カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ:揃ってQ2で敗退(ベルギーGP予選)

    トヨタ:揃ってQ2で敗退(ベルギーGP予選)

    トヨタは、F1ベルギーGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが11番手、ティモ・グロックが13番手という結果に終わり、両ドライバーともQ3に進出することができなかった。

    ヤルノ・トゥルーリ (11番手)
    「低い気温のおかげで、今日は手こずるだろうとは思っていたけれど、実際難しい予選となってしまった。残念ながら、今までのところ、これがこの週末の流れだ。タイヤを適切に機能させるために熱を入れるのがとても大変だったから、クルマのバランスを判断するのは容易ではないよ。また、明日は今のエンジンで2回目のレースとなる。ベルギーにはロングストレートがあるから、それはここでは特に重要なことなんだ。通常、2回目のレースでエンジンは少しパワーを失うから、それによりラップタイムに相違が生じてくる。しかし、明日はまた別の日だから、自分のベストを尽くすよ。 唯一良い点は、我々はレース直前に戦略を選ぶことができるということだ。」

    ティモ・グロック (13番手)
    「今日は難しいセッションだった。公式練習では、タイヤを適切な温度に持っていくことに苦労し、予選でも同じことに手こずってしまった。特に、最初のアタックでタイヤに熱を入れるのが難しく、そのために我々が望む結果を手に入れることができなかった。我々は、このようなコンディションでタイヤの性能を引き出せなかった。そして、そういう時はクルマの状態を感じ取るのが難しいんだ。今日は、適切な対応をするのに本当に慎重を要したし、明日、この状況が劇的に変わるとは思えない。けれど、気温が上がるかもしれないし、雨が降るかもしれないから、明日になってみないと分からないね。ウェットコンディションが好きだし、我々のクルマは少し雨が降っていると良いパフォーマンスが出せるから、明日はウェットコンディションだといいんだけどね。明日まで待たないと分からないけど、何が起きたとしても、我々が獲得できるベストな結果を目指して、できる限りプッシュしていくつもりだ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「今日は、今シーズンで最も悪い予選結果のひとつとなってしまった。つまり、それは明らかに我々の準備作業に何か問題があったということだ。今日ここで何が起きたのかを理解するために、今夜と明日の朝は忙しくなるだろう。予選11位と13位は、言うまでもなく我々が望んでいたものではないし、満足のいく結果でもない。タイヤに関しては、予想通り、ミディアムとハードのコンパウンドは今日のようなコンディションにはあまり適しておらず、我々は、かなり冷えた路面を走行するのに苦労した。しかしながら、それは全員にとって同じなため、我々はこの状況に対処しなければならない。一方で良い点は、レースのためのタイヤ選択自体がとても明確であるということだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ヤルノ、ティモとも最終予選に進めない、本当に残念な予選結果になってしまった。最後のセットアップ調整をするつもりだった午前のプラクティスが雨で半分しか走れず、本来の状態で予選に臨めなかった。そして予選ではタイヤ温度を上手く適正なところに持っていけず、グリップを引き出しきれなかった。今後に向けプラクティスの進め方に問題がなかったか、しっかり見直したい。明日のレースは、雨の可能性もあり、タフなレースが予想されるが、直前までストラテジーを選べる有利さを使い、是非とも2台揃ってのポイント獲得が出来る様に頑張る。」

  • トヨタ:トゥルーリに電気系トラブル(ベルギーGP初日)

    トヨタ:トゥルーリに電気系トラブル(ベルギーGP初日)

