カテゴリー: トヨタ

  • ティモ・グロック(中国GPプレビュー)

    ティモ・グロック(中国GPプレビュー)

    ティモ・グロックが、中国GPへの意気込みを語った。日本GPでは無念のリタイアを喫したグロックだが、中国GPではポイント獲得に集中する。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    「ここは、今シーズンより前にF1のクルマでレースをしたことがある、数少ないサーキットのうちのひとつなんだ。その時の経験は、今週末の役に立つだろうね。ここの施設は見事だよ。とても巨大で近代的だけれど、コース自体は、珍しい第1コーナーとその他いくつかのチャレンジングなスポットがあるから、難しいね。」

    「トヨタでの最初のシーズンがほぼ終わりに近いと思うと、感慨深いね。ここまでのパフォーマンスには満足しているし、今年の目標に届くことができて満足している。我々のクルマは強いし、あらゆるレースでポイントを獲得できると信じている。だから今週末の第一の目標はポイントを獲得することであり、その上で、可能な限り上位でレースを終えるためにプッシュして行くよ。日本ではもっと良い結果を期待していたし、リタイアを喫する前は、ポイントを獲得できそうな、結構良い状態でレースができていたと思う。富士での出来事を忘れたいから、間隔を空けずに次のレースを迎えられるのは良いことだね。上海では、再びポイントを獲得することに集中するよ。」

  • ルノー、ホンダ、トヨタにF1エンジン改良の許可

    ルノー、ホンダ、トヨタにF1エンジン改良の許可

    ルノーとホンダは、2009年シーズン前にエンジンの改良を認められる予定だ。

    最近、凍結されたV8エンジンの一部が他のF1エンジンより優れているという状況を受け、FIAは一部チームが“エンジン性能の平等化”を認められることを発表した。

    ルノーのチーム代表であるフラビオ・ブリアトーレは、「望んでる変更をすべて記載したプロジェクトをFIAに提出しなければならない。そして、それをFIAが承認する必要がある」

    ルノーのエンジンは30馬力劣っているとされている。

    「エンジンのコンセプトを変更できないのは明らかだ。しかし、いくつかの内部部品を変更することはできるだろう。我々はマシンを最も改善させたチームだ。エンジンを改良すれば、2009年には素晴らしいシングルシータを得ることができるだろう」

    ホンダ・レーシングのCEOであるニック・フライは、エンジン改良の承認を得られるのは一部のチームのみであると説明した。

    「マクラーレン、フェラーリ、BMWといったチームはおそらく必要ないだろう。しかし。我々は改良することができるだろう」

    エンジンの改良が認められるもうひとつのチームはトヨタであるとみられている。

  • トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが5位入賞 (日本GP)

    トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが5位入賞 (日本GP)

    トヨタは、F1日本GP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが5位、ティモ・グロックはリタイアという結果に終わった。

    スタート直後に第1コーナーで発生した混乱の中、ヤルノ・トゥルーリは3つ順位を上げ4番手になった。しかし、8番グリッドスタートのティモ・グロックは10番手まで順位を落としてしまった。その後、ティモ・グロックは、縁石に乗って着地した際の衝撃で、シートに問題が発生し、無念のリタイアを喫した。

    一方、ヤルノはその後も手堅い走行を続け、最終的に5位でフィニッシュし、4ポイントを獲得した。

    ヤルノ・トゥルーリ (5位)
    「今日の結果は嬉しいけれど、チームと、応援してくれたファンのために、もっと良い結果が欲しかった。心の底から表彰台に上りたかったけれど、5位入賞が我々にできるすべてだった。スタートからフィニッシュまで、あらゆる手を尽くしたけれど、これが精一杯だった。週末を通して我々は強かったし、レースでもクルマの調子は良かった。しかしながら、低い気温が影響してしまった。つまり、クルマが若干アンバランスになってしまったと言うことだ。頑張ってネルソンを抑えようとしたけれど、今日の彼は速かったんだ。それでも、ポイントを獲得して、ホームレースでの応援に応えることができたのは、嬉しいよ。」

