カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタは、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヤリスWRCを東京オートサロンで公開。新たにチームに加わったセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの3組6選手も参加し、日本のファンの前で来たる新シーズンのチーム体制を発表した。

    2010年以来となるWRCラリー・ジャパンが今年11月に中部地方で開催されることもあり、トヨタは初めて日本でシーズンの参戦体制発表を行うことを決めた。

    また、その会場となった東京オートサロンでは、トヨタがWRC参戦によって得た知見と技術を投じて開発した「GRヤリス」のワールドプレミアも行なわれた。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2017年にWRC復帰を果たし、2018年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得。昨年はドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを獲得した。今年で4シーズン目を迎えるヤリスWRCは開発をさらに進め、軽量化とエンジンのアップグレードを含む改良が施された。

    また、新たに3人のドライバーがチームに加わり、速さと経験と若さがミックスされた理想的なラインナップで今シーズンも最高の結果を狙う。チームにとって2020年最初のWRCイベントは、1月23日から26日にかけて、モナコおよびフランスで開催される開幕戦「ラリー・モンテカルロ」となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    新加入の選手達と共に、日本でシーズンの参戦体制を発表できることを嬉しく思います。ラリー・ジャパンが今年WRCに復帰することが決まりとても楽しみですし、それだけに日本の多くのクルマファンの皆さんと一緒に、シーズンの始まりを迎えられるのは素晴らしいことです。2020年仕様のヤリスWRCの外観は昨年のクルマと似ており、コンディションが異なる多くのラリーで強さを示したパッケージの大部分を受け継いでいます。それでも、“もっといいクルマ”に鍛えるべく小さな改善を積み重ね、より軽量かつパワフルなクルマで新たなるシーズンに臨みます。才能豊かな我々の新ドライバー達はきっとすぐクルマに慣れてくれると思いますので、今シーズンもまた最高の結果を狙えると確信しています。

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  • トヨタ、新型車GRヤリスを初公開 … WRCの知見とノウハウを注入

    トヨタ、新型車GRヤリスを初公開 … WRCの知見とノウハウを注入

    トヨタは、東京オートサロン2020において、FIA世界ラリー選手権(以下、WRC)を「勝ち抜く」ために生まれたホモロゲーションモデル、新型車GRヤリスを世界初公開した。

    2020年夏頃の販売を目指すとともに、特別仕様車 RZ“First Edition”と特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”を設定、先行予約の受付を1月10日(金)10:00から6月30日(火)までの約6ヶ月間、Web限定で開始した。

    新型車GRヤリスは、WRCに学び、そしてWRCで勝つためTMR(Tommi Makinen Racing)とともに一から開発を行った、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のオリジナルモデル。

    TOYOTA GAZOO Racingは、2017年モナコのラリー・モンテカルロに参戦してから現在まで、WRCを通じてお客様が普段走っている世界の様々な道を知り、人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。これまでの取り組みで蓄積してきた知見やノウハウを注ぐとともに、TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のいかなる道でも思い通りに操れるクルマ、つまり「誰もが安心して思いのままに運転できる」GRヤリスが誕生した。

    新型車GRヤリスはTNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用した。WRCの現場からのフィードバックを踏まえ、一から鍛え上げ、バランスの取れた高剛性ボディを実現するとともに、前後のサスペンションジオメトリを最適化。スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”との組み合わせによって、高次元での動的性能を追求している。また、アッパーボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド及びドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC*7工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドアタイプのキャビンとした。

    バリエーションの一つとして搭載される1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンは、新開発の小型軽量ハイパワーユニット。TNGAエンジンの高速燃焼コンセプトに加え、軽量な運動部品採用によるエンジンの高回転化、ターボチャージャーなど吸排気系の最適化によって、3気筒エンジンとして世界最高レベルの出力200kW(272PS)とワイドなトルクレンジを追求。リズミカルな変速を可能にした6速マニュアルトランスミッション(iMT)と組み合わせ、圧倒的な加速と気持ち良い回転数の伸びが感じられるエンジンに仕上げた。

    また、新型エンジンが生み出すパワーは、多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”によって余すことなく四輪に伝えられる。前後駆動力配分の自由度を拡大し、より卓越した走行安定性を実現した。

    なお、生産については、数々のスポーツモデルを造り込んだ元町工場の専用ラインを使用し、「匠」の技能を有する従業員が組み立てることを計画している。

    先行予約限定モデルとなる、特別仕様車 RZ“First Edition”は、RZグレードをベースに、マットブラック塗装を施したラジエーターグリル、フロントサイドディフューザー、リヤスポイラー及びリヤバンパーを特別装備。さらに、特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”においては、RZグレードをベースに、より限界性能を高めた“High-performance”の装備に加え、RZ“First Edition”の特別装備とともにマットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールも備わった仕様とした。

    今回、Webで事前予約いただいたお客様のみにFirst Editionに関する具体的な商談を行う。車両本体価格は、特別仕様車 RZ“First Edition”が3,960,000円(税込)、RZ“High-performance・First Edition”が4,560,000円(税込)を予定している。