    トヨタは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックが14番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 14番手 1分49秒625
    フリー走行2回目 9番手 1分49秒715
    「今日は私にとって難しい一日だった。技術的な問題が生じて、午前中のセッションの一部を行えなかったために、コースがドライの時に走行ができなかったんだ。そして不幸にも、午後に入ると、セッションは悪天候に阻まれて、あまり多くのことが行えなかった。結局、今日のセッションから学べたことはほとんどなかったよ。今週末が、我々にとって良いものになることを願っている。もちろん、クルマが如何にコースに適応するかにもよるし、天候や路面温度など、レースに影響を及ぼすその他の要因にもよるけどね。最近の勢いを維持して、再び強いレースができることを願っているよ。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 9番手 1分48秒997
    フリー走行2回目 14番手 1分50秒281
    「概して言えば、今日はとてもやりにくい一日だった。特に、天候のおかげで午後は容易ではなかった。今のセットアップに完全には満足していないから、クルマに施さなくてはならない作業がまだ残っているよ。寒いコンディションは、我々の助けにはならなかったね。我々は、最終走行で少し前進を遂げたが、まだ改良すべきことがある。今は待って、明日の様子を見なくてはならないね。通常、ベルギーGPは一年で最もエキサイティングなレースだから、ここでレースをするのを楽しみにしているよ。今日は多少難しい一日だったとは言え、すべてのドライバーにとってコンディションは同じだから、まだまだ前向きにとらえているよ。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「赤旗中断と天候状態は、今日の我々のプログラムに多大な影響を及ぼした。今日はその上、ヤルノのクルマに電気系統の問題が発生した。有難いことに、第2セッションまでにはその原因を見つけて、修理することができたので、それ以上の問題はなかった。しかしながら、雨が降ってきて、コースは周回を追う毎にどんどん変化してしまった。そのおかげで、クルマに関して学ぶのが非常に難しかったが、状況は全員にとって同じだ。今日のような路面温度は冬以来だったので、まるで冬季テストのコンディションに戻ったかのようだった。ハード・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザ・タイヤの使用は、ウォームアップが明らかに問題になってくることを意味している。そうとは言え、我々はかなりハッピーだし、うまく行く週末になるよう望んでいる。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「覚悟はしていたが寒くて不安定な天候に振り回された、ベルギーグランプリ初日となった。タイヤの温度コントロールに苦心しながら朝のセッションを開始したが、残念なことにヤルノの車に電気系トラブルが発生しプログラムを中断せざるを得なかった。午後のセッションでは雨やその結果ともいえる赤旗中断があり、急遽予定を変更してタイヤロングランに集中することにした。まだヤルノもティモも車のバランスには満足していないが、昨年のデータも活用し、明日朝のセッションでセッティングをまとめ、予選で上位進出を目指す。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(ベルギーGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(ベルギーGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、スパ・フランコルシャンの特徴や必要となるセッティングなどを語った。

    あなたのことを、“スパ・フランコルシャンのファン”と呼んで差し支えないでしょうか?
    私はそのサーキットの近くに住んでいるし、次戦は私にとってはホームグランプリになる。もちろん、私はスパが大好きだよ。

    ということは、スパからケルンまで毎日通勤しているのですか?
    そう、でもそれ程悪いものじゃない。片道100キロだが、私のトヨタにとってはそれ程キツいものじゃないよ!クルーズモードで走れるし、実際にはかなりリラックスもできるからね。午前6時20分に自宅を出て、午後9時半過ぎに戻る。F1らしい仕事の日々さ!その時間帯には渋滞は問題にならないしね。

    ですが、なぜフランス人であるあなたがベルギーに住んでいるのですか?
    なによりもまず、フランス語圏だから私の家族にとっては都合がいい。また、周辺の人々の日々の生活に対するアプローチが違う。近所付き合いがとても容易なんだ。以前、フランスのクレルモン・フェランに住んでいた時は、隣近所の人達と知り合いになるのに3年もかかった。ベルギーでは社交的な生活を送れたし、2カ月程度で友人も数多くできた。みんなとてもリラックスしていて、良い生き方をしていると思う。また、この地区には様々な異なる文化がある。東に20キロ行けばドイツ語圏があるし、北に20キロ行けばオランダ語圏がある。また、リエージュの周辺にはちゃんとフランス語圏もあるしね。

    そしてサーキットそのものもちょっと特殊ですよね?
    まったくだね。そう考えているのは私一人だけじゃない。ドライバーたちのワクワクする気持ちを感じられる場所の一つだし、とにかくその場にいるだけで素晴らしいんだ。オールージュを駆け抜けるF1カーを見ているのは最高だ。とにかく速いからね。一つだけちょっとした問題があるとすれば、今はオールージュを全開で行けるということだね。それでもインパクトは凄いが、ただし、見ている側には各車が限界ギリギリじゃないことも分かっている。ドライバーとエンジニア含め、とにかくチームの全員がスパに行くのが好きなんだ。たとえ雨であってもね。日が射している時は素晴らしいしね。

