カテゴリー: トヨタ

  • ヤルノ・トゥルーリ、F1トルコGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ、F1トルコGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリが、F1トルコGPを振り返った。スペインGP、モナコGPとノーポイントに終わっていたトヨタだが、トルコGPではトゥルーリが4位、グロックが8位とダブル入賞。復調の兆しをみせた。

    トルコGPの週末は如何でしたか?
    今回の僕たちは、本来の調子を取り戻し、トルコGPで再びグリッド上位で戦うことができて良かった。モナコの後、すぐにトップ5に戻れたのは素晴らしいことだよ。これはパフォーマンスを向上させるために本当に一生懸命仕事をしてくれたチームのお陰だ。僕たちはトップのクルマからそれほど大きく離されていなかった。現状ではまだ、縮めていかなければならない僅かなギャップがあるものの、僕たちは正しい方向へ進んでいる。

    モナコの後、チームはどのようにしてこれほど大きく流れを変えることができたのでしょう?
    これが実現できたのは、モナコ後のチーム全員が膨大な仕事をこなしたからだ。モナコは1回限りの特殊なレースだから、僕たちとしてはトルコで同じ問題が繰り返されることはないと確信していたけど、この問題を成り行きにまかせることはできなかった。僕たちはフロントとリヤのウイングへの変更を含むアップデートを幾つか行った。それがトルコGPで更なるパフォーマンスをもたらしてくれたんだ。スタートを含め、クルマ全体にわたって数多くの部分を改善した。お陰で日曜日のレースでの僕のスタートは素晴らしいものになった。ティモと僕は、どこを改善することができるのかを理解すべく、チームと一緒に仕事をしてきたが、トルコで僕たちが手にした結果は、そうした努力に対する嬉しいご褒美だね。

    トルコでは、走り出しからすぐにクルマの競争力の高さを実感できましたか?
    通常、自分(のクルマ)に競争力があるのかどうかは、最初のフリー走行ですぐに分かる。トルコでの僕は最初の段階からかなり満足できていた。僕たちは明らかに競争力が高かったし、すぐに自分たちがトップ10に入れると自分にも分かったよ。フリー走行を通じて、僕たちは更なる競争力をクルマから引き出していき、そして予選では、タイヤの状況がややいつもとは違ったとは言え、ポールポジションからそれほど離されなかった。

    イスタンブールでのタイヤの状況は如何でしたか?
    普通なら、1周のパフォーマンスに関しては、軟らかめのタイヤの方が明らかに優れている。しかしトルコの予選時は、2つのコンパウンドにそれ程大きな差がなかったんだ。僕たちはあらゆる要因を間違いなくカバーしておけるよう、各セッションでハードとソフトそれぞれのタイヤを使ったが、各ラップタイムはかなり似通っていた。レースになるとタイヤ選択の判断はかなり明快だったし、どちらのタイヤもしっかりと機能してくれた。僕は最後の短いスティントでソフトタイヤを使ったが、僕がレース中、自身の最速ラップを記録したのは、硬めのコンパウンドを履いている時だった。それは全体で4番目の速さだったんだ。僕たちが本当の意味でかなり競争力が高かったことがここに表れている。

    レースは如何でしたか?
    僕にとってはエキサイティングなレースだった。全周回にわたってバトルを続けたからね。素晴らしいスタートを切れた僕は、1コーナーへの進入で2台のクルマをかわし、3番手になった。しかし、僕はブレーキがロックする問題を抱えていたため、(マーク)ウェバーを後ろに封じ込めておくことは不可能だった。その後、良いリズムで走ることができるようになり、(ニコ)ロズベルグと激しく順位を争い続けた。僕の方が前を走っていたが、彼の最初のピットストップが僕より2周遅かったため順位を奪われてしまったんだ。でも僕はあきらめなかった。第2スティントでは自分たちの方が多めに燃料を積んでおり、可能な限り彼の後ろに近づいて走り続けなければならないことは分かっていた。僕は、どの周回も予選のラップのように走ろうとして、ロズベルグに近い位置をキープした。その結果、最後のピットストップを行った際に僕が前に出ることができたんだ。僕が4位でフィニッシュできるよう、素晴らしい仕事をしてくれたピットスクルーのみんなを、大いに讃えたいと思う。

