カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、F1を撤退しル・マン参戦か

    トヨタ、F1を撤退しル・マン参戦か

    トヨタは、将来F1を撤退し、ル・マン参戦を検討していると報じられた。

    2002年にF1に参戦したトヨタは、おそらく単一エンジンの提案に対して最も激怒したF1のマニュファクチャラーである。

    単一エンジンの見通しは弱まったが、最近、トヨタ・モータースポーツ社長であるジョン・ハウェットは、この動きがF1撤退の「理由になる」と認めている。

    トヨタが、2010年以降、F1に代わるものとしてル・マン・スタイルのプロトタイプ・スポーツカー・レーシングへの復帰を検討していることが報じられた。

    例えば、今年のル・マン24時間レースでは、ユニフォームを着ていないトヨタのエンジニアが10人以上カメラ持参で参加しており、報じられるところによると最近の参戦マシンのサイズを計測していたという。

    加えて、8月にデトロイトで開催されたアメリカのル・マン・シリーズでは、トヨタの担当者が同シリーズの統括団体ACOの代表者と面会した。

    トヨタF1チームの代表である山科忠は「ル・マンに復帰したい」と述べている。

    「最終な決定は予算上のことだ」

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

    「現在の経済状況では、F1とル・マンを並行して実施する可能性は低い」

  • トヨタ、単一エンジン使用ならF1撤退

    トヨタ、単一エンジン使用ならF1撤退

    トヨタは、F1に単一エンジンが使用されるようになればF1撤退をも辞さない構えだ。

    先週、ジュネーヴで開催されたFIA会長マックス・モズレーとFOTA幹部との会談において、コスト削減が同意された。

    しかし、この同意に先立ち、自社で開発したエンジン以外でレーシングをするというコンセプトを恐れるトヨタを含む自動車メーカーによって具体的な脅迫があったようだ。

    ルカ・ディ・モンテツェモロとともにジュネーヴ会議に出席したトヨタモータースポーツ社長のジョン・ハウェットは、「トヨタにとって、それはF1を撤退する理由になるだろう」と語っている。

  • ティモ・グロック、中国GPを振り返る

    ティモ・グロック、中国GPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1中国GPを振り返った。グロックは、7位入賞で2ポイントを獲得。ドライバーズランキングで1ポイント差でマーク・ウェバー(レッドブル)を抜き、10位に浮上した。

    上海では7位に入賞し、更に2ポイント獲得しましたが感想はいかがですか?
    7位は満足がいく結果だった。レースの前までは難しい週末になっていたし、セットアップを改善するため多くの作業をこなさなければならなかったからね。予選後はいい気持ちじゃなかったけど、でもレースでは本当にがんばって攻めたし、戦略も完璧だった。今のように競争が激しいF1では、12位からスタートしながらポイント圏内でフィニッシュするのは簡単なことじゃない。それだけに私はハッピーなんだ。

    週末の最初の方で直面した困難とは?
    金曜日の滑り出しから、我々はクルマのいいバランスを見つけられなくて、私もどうにもしっくりときていなかった。前戦の富士スピードウェイとシンガポールでは、金曜日からある程度のペースで安定して走れていたんだけど、でも中国ではそうじゃなかった。今回のコースは我々に合っているはずだったから、ちょっと変な状況だった。特に軟らかめのタイヤから最高のパフォーマンスを引き出すことができず、それが予選順位となって表れてしまった。

    レースのスタートは良かったですか?
    悪くはなかったけど、ただし私の後ろからスタートしたルーベンス・バリチェロが1コーナーの混乱の中、私の前へ行ってしまった。ヤルノがセバスチャン・ブルデーにぶつけられてしまったため、私が順位を2つ上げることになった。でもチームメートを犠牲にして順位を稼ぐなんてことはしたくないものさ。

    すぐにいいリズムで走れましたか?
    実際の所、燃料を重くして1回ストップ作戦を選択していたためかなり難しかったね。私の第1スティントは全車の中で一番長く、32周目まで引っ張ったんだ。このため序盤はクルマが非常に重くて、タイヤを温めるのにちょっと苦しんだ。2周目にマーク・ウェバーから追い越されたけど、彼を食い止めるために私にできることは何もなかった。彼は私より20周分も燃料が軽かったんだからね! 第1スティントの最後では私のクルマも軽くなったものの、ニック・ハイドフェルドの後ろに捕まってしまったため、クルマの軽さを最大限に生かすことはできなかった。ゴールしたときはロバート・クビサのわずか8秒後方だったから、もしかしたら彼の前の6位になれたかもしれないね。

