カテゴリー: トヨタ

  • ティモ・グロック、「富士へ行くのが楽しみ」

    ティモ・グロック、「富士へ行くのが楽しみ」

    F1日本GPを間近に控え、ティモ・グロックはプロモーション活動に大忙しの週末を迎えた。

    4日(土)は、MEGAWEBで「トヨタモータースポーツ・スペシャルイベント2008」に参加。ライドワン特設コースでF1カーを走らせ、F1の魅力をアピール。

    5日(日)は、お台場の特設会場で開催された「モータースポーツジャパン2008」に参加。グロックは午後にドライブを担当し、大迫力の走行を披露。詰めかけた大観衆はF1ならではのエグゾーストサウンドと、圧倒的なパフォーマンスに酔いしれた。

    ティモ・グロック
    「日本に来るのは春以来だが、日本の素晴らしいファンに感銘を受けた。富士を走るのは初めてとなるが、同じく初走行となった前戦シンガポールGPで4位に入っているし、心配はしていない。先日ヘレスで日本GPへ向けたテストを行い、バランスもフィーリングも良かったので、いいレースを見せられると思う。私にとっては初めての、チームのホームGPとなるので、100%以上の力を発揮し、チームがコンストラクターズ争いで4位を獲得するためにベストを尽くす。この2日間は忙しかったが、多くのファンから暖かい声援を貰った。それに応えるべく結果を残したい。富士へ行くのが楽しみだ。」

    ティモ・グロック F1デモ走行 ティモ・グロック F1デモラン

  • ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    トヨタF1チームのティモ・グロックが、4位入賞を遂げたF1史上初のナイトレースであるシンガポールGPを振り返った。

    ナイトレースで4位でしたね! 満足していますか?
    自分がやった仕事と今回のレースについては嬉しく思う。コースはとてもバンプが多く、レースはほぼ制限時間一杯の2時間に及んだから、キツい仕事だったけどね。このレースが厳しいものになることや集中力が鍵になることは事前に分かっていたから、自分がミスなく61周を走り切れたことは嬉しいね。バンプがあったから、このコースのためにクルマをセットアップするのはかなりの挑戦になったけど、でもチームはそのために懸命に仕事をし、そのお陰でクルマから最大限のものを得ることができたんだ。

    ルーキーシーズンにして3回目のトップ4入りです。こうした状況については満足していますか?
    シーズン当初の目標は20ポイント獲得することだったけど、残り3戦となった今、既にこれを達成できたのは良かった。シーズン当初、新車やチームとの仕事に対応するため、自分がたくさんのことを学ばなければならないことは分かっていた。でも全体的にとても上手く進んでいるし、ここまでの自分の進捗についてはとても嬉しく思っている。シーズン当初の時点でヤルノに肩を並べるのは難しいと分かっていたけど、でも私のゴールはシーズン後半に彼のペースと同等になることだった。そして実際にそうなっているからね。

    技術的な面から見て、今回の週末はあなたにとってどんな風に進んだのでしょう?
    予選はかなりトリッキーだったが、これについては当初から予想していた。金曜日の2回目のフリー走行後の時点で、バンプの影響のため今回のレースがキツくなるのは明らかだった。だが土曜日のフリー走行ではとにかくクルマのセットアップをそのままにして、自分のドライビングスタイルをクルマやコース状況に合わせるようにした。クルマと一緒にリズムに乗れるよう集中したんだ。それが予選では功を奏した。予選第1セッションでは渋滞が問題だったが、第2セッションでは最後にややプレッシャーを感じつつもしっかりした走りができた。お陰で第3セッションに進むことができたし、最後のラップタイムにも満足がいくものになった。もしかしたら6〜7位まで行けたかもしれないが、重い燃料で走るのは本当にキツかったから自分のラップには納得しているし、8番手というのは良かったと思う。レースでは全てが上手く進んだ。2台そろって今回も良いスタートが切れたし、私自身は最初からトップ6争いができた。あれだけの暑さと湿度の中でレースするのは大変だったけどね。特にバンプは厄介だったけど、でも私は何もミスせず、全てが上手く行った。

