カテゴリー: トヨタ

  • 平川亮とマクラーレンの契約は「トヨタのF1復帰とは無関係」と中嶋一貴

    平川亮とマクラーレンの契約は「トヨタのF1復帰とは無関係」と中嶋一貴

    TOYOTA GAZOO Racingのアドバイザーを務める中嶋一貴は、WECのスタードライバーである平川亮をマクラーレンのF1リザーブドライバーに就かせたことは、トヨタがF1復帰を計画しているわけではないと主張した。

    マクラーレンF1チームは金曜日、2022年のル・マン勝者である平川亮が2024年はリザーブドライバーとしてシミュレーターの役割とテストを担当すると発表した。

    土曜日には、マクラーレンのホスピタリティエリアに『モリゾウ』の愛称で知られるトヨタ自動車会長の豊田章男が現れ、パドックにどよめきが起こった。彼は地元メディアの取材に応じ、平川亮とともにインタビューに応じた。

    豊田章男の存在は必然的に、マクラーレンが2026年に新しいF1パワーユニット規則が施行された後、ある時点でトヨタをF1に復帰させることに興味を持っており、平川亮との契約がその出発点であるという示唆を引き起こした。

    トヨタは長年にわたり、マクラーレンとケルン風洞の使用に関して親密な関係を築いてきたが、マクラーレンのチーム独自の施設が稼働した今夏、その契約は終了した。

    マクラーレンF1チームの前代表であるマーティン・ウィットマーシュは、2014年に新しいハイブリッドレギュレーションが到来するまでの間、ホンダとの契約に先立ってトヨタと話をしていた。

    しかし、TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長を務める中嶋一貴は、トヨタが2008年末にワークスチームを撤退して以来初めてF1に復帰する計画は今のところないと主張した。

    トヨタのF1への関心について中嶋一貴は「今のところ、明らかにノーです」と語った。

    「この契約は本当に純粋にドライバーに焦点を当てており、ドライバーの夢をサポートするものです」

    「現時点では、それとは本当に何の関係もありません。もちろん、それについて考えることはできますし、いろいろな噂があるのは知っています。でも、それはノーであり、それとは何の関係もないとはっきり言えます。将来については、決してわかりませんけどね」

    トヨタは、他のカテゴリーでもモータースポーツプログラムが充実しているおり、中嶋一貴は「我々が今焦点を当てているのはWRCとWECです」と語った。

    「両カテゴリーとも、ロードカーに良いフィードバックができる本当に良いフィールドだと信じていますし、モータースポーツからより良いクルマを作ることがトヨタの哲学です。今はその状況にあり、我々は自分たちが持っているものに満足しています」

    「基本的に、モリゾウさんの意図は、トヨタがF1に参加していないことで、ドライバーたちの進路を妨げたくなかったということです。だから、これは全く違うことです」

    「そして実際、元ドライバーとして、そして今、ドライバーの育成に携わっている僕としては、メーカーとしての活動とはまったく関係ないことであっても、ドライバーの夢をサポートしたいというモリゾウさんの願いと意志を本当にうれしく思っていますし、感謝しています」。

    平川亮 F1

    平川亮がマクラーレンとの契約に至った経緯について、中嶋一貴は豊田会長が全面的にバックアップしていると語った。

    「マクラーレンは我々にとって、全くの見知らぬ存在というわけではありません。だから、亮の可能性について少し話し合いました。そして、きっかけはマクラーレンが亮に興味を示したことでした。こうして始まったわけです」

    「トヨタレーシングの哲学は、モリゾウさんの言葉にもあるように、ドライバーファーストのアプトーリです。我々ドライバー志向であろうとしています」

    「モリゾーさんの願いは基本的に、ドライバーがより良くなり、自分自身を成長させるために、あらゆる可能性を与えることでした」

    「そして言うまでもなく、F1はピラミッドの頂点にあり、すべてのドライバーが目指す場所です。そこでモリゾウさんは、このプログラムをサポートしたいという強い願いを持っていました」

    「ですから、我々の使命は、亮がマクラーレンに基本的に落ち着くようにサポートし、サードドライバー、シミュレーターセッション、テストなど、我々が見つけられる限りの機会をできるだけ多く見つけることです。我々は基本的にこの活動をサポートするためにここにいます」

    中嶋一貴は、3月に29歳になった平川亮にとっては遅すぎるのではないかという考えを軽視した。

    「モータースポーツでは、年齢がすべてを意味するわけではないこともあります。ご覧のとおり、フェルナンドは依然としてトップです。ですから、亮にとってはそれほど重要ではないと思います」

    「そしてもちろん、どのドライバーにも適切な時期があります。だから、10年前だったら、亮にとって適切な時期ではなかったかもしれない。私は、今が彼がF1での経験を活かしてF1に飛び込むのに適切な時期だと信じています」

  • 平川亮 マクラーレンF1との契約をモリゾウ(トヨタ会長)が後押し

    平川亮 マクラーレンF1との契約をモリゾウ(トヨタ会長)が後押し

    2024年にマクラーレンF1チームのリザーブドライバーを務めることが決定した平川亮が、トヨタ自動車のモリゾウこと豊田章男会長とともにF1日本GPが開催中の鈴鹿サーキットを訪れた。

    マクラーレン・レーシングは、9月22日(金)に平川亮がドライバー育成プログラムに加入し、その一環として2024年にF1チームのリザーブドライバーを務めることを発表した。

    その一方で、WECではトヨタと関わり続けている。マクラーレンはWECにワークス参戦していないため、サーキットで競合することはないが、同じ自動車メーカーとしてトヨタは平川亮にF1への出場許可を与えた。

    平川亮は「チャンスは逃したくない。機会をつくってくれたトヨタに感謝したい」と語った。

    また、豊田章男会長は「トヨタの育成ドライバーとなると、F1の道が閉ざされているのかという感覚があったと思います。その道が閉ざされることに心を痛めていました」とF1を撤退したことについて話した。

    「ドライバーには速い車に乗りたい夢がある。その意志が平川も明確だったので、後押しを決めました。マクラーレンには感謝してますし、平川には頑張ってほしい」

    また、TOOTA GAZOO Racingのチーム代表を務める小林可夢偉は「ドライバーファーストだからこそ応援してくれるモリゾウさん!」とInstagramに投稿。

    「未来は明るいぞ!平川頑張れ!そしてモリゾウさん、有難うござます」とエールを送った。

    29歳の平川亮は、もはや典型的な若手ドライバーではない。しかし、彼はチームにさらに多くの経験をもたらします。現在トヨタと世界耐久選手権(WEC)契約を結んでおり、現ワールドチャンピオンであり、現在の総合リーダーでもある。