    特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition” 主要諸元

    全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 3,995×1,805×1,460
    ホイールベース(mm) 2,558
    車両重量(kg) 1,280
    乗車定員(人) 4
    エンジン 直列3気筒DOHC直噴ターボチャージャー
    型式 G16E-GTS
    排気量(cc) 1,618
    最高出力(kW[PS]) 200[272]
    最大トルク(N・m[kgf・m]) 370[37.7]
    トランスミッション iMT(6速マニュアルトランスミッション)
    駆動方式 4WD
    差動装置
    スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”
    トルセンRLSD×2(フロント、リヤ)+電子制御多板クラッチセンターデファレンシャル/4WDモードダイヤルスイッチ(NORMAL/SPORT/TRACK)
    サスペンション マクファーソンストラット式/ダブルウィッシュボーン式
    ブレーキ ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
    タイヤ 225/40ZR18/225/40ZR18
  • トヨタ、新型車ヤリスを2020年2月10日に発売

    トヨタ、新型車ヤリスを2020年2月10日に発売

    トヨタは、新型車ヤリスを2020年2月10日に、全国のネッツ店、ならびにトヨタモビリティ東京(株)、トヨタ西東京カローラ(株)を通じて発売することを発表した。

    新型車ヤリスは、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、お客様の既成概念を大きく超える「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発。車名は、ギリシャの神CHARIS(気品、エレガンスを象徴する女神)をベースとした造語。

    コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを開発。新開発「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」を採用した新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現。さらにトヨタのコンパクトカーとして初めて、E-Four(電気式4WDシステム)を搭載している。

    ガソリン車は新開発「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」に、スムーズでダイレクトな加速を実現するDirect Shift-CVT(4WD設定あり)、または6速マニュアルを採用。さらに、改良を加えた1.0Lエンジンと小型軽量化したCVTとの組み合わせもラインアップし、選択の幅を広げている。

    また、多くの方が乗るコンパクトカーだからこそ、トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「Toyota Safety Sense」、楽に乗り降りできる「ターンチルトシート」など、多くの先進・便利機能をいち早く採用しました。スマートフォンと連携する「ディスプレイオーディオ」も全車に標準装備している。

    そのほか、アクセサリーコンセント(1,500W)を設定し、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、停電などの非常時には発電機として使用できる。

    なお、ヤリスは、トヨタ自動車(株)が提供する愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」のラインアップに加わる予定。

    メーカー希望小売価格(価格帯 1,395,000円~2,493,000円)

      エンジン トランスミッション 駆動 価格
    (税込み)
    “B package” 1KR-FE(1.0L) Super CVT-i 2WD(FF) 1,395,000
    X 1,455,000
    G 1,613,000
    X M15A-FKS
    (1.5Lダイナミックフォースエンジン)
    6速マニュアル 2WD(FF) 1,543,000
    G 1,701,000
    Z 1,871,000
    X Direct Shift-CVT 2WD(FF) 1,598,000
    4WD*10 1,831,000
    G 2WD(FF) 1,756,000
    4WD*10 1,954,000
    Z 2WD(FF) 1,926,000
    4WD*10 2,124,000
    HYBRID X リダクション機構付のTHSⅡ
    (M15A-FXE 1.5Lダイナミックフォースエンジン)
    2WD(FF) 1,998,000
    E-Four 2,241,000
    HYBRID G 2WD(FF) ◎2,130,000
    E-Four 2,338,000
    HYBRID Z 2WD(FF) 2,295,000
    E-Four 2,493,000
  • トヨタ、2020年のニュル24時間レースにレクサスLCで3年目の挑戦

    トヨタ、2020年のニュル24時間レースにレクサスLCで3年目の挑戦

    TOYOTA GAZOO Racingは、2020年5月21日(木)~24日(日)にドイツで開催される第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(以下、ニュル24時間レース)に3年目となるレクサスLCで参戦することをTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2019で発表した。

    ニュル24時間レースは、世界一過酷なコースと言われるドイツ中部のニュルブルクリンクで毎年5月頃に開催され、200台近くが参戦することでも知られている。

    TOYOTA GAZOO Racingが目指す「もっといいクルマづくり」の活動の原点として、ニュル24時間レースへは、2007年よりトヨタ社員自らが製作したレース車両で、社員メカニック・エンジニアで構成するチームによる参戦を続けており、2020年で14年目となる。

    2020年は、3年目となるレクサスLCで参戦する。過去2年間、レクサスLCはニュルブルクリンクの手厳しい洗礼を受け、完走はしたものの、それぞれ数時間をピットで過ごし、不具合を修復することを余儀なくされた。2020年は、過去2年間の苦しい経験を糧として、新開発エンジンをはじめとした、将来スポーツカーなどの市販車に活かすための数々の新技術を先行投入し、ノートラブルで走りきることを目指す。そして、「人を鍛え、クルマを鍛える」活動の実践を通じ、「もっといいクルマづくり」を追求する。

    ドライバー体制は、ニュル24時間レース参戦6回目となる石浦宏明選手をリーダーに、佐々木雅弘選手、大嶋和也選手、蒲生尚弥選手という、いずれもニュル24時間レースの経験豊富な布陣で臨む。ドライバー、メカニック、エンジニアが一丸となってレースに挑む。

    石浦宏明
    この度2020年のニュル24時間レースに参戦する機会をいただき、感謝しています。自分としては久しぶりのニュル24時間レースにワクワクする気持ちとともに、セッティングリーダーとしての責任を感じています。このプロジェクトは、毎年クルマづくりを続けてきたことで蓄えられているノウハウもたくさんあり、それを生かしながら、さらに速くて安全に誰もが楽しめるクルマを開発していきたいと考えています。過酷なニュル24時間レースでしか鍛えられないことがたくさんあり、それだからこそ挑戦する意味があると思います。みんなで力を合わせてレクサスLCを鍛え、しっかりクルマづくりにフィードバックし、技術を蓄積し、もっといいクルマづくりに貢献していきたいと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

