カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ ハースF1チームとの提携の一環でドライバー育成プログラムを新設

    トヨタ ハースF1チームとの提携の一環でドライバー育成プログラムを新設

    トヨタは、ハースF1チームとの業務提携の一環として、若手ドライバー育成プログラムを新設。世界の頂点を目指すドライバーを育てる。

    トヨタとハースF1チームは10月11日(金)、車両開発分野などにおいて協力関係を結ぶことに合意し、基本合意書を締結したことを発表。

    トヨタは、F1において日本の若手ドライバーやエンジニア・メカニックが経験を積み、成長する環境を整え、自動車産業の発展に貢献することを目指す。

    記者会見の会場には、ノーズとリアウイングにTOYOTA GAZOO Racingのロゴが掲載されたショーカーが用意された。

    会見に出席したGAZOO Racing Company プレジデントの高橋智也は「こちらのマネーグラム・ハースF1チームのレーシングカーには、TOYOTA GAZOO Racingのロゴが貼られています」とコメント。

    「『トヨタF1復帰!』と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません」

    「私たちTOYOTA GAZOO Racingはマネーグラム・ハースF1チームと若手ドライバーなどの人材育成およびマネーグラム・ハースF1チームの車両開発分野における業務提携に合意しました」

    「私からは、今回、なぜ業務提携をしたのか?について説明します」

    「私たちは、昨今、モリゾウこと会長の豊田の想いの下、レースの現場でクルマを『壊しては直す』を繰り返し、プロドライバーからのフィードバックを徹底的に市販車開発へ織り込む『ドライバーファーストのクルマづくり』を行ってきました」

    「そこで重要になってくるのが3つの要素、People、Pipeline、そしてProductです。Peopleは、ドライバーやエンジニア・メカニックの人材育成、Pipelineはデータ解析・活用術、Productは車両の開発です」

    「私たちは、今回の業務提携を通じて『People』をさらに強化し、マネーグラム・ハースF1チームがF1で強みを持つ『Pipeline』を学び、『Product』の開発に活かしていきます」

    「これらPから始まる3つの要素のうち、『People』と『Pipeline』に関して、みなさまに補足説明いたします」

    「まずは『People』についてです。みなさまもよくご存じの通り、F1は世界最高峰のモータースポーツです。
    F1でのドライバー、エンジニア、メカニックの活躍は子ども達にとって、夢や憧れ、目標となります」

    「将来の自動車産業を担う子どもたちに、そのような希望を与えることは非常に重要なことだと考えています」

    「そのために、TOYOTA GAZOO Racingは、マネーグラム・ハースF1チームとともに、『ドライバー育成プログラム』を新設し、世界の頂点を目指すドライバーを育てていくことにしました」

    トヨタ ハースF1チーム ドライバー育成プログラム

    「具体的には、TGRの育成ドライバーがマネーグラム・ハースF1チームのテスト走行に参加して、F1での走行経験を積みます」

    「この提携を通じて、将来的にF1のレギュラーシートを獲得できるようなドライバーを育成出来たら素晴らしいと考えています」

    「また今回、チャレンジするのはドライバーだけではありません。TGRのメカニックやエンジニアも世界最高峰のF1の舞台に、マネーグラム・ハースF1チームの仲間として加わります」

    「具体的には、マネーグラム・ハースF1チームから評価をいただいている私たちの『ものづくりの力』を生かしてF1レーシングカーの空力開発に参画し、極限の使用環境下を想定したシミュレーション、カーボン部品の設計・製造を行います」

    「続いて『Pipeline』について説明します。今回の提携を通じマネーグラム・ハースF1チームが強みをもつ『データの活用術』、たとえば、レース中に収集する膨大なデータを世界のさまざまな拠点へ共有し、即座に解析、
    レースの戦略立案へタイムリーに活かすノウハウなどを学びます」

    「さて、ここまで『People』と『Pipeline』を強化する話を差し上げましたが、これらは世界最高峰のレースの現場でマネーグラム・ハースF1チームと共に戦うことで初めて培うことのできる技術や知見です。その先に『Product』つまり、市販車へ学びをフィードバックできる人材が育つのだと信じています」

  • 豊田章男会長 「トヨタF1復帰」ではなく「世界一速いクルマに乗せる」提携

    豊田章男会長 「トヨタF1復帰」ではなく「世界一速いクルマに乗せる」提携

    トヨタの豊田章男会長が、ハースF1チームとの提携についてコメント。「F1撤退の決断は間違っていなかった」としながらも、「一番速いクルマに乗る道筋を閉ざしてしまっていたことを心のどこかでずっと悔やんでいた」と述べた。

    トヨタとハースF1チームは、車両開発分野などにおいて協力関係を結ぶことに合意し、基本合意書を締結したことを発表。トヨタは、F1において日本の若手ドライバーやエンジニア・メカニックが経験を積み、成長する環境を整え、自動車産業の発展に貢献することを目指す。

    豊田章男 会長(モリゾウ)
    豊田でございます。

    私はレーシングドライバーではありません。

    ですが一緒に走ってくれるレーシングドライバーは周りにたくさんいます。

    最近ではホンダで育ってきたドライバーたちもいれば、ずっとトヨタにいるレーシングドライバーもいます。

    レーシングドライバーたちと話していると感じること…それは…やっぱりみんな「“世界一速いクルマ”に乗りたい」と思っているということです。

    ドライバーとは“そういう生き物”なんだと思います。

    ですが、私はF1をやめた人…ドライバー達は、私の前で、その思いを素直に話すことができなかったんだと思います。

    そんな“わだかまり”みたいなものが、我々のピットにはずっとありました。

    今年の1月、やっと…普通のクルマ好きおじさんに戻れたと皆さんの前でお話ししました。

    普通のクルマ好きおじさんの豊田章男は、F1撤退で、日本の若者が一番速いクルマに乗る道筋を閉ざしてしまっていたことを、
    心のどこかでずっと悔やんでいたのだと思います。

