カテゴリー: トヨタ

  • 最終スティントを終えた小林可夢偉 「勝つときの24時間は長い」

    最終スティントを終えた小林可夢偉 「勝つときの24時間は長い」

    トヨタ7号車をドライブした小林可夢偉が、2019年のル・マン24時間レースの最後の担当スティントを終了。あとは勝利を見守るだけとなり、“勝つときの24時間は長い”と語った。

    トップを走行した小林可夢偉は、最後の走行を担当するホセ・マリア・ロペスにバトンタッチ。だが、本来ならもう少し走る予定だったと明かした。

    「本当はもうちょっと行く予定だったんですけど、肩ベルトがHANSから落ちているという謎のいちゃもんをつけられて、強制的に入らないといけなくなりました。でも、ズレてなかったんですよね。だから、ちょっとイラっとしてます」と小林可夢偉はコメント。

    「見守るしかないんでね。早めに入ったのも戦略には全然影響ないんで、どっちにしろ余った分のを早めに入っただけなんで、これで行けば、何もなければ、大丈夫だと思うんですけど。まだ行っても1時間40分くらいあるんで、落ち着いて最後まで見守りたいと思います」

    「勝つときの24時間は長いなと思います」

    優勝すれば、小林可夢偉は、関谷正徳、荒聖治、中嶋一貴に次いで、日本人としては4人目のル・マン24時間のウィナーとなる。

    関連:2019年 ル・マン24時間レース | 無料Webライブ配信

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権 (WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3が6月15日(土)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に順位を上げた。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合6位につけていたが、最終ステージで総合8位に後退。デイ2の最終ステージでデイリタイアしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、ラリー2規定に基づき再出走を果たし、総合22位につけている。

    サルディニアのデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行。その合計距離は142.42kmと、今大会最長の1日だった。好天に恵まれたことで朝から気温が上がり、路面は前日に続きドライ。非常に滑りやすい路面コンディションでの戦いとなった。デイ2で首位と11.2秒差の総合3位につけたタナックは、デイ2よりも後方の9番手スタートとなり、早い出走順から開放され本来のスピードを取り戻した。また、午前中のステージでは上位2選手がハードタイヤ5本を選んだのに対し、タナックはハード2本とミディアム3本を選択。その戦略は当たり、タナックは午前中の3本のSS全てでベストタイムを記録。SS10で総合2位に、SS12で首位に立った。午後の再走ステージは路面が荒れ、気温もさらに高くなったことで、WRカーをドライブする全選手がハードタイヤ5本を選んだが、タナックは午後も全ステージを制覇。デイ3の全てのSSでベストタイムを記録し、総合2位のライバルに対し25.9秒の差を築いてデイ3を締めくくった。

    デイ3開始時点で総合6位につけていたミークは、午後のステージに入るとペースを上げ、総合4位および5位のライバルとの差を縮めた。しかし、デイ3最終のSS15でタイヤの空気が抜け、タイヤ交換により約2分をロス。総合8位に後退してしまった。また、デイ2の最終SSでステアリング系のトラブルによりコースアウトしデイリタイアとなったラトバラは、メカニックによって修理されたクルマで再出走。デイ2終了時点では総合49位まで順位を落としていたが、デイ3では不利な前方のスタート順ながら安定した走りを続け、総合22位まで挽回した。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、クルマの開発を目的に堅実な走りを続け、総合9位につけていたが、最終サービスを前にデイリタイアとなった。ただし、ラリー2規定に基づき明日のデイ4での再出走を予定している。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットの今日の走りは本当に素晴らしいものでした。全てのステージを制し十分なリードを築くなど、非常に印象的な戦いをしました。このような困難な状況でライバルもとても速く安定していましたが、オットは大きな自信を持ち、リラックスしてクルマの性能を引き出していると思います。明日は最後まで問題なく走り切るだけですが、必ず彼はやってくれるでしょう。クリスは、今日の難しいステージで自信を深め、スピードも上がっていただけに、最後のステージであのような事が起きてしまいとても残念です。ヤリ-マティは今日再出走できた事が何よりも重要で、出走順がトップだったことを考えれば、タイムは良かったと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    力強く戦えたと思いますが、本当に大変な1日でした。トップに立ち、リードを築くためハードに攻めなくてはなりませんでした。午前中のタイヤ選択は成功し、それもあって有利に戦いを進められました。クルマの調子は良く、自信を持って攻めることができました。午後は路面が荒れ、クルマの中も非常に暑くなりました。タイヤのコンディションを気にしながらプッシュするのは難しく、簡単にパンクをしてしまうような路面でしたが、良いリズムを掴みクリーンな走りができたと思います。有利な順位につけているとは思いますが、明日は4本の難しいステージが残っているので、最後まで全力で戦い続けなければなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今日の目標は運転を楽しむことでしたが、出走順が1番だったのでそう簡単ではありませんでした。今朝は、出走順を考えるとタイムは良く、満足な走りができました。午後は、何か新しいことを試そうと足まわりのセッティングを硬めにしたのですが、自分のドライビングスタイルに合わず、午前中と同じようなグリップを感じられずタイムも良くありませんでした。十分な自信を感じられない時は、ミスをしないように冷静さを保つべきだと理解しています。明日は、今朝のセットアップに戻した上でファインチューニングを施してステージに臨み、パワーステージでのポイント獲得を狙います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝は、そこそこ良いリズムで走れていたのですが、自分が最後にこのエリアのステージを走ってから4年経っていたので、所々思い切り攻められませんでした。それでも、自分の前の有利な出走順のふたりとの差を、何とかキープすることができました。午後は走りのリズムが良くなり、最初の2本のステージは本当に上手く走れました。しかし、最後のステージの高速セクションで、道の真ん中あたりで何かに当たって衝撃を受け、ホイールのリムが曲がり空気が抜けてしまいました。このラリーは自分にとってもっとも難しいラリーになるだろうと覚悟していましたが、本当ならば明日は総合4位争いに加わっていたはずなので、とても残念に思います。こうなった以上は、明日はポイント獲得を目標に戦います。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h04m10.3s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +25.9s
    3 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +42.9s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m25.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m33.3s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m32.4s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m58.3s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +3m53.3s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m24.5s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +7m50.6s
    22 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m23.0s

