カテゴリー: トヨタ

  • パスカル・バセロン Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    パスカル・バセロン Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    パスカル・バセロン (トヨタF1チーム シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー)

    “TF109”には何を期待していますか?
    コース上で直接ライバルとのパフォーマンス比較をするまでは、どのような能力が発揮できるか、正確な予測をするのは難しい。しかしながら、我々の目標は明確であり、トヨタのF1初勝利を目指して戦うことだ。2009年シーズンはこの目標へ向けて戦っていくが、加えて、表彰台の常連となり、選手権でトップ3に割って入りたいと考えている。それは容易ではないだろうし、F1が易しいカテゴリーになることなどないということも学んできた。しかし、我々は自分自身に高い目標を課すことを望んでおり、それを達成できる能力を秘めていると信じている。昨年我々は表彰台と予選最前列グリッドへと復帰した。その勢いを維持し、また今回のような大きなレギュレーション変更のチャンスを活かしていかなければならない。

    “TF109”にはどれほどのエネルギーが注がれたのでしょうか?
    我々は常に自分たちの最大限の能力を注いで作業を行っているが、今回は特に、レギュレーションの変更が非常に大きく、全てを再考しなくてはならなかった。そのため、このプログラムの全体は、過去私が関わったいかなる新型車プロジェクトよりも要求が厳しかった。このプロジェクトは、過去のどのプロジェクトよりも早い時期から開始され、2007年10月に、2008年のレギュレーションが確定するとすぐに、我々は“TF109”のプログラムをスタートさせた。我々は早めにスタートを切り、年間を通して、それ以前のシーズン以上に新型車の開発に多くのリソースを割り当てた。シーズン中は、“TF109”と“TF108”の開発を並行して行った。

    “TF108”と“TF109”の開発についてはどのようにバランスを取ったのですか?
    当然の事ながら1年を通しての挑戦であったが、非常に上手くこなせたと思う。“TF109”について一切の妥協をすることなく、“TF108”についてもシーズンを通して大きな改良を成し遂げた。昨冬に決定した開発スケジュールを守ることが出来たのは、関係したメンバー全員の誇りだ。2008年を通して多くのリソースを“TF109”の開発に集中させたが、その努力が報われることを祈っている。

    “TF109”には、どんな特徴を望んでいますか?
    もちろん速いことだ! それが我々の最優先項目だ。“TF108”の開発でも同様だったが、高い競争力を持つために、安定性と、セッティングの幅の広さを求めた。昨年“TF107”の欠点を分析したところ、安定性とドライバビリティに欠けていたので、“TF108”では、安定性を目標とし、その分野で大きな努力を重ねてきた。2009年シーズンに向けても、安定性には大きな重点を置いているが、それは理由が異なる。今年は最高速こそ昨年と同じようなレベルか、時には速くなるだろうが、ダウンフォースは小さくなる。そのため安定性が非常に重要になる。また、スリックタイヤが生み出す前後のタイヤのグリップ比も異なると予想しており、それも安定性に影響する。そのため、安定性の確保が“TF109”開発の主要な目的の一つとなる。

    レギュレーション変更への適合はどのくらい大変でしたか?
    1998年に車幅が変更されて以来、最大とも言える非常に大きなレギュレーション変更だったので、確かに大きなチャレンジとなった。しかしそれは、特に我々のチームが置かれた状況においては非常に興味深く、エキサイティングな経験でもあった。我々はF1の歴史においてはまだ若いチームであり、我々が参戦する以前から多くの経験を積んでいるライバルチームに追いつこうとしてきた。そして今、新レギュレーションの下で、全てのチームは白紙からスタートすることとなる。チームメンバーが、いかなる制約を受けることもなく自由に創造性を発揮させることができた。そしてそれは非常にやり甲斐のある開発であった。

