カテゴリー: トヨタ

  • 幻のF1マシン:トヨタ TF110 “優勝を狙えるポテンシャルがあった”

    幻のF1マシン:トヨタ TF110 “優勝を狙えるポテンシャルがあった”

    トヨタが2010年のF1世界選手権にむけて開発していた“TF110”は実際にレースで走ることなく眠ることになった。

    トヨタF1チームは、2010年マシン『TF110』を完成させていたが、トヨタは2009年末にF1から撤退することを決定した。当時チーム代表を務める山科忠は「可夢偉をこのまま終わらせたくない」と涙を流しながら悔しさをにじませた。

    8年間の活動で1勝も挙げることができなかったトヨタトヨタF1チームだが、シニア・ゼネラル・マネージャーを務めていたパスカル・バセロンは、TF110には優勝を狙えるポテンシャルがあったと振り返る。

    「我々が開発を止めた時点で(新車の)ダウンフォースは20〜30ポイント多かった。我々は目標を上回っていた。TF109でさえ十分に表彰台を狙えた。我々のエアロダイナミクスの人間の多くが他のトップチームに移籍した。我々のダウンフォースの価値がかなり高かったことはわかっている」

    トヨタ TF110は非常に高いノーズを採用している。

    「我々は既存マシンで最も高いノーズをあえて提案する。このようにした場合のみディフューザーが完璧に働く」

    パスカル・バセロンはTF110は他の面も“急進的”だったと述べた。

    「初レースに向けて、ブロウン・ディフューザーのあるアップデートパッケージが進行中だった。なので、レッドブルと我々が最初だった」とパスカル・バセロンは語った。

    レッドブルがRB6に採用したブロウン・ディフューザーは、排気ガスをディフューザーに吹き付けることで、気流の整理し、ダウンフォースを増加させる仕組み。特にコーナーでのダウンフォースを最大限に引き出すべく、スロットルをオフにした状態でもディフューザーに排気ガスを継続して吹き付けられるようにエンジンマップが調整された。

    2010年のF1世界選手権で、レッドブル RB6は9勝を含む19回の表彰台を獲得し、チーム創設以来初となるドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を制している。

    赤に塗装されたトヨタ TF110は、2010年のF1参戦を目指していたステファンGPがS-01という名称で走らせる予定であり、中嶋一貴とジャック・ヴィルヌーヴがシート合わせを実施していたが、ゾラン・ソテファノビッチ代表に財政能力はなく契約は破綻。その後、ヒスパニア・レーシングがTF110の使用契約を目指したが、それも財政的な問題によって破綻した。

    トヨタ TF110トヨタ TF110トヨタ TF110

  • 【動画】 小林可夢偉や中嶋一貴ら参加『TGR e-Motorsports Fes』開催

    【動画】 小林可夢偉や中嶋一貴ら参加『TGR e-Motorsports Fes』開催

    トヨタは、4月17日に開設した『e-Motorsports Studio supported by TGRを活用した初のオンラインイベント『TGR e-Motorsports Fes』を4月29日の14時からに開催する。

    WECドライバーの小林可夢偉や中嶋一貴、スーパーGT 2019年ドライバーズチャンピオンの大嶋和也、山下健太、そしてスーパーフォーミュラ2019年チャンピオンのニック・キャシディなど、総勢13名ものTGRドライバーたちが自宅から生出演し、トークをしながらPlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』で熱いレースを繰り広げる。

    イベントの模様はYouTube LIVEにてライブ配信を予定しており、視聴者の方々はその模様を観戦できるだけではなく、メッセージ投稿によりドライバーたちと相互コミュニケーションをとるなど、イベントに参加することもできる。

    『e-Motorsports Studio』は、「モータースポーツの中止・延期が相次ぐ中、一人でも多くのファンの方にモータースポーツの魅力をお届けしたい」というレーシングドライバーの方々の想いを受けて実現したもの。今後も多くのレーシングドライバーと共に、従来のモータースポーツでは見ることのできない、メーカーやレースカテゴリー、更にはリアルとバーチャルの枠を超えたe-Motorsportsならではのコンテンツを、このスタジオから発信していく。

    TOYOTA GAZOO Racing e-Motorsports Fes
    開催日時:4月29日 14時~16時(予定)
    参加ドライバー(順不同):
    中嶋 一貴、小林 可夢偉、山下 健太、大嶋 和也、坪井 翔、国本 雄資、関口 雄飛、サッシャ・フェネストラズ、平川 亮、ニック・キャシディ、石浦 宏明、中山 雄一、宮田 莉朋
    実況:勝又 智也
    解説:脇阪 寿一

  • トヨタとマクドナルドがコラボ!ハッピーセットにGRスープラが登場

    トヨタとマクドナルドがコラボ!ハッピーセットにGRスープラが登場

    TOYOTA GAZOO Racingとマクドナルドのコラボレーション。5月1日(金)からハッピーセット のおまけとして赤のGRスープラが登場する。

    また、コラボレーションを記念してスペシャルコラボレーションムービー「DRIFT BROTHERS」も4/28より公開される。

    TOYOTA GAZOO Racingは「大人のみなさんもハッピーセットで、スープラを手に入れてみませんか?」とツイートした。

    ※各おもちゃは、数量に限りがございますので、なくなり次第終了いたします。どのおもちゃがもらえるかは、お楽しみです。九州エリアのマクドナルド全店舗および、山口県の一部店舗では各おもちゃの販売期間が異なります。