    明日のステージ情報
    競技最終日となる6月16日(日)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行する。そのうち、SS17の再走ステージとなるSS19「サッサリ-アルジェンティエラ 2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は41.90km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.29kmとなる。

    注目のステージ:SS17/19 サッサリ-アルジェンティエラ 全長6.89km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    明日のパワーステージは全長6.89kmと、スーパーSSを除くと最も走行距離が短いステージですが、非常にトリッキーなステージなので十分な注意が必要です。大部分が下り坂で、道幅がとても狭くテクニカルですが、最後の海岸沿いの道はかなりハイスピードです。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 2日目…タナックが総合3位

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 2日目…タナックが総合3位

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2が6月14日(金)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位につけた。なお、一時首位に立ったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、デイリタイアとなった。

    本格的なグラベルステージの幕開けとなったデイ2は、サービスパークの東北エリアで4本のステージを各2回走行。ただし、午後2本目のSS7は、タナックを含む3選手が走行した時点でステージがキャンセルとなった。日中、気温は40度程度まで上昇し、路面はドライ。出走順が早いドライバーにとっては、かなり不利なコンディションでの走行となった。

    前戦ラリー・ポルトガルと同様、2番手の出走順で金曜日のステージをスタートしたタナックは、SS4でベストタイムを、SS5でセカンドベストタイムを刻むなど、早い出走順の不利を感じさせない力走でステージを重ね、首位と11.2秒差の総合3位で長い1日を走り切った。デイ2のステージの走行経験がないミークは、午前中こそ苦戦を強いられたが、午後のステージではペースを上げ、総合6位で1日を終えた。ラトバラは、オープニングステージから連続で2、3番手タイムを刻み、SS4で首位に立った。しかしSS6で横転により8分程度遅れ、さらにデイ2最終のSS9ではステアリング系の不具合によりコースアウト。残念ながらデイリタイアとなった。チームは明日の再出走に向けて、サービスでクルマの修理作業の準備を進める。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    全体的にはとても力強く1日を戦えたと思います。ヤリ-マティは午前中非常に調子が良く、一時ラリーをリードするほどでした。それだけに、午後のステージで横転したのは本当に残念です。その時点でクルマはまだちゃんと走れる状態だったのですが、その後ステアリング系に何か問題が起こり、最終ステージでコースアウトしてしまいました。一方、オットは前戦に続き早い出走順での不利な戦いを強いられました。さらに、午後のSS7では彼が走った後にステージがキャンセルとなり、結果的に多くのライバルよりも1本多くステージを走ることになってしまいタイヤの摩耗が厳しい状況でしたが、非常に良くやってくれました。明日は出走順が良くなるので、期待しています。クリスは、今日のステージに関しては知識がなく、簡単には行かないだろうと予想していましたが、上手くまとめました。明日はきっと、順位を上げることができるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    困難な1日でしたが、持てる力を全て出し尽くせたと思います。先頭走者のリタイアにより、午後のステージは1番手で出走することになり、さらに難しい状況になりました。問題のないセクションもありましたが、道幅が狭いところでは轍(わだち)がルーズグラベルで埋まり、まったくトラクションがかかりませんでした。また、午後は多くのライバルより1本多くステージを走ることになり、摩耗が進んだタイヤで彼らと渡り合うのは大変でした。とはいえ良いリズムで1日を走れましたし、全てのステージを攻め切りました。明日はきっと激戦になると思いますが、出走順が今日よりも良くなるので、状況が大きく変わることを期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    朝は本当に好調でした。とても気温が高くタイヤの摩耗に関して厳しいコンディションになると考え、ハードタイヤを5本選びましたが、それは正しい選択だったと思います。午後の最初のステージでは、ヘアピンコーナーでハンドブレーキを早く引きすぎ、その結果コーナーのインに深く切り込んでしまい横転しました。本当に愚かなミスでした。横転したクルマを元の状態に戻すために、自分とミーカは相当な力を使いました。幸いにも次のステージでもクルマは調子が良くタイムも良かったのですが、最後のステージのヘアピンコーナーの立上がりでステアリングが左側にロックし、コースアウトしてしまいました。非常に厳しい状況ですが、明日競技に復帰し、再び走れるようになることを楽しみにしています。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    自分にとって、今日は初めて走るステージばかりでした。そのため朝は少し苦戦しました。また、昼前の時点で気温がかなり上がり、自分が選んだミディアムタイヤには厳しいコンディションでした。きっとベストなタイヤ選択ではなかったと思います。午後は状況が好転し、走りのリズムも良くなりました。クルマはほぼパーフェクトで、全体的にとても満足できる仕上がりでした。明日はこのラリーの伝統的なステージが続き、過去の経験と知識があるので、より良いフィーリングで走れるのではないかと期待しています。少しでも順位を上げられるように、頑張ります。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ2の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h36m01.5s
    2 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +10.8s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +11.2s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +20.2s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +20.3s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +29.5s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +57.7s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1m03.5s
    9 ユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン (トヨタ ヤリス WRC) +2m38.0s
    10 ピエール-ルイ・ルーべ/ビンセント・ランド (シュコダ ファビア R5) +2m50.3s
    TBC ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