    1回ストップ作戦は正しい判断だったのでしょうか?
    目標は常にポイントを獲得することだが、12番グリッドからのスタートではそれがかなり難しいことは分かっていた。だから1回ストップ作戦は間違いなく正しい判断だったと思うね。確かに燃料が重い状態で走る各スティントの序盤ではクルマのコントロールに手こずることになるけど、でも私は何周もそれなりに速いラップを記録したし、レースの終わりに向けて燃料が軽くなった際には自分の本当の速さを示すこともできた。最速ラップの順番では私は6番目だったし、それが我々に速さがあったことを示していると思う。また、12番手スタートで7位になったということは、我々の戦略が正しかったことを物語っている。

    極東へのマラソンのような長い旅は楽しめましたか?
    色々と興味深かったね。上海は素晴らしいイベントでF1にとっては本当に良かったと思う。またシンガポールや日本や中国の異なる文化を目の当たりにするのはいつも興味深いね。でも私は4週間半も旅をしていたから、今は自分の家の玄関を見るのが楽しみなんだ。ヨーロッパの食べ物を口にすることや自分のレクサスIS-Fをドライブすることは言うまでもないよ!

    残り僅か1戦ですが、今シーズンをどのように評価していますか?
    大いに楽しんだよ。何度か良い時とそうじゃない時があったし、時には不運にも見舞われた。でもシーズン中にかなり自分が向上したことを示せたのはプラスだったし、全体的には満足している。今シーズンに向けて自分で立てた“20ポイント獲得する”という目標は既に2ポイント上回っているけど、これはかなりポジティブなことだね。私の野望はトップに立つことだから、常に自分の内面からのプレッシャーはある。でもレースチームもテストチームもファクトリーのみんなも、とにかくチーム全体がしっかり私をサポートしてくれている。自分の後ろに彼らがついていると分かっているのは良いことだし、2009年は更に良いシーズンになるだろうと期待しているよ。

  • 小林可夢偉、GP2アジアシリーズ開幕戦で2位表彰台

    小林可夢偉、GP2アジアシリーズ開幕戦で2位表彰台

    トヨタF1チームのサードドライバーを務める小林可夢偉が、GP2アジアシリーズ開幕戦の第1レースで2位表彰台を獲得した。

    2シーズン目を迎えるGP2アジアシリーズが開幕。10月17日(金)から19日(日)にかけて、GP2アジアシリーズの第1大会が、中国の上海インターナショナルサーキットでF1第17戦中国GPの併催レースとして行われた。

    今シーズンのGP2アジアシリーズは、2008年の終盤、初開催となる上海で幕を開け、2009年の序盤にかけて全6戦で争われる。小林可夢偉は、2008年序盤のGP2アジアシリーズに参戦し、2勝を挙げ、シリーズ6位に入っている。

    その後、ヨーロッパのGP2シリーズに参戦した小林可夢偉は、シーズン後のGP2/GP2アジアシリーズのテストに参加。テストの全セッションでトップタイムをマークする速さを見せていた。

    17日(金)に行われた公式練習では、小林可夢偉がトップタイムをマーク。しかし午後4時から行われた予選では、セッション終了間際に逆転され、2番手。惜しくもポールポジション獲得は成らなかったが、最前列から第1レースに臨むこととなった。

    18日(土)午後4時に34周で競われる第1レース決勝がスタート。2番手グリッドの小林可夢偉は、そのポジションを維持してスタートを切ったが、2周目の第1コーナーで首位を奪取。その後、2位以下を引き離していった。しかし、2度に渡るセーフティカー導入で失った後続との差を再び拡げるべく、プッシュを続けた小林可夢偉は、ゴールまで残り4周となった第2コーナーで痛恨のオーバーラン。惜しくも一つポジションを落とし、2位フィニッシュとなった。

    19日(日)、スプリントの第2レースが行われた。第1レースの結果から上位8台が逆順でグリッドが決定され、小林可夢偉は7番手からスタート。1周目に前方を走行する車両がスピンを喫したため、この混乱を避けるようとした小林可夢偉はコースオフを余儀なくされ、ポジションを落としてしまった。

