カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、クラッチとリアウィングにトラブル(イギリスGP初日)

    トヨタ、クラッチとリアウィングにトラブル(イギリスGP初日)

    トヨタは、F1 イギリスGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが14番手、ヤルノ・トゥルーリが20番手だった。

    午後のセッションでは、ティモ・グロックがクラッチに問題を抱えセッションの大半で走行ができず、最終的に14位で初日を終えた。

    また、ヤルノもリア・ウィングに問題を抱えスピンを喫し、20位でセッションを終えた。

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 12番手 1分21秒102
    フリー走行2回目 14番手 1分21秒472
    「今日は、両方のクルマにとって難しい午後となった。 クラッチに問題があり、我々は第2セッションの大半を走行できなかった。最終的に、メカニックが素晴らしい仕事をしてくれて、セッション終了10分前までにクルマを再び走れる状態にしてくれたので、我々はさらに2回走行することができた。 朝の時点では、クルマの調子はちょうど先週のテストの時と同じように好調と感じられた。しかし、我々は残りの週末に向けて巻返しを図っていくつもりだ。前2レースにおけるチームの結果に続き、我々は日曜日に更なる成功を手に入れるためにプッシュしていくつもりだ。」

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 15番手 1分21秒265
    フリー走行2回目:20番手 1分22秒196
    「今日は、上手く行かない一日だったね。何が起こったかを言葉にするのは難しいよ。私は、ただリア・ウィングを失ってコースオフしてしまったんだ。その後、診断のためにメディカル・センターに連れて行かれたけれど、私は大丈夫だし、明日コックピットへ戻れることは明らかだ。このため、明日は忙しくなることを意味しているが、我々は遅れを取り戻すためプッシュしていくつもりだ。最近の好結果の後で、チームは本当に燃えている。我々は、両車共に10位以内に入り、ポイントを目指していけると思っている。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「今日は、両方のクルマが第2セッションの大半を走行できなかったので、我々にとってはほとんど最悪のシナリオとなった。ティモはクラッチに問題があった。しかしメカニックはその修理のために非常に良い仕事をしてくれたので、時間内にクルマをコースに出せ、ティモにはセッションの終わりにオプションタイヤを試す機会が与えられた。 ヤルノに関しては、リア・ウィングに問題を抱えていた。彼は新しいパーツで走行していたので、ティモと共に標準のスペックに戻して、我々は残りの週末を続行するつもりだ。赤旗中断は別として、午前中それまでは順調だったし、我々は計画していたことの大部分を行えた。しかし、午後のセッションは重要なものだったのだが、我々は明らかに多くの実行時間を失ってしまった。 幸運にも、先週我々はテストのためにここのサーキットにいたので、明日、我々の判断の基になる有益なデータは持っている。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日はトラブルで予定のプログラムを消化できずに終わり、残念な一日だった。チェックの結果、不具合のあったヤルノのRrウイングもティモのクラッチも明日以降に引きずることは無い事がわかった。また先週ここ、シルバーストンテストで出したセッティングもあるので今日のデータとあわせて明日の第3プラクティス、予選に向けては万全の準備をしたい。明日は天候が下り坂との予想もあるがどんな条件でもしっかり戦えるところをお見せ出来る様にがんばりたい」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、イギリスGPの特徴やセッティングなどを語った。

    シーズンの折り返し地点を迎えましたが、前半戦の出来には満足していますか?
    「そうだね、自分たちの進歩には満足している。マニクールで素晴らしい成績を収め、再びチームは中団グループのトップに戻ることができたし、あのレースでは実際の所、それ以上だった。BMWの2台より速く、しかもマクラーレンの2台より先にゴールすることができたからね。パフォーマンスの面で本当の意味でしっかり進歩できていると信じるに足る十分な理由があると言える」

    そういった進化はどのようにして成し遂げたのですか?
    「マニクールに向かう際、我々は継続的な開発プログラムの一部であるアップグレードパーツを数多くクルマに投入した。新型のフロントとリアウィングをはじめ、サスペンションの構成パーツも新しくした。また、パッケージ全体としても上手く機能してくれたお陰で、いい形で前進することができたんだ」