    オールージュは予選でもレースでも、どんな状況でも全開で行けるのでしょうか?
    エンジンがV8の場合、雨のとき以外は全開だね。私の記憶が正しければ、V10の頃は予選で全開だったと思う。だがV8になってからは燃料搭載量やタイヤの摩耗の程度に関わらず、とにかく常に全開だ。それでもオールージュが凄いのは、コーナーを通過するときに生じる負荷とGフォースだ。スピード、タイヤのグリップ、空気の圧力のせいで、負荷とGフォースがほぼ限界に近いレベルになる。我々はサスペンションを極端な状況に耐えられるよう設計しているが、スパのオールージュは極限のコーナーと言える。サスペンションの部品を設計する際、極度の負荷を受けるコーナーとしてオールージュを念頭に置いている。ただし大変なのはサスペンションだけではない。タイヤにもまた大きなストレスがかかる。

    技術的な観点から見た場合、スパの周回全体に関してどんなことが言えるでしょう?
    スパのレイアウトは非常に個性的だ。高速コーナーが多いため、普通ならハイダウンフォースにする必要があるが、スパには長いストレートがあるため空力面でハイダウンフォースを追求することはできない。実際の所は中〜低ダウンフォースになる。また、独特のレイアウトのため、クルマの様々な部分がキツくなる。スパで唯一負荷が楽になるのはブレーキシステムだ。冷却の時間が十分にあるし、比較的急激なブレーキも少ないからね。

    タイヤに関して主に気を付けなければならないのは、どんな点でしょう?
    2種類のタイヤのどちらも摩耗の問題は厳しくなる。長い高速コーナーがあるためかなりグレイニング(めくれ摩耗)が発生するし、平均速度が速いためブリスタリング(タイヤ表面に気泡ができてしまう状態)も起こりやすい。今回はブリヂストンの4種類のコンパウンドのうち、最も硬い方の2種類を使うことになる。我々の立場からすると、タイヤに関してはソフトな側の方が好ましい。というのも、タイヤが問題になる状況では、大抵我々は他チームよりも良いパフォーマンスを発揮できるからね。

    予測不能な変わりやすい天候に備えて、どんなことができるのでしょう?
    近年のスパの統計を見てみれば、それほど雨にたたられていないことが分かるが、とは言え、天候が不順なのは確かに広く知られている通りだ。また、予測不能なのは天候だけじゃないから、その点も注意が必要だ。雨になるとコース状況も変わるからね。例えば1995年の場合、雨がやんでからわずか3周後にはスリックタイヤで速いタイムを出すことができた。これは陽射しの中で路面がすぐに乾いたからだ。ところが2005年の場合、状況は正反対で、雨がやんでからも全く路面は乾かなかった。あの時は陽射しが弱かったが、ただし、グランプリ当日まで毎日何が起こっていたのかも考える必要がある。地面が水浸しになったのかどうか? (コースが)浸水したのかどうか? そういった要素を考慮しておけば、どのくらい速くコースの排水が終わるのかが予測できる。スパで何が起こるのかを正確に予測するのは非常に困難だがね。

    スパでは何か新しいパーツを投入しますか?
    空力パッケージに、日々の開発作業から出来上がってきた新パーツを幾つか投入する。今回は我々の基本パッケージではないので、まずはその部分からして異なっている。先週モンツァでテストを行ったが、そのテストでの主眼はイタリアGPに向けての準備だった。モンツァでも独特な低ダウンフォースのセットアップが必要になるからね。

    開催日程:ベルギーGP

  • ヤルノ・トゥルーリ(ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリがベルギーGPに向けて、スパ・フランコルシャンの魅力を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
    「率直に言って、スパは世界でも一番のサーキットだと思うし、ここをドライビングするのは好きだ。どのコーナーでもベストのラップタイムを出すために本当にプッシュしていかなければいけないから、サーキットのどの部分もドライバーにとってチャレンジングだし、ファンタスティックなんだ。スパは特別な気分を与えてくれるんだよ。」