    シーズンここまでについてどう思いますか?
    ちょっとジェットコースターに乗っているような感じだったけど、今は、自分たちが間違いなく正しい方向に進んでいると信じている。現在コンストラクターズ選手権3位という事実が、僕たちのクルマがどれ程優れているかを示している。ただし、現状のラップタイムに関しては、非常に僅差の順位争いになっている。僕たちは現状の自分たちのレベルを維持するだけではなく、僕たちの先を行くチームにプレッシャーをかけるためにも、可能な限り短時間でクルマを開発していかなければならない。今シーズンは新しい空力レギュレーションが導入されたので、シーズン中に改善できる余地がとても大きくなっているからね。常に自分たちのクルマから更なるパフォーマンスを引き出していくことが、僕たちにとっての挑戦なんだ。

    シルバーストンで再び競争力を発揮できる自信はありますか?
    僕は楽観的な人間だから、イギリスGPに対しては大いに期待している。シルバーストンは僕たちのクルマにかなり合っているはずだし、トルコの結果から考えると、僕たちは良いレベルにいると思う。もちろん、改善を続けていく必要があるし、トップのクルマとの間には小さなギャップがあるが、チームはその差を縮めるべく開発に取り組んでいる。個人的には、シルバーストンに関して良い思い出は多くないが、今回はそれを変えようと決意を固めている。

  • トヨタ:ダブル入賞で復調の兆し (F1トルコGP)

    トヨタ:ダブル入賞で復調の兆し (F1トルコGP)

    トヨタは、F1トルコGPの決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが4位、ティモ・グロックが8位に入り、ダブル入賞を果たした。

    ヤルノ・トゥルーリ (4位)
    「レース結果にもクルマにも満足している。パフォーマンスの向上のために頑張って働いたので、表彰台を狙う位置に戻ったことは大変嬉しい。今週末は、エンジニアを含めチームで改良を重ねた結果、スタートに成功し、第1コーナーで2つも順位を上げた。ただ、1周目でブレーキ不足に大変苦しみ、4番手に下がってしまった。その後はリズム良くラップを刻み、ニコ・ロズベルグと激しく競い合った。最初のピットストップで、彼に前に出られたが、すぐに立て直し、2回目のピットストップで追い抜いた。路面にゴムが乗ってくると、最後まで競争力を高く保ちながら、上位争いができて楽しかった。今週金曜日より、感触が良く、適切なセットアップが見つかった。再び高いレベルで競い合うようになり、嬉しい限りだ」

    ティモ・グロック (8位)
    「13番手グリッドからのポイント圏内でのフィニッシュはたやすくはなかった。スタート直後はうまくいったが、第1コーナーで渋滞につかまり、他のクルマに押される形で外に出た。ここで順位を少し落とすことがなければ、もっといい結果だったかもしれない。だけど、クルマの調子は良く、また燃料補給も素早かったので、ポイントを取れたことは嬉しい。F1で好位置を得るのは難しいが、私たちの戦略は正しくて、ピットストップも素晴らしかった上に、セットアップもうまく機能したので、チームに感謝したい。ポイント獲得という決勝前の目標を達成できて満足。次のレースではもっと上を目指したい」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「50℃にも達する路面温度でタイヤの選択は限られてしまったが、ドライバーの頑張りと、ピットストップ作戦が上手く働き、2台揃って入賞し、ポイント獲得できた。新しく準備した空力パーツやセッティングが効果を発揮、レース中のタイムを見ても、クルマのスピードは本来のものに戻ってきた。もっとクルマを速くし、表彰台、そして優勝を目指して、次のイギリスGPに臨みたい」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「ドライバーが2人ともポイントを取ることができ、結果には満足している。再び上位争いに絡むことができたが、常に、この位置で戦いたいと思っている。昨日の予選を考えると、チームは精一杯やり、ベストな結果を引き出せたと思う。しかし、もちろん狙うは表彰台で、かなり良くなったとはいえ、もっとパフォーマンスが良くなるように、一生懸命頑張りたい。まだトップチームとの差があるので、次のレースではこれを縮めるつもり。シルバーストンは得意なコースであり、私たちのクルマにフィットするので、イギリスGPでさらに良い結果を出したいと思っている」