    ティモ・グロック (リタイア)
    「短いレースになってしまったよ。良いスタートが切れたんだけど、第1コーナーで、ドライバー達が大きく横に拡がって、コース外に押し出されて、順位を落としてしまった。そして、デビィッド・クルサードの事故の後に、クルマの破片の上を走行してしまったみたいだ。クルマの調子がおかしくなった後、ターン6の出口の縁石に乗って、クルマが宙に浮いてしまった。着地したとき、車体後部の何かが壊れた感じがして、それが原因でリタイアに繋がってしまった。より長く走れるように、大量の燃料を積んでいたし、週末を通して我々は強かったから、地元のファンの前で良い結果を獲得できる自信があったんだ。だから本当に残念だったよ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「表彰台を狙える絶好のチャンスだっただけに残念な気持ちが強いが、ヤルノは難しいコンディションの中を最後まで頑張ってくれ、5位入賞してくれたことは素直に喜びたい。ティモはレース序盤に縁石にヒットした際に車が不調になり、ピットで修復を試みたがリタイアせざるを得なかった。好位置につけていただけに、本当に残念だ。ヤルノは低い路面温度でプライムタイヤとオプションタイヤのバランスに苦しみ、思ったようにペースを上げられず、ポジションアップ出来なかった。後は残り2戦となったが最後まで全力で戦い、暖かい声援を下さった日本のファンの方々にお応えしたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「チームと、そしてヤルノは、母国でとても良い仕事をしてくれた。両方のクルマがトップ6に入れると思っていたが、残念ながら、ティモはレース序盤でリタイアを喫してしまった。彼がコースオフした時に、モノコックへ衝撃を受け、シートの固定が緩んでしまった。我々は、彼をコース上に留めようと努力したが、修復することができなかった。とても残念だ。今日は、多くのトヨタファンが我々の応援のために観戦しに来てくれていた。そのことに深く感謝するとともに、彼ら全員にお礼を述べたい。

  • トヨタ:決勝に向け好ポジション (日本GP予選)

    トヨタ:決勝に向け好ポジション (日本GP予選)

    トヨタは、F1日本GP予選で、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが8番手だった。

    トヨタの気合いが感じられる今週末の日本GP。ティモ・グロックは、プラクティスセッションから速さをみせ、Q1をトップタイムで通過。ヤルノ・トゥルーリもQ2からジワジワとタイムをあげ、最終的に2台共にQ3進出を果たし、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが8番手と力強い結果を残した。

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「今週末は、予選とレースの準備をしながら、全体的に我々はかなり良い仕事をしたよ。予選の最初の部分で、少々調整をしなければならなかったけれど、幸いにも、最終的に適切なセットアップができたよ。つまり適切なバランスを見つけて、ペースに乗れたということだ。予選第2セッションでは、私は4番手で、ティモは5番手だった。それは、トヨタが上手くいっていることを示している。第3セッションでは、燃料を積んだ途端に、クルマがアンバランスになり、かなりグリップ力を失ってしまったので、少し不可解だったよ。だから、第3セッションのペースにはあまり満足していないけど、恐らく燃料の量が違っていたことが原因だね。今、我々がやるべきことは、ファンの前で、ここにいる全員にとって喜ばしい結果を獲得することだ。我々は、明日の終わりまで、本当に一生懸命戦わなければならない。」

