カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが7番手(ヨーロッパGP予選)

    トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが7番手(ヨーロッパGP予選)

    トヨタは、F1ヨーロッパGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    Q1では、ヤルノ・トゥルーリがセッション終了間際にトップタイムを出して1番手、ティモが7番手に入った。Q3では、ヤルノ・トゥルーリが4番手に入り第3セッション進出を決めたが、ティモ・グロックは13番手となり、Q3進出を逃した。

    Q3に進んだ、ヤルノ・トゥルーリは7番手グリッドを獲得した。

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「昨日の難しい公式練習の後に、我々は私の今日のセットアップを完全に変えたんだ。しかし、午前中にギアボックスのオイルポンプに問題が起きたため、そのセットアップを十分に試すことができなかった。そのため、今日の午後の予選で、私は何も分からない状態でドライビングをしなくてはならなかったのだけれど、今まで培ってきた経験を活用して、とにかく一生懸命集中し、第3セッション進出を決めることができた。ラストの周回でミスをしてしまったけれど、今日達成した結果には非常に満足している。また、クルマの改善の度合いと、我々がいつも10位以内に入りポイント獲得のために戦うことができているという事実も喜ばしいと思っている。そしてそれがまた、明日の我々の目標だよ。このことは重要なことであり、現実的なことでもある。明日は面白いレースになるだろうね。ここでは、どこのサーキットと比べても色んなことが起こりそうだし、素晴らしいイベントになるだろう」

    ティモ・グロック (13位)
    「何が良くなかったのかは分からないが、第2セッションで走行をまとめることができず、セッションが終わってしまった。10位以内に入れるチャンスが確実にあったのだけれど、最終的には、難しい予選になってしまったよ。私にとって、プライム・タイヤはうまく機能しているように思えたのだけれど、第2セッションのラスト周回の第1セクターで、タイヤに熱を入れることに手こずってしまった。そのため、今日は私にとってはうまくいかなかった。昨晩急にひどい風邪に見舞われて、気分があまり優れなかったのだけど、それは言い訳にはならないね。クルマは十分良かったと思うけれど、ただ良い結果に繋がらなかった。もちろん、明日はポジションを上げるために我々は最善を尽くすつもりだよ。セーフティカーがコースに出る時間があるかもしれないから、我々は、自由な戦略が取れることを極力活かすつもりだ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「全体的に見て、難しい一日となり、残念な予選結果となってしまった。昨日は、特にティモに関して、とても競争力のある金曜日だったのだが、今日は状況が一変してしまった。ヤルノは午前中の公式練習の際、ギアボックスのオイルポンプに問題があったため、実質的に走ることができなかったのだが、ファンタスティックな仕事をしてくれた。ギアボックスの問題は彼を止めることなく、第3セッションのラスト周回は別として、彼のすべての走行は素晴らしかった。ティモは、今日は昨日と同じようにはうまくいかなかった。第1セッションでは速いペースで走行していたのだが、第2セッションでは期待していたほど速くはなかったので、何が起きたのか調べなくてはならない。夜を通して降っていた雨のせいで、コースは今日再びグリーンになっていたが、タイヤの状況は明らかだ。我々にとって好ましいのは、明日セーフティカーが導入された際、両方のクルマがセーフティカー導入中の同じタイミングにとらわれなくてすむ、良いポジションにいることだ」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日は目標の半分も達成できずに本当に残念。金曜日から車のバランスに満足していたティモは、予選第2セッションでタイムをまとめられず、予想外の予選結果に終わった。ヤルノは午前の公式練習第3回目の際、トランスミッションに小さな不具合があり、結局新しいセットアップは公式練習を経ず予選で取り入れることとなった。しかし見事に予選第3セッションに進み、7番グリッドを確保したのはさすがといえる。ここは市街地サーキットであり、セーフティーカーが出ることも考えられる。ティモは今から燃料搭載量も決めることが出来る利点を活かして、様々なケースを想定した準備をし、ヤルノとのダブル入賞を再現したい。」