    明日のステージ情報
    競技3日目となる6月15日(土)のデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行する。6本のSSの合計距離は142.42kmと3日間で最も長く、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は627.14kmとなる。

    注目のステージ:SS12/15 モンテ・レルノ 全長28.03km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「モンテ・レルノ」は、おそらくサルディニアでもっとも有名なステージだと思いますし、その中でも「ミッキージャンプ」はこのラリーの名物です。ステージは全体的にとても高速で、流れるようなコーナーが続きますが、非常にテクニカルなセクションもあります。また、連続する長いループの最後を飾るステージですので、タイヤの摩耗コントロールが重要な鍵を握ります。

  • トヨタ、2020年度のWECに市販車ベースの新世代ハイブリッド車両で参戦

    トヨタ、2020年度のWECに市販車ベースの新世代ハイブリッド車両で参戦

    トヨタは、2020年秋に導入される新レギュレーションが確定したことを受けて、FIA世界耐久選手権(WEC)2020-2021年シーズンへの参戦を表明した。

    既にトヨタは、現行のLMP1規定で競われる最終シーズンとなる、WEC 2019-2020年シーズンに参加することを発表しているが、続く2020年秋に始まる2020-2021年シーズンからWECに導入される新世代の耐久レース用車両で争われるトップカテゴリーに参戦することを決定した。

    6月14日(金)午前中、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、TOYOTA GAZOO Racingを含むマニュファクチャラーなど諸関係者と共に協議を重ね、最終確定した新技術レギュレーションを発表した。

    それを受けてTOYOTA GAZOO Racingは、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両を用いて、新世代の耐久レースに参戦する。市販車、及びレース車両は共にトヨタ自動車本社、同東富士研究所、ケルンに本拠を置くToyota Motorsport GmbH (TMG) にて開発中となっている。

    TOYOTA GAZOO Racingは「大変チャレンジングな新世代のWEC及びル・マン24時間レースのトップカテゴリーにおいて、他のスポーツカーメーカーと共に戦うことを心待ちにしています」と語った。

    新レース車両は、2020-2021年シーズン開幕前の適切なタイミングで走行テストを開始する。なお参戦車両の名称および、ベース車両となるGRスーパースポーツ(仮称)の詳細については現時点では非公開となっている。

    友山茂樹 TOYOTA GAZOO Racing Companyプレジデント
    TOYOTA GAZOO Racing は、2020年秋から始まるシーズンでも、新しいレギュレーションの下、挑戦をし続けることを表明します。FIA/ACO(フランス西部自動車クラブ)によるレギュレーション策定のための惜しみない努力に感謝いたします。この新レギュレーションにより、数々のマニュファクチャラーがWEC、及びル・マンに参戦し、耐久レースのさらなる繁栄を願っています。TOYOTA GAZOO Racing としては、新たな時代の耐久レースでの激しい競争を通じて、レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築きたいと思っています。ファンの皆様、我々のライバル達も新時代のWEC、及びル・マンを大変楽しみにしていると、確信しています。