    ティモ・グロック (8位)
    「我々は、予選の最終的な結果に満足すべきだと思うよ。アスファルト上に、もっとタイヤのゴムが付着していてほしかったから、朝の雨にはちょっと困ったね。グリップはかなり低かったけど、それでも第1セッションは結構上手くいったよ。私は最も速かったし、本当に調子が良かったんだ。けれど、その後に、重い燃料を積んだ状態で、ソフトタイヤの性能を発揮させるのに手こずり、我々が望んでいた結果にはちょっと及ばなかった。ここのコースには、追い越しができる場所が数箇所あるから、明日何が起こるかを確かめてみないとね。素晴らしいのは、我々には地元の応援があるということだよ。ここにはとても多くのトヨタのファンがいるんだ。そして、両方のクルマがトップ10以内に入っているから、2台揃ってポイントを獲得するチャンスがあるよ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「2台とも第3セッションに進めなかった昨年と比べて、今年は明らかな進歩を遂げた。全体的に見て、予選のセッションは非常に順調に運んだ。第1セッションと第2セッションの両方では、両ドライバーともに速く、ティモは第1セッションで全体のトップをマークし、ヤルノは第2セッションでトップにコンマ3秒差以内のタイムを出した。それを踏まえると、第3セッションのポジションには少々失望しているが、いつものように、ドライバーたちがどこでピットストップをするかが問題だ。タイヤの状況を考慮すると、明日のレースにおいて、我々は理想的な戦略を持っていると思っている。両方のドライバーは良い仕事をしてくれたから、我々は実力に見合ったところにいる。昨年とは異なり、朝が唯一のウェットコンディションとなった。そして、雨の場合でも、我々には競争力があることが分かった。明日のレースで、我々は地元のファンの前で、今日のポジションをできるだけ生かすことを目指さなければならない。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ヤルノ7位、ティモ8位と2台揃ってトップ10グリッドを確保することが出来た。今日は公式練習3回目がウェットコンディションのため、昨日の結果を基にセットアップを決めて予選に臨んだ。車のバランスに少し苦しむところもあったが、チームが順調に対応することで予選第1セッション、第2セッションでは二人のドライバーが昨日に続いてすばらしいパフォーマンスを見せてくれた。それだけに最終予選の結果は、もう少し高いところを狙いたかったため、残念にさえ思える。チームが日本に到着以来、日本の皆さんの応援を全員が肌で感じている。明日のレースはその期待にこたえられるよう、素晴らしいレースをお見せしたい。」

  • ティモ・グロック、日本GP特別ヘルメット

    ティモ・グロック、日本GP特別ヘルメット

    ティモ・グロックは、日本GPを特別カラーリングを施したヘルメットで戦う。

    トヨタの母国GP、そしてホームサーキットである富士スピードウェイで行われるF1日本GP。ティモ・グロックは、日本GP用に特別カラーリングのヘルメットを用意した。

    ヘルメット側面の通常グロックの母国ドイツ国旗が入れられている部分には、日本の国旗が組み合わされた。

    全体のカラーリングも通常よりも鮮やかなオレンジで塗られ、上部には「GLOCKDOG」側面下部にはT.GLOCKのロゴマーク、後部には「風の息子」の文字が入れられている。

    ティモ・グロック 2008年F1日本GP特別ヘルメット

    ティモ・グロック 2008年 F1日本GP ヘルメット(画像) ティモ・グロック 2008年 F1日本GP ヘルメット(前方) ティモ・グロック 2008年 F1日本GP ヘルメット(上部) ティモ・グロック 2008年 F1日本GP ヘルメット(後部)

    関連:ティモ・グロック ヘルメット (2008年)

  • ヤルノ・トゥルーリ、日本GP特別ヘルメット

    ヤルノ・トゥルーリ、日本GP特別ヘルメット

    ヤルノ・トゥルーリは、日本GPを特別カラーリングを施したヘルメットで戦う。

    トヨタの母国GP、そしてホームサーキットである富士スピードウェイで行われるF1日本GP。ヤルノ・トゥルーリは、日本GP用に特別カラーリングのヘルメットを用意した。

    トゥルーリのヘルメットには、11歳の女の子がカラフルなカラーで富士山と、この企画を開催したパナソニックキッズスクールのロゴとキャラクターが描かれる。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    「日本GPでは、富士山のふもとを僕たちは走っているんだ。この絵には富士山と日本の国旗である「日の丸」も描かれていて、とても目立つし、すばらしい絵だから気に入ったよ!」