    レクサスLCのニュル24時間レース参戦を通じ、主に以下の分野で将来市販車への採用予定の先行開発技術を投入する。
    ・エンジン開発(新開発V8ツインターボエンジン)
    ・ボデー開発(軽量高剛性ボデー構造、新開発空力アイテム、ドライバー支援アイテム)
    ・サスペンション開発(軽量高剛性サスペンション、軽量化ホイール、高応答アブソーバー)
    ・運動制御開発(各種制御システムの進化)
    (VSC:車両安定制御システム、TRC: トラクション・コントロール, ABS:アンチロック・ブレーキシステム)

    チーム名 TOYOTA GAZOO Racing
    車両/クラス レクサスLC/SP-PROクラス(予定)
    主な仕様 エンジン V8ツインターボエンジン(新開発)
    タイヤ ブリヂストン
    ドライバー(予定) 石浦 宏明 (Hiroaki Ishiura 日本)
    佐々木 雅弘 (Masahiro Sasaki 日本)
    大嶋 和也 (Kazuya Oshima 日本)
    蒲生 尚弥 (Naoya Gamo 日本)
    チーフ・メカニック 原田 城正 (Shiromasa Harada)トヨタ自動車社員(凄腕技能養成部)
    エンジニア・リーダー 加藤 大示 (Hiroshi Kato) トヨタ自動車社員(GRプロジェクト推進部)
  • WEC | トヨタ、8時間の激闘を制し今季3勝目を1-2フィニッシュで飾る

    WEC | トヨタ、8時間の激闘を制し今季3勝目を1-2フィニッシュで飾る

    WEC第4戦 バーレーン8時間レース 決勝
    12月14日(土)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間の決勝レースが行われ、TS050 HYBRID 7号車が優勝、8号車が2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは今季3勝目を1-2フィニッシュで飾った。

    2台のTS050 HYBRIDはこのレースもハイブリッド・パワー及び1周あたりの燃料使用量を制限される、厳しいサクセス・ハンディキャップの条件下でレースに臨むこととなったが、チームはこの挑戦に立ち向かい、安定した走行と素早いピットストップ、そして高い信頼性と共に8時間を走り抜き、1,390kmに渡ったレースを制した。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が8時間後のチェッカーをトップで受け、今季2勝目。ドライバーズランキング争いでも再び首位に立った。

    7号車に対し1周あたり0.21秒重いサクセス・ハンディキャップで今大会に臨んだセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が2位で続き、チームは今季4戦目にして3度目の1-2フィニッシュという最高の結果で2019年最後のレースを締めくくった。

    レースはスタート直後、最前列のレベリオン1号車とジネッタ5号車が接触からスピンを喫するという波乱の展開で幕を開けた。3番手スタートで直後にいたブエミの8号車は、この影響で車体左前に軽いダメージを負い、10位へと後退。間一髪でアクシデントをかわしたコンウェイの7号車が首位に立った。

    セーフティカー走行からのレース再開後、ブエミは10周目には3位へとポジションアップ。首位を行くコンウェイの7号車は後続との差を30秒にまで拡げ、最初の給油のためのピットへと向かった。3位の8号車ブエミは、最初のピットでダメージを負った車両前部の交換を余儀なくされ、4位へとポジションを落とした。

    8号車のブエミはコース復帰後30分にわたりプッシュを続け、トップ3を猛追。ジネッタ6号車との激しいバトルの末に、43周目には3位へと浮上した。レースが1時間半を経過したあたりで2台のTS050 HYBRIDはタイヤ交換とドライバー交代のためにピットイン。7号車はコンウェイから小林へ、8号車はハートレーがステアリングを引き継いだ。

    2時間半が経過する頃には、7号車を追い上げていた2位のレベリオン1号車がトラブルで5分ほどの長いピットイン。これでハートレーの8号車が2位へ上がり、TOYOTA GAZOO Racingの1-2体制となった。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台を追う3位のジネッタ5号車は、序盤のトラブルにより2周差がついており、加えて3時間半が経過したところでコース脇にストップ。これでライバルは3周遅れのレベリオン1号車となった。

    レースは夜間走行の中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きく開いた後続との差を維持しながら、リスクを抑えての周回を続け、トラブル無く残りのレースを走り切りました。ジネッタの2台がリタイアに終わったことで、LMP1クラスの完走はTOYOTA GAZOO Racingの2台とレベリオンの3台のみだった。

    8時間の長いレース、最後のドライブを担当した7号車のロペスが、257周を走破し、トップでチェッカーフラッグを受けました。8号車は中嶋のドライブで2位フィニッシュ。この結果、7号車がドライバーズランキングでの首位に立ち、8ポイント差の2位で7号車が続いている。また、チームランキングでは首位のTOYOTA GAZOO Racingが2位のレベリオンに41ポイント差をつけている。