    【GR Supra】Drive-Thru Special Movie予告編

  • トヨタ、医療現場および医療用品への支援を表明 / 新型コロナウイルス

    トヨタ、医療現場および医療用品への支援を表明 / 新型コロナウイルス

    トヨタ自動車ならびにトヨタグループは、医療現場および医療用品への支援を表明。同時にコロナ復興の牽引役を見据え、企業体質を強化していく。以下プレスリリース。

    世界各地で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりの皆さまに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、引き続き闘病中の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。また、感染拡大防止に向けて最前線で日夜奮闘されている政府および自治体の皆様、感染者の診断や治療に不眠不休でご尽力されている医療関係の皆様に心からの敬意を表します。

    トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社は、「安全・安心を最優先に現場で戦っている方々、苦しんでいる方々の気持ちに寄り添いながら、私たちにできることを即断、即決、即実行していく」(豊田 章男 トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長)との方針に基づき、現在、社会的な最優先課題となっている感染拡大の抑制や医療現場の支援に向けて、自動車産業が持つ製造・物流面でのノウハウや、グローバルに広がるサプライチェーンを活かし、様々な側面から対策を検討し、迅速に取り組んでまいります。

    一方、新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動への中長期的な影響が懸念されています。喫緊の課題である感染拡大の抑制と医療現場の支援に取り組むと同時に、事態収束後の経済活動の復興に向けた態勢を整えておくことも必要だと考えております。雇用を守りながら自らの体質改善を図ることで、日本の基幹産業であり広い裾野を持つ自動車産業が復興の先頭に立ち、経済の維持・発展に向けて貢献できるよう、この状況下で進められる準備を、将来を見据え着実に進めてまいります。

    今後進めていく、主な取り組みは以下の通りとなります。

    1.医療現場および医療用品に対する支援
    これらの対策の中には、現時点では構想段階のものや着手直後のものも含まれておりますが、社会が一日も早く平時を取り戻せるよう、どのような貢献が可能か、関係者の皆様の声をお聞きしながら、トヨタグループとして可能な限りの協力をしてまいりたいと考えております。

    (1)医療用フェイスシールド(防護マスク)生産
    医療現場にて不足する医療用フェイスシールドを、試作型や3Dプリンターなどで製作し、医療機関へ提供してまいります。具体的には、トヨタ自動車貞宝工場にて、試作型による医療用フェイスシールドの生産準備を進めており、週500~600個程度から、生産を開始する予定です。加えてグループ企業でも生産が可能か検討を開始しております。

    (2)トヨタ生産方式(TPS)活用による医療機器メーカーの生産性向上への協力
    政府による日本自動車工業会(自工会)を通じた要請に基づき、医療機器メーカーによる人工呼吸器を始めとする医療機器の増産に対し、トヨタ生産方式(TPS)のノウハウ活用による工程改善など、生産性向上への協力を検討しております。トヨタ自動車を中心にTPS支援チームを結成し、医療機器の大幅な増産などで困りごとを抱えている企業にすぐに支援に入れるよう、現在、製造者側を含めた関係各所と具体的な対応について調整を開始しております。

    (3)軽症の感染者移送に対するサポートの検討
    東京都内を中心とした感染拡大地域において、軽症の感染者を他の医療機関や待機施設、自宅などに移送する際の運転者の感染を抑えるために、JPN TAXI等を中心に、車室内での飛沫循環を抑制する方法について、検討を開始しています。

    (4)サプライチェーンを活用したマスクなど衛生用品の調達支援
    政府による自工会への調達協力要請を受け、トヨタ自動車のサプライチェーンを通じ、医療用マスクや防護服、体温計など衛生用品の調達支援に向けた取組みを進めています。

    (5)医療機関にて活用可能な備品の供給
    病院向けの簡易ベッド台、消毒液容器、医療機関等での簡易間仕切り壁など、医療機器以外で必要とされる備品の生産での協力の可能性について、アイシン精機株式会社が調査を開始しています。

    (6)治療薬開発や感染抑制に向けた研究支援への参画
    治療薬開発や感染抑制に向けた各国の研究支援を目的に、カナダD-wave社が進める量子コンピューターの利用サービスの無償提供プロジェクトにデンソーが参画し、利用促進に向けた技術支援を行ってまいります。

    また海外においても、医療用フェイスシールド(防護マスク)の生産および寄贈、マスク等の衛生用品の地元医療機関への提供や、TPSのノウハウを活用した医療関連企業における生産・物流面での生産性向上支援、医療機関等への車両提供など、各国・各地域の事業体が中心となり、政府をはじめとする地元の関係者の皆様と連携しながら、可能な支援を検討し、順次対応を進めております。

    <ご参考海外における主な支援事例(4月7日現在)>
    ≪中国≫
    ・中国紅十字社へ医療用品の購入費用を寄付
    ・医療用品(医療従事者用マスク、医療用防護服、医療用帽子、消毒剤等)の寄贈