    「昨年のレースではコースに改修が加えられたけれど、それでもドライバーが望むすべてを備えたユニークなキャラクターはそのままだから、スパでドライブするのを本当に楽しんでいるよ。オー・ルージュは今でも世界で一番のコーナーだけれど、全開で走れるようになってしまったから、前ほどチャレンジングではなくなってしまったね。強い結果を再び手に入れられると信じているから、今週末に対しては明るい見通しを持っているよ。スパはお気に入りのコースだし、ファクトリーにとても近いから、パーフェクトな週末にするためにもポイントを獲得したいね。」

    開催日程:ベルギーGP

  • ティモ・グロック(ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロックがベルギーGPへ向けて、TF108のパフォーマンスに自信をみせた。

    ティモ・グロック (トヨタ)
    「スパはお気に入りのコースの一つだから、F1で初めてレースするのが待ちきれないよ。GP2ではファンタスティックな経験をしたから、TF108ではさらに素晴らしい経験ができると期待しているよ。前の数レースで、我々のパフォーマンスは目覚ましかったし、上位で戦えることを証明したから、ベルギーにはかなり自信を持って向かうよ。」

    「個人的には、前2レースは両方とも体調が悪かったにも拘わらずポイントが獲得できてとても満足しているし、我々はかなり進歩をしていると思う。定常的にポイントを獲得し、表彰台にもチャレンジしているのは、チームにとってとても良いことだ。スパでまた強さを見せることができることを願っているけれど、ブリヂストン・タイヤのよりハードなコンパウンドがどう機能するか見なくてはならない。またポイントを獲得してレースを終えられる自信はあるよ。」

    開催日程:ベルギーGP

  • トヨタF1、リチャード・クレーガンの離職を発表

    トヨタF1、リチャード・クレーガンの離職を発表

    トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)は、チーム・マネージャーのリチャード・クレーガンが、11月末日をもって現職を離れることを発表した。

    リチャード・クレーガン(48歳)は、ラリーのメカニックとして入社以来、TMGで過ごした24年間に終止符を打ち、モータースポーツにかかわる他の分野で、新しい刺激的な役職につく。

    リチャードの新しいポジションに関する更なる詳細は、追って発表される予定だ。

    リチャード・クレーガンは、トヨタの世界ラリー選手権とル・マン24時間のプログラムにおけるオペレーション・マネージャーを担当。F1プロジェクトが発表されたとき、彼はオベ・アンダーソンが参戦計画を実現するのを手伝い、2002年にF1オペレーションのゼネラル・マネージャーに就任、2004年にはチーム・マネージャーに昇格した。

    リチャードは、彼の後任としてイエンツ・マークアートにチーム・マネージャー職を引き継ぐ。イエンツは、2000年からTMGに加わり、現在はエンジン・エンジニアリング部門で働いている。TMGのチームに加わる前の彼は、ダイムラー・ベンツのエンジニアとして働き、その後、Ilmor EngineeringのCARTエンジンプログラムのエンジニアとして働いた経歴を持つ。

    イエンツは、トヨタの最初のF1エンジン開発で重要な役割を担い、2003年にはエンジン・トラック・テスト・エンジニアリングのグループリーダーになった。ウィリアムズへのトヨタのエンジン供給の際には、スムーズなスタートアップに重要な役割を果たし、2006年8月からはエンジン・カスタマー・サプライのマネージャーを務めている。

    山科忠 TMG会長 兼 トヨタF1チーム代表
    「我々は、リチャードと言う素晴らしいチームメンバーを失うことを非常に悲しく思う。しかしながら、彼が新たな選択をした理由は理解できるので、我々は彼の新しい挑戦に対して心から幸運を祈りたい。リチャードは、トヨタ・モータースポーツの歴史において重要な役割を果たした。我々は彼が行った多数の業績を讃えたい。それにはF1でトヨタ方式を実践するだけでなく、ファクトリーや世界中のサーキットで素晴らしい仕事環境をもたらしてくれたことが含まれている。それにより、我々はピット・ストップやカー・オペレーションなどの分野で、特筆すべき進歩を成し遂げることができた。将来に目を向けると、イエンツが、彼の活躍に値するこの新しい機会を引き受けてくれることを喜ばしく思っている。イエンツは我が社に8年間おり、素晴らしい能力と積極的な姿勢を示してくれている大切なチームメンバーだ。彼は、十分な時間をかけ、新しい仕事をリチャードから引き継ぐことになる。そして、我々は引き継ぎがスムーズにいくことを確信している。」