    全8戦で行われる2019-2020年シーズンのWECは、これで前半の4戦を終了。後半戦となる次戦第5戦は、2年ぶりの開催となる米国サーキット・オブ・ジ・アメリカズで6時間レースとして2月23日に開催。そして続く第6戦は、史上初の米国連戦で、3月20日にセブリングで1000マイルレースが行われる。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    バーレーンで優勝することは大変難しいと思っていたので、今日の1-2勝利は素直に嬉しいです。我々チームは全ての分野で出来る限りの準備をし、TS050 HYBRIDの性能を最大限に引き出すことができました。また今日のレースは最初から接戦で、それが最後まで続くと思っていましたが、ライバル達がトラブルに見舞われてしまったのは少し残念でした。2019年は、2回目のル・マン優勝と世界チャンピオンを獲得した大変良い年で、今日の勝利がそれに花を添えてくれました。TOYOTA GAZOO Racingを支えて頂いているファンの皆様、WECの関係者の方々にこの場を借りて感謝致します。続く2020年がさらに良いものとなりますように、チーム一丸となって努力を続けます。

    TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    1位、 257周、ピットストップ10回、グリッド 4番手、最速ラップ:1分45秒374

    小林可夢偉(7号車):
    勝利で今年最後のレースを締めくくることができて最高です。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝します。強力なライバルとの厳しいレースになることは分かっていましたが、我々はミス無く、素早いピットストップにも助けられて着実にレースを戦いました。マイクとホセも素晴らしい走りでした。まだシーズンは長いですが、今日の結果は本当に嬉しいですし、この勢いを維持していきたいです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    1-2フィニッシュというのは最高の結果です。レースを通して可能な限りプッシュを続けましたが、この結果はレースウィーク序盤には予想もできないものでした。素晴らしい仕事をしてくれたチーム、チームメイトの全員のおかげです。今週バーレーンで走り始めたときは苦戦しましたが、チームがTS050 HYBRIDを見事に仕上げてくれました。この最高の勝利により、ドライバーズランキング首位に立てて嬉しいです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    本当に嬉しい勝利です。この週末、8号車のクルーを含めたチームの全員が素晴らしい仕事をしてくれました。サクセス・ハンディキャップで非常に困難な状況にもかかわらず、1-2フィニッシュを飾ることができたのはチームのおかげです。マイクと可夢偉もいつものように素晴らしかったです。今年最後のレースで勝てたので、今年の素晴らしい結果を祝ってクリスマスと新年を迎えられるのは最高です。

    TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    2位(トップと1周差)、 256周、ピットストップ10回、グリッド 3番手、最速ラップ:1分45秒894

    中嶋一貴(8号車):
    今日はスタートから我々8号車には運がありませんでした。あのアクシデントで大きく順位を落としたため、その時点で2位が我々の目標となりました。その後は着実にレースを戦い、チームとして1-2フィニッシュを果たせたのは良かったです。我々8号車にとっては最高の結果ではありませんが、チームとして最高の結果を得ることが出来ました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    我々にとってはタフなレースでした。スタート直後、目前で発生したジネッタとレベリオンのアクシデントを避けるためコースアウト、戦列に復帰しようとした時に他車と接触してしまいました。その影響もあり、7号車に挑むことはできませんでした。しかし、チームとしては目標だった1-2フィニッシュを果たすことができたので満足していますし、次戦のオースティンが楽しみです。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    思い通りのレースになりませんでした。セブのスタートは不運でした。前車のアクシデントに巻き込まれてどうすることもできず、その後はダメージを負った車両でレースを戦わざるを得ませんでした。7号車を抜くのが難しいことは分かっていましたが、彼らにプレッシャーを与え続けました。7号車はミス無く、ピットも迅速で素晴らしいレースをし、最終的にTOYOTA GAZOO Racingが1-2フィニッシュを果たせたことは素晴らしい結果です。

    WEC 第4戦 バーレーン8時間レース 決勝結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    257 –
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    256 1 Lap
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    254 3 Laps
    6 マイク・シンプソン
    クリストファー・ダイソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    195 62 Laps
    5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    ジョーダン・キング
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    143 114 Laps
  • WEC | 2019-2020年シーズン第4戦 バーレーン8時間レース 予選レポート

    WEC | 2019-2020年シーズン第4戦 バーレーン8時間レース 予選レポート

    2台のTS050 HYBRIDが2列目スタートから優勝を目指す
    12月13日(金)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingはTS050 HYBRID 8号車が3番手、7号車が4番手につけて2列目に並んで明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    5台全車が1秒以内に入るという僅差の争いとなったLMP1クラスで、シリーズドライバーランキング首位に立つセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が、ポールポジションのレベリオン1号車から0.518秒差の3番手タイムをマークした。

    マイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、チームメイトと0.345秒差の4番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingの2台が2列目に並んだ。

    予想されていたとおり、予選は2台のTS050 HYBRIDにとって、ハイブリッド・パワーと燃料使用量が制限される、厳しいサクセス・ハンディキャップとの戦いとなった。ハートレーがマークした最速ラップタイムの1分42秒986は、前回2017年のバーレーン戦予選のポール・ポジションタイムに3.902秒及ばなかった。

    2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均でグリッドを決定する予選は、暖かなドライコンディションで実施された。TOYOTA GAZOO Racingは最初にコンウェイとハートレーが新品タイヤを装着し、セッション開始当初の混雑を避け、やや遅れてアタック開始した。

    2台のTS050 HYBRIDは可能な限り上位のスターティンググリッドを目指したが、8時間にわたる決勝レースを見据え、ドライバー交代時にタイヤ交換は行わないことを決断。8号車は中嶋が2人目のアタックを引き継ぎ、3番手グリッドを獲得。7号車は交代したロペスが8コーナーまで素晴らしい走りを見せたが、他車のコースオフによる路面コンディション悪化の影響により僅かにタイムロス。4番手グリッドとなった。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 5番手 (1分47秒700), 32周
    公式予選 : 4番手 (平均1分43秒842)