    ただ…記者の皆さんが目を光らせているので、あえて付け足しますがトヨタの社長としては、F1撤退の決断は間違っていなかったと今でも思っております。

    先日、小松代表とお話しをさせていただきました。

    小松さん自身、大きな夢を切り拓いていらっしゃる方ですが、その後ろには、自由に夢を追いかけさせてくれたお父様がいらしたとのことでした。

    小松さんも私も、「今度は、我々が子供達に夢を追いかけさせてあげられる“お父さん”になりたい」という気持ちを共有しました。

    小松さん、本当にありがとうございます。

    今あちらにいるスーパーフォーミュラのドライバーたちはトヨタ勢もホンダ勢も、みんな子供の頃からカートに乗って育ってきました。

    彼ら彼女らに憧れてカートに乗っている子供たちも全国にたくさんいると思います。

    そんな子供たちを小松さんたちと一緒にもっと増やしていければと思っております。

    その前に、スーパーフォーミュラドライバーの誰かが、世界一速いクルマに乗る日も、実現していきたいとも思っております。

    小松さんMoneyGram Haas F1 Teamの皆さん、日本のモータースポーツ界のために、ぜひ一緒によろしくお願いいたします。

    そして…、メディアの皆さん!くれぐれも明日の見出しは「トヨタついにF1復帰」ではなく“世界一速いクルマに自分も乗れるかもしれない”と日本の子供たちが夢を見られるような見出しと記事をお願いします。

    これが本日の豊田章男の“思い”と“お願い”です。

    皆様どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

  • ハースF1チーム トヨタとの提携で「エンジニアリング能力を最大限に活用」

    ハースF1チーム トヨタとの提携で「エンジニアリング能力を最大限に活用」

    ハースF1チームは、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)との技術提携を発表。この契約により、ハースF1の「公式テクニカルパートナー」となるトヨタは、アメリカ資本の運営組織と知識とリソースを共有する関係になる。

    トヨタはハースF1チームに設計、技術、製造サービスを提供し、ハースはそれと引き換えに独自の専門知識と商業的利益を提供する。

    トヨタは現在、世界ラリー選手権、世界耐久選手権、世界ラリーレイド選手権に参加している。

    ヨーロッパの拠点はケルンにあり、2つのローリングロード風洞を備えている。また、2002年から2009年まで参戦したトヨタのF1チームの元工場でもあり、一度も勝利を収めることなくシリーズから撤退した。

    今回の契約の一環として、来週末のアメリカグランプリから、ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンがドライブするハースF1マシンにTOYOTA GAZOO Racingのブランドが掲出されることになる。

    数ヶ月前からこの契約締結に向けて動いてきたハースF1チーム代表の小松礼雄は、グリッドを押し上げるために戦う同チームにとって、これは重要な瞬間であると信じている。

    「ハースF1チームとトヨタが手を組み、この技術提携を結んだことに、非常に興奮しています」と小松礼雄は語った。

    「自動車業界の世界的リーダーが、我々の組織を支援し、並んで仕事をしてくれる。彼ら自身の技術とエンジニアリングの専門知識を開発し、加速させながら。それは、両者にとって明白な利益をもたらすパートナーシップだです」

    「トヨタが持つリソースと知識ベースを活用し、彼らの技術と製造プロセスから恩恵を受けることは、我々の発展に役立つでしょう。そして、F1での競争力をさらに高めたいという我々の明確な願いを叶えるでしょう」

    「その見返りとして、我々はトヨタが社内のエンジニアリング能力を最大限に活用し、さらに発展させるためのプラットフォームを提供します」

    小松礼雄は、エンジンやギアボックス、その他の部品を供給している長年のパートナーであるフェラーリから、トヨタとの提携について祝福を受けたと述べた。今年初めには、ハースもマラネロにあるフェラーリの風洞を使用する契約を延長している。

    「当然のことながら、F1や長年のパートナーであるスクーデリア・フェラーリのような方々からサポートを得られたことを嬉しく思います」と小松礼雄は付け加えた。

    「フェラーリとは今シーズン初めに新たな技術提携関係を結び、F1での成功を継続することを発表しました。ジーン・ハースとともに、特にステファノ・ドメニカリ(F1 CEO)とフレッド・バスール(スクーデリア・フェラーリ/チーム代表)に感謝したいと思います」

    「また、トヨタからは豊田章男(トヨタ自動車会長)、高橋智也(GAZOO Racing Company プレジデント)、加地雅哉(GAZOO Racing Company プロジェクトマネージャー)に感謝したいと思います。ハースF1チームの全員が、この新たな関係から生まれる共同作業の結果を楽しみにしています。早くスタートして、共通の野望を実現したいと願っています」

    TOYOTA GAZOO Racingカンパニープレジデントである高橋智也は、この提携が自社の発展に役立つと信じている。

    「ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingは、ハース車両開発などの技術提携を行うことで基本合意しました」

    「今回の提携にあたり、並々ならぬご理解とご協力をいただいたジーン・ハース、小松礼雄氏、ステファノ・ドメニカリ(F1 CEO)、フレッド・バスール(スクーデリア・フェラーリ チーム代表)、そしてチームの既存パートナーの皆様に感謝申し上げます」

    「モータースポーツの最高峰でハースF1チームと共に戦うことで、ドライバー、エンジニア、メカニックの育成を図るとともに、マネーグラム・ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingの力を強化し、モータースポーツと自動車産業に貢献していきたいと考えています」

  • トヨタ、ハースF1チームとの業務提携を発表

    トヨタ、ハースF1チームとの業務提携を発表

    トヨタとハースF1チームは、車両開発分野などにおいて協力関係を結ぶことに合意し、基本合意書を締結。F1において日本の若手ドライバーやエンジニア・メカニックが経験を積み、成長する環境を整え、自動車産業の発展に貢献することを目指す。