    照明の下でのレースは如何でしたか?
    最終コーナーなど、やや暗い部分が幾つかあった。でも1回目のフリー走行でそれには慣れていた。チャンプカー時代に夜のレースの経験があったから、コース全体が昼間のようになるわけではないことは分かっていたし、実際もその通りだった。その点は別に大きな問題ではないものの、ただし幾分慣れるのに時間はかかる。高速でドライビングしている時に光量が変わると、それに対し目が素早く適応していかないといけないからね。

    ヘルメットのバイザーですが、何か特別な色を使ったのですか?
    金曜日は薄い色のバイザーを使ったけど、その後にオレンジ色のものに変えた。これは照明によって生じる陰影のコントラストをやや穏やかにしてくれるんだ。

    バンプはどうでしたか?
    バレンシアの新コースは本当にスムーズでバンプと言えるようなものは皆無だったから、ほぼ全員が今回も同じ状況を想像していたと思う。もしかしたらコースの全てが実際の道路だということをみんな忘れていたのかもしれないね。それだからこそ今回はバンプが多かったわけだし。私はチャンプカーでこういったストリートコースを数多く経験しているが、そういう場所では路面のバンプが多いのは普通のことなんだ。今まで走った中で一番バンプが多かったのはサンホセだと思う。でもシンガポールはそれにかなり近かったね。

    夜用に組まれたスケジュールは如何でしたか?
    私にとっては何も問題なかった。水曜日にシンガポールに到着してからずっとヨーロッパの時間帯のまま過ごしていたんだ。午前4時まで起きて昼間に寝るのも別に問題じゃなかったよ。ちょっと変な感じはしたけどね。それよりも問題なのは、レースの後、金曜日までシンガポールに滞在するため、日本へ向かうまでシンガポールの時間帯に合わせなければならないことだ。今度の週末は東京でチームのイベントが幾つかあるから、ヨーロッパに戻る意味がないんだよ。

    シンガポールでのイベント全体とその雰囲気は如何でしたか?
    シンガポールは素晴らしい仕事をしたと思う。照明の下でのF1は見栄えが最高だったし、街並も見事だった。大勢の観客が集まり、雰囲気も特別だった。ある意味、夜のサッカーの試合で感じるようないつもとは違う感覚だったね。

  • トヨタ:グロック4位、戦略に満足(シンガポールGP)

    トヨタ:グロック4位、戦略に満足(シンガポールGP)

    トヨタは、F1シンガポールGP決勝レースで、ティモ・グロックが4位、ヤルノ・トゥルーリはリタイアだった。

    スタートの後、ティモ・グロックは6番手、ヤルノ・トゥルーリは9番手まで順位を上げた。そして、レース中盤にはセーフティカーが出る展開となったが、両者揃って順位を上げ、ポイント圏内を走行。

    しかしその後、ヤルノ・トゥルーリはクルマのトラブルで無念のリタイアを喫した。ティモ・グロックは堅実な走りを見せ、最終的に4位に入賞し、貴重なポイントを獲得した。

    ティモ・グロック (4位)
    「今日自分が行った仕事に満足している。何のミスもしなかったし、4位入賞は良い結果だよ。このようなコンディションの中でのレースはとても厳しかったし、あんなにバンピーな路面では、クルマをドライブするのはあまり快適ではなかった。明日になったら、今日の影響が自分に出てくるだろうね。今年始めの目標が、今シーズンの間に20ポイントを獲得することだったから、3レースを残して達成できて非常に満足している。しかしながら、私はチームがコンストラクターズ選手権で4位を獲得してシーズンを終えるのを手助けするべく戦っており、我々は今日少し不運だった。けれど、素晴らしい仕事をしたフェルナンドにお祝いを述べたい。我々は、富士に向かい、巻き返しを図る。」

    ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
    「レースはかなりうまく行っていた。私は、ワンストップ戦略だったが、好調なスタートを切ることができた。セーフティカーの後、私はコース上で最も速いドライバーのひとりだったし、何周かの間はレースをリードしていた。しかし最終的に、かなり悪い状態で始まった週末は、さらにひどい形で終わってしまったよ。5位でレースを終えられそうだったときに、油圧系の問題が生じてしまった。私にとってかなり困難だった週末から思えば、良いポイントにつながるはずだったんだけどね。かなり失望しているから、今は疲れ果てているよ。本当に一生懸命戦って、良い仕事をしていても、不運に見舞われてしまったら、何もできないんだ。今後は、多くの幸運が私に味方すると思っているよ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ティモが力強い走りを見せ、荒れたレースにおいて4位入賞してくれた。市街地レースであり、アクシデントがおきやすいと考え、ティモとヤルノと異なったストラテジーを選んだ。レース序盤に予想通りセーフティーが出る展開となり、2台揃って入賞、ポイント獲得が見えてきたときに、ヤルノのクルマにトラブルが起こり、ヤルノはリタイアせざるを得なかった。チームとしても残念だし、粘り強く走っていたヤルノにも申し訳ないことをした。次はいよいよホームグランプリの富士スピードウエイでの日本GPとなるが、必ず力強いレースをお見せするのでぜひ応援頂きたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「クルマがバンピーなコンディションにあまり適していないことが判明した、公式練習と予選での我々のパフォーマンスを考えると、チームはとても良い仕事をした。予想通り出たセーフティカーが、コースにいた間を考慮に入れると、我々の戦略はかなり称賛に値するものだった。そして、ヤルノのクルマの問題が起きるまで、我々は良い状態にいたと思う。この問題により、多くのポイントが犠牲になってしまった。両ドライバーは、本当に良いパフォーマンスを見せ、難しいコンディションにもかかわらず、可能な限り一生懸命プッシュしてくれた。4位獲得は嬉しいが、両方のクルマをトップ6以内に入れることができたら良かったのにと思う。我々は、ヤルノのクルマの油圧系問題を分析して、それがなぜ起こったのかを発見しなければならない。正直なところ、何人かのドライバーのレースがセーフティカー規則で台無しにされた。我々はこの件に関して激しい議論を何度もしているので、そろそろ状況が改善されるべき時期であると思っている。今は、もちろん日本グランプリに注目を移している。富士スピードウェイで良い結果を獲得するために、本当に一生懸命自分達をプッシュしていく。」

  • トヨタ:チャレンジングな予選(シンガポールGP予選)

    トヨタ:チャレンジングな予選(シンガポールGP予選)

    トヨタは、F1シンガポールGP予選で、ティモ・グロックが8番手、ヤルノ・トゥルーリが1番手だった。

    日本時間23時に開始された予選第1セッションでは、ティモ・グロックが10番手、ヤルノ・トゥルーリが13番手で、2台共に第2セッションへの進出を決めた。

    続く予選第2セッションでは、ティモ・グロックが6番手で第3セッション進出を決めたが、ヤルノ・トゥルーリはタイムを伸ばすことができず、惜しくも11番手となり、最終第3セッション進出を逃した。

    予選第3セッションで、ティモ・グロックは8番手のタイムを出し、4列目からのスタートを獲得した。チームは、史上初のナイトレースとなる明日の決勝で、ポイント獲得を目指す。