    2022年のル・マン24時間レースでも、元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミやブレンドン・ハートレーとともに優勝した。

    平川亮は、2024年にトヨタからWEC参戦と並行してマクラーレンF1のプログラムを実行する予定だ。一彼はウォーキングのファクトリーでマクラーレンのシミュレーターテストを実施し、同時にFIAのテスト禁止に該当しない2021年型マクラーレンMCL35Mでテストマイレージを取得する必要がある。

    「トヨタが僕を2つのチームのドライバーにさせてくれたことに感謝しています」と平川亮は語った。

    また、豊田章男階と湯には「彼自身、ドライバーとして、自分を成長させるチャンスを与えてくれるクルマに乗るべきだというアドバイスをしてくれました。だから、このチャンスを最大限に生かし、自分が成長した姿を見せることで恩返しをしたいと思っています」

    マクラーレンは2023年4月にいわゆる「ドライバー育成プログラム」を再編したばかりだ。チームを率いるのは元F1ドライバーのエマニュエル・ピロ。チームには平川のほかに、インディカーのスター、パト・オワードとアメリカのF4ドライバー、ウーゴ・ウゴチュクも含まれる。

  • 元F1ドライバーのニック・デ・フリース、2024年にトヨタからWEC参戦報道

    元F1ドライバーのニック・デ・フリース、2024年にトヨタからWEC参戦報道

    元アルファタウリのF1ドライバーであるニック・デ・フリースがトヨタに復帰し、2024年のFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するようだ。

    Autosportの情報筋によると、2022年にトヨタのリザーブドライバーを務めた28歳のデ・フリースが、今季もともと彼のために用意されていたレースシートを獲得する準備ができているという。

    デ・ブリースは2023年にトヨタGR010 HYBRIDル・マンハイパーカー7号車に乗る契約を結んでいたが、F1シートを獲得するための契約解除条項があった。

    2024年にはデ・フリースは、ホセ・マリア・ロペスに代わって小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに7号車をドライブすることになりそうだ。

    ロペスは、デ・フリースがアルファタウリと契約する前の2023年にデ・フリースと交代することになっていた。

    アルゼンチン出身のロペスは、2017年まで遡るトヨタとの契約を1年だけ延長することで合意したと見られている。

    トヨタは、7月のハンガリーGPを前にアルファタウリを解雇されてダニエル・リカルドに後退したデ・フリースとのレース契約の可能性について口を閉ざしたままだ。

    チームディレクターのロブ・ルーベンは、今月上旬に富士でAutosportのインタビューに応じ、この可能性を軽視した。

    「ニックとは同じオランダ人なので、いつも連絡を取り合ってい」とルーペンはジョークを飛ばした。

    「ニックには多くのチャンスがあると思うし、(過去に)我々のために良いテストもしてくれた」

    「現在のドライバーラインナップは素晴らしいと思う。そういう意味では問題ないと言えると思う」

    一方、今年初めに40歳になったロペスは、6年連続でトヨタにとどまる可能性については口を閉ざした。

    富士でトヨタの将来を確信しているかと尋ねられたロペスは「まだわからない」と答えた。

    「チームに残りたいけど、もう20歳じゃないからね。どうなるかは分からない。まだ決まっていない」

    近年、トヨタは11月下旬から12月にかけて、来シーズンのモータースポーツ活動とともにWECドライバーのラインナップを発表している。

    デ・フリースはアルファタウリに招集される前、2023年にWECとフォーミュラEのデュアルキャンペーンに取り組む構えを見せており、後者のシリーズにはマセラティMSGから参戦する予定だった。

    2020年/21年のフォーミュラEチャンピオンであるデ・フリースが来年も2つのシリーズを併用するかどうかはまだ分からないが、その場合、スパでのWECラウンドとベルリンEプリックスの日程がぶつかる可能性がある。

  • WEC富士:7号車がポール・トゥ・ウィンで地元トヨタが1-2フィニッシュ

    WEC富士:7号車がポール・トゥ・ウィンで地元トヨタが1-2フィニッシュ

    FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間の決勝レースが9月10日(日)静岡県の富士スピードウェイで行われ、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing/TGR)のGR010 HYBRID 7号車がポール・トゥ・ウィン。GR010 HYBRID 8号車が2位で続き、チームの「ホーム」レースでの1-2フィニッシュを達成した。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るGR010 HYBRID 7号車は、ポルシェとの激しいバトルを制し、今季4勝目を挙げた。

    この勝利でTGRは今大会獲得可能な最大ポイントを得て、5シーズン連続、通算6度目となる世界耐久選手権のマニュファクチャラーズチャンピオンを最終戦待たずに確定した。

    セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の8号車は7号車に遅れること39.119秒差の2位で続き、週末を通して合計54700人ものモータースポーツファンが終結したホームコース富士スピードウェイで、チームに完璧な結果をもたらした。

    7号車の3名のドライバーが今季4勝目を挙げたことで、ドライバーズチャンピオン争いはさらに激しさを増し、今季最終戦となる第7戦バーレーン8時間で決まることになる。8号車は今大会2位に入ったことで、ランキング首位の座を守ったが、2位の7号車との差は15ポイント。最終戦の8時間レースでは最大39ポイント獲得可能なため、最後まで激戦となることが予想される。

    結果だけ見れば、TGRは完璧な予選結果による最前列独占からスタートを切り、決勝も1-2フィニッシュを果たしたが、レースの内容は決して容易なものではなかった。2台のGR010 HYBRIDはスタートで順位を落とし、6時間のレースを通してライバルのフェラーリ、ポルシェらハイパーカーのライバル勢とドラマティックな接近戦を繰り広げることになった。TGRが首位に立ったのは残り2時間になってからのことだった。

    レースのスタートでは、ポールポジションの7号車コンウェイがTGRコーナー(第1コーナー)進入時の混乱で行き場を失い3位へ、2番手スタートの8号車ブエミも、同じく大混乱となったTGRコーナーでフェラーリ50号車と接触し、6位へと順位を落とすこととなった。1周目から導入されることとなったセーフティカー走行からレースが再開されると、7号車コンウェイは2位争いの中でコースアウトを喫し4位へと後退。8号車ブエミはキャデラック2号車をかわして5位へと順位を上げた。