  • ヤルノ・トゥルーリ、モンツァ仕様に手応え

    ヤルノ・トゥルーリ、モンツァ仕様に手応え

    ヤルノ・トゥルーリは、ホームグランプリとなるイタリアGP仕様のTF108に手応えを感じている。

    モンツェテストの初日と2日目を担当したヤルノ・トゥルーリ。イタリアGPが行われる超高速レイアウトのモンツァは、ストレートラインでの最高速度のため空力上の効率を追求するという特有なセットアップが要求される。ドライバーは、他のサーキットよりも低いダウンフォースレベルに対処しなければず、空力は、ストレートでのタイムとブレーキングにおけるタイムロスとの折り合いで変更される。

    ヤルノ・トゥルーリは、TF108のセットアップに自信をみせた。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「モンツァで開催されるイタリアGPの準備のために、いつも通りの作業を行い、実り多い一日となった。イタリアGPでは、コンストラクターズ選手権でチームを現在4位へと導いた、我々が見せてきた強さを維持できることを願っているよ。我々はこのコースにおいて重要なことに主に専念した。それは、効率的な空力セットアップや望ましいブレーキングの感触、そして縁石に対して安心していられることだ。今回のテストでの進捗には満足しているよ。」

    ゲルト・プファイファー テスト・チーム・マネージャー
    「我々は昨日スタートしたプログラムを継続し、セットアップとタイヤ作業に専念して、ブレーキとブレーキバランスに関するより多くの実験を行った。それはスケジュールの主要な目的だったが、すべてが計画通り順調に運んだ。少ない燃料での走行は行わず、我々が目的としていたすべてをやり遂げることができた。エンジンを交換したが、それは承認目的のものであり、予定されていたものだ。」

  • トヨタ、モンツァ用にローダンウフォース仕様をテスト

    トヨタ、モンツァ用にローダンウフォース仕様をテスト

    トヨタは、次戦イタリアGPに向けて、ローダウンフォース仕様のパッケージをテストした。

    モンツァは、超高速サーキットとして知られ、例年、各チームはダウンフォースをぎりぎりまで削った特別パッケージを持ち込んでいる。

    今日からモンツァで開始されたF1合同テストに、トヨタは低ドラッグ仕様のパッケージを持ち込んだ。

    TF108に取り付けられたフロントウィングは、ブリッヂウィングが取り除かれ、ノーズ先端も低く設置。複雑なラインを採用していた2枚のフロントウィングも、直線に近いラインで寝かされ、翼端板やウィングレットもシンプルな仕様となっている。

    ヤルノ・トゥルーリは、モンツァについて、「イタリアGPはセットアップに関して言えば一度きりの例外的レースになる。ダウンフォースをかなり削ることになるからね。」とコメントしている。

  • ヤルノ・トゥルーリ、ヨーロッパGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ、ヨーロッパGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリがヨーロッパGPを振り返った。新しいバレンシアのストリートコースで、トゥルーリは5位入賞を果たし、トヨタF1チームは4位の座を守った。フリー走行のトラブルも含め、トゥルーリがバレンシアでの週末を語った。

    楽しい夏休みを送れましたか?
    「いい休みだったし、家族と一緒にしばらく過ごせたのも良かった。F1カレンダーはNASCARほどレースが詰まっているわけじゃないけど、それでもシーズン全体がコンパクトだからかなり忙しいことに変わりはない。それにレースとレースの合間にテストプログラムが集中しているからね。8月はテスト禁止期間だったから、その機会を利用してアメリカに行ってきた。特に何かのレースに足を運んではいないけど、でも実はマイアミでファン‐パブロ・モントーヤと彼の家族と一緒に一日過ごしたんだ。サーキットから離れて、一緒にひと時を過ごせたのは良かったよ。パドックの中ではなく、お互いの妻と一緒にビーチで過ごせたのは最高だったよ」