  • トヨタ:ティモ・グロックが7番手タイム(ヨーロッパGP初日)

    トヨタ:ティモ・グロックが7番手タイム(ヨーロッパGP初日)

    トヨタは、F1ヨーロッパGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが7番手、ヤルノ・トゥルーリは15番手だった。

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 14番手 1分42秒036
    フリー走行2回目 7番手 1分39秒967
    「新しい開催地に来るのはいつも楽しいし、ここのサーキットには感動したよ。とても暑かったけれど、コースは楽しいし、レイアウトが面白いね。アメリカでのチャンプカーのレースでは、様々な市街地サーキットでレースをしたから、市街地サーキットは好きなんだ。けれど、バレンシアは港と建物がなかったら、長いストレートのおかげで市街地サーキットには見えないよね。今日は良い一日を過ごせたよ。公式練習1回目は少し難しかったし、コースはすごい埃だらけだったけど、我々はそれを予想していたからね。午後はもっと良くなって、セットアップもどんどん良い方向に近づいてきた。今日は実りある一日を過ごすことができたから、この方向性を維持できることを願っているよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 12番手 1分41秒930
    フリー走行2回目 15番手 1分40秒877
    「今日は、私にとって特に良い一日ではなかった。クルマのバランスを調整する必要があるから、今夜それに関して調べなければならないだろう。でもコースは良くて、気に入ったよ。カートでは、いくつもの市街地サーキットでレースをしていたから、サーキットを学ぶのに時間はかからないよ。しかし、このサーキットは長いストレートを持ちながら、遅いコーナーと高速セクションがミックスされているため、セットアップの妥協点を見つける必要がある。最も重要なのは、週末の間に路面がどれだけ変化するかということだ。アスファルトはかなり滑らかであり、今日は予想どおりずっと滑りやすかったのだけれど、グリップは向上するはずだから、適切なセットアップを見つけるのは難しいだろう。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「新しいコースに行ったときに最も重要なのは、今日のように技術的な問題が何も起きないままプログラムをやり通すことだ。新しいコースの初日で、我々は通常のプランを修正して行った。このサーキットの参考データがないので、公式練習1回目のスタートではサーキットを学ぶために、そして公式練習2回目の終わりではタイヤの反応を判断するために、より多くのロングランを行った。コースにはあまりグリップがないように思えたし、我々が期待するほど大きく向上もしなかった。それでも、ティモの出来には満足している。しかしながら、ヤルノはクルマのバランスに手こずっているようだ。そのため、我々は明日に向け理由を調べ、それを修正するつもりだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「何もかも初めてのサーキットの初日はまずまず順調にプログラムを進めることが出来た。まずサーキットのことを知ることが重要であるが、トラブルもなく走りこむことが出来た。ヤルノはまだ車のセッティングを詰め切れていないが、ティモは車のバランスもまずまず満足できるレベルに来た。今日は二人でエアロ、タイヤのデータ取りを分担して進めたので、この結果をもとに明日の予選に向けてベストなセッティングを見つけ出し、明日の予選では上位のグリッドを確保したい。」