    ≪米国≫
    ・3Dプリンターを活用した医療用フェイスシールド(防護マスク)の生産(トヨタおよびデンソー)、新型コロナウイルス対応マスクの生産に向けた準備
    ・人工呼吸器製造企業のTPSを活用した生産性向上支援(支援企業を選定中)
    ・生産・技術開発でのノウハウを活用した医療用の機器や必需品の生産性向上支援
    ・マスク・衛生用品(靴カバー、手袋、脱脂綿等)の地元医療機関、緊急対策機関への寄贈

    ≪欧州≫
    ・3Dプリンターを活用した医療用フェイスシールド(防護マスク)及びハンズフリーのドア開閉装置の生産
    ・生産でのノウハウを活用した医療スタッフの要員管理の仕組みと医療機器のメンテナンスに関する知識の提供
    ・医療従事者向けの車両・レンタカーの提供
    ・医療機関、緊急対策機関への寄付や寄贈

    ≪アジア≫
    ・医療従事者向けオンデマンド送迎サービス(トヨタモビリティ基金)
    ・医療機関・感染予防業務従事者等への車両提供
    ・医療用フェイスシールド(防護マスク)、防護服等の提供
    ※その他の国・地域においても、医療機関や医療用品への様々な支援、地元コミュニティへの医療品や食料品の提供等の各種の支援実績あり

    <ご参考その他の対応について>
    ・生産活動用マスクの自社内生産による自給自足、需給緩和に向けた取り組み
    社会的なマスク不足への対応として、生産活動においてグループ内で必要とされるマスクの自給自足を進めるため、自社施設内でのマスク生産を検討しております。市場からの調達量を低減することで、社会におけるマスク不足の緩和に少しでも寄与できればとの想いによるものです。

    – 株式会社デンソーは、製造現場を中心に社内で必要となるマスクを自主生産することを決定。4月中の生産開始を目指して試作品の生産に着手しており、軌道に乗れば10万枚/日の量産が可能となる見通し
    – トヨタ紡織株式会社は、4月上旬より刈谷工場において生産を開始(1500枚/日)。順次、増産を図るとともに、5月以降は猿投工場に移管、1.2万枚/日への増産を計画中
    – その他、アイシン精機、ダイハツ工業、日野自動車などでもマスクの自社生産を検討中

    ・関係先の円滑な事業運営への支援
    販売店および仕入先など、トヨタならびにトヨタグループ各社のステークホルダーに対する資金提供や、取引条件の変更などを検討しております。現地事業体やトヨタファイナンシャルサービスと連携しながら、各々の事情に配慮しながら、柔軟で、きめ細かい対応を実施してまいります。

    2.復興を牽引していくための企業体質改善に向けた取り組み
    新型コロナウイルスの感染拡大抑制策として、社会的に在宅勤務が推奨される中、製造業におけるオフィス勤務者の在宅勤務のあり方や生産性向上に取り組むとともに、生産現場では、需要減退による生産停止や縮小によって生まれる時間を活用し、今後の競争力強化につながる改善活動や人材育成などを積極的に進めることで、グループをあげて将来に向けた企業体質改善に取り組んでまいります。

    加えて、設備投資や研究開発費、必要人員などについても、今回の学びを元に改めて見直すことで、さらにスリムでリーンな企業体質への脱皮を図ります。従来領域でのさらなる生産性を向上することで、リソーセス(ヒト、モノ、カネ)を確保し、拡大するCASE対応やお客様満足度を向上するために、新たな重点分野にシフトしてまいります。

    <基本的な考え方>
    ・無駄なことは、思い切ってやめる
    ・より生産性を高めるために、やり方を変えていく
    ・どのような状況でも「やるべきこと」はしっかりやる
    新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、中止とせざるを得なかった行事や施策、在宅勤務などへの働き方の変更等を踏まえつつ、これまでの取り組みが本当に必要か、もっといいやり方がないか、ゼロベースで一つずつ検証してまいります。

    <主に事務・技術系職場での取り組み>
    (1)在宅勤務拡大に対応するネットワーク基盤強化やツールの整備
    急速な在宅勤務拡大により逼迫する外部からのリモートアクセス容量の拡張など、在宅勤務に必要な様々なシステム環境の整備を各社で進めています。多くの企業が一斉に在宅勤務への対応を進めていることから、短期的なネットワーク基盤の整備には限界があることも判明しており、優先順位をつけながら対応を進めてまいります。また、SkypeやTeamsなどの新たなコミュニケーションツールの積極的活用を進めることで、業務の活性化とより一層の効率化を進めてまいります。

    (2)生産性向上に資する働き方改革と在宅勤務ルールの確立
    在宅勤務など場所にとらわれない働き方をより一層促進するために、就業規則や勤務ルールなどの見直しを実施してまいります。また日々、一人一人の仕事のタスクや実施事項をより明確にすることで、個々人の業務量や進捗を日単位で把握し、個人の評価に反映していくとともに、仕事の組み換えや組織全体の効率化に結び付けていきます。

    (3)人材育成の加速
    各職場において、身につける必要のある専門能力などを「能力マップ」として整備してまいります。一人一人の能力向上プランを考えることで、人材育成をより一層加速させてまいります。

