カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ:トゥルーリが2番グリッド獲得 (F1ベルギーGP予選)

    トヨタ:トゥルーリが2番グリッド獲得 (F1ベルギーGP予選)

    トヨタは、F1ベルギーGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが2番手、ティモ・グロックは7番手だった。

    トヨタがスパでは良いパフォーマンスを見せている。前戦ヨーロッパGPでは原因不明の低迷に陥ったトヨタだが、ここスパでは逆に好転。特に第2セクターでは競争力のあるラップタイムを記録している。

    2番グリッドを獲得したヤルノ・トゥルーリは、おそらく適度な燃料を積んでおり、レース展開によっては念願のトヨタ初優勝を成し遂げる可能性も高い。

    ヤルノ・トゥルーリ (2番手)
    「再びフロントローを獲得できて、大変嬉しい。物事が正しく進めば、我々のクルマが高い競争力を持っていることは、いつも分かっていた。今週末の僕たちは、非常に強いみたいだ。第1セッションは少し流したにも関わらず、予選で僕は常に、トップ2だった。第3セッションでは、とても速いラップを刻み、2番手ポジションは明日の決勝で大きなチャンスとなる。昨日、僕たちはダウンフォースを少し減らし、クルマのバランスを良くするために、ほとんどの時間を割いた。そして今朝、セットアップを少し変更したが、予選中のハンドリングとトラクションはより良くなり、うまく機能した。また、今週末はほとんどの時間を、決勝と同じ燃料搭載量で走行したので、内容が良かったことに、とても満足しているし、明日の決勝に大きな期待が持てる。クルマの改良、そして今日のような素晴らしい結果のために一生懸命働いてくれたチームに感謝したい。メカニック全員に捧げる」

    ティモ・グロック (7番手)
    「チーム全体にとって、今日は素晴らしい結果になった。再び上位で闘うことは、何ともいえない良い気分だ。僕はミスなしでラップを刻み、全体的に満足している。僕たちは、予選のペースを改善しようと頑張ってきて、今日それが報われた。今回のレースのためにチームは、新しい空力パッケージを投入し、それが良く機能しているようだ。全フリー走行を通じて、クルマは速かったので、今週末は最初から、僕たちはここで強いと信じていた。フリー走行での速さを予選でも維持できて素晴らしい。ハンガリーとバレンシアの決勝で、僕たちは良いペースを刻んだ。明日も大丈夫だと信じている。僕はトップ5でフィニッシュしたい。簡単ではないが、チャレンジすることを、とても楽しみにしている」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「今までは調子が良い週末となり、再び先頭集団に戻ったことを嬉しく思う。今週末は、初めから、どんなコンディションでも、2台のクルマとも速く、安定していて、良い手ごたえを感じていた。過去3レース中初めて、自分たちが決勝で出してきたペースで、予選を行なえ、週末は期待が持てそうだ。そしてエキサイティングな日曜になるよう準備は万端だ。今週末、素晴らしい仕事をした2人のドライバー、おめでとう。2人とも、非常に良く頑張ってくれた。それが報われたことに、とても満足している。また、スパのトラックにいるチームメンバー同様、ケルンのファクトリーの仲間にも感謝したい。彼らは決してあきらめず、ファクトリーに近いスパで、強いパフォーマンスを発揮できたことは特に嬉しい。この予選の強さを、明日の結果につなげることが、明白な目標だ」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「久しぶりに2台揃って最終予選に進んだだけでなく、ヤルノがフロントローを獲得してくれ、大変うれしく思っている。気温、路面温度とも非常に低かったが、タイヤのウォームアップも問題なく、車のセッティングも午前のフリー走行での微修正がうまく機能した。特にこのサーキットで非常に重要なダウンフォースと最高速のバランスも昨日の走行結果をうまく反映させることが出来た。ここまで来たら、明日はドライバー、チーム一丸で戦い、念願の初優勝を狙う」

    関連:
    F1ベルギーGP 予選:フィジケラがポールポジション!