  • トヨタF1、KERS導入に慎重

    トヨタF1、KERS導入に慎重

    トヨタF1チームは、KERSの導入を決定していないことをエンジン部門シニアゼネラルマネージャーであるルカ・マルモリーニが明かした。

    2009年にF1への導入が予定されるKERSに関して、BMWザウバーやレッドブルなど、いくつかのチームが開発段階で苦労しているには明らか。

    ルカ・マルモリーニは、「全チームが問題を抱えている」と語った

    「400kJ(1周あたりの出力)など実際には必要ない」

    「KERSを使う必要がないんだ」

    「FIAは、我々に選択の自由を与えている。クルマを速く走らせることを常に考えなくてはならない」

    そして、重要な検討事項として、KERSの故障によるリタイアの可能性をあげた。

    「現在、そのような問題を慎重に検討している。トヨタは市販車のこの種のテクノロジーでは多くの経験がある。したがって、安全性が主な懸念事項だ」

    トヨタは、安全性を理由に、KERSの導入を2010年まで延期するという紳士協定に賛成しているとされている。

    関連:KERS

  • トヨタF1のバレンシア新サーキット対策

    トヨタF1のバレンシア新サーキット対策

    トヨタF1チームのパスカル・バセロンが、バレンシアの新サーキットへの対策を語った。

    未知の新サーキットであるバレンシアに向け、どんな点が準備の鍵になるでしょう?
    新しいコースへの準備という点では、ある意味、いつもと仕事は同じだ。走行スピードがどんな感じになるのかを予測するため、通常まずはFIAが提供する情報の分析から始めるが、今回は更に追加の情報もある。グランプリの前にF3とGTカーのレースがあったからね。そのお陰である程度のデータを集めることができた。我々はロジスティック及び走行ラインに関する技術的なデータを収集するため、二人ほどスタッフを派遣した。そのお陰で、他の新コースの場合と比べて、更にいい準備ができている。

    コースの第一印象はいかがですか?
    ランオフエリアとコース幅に関して、ストリートコースとしてはとても素晴らしいと思う。サーキットはかなり幅広だし、それなりに速い。ダウンフォースに関しては中程度で、ブレーキにはかなり厳しい。走り出しの時点ではグリップがかなり低いはずだが、週末が進むにつれて改善されていくだろう。ダウンフォースのレベルはハンガリーとはかなり異なる。平均速度が比較的速いからね。このため、どのドライバーもグリップレベルの低さに注意しつつ、ダウンフォースを削ろうとするだろう。

    F3ドライバーの何人かは縁石がもしかしたら問題になるかもしれないとコメントしていました。これに関して不安はありますか?
    そういった細かな要素はグランプリの週末が始まる前に解決しておくべきことだ。我々として特に気がかりなのはスイングブリッジだ。この橋は普段はボートを通すために稼動しているため、幅が3センチ、高さが2ミリほどずれている。F3ではそれがちょっとした問題になったようなので、我々としてもかなり注意深く状況を確認していかなければならないだろう。

    タイヤをいたわるという点で、路面(の状態)はどのくらい重要ですか?
    非常に重要だ。タイヤの選択は既に終わっているが、ブリヂストンが用意したソフトとスーパーソフトのどちらをメインに使うのかが決定的な要素になるだろうし、また、それがダウンフォースレベルにも影響するだろう。

    となると、バレンシアでは金曜日のフリー走行が通常以上に重要になるのでしょうか?
    かなりの周回を重ねることになるかもしれないが、ただし路面が汚れているセッション序盤は恐らくそれほどでもないだろう。ただし、多くのデータを収集しなければならないのは間違いないし、よく知っているコースに比べて、やはり周回数が多くなるだろうね。

    新コースを走る時のチャレンジを楽しめていますか?
    何の指針もない状況で、通常よりも頭を働かせながら適性を探る作業はどんな場合であれ更なるチャレンジになるね。ライバルを上回る決定的なパフォーマンスの要素を見出すためがんばるのは、いつも以上に面白い作業だ。非常に忙しい週末になるだろうし、また、新しい状況だけに、ロジスティックの面でもややきつくなるはずだ。だが、最終的には全てが上手くいくと私は考えている。

    ハンガリーでのティモの2位入賞はあなたにとっていかがでしたか?
    言うまでもなく、ハンガリーでの自分たちのパフォーマンスは本当に嬉しかったね。我々のペースはとても良好で、特にティモは2位入賞のみならず、予選で3番手を目指して戦った走りも良かった。実際の所、燃料搭載量を考慮すると、予選第3セッションでのティモの最初のラップタイムは、ハミルトンに次いでセッション中の2番手タイムだったんだ。5番手というのは彼の予選最高位だったし、全体的なペースに関して言えば今シーズンのチームのベストだったと思う。ティモはレースでも素晴らしかったし、パフォーマンスの面ではコバライネンのマクラーレンにかなり接近していた。つまり、彼は実力で表彰台を獲得したということだ。