    マイク・コンウェイ(7号車):
    1コーナーと8コーナーでタイムをロスしたため、残念な予選となってしまいました。望み通りには行きませんでしたが、ノン・ハイブリッドLMP1勢とのギャップが非常に小さい事は良いニュースです。決勝レースは8時間の長丁場ですし、決勝で良い走りができることに集中してきました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    サクセス・ハンディキャップによって予選が難しくなることは予想していました。ただ我々はチームメイトよりハンディキャップが軽いため、本来なら我々の方が速いタイムを刻めるはずですが、後れを取ってしまいました。私自身、序盤は良かったのですが、8コーナーでLMP2車両がコースオフを喫したことによりコース上に砂が出ていたこともあり、コンマ3,4秒ほどタイムをロスし、3番手グリッド獲得のチャンスを失ってしまいました。とはいえ予選でのグリッドはさほど重要ではありません。上位を目指します。

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分44秒285), 28周
    公式予選 : 3番手 (平均1分43秒497)

    中嶋一貴(8号車):
    3番手グリッドというのは予想以上に良いポジションです。ハンディキャップを考えれば上出来で、我々はTS050 HYBRIDの性能を引き出せたと思います。今日の結果で、決勝レースへ向けての自信も持てました。もちろん、ライバルがとても速いことは分かっていますが、8時間と長いレースですし、落ち着いて最後まで全力を尽くすことが重要です。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    自分のアタックラップにはとても満足しています。この週末の初めから、限られたハイブリッド・ブーストの最適化を行ってきました。TS050 HYBRIDから最大限のパフォーマンスを引き出すために従来とは違うことにもチャレンジし、それも上手く行っています。TS050 HYBRIDはとても好調ですし、ここまで接戦になったことに驚いています。良い気分で明日は上位争いができると思います。

    WEC 第4戦 バーレーン8時間レース 公式予選結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
    1 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:42.979
    2 5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    ジョーダン・キング
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:43.123
    3 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:43.497
    4 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:43.842
    5 6 マイク・シンプソン
    クリストファー・ダイソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:43.887
  • WEC | トヨタ 2019-2020年 第4戦 バーレーン8時間 プレビュー

    WEC | トヨタ 2019-2020年 第4戦 バーレーン8時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは12月12日(木)から14日(土)にかけて中東バーレーンで行われる、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間レースで、今年最後となる戦いに挑む。

    世界チャンピオンとしてバーレーン8時間レースに臨むTOYOTA GAZOO Racingは、今季2勝、残り5戦を残してドライバーとチームの両選手権で首位に立っている。

    TOYOTA GAZOO Racingは27点差でチーム選手権をリード、セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレーの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車がドライバーズ選手権の首位、3点差の2位でチームメイトのマイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車が続いている。

    しかしながら、前戦、上海4時間レースでのレベリオン・レーシングの勝利により選手権ポイント差は縮まっている。上海ではトラブル無く走るも、TS050 HYBRIDは8号車が2位、7号車が3位という結果に終わった。TOYOTA GAZOO Racingは、TS050 HYBRIDの最後のシーズンに於いても更なる効率向上を追い求めて行く。

    最後にバーレーンでWEC戦が行われた2017年と比べると、この週末のTS050 HYBRIDはWECのサクセス・ハンディキャップによりハイブリッド・パワーと1周あたりの燃料使用量が制限されると共に、重量も増加している。ドライバーズ選手権首位の8号車はサクセス・ハンディキャップシステムで最大となる1周あたり2.72秒、7号車は2.51秒分のハンデを負うこととなる。

    TOYOTA GAZOO Racingはこの1周5.412km、15のコーナーを持つバーレーン・インターナショナル・サーキットで3勝を挙げており、相性は良いサーキットだ。最後にチームがこのコースで戦った2017年最終戦では、ブエミと中嶋、アンソニー・デビッドソンの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車がシーズン5勝目を上げた。

    14日(土)に行われるレースは、昨シーズンのセブリング戦以来、WECでは2度目となる8時間で争われる。レースは現地の午後3時にスタートし、やがて夜が訪れ、午後11時にチェッカーが振られる予定。

    最高気温は25℃程と予想されているが、日が落ちると路面温度が低下する見込み。そのため、このレースウィークは全てのコンディションをチームが経験できるよう、12日(木)の合計3時間にわたる公式練習走行は、昼間と夜間に分けられて行われる。

    また14日(土)の決勝レースを終えてから11時間後、翌15日(日)の午前10時より、WECルーキーテストが行われる。このルーキーテストでトーマス・ローラン、山下 健太、そしてニック・デ・フリースの3名がTS050 HYBRIDをドライブすることとなっている。

    村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
    バーレーンが楽しみです。更なるエキサイティングなレースになるでしょう。上海では2、3位表彰台という現実的に考え得るベストな結果を得られましたが、やはり悔しく、“負け嫌い”な我々は再び表彰台の頂点に立つべくチーム一丸となって準備を進めています。この条件下で優勝するために、超高効率なTS050 HYBRIDの性能をさらに引き出せるよう挑戦を続けます。また、バーレーンは今シーズンの中間点ではありますが、今年最後のレースでもあります。良いクリスマスプレゼントがもらえるよう、チームの全員が全力を尽くしています。

