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  • WRC:トヨタ 2022年 第1戦 ラリー・モンテカルロ 1日目 レポート

    WRC:トヨタ 2022年 第1戦 ラリー・モンテカルロ 1日目 レポート

    1月20日(木)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロがモナコで開幕。フランス南部の山岳地帯で2本のターマック(舗装路)ステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合12位につけた。

    木曜日は、午前中にモナコの北側に広がるフランスの山岳ステージでシェイクダウンが行われ、新規定ハイブリッドラリーカーのRally1車両が初走行。ラリー・モンテカルロで通算8回の優勝経験を持つオジエが、ワールドチャンピオンの証であるカーナンバー1のGR YARIS Rally1でベストタイムを記録した。夕方にはモナコのカジノ前でセレモニアルスタートが行われ、開催90回目を迎えたラリー・モンテカルロが華々しく開幕。その後、選手たちは山岳地帯に向かい、2本のナイトステージに挑んだ。

    戦いの舞台となるフランス南部の山岳地帯はここしばらく天気が良く、気温も10度前後とこの時期としてはとても暖かい日が続き、木曜日も好天に恵まれた。全長15.20kmのSS1は、全体的にはドライコンディションながら、昼間は少し湿っていた一部路面が気温の低下により凍結し、非常にトリッキーなコンディションとなった。そのSS1で、1番手スタートのオジエは2番手タイムのライバルに5.4秒差をつけるベストタイムを記録。有名なチュリニ峠を通過する23.25kmのSS2はドライコンディションが保たれ、オジエが2ステージ連続でベストタイムをマークし、新時代を迎えたWRCの初日を首位で走り切った。

    エバンスは、2本のステージをいずれも3番手タイムで走行し、首位オジエと11.2秒差の総合3位に。ロバンペラは、SS1でのスピンによりタイムを失い、総合12位で初日を終えた。また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、総合9位につけている。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    首位に立ち、トップ3に2台が入ったことを喜びたいと思います。今晩、ステージをスタートするまで自分たちがどの位置にいるのかよくわかりませんでしたが、まずはパフォーマンスが高いレベルにあることが証明されたので良かったです。また、激しい競争と、素晴らしい戦いが続いていることは、ラリーにとって良いことだと思います。カッレにとっては難しいスタートになり、序盤にスピンを喫してしまいました。自信を持ち切れない状態で暗闇のステージに臨むのがどんなに難しいことなのか、私にはわかります。明日、明るい時に走ればきっと状況は良くなるはずです。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)
    正直なところ、クルマのフィーリングはあまり良くなかったので、最初のステージで最速だったことに少し驚きましたが、タイムは良かったので文句はありません。続く2本目のステージでは、クルマのフィーリングが少し良くなりました。クルマは昨年までとかなり大きく違い、今は誰もが適応しようとしている段階ですし、改善可能な要素も多くあります。タイムはライバルとかなり接近していますし、このクルマでの初戦にも関わらず、すでに激しく、エキサイティングな戦いになっていると思います。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)
    今晩のステージ、とくにSS1の走りは自分ではあまり良いと思えなかったのですが、良い順位でモナコに戻ってくることができたので嬉しく思います。テストではあまり良い感触を得られていなかったのですが、ラリー本番では予想よりも少しフィーリングが良くなっていました。とはいえ、まだ完全ではないので簡単ではありません。全体的に、もう少し上手く走れたと思うので満足していません。新しいクルマで初めて走るステージが暗闇の中だったため、他のことに気を取られてしまい、なかなか運転に集中できませんでした。非常に多くのことが起きているので、明日に向けてやるべきことはたくさんあります。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)
    今晩はかなり難しい戦いになるのではないかと予想していましたが、残念ながらその通りになってしまいました。朝のシェイクダウンからクルマのバランスはあまり良くなく、快適に感じられませんでした。そして、最初のステージでは小さなスピンを喫し、ギヤをリバースに入れなくてはなりませんでした。タイム差はかなりついてしまいましたが、常にクルマを良くしようとしているので、今晩のサービスでセットアップをどのように改善できるか試してみるつもりですし、ドライビング面でも改善を図りたいと思います。