    ヤルノ・トゥルーリ 2008年F1日本GP 特別ヘルメット

    ヤルノ・トゥルーリ 日本GP 特別ヘルメット(画像) ヤルノ・トゥルーリ ヘルメット画像 ヤルノ・トゥルーリ 日本GPヘルメット画像

  • トヨタ:ティモ・グロックがトップタイム (日本GP初日)

    トヨタ:ティモ・グロックがトップタイム (日本GP初日)

    トヨタは、F1日本GP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが1番手、ヤルノ・トゥルーリが10番手だった。

    2008年のF1日本GPは、雲は多いものの、ドライコンディションでフリー走行1回目がスタート。トヨタは、ティモ・グロックが18番手、ヤルノ・トゥルーリが15番手のタイムを出し、午前中を終えた。

    フリー走行2回目では、ティモ・グロックがトップタイムをマークし、ヤルノ・トゥルーリは10番手のタイムを刻んだ。最終的にティモのタイムは塗り替えられることなく、午後のセッションを終えた。チームはホーム・レースでの表彰台を目指し、今日集めたデータを基に作業を行う。

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 18番手 1分20秒823
    フリー走行2回目 1番手 1分18秒383
    「今日は良い一日だったよ。富士スピードウェイをドライブしたのは、今回が初めてだったから、午前中にコースを学ばなければならなかった。そんなに時間はかからなかったけどね。2,3周の走行を行ったけれど、簡単なサーキットではないね。長い高速ストレートと非常にテクニカルな最終セクターの間で、適切なセットアップを見つけるのは、特に難しい。けれど、多くの要素を整理して、公式練習2回目に向けてすべてをまとめあげた。そして、それは順調に運んだ。セッション序盤に良い走行ができた。日本で、金曜日にトップタイムを出してセッションを終えられるのは、チームにとって素晴らしいことだ。今までのところ、ハッピーだし、週末を通してこのようにポジションを保っていけたら嬉しいね。このレースはなかなか大変だろうとは思うけれど、地元のファンの方々が、我々に更なる後押しをしてくれることを願っているよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目:15番手 1分20秒657
    フリー走行2回目:10番手 1分18秒863
    「今日は調子も良く、スムーズな一日だった。クルマのパフォーマンスを向上させるために、いくつかの事をテストしたんだ。ティモと私は、車のすべてに及んでデータを集めるために、異なったプログラムを行った。そして、それは順調に運んだ。今回は、トヨタのホーム・レースだから、我々にとっては重要なイベントだよ。特別なプレッシャーはないけれど、我々は、ファンの皆さんの前で、本当に良いレースを行いたいと思っている。チームとして、日本で我々は沢山の応援をしてもらっているけれど、私個人としても、数年来の大ファンがいるんだ。彼らは、いつも私を特別に歓迎してくれるし、彼らの応援は、良い結果を得るための更なるモチベーションを私に与えてくれる。最近のレースで、我々は不運にもポイントを逃していたので、今週末は運が向いてくれることを願っているよ。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「タイムシートの順位で、他のドライバー全員が我々の後にいるのは、いつでも気持ちが良いものだ。特に、サーキットがまだベストなコンディションではなかった午後のセッション序盤で、我々がベストタイムを出したことを考慮に入れると余計に気持ちが良い。それは別として、我々は非常に実りある一日を過した。両方のセッションで多くの新しいパーツをクルマに試し、それは順調に運んだ。そして、いくつかの興味深い結果を得ることができた。今日我々がいる位置は、この週末に期待が持てる、良いスタートラインである。言うまでもなく、我々は、ホームレースの観客の前で良い結果を獲得するために、今まで以上に一生懸命頑張る。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「いよいよ我々のホームGPが始まった。第2プラクティスでティモが1番タイムを記録し、チームも大いに盛り上がった。しかし今日の大きな成果はタイムよりもヤルノ、ティモの二人揃って、順調に予定した仕事をこなせたことだ。明日の第3プラクティスはウエットの可能性もあり、予選、そして決勝レースへ向けてのデータを十分に集めることが出来た。皆さんの声援が大きな力になっており、明日の予選では表彰台を狙える位置を是非確保したい。」

