カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、キムジーとのパートナー契約を発表

    トヨタ、キムジーとのパートナー契約を発表

    トヨタF1チームは、ファッションとボードスポーツのブランド“キムジー”との新しいパートナーシップ契約に同意し、2009年からはキムジーがチームの新しいオフィシャルサプライヤーとなることを発表した。

    契約の一部として、パナソニック・トヨタ・レーシングのスタッフは、すべてのグランプリとF1活動においてキムジーがデザインした衣服を着用し、ドライバーのレーシングスーツ、チーム・ユニフォーム、およびチーム・ガレージにはキムジーのロゴが施されることになる。

    チームが公式に着用するトラベルユニフォームは、F1に不可欠な非常に高いクオリティーとすべてのキムジー製品に表現されているパイオニアスピリットを併せ持った、新鮮なニュールックとなる。

    複数年契約のパートナーシップは、2009年1月から始まる。

    山科忠 (TMG会長)
    「我々は、オフィシャルサプライヤーとして、キムジーを迎えることができて非常に嬉しく思うとともに、若々しく革新的なブランドに関われることを誇りに思う。 トヨタ・モータースポーツとF1は、世界中の大規模な観衆にキムジーブランドをプロモートするためにユニークなプラットホームを提供する。そして、このパートナーシップがキムジーとトヨタ・モータースポーツの両者にとり成功することを保証するために、我々は一生懸命頑張るつもりだ。F1ではイメージが重要であり、キムジーのおかげで我々がパドックで最も良い服を身に付けたチームの1つになるのは確実だろう。」

    ステファン・ビエルガンズ (キムジー最高経営責任者)
    「キムジーではビジネスの分野を広げており、今回の関係は重要なステップである。 トヨタ・モータースポーツと彼らのF1への挑戦に関わりが持てることを我々は誇りに思う。トヨタ・モータースポーツもドイツを拠点としており、小さな会社からスタートし、今では本当にグローバルなチャレンジをするまでに成長した会社なので、我々にとってパーフェクトなパートナーだ。キムジーもトヨタ・モータースポーツも、共に自分たちのビジネスに関して信じられないほど情熱的だ。私は、我々が将来素晴らしい時を享受できるだろうと確信している。」

  • トヨタ:順調な初日(ドイツGP初日)

    トヨタ:順調な初日(ドイツGP初日)

    トヨタは、F1ドイツGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが12番手、ティモ・グロックが16番手だった。

    午前10時からの公式練習1回目は、ウェットコンディションで開始された。地元ドイツ出身のティモ・グロックは13番手、ヤルノ・トゥルーリは17番手で1回目のセッションを終えた。