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  • トヨタ:トゥルーリが5番グリッドを獲得 (F1トルコGP予選)

    トヨタ:トゥルーリが5番グリッドを獲得 (F1トルコGP予選)

    トヨタは、F1トルコGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (5番手)
    「先回のモナコでは、厳しいレースだっただけに、今回の好結果は嬉しい。格段に良くなり、自分たちがいるべき上位に戻ることができて最高だ。ハードタイヤで速く走ることができたものの、オプションのソフトタイヤのメリットを最大限に引き出すことができず、タイヤの選択が難しかった。明日の決勝で好成績を目指すため、これを解析する必要がある。ポールポジションから遠くないスタート位置なので、決勝に期待が持てる。レースは長く、何が起こるか分からないが、表彰台に上れるように戦いたい」

    ティモ・グロック (13番手)
    「今日のセッションは簡単にはいかず、トップテンに入れなかったのは残念だ。午前中は速さを感じ、セットアップも上手く機能したので、予選に向け、クルマには満足していた。しかし、午後、少ない燃料で、ソフトタイヤで走ると、クルマはオーバーステア気味になり、午前中と同じようには感じられなかった。競争力は高いので、上位10番手に入りたいと思っていたが、予選第2セッション最終セクターでのミスからタイムをロスし、予選は思ったような結果にならなかった。モナコよりはオーバーテイクしやすいので、決してあきらめることなく頑張りたい」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「モナコGPが終わってから、問題の解決に努力し、新しいパーツを投入したため、モナコより明らかに良い週末だ。しかし、予選結果を手放しで喜ぶことはできない。予選前には、2台一緒のトップテン入りを狙っていたので、それがかなわず残念。ティモは、非常に速いラップタイムで競っていた最後のセクターでミスをしてしまい、13番という順位になった。ヤルノのパフォーマンスは予選中を通じ、とても高く、決勝グリッドの上位に再び戻ることができて嬉しい。トルコではもちろん、5位より上位の表彰台獲得を狙っていたが達成できなかったので、決勝では最善を尽くしたい。ソフトとハードが似たような性能を示しており、タイヤの選択が難しいが、レースでは様々な戦略が考えられそうだ」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「ティモが最終予選に進めなかったのは本当に残念だが、ヤルノが5番グリッドを獲得してくれた。40℃を超える路面温度の中でハードとソフト、2つのタイヤを使い分けながら戦いを進めた。ティモも予選第3セッションへ進めるペースで走行していたが、最終コーナーでブレーキをロックさせてしまい、僅差で最終予選に進めなかった。ヤルノは予選第2セッションで2番手につけ、スピードが戻った事をしっかり示してくれた。明日のレースは ヤルノは表彰台を狙う戦いを、またティモには戦略を練り、上位進出を目指す」

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  • トヨタ、新型ディフューザーとリアウイングを投入 (F1トルコGP)

    トヨタ、新型ディフューザーとリアウイングを投入 (F1トルコGP)

    トヨタは、F1トルコGPに新型ディフューザーとリアウイングを始めとする空力アップデートを持ち込んでいる。

    開幕戦からダブルディフューザーを使用しているトヨタだが、トルコではその形状を変更してきた。

    ディフューザー上部の形状をブラウンGPのようにY字型に広げ、中央部の間隔を大きくしてきた。

    またリアウイングのエンドプレートをディフューザーの位置まで延長。しかし、エンドプレート間でディフューザーが完結しているレッドブルとは異なり、エンドプレート後端のみを伸ばすことで、ディフューザーの中央部と外側の間の気流を整えている。

    また、モナコGPでは問題があり使用できなかった複雑な形状の翼端板を持つフロントウイングも持ち込んでいる。

    トヨタ 新型ディフューザー トヨタ TF109 ディフューザー
    左が新型ディフューザー、右がこれまでのディフューザー

    トヨタ TF109 (F1トルコGP)

  • トヨタ:F1トルコGP初日

    トヨタ:F1トルコGP初日

    トヨタは、F1トルコGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが6番手、ティモ・グロックが14番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (6番手)
    いつもの金曜のように、主にセットアップとタイヤの評価を集中的にやった。トラックは特に午前中、とてもほこりっぽく、少しグリップ不足に感じたが、想定の範囲内であり、明日はより良くなるだろう。新しい空力パーツは良く、残りの週末にかけ、前向きなサインだ。競争力のあるラップタイムを出せ、長距離の走行も上手く行ったので、明日も期待したい。今日のセッションには満足しており、上位を狙えるだろう。