    ティモはシーズン半分を経験してますます強くなってきている、という感触はありますか?
    彼は予選でもレースでもどんどん良くなってきているし、この先にもかなり期待できる。今シーズン既に彼は何度も力強い走りを見せているし、特にホッケンハイムでのレースペースは良好だった。だからブダペストの結果はたまたまじゃないんだ。ティモが学習期間を終えつつあるのは明らかだ。ヤルノはハンガリーでは多分コンマ2秒ほど遅れを取っていたはずだが、彼はセットアップに十分満足していなかったし、予選では彼の方が燃料が重かったからね。また彼のエンジンは2レース目だったが、ティモの方は新品だった。だからブダペストでは2台とも非常に競争力が高かったんだ。これはチームにとってとても良いことだ。

    ハンガリーで獲得した10ポイントを生かして、コンストラクターズ選手権4位の座を残りのシーズンも維持する自信はありますか?
    それが我々の目標だし、この4戦ではそれが正に我々に相応しい順位だった。だがF1では何が起こるか決して分からないし、もちろん我々はルノーやレッドブルといったチームの力を侮ってなどいない。マニクール以降のパフォーマンスに関して言えば、我々はBMWと3番手を競える位置にいると思う。バレンシアでは新しい状況にチームがどれほど上手く対応できるかが現れるだろうし、何がパフォーマンスを左右する大きな要素になるのかをどれ位正確に予測できるかが試されるだろう。面白くなるだろうね。

  • トヨタF1、「3番目に速いクルマを目指す」

    トヨタF1、「3番目に速いクルマを目指す」

    現在、コンストラクターズランキングで4位につけているトヨタF1チーム。ハンガリーGPではシャークフィンを導入し、ティモ・グロックが2位表彰台を獲得。トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンは、トヨタTF108がトラックで3番目に速いクルマになることを目指す。

    「バレンシアの準備は整っている。もちろん、我々はFIAの情報を見ることで、この新しいコースに対する準備を始めた。それにより、ダウンフォースとブレーキングの要求を推測するのに必要な、速度の分析データを出すことが出来た。また、我々は7月の終わりにそこで初めて開催されたレースを見るためにスタッフを送り、速度の分析、ドライビング・ラインと路面に関する更なるデータを手に入れた。」

    「コースのダウンフォースは中間程度で、ブレーキにはかなり厳しくなると予想している。序盤では、グリップはかなり低いことを予想しているが、週末を通して向上するはずだ。パフォーマンスに関しては、言うまでもなくハンガリーで見せた競争力に基づいたものにしたい。前の数回のレースをもとに、我々は3番目に速いクルマになることに真剣にチャレンジしている。また、バレンシアはチームが如何に新しいコンディションに適応できるかを示すことになるため、興味深い週末になるだろう。そして、我々には非常に前向きになれる理由が揃っている。」

  • ティモ・グロック(ヨーロッパGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ヨーロッパGPプレビュー)

    ティモ・グロックがヨーロッパGPへの意気込みを語った。ハンガリーGPで2位初表彰台を獲得したグロックは、新しいサーキットへの適応に自信をみせた。

    ティモ・グロック(トヨタ)
    ハンガリーGPは終わったけれど、まだ喜んでいるよ。素晴らしい結果でファンタスティックな気分だったからね。あの結果が、F1で獲得する多くの表彰台の最初であることを願っているよ。重要なのは、我々が現在どれくらい競争力を持っているかを示したことと、コンストラクターズ・チャンピオンシップで、次のチームとのポイントを引き離して4位を維持したことだ。チームには非常に良い空気が流れており、我々は前進するために、全員一丸となって一生懸命作業している。それが、ハンガリーの表彰台という満足な結果に結びついたんだ。