    <主に生産系職場での取り組み>
    (1)生産停止や縮小によって生まれた時間を利用した改善活動と人材育成
    通常の生産ライン稼働時には、取り組むことが難しい老朽設備の更新、生産設備の点検、職場環境の向上や、今後の競争力強化につながる改善など、各社において将来に向けて取り組むべき改善活動を、生産停止や縮小によって生まれた時間を活用し、積極的に進めてまいります。

    (2)仕入先と一体となった生産ネットワーク維持と改善活動
    サプライチェーンを維持するために、各仕入先の困りごとを把握し、仕入先とともに生産性向上へ向け、一体となった改善活動を促進してまいります。また、各国・各地域において、ラインストップを余儀なくされた部品などについて、代替生産をグループ企業や仕入先と一体となって実施するとともに、応受援を通じた人材育成についても積極的に進めてまいります。

  • 日本でもバーチャルレースを!トヨタが『e-Motorsports Studio』を開設

    日本でもバーチャルレースを!トヨタが『e-Motorsports Studio』を開設

    TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、モータースポーツイベントの中止・延期が相次ぐ中、トヨタが所有する事業所内にて、『e-Motorsports Studio supported by TGR』を4月17日(金)に開設する。

    『e-Motorsports Studio』は、PlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』に対応したレーシングシミュレーターとネットワークを配備し、国内外トップクラスのレーシングドライバーに活用いただくための“オンラインスタジオ”。

    レーシングドライバーは各々の企画したe-Motorsports大会を通じて、世界中のドライバーやファンと自由に繋がり、以下のような企画を実施することが可能となります。なお、本施設はレーシングドライバーの集会や一般の方々の来場、参加を目的とするものではない。

    『e-Motorsports Studio』活用例
    ・レーシングドライバー同士でのオンラインレースを開催、その様子をYoutubeチャンネル等で中継
    ・『グランツーリスモSPORT』トッププレイヤーによるオンラインレッスンの配信
    ・「GTチャンピオンシップ」や「GR Supra GT CUP」等の『グランツーリスモSPORT』公式レースへ参戦、その様子を放映
    ・ル・マン24時間レースの当初開催日にTOYOTA GAZOO Racing WECドライバー6名がオンライン上で参戦する「TS050 Hybrid ワンメークレース(仮称)」の開催、放映

    本企画は、「このような時だからこそ、一人でも多くのファンの方にモータースポーツの魅力を届けたい」というレーシングドライバーの方々の想いを受けて実現したものであり、TGRとしても、従来のモータースポーツでは見ることのできない、メーカーやレースカテゴリー、更にはリアルとバーチャルの枠を超えたe-Motorsportsならではのコンテンツをここから発信していく。

    トヨタは「モータースポーツに触れたことのない方にとっても、新たなエンターテインメントの一つとして発展できるよう取り組んでまいります」と述べている。

    すでにこの企画には小林可夢偉が賛同を示しており、「トヨタのドライバーだけじゃなく、Nissanドライバー、ホンダドライバーも一緒にやりませんか?」と呼び掛けている。

    海外では、F1、インディカー、MotoGPといったシリーズが公式バーチャルレース・シリーズを立ち上げて多数の現役ドライバー・ライダーが参戦して盛り上がりを見せているが、日本ではeスポーツの普及の問題もあり、SUPER GTやスーパーフォーミュラでそういった取り組みは行われていない。

  • NHK BS1 「世界ラリー 日本の夢ふたたび~勝田貴元WRCへの挑戦~」

    NHK BS1 「世界ラリー 日本の夢ふたたび~勝田貴元WRCへの挑戦~」

    NHKは、BS1スペシャル「世界ラリー 日本の夢ふたたび~勝田貴元WRCへの挑戦~」を3月20日(金) 午後10時に報道する。

    悪路、雪道など世界各地の公道がレースの舞台。最高スピード時速200キロ。一瞬の気の緩みも許されないラリー。その最高峰がWRC世界ラリー選手権(WRC)だ。今年11月には日本開催も決定。その大舞台に14年ぶりに日本人ドライバーが参戦している。

    唯一の日本チーム・トヨタ所属の、勝田貴元(27歳)。日本人ドライバーによる日本車の勝利という悲願を背に、モンテカルロとスウェーデンでの戦いに挑む勝田に独占密着した。

  • 小林可夢偉、LMP1のハンディキャップに苦言 「誰も幸せではない」

    小林可夢偉、LMP1のハンディキャップに苦言 「誰も幸せではない」

    トヨタの小林可夢偉は、オースティンでのレースは“ジョーク”のようだったと語り、WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスのサクセスハンディキャップシステムを再考するよう促した。

    先週末に開催されたオースティンでのレースでは、レベリオンが2台のトヨタに対して明らかに優勢であり、今季2勝目を挙げた。

    チャンピオンシップをリードする小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ7号車は、1周あたり約0.5秒に相当するEoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー)によって、姉妹マシンであるトヨタ8号車に対しても無力だった。