    その後もポジションを取り戻すべく走行を続けた小林可夢偉だったが、1周目のアクシデントの際に、他車の部品が小林のマシンのサスペンションに当たり、その影響でレース続行を断念。第2レースは16周リタイアに終わった。

  • トヨタ:グロックが2ポイント獲得(中国GP)

    トヨタ:グロックが2ポイント獲得(中国GP)

    トヨタは、F1中国GPの決勝レースで、ティモ・グロックが7位、ヤルノ・トゥルーリはリタイアに終わった。

    スタート直後の第1コーナーで、ヤルノ・トゥルーリはセバスチャン・ブルデーに追突され、マシンにダメージを負った。一旦ピットに戻りレースに復帰したが、その後すぐにガレージに戻り、無念のリタイアを喫した。

    一方のティモ・グロックは、燃料を重く積んでいたため、レース後しばらくはペースをあげられなかったが、1ストップ戦略が功を奏し、最終的に7位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。

    中国GPの結果により、トヨタはコンストラクターズチャンピオンシップで4位のルノーから20ポイント差となり、5位以下となることが確定した。

    ティモ・グロック  (7位)
    「最善を尽くした上での結果だから、満足しなくてはならないね。レース序盤で、タイヤを暖めるのに手こずったけれど、そこから調子があがって、良いペースを出すことができた。第1スティントの最後では、クルマはちょうど良い状態になっていたんだけれど、ピットストップからコースに戻ってきたニック・ハイドフェルドが前に入ったおかげで、それを生かしきれなかった。そのため、時間をロスしてしまったよ。それがなければ、たぶんロバート・クビサに追いつくことができたかもしれないけれど、最終的には再び速さを取り戻せた。今日は戦略がうまくいったよ。スタッフ全員に感謝を捧げたい。」

    ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
    「スタートラインから離れた後、セバスチャン・ベッテルとサイド・バイ・サイドで競り合ったんだけど、彼がイン側にいたから引き下がらざるを得なかった。そうしたら、突然セバスチャン・ブルデーが私のクルマの後部右サイドに追突してきた。その結果、クルマにダメージを負ってしまったんだ。今年、彼はスパの第1コーナーでも同じ事をして、私のレースを台無しにしているから、さすがにフラストレーションが溜まるよ。もっとポイントを獲得できる可能性が非常に高かったから、レースを続けられなくて残念だった。それでも、まだ1レース残っているから、今シーズンを少しでも上位でフィニッシュするために、ブラジルでは最後までプッシュしていくよ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ティモが見事に1ストップストラテジーを決めてくれ、12位から5ポジションを上げ、7位入賞してくれ、うれしく思う。重い燃料でスタート直後はペースを上げるのに苦しんだが、その後は順調に周回を重ね、特に終盤になっても攻めの姿勢を貫き、貴重なポイントを獲得してくれた。しかしヤルノが1ラップ目に追突され、車にダメージを受けリタイアに追い込まれたのは大変残念だった。次はいよいよ今年の最終戦ブラジルになるが、表彰台を狙うつもりで、最後までチーム全員で頑張る。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「今日は、ヤルノが他のクルマのおかげでレースを離脱する羽目になり、スタートから最悪の出だしとなってしまった。彼のモチベーションは非常に高かったし、トップ6に入れる可能性は高かった。ところが、彼のクルマは、車体と空力パーツを含む右サイド全体にダメージを負ってしまったために、ドライブできる状態ではなくなってしまった。ティモは、公式練習と予選のパフォーマンスを考慮に入れると、素晴らしい仕事をしてくれた。彼のドライビングは良かったし、ワンストップ戦略は成功だった。今は、両ドライバーともに、ブラジルでの最終戦に集中しなくてはならない。もちろん、我々は絶対に諦めないし、少しでも良い結果を目指して、全力で頑張るつもりだ。」

  • トヨタ:マシンバランスに苦戦(中国GP予選)

    トヨタ:マシンバランスに苦戦(中国GP予選)

    トヨタは、F1中国GPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが9番手で、2台揃って第2セッションへと進出した。続く予選第2セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが10番手のタイムを出し、第3セッション進出を決めた。