    チャンピオンを争うTGRとフェラーリのエキサイティングなバトルは、TGRの2台が先行する形となった。コンウェイとブエミはそれぞれ2台のフェラーリとのバトルを繰り広げ、序盤首位に立っていたポルシェ6号車が最初にピットへ向かうと、7号車が首位に、8号車もフェラーリ50号車をかわし、TGRが1-2体制となった。

    TGRの2台も1時間を経過したところでピットへ向かい、首位のポルシェ6号車をTGRの2台が追う展開に。2時間を経過し、7号車はロペス、8号車は平川へとドライバーを交代すると、ロペスはその時点での最速ラップタイムをマークするハイペースで首位ポルシェとの差を詰めていき、平川も上位2台の争いに加わるべく追い上げを開始した。

    レースが折り返しとなる3時間を経過するころ、各車は3回目のピットへ向かい、給油を行ったあと、ロペスと平川はそのまま2スティント目へと突入。ロペスは首位のポルシェのすぐ後まで追いつき、さらに逆転を狙うが、その後方からは平川が素晴らしい走りで一時は20秒以上あった首位との差をじりじりと削っていき、首位争いは3台がそれぞれ1秒以内という接近戦に。平川は自身のスティント終盤となる4時間を迎える直前に見事なオーバーテイクを見せ、首位に浮上した。

    その数分後、2位の7号車が最後のドライバーとして小林へ、翌周8号車はハートレーに交代。8号車は7号車の前でコースに復帰したが、7号車小林が猛烈な速さで追い上げ、8号車をパス。首位に立った7号車の小林は、ポルシェ6号車との間に8号車を挟む形で、さらにファステストラップを叩き出すなど、後続との差を広げていった。

    残り1時間、最後のピットを終えた小林は、後続との差をコントロールしながら周回を重ね、229周でトップチェッカー。富士で行われた現行WEC10戦中の9勝目、そして、2016年以来続く連勝記録を6へと伸ばした。ハートレーの8号車は2位でチェッカーを受け、TGRは1-2フィニッシュという最高の形でホームレースを終えた。

    レースウィークを通してチームに帯同したトヨタ自動車社長兼TGRヨーロッパ会長の佐藤恒治を中心に、パートナー、富士に集結したTGRファンの皆様、ドライバー、そしてチームが一体となり困難なレースの末に勝利することができた。ドライバーズランキングを決する今季最終戦は、中東バーレーンで、バーレーン8時間として11月4日(土)に決勝が行われる。

    WEC 2023年シーズン 第6戦 富士6時間 決勝TOYOTA GAZOO Racing、「ホーム」富士で1-2フィニッシュ!マニュファクチャラーズチャンピオンも確定し、小林/コンウェイ/ロペス組GR010 HYBRID 7号車が今季4勝目

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    目標だった1-2フィニッシュを達成するのは容易なことではありませんでしたが、我々のペースは素晴らしかったです。ハードワークでこの素晴らしいGR010 HYBRIDを仕上げてくれたチームと、共に支えてくれたパートナーの皆様やトヨタ関係者に感謝いたします。あれほど多くのTGRの旗がコース上で振られているのを見ることができて本当に嬉しいですし、力強く応援してくれたファンの皆様にも本当に感謝しています。今日はとても難しいレースでした。特にスタートで幾つかポジションを落とすこととなったのが大きかったです。このコースで他のハイパーカーを追い抜き、また周回遅れの車両をかわすのは、とても難しいのですが、なんとか上手く対処し、やるべきことをやってチームが本当にドライバーを助けてくれました。ホームレースでマニュファクチャラーズチャンピオンを決められたこともとても嬉しいです。今シーズン、このタイトルを獲得することは難しい挑戦でしたが、速いクルマと強力なチームがあり、そして、ドライバーもミスすることなく素晴らしい走りをしました。我々の最初の目標であるマニュファクチャラーズタイトルを勝ち取ることができたので、まずは祝いたいと思います。次のステップはドライバーズタイトル獲得で、我々7号車は追う立場ですが、最終戦バーレーンでは全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    チームにとって最高の一日になりました。我々は1-2フィニッシュでマニュファクチャラーズタイトルを決めることを目標にここ富士へとやってきて、それを成し遂げました。簡単なことではなく、ポジションを取り戻すためにとても苦労しましたが、最終的な結果には満足しています。ホセと可夢偉が素晴らしい仕事をしてくれました。我々全員にとって厳しいレースで、オーバーテイクの難しい場面もありました。我々とポルシェとのペースは非常に拮抗していたので、難しい戦いになることはわかっていました。チャンスが来るのを待ち、可夢偉が首位に立ったあとは大丈夫でした。この週末だけでなく、シーズンを通して我々ドライバー全員と、エンジニアも最高の仕事をしました。TOYOTA GAZOO Racingの皆さん、マニュファクチャラーズタイトル獲得おめでとう。次はドライバーズタイトル獲得へ向けての戦いがバーレーンで待っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    富士で勝てて最高の気分です。7号車にとって、今季4勝目という素晴らしい結果にもなりました。チームがマニュファクチャラーズタイトルを獲得できたことも嬉しいです。今回の勝利を可能にしてくれたこのWECプロジェクトは、ここ日本の東富士、ドイツ・ケルンなど多くの皆様が支えてくれたおかげであり、みんなに祝福を贈りたいと思います。このグループの一員であることを誇りに思います。可夢偉とマイクは素晴らしいレースを戦ってくれました。私自身の走りにもとても満足していますが、ポルシェを追い抜くのはとても難しく、最後はフロントタイヤが摩耗して逆転は叶いませんでした。しかし、あの時点で重要だったのは大きく引き離されることなくついていき、可夢偉へとバトンを渡すことでした。彼はペースも良く、首位に立ってからは振り返ることなく、後続を引き離していきました。我々はまだドライバーズタイトルを争っており、バーレーンでの戦いが楽しみです。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    チームに取って完璧な結果となりました。みんなが素晴らしい仕事をした証として、マニュファクチャラーズチャンピオン獲得を祝いましょう。非常に接近したレースで、ファンの皆様には間違いなく楽しんで頂けただろうと思います。我々はスタートでポジションを落とし、他のハイパーカーのライバルをかわすのに時間がかかってしまったので、燃料をセーブしながら戦うことを選択しました。そして最後に、亮が素晴らしいスティントでトップ争いに復帰させてくれました。ただ、今日の7号車には叶いませんでした。彼らを祝福したいと思います。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    母国ファンの皆様の前でチームが1-2を成し遂げ、世界タイトルを勝ち取る、それが今日の我々のミッションであり、無事に達成することができました。2台のGR010 HYBRIDは共に1周目でポジションを落とし、その後ポジションを取り戻すのは大変苦労しましたが、チームが頑張ってくれたおかげで1-2を勝ち取れました。終盤の可夢偉は我々よりも圧倒的に速く、とても太刀打ちできませんでした。この理由を分析する必要があると思います。7号車は今日の勝利にふさわしく、本当に速かったです。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    今日は全力を尽くし、ホームレースで可能な限り最高の結果を勝ち取ることができました。大変な戦いで、簡単なレースではありませんでした。我々8号車にとっては、勝てなかったのでもちろん少し残念ではありますが、全体としてみれば1-2フィニッシュを果たせたのでとても満足しています。マニュファクチャラーズチャンピオンを獲得できたことも最高ですし、今日の結果はドライバーズタイトル争いにおいても悪くありません。シーズンはあと1レースを残すのみですが、バーレーンでも同様の結果が得られることを期待しています。