    このペースを維持できる自信はありますか?
    「自分たちが本当の意味で前進できた自信はあるし、シルバーストンでもその結果は目に見える形になるだろう。なぜならクルマの全体的なパッケージの方向性はマニクールの場合とかなり似ているからね。もちろん他チームも改善のために必死になっているし、彼らが直近のテストでどの位進化しているのかは我々には分からない。だが今回も我々は先週のテストを受けて幾つかアップグレードを施すことになっているから楽観的に考えている。モントリオールやモナコのように厳しい展開を余儀なくされたコースよりも、マニクールやシルバーストンのような“普通の”サーキットを走る時の方が、自分たちは遥かにいい走りができると感じているしね」

    シルバーストンの特徴はどんな所でしょう?
    「平均速度が最も速いサーキットの一つで、それゆえにシーズン中、最もタイヤに厳しいコースと言えるだろう。高速コーナーが各所にあるからね。このため、今回はブリヂストン・ポテンザ・タイヤの最も硬いタイヤを使用することになる。ダウンフォースは中〜高程度のコースで、ブレーキへの負荷は僅かしかない。なぜなら平均速度が速いため、しっかりとブレーキを冷やすことができるからだ。また低速コーナーが少ないため、ブレーキングで生じるエネルギーも少なくて済む」

    ブリヂストン・タイヤの硬いコンパウンドに関して、これまでのレースでの調子は如何でしたか?
    「通常、今回使用する2種類のコンパウンドに関して大きな問題が生じることはない。コンパウンドが硬めのため、その分安定感があり、週末を通じて常時同じような性能を発揮してくれるし、他の2つの柔らかめのコンパウンドと比較すると、管理も容易だ。このため全体的に見て今週末はタイヤに関して深刻な問題は起こらないだろうと考えている」

    シルバーストンで特徴的なセクションの一つにベケッツがあります。セットアップの面であのセクションは何か問題になるでしょうか?
    「ベケッツは非常に高速な複合コーナーだ。最初の部分では非常に高速になるためグリップはそれほど問題にはならないが、クルマのハンドリングには注意が必要になる。このセクションで理想的なタイムを稼ぐにはクルマに乗っているドライバーが自信を持ってドライビングできなければならない。このためクルマの瞬間的なレスポンスが非常に重要になる」

    パナソニック・トヨタ・レーシングはシルバーストンで過去にあまりいい成績を残していない、と言っていいでしょうか?
    「獲得したポイントに関して言えば、確かに我々はシルバーストンで素晴らしい歴史を残してはいない。だがパフォーマンスに関して言えば、例年、我々はかなりいい走りができている。例えば昨年の我々はシルバーストンで速かったし、かなりのポイントが狙えると予想していた。だが残念なことにラルフのクルマに問題が生じ、これが原因で彼のレースが終わりになってしまった。あれがなければ間違いなくポイントが獲れていたと思うし、それに2003年のシルバーストンでは初めてグランプリのトップを走ったことも忘れるわけにはいかない。従って過去のレースでも、結果は伴わなかったとは言え、しっかり戦えるパフォーマンスはあったんだ。今週末はポイントを獲得して、シルバーストンでの戦歴をもっといいものにできることを楽しみにしている」

    実際のグランプリの前にそのコースでテストできた場合とそうでない場合を比べると、どの位の違いが表れてくるものなのでしょう?
    「レースに挑む直前にそのコースでテストする機会に恵まれた場合、(準備段階で)大きな違いが生じてくる。テストのお陰で、セットアップ作業が行える幅をしっかりと見極めた上でレースに臨むことができるからね。だからこそレースドライバーの二人が先週のシルバーストンテストを1日ずつ走ったことがとても重要だったんだ。そういった貴重な準備を終えておくことにより、我々は金曜日のフリー走行を既に確認済みの基本的なセットアップを施したクルマで始めることができる。そして通常はそこからタイヤの使い方とセットアップを更に煮詰めていくことになる」