  • ヤルノ・トゥルーリ、トヨタF1初優勝に自信

    ヤルノ・トゥルーリ、トヨタF1初優勝に自信

    ヤルノ・トゥルーリは、F1ベルギーGPで2番グリッドを獲得し、トヨタF1初優勝に強い自信をみせた。

    ヤルノ・トゥルーリは予選Q2で最速タイムとなる1分44秒503を記録。トゥルーリは週末を通して重い燃料でもコンスタントなペースがあったと語り、レースに自信を見せている。

    「明日にはとても自信がある」とトゥルーリは語る。ポールポジションを獲得し、彼の隣りからスタートするフィジケラは軽い燃料であることを認めている。

    「週末のほとんどを重い燃料で走行していたし、僕たちの燃料での2位は、明日良いレースが出来ると思う」
    「僕たちはここに来て、強いだろうと思った。Q2ではトップでQ2でも良さそうだった」
    「
    「チームに感謝しなければならない。この結果を困難何が起こっているのかわからないような時期を経験してきたメカニック全員に捧げたい」

    トヨタは前戦ヨーロッパGPで苦戦しており、トゥルーリは、スパでのチームの好転を少し説明できないでいる。

    「ミステリーだ」とトゥルーリは語る。

    「僕たちは前回のレースからマシンになにもしていない。それでも週末ずっとコンペティチブでいる」

    「チームにとって、エンジニアそして僕のメカニックにとって素晴らしいことだ。なぜここまで苦戦していたのか、またなぜ今日のように速かったのかは理解していない」

    「僕たちは本当に特にここでアップデートを持ち込んでいない。ただ通常のダウンフォースとウイングレベルはこのサーキットのために少し変更した」

    「僕たちは基本的に高速セクションと低速セクションのマシンバランスに大部分の時間を費やした。今朝、エンジンも良くなったし、トラクションも良くなった」

    「でも、特にうまくいかないときに、僕たちの誰も答えられないというのは良い質問だ。物事がうまくいっているとき、僕たちには良いクルマがあって、それはシーズンの序盤からわかっていた。でも、なぜ僕たちにときどき非常に悪いときがあるかはわかならない。セッションからセッションで変わるときもあるんだ」

    関連:
    F1ベルギーGP 予選:フィジケラがポールポジション!

  • トヨタ:F1ベルギーGP初日

    トヨタ:F1ベルギーGP初日

    トヨタは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが2番手、ヤルノ・トゥルーリが7番手だった。

    ティモ・グロック (2番手)
    「スパに戻るたび、週末の最初の周回をこなす事は楽しい経験で、今日もその通りだった。スパは、素晴らしいサーキットで、特に競争力のあるクルマを持っている時には、ドライバーは大変やりがいを感じる。午前中のウェットコンディションのセッションで、答えを出すのは難しいが、午後のフリー走行での2番手は嬉しく、自信になった。クルマの調子は大変良く、それはラップタイムにも表れていた。まだ、改善すべき点がいくつかあるので、予選までに見直し、完璧な空力バランスを見つけたい。今日は順調に進み嬉しく思っており、明日の予選がどうなるか楽しみだ」

    ヤルノ・トゥルーリ (7番手)
    「自分たちにとって良い金曜日だった。クルマが持っている強みを引き出すために、もっとやることがあることは明らかだ。リアエンドにもう少しグリップを増さないといけないが、概ね今日の結果には満足している。クルマは良い感触なので、高い競争力を示せる週末になってほしい。午前中のトラックは濡れていて、予定していたプログラム全てはこなすことはできなかった。しかし、そのようなコンディションの中でのクルマの状況をより理解するために、何周か走行した。ドライコンディションの午後は、トラックはどんどん速くなっていった。今日は、主に、決勝のペースでセッションをこなし、決勝の準備のためにクルマをセットアップした。日曜に向け、バランスは良く、着々と準備が出来ている」