    2023年WEC第6戦富士6時間レース

    佐藤恒治社長
    WEC第6戦富士6時間レースでは、日本のファンの皆様、WECの挑戦を支えてくださっているパートナーの皆様と一緒に、7号車のポールトゥウィン、8号車との1-2フィニッシュ、マニュファクチャラーズチャンピオンの獲得という素晴らしい形で勝利を飾ることができました。応援してくださった皆様に感謝いたします。

    今日は、たくさんのファンの皆様がTGRの旗を振りながら観戦されていました。私自身、ピットでレースを見守っていましたが、厳しいレース展開の中、目の前に見えるスタンドの皆様の熱い応援や笑顔がとても心強かったです。チームの挑戦を後押しする大きな力にもなったと思います。本当にありがとうございました。

    そして、今回のWEC富士で実感したのは、可夢偉代表のもとでつくりあげてきたチーム力です。日頃のコミュニケーションができているからこそ、自ら考え、チームのために自律的に動く。一人ひとりのそんな行動の積み重ねが、僅差の闘いを最後に勝ち切る強さにもなりました。

    トヨタWECチームの転機になったのは、ル・マンでの悔しさであり、豊田会長の「マイチームにはスポーツをさせてあげたい」という言葉です。そこに込められた豊田会長の想いがチーム全員の魂に火をつけました。そこからみんなで目指してきた「真のワンチームの強さ」を、今回はホームで示すことができたと思います。

    この週末は、WECチームだけではなく、全日本ラリーチームは北海道でモリゾウとともに、WRCチームはギリシャで、それぞれの耐久レースに挑みました。闘うフィールドは違っても共通しているのは、「モータースポーツで笑顔を増やしていきたい」という想いです。五感を使ってクルマの魅力を伝えたい。モータースポーツでクルマを鍛え、多くのお客様に喜んでいただきたい。この想いを原点に、WECを通じてもっと多くの笑顔を生み出せるよう、今後とも挑戦を続けてまいります。

    次のバーレーンでの最終戦も、ワンチームで、全力で闘ってまいります。

    追伸
    ケッセル・レーシングから急遽参戦した宮田莉朋選手は、初挑戦ながらWECの舞台で素晴らしい走りを見せてくれました。見事3位表彰台の獲得、おめでとう!莉朋選手に貴重な挑戦の機会をいただいたケッセル・レーシングの皆様、お声がけいただいた木村武史選手、ありがとうございました。

  • WEC富士:トヨタ7号車の小林可夢偉が圧倒タイムでポールポジション!

    WEC富士:トヨタ7号車の小林可夢偉が圧倒タイムでポールポジション!

    9月9日(土)富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間の予選が行われ、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing/GR)のGR010 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得。ブレンドン・ハートレーのGR010 HYBRID 8号車が2番手で続き、TGRは明日の決勝を最前列に並んでスタートすることとなった。

    アタックに挑んだ7号車の小林可夢偉は、富士スピードウェイでのハイパーカーによる新たなコースレコードとなる1分27秒794を記録し、母国レースでのポールポジションを獲得した。TGRにとって今シーズン4度目、「ホーム」富士では6度目のポールポジションとなる。

    8号車はハートレーがアタックを担当し、小林に続く2番手タイム。熱狂的な母国ファンの皆様とピットガレージでチームを率いるトヨタ自動車社長兼TGRヨーロッパ会長の佐藤恒治が見守る前で、チームにとって完璧な予選結果となる、最前列独占を成し遂げた。

    ポールポジション獲得により、TGRはチャンピオン争いにおいて貴重な1ポイントを追加。マニュファクチャラーズ部門では2位のフェラーリとの差を27ポイントに拡げると共に、ドライバーズ部門では7号車は首位8号車との差を22ポイントに縮めた。

    小林可夢偉の今季3度目のポールポジション獲得へ向けた挑戦は、午前中、乾きかけの路面コンディションで行われた公式練習3回目から始まっていた。9日(土)は一日を通して天候が安定せず、時々弱い雨が降ってはまた路面が乾いていくという状況。この変わりやすい天候は予選にも影響を与えた。午後3時半から15分間で行われたハイパーカークラスの予選セッションでは、ほぼ乾いた路面でアタックが開始され、2台のGR010 HYBRIDは共にタイヤを暖めるために4周を費やした。

    小林可夢偉は最初のアタックラップで、ハイパーカーとしては初めて1分27秒台に入れるという圧倒的なコースレコードタイムを叩き出しトップへ。ハートレーも続いてアタックに入り、2番手に浮上した。

    小林可夢偉とハートレーは更なるタイムアップを目指しアタックを続けたが、セッション後半には弱い雨が降り始めて来たこともあり、2台のGR010 HYBRIDはチェッカーまで数分を残してピットへ戻った。その後はコンディション変化もあり、ライバル勢もタイム更新はなく、TGRは予選1-2で母国レースでの最前列グリッド独占を達成した。

    明日10日(日)午前11時から6時間で行われる決勝レースも天候が大きく結果を左右する可能性があるが、理想的なポジションからスタートするTGRは、富士スピードウェイで2016年から続く連勝記録の更新と通算9勝目を目指し、幅広い戦略を準備し決勝に挑む。

    WEC 2023年シーズン第6戦富士6時間 予選 TOYOTA GAZOO Racing小林可夢偉が圧倒タイムでポールポジション獲得!B.ハートレーが2番手で続き、TGRは最前列に並んで決勝へ