    トヨタ、クルマづくりに欠かせない「People」「Pipeline」「Product」の三要素を鍛えるため、モータースポーツ参戦を継続している。

    昨今、モリゾウこと会長の豊田の強い想いの下、レースの現場で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーからのフィードバックを徹底的に市販車開発へ織り込む「ドライバーファーストのクルマづくり」の取り組みを強化する上で、「People : ドライバーやエンジニア・メカニックの人材育成」を行いながら、「Pipeline : データ解析・活用」を行い、「Product : 車両開発」に生かす必要性がますます高まっている。TGRは、本提携を通じて「People」をさらに強化し、ハースF1チームがF1で強みを持つ「Pipeline」を学び、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを加速させていく。

    具体的には、TGRの育成ドライバー、エンジニア、メカニックがハースF1チームのテスト走行に参加。ドライバーはF1での走行経験を積み、エンジニア・メカニックは走行データなどの膨大なデータの解析ノウハウを学び、TGRにおける「Pipeline」の効果的な運用を目指す。加えて、TGRのエンジニアおよびメカニックがハースF1チームのレーシングカーの空力開発に参画。極限の使用環境下を想定したシミュレーション、カーボン部品の設計・製造を行うことで、世界最高峰のレースの現場で活躍し、培った技術や知見を市販車に反映できる人材の育成を目指す。

    トヨタとハースF1チームは、「人材育成を通じてモータースポーツ・自動車産業へ貢献したい」という想いを共にしながら、トヨタおよびハースF1チームのチーム力強化に向けて取り組みを進めていく。

  • キアヌ・リーブス トヨタGRカップでプロレースデビュー

    キアヌ・リーブス トヨタGRカップでプロレースデビュー

    ハリウッドスターのキアヌ・リーブスは土曜日にプロの自動車レースにデビューし、映画『マトリックス』のスターは有名なインディアナポリス・モータースピードウェイでスピンアウトした。

    トヨタGRカップのドライバーとして週末に1レースを終えた俳優のキアヌ・リーブスは、インディアナポリスで有名なロードコースのレイアウトで、見事に車での競争を体験した。

    レース後半にペースを上げた際、リーブスは車をハーフスピンさせながらもインディアナポリスの内側のバリアに接触することなく走りきった。 先行する他のドライバーによるアクシデントをうまく回避しながら、60歳のレーサーはイーグルキャニオンレーシングが準備したGR86を無事に走らせ、31位でスタートした順位を数つ上げて25位でフィニッシュした。

    「こんにちは、キアヌ・リーブスです。ゼッケンは92番です。今日の最初のセッションは最高でした」とリーブスは週末の早い段階で、シリーズのソーシャルメディアアカウントでインタビューに答えた。

    「わからないけど、楽しいから。レースは楽しい。みんなが楽しいと言うし、楽しいんだ」と彼は語った。

    レース2では、スパイク・コルベッカーが記録した1分39.595のポールポジションラップから6秒遅れの予選ラップで、リーブスは29番手からスタートする。2024年のGRカップチャンピオンに最近輝いたグレシャム・ワグナーが、フロントローで彼と並んでスタートする。

    また、YouTubeチャンネル「Dude Perfect」のCody Jonesも、シリーズデビューを果たすセレブリティルーキーの一人だ。週末の大半で、リーブスより常に少し速いペースで走っていたジョーンズは、インディアナポリスでのレース1を23位で終えた。

    キアヌ・リーブス

    「レースは楽しい」
    シーズン最終戦でシリーズデビューを果たすというのは、一見、理屈に合わないように思えるかもしれないが、GRカップシリーズの順位はほぼ決まっており、トヨタでの最後のレースよりも車のスピードが大幅に向上している。「楽しむ」ことが目的であれば、大きな問題もなくレースを終えることは素晴らしい結果だ。

    2016年に開催された、カリフォルニア州ロングビーチでの毎年恒例のワンオフレース「トヨタ・プロ/セレブリティレース」を覚えているだろうか。 2009年にこのレースでセレブリティ優勝を果たしたリーブスは、フロントドライブのサイオンtCクーペで狭い市街地コースを走った。これは、インディアナポリスでのGRカップカーのパフォーマンスとは大きくかけ離れている。

    リーブスは火曜日、共演者のサンドラ・ブロックとともにロサンゼルスで行われる映画『スピード』の30周年記念上映会に出席する予定である。

  • トヨタ 2026年にGRスープラで豪スーパーカー・シリーズに参戦

    トヨタ 2026年にGRスープラで豪スーパーカー・シリーズに参戦

    トヨタは2026年にスーパーカー・シリーズに参戦し、ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド(WAU)と提携してGRスープラで同シリーズに参戦することを水曜日に発表した。

    グリッドには日本製クーペが4台出場する。そのうち2台はWAU所属で、現在はチャズ・モスタートとライアン・ウッドの2台のフォード・マスタングが出場している。残りの2台は今後発表されるチーム所属だ。

    オーストラリアで長年市場をリードしてきたトヨタは、このカテゴリーに5年間の取り組みを約束しており、少なくとも2030年まではマスタングやシボレー・カマロのグリッドに並んでレースに出場することになる。

    この新型車の開発は、すでにトヨタ・オーストラリアのメルボルン拠点で進められている。この車には、公道走行可能なスープラ・モデルに搭載されている直列6気筒エンジンではなく、オールアルミ製クアッドカムV8の2UR-GSEをベースにしたエンジンが搭載される予定だ。

    「トヨタでは、20年以上にわたりスーパーカーへの参戦を検討してきましたが、今や適切な車、適切なチーム、そしてスーパーカー選手権との非常に強力なパートナーシップにより、まさに今がその時です」とトヨタ・オーストラリアのセールスおよびマーケティング担当副社長ショーン・ハンリーは語った。