    ティモ・グロック (8位)
    「今日は、自分にできることのすべてを行った。その結果、8番手を獲得できてハッピーだよ。第2セッションのタイムは非常に良かった。それに、我々は週末の早い段階でいくつかの困難に直面していたから、こんなに競争力が出せたことは思いがけない喜びだったよ。我々のクルマはバンピーな路面に合理的に適していなかったから、クルマの安定性をかなり改良したんだ。だから、予選でトップ10以内に入れて非常に満足だね。ここのサーキットはグリップレベルがコーナー毎に変化する上に、気象条件が極端だから、予選でパーフェクトなタイムを出すのは本当にチャレンジングだよ。コックピットの中は非常に熱いんだ!おそらく、ここのサーキットでオーバーテイクをするのはかなり難しそうだから、我々は決勝に向けて良いポジションにいる。今日の結果には非常に満足しているよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ (11位)
    「今日の予選は、困難でフラストレーションを感じるセッションだったよ。私が望むグリップ、すなわちクルマからの感覚を得ることができなかった。それが第3セッションに進出できなかった理由だよ。我々は週末の間ずっと、ここのコースで少し手こずっていたし、路面のバンプは救いにはならなかった。けれどやはり、予選でトップ10以内に入れなかったのは残念だね。自分のベストを尽くしたけれど、ラップタイムがただ出せなかった。明日は、可能な限りハードにプッシュしていくつもりだし、我々にできることが何か分かるだろう。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「予選は、非常にチャレンジングなものだった。タイヤに関しては、予選に明確に適したコンパウンドがなかったために、プライムタイヤを使用してセッションを終える前に両方のコンパウンドのタイヤを使用したので、状況は少し予想外だった。明日のレースに対してのタイヤの決定は、よりはっきりしている。予選は、適切なタイミングで走行を行ってタイムを出すことがすべてなのだが、今日はそれが明確ではなかった。特に第1セッションでコース上に多くのクルマがいた時だ。ある時点において、我々は第1セッション通過を逃すところだったが、最終的にはうまく運び、両方のクルマが第2セッションに進出できた。ティモは、比較的容易に第3セッションに進出するためにとても良い仕事を行った。8番手グリッドは期待ができるポジションだ。ヤルノは難しい週末を過ごしており、我々は、彼が予選でクルマからプラスアルファになるものを見つけられることを願っていた。彼はそれを行ったのだが、ただトップ10に入ることができなかった。我々は決勝で彼の燃料搭載量を自由に選ぶことができるので、11番手グリッドからのスタートは非常に興味深いかもしれない。明日は、いろんなことが起きるレースになるかもしれないだろう。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「昨日の練習走行終了後、ドイツのファクトリーと連携をとり、特殊なコースにあわせたセットアップを進め、予選に臨んだ。しかし、バンピーな路面を完全に克服するところまで出来ず、狙っていた2台そろってのトップテングリッド確保は、ティモだけにとどまってしまった。トップテン外と言ってもヤルノは11位であり、レースストラテジーのフレキシブルさを前向きに考えたい。明日のレースではしっかりポイントを積み上げ、富士のレースに向けて弾みをつけたい。」

  • トヨタ:困難なスタートとなった両ドライバー(シンガポールGP初日)

    トヨタ:困難なスタートとなった両ドライバー(シンガポールGP初日)

    トヨタは、F1シンガポーツGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが10番手、ヤルノ・トゥルーリは19番手だった。

    ドライコンディションでスタートした公式練習第1回目では、ティモ・グロックが13番手、ヤルノ・トゥルーリが19番手のタイムを出した。

    公式練習2回目、ティモ・グロックは、順調にコースと夜間走行への順応、タイヤとセットアップの作業を行っていたが、終盤にスピン。ノーズにダメージを負い、最終的に10番手でセッションを終えた。

    一方ヤルノ・トゥルーリはセットアップとタイヤの比較を行い、第2回目は19番手でセッションを終えた。なおヤルノ・トゥルーリは、第1回目でスピンした後にピット・レーン入り口の白線をまたいだために、ペナルティーを受けることになった。