    2時間半のインターバルを経て午後2時から開始された公式練習2回目は、ドライコンディションで行われ、ヤルノ・トゥルーリは12番手、ティモ・グロックは16番手でセッションを終えた。明日の予選、日曜日の決勝へ向けてトラブル無く順調にデータ収集とセットアップ作業を行った。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 17番手 1分17秒556
    フリー走行2回目 12番手 1分16秒530
    「いつもどおりの金曜日だったよ。 我々は、多くのセットアップ作業を行い、新しい空力パッケージを評価した。すべてが順調に進み、問題も全く起きなかったため、明日の予選で役立つ多くのデータを手に入れることができた。今は、我々がどれくらい競争力を持っているかを確認するために、明日を待つつもりだ。いつものように、私はポイントを争うためにここに来ている。先週、我々がここで行ったテストはうまく行き、私は多くの周回数を重ね、たくさんの距離を走った。しかしレースは色々な要因によるところが大きいし、戦いは非常に接戦だから、私はあまり楽観的ではいたくない。明日、我々は可能な限り良いグリッドを獲得して、そして次にポイントを得るために一生懸命戦うつもりだ。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 13番手 1分17秒185
    フリー走行2回目 16番手 1分16秒781
    「コースコンディションが変化していたにもかかわらず、午前中のセッションはとても良かった。けれど、2回目のセッションでは車の調子は完全に異なっていた。ドライブするのが難しく、そして風が変化していたから、適切なセットアップを見つけるのは結構難しかった。また、最後のコーナーで大きく膨らみ、車が地面から離れてしまったので、我々は、クルマが大丈夫かどうか注意深く点検する必要がある。我々は、すべてのセットアップデータを分析して、明日の方向性を見つけ出さなければならない。ここホッケンハイムで、私はいつも良い経験をしていた。そして、先週のテストで、我々の調子はかなり良かった。 予選で10位以内に入るのは可能だろう。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「今日は何の問題もなかった。少しの遅れや中断もなく、我々の組んだプログラムを完全にやり通すことができたので、今日のような日は望ましいね。今日は、異なったセットアップを試し、タイヤを比較するなど、我々はクルマに対して多くの作業を行った。我々は、空力のオプションを評価するために一日の大半を費やした。どれを使用するべきかを決定するために、今夜そのデータを調べる予定だ。今朝の雨の後、サーキットは我々が先週テストした時と比べて全く異なっており、クルマはテストの時と同じ挙動を見せなかった。それに関しては、今夜中に調べて、予選に間に合うように必要な修正を行わなければならない。総体的に、我々は今日やり遂げたことに満足しており、残りの週末に対しては明るい見通しを持っている。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ホームグランプリともいえるドイツGPには空力の向上を図って乗り込んだが、生憎初日は雨と風で思ったようにプログラムを進めることが出来なかった。午前のウェットで始まったセッションでは、ヤルノもティモもまずまずの手ごたえを感じていたが、午後になってからはセットアップが狙った様になかなか進まなかった。しかしエアロの方向性はつかめたし、先週のテスト結果もあり明日への準備には問題はない。TMGにはドイツ人の仲間も多く、是非いい予選結果を手にしたい。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(ドイツGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(ドイツGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、ドイツGPの特徴やセッティングなどを語った。

    ホッケンハイムへの展望の前に、非常に状況判断が難しい展開となったイギリスGPについて振り返ってもらえますか?
    「我々はマニクールでパフォーマンスの向上が確認できていたし、また、レース直前のシルバーストンテストもかなり充実した内容だっただけに、イギリスGPには相当な期待感を持って臨んだ。金曜日に技術的な問題が2〜3あったものの、“調子はいい”と自信を持っていたため、予選で1台も第3セッションに進出できなかったことは意外だった。この状況は今季2度目だったが、その理由は完全には明らかになっていない。結果的にレースではヤルノが予想していた通りの良好なパフォーマンスを発揮し、しかも一時は全車中最速だっただけに、予選でのあの状況は理解し難いものだった。そのため、今の所我々はあの予選のパフォーマンスが一種の例外的なものだったと見なしている。スタート時のグリッドを考えると、今回もまたポイントを獲得できたのは喜ばしいことだったし、そのお陰でコンストラクターズ選手権で4位に浮上できたのは特に良かった。ただし、もっといい結果を手にすることも十分可能だっただけに、その点に関しては少し残念だった」

    チームにとって“ホームレース”となるホッケンハイムを迎えるわけですが、このコースで難しいのはどんな点でしょう?
    「現在のタイヤでホッケンハイムを走るのは今回が初めてになる。ブリヂストンは4種類のタイヤのうち、最も硬い方の2種類を選択したが、これは保守的と言えるね。というのも、ホッケンハイムはタイヤへの厳しさという点では中程度で、ややマニクールに似ているからだ。一番硬めのタイヤの場合、熱入れ(タイヤがその性能を発揮できるよう、走行しながらタイヤを温めること)に幾分問題が生じるかもしれないが、これに関してはアウトラップ(ピットアウト直後の周回)の走り方と機械的な部分の調整で対応するつもりだ」

    このサーキットの主な特徴はどんな所ですか?
    「昔のレイアウトは非常に高速で、ダウンフォースを大幅に削る必要があったが、その後のコース変更を経て特徴は大きく変わった。新しいサーキットはもっと普通になり、特徴という意味では“平均的”とも言える。ブレーキング時のエネルギーは中程度で、ダウンフォースは中から中〜高程度になった。通常の状況で平均よりも上になるのは路面温度だ。そしてこれが時々生じるタイヤのブリスターの原因になる。唯一の目立った特徴と言えるのは気温と路面温度が非常に高温になることが多々あることだね」