    ラリー・モンテカルロ デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ (トヨタ GR YARIS Rally1) 25m48.4s
    2 セバスチャン・ローブ/イザベル・ガルミッシュ (フォード PUMA Rally1) +6.7s
    3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +11.2s
    4 アドリアン・フォルモ−/アレクサンドレ・コリア (フォード PUMA Rally1) +17.9s
    5 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (フォード PUMA Rally1) +21.9s
    6 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20 N Rally1) +28.5s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (フォード PUMA Rally1) +29.2s
    8 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20 N Rally1) +41.1s
    9 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +48.2s
    10 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (ヒュンダイ i20 N Rally1) +58.8s
    12 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m08.8s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる1月21日(金)のデイ2は、サービスパーク西北のフランス山岳地帯で3本のステージを各2回走行する。デイ2は日中のフルサービスが設定されず、朝モナコでサービスを受けた選手は、3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換のみで、3本の再走ステージを走行する。3本のステージのうち、アントルヴォーへと向かう3本目のステージ(SS5/8)は近年よく使われているが、最初の2本のステージに関しては2006年以来の走行となる。6本のSSの合計距離は97.86kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は472.69kmとなる。

  • WRC:トヨタ 2022年 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    WRC:トヨタ 2022年 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、1月20日(木)から23日(日)にかけて、モナコおよびフランスで開催される、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦「ラリー・モンテカルロ」に、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組(GR YARIS Rally1 1号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)の、3台のGR YARIS Rally1で参戦。ハイブリッドユニットを搭載する新開発のトップカテゴリー・ラリーカーで、90回目の開催を迎える伝統のラリー・モンテカルロに挑み、二年連続優勝を目指す。

    2017年にデビューしたヤリスWRCは、昨シーズンの最終戦ラリー・モンツァ(イタリア)で通算26勝目を飾り、ドライバー選手権、コ・ドライバー選手権、そしてマニュファクチャラー選手権を制し、三冠を達成した。それからわずか8週間後、チームは新たに開発したGR YARIS Rally1を、2022年シーズンの開幕戦ラリー・モンテカルロに投入する。1997年から2021年まで25年間WRCのトップカテゴリーを支えてきたWRカーに替わり、2022年からはハイブリッドユニットを搭載するRally1が最上級カテゴリー車両となる。3.9kWhを発生するバッテリーとモータージェネレーターユニット(MGU)からなるハイブリッドユニットは、加速時に最大で100kw(134PS)のハイブリッドブーストを発生する。それに組み合わされるエンジンは、ヤリスWRCで実績を積んできた1.6リッター4気筒直噴ターボを最適化したものとなり、システム全体では500ps以上の最高出力を発生する。また、FIAの世界選手権として初めて、100%サスティナブルな燃料を使用することもRally1車両の大きな特徴となる。

    シャシーに関しては、新たに専用開発のスペースフレームを採用し、ドライバーおよびコ・ドライバーの安全性を従来よりもさらに高めている。その他にもエアロパーツの簡素化、メカニカルギアシフトの採用、アクティブセンターデフの廃止など、新しいRally1レギュレーションに準拠したシンプルな設計がなされており、これまで以上にドライバーのテクニックの差が出やすいクルマとなっている。また、ステージ中にハイブリッドブーストをいかに上手く扱うかもRally1では重要な要素となり、ドライバーだけでなく、エンジニアにとっても大きなチャレンジとなる。

    昨年の春に走行試験を開始したGR YARIS Rally1は、その後テストを重ねて進化を続け、ここ数週間は2022年の開幕戦であるラリー・モンテカルロにフォーカスしたテストを行なってきた。1911年初開催の、WRCで最も長い歴史を誇るラリー・モンテカルロは、基本的にはフレンチアルプスを舞台とするターマック(舗装路)ラリーだが、山間部のステージには降雪路面や凍結路面もあり、天気に大きく左右される非常に難しいイベントとして知られている。そのため、新設計のクルマで戦いに臨む選手たちにとって、今年のモンテカルロは例年以上に大きなチャレンジとなる。また、今年はラリーの中心がフランス南部のギャップからモナコへと移り、2021年大会と比較すると、約85%が新しいステージとなる。しばらく使われていなかったステージや、新しいステージが増えることも、ラリーの難易度を高める要素となる。

    ラリーは20日(木)の午前中にシェイクダウンが行われ、その夕方、モナコ中心部カジノ広場でのセレモニアルスタートで開幕する。その後選手たちはモナコの北側エリアに広がるフランスの山岳地帯を目指し、夜8時過ぎから2本のステージが行われる。そのうち2本目のSS2は、2013年以降実現していなかった、夜のチュリニ峠を走るステージ。この、初日の2本のステージに、昨年8回目のドライバーズタイトルを獲得したオジエは1番手の出走順で挑む。これまでに8回ラリー・モンテカルロを制しているオジエは、長年コンビを組んできたコ・ドライバーのジュリアン・イングラシアが昨シーズンをもって引退したため、新たにベンジャミン・ヴェイラをコ・ドライバーに迎え、昨年に続く優勝を狙う。ただし、今シーズンの出場はモンテカルロを含む数戦に限られ、オジエはエサペッカ・ラッピとクルマをシェアすることになる。また、昨年ドライバー選手権2位のエバンスと、同4位のロバンペラは全戦に出場し、ドライバーズタイトルの獲得を目指す。なお、昨年のサファリ・ラリーで総合2位を獲得した勝田貴元と、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストンは、新たに創設されたTOYOTA GAZOO Racing WRT Next Generationからシーズン全13戦に出場し、4台目のGR YARIS Rally1をドライブする。