  • トヨタF1、「ダークナイト」とコラボレーション

    トヨタF1、「ダークナイト」とコラボレーション

    トヨタは、F1イギリスGPで映画「The Dark Knight(邦題:ダークナイト)」とコラボレーション。トヨタのF1マシン“TF108”、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックのレーシングスーツ、及びチーム・モーターホームにThe Dark Knightのアートワークが施される。

    パナソニック・トヨタ・レーシングとWarner Bros. Picturesのパートナーシップにより、今夏公開されるバットマンシリーズの続編「The Dark Knight(邦題:ダークナイト)」のリリースを祝うため、ハリウッドが週末イギリスGPの行われるシルバーストンにやって来る。

    The Dark Knightのリリースを記念して、パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末にシルバーストンでニュールックを取り入れる。 The Dark Knightのアートワークは、“TF108”の車体、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックのレーシングスーツ、及びチーム・モーターホームに施されることになる。

    また、シルバーストンのショーでは、バットマンの映画で象徴的なBatmobileとBat-Podが登場する。その他にも特別なメディアイベントが催される予定だ。

    Batmobileは、Bat-Podとヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックによるユニークなフォトセッションの後に “TF108”と並んで走行するために、木曜日の夜に、シルバーストンのサーキットに繰り出すことになっている。

    The Dark Knightは、2005年にヒットしたアクション映画「Batman Begins」の続編で、7月25日にイギリス中の映画館でリリースされる。

  • ティモ・グロック(イギリスGPプレビュー)

    ティモ・グロック(イギリスGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、イギリスGPへの意気込みを語った。

    ティモ・グロック
    「シルバーストンは面白いサーキットだし、2006年のGP2ではいくつか良いレースを行っているので、イギリスGPを楽しみにしている。私が気に入っているのは、最初のコーナー“Copse”だ。なぜなら6速ギアで走るほとんど平坦なコーナーなので、とても面白いんだ。そして、続いて“Becketts”が来る。私は周回の終わりでは、遅いコーナーより速いコーナーが好きなんだけれど、一般的に言ってこのコースはその両方がうまく組み合わさっている。」

    「天候は、シルバーストンではいつも問題だよ。 5月に短期でシルバーストンに来たのだけれど、毎日雨が降っていたんだ!このレースの週末の間に気紛れな天候状態にあたってしまったら、次の1時間くらいには何が起きるか分からないから、油断がならないね。しかしながら、この天候を考慮に入れたとしても、イギリスはレースをするには面白い場所だし、私は行くたびに楽しんでいるよ。フランスでは、ヤルノが表彰台を獲得したのでチームにとって素晴らしい週末だったけれど、残念ながら、私はポイントを逃したので、シルバーストンでは上を目指したい。」

  • ヤルノ・トゥルーリ(イギリスGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(イギリスGPプレビュー)

    フランスGPではトヨタF1チームに2年ぶりの3位表彰台をもたらしたトヨタのヤルノ・トゥルーリ。イギリスGPでも、その勢いのまま、さらなるポイント獲得を狙う。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「シルバーストンは、我々が訪れる中で最も歴史的なサーキットのひとつであり、すべてのドライバーが楽しんでいるコースでもある。このサーキットの主な特徴は、最初のパートにある、なだらかなコーナーが非常にチャレンジングで面白いこととともに、平均速度が非常に高いことだ。正確なラインを見つける必要があるから、“Becketts”は特にチャレンジングな連続コーナーだ。シルバーストンで唯一の遅いセクションが、セカンドギアを使用するコーナーが何箇所かある最後の複合パートだ。残りはただ高速なコースだけれど、私は気に入っている。」

    「フランスのファンタスティックな結果の後に、再び強いレースを戦える大変いいチャンスが我々にはあると思っている。今シーズンは今までのところ、中盤のグループがとても接近しているが、我々はその中で戦っているし、より多くのポイントを獲得するために可能な限りハードにプッシュしていくつもりだ。我々に何ができるかはマニクールで証明したので、またエキサイティングなレースをしたいね。」

  • ヤルノ・トゥルーリ、フランスGPでの3位表彰台を振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ、フランスGPでの3位表彰台を振り返る