    バレンシアの印象はいかがでしたか?
    「(主催者は)いい仕事をしたと思うし、それにバレンシアは新たな素晴らしいF1コースだと思う。街の真ん中でレースをするのはいつだっていいものだ。雰囲気がいいし、それに今年は初開催だっただけに更に特別なものになったね」

    サーキットそのものは如何ですか?
    「平均速度が遅い典型的な市街地コースとは違うね。優勝した車の平均速度は時速193キロだったし、通常のストリートコースよりもランオフエリアが大きく取ってあった。レース中は何度かアクシデントが起こるかなと思っていたけど、でも実際には一度もセーフティーカーが出ずに済んだ。これは予想外だったね」

    レースでは5位でしたが、この結果には満足していますか?
    「満足だよ。チーム全体が力強いパフォーマンスを発揮してくれた。自分にとって週末の滑り出しは良くはなかった。金曜日はクルマのバランスに納得がいかなかったからね。ストリートサーキットの場合、特に初日はいつも以上の注意が必要になる。コースに埃が多く、グリップが十分じゃないからね。サーキットのレイアウトはすぐに覚えたからそれは問題じゃなかった。ただし、タイヤのラバーが路面に付着していくと、もっとコースを攻められるようになる。モナコではそうした路面変化が顕著だし、今回も同じようになるだろうと予想していた。土曜日の午前中に(クルマのセッティングを)かなり変更したが、最後のフリー走行でそれを確かめる機会はなかった」

    何が問題だったのですか?
    「ギアボックスのオイルポンプに問題があった。2度交換したがそれもまた壊れてしまったので、補機類の幾つかを交換した。その結果、土曜日の午前のフリー走行を走ることができず、手探り状態で予選に挑むことになったんだ」

    予選第1セッションでは最速タイムでしたし、第2セッションではトップからコンマ1秒も離されていませんでしたが、これにはどのくらい驚きましたか?
    「どんな結果になるのか分からなかったから、あれは嬉しい驚きだったね。正直に言えば、燃料が重い状態よりも軽い状態のクルマの方が遥かに扱い易かった。特に3回目のフリー走行を走れなかっただけにね。セットアップを完全に変更したものの、土曜日の午前中に全くそれを試せなかったため、予選ではとにかく手にしているクルマで走るしかなかった。予選第1セッションでは(アタックを)上手く決められて、第2セッションでもそれを繰り返すことができた。第3セッションの最初にもなかなかいいラップを決めることができたし、最後のアタックでも第1セクターではコンマ3秒タイムを縮めていた。ところがミスをしてしまったため、そのラップを諦めることになった。可能性としては恐らく予選5番手まで行けたと思うけど、今回の状況を考えればそれほど不満には思わなかったよ」

    レースは予定通りに進んだのでしょうか?
    「かなりいいスタートが切れたので、最初からポイント争いができた。セバスチャン・ベッテルの後ろにつき、自分の方がやや速いと感じていたものの、追い越しは無理だった。ただしそれほど遅れを取らなかったし、第1スティントは私の方が2周長かったので、ピットストップの際に彼の前に出ることができた。激しく攻めなくとも速いペースを維持することができていたし、タイヤとブレーキを労りながら走れていた。全てが順調だったね。その後、2回目のピットストップではキミ・ライコネンがタイムをロスしたので、そこで彼の前に出ることができた。あれは予想外だったし、彼がリタイヤするのを目にするまでは、5位を巡って激しい争いになると思っていたよ。自分たちのスタート位置を考えれば5位というのはいい結果だし、特に2台そろってポイントを獲得できたことが良かったと思う」

    現在、トヨタはコンストラクターズ選手権4位の座を更に強固なものにしています。残りのシーズンに関しても楽観視していますか?
    「もちろん楽観的に考えている。チームがとにかく激しくプッシュしているからね。我々の最近のレース結果は、トヨタがどれ程強くなってきたのかを示している。それに、どの週末でも常に競争力のあるクルマでレースできるというのはいいものだ。今年のトヨタはとてもいい仕事をしており、どのサーキットに行っても以前より強くて競争力が高くなっている。チームは開発作業を現在も精力的に進めているので、自分としても今後のレースでこの状態を維持し、ポイント獲得を続けていける自信がある。今後、モンツァテストに2日間参加するが、イタリアGPはセットアップに関して言えば一度きりの例外的レースになる。ダウンフォースをかなり削ることになるからね。テストの後は、個人的に好きなコースでもあるスパに向かう。あそこに向かう時はいつも気分がいいんだよね!」