    2009年型車両のダウンフォースは昨年型と比べてどの程度落ちるのでしょうか?
    新レギュレーションの目的は、2006年のレベルと比較してダウンフォースを50%削減するというものであった。しかし、その後誰もが懸命な努力で、失われたダウンフォースを取り戻そうとしてきた。それがエンジニアとしての我々の使命だからだ。我々は失われたダウンフォースのうち、一部を取り戻した。全てを取り戻すことは出来ないが、大きく進歩を遂げてきた。もちろん、まもなく新型車がコースでの走行を開始するので、その際に全てのチームがどれだけのダウンフォース回復を成し遂げているか予測できる。最終的にどうなるかを正確に語るのは難しいが、2008年よりはかなりダウンフォースは少なくなっているだろう。それだけは確かだ。

    それは2009年仕様の車両が遅くなるということを意味しますか?その場合、どのくらい遅くなると思いますか?
    難しい質問だ。なぜならそれは多くの未知の要因の組み合わせによるものだからだ。しかしながら、2009年仕様の車両が、以前の車両よりも大幅に遅くなることはないと考えるのが正当だろう。いくらかダウンフォースは失われることになるだろうが、チームの才能溢れるスタッフがダウンフォースを取り戻すべく作業を行っており、最終的に失われるダウンフォースは、当初考えられていた50%台には達しないだろう。また空力的なレギュレーション変更に加えて、スリックタイヤへの復帰も考慮しなくてはならない。スリックタイヤによりグリップが向上することで、低・中速コーナーでは速くなるはずだ。簡単に言えば、ある範囲では空力レギュレーション変更によりスピードが落ちるが、ある範囲ではスリックタイヤによって向上する。全体的に見て、2009年仕様の車両は、2008年の車両と比べても大幅に遅くなるようなことはないだろう。

    多くのレギュレーション変更を考慮すると、今年それぞれのサーキットで理想的なセットアップを見出すのは難しくなるのでは?
    もちろんだ。車体の変更と、スリックタイヤへの移行によって、セットアップの最適解を見つけ出すのは大きなチャレンジになるだろう。今季我々はセットアップを決める範囲が広がると見ている。比較的レギュレーションが安定していた、過去数年のような期間は、それぞれのサーキットにおいて、狭い範囲の中で最適なセットアップを決めることは極めて易しかった。今年我々は、まだ研究中の多くの要素があることを考慮に入れ、より広い範囲の中から正しいセットアップを見出さなければならない。シーズン前のテストでは、セットアップの範囲を狭めるための情報を集めるのが、我々の主な仕事の一つになるだろう。しかしどのグランプリでも、正しいセットアップを見出すために、公式練習が更に忙しくなるということだけは間違いない。

    関連:トヨタ TF109

  • ジョン・ハウエット Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    ジョン・ハウエット Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    ジョン・ハウエット TMG社長の2009年プレビュー

    来るシーズンにおけるチームの目標は何ですか?
    目標は明確だ。我々は初勝利を望んでいる。初勝利へ向けて戦う為に、出来る限り最高の位置にいられるように、常に表彰台を狙い、多くのポイントを獲得する必要がある。

    チームは勝利の準備が出来ていますか?
    我々は勝利を切望しており、準備も出来ている。その点については疑いの余地はない。新しいレギュレーションにより新たな挑戦が必要となるが、同時にチャンスも与えてくれる。我々は、素晴らしい才能を持ったメンバー、そして成功に向けたモチベーションといった、勝利に必要なものを全て兼ね備えており、それが現実となる日は近づいている。

    パナソニック・トヨタ・レーシングにとって8年目となるF1シーズンには、どんな特徴がありますか?
    我々は今まで以上に強い状態で2009年に臨むことになると信じている。これまでの7年間に我々は膨大な量の学習をしてきた。それらの積み重ねによって、結束し一体感のあるチームになった。F1に参戦して最初の数年に比べれば、現時点での我々は明らかに多くの経験を積んできている。そして絶えず拡大していく知識のデータベースにより、コース上でのパフォーマンスが何によって左右されるのか、より良く理解できるようになっている。我々は全ての分野で進化していくために着実な努力をしているチームであり、我々は勝利を心から切望している。