    フランスGPでトヨタに2年ぶりの表彰台をもたらしたヤルノ・トゥルーリ。今回の3位表彰台により、トゥルーリはドライバーズポイントで7位に浮上。トヨタもコンストラークターズ4位にあと1ポイントと迫った。トゥルーリは、フランスGPでの3位表彰台と今シーズンのパフォーマンスについて振り返った。

    3位入賞おめでとう! また表彰台に戻れたわけですが、どんな気持ちでしたか?
    「とにかく素晴らしい気持ちだったし、我々は完璧と言っていい週末を送っていただけに、この結果はチームの全員にとって最高のご褒美となった。ケルンのファクトリーでも全員がクルマを改善するために懸命に仕事をしていることは私も知っているし、マニクールでは私を担当するエンジニアたち、メカニックたち、そして全員が最大限のパフォーマンスを発揮してくれた。だからこそ、あの瞬間を彼らと表彰台の上で共有できたのは最高だったし、その後にピットガレージでみんなが満足した様子を目にできたのも嬉しかった。この結果はシーズン後半に向けて大きな励みになる」

    表彰台争いができるとレース前に考えていましたか?

    トヨタF1チーム(画像)

    「レースの週末の最初の段階では、確かに3位を狙えるとは予想していなかった。ただし新しい空力パーツがいくつかクルマに投入されていたので、パフォーマンスの向上は予想していた。そしてセッションが進むにつれ、自分たちがかなり上位にいるようだと感じ始めていたんだ。予選4番手というのは素晴らしい結果だったし、その後、トップ6でゴールできる可能性がかなり高いとも思った。もし全てが上手く進めば、あるいは表彰台を目指せるかもしれない、とね。素晴らしい結果を掴める可能性があると思っていたから、レースに向けてかなり燃えていたんだ。実際に全てが上手くいってとてもハッピーだよ」

    あなたにとってはタフなレースだったのでは?
    「いつも通り、レースの最初から最後まで限界までプッシュして走ったし、とにかくがんばって戦ったよ。簡単なレースではなかったけれど、でもスタート直後にフェルナンド・アロンソをかわした後は、自分たちにチャンスが巡ってきたと分かっていたから、絶対に諦めず、全ラップで懸命にプッシュしたんだ。自分たちより幾分速いクルマを相手に戦っていたから、順位を守るには相当にがんばらなければならなかった。キツかったけど、でも絶対に素晴らしい結果を手にするんだと心に決めていた。特に今回はオベ・アンダーソンに不幸が起こった直後のレースだったからね。彼はチームのためにとても多くのことを成し遂げてくれたし、我々は(いいレースをして)彼に敬意を表したいと思っていた。今回の素晴らしい結果を彼自身が目にできなかったのは残念だったが、でも彼に私の3位を捧げることができたのは素晴らしかった」

    最後の数周はいかがでしたか?
    「レースの最後のヘイキ・コバライネンとのバトルはとてもエキサイティングだった。すこし雨が降っていたが、前を走っている時は、各コーナーがどういう状況になっているのかが分からないため、一層ドライビングが難しくなる。誰かの後ろについて走る方が簡単なんだ。そのためヘイキが私にかなり接近し、大きなプレッシャーをかけてきた。でも絶対に順位を譲るつもりはなかった。残り2周で彼が私の横に並んだが、でもそこで私は踏ん張り、絶対に諦めたりもしなかった。ギリギリのバトルだったが、懸命に戦い、そして順位を守り抜いたんだ」

    その時の様子を説明してもらえますか?
    「彼が私の横に並び、私は内側のラインを走っていた。それでホイールとホイールが触れ合いそうになる程の接近したバトルになった。表彰台が近づいているのが分かっていたので、自分の順位を失いたくはなかった。私は彼に過不足ないスペースを与えていたので、接触はしなかった。あれはまるでゴーカートのレースみたいだったよ。F1であんな風にまたレースができる機会が巡ってくるなんて、予想もしていなかったけどね! 楽しい戦いだったし、それに私は順位を守れたわけだから尚更良かった。全レースで表彰台を目指しながらあんな風なレースをしたいくらいだよ!」