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    母国レースで今日のこの予選結果を得ることができて最高です。我々にとってとても重要な週末であり、このような形で我々のパフォーマンスを示すことができたことは本当に格別です。残念ながら天候には恵まれず、ドライでは非常に限られた周回しかできませんでしたが、チームは素晴らしい仕事で予選に挑み、私自身も最初のアタックでとても良い走りができました。GR010 HYBRIDは練習走行時よりも大きく進化し、速くなっています。このようなラップタイムが出せるとは予想していませんでしたし、タイムを見たときには少し驚きました。今日これだけの速さが見せられたというのは明日の決勝レースへ向けても良い兆候ではありますが、決勝は簡単にはいかないでしょう。ドライでのレースになると予想していますが、暑くなりそうなので、正しいタイヤ選択が重要になりますし、いつもと同様、幸運も必要です。準備はできています。全力で戦い、1-2フィニッシュできることを願っています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    チームにとってとても良い予選結果になりました。私自身は、クルマのバランスにおいて完全に満足しているわけではなく、最後の練習走行ではもっと好感触だったのですが、予選時には少し感触が変わり、やや苦戦しました。とはいえ、それでも2番手につけられたので、我々のパフォーマンスの高さは示せたと思います。予選セッション終盤には雨が降ってきて、アタックラップ中にもフロントガラスに水滴がつき始めていました。ハイパーカーでの予選はいつも激戦ですが、今日のこのような雨が降ったり止んだりと難しい状況は全車同じですし、コンディションやコース上の走行ポジションを見出すのも挑戦です。可夢偉は信じられないようなアタックでした。彼には脱帽です。2台のGR010 HYBRIDが最前列グリッドからスタートできるのは最高ですし、あとは優勝を目指すだけです。

  • WEC:トヨタ 2023年第6戦 富士6時間 公式練習レポート

    WEC:トヨタ 2023年第6戦 富士6時間 公式練習レポート

    9月8日(金)に静岡県の富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間の公式練習が開始され、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing/TGR)にとってホームコースである富士でのレースが幕を開けた。

    約2か月のインターバルを挟んでの開催となった今大会、舞台となる富士スピードウェイは台風の接近に伴い、8日(金)は朝まで断続的な雨に見舞われていたが、雨は弱まり、午前11時からの公式練習第1回目はウェットコンディションながら予定通りに実施。

    午後の公式練習第2回目は日差しものぞくほどに天候が回復し、完全なドライコンディションで予選、決勝へ向けた本格的な走行が進められた。

    来日して以来、日本のファンの皆様、パートナー企業やトヨタ従業員からの熱烈な歓迎を受けてきたチームは、予選、決勝へ向けた準備を開始した走行初日から好走を見せ、フェラーリ、キャデラック、ポルシェ、プジョー、ヴァンウォールらとのハイパーカーの激戦に向け、1-2という好スタートを切った。

    ドライバーズチャンピオン争いで首位に付けるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車が、この日最速となる1分29秒523をマーク。前戦モンツァを制した小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車が0.597秒差の2番手につけた。

    現行WECでは、富士スピードウェイでこれまでに9戦が開催され、うち8戦を制しているTGRは、富士での9勝目及び6連覇を目指すと共に、リードしているチャンピオン争いでよりその位置を固めることを目指している。TGRはマニュファクチャラータイトル争いで、2位のフェラーリに26ポイント差をつけてリードしており、この富士ラウンドを終えた時点でさらに13ポイント差を拡げることができれば、最終戦を待たずしてマニュファクチャラーズチャンピオンを決めることができる。

    昨夜から続く雨によりウェットコンディションで公式練習第1回目は開始されたが、チームはこの時間も無駄にすることなく、7号車はロペス、8号車はブエミがウェットタイヤを装着した車両セットアッププログラムとシステムチェックを開始した。その後、6名のドライバー全員がウェット下での走行をこなし、トラブル無く90分間のセッションを終えた。

    この公式練習第1回目は、セッション終盤に雨が弱まったことで路面コンディションが徐々に良くなっていき、最後の数分で各車このセッションでのベストタイムをマーク。7号車はコンウェイ、8号車はハートレーのタイムによりこのセッションは6番手、7番手となった。

    公式練習第1回目の後、第2回目までの3時間のインターバルの間に天候が回復し、コース路面はほぼドライに。午後3時半からの公式練習第2回目が開始されると共に、7号車は小林、8号車はブエミがステアリングを握り、スリックタイヤでコースイン。この90分間のセッションは、2台のGR010 HYBRIDの車両パフォーマンス比較やミディアム及びハードタイヤの摩耗に関する確認など、様々なセットアップを試す忙しい時間となった。

    このセッションでは、開始直後にブエミが1分30秒を切る好タイムを記録すると、最後まで破られることなく、この日のトップタイムに。また、ブエミと共にセッション序盤に小林がマークしたタイムはこの日2番手となった。チームはこの2回の公式練習走行で得られたデータを分析し、明日9日(土)午前中の公式練習第3回目へ向けたセットアップ及びレース戦略の最適化を図っていく。

    明日は午後3時半からハイパーカークラスの予選が行われ、TGRは今季4度目のポールポジション獲得を目指す。決勝レースは10日(日)の午前11時から6時間にわたって行われる。