    小林 可夢偉(7号車)
    バーレーンでの走行は楽しいですし、土曜日のレースはいつもよりも長く、夜間走行もあるということで面白いレースになりそうです。やるべきことを行い、TS050 HYBRIDから最大の性能を引き出して8時間を戦えば、好結果がついてくるでしょう。チームは2年前にここバーレーンで勝利を挙げているので、目標はもちろんその再現です。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    バーレーンのサーキットが本当に大好きです。流れるようなレイアウトもそうですが、私自身も多くの良い思い出があります。私にとってWECでの初勝利は2014年のバーレーンで、その後も表彰台に上りました。今年は8時間レースということで、いつも以上に何が起こるか分かりませんし、長く走れるということで更に楽しめるでしょう。また、長いレースの方が我々にとっては良い戦いになると思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    バーレーンでのレースが上海よりも好結果となることを願っています。恐らくコースレイアウトにおいてもバーレーンは高効率のTS050 HYBRIDに適しており、我々は競争力を発揮できると思います。レベリオンは上海で好パフォーマンスを見せました。ノン・ハイブリッドLMP1勢からの逆襲が来ることは分かっていましたし、バーレーンで戦う準備はできています。

    中嶋 一貴(8号車)
    バーレーンでは競争力が発揮できるという自信がありますが、もちろん今回もライバル達は速いはずで、簡単なレースではないでしょう。バーレーンでの最後の記憶は2017年の最終戦でポルシェを破って勝利したレースでした。今回は8時間と長いレースになりますが、TS050 HYBRIDでの最後のバーレーン戦で再び勝って有終の美を飾れればと思っています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    バーレーンはコースも雰囲気も大好きですし、私の親戚も住んでいます。私にとっては2013年にWEC初勝利を挙げたサーキットで、翌年には世界チャンピオンが決まった地でもあり、大変良い思い出があります。レースは、昼間スタートして夜フィニッシュするということで、面白いレースになるでしょう。楽しみにしています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    バーレーンにはドライバーズランキング首位で臨むことになります。それは我々が最大のサクセス・ハンディキャップで戦うということを意味しますが、それほど悲観的ではありません。レースは接近戦になると思われるので、我々に勝つチャンスもあるはずです。また私自身、日々チームでの居心地は良くなっており、最後のシーズンとなるTS050 HYBRIDをドライブしている全ての瞬間で喜びを感じています。

  • WRC | トヨタ、セバスチャン・オジェの起用を発表…ラインナップを一新

    WRC | トヨタ、セバスチャン・オジェの起用を発表…ラインナップを一新

    トヨタは、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦する、ドライバーおよびコ・ドライバーのラインナップを決定。新たにセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3選手をドライバーとして迎え、3台のヤリスWRCで参戦する。

    35歳のオジエ(フランス)と、コ・ドライバーのジュリアン・イングラシア(フランス)は、2013年から2018年にかけて6年連続で世界王者に輝いた、WRCを代表するトップアスリート。

    これまでにWRCで47回の勝利を挙げているが、さらなる勝利と、今シーズンをもってTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを離れるオィット・タナックが獲得したドライバーズタイトルの奪回を目指し、来たる2020年シーズンに臨む。

    イギリス、ウェールズ出身のエバンスは、地元開催のラリー・グレートブリテンで2017年にWRC初優勝を果たした。グレートブリテンのようなグラベル(未舗装路)ラリーだけでなく、ターマック(舗装路)ラリーでも速く、今季の第4戦ラリー・フランス/ツール・ド・コルスでは、2019年からペアを組むコ・ドライバーのスコット・マーティン(イギリス)と共に、最終ステージまで優勝を争った。いかなる条件でも安定した走りで結果を残すエバンスは、チームにとって頼りになる実力派のドライバーだ。

    ロバンペラ(フィンランド)は、WRCでの優勝経験があるハリ・ロバンペラを父に持つ、19歳の若手ドライバー。2017年初めてWRC 2にR5カーでスポット出場し、今年はWRCのサポートシリーズであるWRC 2 Proに、コ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネン(フィンランド)と共に参戦。11戦に出場し、5勝をあげチャンピオンに輝いた。ロバンペラは、既に16歳の時ヤリスWRCをテストしていたが、チームは来季からレギュラードライバーとして2シーズンを戦う契約を締結した。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    来シーズンを、彼らと一緒に戦えることをとても嬉しく思います。来年、そしてその先、より多くのチャンピオンシップトロフィーを獲得したいと思っている我々にとって、非常にバランスのとれたラインナップになったと信じています。セバスチャンは本当に強いドライバーですし、彼とジュリアンと一緒に働くことを楽しみにしています。ごく短い時間で我々のチームが結果を出したからこそ、彼ほどの素晴らしい実績を持つ選手が魅力を感じてくれたのだと思います。エルフィンは、以前から注目していたドライバーです。彼はほぼ全ての路面で優勝できる速さがあり、状況に応じて賢く戦い、多くのポイントを獲得できる能力を持ったドライバーでもあります。カッレについては、幼い頃から知っていましたし、その時から特別な才能を備えていることは明らかでした。これから学ぶべきことは少なくありませんが、ステップアップする準備はできていると思います。最後に、オィットとマルティン、ヤリ-マティとミーカ、そしてクリスとセブの、これまでの貢献に感謝の言葉を贈りたいと思います。彼らの今後の活躍を、心から願っています。