    昨年からどのくらい状況が変わったのでしょう?
    「今年の我々は昨年より遥かに競争力が高い。クルマのバランスがもっと良くなっているし、とてもドライブしやすいので私は昨年よりもっとプッシュできる。単純に言って、昨年よりクルマが速いし、従って我々の競争力も高くなった。既に2007年に稼いだよりも多くのポイントを手にしているが、このことにも我々の進歩が表れている。これはチームの全員が懸命に仕事をしているお陰だ。一番速いクルマに対しまだ幾分遅れをとっているのは我々も分かっているが、幾つかのレースではマクラーレンとBMW相手に戦えることを実証できている。そういったレースをもっと数多くしていきたいし、そうするためには更にクルマを改善していかなければならない。だが我々は間違いなく正しい方向へ進んでいると思う」

    最後に、今年の自分のドライビングをどう思いますか?
    「以前にも増していいドライビングをしていると思う。私には経験があるし、それに人は常にミスや経験から学ぶものだと思うから、自分自身も毎年良くなっていると信じている。戦闘力のあるクルマがあれば私は上位で戦える。これは間違いない。フランスでは私がどれほど決意が固く、レースに打ち込んでいるかを示すことができた。私はレースの最後まで戦い抜き、あのバトルを存分に楽しんだんだ」

  • トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台 (フランスGP)

    トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台 (フランスGP)

    トヨタは、F1フランスGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台、ティモ・グロックは11位だった。

    トヨタF1チームにとっては、2006年4月のオーストラリアGP以来、2年2ヶ月ぶりとなる表彰台となった。

    また、先日事故で亡くなったオベ・アンダーソンに結果を捧げた。トヨタはチーム全員がオベに哀悼の意を表し、マシンやウエアなどに喪章をしてレースを挑んだ。

    ヤルノ・トゥルーリ  (3位)
    「チーム全体にとって素晴らしい結果を獲得し、素晴らしい週末となった。トヨタ・モータースポーツのために多くの貢献をしてくれた故オベ・アンダーソンに、我々はこの結果を捧げたかったから、とにかく頑張ったんだ。今日はハードでタフな、そして素晴らしいレースだった。我々よりも速いクルマと闘わなければならなかったにも関わらず、我々のペースは良かった。私は本当に一生懸命闘わなければならなかったけれど、それこそ、人々が私とトヨタに望んでいることだったんだ。レース終盤で雨が降り出したときは、注意しなければならなかった。何故ならば、前を走っているときは、状況がどれだけ悪いかを判断するのは難しいからね。けれど、私は自分のリズムを取り戻して、まさしくゴーカートのようにホイールとホイールが接するほどの激しい闘いをヘイキと繰り広げたんだ。クルマの新しいパーツを作ってくれたファクトリーのメンバーから、今日パーフェクトなピットストップを行ってくれたメカニックのメンバーにいたるまで、チームは今週末に全くミスをしなかった。やるべきことはまだあるけれど、今日に関して我々は非常に満足しているよ。チームはとても素晴らしい仕事をしている。そして、クルマはさらに競争力を増していて、全員がやる気になっている。物事は進歩しているんだ。」

    ティモ・グロック (11位)
    「私にとって、今日は厳しい日となった。好調なスタートを切れて、最初のスティントではクルマの調子が良かったから、かなりプッシュすることができたんだ。けれど、ピットストップの後にタイヤにめくれ磨耗が生じ、その結果、アンダーステアが出たため、同じペースを維持することに苦労したそれは、レースの大部分でクルマが滑っていたことを意味していて、戦略上でも、上手く行かなかった。ピットストップの度に症状は悪化していき、最終的にポイントを獲得することができなかった。しかし、ヤルノが3位表彰台を獲得できたのは素晴らしいことだ。彼とチームにとってパーフェクトな結果となった。前回のテスト以来、我々は確実に進歩を遂げている。そして我々のペースは、来るレースできっともっと良い結果を手に入れられるということを示している。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ヤルノが3位表彰台を獲得してくれ、本当に嬉しい。ストラテジー、ピットストップとチームもミス無く仕事をこなせたし、ヤルノの最後10周は本当に彼の経験が物を言った、素晴らしいドライビングだったと思う。ティモが第2スティントでペースが上がらず順位を落としたのは残念だが、今回の結果はチームにも一段の弾みになったし、自信にもなった。更に上を目指して頑張りたい。」