    TF108はどんなパフォーマンスを発揮してくれると考えていますか?
    「シルバーストンの予選時よりもマニクールでの走りに近いパフォーマンスを期待している。つまり、またトップに近い位置を確保したいと願っている。実際に、現在のマニクールとホッケンハイムはクルマの仕様に関しては非常に似通っているだけに、我々としてもいい走りを期待している」

    クルマには何か新しいパーツが投入されるのでしょうか?
    「先週のホッケンハイムテスト後に最終決定した改良版の新しい空力パッケージを使用する。テストは上手くいったし、技術的な問題も何もなかったため多くの周回を重ねることができ、お陰で今週末のレースに向けた準備をいい形で始めることができた。我々は2種類のタイヤのパフォーマンスをチェックし、ダウンフォースのレベルも色々と試すことができた。また、空力や機械的な部分の他の選択肢についてもチェック済みだ」

    今シーズン中盤までの評価はいかがですか?
    「今年の上半期に関しては、ある程度喜んでもいい状況だと思う。例えば実力で表彰台を獲得するなど、当初の目標のいくつかを達成できたし、また、ヤルノは本当に気持ちのこもったドライビングを何度も見せている。ティモはとても上手くチームに馴染んだし、常に様々なことを学んでいる。我々の目標はコンストラクターズ選手権で4位になることだが、今の所我々はまさにその位置につけている。フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーに挑むのは容易ではないが、一方で今の我々はレッドブルに1ポイント差をつけて中団グループのトップに立っている。これは喜ばしいことではあるが、戦いの厳しさを甘く見てはいない。レッドブルはシルバーストンでフロントローからスタートしており、実際には予選時の燃料搭載量の違いが生んだ結果とはいえ、非常に力強いパフォーマンスだったことに変わりはない。これから11月までの間、厳しい戦いに直面することは我々も自覚しているし、また、それこそがF1の醍醐味でもある。ホッケンハイムから始まる後半戦でも、自分たちのこの位置を守るべく、あらゆる手段を講じていくつもりだ。現在のチームはいい雰囲気だし、ホッケンハイムはファクトリーからわずか2時間の距離にあるだけに、普段はなかなかコースに足を運んでレースを間近で見ることができない数多くのチームメンバーにとっていい機会になるだろう。彼らが更に大きな声援を送れるよう、我々はベストを尽くすつもりだ」

  • トヨタ、シャークフィンの導入を見送り

    トヨタ、シャークフィンの導入を見送り

    先週のホッケンハイムテストで、新しい背びれ型のエンジンカバーをテストしたトヨタF1チームだが、ドイツGPでは使用しないことを決定した。

    マクラーレンとともに、ホッケンハイムでシャークフィンをテストしたトヨタF1チーム。マクラーレンのドイツGPでの使用は未決定であるが、トヨタはドイツGPでこのエンジンカバーを使用しない決定をしたようだ。

    新しいエンジンカバーは、トヨタが望んだ利益を生み出さなかったことようだ。しかし、チームはホッケンハイムでテストしたその他の改善に満足している。

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「新しいホッケンハイム・サーキットは、以前のレイアウトに比べると、F1サーキットの中では平均的な性格だ。制動エネルギーは中間レンジで、ダウンフォースレベルは中から中高程度である。通常、平均より高いものは気温で、それは我々が時々目にするタイヤのブリスタリング(タイヤ表面に気泡が発生する症状)に関与している。周辺温度と路面温度はとても高い事がよくあり、それが唯一の本当に顕著な特徴であると言える。現在の仕様のタイヤでホッケンハイムに行くのは、今回が初めてになる。ホッケンハイムは少しマニクールに似ており、中程度に厳しいコースなので、慎重を期してブリヂストンは最も固いコンパウンド2種類を選択している。我々は、シルバーストンよりもマニクールで見せた、より高いレベルのパフォーマンスに期待している。それは、我々が再び先頭に近づきたいと思っていると言うことだ。実際のところ、マニクールとホッケンハイムはクルマの設定が非常に似ているので、良いレースができるだろう。」