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 13番手 1分47秒706
    フリー走行2回目 10番手 1分47秒046
    「今日は自分にとって、両方とも難しいセッションだった。コースはかなりバンピーだし、今の時点で、クルマはかなり扱いにくい状態だよ。照明の中でドライビングするのは、普通はない経験だし、コース全体も少し変わってるね。公式練習第2回目の終わりで、縁石に当てたときにクルマのコントロールを失ってしまい、バリアに接触して、そこでセッションが終わってしまった。しかし、そのことによるプログラムへの影響はなかった。全体的に見て、今日は多くの仕事をやり遂げることができたから、その意味では、今日の公式練習はうまくいった。今までのところ、クルマの仕上がりに全て満足しているわけではないし、まだまだ改善すべき部分がいっぱいある。だがエンジニアと腰を落ち着けてそれらの作業に取り組むつもりだ。予選の前までには、進歩を遂げられると確信している。明日がどうなるかを見据えていくよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 19番手 1分49秒064
    フリー走行2回目 19番手 1分48秒059
    「我々は、2つのセッションを通して徐々に向上した。我々は、適切なセットアップを見つけようとしており、クルマに対してかなり多くの変更を施した。ここのコースは本当にバンピーだし、夜のドライビングに少し手こずったよ。なぜならば、暗い場所が何箇所かあり、それが通常よりもドライビングを困難にしたからだ。ここのサーキットは主に90°のコーナーで成り立っているため、正直なところ、ドライバーにとっては特にチャレンジングではないが、ファンにとっては良いスペクタクルになることを願っているよ。残念なことに、公式練習第1回目のときに、最後のコーナーでスピンをしてしまった。そして、できるだけ安全にレース・ラインから移動したかったから、ピット・レーンへと下りることにした。私は、自分と他のドライバーにとって、最も迅速で最も安全な選択肢を選んだんだ。結果として私はペナルティーを受けることになった。それは受け入れるけれど、私は自分と他のドライバーにとって、最も安全なことをしたのだ。そこが最も速いコーナーのひとつで、そこでクラッシュが起きるのは嫌だったからね。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「この素晴らしい施設を準備した主催者に、お祝いの言葉を述べねばなるまい。私は、非常にエキサイティングなレースになるだろうと思っている。F1が夜にレースをするのは史上初であり、おもしろい週末にするためのすべての要素がそこにはある。全般に、コースは我々が予測していたよりもバンピーなため、我々はそれに対処しなければならないが、この状況はみんなにとって同じだ。夜にドライビングすることに関して、問題は全くなかった。ドライバーによると、予想より少し暗いエリアが何箇所かあったが、全般的に問題はないとのことだ。このような新しい市街地サーキットでは予想されるとおり、今日は一日を通して路面が進化していた。明らかに、最初はとても汚れていたが、その後、タイヤのゴムが付着していった。予選の前にしなければならないセットアップの作業がいくつかあるが、今日多くの作業をやり遂げたおかげで、研究するための多くのデータを集めることができた。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「F1史上初めてのナイトレースが始まったが、大きな問題もなく、無事にスタートを切ることが出来た。市街地特有なバンピーなサーキットに悩み、タイム的には満足といえないが、それなりにセットアップの方向性は見出すことが出来た。また夜間の走行であり、また幸いにも雨が降らなかったため、路面温度もコンスタントでいいデータを取ることが出来た。まだ試してみたいこともあるが、予選に向けては十分な手ごたえを得られた。次に控える日本GPのためにも予選、レースといい結果を是非とも獲得したい。」

  • トゥルーリ、コース逆走し1万ユーロの罰金(シンガポールGP)

    トゥルーリ、コース逆走し1万ユーロの罰金(シンガポールGP)

    ヤルノ・トゥルーリは、シンガポールGPフリー走行1回目でスピン後にコースを逆走。スチュワードは、厳重注意と罰金1万ユーロをトゥルーリに科した。

    トゥルーリは、最終コーナーの出口でスピンし横向きに停止。しかし、トゥルーリは転回してスタートフィニッシュラインへは向かわず、コースを逆走。さらにピットエントリーで不法にホワイトラインを横切りピットレーンへ戻った。

    スチュワードはトゥルーリを呼び出し、マシンをレースと逆方向に走行させ、ピットレーン減速ゾーンとトラックを分けるラインを横断したとして、訓告処分と1万ユーロの罰金を科した。