    ジョン・ハウエット TMG社長
    「トヨタ・モータースポーツに関わる皆にとってファンタスティックな一日となった。久しぶりの表彰台獲得であり、我々は、この結果を、チームに多大な貢献をしてくれ、逝去が惜しまれる、オベ・アンダーソンに捧げたい。またクルマを改良するために一生懸命作業してくれた、ファクトリー、レースチーム、テストチームの皆へおめでとうと言いたい。先週のバルセロナで、我々は良いテストを行えた。そして、今日ヤルノは驚異的な仕事をしてくれた。終盤の走行では、激しい攻防戦となったが、ヤルノは非常に経験豊富だし、クリーンな闘いだったから、見ていて素晴らしかった。雨が降り始めたとき、彼は注意しなければならなかったが、コバライネンを後ろに抑えるために良い仕事をしてくれた。ティモにとっても励みになる週末となった。彼は予選ではとても良かったのだが、今日はトラフィックで上手く行かなかった。彼はヤルノと比べて、アンダーステアに苦しんでいたので、我々はそれを調査しなければならないだろう。両車が汚れている側のコースから素晴らしいスタートを切ることができたので、この先もそれが続けられたらいいと思っている。もちろん、我々のペースは先頭グループにまだ遅れをとっているので、プッシュし続けなければならないが、今日の結果には非常に満足している。」

  • トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが5番手 (フランスGP予選)

    トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが5番手 (フランスGP予選)

    トヨタは、F1 フランスGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グリッドが10番手だった。しかし、ハミルトンとコバライネンのペナルティにより、決勝はトゥルーリが4番手、グロックは8番手からのスタートなる。

    ヤルノ・トゥルーリ (5位)
    「今日の予選セッションはとても良い結果となった。2台共に10位以内に入れて自分にとってもチームにとっても本当に嬉しいよ。そこまで速く走れるとは予想していなかったのだけれど、この週末は調子がどんどん良くなっていった。車はバランスが良く取れていて、すべてがうまく行った。ラストの周回は特にうまく行った。第3セッションでは、燃料を積んだ状態で限界を把握するためにかなりプッシュしたせいでスピンしてしまった。けれど、慌てることなく、ラストランのために設定をいくつか変えた。明日になってみないと分からないけれど、今のところは、レース状態の車のドライビングに、さらに自信を持っているから、良い結果が出せると思っている。もちろん、オベ・アンダーソンと彼が我々のために行ってきたすべてを偲ぶ為に、我々にとって今週はとても重要だ。今日は好調なスタートを切れた。我々は今週末の成果のすべてを彼に捧げたいと思う。」

    ティモ・グロック (10位)
    「昨日の公式練習での問題点を考えれば、我々はこの結果に満足しているよ。けれど、まだタイヤに苦労している。少ない燃料だと、ヤルノと同じくらい速いペースで走れるのだけれど、予選第3セッションで多めの燃料を積んだら、少々手こずった。だから、明日のレースでタイヤをもっとうまく扱う方法を見つけるために、まだやらなくてはいけないことがある。それでも、今日の結果は本当に良かったよ。このサーキットで、またケルンで一生懸命仕事してくれているチームの皆にとって、両車ともに10位以内に入れたのは良かった。明日のレースではポイントを獲得できればと思っている。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「モントリオールでの厳しかった予選を踏まえれば、今日のような一日は大歓迎だ。空力とサスペンションの進化という、車の大きなアップグレードを行ってここに来たので、特に満足している。そして、それが上手く機能しているのを見ることが出来て、とても嬉しい。ティモは、昨日少し手こずっていたが、彼と彼のエンジニアが昨晩から良い仕事をしてくれて、今日はペースを取り戻すことが出来た。我々は、明日、非常に暑いレースに備えなければならない。両車ともに良いポジションにいるが、レースはすべてタイヤの扱いに懸かっている。明日は非常に暑くなるだろうし、マニクールはタイヤに大きなストレスを与えるコースだ。今はただ、ここに持ってきているすべての新しいパーツを準備してくれた、ファクトリーで働くすべてのメンバーに感謝しなくてはならない。彼らの素晴らしい努力は報われた。今は、このことをオベ・アンダーソンに捧げるに相応しい結果に変えるため、一生懸命頑張るのみだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「予選で目標としていた、ヤルノ、ティモ二人揃ってのトップ10グリッドを確保出来た。予選開始時点で路面温度が40℃を超え、コンディションは決して良くなかったが、豊富なデータから得たセッティングが功を奏し、この予選結果に繋がった。明日の決勝レースでは気持ちを引き締め、表彰台の一角を伺うつもりで、ドライバーもチームもミスのない、積極的ないいレースをしたい。」