    WEC 2023年シーズン 第6戦 富士6時間 公式練習TOYOTA GAZOO Racing、天候一転の富士で6連覇へ向け走行開始

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    日本に戻ってきて母国ファンの皆様や多くのトヨタ関係者の前でドライブできることをとても嬉しく思います。今日は路面コンディションが大きく変わりました。ウェットコンディションではまだやるべきことがありますが、ドライコンディションではとても好調です。まだクルマのバランス面で幾つか調整すべき点はありますが、多くの周回をこなせて良かったです。ここ富士では、決勝レース中のコース路面の変化が大きな要因になります。大雨で洗い流された路面が、この後多くの車両が周回を重ねていくことで変わっていくので、それにあわせた車両セットアップをしておく必要があります。まだイベントは始まったばかりですし、プッシュを続けて行きます。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    ここ富士ではまだこの先も、いつ雨が降るかわからないので、ウェットコンディションでどのような挙動を示すかなど、経験できたのは良かったです。ドライコンディションでのクルマのバランスは悪くないですが、まだ細かい調整を試し、可能な限りパフォーマンスを引き出したいと思っています。今夜も作業を続けますが、まずは順当なポジションにつけられたと思いますし、この勢いで前向きに進めていくだけです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    今日は順調な一日でした。ウェットコンディションで走れたことは、さらに雨が降ったときのクルマへの理解を深める手助けになりますし、その後はドライで順調に周回を重ねることができました。最初の各車のパフォーマンスレベルは確認できたと思いますが、まだドライでは1時間半しか走っていませんし、コース路面はこれから変わっていくので、まだまだわかりません。ここはブレーキやタイヤを含め、クルマに厳しいコースなので、全てを最適化するためにどうするかがポイントになります。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    今日は、ウェットとドライの両方を経験して比較することができたので、天候的には予想していた以上にラッキーでした。両セッション共に順調で、片方が完全なウェット、もう片方は完全なドライで走ることができました。実りある金曜日だったと思います。多くのデータを収集できましたし、我々の競争力も高そうです。これからは明日に向けた改良が大事になってきますし、決勝レースではタイヤ摩耗が非常に重要な要素となるので、それをコントロールできるよう作業を続けていく必要があります。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    トラブルなく進んだ一日でした。ドライの公式練習第2回目を1-2で終えられたというのは好結果ですが、タイムは非常に拮抗しています。ウェットコンディションでは、我々はライバルに対しあまり良いペースとは言えなかったので、残りのレースウィークはドライのまま進んでくれることを願っています。全体的に見ればとても良いスタートが切れました。我々は2台で異なる車両セットアップをテストし、異なるタイヤコンパウンドを試すなど、多くのデータを得ることができました。金曜日としては完璧な一日でした。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    走行初日としてはとても満足しています。午前中は天候に恵まれませんでしたが、それでも富士で走れるのは毎回嬉しく思います。公式練習第1回目は、降雨により最初は濡れていた路面が徐々に乾いていくという、とても変わりやすく、トリッキーなコンディションでした。午後の公式練習2回目は完全なドライとなり、チームが1-2で終えられ良いスタートが切れたと思います。予選と決勝でも同じ結果が達成できることを祈っています。今日は良いスタートとなりましたし、この勢いのままプッシュを続けます。

  • トヨタ、センチュリーSUVを発表…価格は2500万円

    トヨタ、センチュリーSUVを発表…価格は2500万円

    トヨタは、センチュリーに新モデルを追加し、9月6日に発表した。本日より注文の受付を開始し、2023年中の発売を予定している。価格は2500万円(税込)。なお、センチュリー(セダン)も継続して販売する。

    センチュリーは、トヨタにおける最上級ショーファーカーとして、1967年に誕生した。それまでの日本のショーファーカー市場は、欧米の高級車ブランドが席巻していた。

    そうした状況に対し、世界と肩を並べられる「今までにない新しい日本の高級車」を作ることを目指して、「日本の伝統的な美」を取り込んだ品格のあるデザインと、圧倒的な静粛性・快適性を実現する「人中心」の思想を設計コンセプトに、日本の技術の粋を注ぎ込み開発されたのが、初代センチュリー。

    その後、センチュリーは、唯一無二の「おもてなしの心」を備えた日本を代表するショーファーカーとして、半世紀以上に渡り大切な方を快適に目的地までお送りする役目を担っている。

    そうした中で、開発チームは「これからもセンチュリーがお客様のご期待を超えたおもてなしをお届けしていくために、どうあるべきか」をテーマに徹底的に議論を重ねてきた。近年では移動時間をより有効に活用し、車内での休憩や、オンライン会議に参加するなど、ショーファーカーに対するニーズが多様化しており、そうした状況も踏まえて開発を進めてきた。

    そして、「The Chauffeur」というコンセプトを掲げ、常に本質を追求し、センチュリーにふさわしい品格や静粛性・乗り心地を継承しつつ、センチュリーとしてこれからの時代もお客様の期待にお応えし続ける新しいショーファーカーへと進化させた。

    トヨタは「新しいセンチュリーは、今後、お客様一人ひとりのご要望をお伺いしながら、グローバルでフルオーダーにお応えし、より多くのお客様に『Freedom in motion -究極の移動の自由-』をお届けしていきます」とした。。

    車両の詳細は以下の通り。

    車両概要
    1.“威風凛然”をテーマに日本の美意識を随所にちりばめた、品格のある佇まい
    ■水平・垂直を基調とした、堂々とした品格のあるボディデザイン
    リヤに重心のあるショーファーカーならではのプロポーションと、よどみなく大らかなドア平面を几帳面でくくった織機の「杼(ひ)」をモチーフとした造形を組み合わせ、時代に左右されないセンチュリー独自の世界観を表現

    センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>

    ■職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰エンブレム」や、塗装面を徹底的に磨き上げボディに圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」など、ものづくりを極めた“匠”の手による細部にわたる仕上げ

    センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>

    ■奥行きのある4つのランプで、威厳に満ちた眼差しを感じさせるヘッドランプ/テールランプ

    センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>センチュリー(PHEV・E-Four Advanced)<オプション装着車>

    2.「人中心」の思想で設計された、快適な移動時間を実現する室内空間
    ■さまざまなシーンでご活用いただける、広さ・機能を兼ね備えた快適な室内空間を提供
    ・リフレッシュ機能など、後席にお乗りのお客様が心からくつろいでいただける機能を備えた、フルリクライニング可能なリヤシートを採用
    ・長年楽器づくりに携わってきた匠の研ぎ澄まされた音の感性、卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させる心地よいリスニング空間を実現
    ・最大75°まで開くリヤドアと、掃き出しフロアで、優れた乗降性を実現。また乗降時に便利なオート電動格納式ステップやセンターピラーに取り付けられた握りやすい大型アシストグリップで、後席にお乗りの方の自然で美しい乗降所作をサポート

    リヤドア/オート電動格納式ステップリヤドア/オート電動格納式ステップ

    ・プロドライバーの方をサポートする機能と装備を集約し、使い勝手を高めたコックピット。オーナーご自身で運転される際にも、ドライブに集中できる環境を実現

    インストルメントパネルインストルメントパネル

    3.ショーファーカーとしても、ドライバーズカーとしても、期待を超える走りを実現するパワートレーン・走行制御
    ■センチュリーにふさわしい静粛性と、力強く爽快な走りを両立した、V6 3.5L プラグインハイブリッドシステムを新開発
    ・日常はBEV、長距離の移動やいざという時にはHEVとして活躍する、ショーファーカーのニーズに最適なパワートレーンとして採用
    ・モーターとエンジンによる力強く爽快な加速性能を備え、ショーファーカーとしてはもちろんのこと、時にはドライバーズカーとして、ご自身でもドライブを楽しんでいただける走行性能を確保