    大きなレギュレーション変更はトヨタにとって有利でしょうか?
    大きなレギュレーション変更はリスクとチャンスを併せ持っているが、それは全てのチームに同じ条件だと思う。弁解するつもりはない。適切に仕事をすれば、我々のポテンシャルを成功に結びつけるチャンスだ。しかしながら、それはどのシーズンにおいて同じだとも言える。総体的に見ればレギュレーションの変更は、いつ誰が成功する、しないということについて、平等に影響をもたらすと考えている。

    ドライバーラインナップには満足していますか?
    ヤルノとティモの組み合わせには非常に満足している。それは経験豊富なドライバーと若手ドライバーという理想的なバランスで成り立っているからだ。昨年見せた、彼らの協力体制には非常に満足しており、彼らがドライビングという点で我々のパフォーマンス向上に大きな役割を果たしたことには疑いはない。我々が2人の非常に速いドライバーを擁しているということは昨年の戦いぶりで明らかだろう。彼らは予選で好位置を得、レースをハードに戦い、ライバルからの追撃を抑え、追い越しのシーンも見せてくれるなど、そのパフォーマンスには満足している。加えて、彼らは共に働くのが楽しい人間であり、それ故にスタッフは皆幸せだ。

    経済的には、チームの未来は安泰と言えますか?
    このチームには非常に頼もしい将来がある。鍵となるのはF1が、トヨタが期待している価値や見返りを持ち続けるかということだ。もしF1がモータースポーツの頂点であり続け、真の技術的な挑戦の場であり続けるなら、チームの将来は長く、明るいだろう。もしこのスポーツに、そうした要素がなくなる、もしくはコンポーネントの標準化があまりに多くなるようであれば、F1は他のレースシリーズと変わらないものになってしまうだろう。そうなれば、F1は単なるスポンサー媒体となり、関心はは急速に失われると思っている。しかし、FOTA(F1チームアソシエーション)はF1のDNAを維持したまま、重要なコスト削減を成し遂げ、それは現在の経済情勢において極めて有益なものだ。

    世界的な経済問題は、チームとF1全体にどのような影響を与えますか?
    世界的な経済の情勢はすべての人に影響を与える。世界的な経済情勢が今のような時、大半のスポーツは影響を受けることになるだろう。しかしながら、F1は、その世界中に届くという、確固たるポジションにある。もし非常に狭い地域のみに合わせたスポーツであれば、このご時世で影響を大きく受けるだろうが、そうした影響は、地域によって内容も、程度も異なる。個人的な意見としてはトヨタとF1の双方ともに、比較的危険性にさらされる可能性は低いと思う。実際のところ、今後数年のうちに、F1の人気を強固に出来ない、もしくその人気を高めることが出来ないという理由はない。

    どのようにして、パフォーマンスを犠牲にせずコスト削減を実現するのでしょうか?
    F1に限らず、モータースポーツ全体にわたって、全てのチームがより少ないリソースでやりくりしていると思う。何がコストを押し上げているのかについて、詳細な知識を得ることは非常に重要だ。そして、何が価値やパフォーマンス向上をもたらしているのか、優先順位をつける必要がある。加えて、節約を是とする企業は無駄を減らし、常に改良を続ける文化を持たなくてはならない。幸運なことに、これらの全ての要素は、トヨタが、業績が好調なときでさえ特に重視するものである。だから我々は健全な体制でいられるという自信がある。トヨタ・ウェイの基本原則は厳しい時期を乗り越え、更に強く、競争力の高い組織になるための助けとなるであろう。

    12月に、コスト削減に関する合意が成されたことには満足していますか?
    F1のDNAを残したまま大きくコストを削減するという、前向きで、重大な決定であり、トヨタにとっても非常に重要なものだ。FOTAのメンバーはこれを達成するために懸命な努力をしてきた。協力し建設的な対話を重ね、真の進歩を成し遂げようという、共通意識による成果だ。その過程と結果には満足している。また、同様にFIA世界モータースポーツ評議会が、FOTAの提案を素早く、前向きに支持したことを嬉しく思っている。