  • トヨタ、ハンドリングが課題 (フランスGP初日)

    トヨタ、ハンドリングが課題 (フランスGP初日)

    トヨタは、F1 フランスGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが12番手、ティモ・グロックが15番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 7番手 1分16秒758
    フリー走行2回目 12番手 1分16秒743
    「今日は、タイヤとセットアップに関する多くの作業を行った。全般的に、車の調子は良かった。今日はとても暑かったから、コースコンディションは2回のセッション進行中に大いに変化した。このサーキットでは車のハンドリングがとても重要なのだけれど、よりスピードを出せるようにするために、我々はセットアップに関するいくつかの問題を解決しなければならない。路面はとても濃い色で、太陽の影響をすぐに受けて温度が上がるため、タイヤの磨耗が進み、突然すごく滑りやすくなるんだ。それを防ぎながら、最終的にどのようなバランスでレースを終えるかを見つけ出さなければならない。しかし全般的に、トヨタはこのサーキットでは強いので、我々が今週末にいい結果が出せることを願っている。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 10番手 1分16秒886
    フリー走行2回目 15番手 1分17秒092
    「今週末に向けて、厳しいスタートとなった。現在のところ、私にとってタイヤがうまく機能してくれないため、ドライブするのが非常に難しい状況だ。1周目でタイヤの能力を最大限に引き出せなくて、ラップタイムを出せず、そして、かなりのめくれ摩耗とグリップ低下に見舞われてしまうんだ。だから我々にはやらなくてはいけないことが残っているが、それでも私は希望を持ち続けている。モントリオールで我々は好結果を出したのち、先週のバルセロナでは良いテストが行えた。メカニズム及び空力面での車の改良を目指し、すべての領域においてデータを集めることができた。他のチームがどれくらい進歩を遂げているかは分らないけれど、我々はポイント獲得を目標としていきたい。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「何の問題も起きずにプログラムを完遂できたので、我々にとっては建設的な一日だった。我々が焦点を合わせた主な部分は、レースで使用するタイヤとダウンフォースのレベルだ。2回目のセッションまでに、コースは既にかなり良い状態になっていた。そのため、タイヤに関するデータは典型的なものとなった。そして、そのデータは、日曜日のレースに関して意思決定を行うのに十分なものだ。ヤルノは、午後にとても安定した良いロングランを行った。両ドライバーのために引き続きセットアップに取り組まなければならないが、我々は必要なデータをすべて集めることができた。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「フランスGP初日は決して楽な一日ではなかったが予定していたプログラムをこなすことが出来た。新しいフロント、リアのウイングも狙いの効果を示し、空力のセッティングを出せたし、心配していたグレイニングも午後には改善傾向となり無事にロングランのデータもとることが出来た。明日の第3プラクティスで、縁石をもっと攻められるよう、もう少しハンドリング面でのセッティングを試み、予選に臨みたい。」