  • ティモ・グロック、エンジン交換の“ジョーカー”を使用(日本GP)

    ティモ・グロック、エンジン交換の“ジョーカー”を使用(日本GP)

    ティモ・グロックは、日本GPでエンジン交換のジョーカーを使用する。

    今年のF1では、エンジンの2レース使用が義務付けられているが、ドライバーはシーズンに1回だけ10グリッド交換のペナルティを受けずにエンジンを交換することができる。

    シンガポールGPで4位に入ったティモ・グロック。シンガポールGPでは1戦目のエンジンだったが、トヨタは、富士スピードウェイでの日本GPで再びフレッシュなエンジンを使用することを決定した。

    トヨタにとって、重要な富士スピードウェイでのレース。チームは、万前の状態でレースに挑む。

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(日本GPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(日本GPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、富士スピードウェイで開催されるF1日本GPで必要となるセッティングなどを語った。

    昨年の富士スピードウェイから何を学びましたか?
    私は以前にGTとツーリングカーのレースで何度も富士を訪れたことがあるが、レイアウトが変更されてからのレースは初めての体験だった。富士には低速、中速、高速といった全てのコーナーがあり、また非常に長いストレートもある。全般的に言えば中程度のダウンフォースが必要になるコースだが、そういった全ての状況に対応する必要があるため、クルマのセットアップはかなり難しくなる。ドライバーの好みに応じて、ダウンフォースをやや高めにしたり、やや低めにしたりすることはあるかもしれないが、全体的に見れば中程度のダウンフォースだ。グリップも中程度で、タイヤやブレーキに関して特に厳しくなる要素はない。昨年我々が学んだことがもう一つあるが、それは明らかに天候が苛酷ということだ! 富士スピードウェイには悪いコンディションでレースを行ってきた長い歴史があるが、昨年は、一年のあの時期には激しい雨がずっと降り続くことがある、ということを改めて確認できた。たとえ雨が降らなくともかなり気温が下がることが予想されるので、我々はそういったタイプのグランプリになるという心づもりでいる。

    昨年のレースが雨だったため、チームにはドライ時の走行の情報が欠けていると言えるでしょうか?
    ドライでもある程度走っているので、どういう状況が予想されるのかは良く分かっている。もちろんドライタイヤで週末の全日程を走ったわけではないが、それでも我々には十分な情報があるので、それを基にすれば、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤのソフトとミディアムのパフォーマンスを適切な範囲で発揮できるはずだ。

    富士スピードウェイに向けて、トヨタは何か特別な準備をしていますか?
    いつも“富士スピードウェイに向けて特別なものを準備しているか?”と質問されるが、もし我々が実際にそうしたなら、周囲からは我々が他のレースを軽視していると言われるだろう。だから実際にはそうではないんだ。確かに我々にとってはとてつもなく重要なレースだが、とは言え、エンジン開発が凍結されているため、富士スペシャル・エンジンだとかそういったものを用意することはできない。また、その他の開発に関しても、富士まで新パーツの投入を遅らせることに意味はないだろう。なぜなら、そうやったとしたら、他のレースで自分達のパッケージを妥協することになるからね。

    ではこのレースに向けてクルマに何か新しいものは投入されるのでしょうか?
    富士スピードウェイは、我々の様々な空力仕様のうち、基本的な空力パッケージが必要になるコースだ。シーズンを通じて根幹となる空力パッケージの開発には多大な努力を注いできたし、このレース向けて幾つかアップグレードも施している。我々はこれを“富士パッケージ”と呼んでいるが、実際に幾つかのパーツは既にクルマに装着されている。またその中で最新のものは、シーズン最後の3つのグランプリ全てで使用することができる。これが我々の助けになってくれるはずだ。