    セバスチャン・オジエ
    このチームの一員となり、興奮しています。私にとってはもう一つの新たなる挑戦であり、本当に楽しみです。実は、2016年の終わりにも、翌年一緒に仕事をすることについて話し合いましたが、その時は実現しませんでした。しかしこうして、アイコニックなブランドであるトヨタ、そして子供の頃のアイドルであるトミ・マキネンと一緒に仕事をできることになり、感無量です。成功するために力を合わせて戦い、世界タイトルを取り戻したいと思います。エルフィンは以前一緒に仕事をしたことがあるので良く知っていますし、とても良いチームメイトだと思います。カッレはすでに十分な力を持っていることを証明していますし、素晴らしい才能を備えているのは間違いないので、きっとすぐに成長するでしょう。我々3人ともこのチームで戦うのは初めてなので、クルマやその他のことについて学ぶのは簡単ではないと思います。それでも、できるだけ早くパフォーマンスを発揮できるようにベストを尽くします。

    エルフィン・エバンス
    TOYOTA GAZOO Racingへの加入は自分にとって素晴らしい機会であり、とても興奮しています。チームはWRC参戦を開始した3年前から見事な結果を残してきたので、自分がその一員となることを嬉しく思います。トミは、彼自身ドライバーとして大きな成功を収めたように、WRCの高いレベルで戦う術を熟知しています。ここまで、彼と素晴らしいやり取りを続けてきたので、来シーズンの開幕に向けて、チームとの関係がさらに深まることを期待しています。私たちにとって、2019年は複雑なシーズンでした。怪我によりシーズンの途中で3戦を欠場し、ポイントを獲得できませんでした。しかし、その一方でステージ優勝を飾り、表彰台に立つなど良い結果を残し、速さを示すこともできました。ですから、この新しいチームでさらに上を目指し、より多くの勝利を獲得し、成果を残したいと思います。セバスチャンと再び一緒に仕事をするのも楽しみです。多くの経験と実績がある彼は、チームメイトとして素晴らしい存在です。

    カッレ・ロバンペラ
    このチームへの加入が決まり、本当に嬉しく思います。若いラリードライバーにとっては、WRカーのシートを得ることが目標ですが、今、自分にそのチャンスが訪れたのです。数年前に初めてヤリスWRCをテストした時、トミが自分を信頼してくれたことを嬉しく思いましたが、今、こうして完全に彼のチームのメンバーとなることができて光栄です。来年は自分にとって間違いなく非常に難しいシーズンになるでしょう。最大の課題は、新しいクルマについて学び、新たにカレンダーに加わるラリーに対応することです。最初はクルマとスピード、そして、それらに関わる全てのことが学びの対象となるはずです。セブとエルフィンは経験豊かで、自分にとって本当に良いチームメイトになるでしょう。彼らから多くのことを学習できるので、同じチームに入れて良かったと思います。

    豊田 章男(チーム総代表)
    ヤリ-マティ、3年間ありがとう。僕が初めて、フィンランドに行った時、トヨタは、まだWRC復帰を決めていなかった。はじめてのWRCに興奮していた僕は、選手を直接見たくてホテルのロビーで出待ちをしていた。そこに現れたのがフォルクスワーゲンのヤリ-マティだった。ドキドキしながら声をかけると、君は実に気さくにこたえてくれた。話しながら、僕がトヨタの回し者だと気づいた君は、自分の乗っていたカローラやセリカの話を、とても嬉しそうにしてくれた。こんなにトヨタのことを覚えていてくれている選手がいる内にWRCに戻らなきゃ…と、復帰への決意ができたのは、あの時だった。トヨタファンの気さくなフォルクスワーゲンドライバーに出会えていなかったら、今、トヨタはWRCにいなかったかもしれない(笑)。その2年後、君がうちのエースドライバーになってもらえると聞いた時は、不思議な縁に本当に感動したよ。そして、今だから正直に言うと、最初のシーズンが始まる前、1年目から勝てるなんて思っていなかった。あの時は「1年かけて表彰台に上ろう」が我々の目標だった。でも、初戦のモンテカルロで君はすぐにトヨタを表彰台に導いてくれた。その翌月には、表彰台の一番高い所にまで連れて行ってくれた。本当に夢のようだった。昨年、やっとフィンランドで君と一緒に表彰台に上れたのはとても嬉しかった。あとから写真を見返したら、オィットに渡されたシャンパンを僕は真っ先に君の方に向けていた。そのくらい君と上れたことが嬉しかったってことだと思う。カローラやセリカをあんなに大切に乗ってくれている君だから、これからもトヨタのサポーターでいてくれると信じてます。よろしく。クリス、君にも、今だから正直に話さないといけないことがあります。君を迎え入れる時、ヤリスが転がったり、道を間違えたり、駐車場を走ってしまうんじゃないかと、すごく心配だった(笑)。でも、君は、トヨタのために、しっかり仕事をしてくれた。どんな時でも限界までアタックしてくれたし、元エンジニアだからこそのアドバイスでヤリスを強くしてくれた。1年間ありがとう。そして、オィット…。チャンピオンという夢を君が叶えられたこと、自分のことのように嬉しく思う。そして、その手伝いをさせてもらえたことをトヨタは誇りに思っている。僕は友山(GAZOO Racing Company プレジデント)と違って表彰台に上るのが苦手だったんだけど、昨年のフィンランドで君が初めて僕に高い所への上り方を教えてくれた。君のおかげで、やっとあの景色を見ることができたし、シャンパンがいかにベトベトするものなのかも知ることができた。本当にありがとう。「目標を達成した今、環境を変えて次の挑戦に臨みたい。」という君の決断は本当に素晴らしいと思う。来年からは君がトヨタのライバルになる。強いライバルがいることは、僕らにとっての大きなモチベーションになってくる。表彰台の上り方も、シャンパンの開け方も、しっかり教えてもらったから、次に表彰台で会う時は、上から君にシャンパンをかけることができると思う。また表彰台で会おう!