    「これは本当に歴史的な瞬間です。私たちのGRブランドと高性能車は、トップレベルのモータースポーツに参加することで得た知識に基づいて構築されており、スーパーカー選手権への参入はそのつながりを強固なものにし、熱狂的なファンの幅広い聴衆にTOYOTA GAZOO Racingの興奮を披露する機会を与えてくれます」

    スーパーカーズCEOのシェーン・ハワードはトヨタの発表は「信じられないほどの名誉」だと語った。

    WAU は、ディック・ジョンソン・レーシングがフォードと、トリプル・エイツがシボレーと行っているのとほぼ同じように、トヨタのホモロゲーション・チームとなる。

    ウォーキンショー・グループはすでにトヨタと提携しており、メルボルンの拠点で米国製のタンドラ・ピックアップを右ハンドルに改造している。

    「2026年からスーパーカー選手権に参戦するトヨタ・オーストラリアとの将来を発表することは、ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドの全員にとって素晴らしい名誉であり特権です」とチームディレクターのライアン・ウォーキンショーは語った。

    「ウォーキンショー・グループを通じてトヨタ・オーストラリアと素晴らしい関係を築いてきましたが、そのパートナーシップをウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドにまで拡大できることを嬉しく思います。2026年以降も共に成功を分かち合えることを楽しみにしています」

    トヨタの参入により、2019年以来初めてスーパーカーのメーカーが2社以上になることになる。

    ボルボは2014年から2017年の3シーズンにわたってグリッドに参加し、日産は2013年から2019年までアルティマセダンで競争した。メルセデスベンツもカスタマーベースでグリッドに登場し、エレバスモータースポーツは2013年から2015年までEクラスセダン2台でレースに出場した。

    トヨタはすでに、86台のスポーツカーが並ぶトヨタGRカップ・オーストラリア・ワンメイクシリーズを通じてスーパーカー選手権に参戦しており、またニール・ベイツ・モータースポーツとともにオーストラリア・ラリー選手権にも参戦している。

  • WEC富士:トヨタ8号車はペナルティにより10位 7号車は接触で痛恨のリタイア

    WEC富士:トヨタ8号車はペナルティにより10位 7号車は接触で痛恨のリタイア

    9月15日(日)、2024年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースが富士スピードウェイで行われ、ホームコースでのレースに挑んだTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)の2台のGR010 HYBRIDは、アクシデント多発のレースで上位争いを展開したが、8号車は表彰台を目前にしてドライバースルーペナルティにより10位でフィニッシュ。7号車は接触でダメージを負い、痛恨のリタイアに終わった。

    今大会、富士に向けたBoP(Balance of Performance=性能調整)で出力と車両重量に調整が入りながらも、チームは死力を尽くしたドライビングと大胆な戦略で一丸となって最後まで戦い続け、6年連続での勝利を目指しましたが、最終的に悔しい結果に終わった。

    今大会3日間の合計で65,800人ものモータースポーツファンの皆様が集結した富士スピードウェイで、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車は、終盤まで力強いレースを戦い、表彰台獲得かと思われましたが、チェッカー目前のドライブスルーペナルティにより順位を落とし、10位でチェッカーを受けた。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースのGR010 HYBRID 7号車は、残り2時間の時点で一時は首位に立つなど上位争いを繰り広げていたが、他車との接触によるダメージでリタイアを余儀なくされた。この結果により、最終戦での小林とデ・フリースの逆転チャンピオンは厳しいものとなってしまった。

    15日(日)午前11時に好天の下、大観衆が見守る前で6時間の激戦への幕が切られた。スタート直後から各所で激しい争いが繰り広げられ、2周目に早くもセーフティカーが出動。TGRの2台のGR010 HYBRIDは、2番手グリッドの8号車ブエミが4位へ、4番手グリッドの7号車コンウェイが5位へと、スタート直後の混乱の中で順位を落とすこととなった。

    その後、7号車と8号車が順位を入れ替えるも、7号車はタイヤ摩耗に苦しみ予定よりも早めにピットインし、デ・フリースへとドライバーチェンジ。まもなく8号車もピットインし、ハートレーへと交代した。

    前半戦では苦戦したものの、レースが折り返しを過ぎる頃にはチームの給油とタイヤ戦略が功を奏し始めた。デ・フリースの7号車はBMW15号車とフェラーリ50号車をパス。さらにピットでポルシェ6号車をかわして首位に立ち、8号車も着実に順位を上げていき、ハートレーが2台のフェラーリを見事パスし、平川へと表彰台争いを託した。

    接戦が続く中、4時間を経過したところで7号車は小林へと交代。TGRの2台は攻めの戦略でタイヤ、燃料共にライバルよりも有利な状況で終盤戦へ入ることとなったが、バーチャルセーフティカーが導入されたことで、全てのハイパーカーがピットインするチャンスを得ることとなり、この作戦は意図通りには行かなかった。

    続いて出されたセーフティカーで各車とのギャップがほぼ無くなり、残り1時間半でのスプリントレースの様相となった。8号車の平川は3位で再スタートしたが、アルピーヌの35号車にかわされ、また、7号車の小林は8位争いのバトルの中で、ポルシェ5号車と接触。リアサスペンションと車体にダメージを負い、レース中の修復は不可能と判断、無念のリタイアとなった。

    平川は最後の1時間も表彰台を目指し、激しくプッシュを続けた。JOTAの2台をパスし、アルピーヌ35号車がペナルティを受けたことで、ついに3位に浮上。しかし残り16分というところで、8号車は最後のピットアウト直後に首位のポルシェ6号車の直前にコースへ復帰したために、周回遅れとして首位に進路を譲ることを指示する青旗を無視したとして痛恨のドライブスルーペナルティ。後続車が接近していたこともあり、8号車は首位から58.879秒遅れの10位へと順位を落としてレースを終えることとなった。

    ホームレースは望んだ結果にはならなかったが、チームはマニュファクチャラーズチャンピオンを死守すべく、11月2日(土)に行われるシーズン最終戦バーレーンへと意識を切り替える。トヨタは首位のポルシェを10ポイント差で追う形で、このシーズン最終戦に挑む。