    トップから2周差でフィニッシュした小林可夢偉は、WECはこのシステムを変更しなければ、ファンの関心を維持することに苦労すると警告する。

    「理解できません」と小林可夢偉は Autosport にコメント。

    「彼らはハンディキャップだと言っていますが、誰が勝つかを決めてしまっています。僕たちはレースに参加する前にわかっていました。これまでで最悪のレースです」

    「このEoTを維持するなら、誰もこんなレースに参加しなくなるでしょう」

    「これは高度なテクノロジーのレーシングを目的としています。EoTに興奮する人は誰もいません。誰もがすぐに僕たちのクルマを見て遅く見えると言っています」

    「観客はどう思います? 本当に馬鹿げている。僕たちが遅いかどうかを気にしているわけではありません。だた、もっと広い視野で、なぜ人々がこのチャンピオンシップに興奮するのかを自問する必要があると思います。間違いなく馬鹿げたアイデアだと思います」

    「レベルオンはレースに勝ちましたが、彼らはおそらく本気で幸せな気分になっていないと思います。最終的に誰が幸せですか? 誰も幸せではありません。誰もが不満を感じて家に帰ります。ちょっとしたジョークですよ」

    先月のデイトナ24時間レースで優勝したウェイン・テイラー・レーシングのドライバーラインナップの一部である小林可夢偉は、EoTの状況とIMSAスポーツカー選手権のDPiクラスの状況とを比較した。

    「IMSAは本当に良い仕事をしていると言わざるを得なません」と小林可夢偉はコメント。

    「デイトナで僕はそれを楽しみました。良い競争がありました。彼らが密接なギャップを作ろうといているのがポイントだと思います」

    「しかし、WECでの問題はマシンのコンセプトです。これまでのところ、僕たちのマシンとレベリオンの間でそれは不可能です」

    「僕たちはここに来てくれている人やテレビで見てくれている人を楽しませるためにここにいます」

    「こんな退屈なレースだと、テレビで見ている人々は30分後にはテレビを消してしまうでしょう」

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン:エバンスが優勝でトヨタが今季初勝利

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン:エバンスが優勝でトヨタが今季初勝利

    2月16日(日)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの最終日デイ3が、スウェーデンのトルシュビーを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合3位で、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)が総合4位でフィニッシュし、チームはマニュファクチャラー選手権首位に立った。

    ラリー・スウェーデンの競技最終日デイ3は、トルシュビーのサービスパークの北側に広がる全長21.19kmのステージ「リケナス」を1回のみ走行する短い1日だった。ラリーウイーク前半の時点では2回の走行が予定されていたが、日曜日は気温が上昇し、また大雨が降る可能性もあってステージコンディションの悪化が避けられない状況となり、1回のみの走行に変更された。その、最終日唯一となったSS18は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定され、最後まで激しいタイムアタック合戦が行なわれた。

    予想通り天気は大きく崩れ、ステージの周辺は強い雨が降り続き、気温も6度前後まで上昇。道を覆っていた雪や氷が解け、非常にトリッキーな路面コンディションになった。しかし、エバンスは落ち着いた走りで6番手タイムを記録。総合2位のライバルに12.7秒差をつけ、2017年のラリーGB以来となるキャリア2勝目、そしてチーム加入後最初の勝利を手にした。総合3位となった開幕戦ラリー・モンテカルロに続き表彰台に立ったエバンスは、42ポイントの同点でライバルに並び、彼のキャリアの中で初めてドライバー選手権で首位に立った。

    デイ2で激しい3位争いを繰り広げたオジエとロバンペラは、ロバンペラがパワーステージで2番手タイムの選手に対し、3.7秒という大きな差をつけるベストタイムを記録。3番手タイムだったオジエを逆転して総合3位でフィニッシュし、WRカーでの出場2戦目で表彰台とボーナスの5ポイントを獲得した。なお、19才でのポディウム獲得は、従来の記録を2才以上更新する史上最年少記録となる。オジエは、表彰台こそ逃しましたが、総合4位に入りパワーステージでは3ポイントを獲得。首位エバンスと5ポイント差の、ドライバー選手権3位につけている。なお、チームはマニュファクチャラー選手権において、2位のチームに10ポイント差をつけてトップに立った。

    開幕戦ラリー・モンテカルロに続き、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより出場の勝田 貴元は、堅実な走りを続け総合9位でフィニッシュ。デイ2最後のSS16では5番手タイムを記録するなど、成長をタイムで証明した。また、プライベーターとして、ユホ・ハンニネンをコ・ドライバーに迎えてヤリスWRCで出場したヤリ-マティ・ラトバラは、デイ1でクルマにトラブルが発生し、残念ながらリタイアに終わった。