    V6 3.5L プラグインハイブリッドシステムV6 3.5L プラグインハイブリッドシステム

    ■四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」を設定。低速域では取り回しの良さ、中高速域ではシームレスかつ自然なハンドリング実現
    ■ドライバーの運転操作をサポートし、後席のお客様の快適な移動を実現する「REAR COMFORT」モードを初設定。後席にお座りの方がお気づきにならないくらいスムーズな車線変更を実現するほか、停車時の揺り戻しを抑えるブレーキ制御を支援

    4.ショーファーカーにふさわしい走りを支えるボディ構造・足回り
    ■センチュリーにふさわしい乗り心地の実現を目指し、「ラゲージルームセパレート構造」を新開発
    ・フロント各部の構造強化に加え、リヤサスペンション取り付け部に「ラゲージルームセパレーター骨格」を結合することで、ボディねじり剛性や乗り心地を大幅に向上。ラゲージルームセパレーターの室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を採用し、ショーファーカーにふさわしい、荷室とは切り離されたプライベート空間と圧倒的な静粛性を実現

    TNGAプラットフォーム/高剛性ボディTNGAプラットフォーム/高剛性ボディ

    車両諸元

      センチュリー センチュリー(セダン)
    全長 5,205mm 5,335mm
    全幅 1,990mm 1,930mm
    全高 1,805mm 1,505mm
    ホイールベース 2,950mm 3,090mm
    前後席間距離 1,220mm 1,135mm
    車両重量 2,570kg 2,370kg
    定員 4名 5名

    メーカー希望小売価格:25,000,000円

    販売概要
    センチュリーを熟知したセールス・エンジニアの各「センチュリーマイスター」が在籍する一部のトヨタ車両販売店を通じて、お客様へ順次お届けしていきます。

    ご購入にあたっては、販売店の担当マイスターが一人ひとりのお客様と丁寧にコミュニケーションを重ね、ご希望に合ったお車をご提案します。

    ボディカラーや内装など、お客様のお好みに合ったカスタマイズを可能とし、ものづくりの匠が技術の粋を込めた世界で一台のセンチュリーを作り上げるプランを、今後、ご用意します。詳細は、決定し次第お知らせします。

    また、匠の技が実現する鏡のような仕上げの7色のボディカラー(オプション含む)及び上質に設えた3色の内装カラーもご準備しています。

    月販基準台数
    30台/月

    生産工場
    トヨタ自動車(株) 田原工場

  • WEC:トヨタ 2023年シーズン 第6戦 富士6時間 プレビュー

    WEC:トヨタ 2023年シーズン 第6戦 富士6時間 プレビュー

    トヨタはこの週末、静岡県の富士スピードウェイで行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レースで6連覇を目指し臨む。

    TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は2012年に現行の世界耐久選手権に復帰して以来、9回行われた富士戦で、直近の5連勝を含む8勝を挙げており、TGRにとってのホームコースである富士は、チームにとって最も好成績を残しているサーキットでもある。

    東京の西方約100kmに位置し、長い歴史を持つ富士スピードウェイは、TGRとGR010 HYBRIDにとってのホームコース。GR010 HYBRIDのハイブリッド・パワートレーンは、富士スピードウェイ近郊に位置するトヨタ自動車の東富士研究所で設計、開発、及び、組立が行われている。

    全7戦で競われているWEC2023年シーズン、TGRは今季5勝目を目指し、この「ホーム」富士で勝利することでTGRは5シーズン連続でのマニュファクチャラー世界チャンピオンを決められる可能性がある。TGRは目下ハイパーカークラスのライバルであるフェラーリに対し、26ポイント差でリードしており、富士戦後でさらに13ポイント差をつけることができれば、最終戦を待たずしてタイトルが決まる。

    ドライバーズチャンピオン争いは、数字の上では上位6台が残り2戦でタイトル獲得の可能性を残しているが、事実上、TGRの7号車と8号車にフェラーリの2台を加えた4台のドライバーによる争いとなっている。その差は僅差のため、ドライバーズチャンピオンは11月4日(土)に決勝を迎える最終戦バーレーンまで決まることはないが、今大会富士での結果は、もちろんタイトル争いにおいて非常に重要なポイントとなる。

    前戦モンツァ6時間で勝利を飾った小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車は、この勝利でランキング2位へと浮上し、タイトル争いに戻ってきた。ランキング首位につけるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車に対し、7号車は23ポイント差で追う形となっている。

    今大会には、TGR2台のGR010 HYBRIDに加え、キャデラック、フェラーリ、プジョー、そしてポルシェといった総勢12台のハイパーカーがエントリー。現行WECにおける富士6時間では最多となる、プロトタイプレーシングカーによる攻防戦が、熱狂的な日本のモータースポーツファンの皆様の前で繰り広げられることとなる。

    今季WECが開催されるサーキットの中で最も1周が短いにも関わらず、ストレートは1.5kmの長さを持つ富士スピードウェイでの、大迫力のハイパーカーによる走行は、8日(金)の2回の90分間の練習走行でその姿が日本のファンの皆様の前で披露されることになる。9日(土)の午前中に1時間の最後の練習走行を経て、スターティンググリッドを決定する予選を実施。6時間で争われる決勝レースは、10日(日)午前11時にスタートが切られる。