    競技2日目の21日(金)は、モナコの北西エリアに広がるフランスの山岳地帯で3本のステージを各2回走行。今大会最長のステージ距離を走る一日となるが、日中のサービスがなくピュジェ=テニエでのタイヤフィッティングゾーンしか設定されないため、新開発のクルマをドライブする選手たちにとっては非常に難しいチャレンジとなる。翌22日(土)は、前日よりもさらに遠く西に離れた、ディーニュ=レ=バン周辺の山岳地帯が戦いの舞台に。5本のステージを走るこの日もまた日中のサービスはなく、クルマに大きなダメージを与えないドライビングが求められる。最終日の23日(日)は、金曜日のステージに近いアントルヴォーの周辺で2本のステージを各2回走行。最終のSS17は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。ステージは全部で17本、合計296.03km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1511.47kmが予定されている。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
    ラリーの新しい時代が始まる瞬間は、とてもエキサイティングです。まだ分からないことが多くありますが、ラリー・モンテカルロではその答えがいくつか出るでしょう。我々はチームとして一生懸命準備をしてきましたが、それぞれのクルマにどのような違いがあるのかは、最初のラリーまで誰にも分かりません。また、どのドライバーが新しいクルマに一番自信を持っているのか、誰が自信を持ちきれていないのか、その違いが見えるかもしれません。ドライビングやセットアップの方法など、多くの変化にドライバーは適応しなくてはなりません。我々のテストでは、ドライバーが自信を持ち、気持ちよく運転できるようにすることが最も重要だったと思います。ドライバーにとって、モンテカルロはチャンピオンシップの中で最も難しいラリーであり、路面コンディションにも大きく左右されます。クルマのパワーは増えましたが、それを雪や凍結したコンディションでどのように使うのか?そして何よりも、サービスパークがギャップからモナコに移動することで新しいステージが増えるなど、未知なる部分が多いため、とてもエキサイティングなラリーになるでしょう。

    セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)
    自分のキャリアにおいて、これまでとは違うステージが始まろうとしています。シリーズ全戦に出場するわけではないので、一年のこの時期としては例年と少し異なる感覚です。それでも、TOYOTA GAZOO Racingのプログラムに参加することはエキサイティングですし、ラリー・モンテカルロは私にとっていつだって特別な一戦です。私は依然として選手であり、勝ちたいと思っているので、ベストを尽くして戦います。チームはこの新世代のクルマの準備に一生懸命取り組んできましたし、テストをする度にクルマは大きく進化しました。12月に3日間、先週も1日、GR YARIS Rally1をテストし、モンテカルロのための準備を進めてきました。かなり大きく変わったクルマに適応することは、とてもエキサイティングなチャレンジです。ただし、今年のモンテカルロはこれまで以上に不確実な要素が多いため、誰にとっても大きなチャレンジになると思います。

    エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)
    WRCという非常にエキサイティングな競技で、また新たなクルマで挑戦をするのがとても楽しみです。GR YARIS Rally1を最初にテストした時から、クルマは順調に進化してきましたが、モンテカルロが始まるまでは、ライバルとの相対的な力関係を知ることは不可能です。いろいろなことが変わり、白紙状態からのスタートになります。開発し尽くされ、全てがとてもイージーに感じられるようになっていたクルマから乗り換え、未知なる世界に飛び込むことは簡単ではありません。ハイブリッドシステムによるパワーアップは大きな違いであり、それをどのようにマネージするかが、いくつかの状況において非常に重要になるでしょう。テストでは既に多くのことを学びましたし、モンテカルロを皮切りに、一年を通して多くを学び続けることになると思います。とはいえ、モンテカルロは天気に大きく左右される運試しのような要素もあるラリーですし、今年は起点が南に移るため、多くの新しいステージや異なる地形と対峙することになります。

    カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)
    新しいクルマのフィーリングは良いですし、良い準備もできています。クルマが新しくなるときは常に多くの作業や改善すべき課題に直面するものですが、自分たちは順調に進化させることができたと思っています。特に、ハイブリッドのブーストに慣れるのは興味深い作業でした。パワーが上がるのは、基本的にはいいことですが、それを使いこなす準備ができていないと少し厄介なことにもなり得ます。ドライバーとしては、そのパワーをどう使うかを考えなければなりませんが、他のドライバーよりも上手く使うことができれば、かなり大きな差をつけられるはずです。今年のラリー・モンテカルロは、非常に特別なイベントになりそうです。常にトリッキーなラリーではありますが、今年は新しいステージが多く、マシンも完全に新しくなるのでなおさらです。また、金曜日と土曜日は昼間のサービスがない長い一日になるので、その二日間を問題なく乗り切ることができれば、上出来といえるでしょう。

  • トヨタ、2022年のWRC参戦車両『GRヤリス Rally1』をお披露目

    トヨタ、2022年のWRC参戦車両『GRヤリス Rally1』をお披露目

    トヨタは、ハイブリッドの新規定ラリー1が導入される2022年のWRC(世界ラリー選手権)に参戦する車両『GRヤリス Rally1』の最終バーションをお披露目した。

    トヨタは、オーストリアのザルツブルクにあるハンガー7で開催されたWRCの2022年シーズンの公式発表で、FIAの新会長モハメド・ビン・スライエムの前で新しい車両を発表した。

    トヨタは、昨シーズンにヤリスでデビューしたのと同じ赤、黒、白のファクトリーカラーリングを継続することを選択した。しかし、GRヤリスの側面にはハイグリッドブランドのロゴが並び、ハイブリッドユニットを冷却するための目立つエアボックスも含まれている。

    新しいレギュレーションに従い、GRヤリスは1.6リッターターボチャージャー付き内燃エンジンに接続された100kWハイブリッドユニットを備えており、タンデムで作業する場合に短時間で500馬力を発生させることができる。

    ドライバーはスロットルペダルを使用してハイブリッドパワーブーストを開始でき、ブレーキング時に30キロジュールのエネルギーを十分に回生しれば、ステージ内でさらにブーストのロックを解除できる。

    ラリー1車両は、生産車のベースを使用せずに、ゼロから構築された新しいより安全なスチール製スペースフレームシャーシを中心に構築されている。前任者と比較して、車両は約70kg重く、空力が15%に低減され、サスペンションの移動量が少なく、トリックセンターの差がない。

    現役のWRCメーカーチャンピオンであるトヨタは、今シーズンは4台のGRヤリスをエントリーさせ、昨年のチャンピオンシップ準優勝者であるエルフィン・エバンスと2度のラリー優勝者であるカッレロ・バンペラがフルタイムでエントリーする。

    8度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・オジェは、WRCのコミットメントを部分的なキャンペーンに縮小することを選択している。代わりにエサペッカ・ラッピと3台目の車を共有する。

    セバスチャンオジエは来週末にモンテカルロでシーズンを開始し、エサペッカ・ラッピは2月のスウェーデンで最初の出場を予定している。

    4台目のエントリーは、2回目のフルシーズンでチームの開発ドライバーエントリーする日本人の勝田貴元によって埋められる。

    トヨタは、1月20日から23日までのモンテカルロでの開幕戦に先立ち、今週フランスで新シーズンの最終準備を行った。

    GR YARIS Rally1

  • トヨタ、ダカールラリー2022で3年ぶり2度目の総合優勝

    トヨタ、ダカールラリー2022で3年ぶり2度目の総合優勝

    14日間に渡って戦いが繰り広げられたダカールラリー2022がゴールを迎え、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組のGRダカールハイラックスT1+が優勝を果たした。

    TOYOTA GAZOO Racingにとっては初の総合優勝となった2019年大会以来3年ぶり2回目の勝利となる。また、この日の最終ステージではヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が、今大会2度目となるステージ勝利。4台体制で今大会に挑んだTOYOTA GAZOO Racingは、4台全車が完走。全12ステージ中、5ステージを制した。

    1月14日(金)、サウジアラビアの、紅海に臨む大都市ジェッダでダカールラリー2022がフィニッシュを迎えた。元旦にスタートが切られてから2週間、競技区間の合計4261km、移動区間も含めた総走行距離8119kmを走り抜いてきた「世界一過酷なラリー」を制したのは、TOYOTA GAZOO Racingのアル-アティヤ/ボーメル組が駆る、GRダカールハイラックスT1+だった。