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    「全体的に、ポジティブな1日だった。残りの週末の天気予報はドライなので、1回目のセッションがウェットコンディションだったことは少し不運だった。結果、クルマの作業をする時間を多少失った。午後は、主に、このレースに投入する改良した空力パッケージの評価に集中した。タイヤについても、ミディアムとソフトの両仕様とも、挙動は良いようだ。ウォームアップの問題を予期していたが、今回は、大丈夫みたいだ。概ね今日のセッションにはとても満足している。残りの週末も期待し、楽しみにしている」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「午前のフリー走行は典型的な“スパウエザー”となった。午後のセッションはタイトなスケジュールであったが、手ごたえをしっかり、つかむことが出来た。バレンシアの反省から、セッションの進め方も変え、ヤルノとティモでプログラムを分けたが、チーム全員がミスなく対応してくれた。このコースで重要な、セクター1とセクタ−3での最高速と、高速コーナーが続くセクター2でのダウンフォースのバランスも、データを採ることが出来た。今日の結果を活かし、明日はしっかり予選上位を目指す」

    F1ベルギーGP初日 結果&タイム
    ・F1ベルギーGP フリー走行2回目:ハミルトンがトップタイム
    ・F1ベルギーGP フリー走行1回目:トゥルーリがトップタイム

  • ヤルノ・トゥルーリ 「予算が承認されるまでトヨタは何も決められない」

    ヤルノ・トゥルーリ 「予算が承認されるまでトヨタは何も決められない」

    ヤルノ・トゥルーリは、トヨタが2010年シーズンをトゥルーリなしで進むことに決めたとの報道は正しくないと語る。

    ヤルノ・トゥルーリは、トヨタで5年目のシーズンを送っているが、トヨタF1のジョン・ハウエットは来年ティモ・グロックは残留するだろうが、トゥルーリはそうはならないかもしれないとバレンシで語っていた。

    「現時点では、概してチームは誰も何も決定することはできないだろうから、僕がなにか反応する必要はないと思う」とトゥルーリは語る。

    トゥルーリは、2010年のトヨタのF1予算は11月のトヨタ自動車の取締役会まで承認されないので、来年について決定することはできないと指摘する。

    「ジョンがなんて言ったかは正確にはわからないけど、彼は僕のところに来て、引用されたことを謝罪してくれた」

    「他チームともそれなりに話し合いを行っているけど、それについて話すのはまだ早すぎるよ」

  • パスカル・バセロン:F1ベルギーGPテクニカルプレビュー

    パスカル・バセロン:F1ベルギーGPテクニカルプレビュー

    スパのどんな所がそれほど特別なのですか?
    ほとんどのドライバーにとって、スパはおそらく世界で一番のコースだろう。それに続くのは、唯一鈴鹿ぐらいだ。その理由は、スパがF1カレンダーに残された最後の昔ながらの自然なサーキットの一つだからだ。つまり、レイアウトが人工的に作られたものではなく、周辺環境によって決まっているという意味だ。また、スパの周辺には数々の丘や森林など、田舎の風景が広がり、これが素晴らしい雰囲気を生み出している。もう一つの理由は、スパが高速サーキットだという点だ。ドライバーと観客は、速さに魅了されるものだ。例外とも言えるモナコを除くと、低速コースを走るとワクワクする、などというドライバーには、私は一人もお目にかかったことがない。こうした要素が組み合わさった結果として、スパは本当に特別なコースになっている。

    過去にはコースレイアウトが変更されたりしましたが、それでもなお、スパは特別な雰囲気のコースなのでしょうか?
    スパのサーキットには長い歴史があり、1970年代の大改修の際に、あそこならではの特性の幾つかの部分を失ったとも言えるだろう。この時は、ニュルブルクリンクの北コースのように非常に長いコースが、現在我々が知るレイアウトに変更された。当初のレイアウトを今見てみると、とにかくとんでもないものにしか見えない。というのも、レースカーが村々の合間を全開で走るようになっていて、安全性も現在我々が慣れ親しんでいる基準からは程遠い状況だったからね。当時はそれゆえに魅惑的なコースではあったものの、コースの改修は必然だった。現代のスパのレイアウトも近年微調整されたが、だからと言って、このサーキットの特徴はほとんど変化していないし、コースの魅力は全く薄まっていない。