    豊田 章男(チーム総代表)
    例年とは異なる雪のないスウェーデンで、エバンス/マーティン組が我々の新チームに今季初優勝をもたらしてくれました。エルフィン、スコット、優勝おめでとう。エルフィンはチーム加入当初、エストニアの工場に来てメカニック達と遅い時間までヤリスの使い方や整備の仕方を勉強してくれていました。仕事の後は、その仲間達とボーリングに行くなどして、早くからチームに溶け込んでくれていました。こんな新メンバーがチームと一緒に成績を残してくれたこと、本当に嬉しく思います。ありがとう。また、ロバンペラ/ハルットゥネン組が、チームメイトのオジエ/イングラシア組とわずか3秒差の熾烈なバトルを制して3位表彰台を獲得してくれました。貴重なポイントを獲得し、ファンも沸かせてくれた4人の選手の走りにもお礼を言いたいと思います。勝田選手は、攻めると決めたSSではタイムをしっかり残しつつ、全ての道を走りきってくれました。ひとつのステージで普段から仲の良いタナック選手よりも早いタイムを出せたことは、今後の大きな自信につながったことと思います。引き続きがんばれ!今回のスウェーデンでは、ひとつだけ残念なこともありました。今はヒュンダイのタナック/ヤルヴェオヤ組が2位に入ってくれたことで、彼らと約束していた“私が上からシャンパンをかける”というシチュエーションが早くも実現されてしまいました。しかし、このせっかくのチャンスに、私はスウェーデンにいれませんでした。残念です。ただ、正直に言えば、スウェーデンでのシャンパンファイトは寒すぎます。暖かくなる次戦以降に、またその舞台が整えられればと思います。TOYOTA GAZOO Racingのみんな、引き続き優勝をお願いします!そして、オィットとマルティンも引き続き頑張ってください。一戦ごとに、選手たちは、ヤリスのドライブを一層楽しんでくれていっているように思います。次戦以降も更に熱い走りをしてくれると思いますので、ファンの皆さま、引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

    追伸
    ヤリ-マティ・ラトバラ/ユホ・ハンニネン
    スウェーデンでは、ラトバラ選手がハンニネン選手をコ・ドライバーにしてヤリスWRCでプライベート参戦してくれていました。WRC再参戦を果たした2017年のオリジナルメンバーの二人です。ラトバラ選手は“トヨタの一員でいられて嬉しい、ヤリスに再び乗れて嬉しい”と言ってくれていたと聞きました。二人がヤリスを選んでくれたこと、私も本当に嬉しいです。しかし、今回は、車両トラブルによりリタイアとなってしまいました。もっとヤリスを楽しんでもらいたかったのに申し訳ない気持ちです。次は、ラリー・イタリアでの参戦を計画してくれていると、マキネン代表からも聞きました。万全な状態でヤリスを提供できるよう、しっかり準備しておきます。次は思いっきり走ってください。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとって最高の結果です。エルフィンは週末を通して素晴らしく、彼とスコットはスウェーデンで初めて優勝したイギリス人として、WRCの歴史に名を刻みました。また、カッレの最終ステージでの走りも素晴らしいものでした。ライバル達は過去にこのステージを何度もWRカーで走っていますが、カッレは初めてだったにも関わらず、ライバルを大きく突き放しました。ここまでのところ、我々はドリームチームだといえます。過去にないほどチームスピリットは高く、とても良い状態にあると思います。私はただただそれが嬉しく、彼らを誇りに思います。

    セバスチャン・オジエ(ヤリスWRC 17号車)
    この週末に満足していない訳ではありません。確かに4位という結果は不本意ですが、十分な選手権ポイントを獲得しましたし、次のメキシコを戦う上では良い順位につけています。カッレは今週末とても素晴らしく、パワーステージでも凄いタイムを出しました。表彰台に値する戦いだったと思います。パワーステージのコンディションはかなり難しく、選手権のことを考えると全開では攻められませんでした。エルフィンのドライビングもまた素晴らしく、彼にとってもチームにとっても価値ある勝利でした。彼らのような強い選手がチームにいるのは良いことですし、今シーズンのトヨタのラインアップは本当に強力だと思います。自分達は、気持ちを切り替えて次のラリーに臨み、優勝を目指します。

    エルフィン・エバンス(ヤリスWRC 33号車)
    TOYOTA GAZOO Racingに加わって2戦目で勝つことができて、本当に嬉しく思います。素晴らしいクルマを提供してくれただけでなく、テストでは自分が望むクルマに仕上げてくれるなど、手厚くサポートしてくれたチームに心から感謝します。クルマは私に大きな自信を与えてくれ、今回のような変わりやすいコンディションでは、それが大きな助けになりました。ここまでのところ、運転をとても楽しめているので、この後のグラベルイベントでも良いフィーリングが続くことを願っています。一緒に戦ってくれたスコットには、とても感謝しています。彼と組んで以降とても上手くいっていますし、彼に初勝利をもたらすことができてとても嬉しく思います。

    カッレ・ロバンペラ(ヤリスWRC 69号車)
    表彰台に立てて、とても良い気分です。今回のラリーは普段よりも距離が短く、常にフラットアウトで走らなければならなかったので大変でした。昨日までにミスでタイムを失いましたが、今日は遅れを挽回して表彰台に立ち、パワーステージで5ポイントを獲得することができました。自分の力を全て出しきり、良い走りができたと思います。ステージの序盤はタイヤをセーブしようと少し慎重になり過ぎ、あまり良くありませんでしたが、最後にはそれが報われ非常に速い区間タイムを刻むことができたので、全体を良いタイムでまとめることが出来ました。

    WRC次戦は、3月12日から15日にかけて開催される、第3戦「ラリー・メキシコ」です。シーズン最初のグラベルイベントとなるこの1戦は、今年もメキシコ中央高地の都市レオンにサービスパークが置かれる。レオン周辺に広がるステージの標高は総じて高く、最高地点は2,737mに達します。空気が薄い状態での走行となるため、エンジンのパワーダウンをいかに抑えるかが重要な技術的ポイントになる。また、気温も摂氏30度前後に達するなど高く、エンジンの冷却面に関しても非常に厳しい1戦。