    トヨタ WEC富士 FIA 世界耐久選手権

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    とても難しいレースでした。2度目のセーフティカー導入が我々には運の尽きでした。再スタート後、私はポルシェ5号車とのバトルを数周にわたって繰り広げましたが、ストレートでの速度差は明らかでした。そのため、ライバルは最初の3つのコーナーでオーバーテイクを試みました。第3コーナーで私はイン側にいて、ポルシェ5号車も同時にコーナーに進入したため、接触は避けられませんでした。残念なことにその時、他の箇所も接触してしまい、レース中に修復するにはダメージが大きすぎました。今日は我々の日ではありませんでした。応援してくれたファンの皆様に申し訳なく思います。最終戦のバーレーンではもっと強くなって戻って来たいと思います。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    2台共に大変な一日でした。残念ながら我々の7号車は接触を喫し、修復不能なダメージを負ってしまいました。これによりポイントを得られなかったのはドライバーズチャンピオン争いにおいて、もちろんマニュファクチャラーズチャンピオン争いにおいても痛い結果です。応援してくれたホームのファンの皆様と全てのパートナー、そしてトヨタ従業員の方々のためにも望んでいた結果ではなく、本当に悔しいレースとなってしまいました。しかしまだシーズンは終わっていませんし、最終戦は長い戦いで獲得ポイントも大きいので、全力で挑んで雪辱を果たしたいと思います。

    ニック・デ・フリース(7号車 ドライバー)
    チーム全員にとって受け入れがたい結果となってしまいました。レースウィークを通して苦戦を強いられました。我々のレースペースは上位を争うには十分でない中で、ドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権のためにも、可能な限りのポイントを獲得することを目指すだけでした。我々の戦略はとても良かったのですが、不運なレース状況で、狙ったとおりには行きませんでした。本当に残念です。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    我々にとってはちょっとした災難のようなレースでした。ライバルよりも速さでは劣る中で、まずまずのスタートが切れました。他の車両は我々よりも加速が良く、TGRコーナー(1コーナー)への進入でポジションを上げるのは不可能でした。そこから順位を上げていくことはできたのですが、不運なタイミングでセーフティカーが導入されてしまいました。最後のドライブスルーペナルティがなければ表彰台フィニッシュができていたはずで、それなら納得のいく結果だったと思います。全てを洗い直し、バーレーンでは力強くなって戻って来ます。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    我々はかなりクリーンなレースを戦いました。セブはタイヤを大事に持たせて走るという素晴らしい働きで、我々は戦略で順位を上げるチャンスを得ることができました。ペースではライバルに及ばなかったのですが、ベストを尽くしました。全力で戦ってくれたチームに本当に感謝しています。我々にとって重要なレースでしたが、様々な要因で残念な結果に終わりました。しかし気を落とすことなく、マニュファクチャラーズ選手権を決める次戦バーレーンでの巻き返しを図ります。今週我々をサポートしてくれたトヨタ関係者、パートナー、そしてファンの皆様全員に心から感謝します。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    本当に残念な一日だったのは確かです。ファンの皆様やパートナーの皆様の前で良いレースをしたかったのですが、そうはなりませんでした。あらゆることを試し、一時は期待の持てる展開となりましたが、最後は望み通りにはいきませんでした。シーズンは残り1戦となりましたが、なんとしてもチャンピオンを獲得し、良い形でシーズンを締め括れるよう頑張ります。今週ずっとハードワークで支えてくれたチームのみんなに感謝します。また、パートナーの皆様、ファンの皆様、応援ありがとうございました。

  • WEC富士:トヨタ7号車がフロントロー獲得 8号車は4番手

    WEC富士:トヨタ7号車がフロントロー獲得 8号車は4番手

    9月14日(土)、静岡県の富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースの決勝スターティンググリッドを決定する予選とハイパーポールが行われた。エキサイティングな争いとなった予選とハイパーポールで、さらなるホームコースでの勝利を目指すTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)の2台のGR010 HYBRIDは、初めて予選アタックを担当した平川亮の8号車が僅差の2番手、小林可夢偉がアタックした7号車が4番手と、ホームレースでのポールポジションこそ逃したものの、共に好位置から明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    自身初めてTGRでの予選アタッカーを担当することとなった平川亮は、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと戦うGR010 HYBRID 8号車を駆り、熱狂的な母国日本のファンの皆様が見守る前で素晴らしい走りを披露し、ハイパーポールでは1分28秒942という好タイムをマーク。僅か0.041秒差でポールポジションを逃すこととなったが、最前列2番手グリッドを獲得して見せた。

    過去2年にわたる富士でのポールシッターである小林可夢偉は、0.164秒及ばず3年連続のポールを逃すこととなった。小林がマイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースと共に戦うGR010 HYBRID 7号車は、2列目4番手グリッドから決勝レースをスタートする。

    チームは、長年日本国内のレースを戦い、富士での経験が豊富な小林と平川に予選アタックを任せ、2人もこの期待に素晴らしいパフォーマンスで応えた。明日15日(日)の決勝では、ドライバー、エンジニアとメカニックが一丸となり、効果的な戦略と最適なピットストップで完璧なレースを戦い、勝利を目指す。

    予選日14日(土)の富士スピードウェイも好天に恵まれた。公式練習3回目の直前には、日本独自の取組として好評を博しているサーキットサファリが実施され、モータースポーツファンの皆様がサーキット上の車両や走りの迫力をより近くで感じられるよう、ハイパーカーとLMGT3車両が走るサーキットを大型バスに乗って共に走るという、特別な機会が設けられた。