    経済状況を考慮したとき、パナソニックとデンソーによる長期契約についてはどう思っていますか?
    パナソニックやデンソーのような企業から長期に渡るパートナーシップという形で多大なサポートをしていただけることは、非常に幸運だった。それは世界有数の大企業との素晴らしい協力体制だ。我々は先端技術に対して、非常によく似た価値観と情熱を共有している。パナソニックとデンソーは我々に最先端の技術をもたらし、サーキットでの成功について真の貢献を果たしてくれている。特にパナソニックに、メインスポンサー契約を、我々がF1での10年目を迎える年まで延長して頂けたことを嬉しく思っている。このような誠実なパートナーと長期に渡る協力体制を続けられることを名誉に思い、大変感謝している。また、新たなパートナーも迎えることとなっている。今年、キムジーがスポンサーとして加わることを歓迎すると共に非常に嬉しく思う。

    関連:トヨタ TF109

  • 山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 TMG会長 兼 トヨタF1チーム代表

    2009年の目標は?
    我々の今年の目標は、トヨタにとってのF1初勝利を目指して戦うことだ。私が2007年にTMG会長兼チーム代表に就任した時、私の任務は1年目は状況を確かめること、2年目は改善することであり、そして3年目に成功したいと述べた。今年はその3年目のシーズンとなるが、私にとっての目標は明確であり、レースに勝ちたいということだ。もちろんこれまでも全てのレースで勝つために挑戦を続けてきたが、残念ながらまだそれは成し遂げられていない。我々の目的はどのレースにおいても明確であり、勝利を挙げること、もしそれが叶わなければ表彰台でフィニッシュしたいということだ。トヨタは非常に高い野心と共にチャレンジングスピリットを持っており、我々は常に高みを目指している。

    2008年シーズンの結果には満足していますか?
    もちろんあのような大きな改善が遂げられたことは嬉しく思っており、表彰台や予選最前列グリッドを再び獲得できたことにはとても満足している。しかしながら、我々はそれ以上を望んでおり、レースでの優勝や、チャンピオンシップを争いたいと思っている。我々は幾つかの素晴らしい週末を過ごしたが、上手く行かなかった週末のことを忘れてはならない。“TF108”は全体的に信頼性の高いF1カーだったが、我々はリタイアによって多くのポイントを失った。その点については満足していない。我々の目標は100%の信頼性であり、その目標に近づくために、対策を打ってきた。

    今年はチャンスがあると考えていますか?
    私は常に前向きであり、今年は大きなチャンスがあると固く信じている。“TF109”に対するチームの働きぶりには感銘を受けており、昨年我々は力強いチームワークと良好なコミュニケーションによって常に素晴らしい進歩を遂げてきた。F1は大変厳しいチャレンジが必要であり、公道用の市販車を作るのとは異なり、2週間毎に、世界中が見ている前で結果が試される。しかしそのことがチームを強くしてきた。私は、このチームが今シーズン良い位置につけられると信じている。

    現時点のドライバーラインナップを、正しい選択だと思っていますか?
    ヤルノとティモという今季のドライバーラインナップは間違っていないことを確信している。個人的には、トヨタはF1界でも最高のドライバーラインナップを持つチームの一つだと思っており、彼らが“TF109”で何を成し遂げてくれるのか、とても楽しみにしている。我がチームの2人のドライバーは昨年、競争力のあるF1カーさえあれば、世界で最高のドライバー達に伍して戦うことが出来るということを証明してくれた。だから今年の我々の挑戦は、彼らが昨年以上に対等に戦えるようなF1カーを用意することだ。

    小林可夢偉はどうですか?
    今シーズンも再びサードドライバーとして可夢偉を迎えることが出来て嬉しく思っている。彼は昨年1年の間に大きく成長し、今も学習と進化を続けている。私は昨年GP2とGP2アジアシリーズでの彼の成長をとても近くで見守ってきた。彼は昨年、幾つかの勝利を挙げ、素晴らしいシーズンを送ったが、彼の実力から考えれば、もっともっと良い結果が得られたはずだと思っている。トヨタに若い日本人F1ドライバーがいるというのは嬉しいことだが、可夢偉自身が、まだ懸命に努力を重ね、進歩し続けなくてはならないということを分かっている。