    ティモ・グロック (14番手)
    ロングランにセットアップの比較と、通常の金曜のフリー走行だった。特に、ソフトタイヤを履いたときに、クルマのバランスが、少し難しかった。予選に向けて改良したい。午後のセッションのラップタイム僅差だったので、より速くなる可能性はある。独特のコースだったモナコの時よりチームは競争力があり、明日の予選で示したい。

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    得るものが多い日だった。導入した新しい空力パーツを上手く使い、思った通り、モナコのときより明らかに良かった。トルコの金曜日は、たいてい路面状況が大きく変化するが、今日の午前中もそうなった。午後のセッションでは、3番手から16番手までが0.5秒以内におり、たった10キログラムの燃料の違いで、順位が入れ替わることがある。まだ、結論は出せないが、確実に言えることは、モナコのパフォーマンスのレベルとは断然に違う。週末が待ち遠しい。

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    簡単には行かなかったが、まずまずのトルコGP初日となった。モナコのあと、急遽行った空力テストや、解析のおかげで、迷うことなくプログラムを進めることが出来た。唯一意外な点は、ソフトタイヤのグリップを充分に引き出せなかった事だ。多くのチーム同様な状況と聞いているので、上手く答えを見つけ、明日の予選でより上位のグリッドを目指す。

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  • トヨタ 「F1が勝者になるだろう」

    トヨタ 「F1が勝者になるだろう」

    トヨタのジョン・ハウエットが、F1トルコGPに期待するトヨタのパフォーマンス、また現在のF1の政治情勢について語った。

    トルコGPでのトヨタチームには、どのくらい勝ち目がありそうでしょう?
    トルコではかなり上位進出の可能性が高いと信じている。我々はコンストラクターズ選手権3位だし、モナコは例外だったが、今シーズン全てのコースにおいて高い競争力を発揮している。現在、我々のドライバーは2人とも非常に良いパフォーマンスを発揮しているし、通常のレイアウトのサーキットでは基本的に自分たちのクルマが強さを発揮できることがわかっているので、楽観的に考えている。

    モナコでのパフォーマンスが、あれだけ期待外れだったのはなぜでしょう?
    バルセロナの第3セクターは、あのコースの中で最も遅い区間だったが、そこで我々のクルマは予想していた程のパフォーマンスを発揮できなかった。そうした面がモナコでは一層誇張されてしまった。モナコは全体が低速のコースだからね。基本的に我々のクルマは低速区間をそれほど得意としておらず、この点については改善していなかければならない。

    その問題に対処するため、モナコ以降にどんなことをしたのでしょう?
    ケルンに戻ってチームは、モナコで何が起こったのかを理解すべく、これ以上ないくらい懸命に仕事をした。実際の週末のデータに基づいてモナコでの状況を分析し、それに基づき風洞試験を行った。そして更には直線走行による空力テストも実施した。現在、そこで得られた結果から解決策を開発している。

    バルセロナ以降、トヨタは上位陣の速さについていけなくなったのでしょうか?
    結果に関して言えば、この2戦は明らかに自分たちが期待していたことを実現できなかった。しかし私は、我々のクルマには本質的に高い戦闘力が備わっており、今後のレースではそれを証明する結果を得られると固く信じている。我々のクルマには、バルセロナでもある程度の競争力があった。特に1周のうちの中〜高速区間ではそうだった。残念ながらレースではスタートが上手くいかず、そのせいでヤルノはアクシデントに巻き込まれ、ティモは渋滞に捕まってしまうなど、妥協を余儀なくされた。我々がトップ6以内でゴールできる可能性は十分あった。もしそうなっていたなら、上々の結果と言えただろう。モナコでの結果は言うまでもなく受け入れ難いものだったが、あそこのコースは唯一無二の独特なレイアウトだし、トルコで我々は間違いなく再び競争力を発揮できると思っている。これからのレースでは毎戦、新しいパーツを持ち込むので、非常に近い将来、再びトヨタがトップ争いする姿を皆さんが目にできると私は信じている。