    その後実施された最後の1時間の公式練習走行では、チームは夜を徹して練ってきた様々なセットアップ調整の確認と、予選へ向けた準備を行った。トヨタのWECチームでこの富士が通算20戦目となる平川は、初めて予選アタッカーに選ばれ、この公式練習3回目の序盤、予選を想定した走行で見事トップタイムをマークした。この公式練習3回目は、残り20分程を残したところで、縁石の損傷により赤旗が出され、再開されることなくそのまま終了となった。

    練習走行のあと4時間のインターバルをおいて、まだ強い日差しの残る午後3時より12分間のハイパーカークラス予選が開始された。トヨタの旗を振って応援してくれる多くのファンの皆様の前で、小林は富士での3年連続ポールを目指し、また平川は、WECハイパーカーで初めての予選アタックに向かった。新品のミディアムコンパウンドタイヤを装着した2台のGR010 HYBRIDは、最初のアタックタイムでそれぞれ5番手と8番手となり、揃ってホームレースでのハイパーポール進出を果たした。

    2台のGR010 HYBRIDは、10分間のハイパーポールでも素晴らしい走りを見せ、最初のアタックラップで小林の7号車が暫定トップに。しかしすぐに平川の8号車がこのタイムを上回り、TGRが1-2体制となった。

    その後この平川のタイムは、ハイパーポールセッション終盤にキャデラック2号車によって更新され、8号車は僅か0.041秒差でポールポジションは逃すこととなってしまった。また、小林のタイムもBMW 15号車が0.006秒差で上回り、7号車は4番手となった。ポールポジションによる選手権ポイント獲得はならなかったが、チームは好位置からのスタートで、マニュファクチャラーズとドライバーズの両チャンピオン獲得へ向け、15日(日)午前11時よりスタートする富士6時間レースを力強く戦い、好結果を目指す。

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    2番手と4番手のグリッドから決勝レースをスタートできるというのは、チームにとってかなり良い予選結果です。富士は我々のホームレースであり、毎年大変良いレースを戦ってきていますが、今年はこの結果を得るために大変な努力が必要でした。次は決勝レースに焦点を切り替えて、クルマから最高のパフォーマンスを引き出せるよう頑張らなくてはなりません。サーキットに集まってくれている多くのファンの皆様の前で、また良いレースが戦えることを願っています。TGRの応援スタンドには5000人ものファンの皆様が訪れてくれる予定なので、グランドスタンドに多くのTGRフラッグがはためくのを見るのが楽しみです。ファンの皆様の応援で力強いレースが戦えると信じています。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    WECで初めて予選を担当し、最前列グリッドを獲得できてとても嬉しいです。予選セッションの直前には流石に少しナーバスになりましたが、ハイパーポールでの自分のアタックラップには満足しています。GR010 HYBRIDのパフォーマンスを最大限引き出すことができたと思います。好位置のグリッドを獲得できたので、TGRコーナー(第1コーナー)を良いポジションで抜けられることを期待しています。ハイパーカーの上位勢は今日も非常に接近した争いだったので、決勝での戦いも簡単にはいかないと思いますが、プッシュを続けます。もちろん目標は優勝ですし、また世界チャンピオン争いを少しでも優位にできるよう頑張ります。

    トヨタ 富士6時間 WEC(FIA 世界耐久選手権)

    WEC第7戦富士6時間 ハイパーポール結果

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 2 アール・バンバー
    アレックス・リン
    キャデラック・レーシング/
    キャデラック V-Series.R
    1:28.901
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    ブレンドン・ハートレー
    平川亮
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    1:28.942
    3 15 ドリス・バンスール
    ラファエル・マルチェッロ
    マルコ・ウィットマン
    BMW M TEAM WRT/
    BMW M Hybrid V8
    1:29.059
    4 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ニック・デ・フリース
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    1:29.065
    5 6 ケビン・エストレ
    アンドレ・ロッテラー
    ローレンス・バンスール
    ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ/
    ポルシェ 963
    1:29.152
  • WEC:トヨタ 「ホーム」富士での連勝を目指し練習走行開始

    WEC:トヨタ 「ホーム」富士での連勝を目指し練習走行開始

    FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間のレースウィークが開幕。初日となる9月13日(金)は、2回の公式練習走行が行われ、ホームコースでの勝利を目指すTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)は、実りある初日の走行を終えた。

    ディフェンディングチャンピオンであるトヨタは、激戦の続く2024年シーズンのWECで、今季初めてマニュファクチャラーズ選手権の首位に立ち、母国日本へと戻ってきた。

    トヨタは、今大会前に出されたBoP(Balance of Performance=性能調整)で出力と車両重量に調整が入る中、自身の持つ富士スピードウェイでのWEC勝利記録を10へ、そして、連勝記録を7へと伸ばすべく、母国レースに臨む。

    初日となった今日の2度にわたる公式練習セッションで、トヨタはトラブルのない良いスタートを切った。初日からハイパーカー間の争いは非常に接近したものとなり、上位10台が僅か0.554秒の中に入る中、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車は5番手、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースのGR010 HYBRID 7号車は9番手となった。

    2週間前の前戦オースティン同様、チームは非常に競争の激しいハイパーカーのフィールドに真っ向から挑み、2台のGR010 HYBRIDから最大限のパフォーマンスを引き出すべく作業に集中し、ドライバーとエンジニア、そしてメカニックの経験を活かしながら、最適なピットストップの支えも得て日曜日の決勝レースへ向けて効果的な戦略を立てていく。

    今週火曜日、6人のドライバーとTOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパ副会長の中嶋一貴は、豊田市で行われた社内イベントに参加し、サポートいただいているパートナーの皆様へ感謝の意を伝えた。その翌日、トヨタ自動車の東富士研究所が位置する地元裾野市の中学校を訪れ、次世代へモータースポーツの魅力を伝えるための交流も行った。また、富士スピードウェイで準備作業を続ける間も、チームメンバーは現地にいるトヨタの従業員からも例年通りの暖かな歓迎を受けた。