    ラリー・スウェーデン 結果
    1.エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 1h11m43.1s
    2.オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +12.7s
    3.カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +20.2s
    4.セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +23.6s
    5.エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +32.4s
    6.ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +33.8s
    7.クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m00.9s
    8.テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m24.5s
    9.勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +1m59.6s
    10.ヤリ・フッツネン/ミッコ・ルッカ (ヒュンダイ i20 R5) +4m03.0s

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 : エバンスが3連続ベストで首位

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ2 : エバンスが3連続ベストで首位

    2月15日(土)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が、スウェーデンとノルウェーを舞台に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位を堅持。デイ1総合4位のセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)は総合3位に順位を上げ、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) は総合4位につけました。

    ラリー・スウェーデンのデイ2は、デイ1と完全に同じステージ構成となり、トルシュビーのサービスパークを基点に4本計63.68kmのSSが行なわれました。前日の金曜日は早朝気温がマイナスに下がりましたが、土曜日はプラスとなりました。また朝にかけて数センチの降雪がありました。さらに、デイ1で多くのラリーカーが走った影響もあり、前日とはやや異なる路面コンディションでの戦いになりました。
    デイ1で総合2位のライバルに8.5秒差をつけて首位に立ったエバンスは、デイ2でもその速さを維持し、4本のSSのうち、全長2.8kmと距離が短い最後のSS16を除く、3ステージでベストタイムを記録。リードを17.2秒に拡げ、ラリー・スウェーデン初優勝に向けて大きく前進しました。また、ロバンぺラとオジエは激しい総合3位争いを展開し、最後のSS16で2番手タイムを記録したオジエが総合3位に浮上。ロバンペラはオジエと僅か0.5秒差の総合4位で1日を終えました。

    明日のステージ情報
    競技最終日となる2月16日(日)のデイ3は、サービスパークを基点に、北側に広がる「リケナス」のステージを本来2回走行する予定でした。しかし、気温の上昇や降雨による路面コンディションの悪化が予想されるため、1回目の走行がキャンセルとなり、2回目のSS18のみ行われることになりました。最終日唯一のステージとなったSS18は、トップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。SSの全長は21.19km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は121.20kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    明日は長いステージが1本残っているだけなので、見守る立場にある我々はかなり緊張するでしょう。とはいえ、エルフィンはとても落ち着いているように見えますし、セルフコントロールができていると思うので、全く心配していません。今日の彼は他と違うレベルで走っていましたし、クルマに対する自信が増し、どんどん強くなっています。明日のパワーステージで最大ポイントを狙いにいくかどうかは、彼とスコット次第です。セブとカッレの戦いはかなり緊迫していますが、背後の選手とのタイム差は少なくスローダウンする余裕はないので、いずれにせよプッシュして走ることになるでしょうし、好きに走ってもらうつもりです。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    悪くない1日でした。朝のステージタイムは良かったのですが、3本目はそれほどではありませんでした。しかし、それさえ除けば良い1日だったと思います。クルマのフィーリングはとても良く、いろいろなセットアップを試し、走るたびにクルマに対する理解を深めています。明日のパワーステージは、もちろん非常に重要です。カッレとは僅差ですし、他のライバルとの差も決して大きくないので、リラックスすることなどできません。明日はコンディションがかなりトリッキーになると思いますが、最後まで攻め続けなくてはなりません。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    今日もいい1日になりました。状況を上手くコントロールできたことを嬉しく思います。クルマのフィーリングは本当に素晴らしく、バランスにも満足しており、自信を持って運転できています。朝の2本はとても良いステージでしたが、3本目はややトリッキーでした。路面は少し軟らかく、滑りやすいアイスや雪が多くありました。最後のステージは非常に荒れていましたが、問題なく走り切りました。明日はコンディションがどうなるのか予想が難しく、様子を見る必要があります。気温が上がりかなり難しいコンディションになりそうですが、今日までの2日間と同じように良いリズムを掴めることを期待しています。長いステージですが、冷静さを保ち、これまでと変わらない走りをする必要があります。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    今朝は良いフィーリングを感じていましたが、タイヤにやや負担をかけ過ぎてしまい、上手くマネージできませんでした。その結果ステージ終盤にスタッドが抜けてしまい、タイムを失ってしまいました。しかし、クルマのセットアップを少し変えたところアンダーステアが軽減して前輪にかかる負担が少なくなったので、3本目のステージは上手く走れました。最後のステージは路面がかなり荒れていて、今まで体験したことがないようなコンディションでした。明日のステージに関しては、他の選手との経験差が大きいため難しいとは思いますが、ベストを尽くして走ります。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 1h00m38.9s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +17.2s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +28.8s
    4 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +29.3s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +34.7s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +39.2s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +49.7s
    8 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m14.8s
    9 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +1m37.4s
    10 ヤリ・フッツネン/ミッコ・ルッカ (シュコダ ファビア R5 Evo) +3m39.1s

  • WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 : エバンスが2本のベストで首位

    WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ1 : エバンスが2本のベストで首位

    2月14日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技初日となるデイ1が、スウェーデンとノルウェーを舞台に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) が総合3位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)が総合4位につけました。