  • ティモ・グロック(ドイツGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ドイツGPプレビュー)

    ドイツ人のティモ・グロックにとって、ホームグランプリとなるドイツGP。慣れ親しんだサーキットでのレースでポイント獲得を狙う。

    ティモ・グロック
    「ホッケンハイムは、僕のお気に入りのサーキットのうちの一つだ。サーキットは僕が育った場所からわずか45分しか離れていないから、今回は僕のホームレースになるね。それはつまり、僕の友人と家族が僕を観に来ると言うことだから、僕にとっては特別なレースになるし、良い結果を手に入れたい。大抵、ホッケンハイムでは良いレースができているし、何度か勝ったこともある。それもまた、僕があそこでレースをするのが好きな理由の一つなんだ!」

    「あのコースで良いレースをするためには、高いトップスピードを確保することが重要だ。しかし、より遅いコーナーがある最終セクターもあるので、適切なバランスを見つけなければならない。結局のところ、ホッケンハイムは異なるコーナーが良く組み合わさっている、ドライブするのが楽しいコースだと思う。シルバーストンでは、チャンスはあったのに難しいコンディションのおかげでポイントを獲得できなかったので残念だった。しかし、落胆はしていない。実際、僕はこのレースを本当に楽しみにしているし、楽しい週末にしたいと思っている。ホームレースで良いパフォーマンスをすることは自分にとって重要だし、今は調子もいいよ。」

  • ヤルノ・トゥルーリ(ドイツGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(ドイツGPプレビュー)

    ここ数レース、コンスタントにポイントを獲得しているヤルノ・トゥルーリ。トゥルーリの活躍もあり、トヨタは、現在コンストラクターズランキングで4位につけている。トゥルーリは、ドイツGPでも再び好成績を狙う。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「僕がF1に参戦してホッケンハイムで初めてレースをした時から、サーキットはとても変わった。その頃はトップスピードがすべてだった。個人的には、森の中にとても速いストレートがあった昔の長いサーキットの方が好きだったけれど、新しいサーキットもまた面白いし、オーバーテイクのチャンスがあるコースだ。」

    「我々は2年間、ホッケンハイムでレースを行っていなかったから、先週のテストは非常に役立つ有意義なものとなり、我々はセットアップとタイヤについて研究する機会を持つことができた。現在の仕様のブリヂストン・ポテンザ・タイヤをホッケンハイムで使ったのは初めてだったので、このサーキットにおけるタイヤの特徴を理解することが重要だった。我々はいくつかの新しい空力パーツを使用して好ましい進歩を遂げた。そして、うまくいけば、このコースは我々のクルマに合うだろう。僕は前3レースともポイントを獲得して、我々が現在どれくらい競争力を持っているか証明した。今週末の目標は、再度ポイントを獲得する事と6位以内に入るために争うことだ。僕はいつもどおり、見通しは明るいと思っているよ。」

  • トヨタ、背びれエンジンカバーをテスト

    トヨタ、背びれエンジンカバーをテスト

    トヨタは、ホッケンハイムテストで背びれエンジンカバーをテストした。

    最近ではANVIL(鉄床:かなとこ)とも呼ばれるこの背びれ型エンジンカバー。初日にマクラーレンがテストしたのに続き、3日目となる10日(木)には、トヨタもこのデバイスをテストした。

    レッドブルが今シーズンから導入したシャークフィンとも呼ばれるこの巨大なエンジンカバーは、レッドブルに始まり、ルノー、トロ・ロッソ、フォース・インディアが使用。実戦には導入していないものの、ウィリアムも5月のポールリカールテストで一度テストを行っている。