  • トヨタ:ダブル入賞(ヨーロッパGP決勝)

    トヨタ:ダブル入賞(ヨーロッパGP決勝)

    トヨタは、F1ヨーロッパGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが5位、ティモ・グロックが7位に入り、ダブル入賞を果たした。

    7番手からスタートしたヤルノ・トゥルーリはそのまま順位をキープ、13番手からスタートしたティモ・グロックはスタート直後に順位を3つ上げ、10番手となった。

    その後、数台のクルマがリタイヤしたが、両者は共に順位を上げ、懸念されていたセーフティカーが導入されることもなく、最終的にヤルノ・トゥルーリが5位、ティモ・グロックが7位でチェッカーを受け、両車共に入賞しポイントを獲得してレースを終えた。

    この結果により、トヨタはコンストラクターズ選手権の争いで4位を維持している。

    ヤルノ・トゥルーリ (5位)
    「今日は、チームのおかげで良い結果を獲得し、素晴らしいパフォーマンスを行えた。私にとって、この週末は良くない状態から始まったが、今日は本当に良い結果で終えることができて、ハッピーだよ。あまりアタックされることもなく、強いレースを行うことができた。タイヤとブレーキに気を配った一方で、ずっと、必要なときには非常に強くプッシュしていった。これは、我々がどれくらい進歩しており、レースの度に競争力があるクルマで戦えるのが如何に素晴らしいことかを示している。トヨタは今年順調で、とても強く思えるし、あらゆるサーキットでより競争力をつけている。チームは開発作業をさらにプッシュして進めているから、次のレースでもこの状態を維持して、ポイント獲得し続けることができると確信している。」

    ティモ・グロック (7位)
    「ここ2日間、とてもひどい風邪を引いており、今日は今までで最も辛いレースの1つだった。しかし、私は良いクルマと適切な戦略を持っていたし、7位というポジションは、我々が今日成し遂げることができたベストの結果だったと思うから、非常にハッピーだよ。スタートで順位をいくつかあげることができたので、それからは、ただ自分のレースをしようとした。レース中盤は厳しく、最後の10周では集中力が続く限り、とても強くプッシュしたんだ。予選結果と私のコンディションを考えると、今日の結果にはハッピーだよ。両方のクルマがコンストラクターズ選手権のポイントを獲得したのは、チームにとって素晴らしい結果だね。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「2台揃ってポイントを獲得することが出来、後半戦最初のレースとしていい結果を出せた。気温31℃、路面温度40℃以上という厳しいコンディションでミスなく走りきったヤルノ、ティモの両ドライバーにまず感謝したい。また追い越しの難しいサーキットを考えたストラテジーが上手く機能したこと、それを支えたミスの無いピットストップ作業の結果ともいえ、チーム全員の力を示せたと思う。9月に入るとスパ、今年最後のヨーロッパでのレースとなる、モンツァと続くが、この高速サーキットでも、いい結果を出し、富士での日本グランプリに向けさらに力を上げて行きたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「今日は、良い週末のひとつに変わった。予選の後は、全員が少しがっかりしていたのだが、今日は素晴らしいチームワークのおかげで、はるかに良いレースができた。ヤルノは土曜日の公式練習を行えなかったため、スタッフはヤルノのクルマにティモのセットアップを導入した。そして、今日彼は非常に良いパフォーマンスを見せ、スムーズなレースを行って5位入賞を果たしてくれた。ティモは体調が良くなかったのだが、素晴らしいスタートを切り、タイヤをうまく扱い、ベストな結果でこのレースを終えるために非常に大きな努力をしてくれた。我々が良いペースを確立していることを非常にうれしく思っている。シーズン後半に開催される日本GPに特に焦点を向けつつ、我々は、これらの結果を今後も出し続けていくためにプッシュしていくつもりだ。