    レースの週末はどのようにして天候を予測するのでしょう?
    全チームがFIAから気象予報データを受け取るが、それに加えて我々には自前の気象予報士がいて、その人が我々に更なる情報を提供してくれる。予報の精度を上げるために我々全員が相当に努力しているが、それでもこれが予想でしかない、という点は自覚しておかなければならないし、信頼性が100パーセントになることはあり得ない。そういった状況はモンツァでも目にした。あの時はレースの重要な局面で全チームが30分ほど雨が降ると予想していたが、結局雨は降らなかった。天候の予想に関しては、どれだけ投資をしようと、それに完全に依存することはできないし、また、実際に起こっている状況を基にして判断を下す必要があるのだと受け入れるしかない。

    昨年の場合、ドライバーの視界はどんな感じだったのでしょう?
    昨年の富士や数週間前のモンツァの視界は、シンガポールの夜よりも悪かったと思うね!昨年のあの水しぶきの中を走るのは非常に難しかったが、ただしあのようなコンディションになってもF1はショーを続行するため、我々はとにかくそれに合わせてやっていくしかない。

    雨が予想される場合、どの程度のウェット用セットアップを施すのでしょう?
    雨が降りそうな時は、ウェットのコースでパフォーマンスを発揮する際の助けになるよう、常にセットアップの幅をある程度確保しておく。ただし、ドライで完全に競争力を失うようなセットアップにはしないよう気をつけなければならない。なぜなら、ウェットレース中に路面が乾く時間帯が生じる可能性があるからね。現在では完全なウェット用セットアップを施すことはほとんどない。なぜならパルクフェルメ・レギュレーションがあるため、基本的に予選時のセットアップでレースを走らなければならないからね。その上、土曜日の午後の段階で翌日に雨が降るという確信を持つことなど、ほぼあり得ないことだ。基本的にパルクフェルメ・レギュレーションでは、フロントウィングのフラップの角度とタイヤの内圧は変えることができる。そしてレースが始まってしまえばやりたいことをやることができるので、1回目のピットストップでダウンフォースを高めにしたり、リアウィングを変更したり、フロントノーズを変更したりすることも可能だ。ただし問題は時間がかかることだね。そういったことを誰もやらないのはそれが理由だ。

  • トヨタF1、「富士スペシャルはその場で作る」

    トヨタF1、「富士スペシャルはその場で作る」

    トヨタのF1チーム代表である山科忠は、F1日本GPへの抱負を語った。

    東京・台場のMEGA WEBで行われた記者会見の場で、山科は「ここを支点に開発を進めてきた」と日本GPの重要性を強調。

    「皆様から“富士スペシャル”のことをたくさん尋ねられるのですが、いろんな準備を進めてきたので、その場で“富士スペシャル”を作ります」と日本GPへの万全の準備を語った。

    今シーズン、好調を結果を続けているトヨタF1チームだが、その要因を山科はこう説明する。

    「老練なヤルノ、フレッシュなティモのコンビでチームの状態は良い。ファクトリーの開発が定着してきた。昨年の不調で疑問を投げかけれられた“トヨタウェイ”だが、勝てるということがチームに浸透してきた。日曜に起きたトラブルは、月曜の午前には確認し、午後には対応できるようになった。」

    「チームは、いろんな作戦を立てられるようになった。具体的な指示をドライバーに出せるようになった」とチーム力の向上に自信をみせた。

    「正直、フェラーリやマクラーレンといったトップとの差はある。でも、差は縮めてきた。2人には、富士がどれだけ重要かをずっと話してきた。どんな状況が起こっても対応できるチーム力、荒れた状況でも対応できる体制がある」