    しかし、バレンシアは新しいレースだから、我々は再び新たに始めなければならない。チャンプ・カーの頃に、多くの市街地レースに参加した。そのシーズン、ほとんどすべてのコースは私にとって新しいものだったから、素早く順応することを学んだよ。バレンシアのコースはおもしろいサーキットのようだし、距離もかなり長いから、素晴らしいショーになるはずだ。コースにクルマを適合させるためにしなければならない多くの仕事が金曜日にはあるけれど、我々は現在とても良い状態にあるから、今週末に対しては明るい見通しを持っているよ。

  • ヤルノ・トゥルーリ(ヨーロッパGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(ヨーロッパGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリがヨーロッパGPへの意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
    コースは素晴らしく見えるし、ロケーションがファンタスティックだから、このGPを本当に楽しみにしているんだ。我々全員にとって新しいコースになるので、チームはこのレースの準備のために一生懸命作業していたけれど、ドライバーの観点からは、先ずドライブをすることが重要で、そうしてサーキットに関して理解し始めることができる。新しいチャレンジがあるし、何かしら発見することがあるから、新しい開催地に行くことを楽しんでいるよ。あらゆるレースはユニークだし、私はそれが好きなんだ。

    我々にとって新しいコースではあるけれど、バレンシアにある別のサーキットでテストをしているから、バレンシアのことはかなりよく知っているよ。活気のある街だし、いつも何かが行われているようだから、今週末は楽しい週末になるはずだ。現在、我々はかなり競争力があると思うから、今週末も強いレースができることを期待している。より多くのポイントを獲得するのは、我々の目標だ。そして、もし再び表彰台にチャレンジできるなら、それは素晴らしいことだ。

  • ティモ・グロック、2位初表彰台を語る

    ティモ・グロック、2位初表彰台を語る

    ハンガリーGPで、見事2位表彰台を獲得したティモ・グロック。ドイツGPでのクラッシュからTF108パフォーマンス、トヨタからF1に復帰した1年目での自身初のF1表彰台についてを語った。

    ホッケンハイムでは担架に乗せられましたが、ハンガロリンクでは表彰台に上がりました。どんな気持ちですか?
    とにかく信じられない。残り3周でフェリペ・マッサのエンジンが煙を上げていたのを目にした時は、自分をつねって確かめなくちゃいけないほどだったけど、自分が2位なのは分かっていた。レース終盤はもう一台のフェラーリに乗るキミ・ライコネンからずっとプレッシャーをかけられていたし、最後のスティントは軟らかめのタイヤに幾分苦しんでいた。金曜日のフリー走行の結果から、軟らかめのタイヤは扱いがより難しいことは分かっていた。私はまずまずのペースで走っていて、キミの9秒前にいるというピットサインを見たんだけど、チームからはキミが1周につきコンマ5秒速いと無線が入った。私はとにかく集中しつつ、タイヤを痛めないようにしながら、もっとプッシュしようとがんばった。最終的に彼は私に追いついたものの、私は冷静さを保ち、ミスを一つもしないように気をつけた。GP2の経験から、ブダペストで追い越しをするのがどれほど難しいかは分かっていたし、F1ではそれが更に困難だからね。

    ハンガリーでは予選5番手となり自己最高グリッドを3つも更新しました。そして表彰台を獲得したわけです。この進歩はどうやったら説明がつくのでしょう?
    ホッケンハイムでもクラッシュまでのレースペースは良好だったんだ。そして我々はその速さを保ったままブダペスト入りした。TF108は金曜日からずっと感触が非常に良く、大きな変更は何も必要がなかった。クルマは軟らかめのタイヤを履いた最終スティントではちょっと危なっかしかったけど、それまではとにかく完璧だった。F1フル参戦の1年目なのにシーズン半分が終わった時点で表彰台に乗っているなんてね! 素晴らしい気持ちだ。今回は完璧な週末だった。