    シルバーストンを終え、現在、コンストラクターズポイントで4位につけているトヨタ。シーズン後半に向け、さらなる改善作業を進める。

  • ティモ・グロック、イギリスGPを振り返る

    ティモ・グロック、イギリスGPを振り返る

    トヨタのドライバー ティモ・グロックが、先週末のイギリスGPを振り返った。

    イギリスGPの週末を終えて、どんな気持ちですか?
    「結果は予選12番手・決勝12位だったが、これはレース前週のテスト後に期待していたものではない。テストではかなり調子が良かっただけにね。予選ではトップ10入りを期待していたし、ヤルノが表彰台を獲得したマニクールでの力強いパフォーマンスを今回も続けられると思っていた。ところが我々は金曜日に時間を失ってしまった。私はクラッチの問題を抱え、2回目のフリー走行の時間をかなり失ってしまったんだ。その後は幾分遅れを取り戻していったけどね」

    レースはウェットになりましたが、あの状況はどのくらい難しかったですか?
    「本当に難しかった。良いスタートが切れて、1周目に9位に浮上したものの、クルマにはかなり燃料が入っていて重かったし、水しぶきのまっただ中にいたからね。第1スティントの間はタイヤを労ることに集中していた」

    雨が激しくなった際はどんな感じだったのでしょう?
    「自分自身にちょっと落胆した。というのも、雨が降り始めたら出来るだけ早くエクストリーム・ウェット・タイヤに交換すべきだと直感していたのに、その通りに行動できなかったからね。2〜3周くらい、どんな感じか様子を見たかったため自分から無線でタイヤ交換を打診しなかったんだ。それに我々が持っていた情報によれば、雨は短時間しか降らないことになっていた。残念なことに、そうしているうちにスタンダード・ウェット・タイヤがあまりにも冷えてしまい、グリップを失ってしまった。このためドライビングが非常に難しくなり大きくタイムを失ったが、これにはかなりフラストレーションを感じたね。自分の最初の直感が正しかったわけだから」

    次戦に目を向けてみましょう。ドイツGPはあなたにとってどのくらい重要ですか?
    「誰もが母国GPでは良い結果を手にしたいと思っているはずだし、これまでのところ、私はホッケンハイムでは嬉しい成果を手にできている。2006年のGP2では優勝と3位だったから、次戦のドイツGPではTF108でポイント圏内を走り、良いレースが出来ればと思っている」

    モントリオールでの4位入賞により母国での評価が高まりましたか?
    「あの結果がかなり大きな助けになった。ちょっと予想外ではあったものの、あれは良い結果だったし、その後チームはフランスGPでも力強いパフォーマンスを発揮できたからね。今シーズン中にあと何度かトップ5入りを果たせたらチームと私自身にとって素晴らしいことになるだろうし、ホッケンハイムはそういった流れを作る手始めとして良い舞台になるはずだ」

    現在ドイツ人ドライバーが5人いますが、その中で最高のドライバーの座を賭けた激しい戦いがあるのでしょうか?
    「いや、私はそんな風には考えていない。なぜなら、最終的に私は最高の結果を目指しているわけで、自分が最高のドイツ人ドライバーかどうかというのは何も意味を持たないからね。多くのドライバーと同じく、私の野望は全体のベストになることだ。そしてそれが実現すれば、当然ながら最高のドイツ人ドライバーにもなれるわけだからね!それが私の目指している目標だが、ただし、1年目はとにかく出来る限り経験を積まなければならない。近道なんてどこにもないし、走れるようになる前に、まずは歩き方を身につける必要があるからね」

    あなたはホッケンハイムの近くで育ったのですか?
    「45分程離れたオーデンヴァルト郡周辺で育った。最初にホッケンハイムに行ったのは1996年にDTMのレースを見たときだった。あの場所は好きだよ。F3とGP2で2度良いレースをしている」

    改修前の高速コースだった元々のホッケンハイムを走ったことはありますか?
    「シングルシーターに乗って1年目のフォーミュラBMWでレースしたことがあるけど、あれはとても楽しかった。参加したクルマはどれも同じスピードだったから、とにかく大きな集団が一つになってバトルしたんだ。とてもエキサイティングだった」

    かつてのコースと比較して、新しいコースはいかがですか?
    「全く特徴が異なるコースになった。かつてのホッケンハイムのようなコースが、新しくコンピューターで設計されたサーキットに改修されるのは残念に思うこともあるけど、改修を担当した面々はとても良い仕事をしたと思う。今分析してみれば、既に新コースは幾つか良いレースの舞台になっているし、そしてそれこそが重要なことだからね」