    ステージ1でトップに立つと、その後は首位の座を譲ることなく2位に33分差をつけて最終ステージに臨んだアル-アティヤ/ボーメル組にとって、今大会最短である競技区間165kmのステージ12は、ナビゲーションこそ難しかったものの、大きな問題にはならなかった。今大会2度のステージ勝利を挙げたアル-アティヤ/ボーメル組は最終ステージをトップから約8分遅れの19位でフィニッシュしたが、最終的には2位に27分46秒差をつけての総合優勝に輝いた。

    この勝利は、アル-アティヤにとって特別なものだった。カタール人のアル-アティヤにとって、2020年から中東・サウジアラビアが舞台となったダカールラリーを制することは悲願であり、2020年、2021年大会共に優勝争いをしながらも僅差の2位と涙を飲んできたが、今年ついにその雪辱を果たすことになった。

    そしてこの勝利は同時に、チームにとっても特別なものとなった。今大会に向けチームは新たに、大径化されたタイヤとホイール、拡大されたサスペンションストローク、そして新型ランドクルーザー300 GR SPORTの新開発3.5リッターツインターボV6エンジンなどを採用した、GRダカールハイラックスT1+を開発した。この勝利は、チームが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の信念の下に、技術の限界に挑んだ結果だ。

    最終ステージは、ラテガン/カミングス組にとって雪辱のステージでもあった。ラテガン/カミングス組は前日のステージ11で、総合優勝を争うアル-アティヤ/ボーメル組をサポートするために彼らを待ち、ステージ争いに参加出来なかった。そしてフルアタックの許された最終ステージ12では、前日の順位により後方からのスタートを余儀なくされ、タイヤのパンクにも見舞われながらも猛烈な走りを見せ、今大会2度目となるステージウィンを飾った。

    ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組にとっては浮き沈みの激しい大会となった。前半戦は表彰台圏内を争っていたが、ステージ7でオイルパイプの破損に見舞われて無念のタイムロス。しかしそれでも彼らはステージ9での1勝を挙げ、最終的に総合トップ5で走り抜いた。最終ステージ12では、首位のラテガン/カミングス組から5分30秒遅れの12位フィニッシュとなったが、それでも総合5位の座を守るには十分だった。

    シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン組は、今大会初めてのコンビながら、ラリーを戦っていく中で力をつけていった。ラリー序盤戦の不運で順位は落としたものの、後半戦に入ると何度も好結果を残し、最終ステージでも着実に走り抜いて、総合15位でフィニッシュ。ヴァリアワにとっては2度目、コ・ドライバーのスタッセンにとっては初のダカール完走となった。

    今年の大会で通算44回目を迎えた「世界一過酷なラリー」ダカールラリーが初開催されたのは1978年。2007年までは主にアフリカ大陸北部が舞台として戦われてきた。2008年はテロの脅威によりイベントがキャンセルされ、翌2009年より舞台が南米へと移ると、以来10年にわたって壮大な景観と過酷な路面の中でラリーが争われてきた。2020年、ダカールラリーは初めて中東へと移り、サウジアラビアで開催。今年もサウジアラビアを舞台に、世界中から集まった冒険者達が数々のドラマを繰り広げた。

    ダカールラリー終了後のコメント
    グリン・ホール(チーム代表 )
    ナッサーとマシュー、そして我々チーム全員にとっても本当に最高の勝利です。新しいGRダカールハイラックスT1+が、デビュー戦のダカールラリーで勝利でき、感激しています。この勝利を、長年にわたってTOYOTA GAZOO Racingのダカールプロジェクトをサポートし続けてくれたヨハン・ファン・ゼイル博士(元欧州トヨタCEO:2021年7月逝去)に捧げます。今年成し遂げたこの勝利を心から誇りに思っていますし、きっと博士も喜んでくれていると思います。

    ナッサー・アル-アティヤ
    ダカールでの勝利は最高の気分です! 我々は序盤からラリーをリードし、大会を通してペースをコントロールしてきましたが、それを成し遂げての勝利は格別です。TOYOTA GAZOO Racingとサポートしてくれたスポンサーの皆様に感謝します。また、この素晴らしいGRダカールハイラックスT1+を生み出してくれた、チーム代表兼テクニカルマネージャーでもあるグリン・ホールにも感謝しています。最高のダカールでしたし、本当に嬉しいです。

    ジニエル・ド・ヴィリエール
    最終ステージはナビゲーションが難しいポイントが数多くあり、とても大変でした。我々が正しいルートを見つけた瞬間にステファン(ペテランセル)が追いついてきたこともありました。彼は幸運でしたが、我々は何度もルートを探すために何度も引き返さなくてはなりませんでした。最終ステージにもかかわらずそれほどナビゲーションの難しいステージでした。最終的に、我々は総合5位でフィニッシュできましたが、表彰台に届かなかったのは少し残念です。ナッサーとマシューの勝利を本当に喜んでいます。クルマは最高でしたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。こうしてダカールラリーを無事に完走できたことに満足しています。