    スタートではBMWザウバーのロバート・クビサをかわして、1周目に4位になりました。これはどのくらい重要だったのでしょう?
    あの展開はかなり重要な意味を持っていた。ロバートが厳しいレースを送っただけにね。序盤の数戦ではスタートの反応時間が完璧ではなかったため、私はスタートを改善する必要があった。でも今回は最高のスタートを切ることができた。それに、確かに予選結果は良かったものの、実は自分としてはあと2つくらいグリッドが前だった可能性もあると感じていた。軽い燃料で走る予選第2セッションではマッサのフェラーリに次ぐ2番手だったけど、第3セッションではタイヤの温度の影響で少し苦しむことになった。実際の所、私の最速タイムはユーズドタイヤで記録したものだったんだ。というのも、最後の走行時の最初のタイムアタックでは、アウトラップのクビサが私の前を私より幾分ゆっくりめに走っていて、こちらもスピードを緩めざるを得なかったからね。アタックラップではややパフォーマンスが落ちてしまったものの、5番手という結果には満足だった。ロバートより速く走れたはずだとは思ったけどね。

    あなたのパフォーマンスアップを手助けするような何か根本的な変更はあったのでしょうか?
    私はアンダーステアのクルマが好きじゃないが、今シーズンはそれが時々問題になっていた。でもホッケンハイムとブダペストではクルマの感触がかなり自分好みの方向になってきて、私のドライビングスタイルにより適してきたんだ。コーナーでは自分の望み通りの場所にクルマを導くことができたし、予選とレースの両方でそんな感じだった。

    ホッケンハイムのクラッシュの影響は何か残っていますか?
    いや。メディカルセンターに運ばれるまで、ずっと私は自分が何かミスをしてしまい、燃料が重いクルマでカーブを幾分はみ出してしまったのだろうと確信していた。ちょっとボトミングする感じがしたから、きっと自分のミスなんじゃないかと思ったんだ。でもその後チームが、リアサスペンションの破損がクラッシュの原因だったと伝えてくれた。クラッシュの状況を初めて(ビデオで)見たときは、クルマの中で感じていたよりもっと激しいもののように見えたね。もちろん最初の衝撃の際は背中がちょっと痛かったし、やや動転していたため、呼吸のタイミングもおかしくなっていたはずだ。でもあの日の夜にはもう帰宅する準備ができていた。正式な手順として、経過観察のため一泊入院しなければならなかったけどね。

    2〜3日の間、新聞のトップを飾るのはどんな気持ちでしたか?
    実際の所、クラッシュそのものよりも、同じ質問に全て答える方がもっとエネルギーが必要だったと思う。私はアクシデントではなくてレースの結果でニュースになりたいと思っているしね! 実はそれよりも悪かったのは、その次の週のヘレステストで見舞われた食あたりの方だった。ハンガリーでは暑さは問題にならなかったけど、レースの間かなりの量のドリンクを飲んだため、またちょっと胃に問題が生じた。レース後はいつも通りの気分ではなかったけど、でも暑さが一番の問題ではなかった。

    これでチームはコンストラクターズ選手権4位でシーズンを終えられる可能性が高まったと思いますか?
    現在のグリッドは競争がとても激しいし、サーキットや状況によってはレッドブルが強い場合もある。そして次のレースではこちらが強い、といった風にね。だからかなりアップダウンが激しく、予測は難しい。でもここまでTF108は暑い状況でいいパフォーマンスを発揮できてきたし、ブダペストでのレースに関してはずっと自信があった。

    次のレースの舞台となる新しいバレンシアサーキットについて、何か知っていることはありますか?
    コンピューターゲームで学習済みだし、実際のコースを歩いたこともある。最近あそこで開催されたF3レースの写真も何枚か見た。ストリートサーキットとしてかなり面白そうな感じだね。

    夏休みはどんな予定ですか?
    ロサンゼルスに行くよ。モントレーにね。あそこで盛大な昔のクルマのイベントが開催されることになっていて、そこで私はトヨタのスポーツカーをドライブする予定なんだ。その後はたぶんロサンゼルスで4〜5日過ごして、ちょっと息抜きかな。間違いなくオリンピックは見るだろう。特に応援している選手はいないけど、でも絶対にサイクリングは頻繁にチェックすると思う。