    一方、ティモ・グロックは13番手となり、最終第3セッション進出を逃した。予選第3セッションで、ヤルノ・トゥルーリは9番手のタイムを出した。

    明日の決勝は、マーク・ウェバーの降格により、ヤルノ・トゥルーリは4列目8番グリッド、ティモ・グロックは6列目12番グリッドからのスタートとなる。

    ヤルノ・トゥルーリ (9位)
    「今日の予選は厳しかったよ。昨日と今日の公式練習のパフォーマンスからは、もっと良い結果を期待していたんだけどね。でも、今日の午後になって、路面の何かが変わってしまったみたいだ。タイヤはさらに滑るようになり、グリップが失われてしまったみたいだったから、奇妙だったよ。明日はどうなるだろうね。公式練習では、力強い走行ができていたけれど、今のところ、天気が定かではないんだ。タイヤの扱い方に影響してくるから、暖かいコンディションになることを願っているよ。言うまでもなく、少しでも多くのポイントを獲得するためにプッシュしていくつもりだ。」

    ティモ・グロック (13位)
    「厳しい週末となってしまったよ。今日の午後の予選セッションは難しかった。週末を通して、クルマの適切なバランスを見つけるのに手こずっていた。予選の第1セッションと第2セッションの走行は問題なく、昨日に比べて良くなっていたんだ。けれど、ソフトタイヤの性能を引き出しきれなかった。トラフィックは問題なかったけれど、周回を重ねる度にクルマの感覚が異なっていて、良い状態に持っていくのが難しかった。週末を通して、適切なセットアップを見つけるのに苦労したけれど、明日のレースでは、順位をあげるために頑張るよ」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「我々の期待にそぐわぬ、残念なセッションとなってしまった。公式練習は順調で、特にヤルノは良かった。ティモは若干手こずっていたが、予選第1セッションでは良い状態を取り戻せたかのように見えた。しかし、予選第2セッションと第3セッションで、状況が悪い方向に行ってしまった。全セクターのタイムをまとめると、ティモは予選で10位以内に入れただろうが、ひとつの走行でまとめあげることができなかった。ヤルノに関しては、かろうじて第3セッションに進出することができた。これ以上述べるのは難しいが、何が起きたかを調べなければならない。ある時点において、非常に悪いセクターが何回かあり、解釈に苦しんでいるが、今夜のうちに作業をしなくてはならない。なお少なくとも、タイヤ選択に関しては明確である。予選でのベストタイヤは勿論のこと、明日のレースでのタイヤ選択もはっきりしている。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「午前の公式練習までは少々楽観的だったが、我々にとって厳しい予選結果となった。ヤルノは予選が始まってすぐにクルマのバランスが朝と異なっていることに気が付いたが、空気圧とフロントウィングのフラップ角度だけでは調整しきれず、予選9番手に留まった。逆に、ティモは朝に比べ、プライムタイヤでのバランスは良くなったが、オプションタイヤでグリップが出ず、予選第3セッションへ進出できなかった。明日のレースは、気持ちを切り替え、ティモには最適なストラテジーを準備し、二人のドライバーとチーム全員、一体となりレースを戦いたい。」

  • トヨタ、TF109を2009年1月16日に発表

    トヨタ、TF109を2009年1月16日に発表

    トヨタF1チームは、2009年型F1マシン“TF109”を2009年1月16日に発表することを決定した。

    発表会場は確認されなかったが、ケルンにあるトヨタのファクトリーで行われるのではないかとみられている。

    来年はレギュレーションが大幅に変更となり、オーバーテイクを改善させるためにダウンフォースが削られるため、2009年マシンは、現行マシンとは非常に異なるデザインがなされることになる。

    ヤルノ・トゥルーリは、今シーズンのトヨタにより満足していると語るが、より重要なのは来年すべてが正しく行われることがと感じている。

    「チームは、昨年と比べて大きな進歩を遂げ、非常に良い仕事をした。それは、段階的に行われている。僕たちはまだやることがたくさんあることをわかっている。」

    「レギュレーションが変更になる来年、それがみんなに大きな影響を及ぼすことは間違いない。そして、僕たちはそこから十分になアドバンテージを得るチームにならなければならない。」

    関連:トヨタ TF109

  • トヨタ:実りあるスタート(中国GP初日)

    トヨタ:実りあるスタート(中国GP初日)

    トヨタは、F1中国GP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが4番手、ティモ・グロックが11番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ
    公式練習1回目 18番手 1分38秒219
    公式練習2回目 4番手 1分36秒159
    「今日は、実りある良い一日だった。大体のところ、クルマの調子は良い感じだよ。機械系と空力系両方に関するテストを行い、セットアップとバランスに関して進歩を遂げることができた。異なるタイヤコンパウンドの挙動を調べるために、何本かのロングランも行った。今日はすべてが順調に進んだから、ハッピーだよ。後は、残りの2レースで出来る限りの力を出して、少しでも多くのポイントを獲得するよ。」