    F1の政治情勢は如何ですか?
    他のFOTAメンバーのチームと同じく、トヨタは2010年F1世界選手権への条件付きエントリーを提出した。我々としては、その諸条件が受け入れられることを願っている。まず、適切な統治を保証するため、今年の6月12日以前に全チームが新コンコルド協定に署名する必要がある。次に、2010年のレギュレーションはFOTAが提案した修正案を含む、今年のレギュレーションを基本にしたものでなければならない。

    トヨタはF1に対し、どれくらい強い姿勢で関わっているのでしょう?
    我々は常々“我々はF1に参加し続けたいと思っている”と言ってきたし、もしも我々の条件付きエントリーが受け入れられるなら、我々は少なくとも2012年シーズンの終わりまでは、このスポーツに関わり続けるつもりでいる。もしも実際にそうなった場合には、我々の将来に関する根拠のない諸々の噂も消えることだろう。

    FOTAは2010年のバジェットキャップに同意したのですか?
    いや、FOTAが提案した2010年レギュレーションには如何なる形のバジェットキャップも含まれていない。FOTAは支出をコントロールする理にかなった方策を提案した。これは非常にシンプルかつ実用的な方法で、同時に外部団体による高額になるかもしれない監査手法を避けることができるやり方だ。2010年レギュレーションに関して、我々は詳細な内容をまとめた提案を提出しており、我々としてはこれがF1に繁栄をもたらすと信じている。

    新規参戦チームに関しては如何でしょう? FOTAはF1に新たに参戦する各チームを支援するのでしょうか?
    新チームが参戦するのは喜ばしいことだ。ただし、我々は最初から全チームが同じルールの下で競い合わなければならない、という意志を明確にしてきた。経費削減はFOTAの根本的な理念の一つだし、我々はエンジンとトランスミッションのリースに関する経費を既に50パーセント削減しており、また、我々が提案した2010年レギュレーションでは、更に大幅な削減が提示されている。これらには、空力開発に関する制限、新素材の使用制限、そしてお金のかかる技術的行為の禁止が含まれている。例えば、ホイールリムを温める技術などだが、こうしたものはショーとしてのF1を盛り上げるために何の役割も果たさない。我々は、F1にエントリーし、参戦していくための経費を削減するために、数多くの効果的な施策を提案済みだ。

    ここまでの交渉はどのくらい困難なものでしたか?
    F1に関わる誰もが知っている通り、これは長く、そして時には困難を伴うプロセスだったし、まだ結論も出ていない。もし我々のエントリーに添付された条件が受け入れられるなら、F1が勝者になるだろうと私は信じている。FOTA内でこれまでにないレベルの結束を目にできたことは、この上なく喜ばしいことだった。当然ながら、コース上では我々はお互い競い合っているわけだが、私たち誰もが知っているこのF1というスポーツが、実現可能な形で確実に続いていけるようにするには、お互いが協力していく必要があることを全員が認識し、そして行動した。この組織の建設的かつオープンな雰囲気のお陰で、私は今後のF1の健全性に対して大いなる希望を持つことができた。

  • ティモ・グロック (F1トルコGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1トルコGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1トルコGPへの意気込みを語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    モナコは期待通りにいかなかったので、必死の思いでトルコに臨む。チーム全員がレースと成功に対し情熱があるので、モナコの週末は残念な結果であったが、一層結束力も高まった。自分でも出来ることをしようと、モナコGPの後は、ファクトリーでも、みんながチームの成功のために一生懸命やっているのを見てきた。

    今週末はまず、ポイント圏内に入りたいが、目標はそれよりずっと高く、表彰台を狙って戦っている。現在、接戦なので、何が起こるか、予想するのは難しい。大幅に良くなるはずなので、トルコではいい戦いを見せたい。

    開催日程:2009年 F1 トルコGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1トルコGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1トルコGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1トルコGPへの意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    今週末は、好成績を期待している。モナコはチーム全員に難しいレースだったが、もう過去のことなので、次のレースのことを考えている。モナコは独特なF1サーキットで、イスタンブールのコースとは違うから、今週末は、絶対にもっと競争力を発揮できると思う。