  • トヨタ、山下健太をバーレーンでのWECルーキーテストに起用

    トヨタ、山下健太をバーレーンでのWECルーキーテストに起用

    TOYOTA GAZOO Racingは12月15日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるFIA世界耐久選手権(WEC)ルーキーテストに、トーマス・ローランと山下健太を参加させる。

    今季、TOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーを務めている21歳のローランは、WECの主催で行われるルーキーテストに参加し、さらに経験を積んでく。ローランは2017年のWECルーキーテストで初めてTS050 HYBRIDをドライブし、その後はLMP2クラスで上位を争っている。

    トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)の一員である山下健太もこのルーキーテストに参加します。TOYOTA GAZOO RacingのWECチャレンジプログラムとして今季よりLMP2クラスにフル参戦している山下は、新たなステップとしてTS050 HYBRIDのテストに参加。自身初めてLMP1カーをドライブすることとなる。

    24歳の山下健太は今季、その才能を開花させ、LEXUS LC500で参戦した日本のSUPER GTでチャンピオンを獲得した。同時に彼はWECのLMP2クラスにハイクラス・レーシングから参戦し、初めて走るサーキットでもその速さを示している。

    また、今季最終戦を待たずしてフォーミュラ2チャンピオンを決めているニック・デ・フリースが、このテストに参加することが先月発表されている。オランダ人の彼は山下健太と同様、ドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racingの本拠地でシート合わせとシミュレータ訓練を行うこととなる。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    トーマス・ローランを再びTS050 HYBRIDのコックピットに迎えると共に、非常に才能豊かな若手ドライバーである山下健太とニック・デ・フリースが、初めてTS050 HYBRIDをドライブし、何を感じ、どれだけ適応してくれるのかが大変楽しみです。彼らのドライバーとしてのキャリアの中で、今回のテストは非常に貴重な経験となるでしょう。また7月のプロローグ以来のドライブとなるトーマスが、この間のTS050 HYBRIDの進化をどう感じ取ってくれるのかについても注目しています。

  • トヨタ 豊田章男社長 「WRCの全タイトル獲得は一年後に日本で叶えたい」

    トヨタ 豊田章男社長 「WRCの全タイトル獲得は一年後に日本で叶えたい」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、今季のWRC(世界ラリー選手権)でのTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの活躍を振り返るとともに、ラリー・ジャパンが開催される来季への意気込みを語った。

    今年、トヨタはドライバー/コ・ドライバータイトルを獲得し、最終戦ラリー・オーストラリアで18ポイント差となっているメーカータイトルに挑むはずだった。

    しかし、山火事の影響により、最終戦ラリー・オーストラリアが中止となり、その目標は来季に持ち越されることになった。

    「オーストラリア東部で発生中の森林火災の被害に遭われている皆さまにお見舞い申しあげます。また、この瞬間も、猛火と戦っている地元消防の方々に感謝すると共に、いち早い鎮火が実現できるよう祈念いたしております」と豊田章男社長はコメント。

    「スペインでのドライバー/コ・ドライバータイトル獲得後、もうひとつのタイトルをオーストラリアで獲得しようと、チームは最大限の努力を続けてくれていました。本当であれば、週末に、それを果たし、その喜びの中で、チームのみんなに感謝の気持ちを伝えたいと思っておりましたが、ラリー・オーストラリアがキャンセルとなり、それを実現することはできません」

    「この場を借りて、今年、一緒に戦ってくれたチーム全員に私からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのみんな、一年間、ヤリスを強くし続けてくれて、ありがとう」

    「全タイトルを獲って喜ぶという目標は、一年後に日本で叶えたいと思いますので、気持ちを切り替えて、また次の一年もみんなで頑張っていきましょう」

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、WRCラリー・オーストラリアのサービスパークがあるコフスハーバーに留まり、他チームのドライバーと共に急遽開催したチャリティーイベントに参加。その後地元の消防署を激励に訪問した。

    「現地にいるチームのみんなは、オーストラリアの地でも、すぐに気持ちを切り替えてくれていました。このことについても、お礼を言いたいと思います。チームのみんなは、ラリー期間中のために用意していた食材を地元に提供したり、消防署に行って激励をしてくれたり、地元で困っている人たちのために、率先して動いてくれました」と豊田章男社長はコメント。

    「私もSNSで、その様子を知りました。現場の判断で、すぐに動いてくれたのだと思います。トヨタを代表するメンバーが、こうして率先して行動してくれたこと、本当に嬉しく、そして誇らしく思います。チームのみんなに、本当に感謝します。ありがとう」

    2020年には最終戦としてラリー・ジャパンが復活する。

    「この素晴らしいメンバーと来年も戦っていけること本当に楽しみです。来年、ラリージャパンでは、みんなのそばに居ながら、一緒に戦えると思います。今年味わえなかった喜びを、なんとしてもみんなで味わいましょう」と豊田章男社長はコメント。

    「最後になりましたが、応援いただいたファンの皆さま、熱い声援を1年間ありがとうございました。皆さまが、もっともっと応援したくなるようなチームになれるよう、我々も努力を続けてまいりますので、引き続き、応援いただければ嬉しく思います。皆さま、引き続き、よろしくお願いいたします」