  • トヨタ、ランキング4位に浮上(イギリスGP)

    トヨタ、ランキング4位に浮上(イギリスGP)

    トヨタは、F1 イギリスGPで、ヤルノ・トゥルーリが7位、ティモ・グロックは12位だった。

    予選12番手からスタートを切ったティモ・グロックは、最初の周回で順位を上げ、途中までポイント圏内を走行していたが、途中から雨が強くなり、多くのクルマがスピンをする中、ティモもスピンを喫し、最終的に12位でレースを終えた。

    一方、予選で苦しみ14番手からスタートしたヤルノ・トゥルーリは、粘り強い走行を続け順位を上げ、レース終わり間近で前を走っていた中嶋一貴を抜き、7位でチェッカーを受けて3戦連続ポイントを獲得した。

    この結果、トヨタは、コンストラクターズポイントで4位に浮上した。

    ヤルノ・トゥルーリ  (7位)
    「今日は良いレースだった。2ポイント獲得できたのは良かったけれど、もっと上を狙いたかった。レースを通して、私はとても力強い走行ができていて、雨がひどくなった頃には3位まで順位を上げていた。その時点で、コースは本当にひどい状態で、至るところでアクアプレーニングが発生し、1周あたり15秒も失っていた。我々は、エクストリーム・ウェット・タイヤに切り替える賭けに出るべきだった。しかし残念ながら、その決定を下そうとした時点で、もうこれ以上雨が降らないのが分かったんだ。それはただ、難しいコースコンディションにおける判断の難しさの問題だったのだけれど、後から考えると、我々はタイヤを替えるべきだったね。 表彰台を獲得できるかもしれないぐらい、とても力強い走行が出来ていたから、残念だった。そうは言っても、昨日の予選の後に2ポイント獲得できたのは悪くはないよね。我々は3戦連続でポイントを獲得した。そして、その勢いを維持できるチャンスは十分にある。我々は、クルマをさらに改良するためにプッシュし続けなければならない。そして、それぞれのレースでチャンスを生かさないといけない。」

    ティモ・グロック (12位)
    「今日は、私にとって難しい一日だった。第一スティントの間、私はタイヤに気を配ることに集中した。そして、最初のピットストップまでは、すべてが順調だった。その後、状況はとても厳しいものになった。雨がひどくなった時、私にはトラクションが全くなく、クルマが滑るようになったんだ。とてもひどいアクアプレーニングがあり、クルマをコース上に保てなかった。今回は残念だったが、我々は次のレースでもっと挑戦していくつもりだ。ケルンの皆が一生懸命作業してくれて、クルマはとても良くなっているから、我々はホッケンハイムで再びプッシュしていくつもりだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「雨が降ったり止んだりの難しいコンディションだったが、ヤルノが7位に入賞してくれ、3戦続けてポイント獲得することが出来た。レースのポイントの一つはヤルノ、ティモとも抜群のレーススタートでポジションを上げてくれたこと、また雨で足元をすくわれスピンし脱落していく車が多い中で二人揃ってゴールに車を持ってきてくれたことだと思う。我慢強くレースをした二人のドライバーに感謝したい。しかし予選でトップ10に入れなかったことは大きな反省材料であり、次のドイツに向けてはしっかり車のアップデートも図りたい。またドイツはティモの地元であり、ヤルノと二人揃ってのポイント獲得を目指して頑張る。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「ヤルノは、今日再び素晴らしいレーシングスピリットを見せて、彼に与えられたグリッドポジションから、順位を上げて良い結果を手に入れてくれた。彼はスタンダード・ウェット・タイヤを装着しながら、非常に難しいコンディションの中を踏ん張り、良いラップタイムを出しながらコース上にクルマを留めてくれた。我々は、過去に今日のようなタイプのレースに苦しんだことがあるので、彼がポイントを獲得してくれたのは非常に重要なことだ。天候は回復すると感じていたので、我々はエクストリーム・ウェット・タイヤに切り替えるよりもスタンダード・ウェット・タイヤを履き続けることを選択した。その選択は最終的にはうまく行った。我々は、コンディションが変化するときに、どうタイヤを使いこなすかをいつでも分析しなければならないが、判断は即座にしなければならない。ティモは、コースが最も濡れてひどい状態だった時に、コース上に車を保つように努力したが、このようなコンディションには、ヤルノのセッティングの方が向いていた。 ピット・クルーもまた、公式練習、予選、決勝の全体を通して素晴らしい仕事をしてくれた。今日の結果により、我々はコンストラクターズ・チャンピオンシップで4位に順位を上げた。しかし、我々は更に進歩を目指さなくてはならない。次は、新しい空力パッケージを入れる、ホッケンハイムに向かうので、好結果を期待している。」