    チームがコンストラクターズ・ランキングで3位にいることは、今年の私たちは速いことを証明している。大切なのは、開幕4戦でのパフォーマンスレベルを取り戻すこと。イスタンブールで、これまであまりついていなかったが、その状況を変えたい。8コーナーは最も挑戦しがいのあるところで、速く走るためにバランスのいいクルマが必要なので、セットアップを適切にすることが大事だ。好成績を目指し、頑張っているから、フリー走行が始まるのが待ちきれない。

    開催日程:2009年 F1 トルコGP

  • ジョン・ハウエット、2010年のF1エントリーを語る

    ジョン・ハウエット、2010年のF1エントリーを語る

    トヨタのジョン・ハウエットが、2010年F1へのエントリーを語った。

    トヨタは、FIAの予算キャップ案に反対してF1撤退を示唆していたが、最終的に6月12日までにコンコルド協定のサインすること、レギュレーションを改訂することを条件に暫定的なエントリーを提出するというFOTAの決断に従った。

    条件付きのエントリーを提出しましたか?
    FOTAのメンバーである9チーム全てが提出した。我々はその1つだ。

    それは6月12日にコンコルド協定にサインすることと、FIAによってレギュレーションが改正されることを条件としています。この合意は良い進歩を果たしましたか?
    確信はしていないが、チームのポジションは明確だ。

    FIAから何か反応はありましたか?
    これまで、多くは得られていない。2010年の技術的な内容に関して、何度か非公式な議論はあったが、まだ正式な承認があったとは思っていない。

    2010年のレギュレーションにどのような改正を求めていますか? 予算キャップなしのコスト削減を求めていますか?
    その通りだ。建設的な多くの提案がある。それはかなり包括的な文書であるが、コメントすることは適切ではないだろう。それはTRWG(テクニカル・レギュレーションズ・ワーキング・グループ)を通過し、チャーリー・ホワイティングとFIAの技術委員会で議論され、考慮されることになっている。かなり広範囲なパッケージだ。

    それは、特定の非パフォーマンスと識別されるコントロールパーツを許可することを含め、以前のFOTAの提案をもとに作り上げられているのですか?
    その通り。それらの方針に沿っている。特定のマテリアルは、純粋にコストと無駄を削除するという活動プロセスのもとに制限される。私もFOTAのメンバーも素晴らしいシリーズになると信じている。

    予算キャップ、またはそのように呼ばれるものは、2011年のためにまだ議論中ですね。それに対するFOTAのポジションはどのようなものですか?
    FITAはコストを削減する建設的な方法において、メンバー間で非常に具体的な合意に達した。しかし、現時点では予算キャップに関して、議論されているとは思わない。

    2011年の規約で後日議論にのぼると思いますか?
    管理方式は、コンコルド協定のもとで効率的に管理されなければならない。我々は、規定変更が将来について建設的でポジティブな方法で管理される、永続性があり、スポーツを良い方向に発展させるレギュレーションが保証される正しい管理プロセスを期待している。

    2010年に参入する新チームのための譲歩はありますか?
    FOTAの見解では、そこに2つの焦点がある。1つは、我々は全員が同じルールで競争しなければならないと考えていること。2つ目は、誰もシリーズに加わる新しいチームに反対していないということだ。エンジンとトランスミッションをリースするコストを削減するためにかなりの努力がなされた。18ヶ月の期間で50%以上削減された。チームをサポートし、F1にアクセスし、エントリーするためのコストを削減するために多くの効果的な方策がなされた。

    全員がコンコルド協定にあと2週間でサインすると確信していますか?
    我々は商業的権利者と合意に向けて6ヶ月以上取り組んできた。文書は、多くの隙間が完全に削減され、成熟した段階にある。我々は基本的にそれができない理由はわからない。本当にプロフェッショナルでバランスのとれた文書だ。署名を渋ることはあるかもしれないが、個人的にすべての企業利益において協定を結ぶのを拒む理由はないと思う。

    現時点で、2010年に対する議論がなされる可能性はありますか?
    本当にわからない。全員がどれくらい心を開くかにかかっている。実際の提案をみれば、非常に具体的で建設的だ。