    ティモ・グロック
    公式練習1回目 16番手 1分37秒664
    公式練習2回目 11番手 1分36秒615
    「今日はクルマがドライビングしづらくて、両セッション共にやりにくかったよ。セットアップに関して、適切な方向性をまだ見つけられていないんだ。それに、適切なバランスを見つけるのにかなり手こずっているよ。けれど、今日集めたデータを基に作業に励んで、明日には改善できるように頑張るよ。ここのサーキットは2004年にジョーダンでレースをしたときから知っている。ここのファンの応援には感銘を受けているよ。今はとにかく、良い結果を目指すしかないね。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「全体的に見て、今日のセッションには満足している。今日は、良いパフォーマンスができた先週の富士と非常に似た金曜日となった。公式練習1回目では、両車ともに基本作業を行った。そのおかげで、公式練習2回目と残りの週末に向けたセットアップは順調だ。路面は良くなっていったが、いつもの上海ほどではなかった。今日は、タイヤに関する多くのデータを集めることができた。目立った問題もなく、クルマのパフォーマンスは、明らかに良い状態にある。ティモはクルマのバランスがうまくとれず、ヤルノよりも若干手こずっていたが、明日には改善できる自信がある。今は、週末に向けて集中し、富士のレースでのパフォーマンスを更に向上させるために努力する。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「上海での中国GP初日は、まずは順調にプログラムを進めることが出来た。午前は主にエアロのバランスのチェック、午後はタイヤの評価を中心に行った。午前のセッションでは、埃が多い、グリーンなトラックでハンドリングのバランスを取るのに苦しんだが、路面が良くなっていくのと共に、バランスの改善も進めることが出来た。まだやることはたくさんあるが、様々な可能性を考え、残る2戦も全力で予選、レースを戦い、いい結果を出したい。」

  • ヤルノ・トゥルーリ、F1日本GPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ、F1日本GPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリが、トヨタF1チームのホームグランプリであり、5位入賞を果たした富士スピードウェイでのF1日本GPを振り返った。

    富士スピードウェイでは5位入賞を果たし4ポイント獲得しましたが、あなた自身は更に良い結果を予想していたのでしょうか?
    日本のファンのみんなに表彰台をプレゼントできるかもしれないと願っていたんだ。でも自分にできることは最大限にやったし、我々が達成できた最高の結果が5位だった。私は激しく4位を争っていたが、残念なことにルノーが非常に手強く、ネルソン・ピケJrが最後のピットストップの際に私の先に行ってしまった。4ポイント獲得したが、私はもっと多くを期待していた。

    レースは如何でしたか?
    今シーズン、我々のスタートは強みの一つになっているが、今回もまた良いスタートが切れた。ターン1への進入はかなりの接戦で、私は2〜3台のクルマと競っていた。先頭の数台がコーナーを大回りした隙に、私は4位に浮上した。1コーナーでかわしたうちの1台はキミ・ライコネンだったが、彼はその後順位を挽回するため激しく仕掛けて来た。我々は良いバトルができたが、8周目に彼に先を行かれてしまった。それでも我々はかなり競争力が高く、レース後半は再び4位争いをしていた。その時の相手がピケだった。クルマは全体的には申し分なかったが、気温が低く、それがTF108の特性にしっくりとこなかった。そのためずっとバランスが完璧ではなく、最後のピットストップの際にピケに先行されたのもそのためだった。

    気温の低さは週末を通じてずっと懸念材料だったのでしょうか?
    そうだね。金曜日はそれ程良くなかったし、土曜日の午前中のフリー走行はウェットになってしまった。でも最終的に私は別の方向のセットアップを試し、そして良いやり方を見つけていたんだ。予選の前にクルマを変更し、いくつか細かな点を調整したらそれが大きな改善につながったから、かなり私の気分も良くなっていた。その時点まではとにかくクルマのセットアップだけに集中し、特に速いラップタイムは狙っていなかったんだ。でも予選の時間がやって来たときは準備ができていたよ。