    ヘンク・ラテガン
    ようやくダカールを最後まで経験できました。序盤にステージ勝利を飾ることができた一方で、暗くなるまで砂漠でサポートを待つこともあり、最高の瞬間も、最悪とも思える瞬間も経験することができました。昨日のステージ11でトラブルに見舞われたのもあって、昨夜はちょっと落ち込んでいましたが、一晩寝て気持ちを切り替えました。今日の最終ステージでは多くの車両を追い抜く必要がありましたし、パンクにも見舞われました。その時には我々にとってのステージ2勝目の夢は潰えたかと思いましたが、諦めずに最後までハードに攻めた結果、最終ステージで勝利することができました。

    シャミア・ヴァリアワ
    今日の最終ステージスタート前はちょっとナーバスになっていましたが、フィニッシュできて最高です。これで私にとって2度目、ダニーにとって初のダカール完走を果たせたので本当に嬉しいです。とても感激していますし、来年も戻って来たいと思います。

    ダカールラリー2022 最終結果:

    総合順位 ドライバー/コ・ドライバー(車両/チーム) 通算タイム
    1位 #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル
    (GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
    38時間33分03秒
    5位 #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ
    (GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
    +1時間41分48秒
    15位 #233 シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン
    (GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
    +3時間55分33秒
    31位 #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス
    (GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
    +11時間51分21秒
  • TOYOTA GAZOO Racing、『GR GT3 Concept』を世界初披露

    TOYOTA GAZOO Racing、『GR GT3 Concept』を世界初披露

    TOYOTA GAZOO Racingは、東京オートサロンで『GR GT3 Concept』を世界初披露した。

    TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツ業界をサステナブルにしていくために、カスタマーモータースポーツ活動の取り組みをさらに加速させる。ドライバーファーストのクルマづくりを推進し、カスタマーモータースポーツの最高峰であるGT3のお客様に選んでいただけるような魅力的なクルマをご提供したいという思いで「GR GT3 Concept」を発表した。

    今後は、GRヤリス同様モータースポーツ用の車両を市販化する、という逆転の発想で、TOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術をGT3車両開発だけではなく量販車開発でも生かし、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」をさらに推進していく。

    GR GT3 ConceptGR GT3 Concept

  • トヨタ、東京オートサロンで『GR GT3 Concept』を世界初公開

    トヨタ、東京オートサロンで『GR GT3 Concept』を世界初公開

    TOYOTA GAZOO Racingは、GR GT3 Concept、GRヤリスのフルチューンモデルを2022年1月14日から幕張メッセ(千葉市)で開催されるカスタマイズカーイベント“東京オートサロン2022”で世界初公開する

    TOYOTA GAZOO Racingは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」に取り組んでおり、FIA世界ラリー選手権(WRC)やFIA世界耐久選手権(WEC)などのトップカテゴリーをはじめ、国内ラリーやレースにも参戦している。そして、それらの活動で得た技術や知見を生かし、新たな市販車に繋げている。

    今回の出展ではTOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術を織り込んだレース専用車両のコンセプトカー「GR GT3 Concept」およびGRヤリスのフルチューンモデルを世界初公開する。

    加えてモータースポーツの魅力発信として、WECからハイパーカー初年度となる2021年シーズンでシーズン全戦勝利を達成したGR010 HYBRIDのほか、SUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本ラリー選手権など国内外の参戦車両を展示する。

    上記出展車両以外にも、クルマを一途に愛するお客様に向けた復刻部品GRヘリテージパーツの2022年販売予定品目の一部を展示。出展車両やブースについての紹介は、TOYOTA GAZOO Racingサイトで随時公開していく。

    GRヤリスのフルチューンモデルGRヤリスのフルチューンモデル

  • トヨタ、ホンダF1を祝福 「感動をありがとうございました!」

    トヨタ、ホンダF1を祝福 「感動をありがとうございました!」

    トヨタ自動車のTOYOTA GAZOO Racing公式Twitterが、F1ワールドチャンピオンを獲得したホンダF1を祝福した。

    2021年の最終戦F1アブダビGPが12月12日(日)に行われ、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝し、ドライバーズチャンピオンを獲得。ホンダF1にとって1991年のアイルトン・セナ選手以来30年ぶりの栄冠となった。