    ラリー・スウェーデンのデイ1は、トルシュビーのサービスパークを基点に、4本計63.68kmのSSが行なわれました。雪不足により、ラリーウイークを前に多くのステージがキャンセルとなり、走行距離は当初の予定よりも大幅に短くなりましたが、金曜日は気温がマイナスに下がったことにより路面コンディションが好転。グラベル(未舗装路)は凍って硬化し、アイス路面も含めスタッドタイヤがしっかりと食い込む、良好な路面コンディションでの戦いになりました。
    隣国ノルウェーが舞台となった1本目のSS2「ホーフ・フィンスコーグ」で、エバンスはベストタイムを記録して首位に立ち、3本目のSS4「ニッケルヴァトネット」でもベストタイムをマーク。他の2本のSSではセカンドベストタイムを刻むなど、エバンスは1日を通して速いペースを維持し、総合2位と8.5秒差の首位でデイ1を締めくくりました。WRカーによるWRC出場は今回が2戦目となるロバンペラは、最初の2本のSSで3番手タイムを、3本目のSSではセカンドベストタイムを記録するなど、エバンスに迫るスピードを発揮して総合2位につけました。最後の4本目のステージではエンジンストールによりタイムを失い、総合3位に後退しましたが、総合2位のライバルとは5.8秒差と、十分に挽回可能なタイム差です。オジエは1日を通して安定した走りを続け、ロバンペラと3.5秒差の総合4位でデイ1を走破。3人のドライバー全員が表彰台フィニッシュ可能な、好位置につけています。

    明日のステージ情報
    競技2日目となる2月15日(土)のデイ2は、デイ1と完全に同じステージ構成となり、サービスパークを基点にノルウェーとスウェーデンの両国で4本のSSが行なわれます。ただし、各ステージとも2回目の走行となるため、デイ1とは路面コンディションが変わる可能性があります。1本目のSS5「ホーフ・フィンスコーグ」と2本目のSS6「フィンスコーゲン」はノルウェーが舞台となり、スウェーデンに移動して行われる3本目のSS7「ニッケルヴァトネット」は前半、路面の多くがアイスに覆われています。そして、4本目のSS16「トルシュビー・スプリント1」は、サービスパークのすぐ近くで行われる全長2.80kmのショートステージです。4本のSSの合計距離は63.68km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は264.49kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    最高のスタートになりました。エルフィンのパフォーマンスは本当に素晴らしく、飛ぶような速さでしたし、彼はクルマを快適に感じているようです。カッレのパフォーマンスもまた素晴らしかったですが、クルマについてまだ多くのことを学んでいる段階なので、このラリー期間中にさらに速くなるでしょう。セブもいい位置につけているので、チームにとって良い1日でした。この後コンディションがどう変化するのか分からないので、展望を述べるのは簡単ではありませんが、ここまでのところ上手く行っています。ステージはウインターコンディションが良く保たれており、明日も今日と同じような展開になることを期待しています。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    ステージは通常のウインターコンディションに近く、悪くなかったと思います。いくつかのセクションではグリップが十分にあり、走りを楽しむことができました。自分としては決して悪くない1日だったと思いますが、チームメイトが活躍したことにより、もっと速く走れることが証明されました。2番目という出走順が簡単ではなかったことは確かですが、我々のスピードがやや不足していたのは、それだけが原因ではありません。もう少しだけリスクを負って、思いきり走るべきだったと思います。物事を長期的に考えることは重要ですが、このラリーで可能な限り多くのポイントを獲得したいと考えています。明日に向けてクルマのセットアップを少し変更し、ペースの改善に努めます。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    とても良い1日でした。クルマのフィーリングは朝のステージから良く、路面のグリップも非常に高かったのですが、タイヤの摩耗が進んでしまいそうな気がして、どれくらいハードに攻めて良いのかを正確に見極めることは簡単ではありませんでした。今日は、速く走ろうとしながらも、比較的スムーズなドライビングを心がけたのが良かったようです。明日は、今日以上の走りをしたいと思いますが、コンディションがどうなるのかは誰も分からないので、いかなる状況に遭遇しても対応できるようにする必要があります。今日は全てが上手くいったので、クルマを大きく変える必要はないと思いますが、それでも走行データをチェックして、さらなるタイムアップを目指します。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    路面コンディションは皆が予想していたよりも良好で、いい1日になりました。路面には十分なアイスと雪があり、タイヤも高いグリップ状態が長く続きました。朝のステージはとても上手く走れましたし、スピードもあったと思います。いくつかミスをしましたが、今は常にクルマを学んでいる段階です。最後のステージに関してはエンジンをストールさせてしまい、タイムを大きく失ったので残念でしたが、明日は失ったタイムを取り戻したいと思います。もし、今晩雪が降ったとしたら、路面コンディションは大きく変わるので、どうなるのか様子を見るつもりです。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) 30m43.7s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +8.5s
    3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +14.3s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +17.8s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +20.9s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +23.6s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +24.2s
    8 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +31.4s
    9 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +49.6s
    10 エミール・リンドホルム/ミカエル・コルホネン (シュコダ ファビア R5 Evo) +1m45.7s