  • 山科忠、「トヨタは改善されている」

    山科忠、「トヨタは改善されている」

    トヨタF1チーム代表の山科忠が、今シーズンのこれまでの戦い、トヨタF1チームを語った。

    あなたがTMG会長兼チーム代表に就いてからフランスGPで1年になりますが、ここまではいかがでしたか?
    「大いに楽しんできた。特に、チームメンバー全員及び我々のチーム内にある異なる文化に慣れ親しむことができたのは喜ばしいことだった。チームのパフォーマンスと私の同僚全員のチームワークがどんどん良くなっていることが私には分かっている。全員が高いモチベーションを持っており、そして私の大きな仕事の一つが我々のチーム全員のやる気を高めることでもある。レースチームだけではなく、ファクトリーのあらゆる部門のメンバーを含めた全員のやる気をね。私は彼ら全員のやる気を高めたいと思っており、この仕事を大いに楽しんでいる」

    あなたの職務はF1に特化されているのですか?
    「私の仕事の大半はF1だ。私の時間の90パーセントはF1に費やされていると言えるだろう。ただし私は、スーパーGTとフォーミュラ・ニッポン、フォーミュラ3など、日本でのモータースポーツ活動の面倒も見なければならない。アメリカでのNASCARはトヨタ・レーシング・デベロップメントUSAが担当している」

    オベ・アンダーソン氏逝去の知らせをどのように受け止めていますか?
    「とても悲しい知らせだ。オベはパナソニック・トヨタ・レーシングの初代チーム代表で、トヨタと共にラリー、ル・マン、そしてF1チーム設立に際し、多くの事を成し遂げてくれた。彼の事故の知らせを聞いたときは大変ショックだったし、言うまでもなく、チームの全員が非常に悲しんでいる」

    昨年、チームは変わったのでしょうか?
    「チームは変わり、改善されたと思う。技術的な面では、ファクトリーのスタッフとレースチームの全員がクルマのパフォーマンスと信頼性を向上させてくれた。この点は我々の結果に明確に表れている。我々は一旦目標を決めると、エンジニアとチームメンバー全員がその目標達成に向けて尽力する。全員がチームに貢献しており、その努力を私は誇りに感じている。なぜなら我々はしっかりとした結果を目にできているからね」

    F1における挑戦を楽しんでいますか?
    「私はF1の戦いに挑戦することを大いに楽しんでいる。結果がすぐさま表れるという点で、この仕事は私の以前の海外での仕事、つまりかつて在籍していたトヨタ・テクニカル・センターUSAでの仕事とはかなり異なる。2週間に1度レースがあり、そしてレースが終わる度にその結果を目の前に突きつけられることになる。レースが上手くいかなかった時にはその結果に落胆し、そして対策を講じなければならない。だが市販車の開発は複数年に及ぶ。従ってこれは大きな変化だ。幸運にも私は我々が日々直面している挑戦を楽しめている」

    チームの未来に関して自信はありますか?
    「もちろん私はチームの未来に自信を持っている。私の目標は全員がパフォーマンス向上に貢献し、そしてそのパフォーマンスを間断なく改善し続けていくことだ。地位を問わず、チームメンバー各自がどうやったら自分の役目のパフォーマンスを向上させることができるのか、それを常に自問しなければならない。これを達成するのが私の仕事であり、この任務に就いて1年が経った今、私には我々が正しい方向へ進んでいる自信がある。正しく舵取りができてる時というのは、チーム内の全員が固い決意で協調して仕事をするものだからね」

    2008年のあなたの目標は何でしょう?
    「我々は常に表彰台の真ん中に立つことを夢見ており、絶対にこれを諦めることはない。ただしクルマのパフォーマンスに目を向けてみると、フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーとの間にはギャップがあることが分かる。従って私の現時点での今年の目標はそのギャップを縮め、レースでトップ6入りし、表彰台を目指して戦うことだ」

    フランスGPを欠席するのはなぜなのですか?
    「私はトヨタ自動車株式会社の株主総会に出席しなければならない。実は、私としてはどうしてもフランスに向かいたかったため、これについては長い話し合いが持たれた。だが確実に株主総会に出席すべく今週末は日本に向かうよう依頼された。この総会は定期的に開催されているもので、残念ながら今回はグランプリの週末と重なってしまった。このレースに参加できないのは残念に思うが、マニクールでの様子は全てテレビで見ておく。遠方からチームを支えるつもりだし、チームメンバーに常時電話を入れ、チームの様子を把握しておくつもりだ」