    パナソニック・トヨタ・レーシングに加わって2年が過ぎましたが、F1への挑戦を楽しんでいますか?
    F1での成功は容易ではないので、まさに挑戦という言葉がふさわしい。このことは、私がチームに加わってすぐに明らかになった。F1は、私がこれまでに経験してきたどんな仕事よりも、情緒に訴える仕事だ。なぜなら、シーズン中に17回も公の場所で昂ぶったり、意気消沈したりという経験をしてきたからだ。F1のそういった一面を私はとても気に入っている。

    サーキットであなたはどのように気持ちを表すのでしょうか?
    時々私はサーキットで自分の感情を表すことがあり、何人かのスタッフを驚かせてしまったと思う。レースが上手く進まなかったとき、チーム代表がガレージで何かを蹴っているというシーンを見慣れている人はあまりいないだろう。しかしそれだけ私が熱心にレースに関わっているということであり、我々が順調にレースを戦っているときは、私は笑顔でガレージにいる。それにより、チームメンバーはハードワークが評価されていると判るので、チームの士気を高めるのに役立ち、自分達の仕事内容についてもより深く意識するようになると思っている。よって、今シーズンはガレージでより多くの笑顔を見せられるようになるのを望んでいる。

    日本のトヨタからは完全なサポートを受けていますか?
    トヨ)の役員達は絶対に諦めないようにと励ましてくれた。故に、我々は常に勝利を目指して戦っていく。現在のような経済情勢においても、トヨタは我々のチームを支え、彼ら全員が結果に注目してくれている。我々は、世界中のトヨタ従業員やトヨタファンから多くの応援メッセージを受け取っており、成功へ向けて可能な限りハードにプッシュする為のやる気を与えてくれる。それはポジティブなプレッシャーにもなるが、我々はそれを望んでいる。

    関連:トヨタ TF109

  • トヨタ、パナソニックとの契約を延長

    トヨタ、パナソニックとの契約を延長

    トヨタF1チームは、チームのタイトルスポンサーであるパナソニックとの契約を2012年まで延長した。

    パナソニック株式会社とトヨタ自動車株式会社は、パナソニックがトヨタF1チームのタイトルスポンサーを継続することで合意に達し、契約を締結した。

    現在のタイトルスポンサー契約は、2009年末までであったが、今回の更改により、契約は2010年から2012年の3年間延長される。

    山科忠 パナソニック・トヨタ・レーシング チーム代表
    「この大変厳しい経済状況の中、パナソニック株式会社様にタイトルスポンサーを継続いただけたことに、心より感謝申し上げます。今年は、念願の初優勝に向け更なる努力を重ね、パナソニック様のご厚意に報いられるようにしたいと思っております。」

  • トヨタ、2009年F1マシン「TF109」を発表

    トヨタ、2009年F1マシン「TF109」を発表

    トヨタは15日、2009年の新型F1マシン『TF109』をインターネット上で初公開し、公式に2009年シーズンのスタートを切った。

    チームにとって8年目となる今シーズンのレギュレーション変更に対応した“TF109”がwww.tf109-premiere.comで独占的に公開された。“TF109”は、拡幅したフロントウィングや狭められたリアウィングなどの特徴を持ったモデルとなっている。

    本日“TF109”が初公開されたことにより、2007年10月に2009年シーズン向けのレギュレーション確定以来徹底して行われてきた開発プロセスは終わりを告げ、“TF109”は、1月19日(月)からポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで行われるシーズン前テストに参加することとなる。

    山科忠 トヨタF1チーム代表
    「我々の今年の目標は、トヨタにとってのF1初勝利を目指して戦うことだ。個人的には、トヨタはF1界でも最高のドライバーラインナップを持つチームの一つだと思っており、彼らは昨年、競争力のあるF1カーさえあれば、世界最高のレベルでの戦いが出来るということを証明してくれた。だから今年の我々の挑戦は、彼らが昨年以上の活躍が出来るようなF1カーを用意することだ」