    今年でF1から撤退するホンダは、最終戦に向かう際に『じゃ、最後、行ってきます。』とツイートし、トヨタは『ラストレース、ご安全に、行ってらっしゃい!』と送っていた。

    そして、ホンダのモータースポーツアカントが優勝を報告したツイートに再びトヨタがリツイーツ。

    『30年ぶりのワールドチャンピオン!最後まで諦めない素晴らしいラストラン!感動をありがとうございました!!!』と祝福した。

    かつては共にF1を戦った日本の自動車メーカー。スーパーフォーミュラではカーボンニュートラルの実現に向けて共同でプロジェクトを進めるなど、ライバルとして良い関係を築いている。

  • 小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉が、2022年からトヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任することが発表された。

    TOYOTA GAZOO Racingはドライバーファーストで、家庭的なチームづくりを最優先にチーム体制の改善を進めていく。このプロセスを加速するために、新たに小林可夢偉と中嶋一貴がチームマネジメントに参加し、WECのプロジェクトの「もっといいクルマづくり」への貢献度を高めていく。

    小林可夢偉は、これまで通りドライバーとしてGR010 HYBRIDでレースに出場するのと並行して、TGR WECチームのチーム代表という新たな任につく。2度のWECチャンピオンに輝き、今年のル・マン24時間レースを制した小林可夢偉は、ドライバーの視点を活かしてチームを牽引し、ハイパーカー時代のチーム強化に注力していきます。

    小林可夢偉は2022年シーズンもこれまで通りドライバーとして、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスとのトリオでGR010 HYBRID 7号車のステアリングを握り、ドライバーズタイトルの防衛とル・マン24時間レース連覇に挑む。

    また、中嶋一貴はレーシングドライバーを引退してドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)の副会長に就任。中嶋一貴はTGR-Eでチーム及びドライバーのマネジメントの責を担うとともに、WECにおけるドライバーに焦点を当てた組織づくりを進めていく。

    小林可夢偉
    「私を信頼してこの様な重責を任せてくれた豊田社長、佐藤プレジデント、TOYOTA GAZOO Racingに感謝します。大きなチャレンジであると共に、大きなチャンスでもあるこの新たな役割を成功させるために全力を尽くすつもりです。世界選手権をドライバーとしてだけでなく、チーム代表としても戦うことを楽しみにしています。この新たな仕事に、私のレースドライバーとしての全ての経験を活かしていくつもりですし、とても良く知っている素晴らしいチームが私のミッションに協力してくれるでしょう。多くの新しいマニュファクチャラーが戦いに加わってくるWECのハイパーカー新時代に向けて、我々TOYOTA GAZOO Racingも新たな挑戦へ向けての変革と準備を進めています。今回の新たなチーム体制への変更は、我々が油断することなく新たな戦いに挑むために重要なステップです。一貴がチームに留まってくれることをとても嬉しく思いますし、彼のドライバーとしての視点は間違いなくTGR-Eのマネジメントを強化してくれるはずです。彼と共に「もっといいクルマづくり」を進めていくのが楽しみです。そして耐久レースにおける新世代ドライバーとして亮が加わってくれることを歓迎します。彼はチームや仲間のドライバーのサポートを受けながら、必ずWECで大きな成功を収めてくれるでしょう」

    中嶋一貴
    「私にとって家族のような存在であるWECチームの仲間と、これからもTOYOTA GAZOO Racingの一員として一緒にやっていくことになるのを嬉しく思います。TGR-Eでの新たな私の役割に順応していく必要はありますが、ドイツ・ケルンの多くの仲間とは既にいい関係を築いているので、これから始まることを楽しみにしています。WECはTGR-Eが関わっている多くのエキサイティングなプロジェクトの中のひとつですが、全てのプロジェクトが目指しているのは「もっといいクルマづくり」です。これらのプロジェクトに貢献し、TGR-EとWECプロジェクトを強化するために、全力を尽くすつもりです。大きな責任のある仕事を任されることになりますが、このポジションを用意してくれた豊田社長、佐藤プレジデント、そしてTOYOTA GAZOO Racingに本当に感謝しています。レーシングドライバーとして20年近く活動してきた、私のモータースポーツにおける経験や知識を活かすことができる新たな仕事が本当に楽しみです」

  • 元F1ドライバーの中嶋一貴、レーシングドライバーからの引退を発表

    元F1ドライバーの中嶋一貴、レーシングドライバーからの引退を発表

    元F1ドライバーの中嶋一貴が、今年いっぱいでレーシングドライバーから引退することを発表した。今後はTOYOT GAZOO Racingヨーロッパの副会長に就任する。