  • トヨタ:ティモ・グロックが2位初表彰台(ハンガリーGP)

    トヨタ:ティモ・グロックが2位初表彰台(ハンガリーGP)

    トヨタは、F1ハンガリーGPで、ティモ・グロックが2位表彰台、ヤルノ・トゥルーリが7位入賞した。

    ティモ・グロックが自身初となるF1での2位表彰台を達成した。5番手からスタートしたグロックは、スタートで4位に順位をあげ、その後も着実な走りをみせ、上位のマシンがトラブルで順位を落とす中、見事2位表彰台を獲得。トヨタにとって今シーズン2度目となる表彰台をもたらした。

    ヤルノ・トゥルーリも7位入賞し、2ポイントを獲得。このダブル入賞により、トヨタはコンストラクターズ4位を維持した。

    ティモ・グロック (2位)

    ティモ・グロック「

    何て素晴らしい気分だろう。フェリペのエンジントラブルが発生して、2位になった時は信じられなかったよ。トヨタでの最初の年にこのような良い結果を得ることができたのはファンタスティックだね。エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなを含めたチーム全員に大きな感謝を捧げたい。予選の時から、非常に良いスピードが出せているのは分かっていたし、週末を通して我々には競争力があった。今日は好調なスタートを切れて、第1コーナーで順位を一つ上げることができた。ソフトタイヤを履いた最後のスティントまでは、本当にクルマは調子が良かったし、すべてがうまく行っていた。最後のスティントではかなり手こずってしまい、すぐにキミ・ライコネンが追い上げてきた。しかし昨年ここで開催されたGP2で、とても良いクルマに乗りながらもコース中盤で行き詰ってしまった経験から、ここのコースがどれだけ追い越しにくいかは知っていた。そのため、ミラーに映る彼を見たときに、どんなミスも犯せないのは分かっていた。今日はホッケンハイムの埋め合わせ以上の結果をもたらすことができたと思うが、我々はシーズン終わりまでポイントを獲得し続けなければならない。」

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「今日は我々にとって素晴らしい結果となった。そして、10ポイント獲得できたのは、コンストラクターズ・チャンピオンシップにとっても素晴らしい結果をもたらした。ティモは非常に良い週末を過ごし、この結果に値する仕事をしたから、彼のことはとても嬉しく思っているよ。また予選で問題があったものの、今日の結果は私にとっても良いものとなった。今日は速かったのだけれど、レースを通してトラフィックの中にいない周回は1周しかなかったから、プッシュすることができなかった。2回目のピットストップのあたりで、ルイス・ハミルトンの後ろに付いたので、さらにペースを上げることができなかった。それでも、我々がこのような強さを見せることができて喜ばしいよ。これからもいい状態を保ち、このような良い結果を出し続けて行きたい。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ティモの初表彰台をヤルノとのダブル入賞で飾ることができ本当にうれしい。抜けないコースでいつもにましてスタートが重要だったが、ティモは1ポジション上げることに成功し、これが最後に2位入賞に繋がった。途中給油装置の不具合があり少しタイムロスをしたがそれをものともせず、ティモは力強い走りで乗り切ってくれた。次は3週間後のバレンシアでのヨーロッパグランプリだが、この間も車の開発を続け、シーズン後半もいいレースが出来る様にする。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「シーズンでベストの結果を祝うのに相応しい言葉を見つけることができないほどだ。公式練習では少し問題があったが、予選の間中、両ドライバーともに限界までプッシュし、状況はどんどん良くなっていた。今日、ティモはファンタスティックなレースをした。彼の車が速いことはすぐに分かったし、第3スティントはほとんど完璧だった。ティモはキミ・ライコネンの追い上げにさらされていたが、彼は第3セクターで非常に速く、キミを抑えることができた。ヤルノも同様に速さを見せて強くプッシュしたが、レースの大半においてトラフィックの中でブロックされ、最後のスティントまでペースを上げることができなかった。今日のパフォーマンスは本当に素晴らかった。チーム全員とファクトリーで働いてくれている全員に感謝を捧げたい。彼らが一生懸命行ってくれた作業に非常に感謝している。そして、次は表彰台の中央を目指すつもりだ。」