  • トヨタ、3年連続でル・マン24時間レースを最前列グリッドからスタート

    トヨタ、3年連続でル・マン24時間レースを最前列グリッドからスタート

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 2018-2019年スーパーシーズン 第8戦 ル・マン24時間レースの予選2回目、3回目が6月13日(木)に行われ、TS050 HYBRID 7号車が小林可夢偉のアタックでポールポジションを獲得。中嶋一貴がアタックした8号車も2番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingは一昨年、そして昨年の第2戦に続き、3年連続で最前列グリッドに並んでル・マン24時間レースのスタートを切ることとなった。

    TS050 HYBRID 7号車は、予選2回目の開始早々に小林可夢偉が記録した3分15秒497というタイムで、彼にとって2度目、トヨタにとっては通算5度目となるポールポジションを獲得した。

    過去に2度のル・マンでのポールポジション獲得経験を持ち、昨年セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソと共にル・マン初優勝した中嶋一貴が2番手タイム。TOYOTA GAZOO Racingは3年連続で最前列グリッドを占めることとなった。

    7号車をドライブするマイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名は、このポールポジションにより1ポイントを獲得。ドライバーズポイントで首位を走るブエミ、中嶋、アロンソの3名との差を僅かに詰めた結果、8号車と7号車の差は30ポイントとなった。決勝レースでは最大38ポイント獲得可能なため、タイトル争いは決勝レースを終えるまでわからない。

    前日まで雨模様が続いたル・マンだが、予選2日目となったこの日は、ドライコンディションの下で、2時間ずつ2回の予選セッションが行われ、前日の予選1回目を合わせた総合ベストタイムでグリッドが決定された。

    まだ明るい日差しの下で午後7時から始まった予選2回目は、開始早々に7号車は小林可夢偉、8号車は中嶋一貴がステアリングを握り、新品タイヤと少なめの燃料でアタックに入った。2台共に前日の予選セッションでマークしたベストタイムを更新し、タイムシートの1-2位へ浮上。その後、チームは決勝レースへ向けた準備とセットアップの最適化へと目的を切り替えた。

    日が落ちた午後10時に開始された予選3回目も、小林可夢偉と中嶋一貴がセッション開始直後のアタックに向かったが、コース後半で出されたイエローコーションに阻まれ、タイム更新はならず。その後は再びセットアップ作業に重きを置いて周回を重ねた。

    その後、ライバル勢はタイムを更新してきたが、2台のTS050 HYBRIDのタイムは破られることなく、トータルで6時間にわたる予選セッションの総合順位で、TS050 Hybrid 7号車がポールポジションを獲得。0.411秒差の2番手で8号車が続くこととなった。3年連続での最前列独占とはなったが、3番手のSMPレーシング17号車はトップと0.662秒差、4番手のレベリオン・レーシング3号車は0.907秒差と、2011年に新生WECが始まって以来の予選トップ4が1秒位内に入る僅差となった。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    予選総合 : 1番手 (3分15秒497), 80周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    予選総合 : 2番手 (3分15秒908), 83周

    小林可夢偉(7号車):
    再びポールポジションが獲得出来て本当に嬉しく思っています。2017年の記録更新を狙っていたのですが、それは上手くいきませんでした。路面コンディションやコースの混雑状況は今日より2年前の方が良かったと思います。ただ、ル・マンでポールポジションを獲得することはやはり気分が良いものです。既に気持ちは切り替わり、日曜日の決勝での結果を出すため全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    昨日のアクシデントにより大修理を余儀なくされましたが、今日の予選に間に合わせてくれたスタッフの皆には本当に感謝します。大変な作業だったと思いますが、彼らの頑張りによってポールポジションが獲得出来たものと思っています。チームの仕事と可夢偉の予選ラップは素晴らしいものでした。その後の走行では車両セッティングの煮詰めに集中し、有意義な一日になりました。ポールポジションによる選手権ポイントは貴重な1点になるかもしれません。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ポールポジションは素晴らしい気分ですが、嬉しがってばかりいられません。喜びたい気分の反面、24時間レースの長丁場で、最終的な結果を出すことが目標です。チームの皆、特に車両を間に合わせてくれたメカニック達には感謝したいと思います。今日のポールポジションは彼らによって獲得出来たものです。ここからは、決勝レースへの準備にベストを尽くします。