    ジョン・ハウエット TMG社長
    「目標は明確だ。我々は初勝利を望んでいる。我々は勝利を切望しており、準備も出来ている」

    トヨタ TF109 画像

    トヨタ TF109 画像 トヨタ TF109 フロント画像 トヨタ TF109 サイド画像

    関連:トヨタ TF109

  • トヨタ TF109は、「超大作映画」風のデビュー

    トヨタ TF109は、「超大作映画」風のデビュー

    トヨタは、2009年の新型F1マシン『TF109』を伝統的な発表会の代わりに、インターネット上で映画の見立てた予告編に見立て、ワールドプレミアする。

    トヨタ TF109は、日本時間の15日(木)午後8時、www.tf109-premiere.comで披露する。

    これまで、新車を発表するプレシーズンイベントは、世界中のメディアを前に行われてきた。しかし、コスト低減を行いながらも、F1が何百万ものファンにその魅力をアピールし続けるため、パナソニック・トヨタ・レーシングは、今回新たな方法を取り入れる。

    パナソニック・トヨタ・レーシングの社長であるジョン・ハウエットは次のように語った。「F1を取り巻く環境は変わってきており、その変化は今も続いている。パナソニック・トヨタ・レーシングはF1に不可欠なDNAを維持しながらコストの低減を確実に図るため、我々は常に他の方法でも進化を模索している。ファンとモータースポーツへの情熱を共有するということは、我々にとって最優先すべきものの一つだ」

    「F1には世界中の、熱狂的に支持をしてくれる何百万ものファンが待ち受けている。そして彼らファンこそが、このスポーツのエネルギー源であることを忘れてはならない。特に2009年シーズンへ向けた新レギュレーションが、今シーズンへの期待感をもたらし、新車発表の興奮をファンと共有できるというのは重要なことだと感じている」

    「今はF1というスポーツにおいて重要な時期であり、今シーズンはファンに力強く、素晴らしいF1を見せられると固く信じている。そしてそれは www.tf109-premiere.comでの 新型 “TF109”の発表によって幕が上がる」

    ファンにとっては、“TF109”を初めて目にするだけでなく、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック、小林可夢偉とチームマネジメントからのコメントを、ビデオクリップ等を通じ生の声を聞ける機会となる。

    関連:トヨタ TF109

  • ジョン・ハウエット 「フェラーリの歴史的立場は承知の上」

    ジョン・ハウエット 「フェラーリの歴史的立場は承知の上」

    トヨタのジョン・ハウエットは、バーニー・エクレストンがフェラーリの優遇を暴露したことで、FOTAが分裂するようなことはないと語る。

    フェラーリの会長であり、FOTAの会長を務めるルカ・ディ・モンテゼーモロが、F1チームが受け取る報酬の額を増やすようにエクレストンに訴えたことに、バーニー・エクレストンは激怒し、フェラーリが年間8,000万ドルを余分に受け取る特別契約を結んでいることを明らかにした。

    しかし、FOTAの副会長を務めるジョン・ハウェットは、フェラーリの特別契約に特に驚かなかったという。

    「エクレストンは、FOTAを分裂させたかったようだが、FOTAのメンバーは透明でオープンな情報を共有している。フェラーリの歴史的立場は誰もが知っており、たいした意味はなかったよ」

    現在、F1収入の50%をエクレストンの会社が受け取り、残りはチーム間で分配されている。

    ジョン・ハウェットは、ルカ・ディ・モンテゼーモロと同じく、バーニー・エクレストンに渡る金の一部をチームやファンのためにF1に再投資するべきであると主張する。

    「残りの50%の付加価値は何だろう? それは我々に何をもたらすのだろう?そして、それはビジネスを強化することができるだろうか? F1をGP2タイプのシリーズからはっきり区別したいのであれば、コアのインフラやF1参戦者に再投資するべきだ」