  • トヨタ:ティモ・グロックが5番手タイム(ハンガリーGP)

    トヨタ:ティモ・グロックが5番手タイム(ハンガリーGP)

    トヨタは、F1ハンガリーGP予選で、ティモ・グロックが自己最高の5番手、ヤルノ・トゥルーリが9番手だった。

    ティモ・グロック (5位)
    「とても良い予選セッションとなり、もちろん喜んでいるよ。昨日の公式練習1回目で良いスタートを切ることができた。チームは夜を通して素晴らしい仕事をしてくれて、我々は適切なセットアップを選択した。タイヤに関しては非常に厳しい選択をしなければならず、周回ごとに厳密な判断を下さなければならかったから、今日のセッションは簡単ではなかったね。しかし、最終的に私のエンジニアたちは冷静に、適切な判断をしてくれた。第2セッションでは、クルマの調子はパーフェクトだったよ。そして最後の周回ではタイヤの状態があまり良くなくなって、少し走りにくかったけれど、5番手を獲得できて嬉しいよ。我々は明日に向けて素晴らしい状況にいるね。それは我々全員にとって良いことだ。また、ホッケンハイムの後で、今日の結果は、私がチーム全体に寄せている信頼に対するパーフェクトな回答だ。」

    ヤルノ・トゥルーリ (9位)
    「10 位以内に入れて嬉しいよ。けれど、難しい予選セッションとなってしまい、9番手グリッドとなったのは残念だ。今日の午前中からグリップとバランスに手こずってしまい、残念ながら時間内にそれらを解決することができなかった。予選でも同じ問題を抱えていたから、今夜のうちに調査しなければならないだろう。ティモについては嬉しいよ。彼は今週末今まで素晴らしい仕事をした。そして我々にとっては、コンストラクターズ・チャンピオンシップのために、できるだけ多くのポイントを獲得するのが、言うまでもなく重要なことだ。ここのサーキットでは追い越しはとても難しいけれど、明日は長いレースになるし、我々にできることはやるつもりだ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「ピットウォールから見ていると、とてもエキサイティングで喜ばしい予選だった。最後の周回以外は、すべてのセッションにおいて我々はトップ3で戦っていた。最後の周回で何が起きたのかは調査するが、その前の周回に比べて、わずかにパフォーマンスが下回っていた。しかしまだ落胆している場合ではない。ティモは、彼自身今までで最高となるグリッドポジションを獲得し、すべてのセッションにおいて力強かった。明日の燃料搭載量を確認しなければならないが、すべてのクルマが軽い燃料のときに、彼は一貫してトップ3にいた。ヤルノはバランスに手こずっていたので、今夜データを調べるつもりだ。今日は、タイヤ選択に関しては予断を許さなかったが、我々は走行プランを準備していたので、適切なタイミングで適切な判断を下すことができ、それが結果としてうまく運んだ。両ドライバー共に、明日のレースでは非常に良いポジションにいる。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「全てが順調な状態とはいえなかったが、ティモが5番、ヤルノが9番グリッドと2台揃ってトップ10グリッドを確保できた。公式練習3回目ではまだバランスが完全にとりきれなかったし、いつもと違い、プライムとオプション、2種類のタイヤデータを最後の最後まで解析しながら、予選でのタイヤの使い方を決めなくてはいけなかった。またコーナーの多いこのサーキットの特徴で、予選中もトラフィックに遭遇したりで、クリアーなラップを得るのに苦労をした。今日はまず予選での最低限の目標を達成できたので 明日のレースではさらに上位に進出、2台揃ってポイントを獲得したい。」