    中嶋一貴(8号車):
    2番手タイムで、チームの最前列独占に貢献出来てとても嬉しいです。予選セッションはとても混み合っており、特に予選3回目は大変でした。そんな中、予選2回目の自分のラップタイムにはまずまず満足しています。更なるタイムアップも狙えたとは思いますが、悪くない結果です。最前列グリッドを確保し、決勝レースへ向けた充分な準備を行うことが今日の主目的で、それは達成出来ました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    チームが一丸となって戦い、目標であった最前列グリッドを占めることが出来ました。7号車のタイムは素晴らしいものでした。良い仕事をした7号車のクルーを祝福します。これでレースイベントの導入部分が終わったと言えます。24時間レースは何が起こるか分かりませんので、これからは重要な決勝レースに全てを集中します。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    この結果には満足しています。皆良くやりました。我々の目標はトヨタの2台が最前列グリッドを獲得することであり、それは果たせました。LMP1のライバル勢は非常に速く、タイムで拮抗してきましたが、我々は彼らを上回ることが出来、決勝レースへ向けた準備も整いました。24時間レースはタフで厳しいものです。明日金曜日は自分自身の体調を整え、長い戦いへ備えます。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 1日目…タナックが総合3位

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 1日目…タナックが総合3位

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアが6月13日(木)に開幕。サルディニア島西北部、アルゲーロ近郊のイティリでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合10位につけた。

    オット・タナックがシーズン3勝目を飾った第7戦ラリー・ポルトガルから1週間のインターバルを経て、第8戦ラリー・イタリア サルディニアのラリーウィークがスタート。13日は、朝9時からサービスパークが置かれるアルゲーロの東北エリアでシェイクダウンが行なわれた。全長3.92kmのシェイクダウンステージでは、タナックが2番手タイムを、ミークが5番手タイムを、ラトバラが7番手タイムを記録。クルマの最終確認と、ラリー本番に向けての足慣らしを終了した。

    その後、夕方5時よりサービスパークの東側にあるモトクロス・サーキットで2台同時スタートのスーパーSSが行なわれ、競技がスタート。全長2kmのステージを走り、タナックが3番手タイムを、ミークが4番手タイムを、ラトバラが10番手タイムを記録した。なお、トミ・マキネン・レーシングからヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、総合14位でデイ1を終了。WRC出場は2017年10月のラリーGB以来だったが、ハンニネンは安定した走りで初日を終えた。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    チーム全体として、朝のシェイクダウンは上手く行ったと思います。内容はいつもと変わらず、システムをチェックし、準備してきたセットアップを再確認する程度で全て計画通りに進みました。3回目の走行時にはラリー本番を想定し、タイヤの状態を考慮してペースを少し緩めて走りました。そして、今晩の最初のステージでは、明日に向けて問題なく走り終えることが重要でした。サルディニアのステージは、前戦ポルトガルと少し違う特徴もありますが、路面の荒れ具合や高い気温という点においては同じように厳しく、注力すべきポイントは変わりません。最後まで安定して走り、信頼性を確保することが我々の目標ですが、それさえ実現できれば、パフォーマンスも十分に得られると考えています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンは上手く行きました。クルマはポルトガルに近い仕様なので、このラリーでも高い戦闘力を期待しています。今晩のステージは特に問題なく走り終えましたが、明日以降は厳しく、暑い週末になりそうです。サルディニアは好きなラリーですし、どれだけステージが難しくとも、良いリズムさえ掴めれば運転を楽しむことができます。明日の金曜日は、ルーズグラベルに覆われた道を走るため特に難しい1日になると思いますが、今回もまた、土曜日以降のステージを良い出走順で走るため頑張って明日のデイ2を戦い、土曜日と日曜日は表彰台争いに加わりたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    シェイクダウン最初の走行はとても上手く行きました。2回目の走行時は路面がかなりクリーンになり路面温度が上昇しましたが、ミディアムタイヤではあまり良いフィーリングを得られませんでした。しかしその結果、明日どのようにするべきかはっきりしました。タイヤの摩耗に関しては、きっとポルトガル以上に厳しいラリーになると思います。今晩のアルゲーロ港でのラリースタートは、いつもながらとても素晴らしいものでした。スーパーSSではウォータースプラッシュを通過した後、ブレーキに少し問題が生じ良い内容とはいえませんでしたが、ラリーは明日からが本番です。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    シェイクダウンでは全てが良いフィーリングでした。走り始めの路面は非常に滑りやすく、何人かの選手がクルマにダメージを負いましたが、我々は問題なく走り切りました。気温が非常に高いため、きっと大変なラリーになるでしょう。自分の出走順は中団ですが、午前中のタイヤ選択は、午後の2回目のループよりも難しくなると思います。過去数年、自分はこのラリーでの経験が乏しく、ステージは幅がとても狭くテクニカルですので、スタートからフィニッシュまで、ミスなくクリーンに走ることが重要です。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 2m00.7s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +0.1s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +0.4s
    5 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.8s
    7 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1.8s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.0s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.1s
    10 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +4.0s
    14 ユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン (トヨタ ヤリス WRC) +5.9s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる6月14日(金)のデイ2は、サービスパークの東北エリアで4本のステージを各2回走行する。ステージの全体的な構成は2018年大会と大きく変らないが、一部リニューアルされている。8本のSSの合計距離は124.20km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は517.86kmとなる。