    13日(金)午前11時から公式練習1回目が開始された。気温は26度ながら湿度が高く蒸し暑いコンディション。富士スピードウェイにほど近い東富士研究所で開発、製造、そして組み立てられたハイブリッド・パワートレーンを搭載する2024年仕様のGR010 HYBRIDは、デ・フリースと平川の手によって富士での初走行が行われた。

    この週末も18台のハイパーカーによる僅差の争いが予想される中、チームは15日(日)の決勝レースへ向け、ドライバーやエンジニアが最適化を進めるために必要な情報を得るべく、メカニカルと空力のセットアップなど、多忙なプログラムをこなした。

    公式練習1回目の終盤、赤旗による短い中断はあったが、チームは90分間の実りある練習走行を終え、8号車は平川の素晴らしいラップでトップと僅か100分の1秒差の2番手タイム。7号車はデ・フリースのベストタイムでこのセッションを5番手で終えた。

    決勝レースはタイヤマネージメントが重要になる可能性が高く、公式練習2回目では、ミディアム及びハードコンパウンドのタイヤ摩耗やパフォーマンスに関連する分析へと切り替えられた。

    小林と平川がステアリングを握り公式練習2回目を開始。まず予選のシミュレーションを行った。開始早々のアタックで2台はそれぞれベストタイムをマークし、その後はロングスティントにおけるタイヤなどの車両セットアップ評価を続けた。後半、一時フルコースイエローでの中断はあったものの、セッションはトラブル無く終了し、8号車が5番手、7号車は9番手となった。

    公式練習走行は明日14日(土)の午前中にも1時間行われ、その後、ハイパーカークラスの決勝スターティンググリッドを決める予選とハイパーポールが午後3時から行われる。トヨタは5年連続、そして、通算7回目となる富士でのポールポジション獲得を目指す。6時間で争われる決勝レースは15日(日)午前11時にスタートが切られる。

    トヨタ WEC(FIA 世界耐久選手権) 富士6時間レース

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    GR010 HYBRIDで再び富士を走ることができて嬉しいです。我々にとってのホームレースであり、多くのファンの皆様がサーキットに来て応援してくれる、特別な一戦です。今日は2回のセッションでクルマの最適化を図りました。ハイパーカー間の争いは非常に接近しており、現時点ではやや厳しい戦いになりそうです。今年は本当に競争が激しく、通算10勝目を目指すのは容易ではありません。全てを上手くまとめることが必要です。明日はどうなるか見てみたいと思います。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    ホームの走行でまずまずのスタートを切ることができましたが、ショートラン、ロングラン共にまだやるべきことがあります。決勝レースへ向けてクルマのバランスを改善しようとしていますが、そのためにはタイヤマネージメントが重要になります。気温がどうなるか、それによってどのような影響が出るか、見てみたいと思います。改善すべき点はまだいくつかあり、クルマからどれだけのものを引き出せるか、努力を続けています。

    ニック・デ・フリース(7号車 ドライバー)
    富士での初日は、走りの面でも、学習という点でもまずまずの一日でした。ハイパーカー間の争いは非常に接近しており、厳しいものになると思われますが、今年はシーズンを通してずっとそうなので、驚きではありません。タフな戦いになると思われるので、今夜は気を引き締め、残りの週末に向けて全てのピースをまとめる必要があります。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    チームのホームレースとなる日本にまた来ることができ、最高の気分です。先週土曜日に来日しましたが、それからパートナー様を訪問したり、素晴らしい体験をしました。今日はクルマに戻ることができて嬉しいです。2回のセッションは問題なく進み、タイヤコンパウンドの使い分けや、それをどうマネージメントするかに焦点を当ててプログラムをこなしました。ここ富士は1スティントがかなり長いので、タイヤ摩耗は重要な要素になると思います。分析すべき多くのデータを収集できたので、そこから最大のパフォーマンスを引き出せる車両セットアップを見出すべく作業を続けます。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    TOYOTA GAZOO Racingの一員として日本に戻り、大きな歓迎を受けとても嬉しいです。ここ富士で、我々のチームは良い歴史を刻んできていますが、戦いは厳しさを増しており、優勝記録の更新は大きなチャレンジです。今日は順調な一日で、クルマに問題はありませんでした。今のところ我々は最速には見えませんが、決勝レースを見据えた車両セットアップを続けていて、悪くない一日でした。接近した戦いが続くでしょうから、可能な限り最大のパフォーマンスを引き出すべくプッシュを続けなくてはなりません。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    日本に戻ってきて、富士でレースを戦えることが嬉しいです。この週末、私は予選を担当することになったので、今日はそのための準備に時間を費やしました。これまでのところ、トップには立てていませんが、まだ改善の余地はあると感じています。少なめの燃料で新品タイヤを装着し、予選アタックするのが楽しみです。母国レースですし、WECで初めての予選アタックなので特別な体験になると思います。決勝レースへ向けては、タイヤの摩耗が大きいと感じるので、そのマネージメントが大切になりそうです。今日は順調なスタートが切れたので、この週末は良い仕事が出来ると思っています。楽しみです。

  • トヨタ:WEC 2024年 第7戦 富士6時間 プレビュー

    トヨタ:WEC 2024年 第7戦 富士6時間 プレビュー

    2024年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)のチャンピオン争いで激戦を繰り広げているTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)はこの週末、チームのホームコースで行われるシーズン第7戦富士6時間レースに挑む。

    全8戦で争われている2024年シーズンも残すところ2戦となるが、フェラーリ、ポルシェとトヨタによる世界チャンピオンの栄光を賭けた戦いは激しさを増している。

    その争いの舞台は9月15日(日)、富士スピードウェイへと移り、18台のハイパーカーによるエキサイティングなレースが期待される。

    6シーズン連続でのチャンピオン獲得を目指すトヨタは、今月頭に米国テキサス州オースティンで行われたばかりの前戦ローンスター・ル・マンで7号車が2位フィニッシュを果たしたことにより、マニュファクチャラーズ選手権で首位に立った。しかし、ポルシェが11ポイント差、さらに8ポイント差でフェラーリが追ってきており、シーズンは今週末の富士と11月2日に行われるバーレーン戦の2戦を残すのみとなる中、タイトル争いはまだまだ予断を許さない状況となっている。