    トヨタ 富士6時間 WEC(FIA 世界耐久選手権)チャンピオン獲得へ向け、ホーム「富士」での6連覇を目指す

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    チームの誰もがホームでのレースと、いつも支えてくれている日本のファンの皆様、トヨタの仲間やパートナーの皆様の前でレースを戦うことを楽しみにしています。ル・マンを終えた今、我々にとって次に重要なのは、これまでも強さを見せてきた富士で勝つことです。ハイパーカーの争いは激しさを増していますが、それを勝ち抜き、富士での勝利記録を伸ばすことが目標です。ファンの皆様が期待している、多くのマニュファクチャラーによる素晴らしいバトルが繰り広げられるはずです。我々は前戦、フェラーリの地元であるモンツァで勝つことができたので、当然彼らは我々のホームでのリベンジを狙ってくるでしょう。全てを正しく進め、ミスすることなく、上位で争えるよう努力を続けます。今季も残り2戦となり、チャンピオン争いにおいても重要なレースなので、全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    ホームレースは常に特別で、シーズンの真のハイライトでもあります。我々はライバルと違い、富士で多くの経験を積んできているので、走行初日の金曜日から優位に進められるはずです。富士において過去には天候が重要なファクターとなったこともありましたが、(昨年に引き続き)例年よりやや早い季節の開催となるので、週末を通してドライコンディションで戦えることを望んでいます。モンツァでの勝利によって、我々の7号車もチャンピオン争いに復帰することができたので、この勢いで富士も戦いたいと思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    日本でのレースは最高です。日本のファンの皆様の熱狂ぶりは誰もが知っており、全てのドライバーにとって信じられないような経験になりますが、特に我々TOYOTA GAZOO Racingのドライバーには格別です。ここ数年、チームは富士で素晴らしい結果を残してきていますし、もちろんホームレースでの勝利はとても重要なので、この週末は全てを尽くして戦います。GR010 HYBRIDは富士との相性が良いはずですが、ハイパーカークラスのパフォーマンスは非常に接近しているので、エキサイティングなバトルになるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    富士6時間は毎年楽しみにしているレースですし、個人的にもとても楽しんでいます。富士では4勝しており、多くの素晴らしい思い出があります。日本のファンの皆様や、我々のプロジェクトを遠くから支援してくれているパワートレーン開発エンジニアやトヨタの関係者に会える特別な場所でもあります。多くの皆様にGR010 HYBRIDが活躍しているのを見ていただける唯一の機会なので、チーム全員、良いパフォーマンスを見せるべく張り切っています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    我々のホームレースである富士スピードウェイに、両チャンピオン争いでリードして向かえられるというのは素晴らしいことですし、この週末は好結果を得てタイトル争いをさらに確実なものにすることが目標です。モンツァではハイパーカーバトルがいかに接近したものであるか、そして、わずかなミスが大きく結果に響くということもわかっていただけたと思いますし、それだけに我々は最高の状態で臨む必要があります。特にフェラーリは今シーズンを通して非常に速いので、間違いなく富士でも素晴らしいバトルになると思いますが、それも望むところですし、立ち向かう準備はできています。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    富士スピードウェイはチームにとってのホームレースであると共に、私自身にとっても母国レースであり、勝利への想いには特別なものがあります。私個人としては、富士では今年3度目のレースになりますが、スーパーフォーミュラで戦ったこれまでの2戦は表彰台の中央に立つことができなかったので、3度目の正直になることを願っています。昨年は好きなサーキットの一つでもある富士で、母国ファンの皆さんの前で勝つことができて、最高の気分でしたし、今年もまた同じ気分を味わいたいと思っています。GR010 HYBRIDを日本のファンの皆様に見ていただけるのは素晴らしいことですし、この週末もたくさんの応援を楽しみにしています。忘れられないレースをお見せしたいと思います。

  • 「アルピーヌF1チームはトヨタの二の舞を踏む危険」と元F1ドライバー

    「アルピーヌF1チームはトヨタの二の舞を踏む危険」と元F1ドライバー

    元F1ドライバーのカルン・チャンドックは、アルピーヌF1チームの最近の首脳陣の大量離脱は、トヨタと同じ運命をたどる危険性があると懸念している。

    2023年シーズンのアルピーヌF1チームは、開幕から12戦を終えて57ポイントしか獲得できず、コンストラクターズ選手権で6位と低迷。ベルギーGPの週末にはチーム代表のオトマー・サフナウアーとスポーティングディレクターのアラン・パーメインがチームを離れることが発表された。

    サフナウアーがF1で成功を収めるために必要な忍耐力を示さなかったとルノーを非難した後、チャンドックはアルピーヌF1チームの状況を2009年末にトヨタがF1から撤退することになった状況と比較した。

    「現実には、彼らはグリッド上で6番目に速いチームで、6番目に速いクルマを持っているが、自動車業界では3番目に大きい世界的ブランドだ」とチャンドクはCRASH.netに語った。

    「成績は十分ではない。私が懸念しているのは、彼らがモータースポーツやF1の世界以外から来た監督を起用し続けるのかということだ」

    「エンストンのいくつかの部署にいる人たちを見ると、彼らはロードカー部門から加入している。おそらく、今、ルノーという企業に疑問を抱いているだろう」

    「20年前、トヨタにも同じことが起こった。彼らはF1にタオルを投げ入れるか、私がうまくいかないと確信している企業の道を進むことになるだろう」

    パーメインとサフナウアーに加え、チーフテクニカルオフィサーのパット・フライもウィリアムズで同じポジションに就くために離脱した。

    F1で11戦に出走したチャンドックは、アルピーヌF1チームには「方向性の欠如」があると考えており、3人を同時に放出するという決断に疑問を呈している。

    「3人の偉大な人物が去った」とチャンドックは続けた。

    「アラン・パーメインは33年以上そこにいたし、パット・フライは自ら去ったようだ。誰も彼を追い出したわけではない」

    「彼はウィリアムズにとって素晴らしい契約だが、アルピーヌでは方向性が欠如していると思う」

    「彼らは運営面でもトラック内部からも重要な人物を解雇したと思う。問題がどこにあるのかはすでに分かっていると思う」

  • 小林可夢偉 「NASCARには日本で人気が出る大きなポテンシャルがある」

    小林可夢偉 「NASCARには日本で人気が出る大きなポテンシャルがある」

    小林可夢偉は、先週末インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのNASCARカップシリーズにデビュー。自身の出場が母国日本でのNASCARの人気の向上につながることを期待している。

    「私はNASCARを体験するためにここに来ていますが、同時にNASCARを日本に広めたいと思っています」と小林可夢偉はNBC Sportsに語った。「大きなポテンシャルがあると思います」

    22番グリッドからスタートした小林可夢偉は、82周のレースで2度の追突に見舞われ、最終的に33位でNASCARデビュー戦を終えた。

    「初めてだらけのNASCARでしたが、TOYOTA GAZOO Racingファミリーの温かさ、キズナも感じることができて、このチャレンジも僕一人じゃない、皆と一緒に戦えていると思えました」

    「また、日本では深夜にもかかわらず、僕のデビュー戦を見守ってくださったファンの方々にも感謝しています。遠く日本からの声援も、僕の大きな力になりました。僕を支えてくださった方々、応援してくださった方々、すべての皆さんにあらためて本当にありがとうございましたとお伝えしたいです」

    「今回、僕自身すごく楽しかったですし、こうして実際に戦ってみてやはりアメリカの三大スポーツのひとつで日本人ドライバーが活躍するというのはひとつの夢なんじゃないかなと感じました」

    「今回の経験でNASCARがどういうものか、エンジニアやメカニックがどう働くのかなど、とても理解できて、すごくいい経験になったので、またチャンスをいただけるのであれば僕はぜひ再挑戦したいです」

    現在、トヨタのドライバーの海外でのステップアップの場は、WEC(FIA 世界耐久選手権)とWRC(世界ラリー選手権)となっているが、そこにNASCARという選択肢が加わることになるかもしれない。