    何を克服しようとしていたのですか?
    高速コーナーと低速コーナーのバランスが良くなかった。高速コーナーではアンダーステアなのに低速コーナーではオーバーステアに悩まされていたんだ。特に最後のセクターでね。その両方を上手くバランスさせるのが難しく、当初はなんとか妥協点を見つけようと試みたが上手くいかなかった。我々は別の方向で対策を考え、そしてようやく予選で非常にいい状態になった。私は7番手、ティモが8番手からのスタートだったから、全体的に我々はかなりいい状態だったね。

    予選第3セッションの走行では、タイムに2秒程バラツキがありましたが、1回目のアタックでは何か問題を抱えていたのですか?
    オーバーステアがひどかったんだ。バランスは予選第2セッションと同じだったが、タイヤが違っていたし、搭載燃料の量は大きく異なっていた。私はタイヤのせいに違いないと思ったよ。実際、最後のアタックで軟らかめのタイヤを履いたら、幾分普通の状態に戻ったからね。あれはちょっとおかしな状況だった。というのも第2セッションでは、コンマ2〜3秒速いフェラーリとマクラーレンを除いて、ほぼ全員のタイムを上回ったのに、第3セッションで燃料を積んだ途端、ルノーのフェルナンド・アロンソが台頭してきて、更にはロバート・クビサまでもが上に来たんだからね。

    富士スピードウェイでの予選第1セッションでは、全20台が2秒未満の中に収まっていました。これについてはどう思いますか?
    その事実は、どれほど全ドライバーと全チームの競争が激しいのかを如実に示していると言えるね。全員が高いレベルで競っているんだ。今シーズンは、細かな部分全てをきっちりと準備しておくことがとても重要になっている。ほんの些細なことがトップ6とトップ10程の違いになって表れるからね。今シーズンの我々は完璧な週末を送れた時は表彰台でフィニッシュできたが、我々に都合良く進まなかった幾つかのレースでは、単にポイント圏内に入るためだけでも大変なバトルが必要だった。各チームが非常に接近しているため、常に最大限にプッシュしなければならないんだ。こういう状況は私には合っているし、それが私の仕事のやり方でもあるんだけどね。来年は大きな変更があり、もしかしたらもっと各車の差が広がるかもしれない。来年は一番前で戦えるよう、我々は既に正しい方向を見出すべく仕事に取り組んでいる。

    富士スピードウェイについてどう思いますか?
    施設が立派だね。それから一つ言っておきたいんだけど、ウェットで走るよりドライで走る方が遥かに良いね!全体的に言って、私は日本でレースするのが好きなんだ。ファンのみんながいつも私をサポートしてくれるし、人々は常に礼儀正しい。またサーキットも良いからね。実際の所、私は富士でも鈴鹿でも別に気にしていないんだ。両方とも雰囲気が良いからね。

    残り2戦の目標は?
    現段階でルノーが我々を16ポイント上回っているから、コンストラクターズ選手権4位はかなり難しくなってように見える。我々は絶対に諦めないが、ただしこれは大きな挑戦だと言わざるを得ない。中国とブラジルでは可能な限り多くのポイントを獲れるよう頑張るよ。いずれにせよ今シーズンは昇り調子で終えられるはずだ。今年はほぼどのサーキットに行っても競争力があったからね。そういった戦いの中にいるとみんなのやる気が高まるし、全員が最終戦の最後のラップまで可能な限りの力で頑張るつもりだ。

  • ヤルノ・トゥルーリ(中国GPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(中国GPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、中国GPへの意気込みと上海国際サーキットの特徴を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    「上海はおもしろいサーキットだよ。たくさんの低速コーナーを持ながら、長い高速コーナーも2つあるから、最適なセットアップを見つけるのは、かなりチャレンジングだ。そして、ターン13があり、ここでスピードを緩めてしまうと、ロングストレートで苦しむ羽目になるから、ここが良いラップタイムを出すためのキーとなっているんだ。中国では幸運に恵まれたことは一度もないけど、いつもここでのレースを楽しんでいるし、今年は、このコースで初めてポイントを獲得したいね。」

    「我々はこのシーズンずっと、かなりプッシュしているし、最後の2レースでもっとポイントを獲得して、少しでも上位で今シーズンを終えることに、まだまだ闘志を燃やしている。富士では最終的に5位になったけれど、地元のファンの前でもう少し良い結果を出したかったよ。日本では低い気温がクルマに合わなかったけれど、中国はもう少し暖かいはずだから、我々にとっては好ましいことだ。今週末に良い結果を出すために、闘志を燃やしているよ。」