    注目のステージ:SS2/6 トゥーラ 全長22.25km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    今回のラリー最初の本格的なグラベルステージ「トゥーラ」は、全長22.25kmと金曜日最長のステージです。平均速度は非常に低く、最後の10kmはヘアピンコーナーが連続するため特に低速です。かなり難しいセクションが多く、今回のラリーで最も用心しなければならないステージだと思います。

  • トヨタ | 2019年 ル・マン24時間レース 公式練習&予選1回目レポート

    トヨタ | 2019年 ル・マン24時間レース 公式練習&予選1回目レポート

    FIA 世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンを締めくくる第87回ル・マン24時間レースが6月12日(水)に4時間の公式練習走行で幕を開けた。練習走行に続いて行われた予選1回目では、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車が暫定ポールポジションを獲得した。

    2017年のル・マン24時間レース予選で記録した、圧倒的なタイムのコースレコードを持っている小林可夢偉が、今回も予選セッション開始早々に叩き出した3分17秒181というタイムはその後破られることはなく、マイク・コンウェイとホセ・マリア・ロペスと共に駆るTS050 HYBRID 7号車が暫定のポールポジションを獲得した。

    ドライバーズ選手権で首位を走るセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソのTS050 HYBRID 8号車は4番手につけ、13日(木)に2度予定されている2時間の予選セッションで更なる上位グリッドを目指す。ル・マン24時間レースの決勝スターティンググリッドは、他のWEC戦とは異なり、この3回の予選セッションで記録した1周のベストタイムで決定される。

    9日(日)の公開車検でスタートを切ったル・マンのレースウィークだが、その後チームが1周13.626kmのサルト・サーキットでの走行を開始するのは、この水曜日の午後まで待たなくてはならなかった。ただ一度、4時間で行われた練習走行セッションは、この日の午後に激しく降った雨により、ウェットコンディションで開始された。

    練習走行セッションは、最初の1時間でコースが乾いていき、エンジニアとドライバーは協力しながら、ウェットタイヤからハイブリッド・インターミディエイトタイヤ、そしてスリックタイヤへの交換タイミングを評価した。

    2台のTS050 HYBRIDは6月2日のテストデーに合計220周を走破したが、気温が非常に高かったので、今日はレースでも想定されるより低い気温でのドライ路面におけるセットアップを進める貴重な一日となった。しかしながら、4時間の練習走行セッションは、コースを襲った激しい雨の影響もあり、赤旗により50分ほどの中断が発生した。

    刻々と変わる天候と中断があったにもかかわらず、チームは予選へ向け着実に周回をこなし、2台の合計で95周を走破。7号車がトップタイムをマークした。

    コースを闇が包み始めた午後10時、2時間の予選1回目が開始された。路面は乾いており、2台のTS050 HYBRIDはセッション開始早々にタイムアタックに入り、7号車の小林は昨年の予選1回目のベストタイムを上回るタイムをマークした。

    一方、8号車の中嶋はコース上の混雑とフルコースイエローにアタックを阻まれ、タイムをのばすことが出来なかった。中嶋はベストタイムを追うよりもすぐに決勝を見据えた準備へと切り替えた。

    セッションが残り45分ほどになったところで、2台のTS050 HYBRIDはそれぞれ別の場所で、他車との接触を喫してしていた。コンウェイがドライブしていた7号車は、最終コーナーでスピンしていたLMP2車両がコースへ戻ろうとしたところに接触。左フロントにダメージを負い、25分ほどの修復の後にコースに復帰した。ほぼ同じタイミングで、ブエミはGTカーと接触。こちらはフロアの修復とフロントノーズの交換のみで、数分のタイムロスで走行を再開した。

    セッションの終盤にアロンソがタイムを更新し8号車を暫定4位に押し上げました。その間7号車はタイヤ評価を行いながら車両セットアップを進めた。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習 : 1番手 (3分18秒091), 48周
    予選1回目 : 1番手 (3分17秒161), 25周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習 : 4番手 (3分20秒941), 47周
    予選1回目 : 4番手 (3分19秒632), 30周