    なにか2011年に関しての提案はありますか?
    何もない。FOTAメンバーの間には、将来の明確なヴィジョンがあるが、今は既存のスポティングレギュレーションとテクニカルレギュレーションをもとにした2010年の改訂を提案した状況であり、そこにはスポーツ全体を永続されるコンコルド協定にサインするという明確な意向がある。いったんそれが達成されれば、発展的に新しい加入者をどのように取り組むべきか、彼らのためにどのようなサポートレベルを広げられるかをすぐに議論を始めることができる。コストにおいて、より少ない変化、より影響が低いことだ。

    ウィリアムズのFOTAからの一時的な除名はなにか影響はありますか?
    それが状況を変えるとは思っていない。我々のエントリーは、必要条件が満たされる前の条件付きのものだ。私が知る限りでは、ウィリアムズは、公表されたレギュレーションのもと、予算制限チームとしてチャンピオンシップにエントリーした。

    現在起きていることに関して、FIA会議は予定されていますか?
    いいや。我々はどのような反応があるか待っているところだ。

    FIAが拒絶した場合、そのあとはどうなりますか?
    当然、他のチームに代わってコメントすることはできない。さらなる重役会議が必要になるだろうが、我々の多くが、実際に状況が満たされない場合、真剣に選択肢を考慮しなければならないと感じている。

    全てが6月12日までに同意されると思いますか?
    それはFIAによって承認されたエントラントが発表される日付だ。

    決議されることを確信していますか?
    プレスリリースをみれば、我々全員が、政治的なポジショニングを止め、スポーツの改善に集中するためにFIAと協力的かつ積極的に働くことに目を向けていることがわかるだろう。それがFOTAが今年、ドライバーの有用性、テレビ放送の改善、より多くのテレメトリーデータともに、取り組んでいることだ。我々はただ同一のフィールドで競争し、全員が建設的に企業を経営し、専門的かつ正しい方法でどのように新しい参加者を統合するか議論したいだけだ。常に欠けているのは、分け前を増大させ、スポーツにおいて収益の残りがどのように再投資されるかを理解しなければならないということだ。

    商業的な権利所有者との交渉はどうですか?
    私が認識している限りでは、解決される必要がある3〜4つの小さな問題があった。率直に言うと、それらのほとんどはモナコでまとめられた。商業的な側から、問題を解決するには3〜4日もかからないだろう。

    FOTAの提案には、ジュニアドライバーのためのサードカーの条項はありますか?
    提案にはないと思うが、我々は常にFIAと商業的な権利所有者に、そこに懸念があるか、そして、彼らがさらなるクルマを運用することを望むのであれば、多数のチームがそれを行う気があることを述べている。

    2011年に新しいチームが参加するのを奨励していますか?
    新しいチームの参加については、FOTAからはいかなる異議もないと考えている。それをどのように管理するかは建設的に議論される必要がある。コンストラクターズチャンピオンシップの問題や歴史的にカスタマーカーに反対してきたウィリアムズのようなチームは、非常にそれを得意としている。新規参入者の数を満たすには、実用的な解決法を見つける必要のある問題がまだある。

  • トヨタ、富士スピードウェイでのF1開催の撤退を検討

    トヨタ、富士スピードウェイでのF1開催の撤退を検討

    トヨタが富士スピードウェイでのF1日本GPからの撤退を検討していると朝日新聞が報じている。

    トヨタは2000年に富士スピードウェイを買収。およそ200億円を投入して設備改修を行い、2007年から鈴鹿サーキットに変わり2年連続でF1日本GPを富士スピードウェイで開催した。

    F1日本GPは今年から鈴鹿サーキットが復活し、以降は鈴鹿と富士で隔年開催されることになっている。

    報じられたところでは、世界的な不況によりトヨタ社内でF1開催への出費を見直すべきとの動きが強まっているという。

    富士スピードウェイは、交通アクセスが悪く、バスで観客を輸送する、「チケット&ライドシステム」の運営費用も負担になっているとされている。

    富士スピードウェイのF1日本GP撤退が決まれば、今後はF1日本GPは鈴鹿サーキットで連続開催される可能性が高い。

    朝日新聞は、今年3月に先日発売になった新型プリウスの価格をすっぱ抜いており、情報の信憑性は高いものと思われる。

    トヨタは、2010年からF1に導入される予算制限に反対し、F1自体からの撤退も示唆している。2010年のF1エントリーの締め切りは本日29日。トヨタのF1活動の今後の動向に注目したい。