    オールージュに関しては如何でしょう?
    あらゆる方向に湾曲率が変化する素晴らしいコーナーだ。まず左に、そして右にカーブするが、同時に一旦下ってから、坂を上がることにもなる。この組み合わせがこのコーナーを唯一無二のものにしているわけだが、現在はその魅力が幾分か失われたように思う。今は簡単に全開で行けるからね。今シーズンも、空力面が変わったとは言え、ドライコンディションなら全開で行けるはずだ。その理由の大半は、タイヤがスリックになりグリップが増し、これが失われたダウンフォースを補ってくれるからだ。だが雨になると、オールージュのかつての魅力が甦ることになる。濡れた路面を走るF1カーがあそこを走り抜けていく様子は、とにかく信じられないほどだ。他のカテゴリーのクルマが同じような状況であのコーナーを走る様子を見ている人間なら、尚更、強烈な印象を受けるはずだ。F1カーの方が圧倒的に速いからね。

    周回全体に関して、オールージュはどのくらい重要なのでしょう? オールージュは重要な要素なのでしょうか、それとも単なるコーナーの一つに過ぎないのでしょうか?
    今は、あそこを全開では行けなかった時代のように、あのコーナーで1周あたり1秒を稼いだり、失ったりするわけではない。言うまでもなく、オールージュは直線ではないが、全開で行けるということを踏まえるならば、直線とほぼ同じように考えることができる。ただし、それでもなお、セットアップを考える際は、やはりこのコーナーのことを考慮に入れなければならない。なぜなら、ボトミングは避けたいからね。そういった面で、ある程度の影響はある。

    オールージュを通過するクルマにはどのような負荷がかかるのでしょう?
    我々は、極限レベルの負荷がかかる状況にも耐えられるようF1カーを設計しており、オールージュはその際に考慮すべき要素の一つだ。あそこでは非常に大きな縦方向の加速が生じ、これに非常に大きな横方向の負荷が加わって、クルマへの圧力が増すからだ。こうした要素に関して、オールージュを上回る負荷を生む場所はシーズン中に他にはない。だから、我々のクルマの、特にサスペンション部分は、オールージュを通過する際に生じる負荷に耐え得るよう設計されている。

    スパはエンジンに対してどのくらい厳しいコースなのですか?
    エンジンに関しては、とにかくシーズンの中で最も重要なコースだ。モンツァ以上にね。なぜなら、スパには長いストレートに加え、エンジンを限界まで回す高速コーナーが幾つかあるから。一方でモンツァには長いストレートと低速シケインしかない。だから我々は、このレースに向けて2台とも新品エンジンを使う計画でいる。

    クルマのどこかに、スパでも厳しい負荷がかからない部分はありますか?
    ブレーキングの厳しさは平均以下だが、スパで厳しい条件が要求されないシステムとなると、それが唯一だね。

    悪天候になる確率についてですが、これはどの位大きな要素になるでしょう?
    スパでは、ウェット用のセットアップを施す状況もあり得る。日曜日に間違いなく雨が降るとされた2005年は、実際にそうした。スパではある程度天候が良好に見える場合であっても、常にあらゆる状況に備えておかなければならない。ただし、スパでは絶対に好天に恵まれない、というわけではない。私はスパの近くに住んでいるが、実際の所、晴天の日数はかなり多いんだ。雨が降るという評判は誇張されたものだよ!。

    ベルギーGPに向けて、チームは何かアップデートを用意していますか?
    今シーズンは、スパとモンツァの2つが、低ダウンフォースのパッケージが必要となる場所として突出している。このため、我々はその点を考慮に入れている。その結果として、この2レースには特別パッケージを用意することになっている。つまり、空力的な変更と共に、改良したフロントとリヤウイングを持ち込む、ということだ。