    昨年の富士大会の覇者である小林可夢偉、マイク・コンウェイと、今季より加わったニック・デ・フリースの3名が駆るGR010 HYBRID 7号車は、ドライバーズチャンピオン争いに生き残るべく、今季2勝目を目指す。前戦オースティンでは終盤のペナルティにより僅差の2位に終わったが、この結果により小林とデ・フリースは、ドライバーズチャンピオン争いにおいて首位のポルシェ6号車に12ポイント差まで詰め寄ることになった。尚、コンウェイはル・マン24時間を欠場したことでチャンピオン争いの権利はなく、この2人のサポートという役割に徹することとなる。

    ドライバーズ選手権のディフェンディングチャンピオンであるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車は、2022年の富士で勝利を飾っており、アクシデントとペナルティにより今季初めて無得点に終わった前戦オースティンでの雪辱を誓う。

    現世界チャンピオンのトヨタは、2012年に世界トップレベルの耐久レースに復帰して以来、これまでに10回行われてきた富士でのWEC戦のうち9勝を飾っており、2016年からは負け無しの6連勝と、チームにとって最も成功を収めているサーキットでもある。

    東京の西100kmほどに位置し、長い歴史のある富士スピードウェイは、トヨタのホームコースでもあります。GR010 HYBRIDのハイブリッド・パワートレーンは富士スピードウェイからほど近い、トヨタ自動車の東富士研究所で設計・開発・組立が行われている。

    2024年仕様のGR010 HYBRIDによる富士スピードウェイでの初走行は、9月13日(金)の2回に渡る90分の公式練習で開始される。14日(土)、午前中の1時間の公式練習走行後、決勝のスターティンググリッドを決定する予選とハイパーポールが行わる。ハイパーカークラスの予選はLMGT3クラスの予選のあと、午後3時に開始されます。6時間で争われる決勝レースは15日(日)午前11時にスタートフラッグが振られる。

    トヨタ 富士6時間レーストヨタ、選手権チャンピオン獲得へ向け「ホーム」富士での連勝記録更新を目指す。

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    チームの誰もがホームレースを待ちわびています。富士はル・マンに次ぐシーズン2番目のハイライトであり、我々にとっても非常に重要なレースです。日本人ドライバーとして、また日本のマニュファクチャラーとして富士で戦えること、そして、日本のファンの皆様に直接会えるという意味でもとても大事なイベントです。我々はこれまで富士では強く、10戦中9勝という非常に良い成績を残しています。もちろん、日本のファンの皆様やパートナー、関係者の皆様の前で、この記録を更新することが目標です。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    単に富士のレースを戦うということだけでなく、トヨタの代表としてホームイベントに参加するという意味で、本当に特別で、楽しみにしています。日本、そして東京は、私個人としても大好きな国と都市のひとつで、日本の関係者の皆様から暖かい歓迎を受けるのも素晴らしい体験です。日本ではいつも楽しい時間を過ごしてきたので、再訪が待ちきれません。富士はまた、私にとってお気に入りのコースのひとつでもあります。特に最終セクターがトリッキーなサーキットです。今の勢いを維持し、連勝記録を伸ばすことを目標にしています。

    ニック・デ・フリース(7号車 ドライバー)
    富士でのホームレースを迎えるにあたって、とても興奮しています。日本のファンの皆様やトヨタ関係者、そして日本のパートナーの皆様が見守る中でのレースは、我々にとって非常に重要な週末になります。私たちはサーキットに来ていただけるファンの皆様を暖かく迎えたいですし、また私たちを応援し、誇ってもらえるような走りを見せたいと思います。富士ではこれまで何度かLMP2で戦い、好結果を残していますが、TGRドライバーとしては初めてのレースで、とても楽しみにしています。シーズンも終盤に入り、チャンピオン争いも激しさを増しているので、さらに重要なレースになるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    ホームレースをとても楽しみにしています。日本を訪れるのはいつも楽しく、これまで富士で何度も勝利を挙げてきており、再び富士で戦うことが待ちきれません。コースはとてもチャレンジングで、非常に長いホームストレートは、多くのオーバーテイクのチャンスを生み、続く第1セクターも本当に高速です。最終セクターは非常にトリッキーで難しく、上りながら低速コーナーで良いトラクションを得るために、リアタイヤへの負担も大きいです。当然チャンピオン争いにおいて非常に重要なレースになりますので、クルマの能力を最大限に引き出せるよう尽力します。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    日本で、特に富士でレースをするのは大好きです。レース前にはパートナーの皆様にお会いしたり、トヨタの施設を訪問する機会もあります。トヨタのレーシングスーツを身につけて、応援してくれる日本のファンの皆様の前に立つのはいつでも特別な気分ですし、富士で好結果を残すための大きな力になってくれます。コースは面白いですが、マスターするのは大変です。高速コーナーがある一方、最終セクターはトリッキーで、逆バンクがあるのでリアタイヤを労わる必要があります。とは言え、幸運なことに我々チームには可夢偉と亮という、富士を知り尽くした2人がいるので、どんな秘策でも教えてもらえるのです。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    富士はシーズンにおいてル・マンの次に重要なレースで、毎年チームにとって大きな一戦です。日本人ドライバーとして母国のレースですし、特に私自身長い期間スーパーフォーミュラやSUPER GTを戦ってきているので、もちろん特別な一戦です。富士は私にとって本当にホームコースで、走るのはいつでもとても楽しい体験です。過去2年のように、チームでの1-2フィニッシュを達成できればと思っています。それは簡単なことではありませんが、パートナーやファンの皆様、そして知人や家族が見守る前で良い結果を得るべく、我々全員士気が高まっています。