  • トヨタ、2台揃ってQ2で脱落(イギリスGP予選)

    トヨタ、2台揃ってQ2で脱落(イギリスGP予選)

    トヨタは、F1 イギリスGP予選で、ティモ・グロックが12番手、ヤルノ・トゥルーリが14番手だった。

    ティモ・グロック (12番手)
    「公式練習の半分を走行できなかった、昨日の問題に引き続いて、今日も難しい一日となってしまった。多くのクルマが接戦している中で、我々は僅かに第3セッションに及ばなかった。おそらく我々が失った練習時間が影響しているんじゃないかな。それでも、午前中は結構良いペースだったから、10位以内には入れると感じていたんだ。だから、なぜうまく行かなかったのか分からない。今日の雨の後、コースはラバーが流れもう少しグリーンになった。こういうコンディションの中で、我々がタイヤを100%生かしきれたとは思えないから、多分それが今日手こずった理由だ。明日の天候を見てみないと分からないけど、レースは油断のならないものになるだろうね。」

    ヤルノ・トゥルーリ (14番手)
    「10位以内に入れなくて、また我々がこのサーキットで高い競争力を持っていると思えないのが残念だ。我々は、昨日何が起きたかは分かっているし、そういうこともあるから、昨日の事は問題ではない。 しかし、今週末はクルマのバランスに手こずった。予選は素晴らしいものではなかったし、クルマは第1セクターでボトミングが激しかった。そのせいで時間を食ってしまい、残りの走行でもリカバーすることはできなかった。 我々はクルマそのものを変えてはいないから、奇妙なことだよ。風が大きく変わるときは、正しいセットアップを見つけるのが難しいんだけれど、万一、明日が雨のレースになる場合に備えて、ウェットセットアップを選択した。今は、ただその選択がうまく行って、日曜日はより良い日になることを願っているよ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「マニクールでのパフォーマンスを踏まえた先週のテストの後で我々が期待したような結果にはならなかった。様々な理由により、昨日は両方のクルマにとって難しい金曜日となったが、リカバーできるだろうという兆候は見出していた。午前中の公式練習3回目では、我々の通常の準備はうまく行ったが、予選ではそれを反映できなかった。天候は第1セッションの邪魔はしたが、我々には明確な天候予測があり、しっかり管理していたので、天候が結果に影響したわけではない。我々が本当に望んだポジションではないので、今は作業に戻って、何が起きたかを理解する必要がある。もちろん、天候はどうなるか分からないから何でも起こりうるだろう。我々は、明日のコンディションから、どうしたら最もいい恩恵を受けられるかを予測したい。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「まったく残念なことにヤルノ、ティモ二人揃って最終予選に進めなかった。昨日は問題があったが今朝の第3プラクティスではその影響もなく、順調に走行することが出来た。予選ではトップテン入りも可能と思っていたが、今までなかったボトミングが起こるなどし、路面条件が変わりやすい中で、あともう一息タイムが伸びなかった。ただし雨の可能性が拭いきれない予選に対して、いろいろなケースを想定して準備を進め 実際、予選第1セッションの途中で雨が降ったが上手く対応出来たことはポジティブなこととして受け取っている。レースに向けてはトップ10に入れなかったことで、逆に作戦の自由度は広がったと前向きに捉えて、変わりやすいイギリスの天気でも何とか切り抜けてポイントを少しでも獲得出来る様にがんばりたい。」