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(シンガポールGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(シンガポールGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、F1初のナイトレース、そして新しいストリートサーキットで行われるシンガポールGPで必要となるセッティングなどを語った。バセロンは高ダウンフォースのシンガポールでのTF108のパフォーマンスに自信をみせた。

    新しいコースへの準備はどのように進めるのでしょう?
    我々のシンガポールGPに向けた準備はいつもとほぼ変わらない。2004年以降、新しいコースを幾つか経験しているが、全般的に全てがスムーズに進んでいる。新しいコースへの挑戦には慣れているので、その点に不安はない。3週間前の初めてのバレンシアGPの週末でも成功しているし、シンガポールでも同じアプローチで臨むつもりだ。もちろんシンガポールのコースレイアウトは精査済みだし、他の幾つかのコースとやや似ている部分も見つかっている。その結果、今回は高ダウンフォースのサーキットである、という結論に達したので、空力のセットアップに関してはどの方向へ進むべきかも分かっている。かなり初期の段階で検討した他の要素としては、ブレーキへの負荷の厳しさが挙げられる。ブレーキを変更しなければならない場合、作業に長い時間がかかるため、これは非常に重要な要素と言える。シンガポールがブレーキに対して非常に厳しいことは間違いないし、恐らくかなり(ブレーキを)高温の状態で使い続けることなると予想している。

    夜のレースは物事を複雑にするものなのでしょうか?
    我々はそれに対しても準備している。我々のチームスタッフのかなり多くがル・マン24時間レースを経験しているので、多分その点は幾分アドバンテージがあるはずだ。お陰で我々はナイトレースがどんなものなのかが良く分かっているし、とにかくミスを避けるために何が必要なのかも分かっている。また、ダッシュボード上のライトやピットストップでの対応についてもね。私は夜のレースに向けてワクワクしているし、それに私にとってはこれがハイライトになるだろう。

    時差のある地域では疲労が課題になるでしょうか?
    過度の疲労を避けるため、チームのスケジュールはほぼヨーロッパの時間帯のままにしておくつもりだ。できる限り2度の時差変更をしないように努めている。そうしないとまずはシンガポールの時間帯に合わせようとして、次に金曜日以降は仕事の時間に合わせてもう一度時差を調整することになるからね。そうなると身体的にも辛くなるだろう。我々のロジスティクスチームは、このイベントの計画に多くの時間を費やしてきたし、私としてもチームは最低限の乱れのみでこれを切り抜けられると自信を持っている。通常通りの睡眠時間でみんなの調子をいい状態に保っておくことがどれ程重要なのかを過小評価はしていないよ。

    雨の可能性については如何ですか?
    どの日もある程度は雨の可能性があると考えている。現実的に考えて、ドライバーが夜のドライビングで雨にも対処しなければならなくなる可能性は大いにあるだろう。あの地域では今季非常に雨が激しくなっているしね。不確定要素の一つなのが、照明設備のライトがどの程度雨粒に影響されるのかと、その場合にどのくらい視界に影響が出るのかという点だ。あらゆる要素を考慮すると、モンツァでの金曜日午前中のフリー走行時より暗くなるかどうかは疑問だけどね!

    ではドライバーにとってはモンツァよりも雨の不安が大きくなる可能性があると?
    低ダウンフォースかつ超高速のモンツァはやや特別なケースだ。雨のモンツァを走るのが好きなドライバーが数多くいるとは思わない。水滴が木立の合間に溜まるし、とにかく前が見えなくなるからね。シンガポールにはそれと同じような難しさはないはずだが、ただしクルマをコース上に留めて防護壁にぶつからないようにするのはやはり難しいだろう。スピードとクルマのドライバビリティに関しては、モンツァより1段階楽になるはずだ。