  • トヨタ、ヤルノ・トゥルーリと小林可夢偉の交代を否定

    トヨタ、ヤルノ・トゥルーリと小林可夢偉の交代を否定

    トヨタは、2009年シーズン開幕前にヤルノ・トゥルーリと小林可夢偉が交代するとの報道を否定した。

    トヨタは既に2009年のドライバーラインナップを発表しているが、コスト削減の一環として高額な年俸のヤルノ・トゥルーリと若手で現在トヨタF1チームのサードドライバーを務める小林可夢偉を後退させるとの噂が流れていた。

    しかし、トヨタF1チームの代表であるジョン・ハウエットはこの噂を否定。

    「我々はヤルノ・トゥルーリとの契約がある」と一蹴した。

    また、トヨタは中嶋一貴を強力に支援していることでも知られている。現在、中嶋一貴はトヨタエンジンを搭載するウィリアムズに在籍しており、最近では、2010年にトヨタへ移籍する選択肢も考えていることを明らかにしている。

  • トヨタ、1,500億円赤字もF1撤退は否定

    トヨタ、1,500億円赤字もF1撤退は否定

    トヨタは、大幅な赤字に関わらずF1撤退について否定した。

    トヨタ自動車は22日、2009年3月期決算の業績予想を下方修正し、1,500億円の赤字を発表した。しかし、渡辺捷昭社長は「当面はコスト削減を考えつつ戦っていく」と改めてF1継続の意向を示した。

    11月時点では6,000億円の営業黒字になるとしていたトヨタだが、新車販売の低下に急激な円高も重なり、収益が悪化した。トヨタはすでに請負仕事、生産、役員のボーナスを含む賞与の削減を行っている。

    渡辺社長は「経営環境は、かつてない緊急事態に陥っている。残念ながら、底が見えない」としながらも、「モータースポーツに関心ある若者も世界中に多く、大事にしていきたい」とF1撤退を否定。

    しかし、「今のレベルでやっていくことは大変厳しい」と、F1にかかるコスト削減の必要性を訴えた。

    今月5日には、ホンダが9年間にわたるF1活動からの撤退を発表している。

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • トヨタF1、2009年は完璧な信頼性を目指す

    トヨタF1、2009年は完璧な信頼性を目指す

    トヨタF1チームの代表である山科忠は、新しいレギュレーションの導入に関わらず、2009年は完璧な信頼性を目指していると語る。

    2008年シーズン、トヨタは2年ぶりに表彰台を獲得するなどポジティブな結果を残し、コンストラクターズチャンピオンシップを5位で終えた。

    山科は、信頼性の問題によりチャンスを逃したと認識しており、ポジティブだった2008年を振り返るのではなく、2009年は信頼性を改善させ、トヨタ初勝利をおさめるために集中しなければならないと語る。

    「シーズンのポジティブな面に浸っていてはいけない」

    「トヨタのF1での目的は勝つことであり、2008年は達成できなかった。例えば、富士スピードウェイでは、予想していたよりも期待はずれな結果だった」

    「他のチームと比較すれば、我々の信頼性は良かったと思う。しかし、我々は問題によって何度かポイントを失ったし、どんな信頼性問題も起こさないよう努力しなければならない。チャンピオンシップでは失ったポイントが非常に高くつくことがある」

    「100%の信頼性を目標とすることで、我々のドライバーは信頼して委ねることができる。たとえ、非常に大胆な目標だとわかっていても、我々はそれを達成するために全力で働いている」

    山科は困難な2007年シーズンのあとで、チームが昨シーズン達成したことに誇りを持っていると語る。

    「2008年のチームの進歩を非常に誇りに思っている。我々は、表彰台に戻るという1つの目標を達成した。そして、いくつかのレースを上位で戦い、多くのポテンシャルを示すことができた」

    「しかし、まだ多くの仕事があるし、レースに勝って、ワールドチャンピオンシップを戦うという目標を達成できるようにこのような大きな進歩を継続しなければならない」