ここからはヨーロッパのグラベル戦が続きます。6人のドライバー、コ・ドライバー達と3台のヤリスWRCが、ファンの皆さまにもっと嬉しいニュースをお届けできるようチームは、後半戦も心ひとつに頑張ってまいります。WRC2に出場していた勝田選手は、昨年のスウェーデン以来2度目の優勝でした。勝田選手、バリット選手、優勝おめでとう! WRCドライバーと共に走りながら、ドライビングのことやラリーの戦い方を貪欲に学んでいるからこその成長を、勝田選手は遂げてくれていると思います。「日本人ドライバーが日本車で世界の道を走る姿を見たい」という、私の、そして日本のファンの皆さまの夢が実現する日が一歩一歩近づいてきていると感じます。彼の成長と活躍に、これからも期待しています。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team並びに勝田貴元、ダニエル・バリット組を、今後とも応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットと我々チームにとって、本当に素晴らしい勝利です。週末を通して彼はミスをすることなく見事なドライビングを続けました。最も強いドライバーだったと思いますし、オットとヤリスWRCのコンビネーションはラリー・チリ最強でした。クリスとヤリ-マティは残念ながら昨日罠につかまってしまいましたが、このラリーでミスをしたのは彼らだけではありません。チリの路面はスムーズで流れのあるコーナーが続く良いステージでしたが、ドライバーにとっては攻略が難しく、誰もが苦労しました。木々や土壁、丘が多くあり、コーナーの先が見えにくかったので、新たにペースノートを作るのはきっと大変だったでしょう。それでも、多くのラリーファンが集まり、そして我々が優勝することができたので、とても素晴らしいラリーだったと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    WRCラリー・チリで最初のウイナーとなり、とても嬉しく思います。本当に難しいラリーで、絶対にミスをしないためには高い集中力が必要でした。今日は、ふたりのセバスチャンが背後から迫り、それほどタイム差が大きくなかったので、決して簡単ではありませんでした。最後まで攻め続けなくてはならず、パワーステージでは最大ポイントを獲得できました。ここ数戦は残念な結果が続き後退気味だったので、今回のように完璧な週末を過ごし、逆襲できたのは非常にポジティブなことです。高いモチベーションを保ち、攻め続けることは、特にチームにとって重要ですが、今回のような結果はその大きな助けとなります。再び戦える立場に戻ってこられたので、これからのラリーがとても楽しみです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    昨晩ミスをした後、最終日とパワーステージで一体何ができるのか、前向きに考える必要がありました。最初のステージは良いフィーリングで走れ2番手タイムでした。続く2本のステージはリラックスして走り、最後のパワーステージに向けてタイヤを温存しました。そして、パワーステージではとても良い走りができました。自分が走った後に路面がクリーンになり、乾いていったので、3番手タイムには満足しています。非常に大変なイベントではありましたが、重要なのはクルマが非常に速く、自分も良いペースで走れたことです。これから散らばっている断片をつなぎ合わせて行き、良い結果を狙っていきます。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    パワーステージでは自分より出走順が後方の選手のほうがクリーンな路面で走ることができたようですが、自分もベストを尽くしました。レッキ(コースの事前下見走行)とデイ1では苦戦し、デイ2では最初にミスをしてしまいました。それでも、最終的にはチームにポイントをもたらし、オットの優勝を目にできたのは喜ばしいことです。自分たちには全てのラリーで表彰台争いをできるスピードがあるので、今はとにかくミスのないクリーンなラリーを渇望しています。

    ラリー・チリ デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h15m53.8s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (シトロエン C3 WRC) +23.1s
    3 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +30.2s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m36.7s
    5 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +3m15.6s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3m45.4s
    7 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +4m39.0s
    8 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m52.5s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +8m16.1s
    10 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +8m33.4s
    11 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +10m59.2s

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、5月30日(木)から6月2日(日)にかけて開催される、第7戦ラリー・ポルトガル。ラリーの中心となるサービスパークは、去年と変わらず北部の都市ポルトの近郊マトジニョスに置かれ、その周辺でグラベル(未舗装路)のステージが行なわれる。日曜日のクラシックステージは石や岩が多く、SSを1回目に走る時は路面が軟らかいため十分なグリップが得にくく、2回目に走る時は深い轍(わだち)が刻まれ、地中から大きな石が掘り出されるため、細心の注意を払って走る必要がある。