    コースの路面とタイヤに関してはどんな情報を持っていますか?
    バンプに関してはコース状況を把握しているが、特に通常と大きく異なる部分はない。ブリヂストンからは路面の粗さについて情報をもらっており、今回はモナコやモントリオールと同じくブリヂストン・ポテンザ・タイヤのスーパーソフトとソフトを使うことになる。ただし、モントリオールとモナコでは路面が非常にスムーズなため、タイヤの熱入れとグリップに関して問題が生じることもあるが、シンガポールではタイヤコンパウンドに対し路面がやや粗く厳しいため、もっと普通の状態に近くなると予想している。

    高ダウンフォースのシンガポールのコースは、TF108の長所に対し有利に働くでしょうか?
    最近の我々が弱さを見せたのは、かなり低ダウンフォースの傾向が強かった時だけだ。その原因がどこにあるのかは完全に明確になっていないが、シンガポールは我々のパフォーマンスの幅にしっかりと収まると考えている。クルマには1〜2カ所、小さな変更を行うが、それ以外に大きな変更はなく、誰もが今回のレースを大いに楽しみにしていると思う。

    開催日程:シンガポールGP

  • ティモ・グロック(シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロック(シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1初のナイトレース、そして新しいストリートサーキットで行われるシンガポールGPを語った。グロックはチャンプカー時代にナイトレースを経験している。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    ナイト・レースは、ファンが楽しめる、素晴らしいショーだよ。2005年にアメリカでレースをしていた時に、ラスベガスのナイト・レースに参加したことがあるんだ。それは、独特な経験だったよ。特にオーバルコースだったからね。ナイト・レースでは、照明で日中のように見えるようにするから、全般的に言って、夜にドライビングすることは問題ではないけど、通常休息しているときにレースをするのは少し変な感じだね。

    バレンシアで1月に行ったデモ走行で、既にTF108を夜にドライブしたけれど、今週末は完全に異なった体験になるだろうね。シンガポールの開催地はファンタスティックに見えるし、より多くのポイントを獲得できる十分な可能性があると信じているから、このレースを本当に楽しみにしているよ。モンツァでは、我々の戦略にとって良くないタイミングで路面コンディションが変化してしまい、上手く物事が運ばず、コンストラクターズ選手権の4位争いがとても際どい争いになっている。我々は、優位に立つために本当に闘志を燃やしている。

    開催日程:シンガポールGP

  • ヤルノ・トゥルーリ(シンガポールGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(シンガポールGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1初のナイトレース、そして新しいストリートサーキットで行われるシンガポールGPへの期待を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    我々がこのサーキットでレースをするのは初めてだし、夜にレースをするのも初めてなので、シンガポールは皆にとって新しいチャレンジになる。どのようなコースなのか、コンディションがどれくらいチャレンジングなのかが分からないから、非常に面白いレースになるだろうね。どんな新しいサーキットでも、金曜日の公式練習は、コースを理解することができるから非常に重要だ。そして、シンガポールでは通常の週末とは違う時間帯にドライビングするので、それは特に当てはまっている。

    今回は皆にとってチャレンジになるし、私は楽しみにしている。素晴らしいグランプリになりそうだよ。それに、シンガポールに訪れたことはあるけど、短時間の訪問だったから、この街を体験するのが待ちきれないよ。カート・レースで過ごした時間のおかげで、通常、新しいサーキットには非常に早く順応できるし、チームはバレンシアの新しいサーキットで強かったから、今週末に対してはかなり良い感じを持っているよ。高ダウンフォースのコースは我々のクルマにとても合っているし、スパとモンツァの不運な結果の後で、ポイント争いに戻れることを期待している。