    中嶋一貴は、トヨタがウィリアムズF1にカスタマーエンジンの供給を開始した2007年にサードドライバーに就任。最終戦F1ブラジルGPで引退を発表したアレクサンダー・ヴルツに代わってF1デビュー。日本人として17人目のF1ドライバーとなった。

    2008年にウィリアムズF1とレギュラードライバー契約を結んだ中嶋一貴は、日本人8人目のフルタイムのF1ドライバーとしてトヨタがウィリアムズへのエンジン供給を打ち切ってF1から撤退した2009年末まで同チームのドライバーを務めた。

    その後、中嶋一貴は、トヨタからWECに転向し、ル・マン24時間レースでの3度の優勝を飾り、2018-2019年シーズンにはセバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソと共にWECシリーズチャンピオンを獲得してFIAの殿堂入りを果たした日本を代表するレーシングドライバーの一人となった。

    トヨタは、12/6(月)にTOYOTA GAZOO Racing 2022年体制発表を開催。その場に登壇した中嶋一貴は、レースドライバーから引退することを発表した。

    「WECのレースドライバーを退くことはすでに発表されていますけれども、それと同時に今年いっぱいをもってレーシングドライバーの立場からも退くことを自分自身で決めました」と中嶋一貴。

    「僕がレースを始めたのが11歳のときですので、それから25年。まずはレースを始めるというきっかけをくれた両親にこの場を借りて感謝したいと思いますし、18歳のときにフォーミュラ・トヨタでトヨタの育成ドライバーとしてデビューをしてから18年、今自分は36歳ですので、人生の半分をトヨタのドライバーとしてデビューから育てて頂いたと思っています。その中で本当にたくさんの経験をさせてもらって、自分自身の元々もっている力以上のものを環境によって引き出していただけたと思っているので、本当にその点も感謝しています」

    「その過程でたくさんのチーム、スタッフ、ファンの方に応援いただきました。そして、今、今年で自分はレースドライバーとして立場を降りますけども、今、TOYOTA GAZOO Racingは本当にモータースポーツを起点とした、ドライバーファーストのもっといいクルマづくりというのを本気でトップダウンで取り組んでいる素晴らしい環境にいると思います。その環境でレースをさせてもらったこと、凄く感謝をしていますし、逆に言うと、ドライバーとして退いて、これからステージは変わりますけれども、その新しいステージで僕自身がドライバーとして経験させてもらったことを若い世代に引き継いでいかないといけないと思っています」

    「僕自身ずっと世界戦で戦うことを目標としてドライバーとして育ててこれる環境があったからこそ、今この場に立たせてもらっていると思いますし、平川(亮)が来年からWECのレースに出場しますけれども、平川だけではなく、その後の世代も若い子供達も含めて世界のトップのレースを目指せる環境をこれからも引き続き継続して、より良くしていかなければいけないと思います。そのために自分ができることをこれからもしっかり務めていきたいと思いますので、引き続き、ご支援、応援いただければと思います」

    TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパの副会長就任について中嶋一貴は「本当に大きな重責を頂けたことを光栄に思いますし、ドライバーとして乗り続けること以上に大きなチャレンジだと思っています」とコメント。

    「これからレースの世界だけではなくて、車業界全体が大きな課題に当たっていかなければならない時代になると思いますし、そのなかで少しでも僕自身が世界選手権だけではなく、国内レースも、レーシングドライバーとして培ってきた経験を少しでも生かして、恩返しのような形で力になっていただければと思っています」

  • 【速報】トヨタ、WRCで27年振りの3冠達成!

    【速報】トヨタ、WRCで27年振りの3冠達成!

    トヨタは、WEC(世界ラリー選手権) 第12戦 ラリー・モンツォでセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が優勝。ドライバー選手権、コ・ドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権の3つのタイトルを獲得した。

    トヨタは、マニュファクチャラー選手権で2位のライバルに対し47ポイント差を築いてトップでラリー・モンツァを迎えていた。

    1戦で獲得可能な最大ポイントは52ポイントであるため、3人のドライバーのうち、ひとりでも総合7位以内でフィニッシュしてポイントを獲得すれば、チームはマニュファクチャラー王者が決定することになっていた。

    一方、ドライバー選手権とコ・ドライバー選手権については、オジエ/イングラシア組と、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組の2組のみがタイトル獲得の権利を持っていた。

    三年連続でトヨタからワールドチャンピオンが誕生することは既に決まっていたが、今年もチームメイト同士によるバトルをセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が制し、タイトルを獲得した。

    トヨタが3冠を達成するのは27年振りとなる。