    小林可夢偉(7号車):
    多くの車両が走っていたのでベストな予選ラップではありませんでした。クリアーラップで気持ち良く走れなかったのは残念ですが、車両の状態は上々ですので、もっとタイムは向上していくはずです。24時間の長いレースでは、予選はあまり意味がないので、レースに向けて出来るだけ限りの準備を行っています。今日のコンディションは実際のレースの時とは違うと思いますので、更に車両を良い状態に仕上げていきます。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    予選での接触が起こるまでとても上手くいっていたので、このアクシデントはとても残念でした。速度を落としましたが、先のコーナーでスピンをした車両のライトの光が目の前に現れ、避けようとしましたが、車両がしっかりと見えなかったこともあり、残念ながら接触してしまいました。メカニックには、不要な作業を強いることになって、とても申し訳なく思っています。それでも彼らの素晴らしい仕事のおかげでセッション終了前に走行再開できました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    私自身はとても良い一日で、多くの周回をこなし、混雑の中の状況に慣れることが出来ました。まだ1日目ですので、タイムを追い求めることはしていません。例年よりもコース上の混雑はひどいですが、それは我々だけではありません。落ち着いて、常に我慢の心を持って長丁場のレースに臨みたいと思います。

    中嶋一貴(8号車):
    練習走行は雨の影響で、思い通りの走行にはなりませんでした。夜の予選では私が新しいタイヤでアタックを担当しましたが、コース上の混雑に阻まれてしまいました。予選は多くの場合コース上の混雑による運不運がありますが、今日は我々に運がありませんでした。明日の2度の予選セッションではタイムを更新すべくベストを尽くします。とはいえ今日のセッションでは、夜間走行で異なるセットアップを試し、幾つか学ぶ点があったので、今後に役立つと思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    様々な事が起こったセッションでした。残念ながら我々はコース上の混雑などにより、狙い通りの予選ラップを刻むことが出来ませんでしたが、明日木曜日にまだチャンスはありますし、もっと上のグリッドにチャレンジ出来ればと思っています。多くのセットアップが試せたのは良かったです。我々の狙いは決勝レースで速く走れる車両にすることですし、特に夜間走行におけるセットアップで幾つかの良いデータを得ることが出来ました。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    今日はまずまず順調でした。午後の練習走行ではセットアップ作業をこなしましたが、天候の変化に翻弄されました。続く予選では不運にもコース上の混雑に遭遇し、我々の本当のペースを示すことが出来ませんでした。その後は、我々は決勝レースでのコンディションに向けた作業の続きをこなすことに専念しました。明日木曜日は更なるセットアップ向上のチャンスがあるでしょうし、ラップタイムの更新も狙っていきます。

  • ブレンドン・ハートレー、来期はアロンソのシートをそのまま引き継ぎ

    ブレンドン・ハートレー、来期はアロンソのシートをそのまま引き継ぎ

    元F1ドライバーのブレンドン・ハートレーは、2019/2020年シーズンのFIA 世界耐久選手権でトヨタのフェルナンド・アロンソが抜けたラインナップにそのまま加わることが明らかになった。

    トヨタは今年4月にフェルナンド・アロンソが今シーズン限りでチームを離れ、後任としてブレンドン・ハートレーが加入することを発表。しかし、2台のLMP1マシンのラインアップについては発表していなかった。

    トヨタは、ブレンドン・ハートレーが9月のシルバーストンでの来季の開幕戦でセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とTS050ハイブリッドの1台を共有することを確認した。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは「ブレンドンはフェルナンドの後任となる。それがアプローチとして最もストレートな方法だ。変更することに意味はない」とコメント。

    フェルナンド・アロンソは、今週末のル・マン24時間レースがトヨタとのWECとの最後のレースとなる。

    また、パスカル・バセロンは、これまで発表しなかった理由は“コミットする必要のないときにコミットはしないため”だと説明した。

    過去にポルシェでの4年間でWECタイトルとル・マン24時間レースを制覇しているブレンドン・ハートレーは、今回のル・マン24時間レースでリザーブドライバーとして行動している。

    ブレンドン・ハートレーは、5月にスパで行われたル・マン前のシェイクダウンで初めてトヨタ TS050を運転。公式テストでもサルト・サーキットで5周を走行している。

    関連:2019年 ル・マン24時間レース:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • フェルナンド・アロンソ、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦?

    フェルナンド・アロンソ、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦?