    開催日程:シンガポールGP

  • トヨタF1チームのシンガポールGP対策

    トヨタF1チームのシンガポールGP対策

    トヨタF1チームは、初開催のシンガポールGP、そしてF1史上初のナイトレースに自信をみせた。

    全長5.067キロメートルで23のコーナーを持つ秦がシンガポール市街地コースは、シンガポールシティのマリーナ・ベイエリアに位置しており、巨大な観覧車のシンガポール・フライヤーやエスプラネード(遊歩道)、ラッフルズ大通りなど、この都市を象徴する目印が点在している。コースには、レイアウトが壮観だというだけではなく、いくつか珍しい特徴もある。各ドライバーはアンダーソン橋を越え、グランドスタンドの下を走り、そして時速300キロでターン6を駆け抜けることになる。これはF1のストリートサーキットでは最速のコーナーになる。

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーのパスカル・バセロンは、「このストリートサーキットの特徴を考えると、間違いなく東洋のモナコと言えるだろうね。ただし東洋のニュルブルクリンクとも言える。なぜなら23ものコーナーがあるんだからね。まるでニュルブルクリンクの旧コースのようじゃないか!」と新サーキットの印象を語る。

    ヤルノ・トゥルーリは、TF108から最大限のパフォーマンスを引き出すべく、コースレイアウトをより良く理解することが重要だと語る。

    「コース図は既に見ている。あそこでのグランプリは今の所は凄いことになりそうだね。ただし適確なイメージを掴むには、まずは実際にコースを走る必要がある。走行時のダウンフォースレベルを把握し、セットアップを突き詰めていくため、各コーナーとそこでのスピードを理解する必要がある。我々にはまだコースやそのコンディションが分かっていないから、新しい挑戦になるだろう。だから面白くなるだろうね」

    そして、なんといっても最大の特徴となるのが、F1史上初となるナイトレース。コースには1500基のライトがコース全体の周囲に設置され、ドライバーに対しほぼ日中と同じようなコンディションを提供することになっている。

    ティモ・グロックは2005年シーズンのチャンプカーでこうした照明の下で走った経験がある。この時の彼はラス・べガス・モーター・スピードウェイでの400キロレースにて8位フィニッシュしている。そのため彼は、待ち構えている挑戦に対し、ライバルたちよりも準備がより良く整っていると言える。

    「大きな問題になるのは、いつもとは違う時間帯にドライブするという点だ。通常、夕方には休んでいるものだが、シンガポールではレースが午後8時から始まる。コースは可能な限り多くの照明で明るく照らされることになるが、夜のレースだけに、全部のコーナーが昼間と同じようになるとは思っていない。これはかなりキツいだろうね。夜にドライブするのは楽しい経験になるし、ファンにとっては間違いなくいいショーになるだろう。それが一番重要なことだ」とグロックは語る。

    トヨタF1チームのエンジニアの調査チームとロジスティクスの専門スタッフは、6月にシンガポールを訪れた際に照明のテストを観察。その際、チームのオペレーションに対する人工ライトの影響を調査していた。

    レース&テスト・チーフ・エンジニアのディーター・ガスは「我々は通常とは異なる様々な要素に目を向けてきた。例えばピットボードは夜間でも視認できるよう確認している。また、ガレージ内とピットウォールの全てもちゃんと目に見えるよう確認済みだ。ステアリングホイール上のディスプレーも変更が必要なる可能性もある。通常は日中の光でも良く見えるよう、かなり明るくしているからね」と語り、チーム・マネージャーのリチャード・クレーガンは「タイムテーブルが最大の懸念事項だった。それ以外のロジスティクス面に関しては、他のフライアウェイレースの場合とほとんど同じだ。」と語る。

    トヨタのチーム代表であるジョン・ハウエットは、「我々にとって最大の挑戦になるのは温度だろう。コースの路面温度はかなり低くなるだろうが、通常のF1用タイヤは高温で最大の性能を発揮する。また、当然ながら1年のこの時期は雨の可能性も高い。つまり、温度に関して難しい局面に直面することになり、更にそれが激しい雨によって悪化する可能性もある。夜のレースはそれ自体が挑戦になるが、ただし、我々はルマン24時間を体験しているチームだけに、これに関してはかなり簡単に対応できるはずだ。」と自信をみせた。

    開催日程:シンガポールGP