    元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソが、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦すると噂されている。

    昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソは、今年トヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦。しかし、今月のル・マン24時間レースを最後にWECから離れることが決定している。

    SNSではフェルナンド・アロンソがラリー・スペインでトヨタから参戦するとの噂が広まっているが、その一方で4台のトヨタ・ヤリスWRCには勝田貴元が乗るとも言われている。

    フェルナンド・アロンソは、トヨタにリンクされた最初のF1ドライバーではない。昨年、キミ・ライコネンがトヨタからWECに参戦すると噂された。

    チームのスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームは「アロンソのストーリーは以前のキミライコネンのような噂に過ぎないと思う」と Autosport にコメント。

    「貴元に関してはトルコ以外にも数戦の選択肢があり、それは論理的にかなりトリッキーだ」

    「だが、スペインで4台を走らせる場合、それは彼のためであり、アロンソではないと思う」

  • トヨタ、新型スープラとレクサスLCでニュル24時間レースに挑む

    トヨタ、新型スープラとレクサスLCでニュル24時間レースに挑む

    TOYOTA GAZOO Racingは、2019年6月20日(木)から23日(日)にかけてドイツ、ニュルブルクリンクで開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レース(以下、ニュル24時間レース)に参戦。

    なお、決勝の様子は、国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局「J SPORTS」及び、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内のYouTube Liveで配信される。

    ニュル24時間レースは、1周約25km、高低差300m、170を超えるコーナーを持つコースを24時間走り続けるという過酷なレース。

    トヨタは「もっといいクルマづくりのために、人とクルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦しており、TOYOTA GAZOO Racingの活動の原点となっている。この過酷な環境下で鍛えられたトヨタ社員の経験が今後の車両開発に活かされ、更に、参戦車両には今後の市販化を見据えた部品や先行技術を投入し、実戦の場で鍛える。

    昨年は、「LEXUS LC」1台参戦で、完走という最低限の目標は達成したものの、4時間を超えるピット作業を余儀なくされ、非常に悔しい結果に終わった。その悔しさをバネにクルマづくりを一から見直し、これまでテストを重ねてきた。

    また、「GRスープラ」は今年初参戦となる。昨年秋のVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)への参戦後、今年の24時間レースに向かって限られた時間の中でレベルアップを図ってきた。

    今年はこの2台で24時間走り続けての完走を目標に24時間レースに挑む。

    2019年ニュルブルクリンク24時間耐久レース 参戦体制
    <56号車 (SP-PROクラス)>
    車名:LEXUS LC

    ドライバー:
    土屋 武士
    蒲生 尚弥
    松井 孝允
    中山 雄一

    チーフメカニック:関谷 利之

    エンジニアリーダー:加藤 大示

    <90号車 (SP-PROクラス)>
    車名:GRスープラ

    ドライバー:
    佐々木 雅弘
    ウヴェ・クリーン
    ヘルフィ・ダーネンス
    矢吹 久

    チーフメカニック:田中 英幸

    エンジニアリーダー:フレディ・ノワック

    関谷 利之 LEXUS LC チーフメカニック
    昨年、LC初年度参戦でニュルの厳しさを改めて教えられましたし、非常に悔しい結果でした。そして今年、昨年の課題を克服する為、大幅な改良を加えて19LCを製作。国内で3,000km、ニュルで3,000kmとテストを重ねてきました。走る度に課題を突きつけてくるニュルにドライバー、エンジニア、メカニック三位一体となり改良を重ねてきました。クルマも人も大きく成長してきた事を実感しています。本戦まであと僅かの時間ですが、スターティンググリッドに着くまでクルマ、人を更に鍛え、ゴールを目指します。何があろうとも最後まで絶対にあきらめずにチャレンジします。皆様、応援よろしくお願いいたします。

    田中 英幸 GRスープラ チーフメカニック
    GRスープラはニュル24時間レースに向けて、これまで車両製作を進めてきました。そして、VLN2、VLN3、QFレースに参戦し、様々な課題を抽出できました。そこで感じたのは、4時間や6時間のレースでもニュルを完走するのは簡単ではないということです。ましてや24時間レースは何が起こるか分かりませんが、チーム全員で一丸となり最後まで走り切ります。熱い応援をよろしくお願いいたします。

    なお、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝レースは、全国のケーブルテレビ、衛星放送で視聴可能なスポーツテレビ局「J SPORTS」で放送される。さらに、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内にて、J SPORTS番組を含めた約26時間フルタイム配信をYouTube Liveで行う。この場で予定されている、GRスープラ“マットストームグレーメタリック”商談権の当選者発表については、J SPORTS番組内及び、TOYOTA GAZOO Racing 公式WEBサイトにて発表する予定。

    J SPORTS番組
    出演者:
    (実況)木幡 ケンヂ、サッシャ
    (解説)田中 哲也、吉田 寿博、桂 伸一
    (現地実況)中島 秀之、實方 一世
    (現地解説)脇阪 寿一
    (ピットレポート)井澤 エイミー

    放送時間:
    Part1 START6月22日(土)22:00~23日(日)5:00
    Part2 FINISH6月23日(日)17:00~24:00

    放送チャンネル:
    J SPORTS 3

    YouTube Live配信
    配信内容:
    J SPORTS番組の同時配信に加え、公式映像や脇阪 寿一氏による現地レポート等を配信予定。
    配信時間:
    日本時間 6月22日(土)22:00~23日(日)24:00