    最近は予選時とレースでの速さに差がありますが、これへの対応策として、チームは何をしていますか?
    バレンシアではティモが最速ラップを記録したが、これは決して1回限りの偶発的ものではなかった。全周回の彼のラップタイムを確認してみると、彼がコンスタントに速かったことがわかる。ただし、予選の速さに関して我々が課題を抱えているのは明らかだ。我々はこの状況に満足していないし、1周アタックのためにクルマから更なる速さを引き出すため、タイヤの扱い方、セットアップ、予選に向けた準備のやり方など、あらゆる分野に目を向けている。予選に比べてレースになると相対的に速さが増す理由が説明できるよう、我々はあらゆる要素を精査しており、必要な対応はどんなことでも講じていくつもりだ。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ティモ・グロック F1ヨーロッパGPを振り返る

    ティモ・グロック F1ヨーロッパGPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1ヨーロッパGPを振り返った。リザルトは14位だったグロックだが、レース中の最速ラップを記録した。

    4週間の夏休みを終えて、ヨーロッパGPからレースが再開されました。バレンシアに向けて、リラックスできましたか?
    素晴らしい休暇だったよ。主に自宅近くで友人や家族たちとリラックスして過ごしたんだけど、実はバレンシアには本来よりも少し早めに行ったんだ。十分に休養して、レースに向けた準備を整えるためにね。F1ドライバーである以上、普段は自分のための時間はあまり多く取れないから、今回はその分、旅行とかそういったことを避けてとにかく静かな休暇を送れて満足だった。休暇中はゆっくりとくつろぎつつ、身体のトレーニングもかなりやっていた。特に好きなサイクリングなんかをね。

    あれだけ暑い中でのドライビングは、どのくらいきついものなのでしょう?
    今回は本当に暑くて、コックピットの中でもそれは十分に感じられた。でもいつもトレーニングをかなり積んでいるから、何も問題はないよ。ただし、バレンシアのようにコンクリートウォールが間近にあるコースではかなりの集中力が必要になるし、その点で暑さが不快になることはあるけどね。でも少なくとも今年は昨年よりは楽だった。(去年と違い)体調不良じゃなかったからね。その分、疲労度も軽かった。もちろん、レース前は発汗で失う分の水分を補うため、たくさん水を飲まなければならないが、ちゃんとそれを実践したから、最後になっても大丈夫だったよ。

    今回のレースの週末は、全体的に如何でしたか?
    事前に予想していたレベルのパフォーマンスを発揮できなかったから、正直言って、難しい展開だった。金曜日のクルマの感触は問題なかったし、順位そのものは我々にとって優位には見えなかったけど、それでもそれなりの自信を感じていた。残念ながら、土曜日になると午前中の最後のフリー走行の時点から十分な速さが発揮できず苦しむことになり、その調子が予選でも続いた。その結果、予選では予想よりもかなり下の順位になってしまった。このせいでポイント獲得はかなり難しい状況になり、実際のレースでもその通りになった。だから最終的には期待はずれの結果だったね。

    レースでは何が起こったのでしょう?
    ポイント圏内を目指して僕が反撃していくチャンスは、実質的に1周目で潰えてしまった。あの時は、後ろからぶつけられて、タイヤがパンクしてしまったんだ。1コーナーのバトルはかなり厳しく、僕はイン側に飛び込まなければならなかった。その直後、何かが後ろからぶつかってきた感じがした。右側の後輪がパンクしたのが明らかだったので、ピットストップを行わなければならなかった。その後、ポイントを獲得できるチャンスは現実的には皆無だったけど、僕は自分にできる限りのハードな走りを続けたよ。レースでは何がどうなるか、絶対にわからないし、また、可能な限り多くのデータを収集することはチームにとって有益だからね。

    あなたが記録した最速ラップについて教えてください。
    先に話した通り、僕はレースの最後まで、本当に懸命にプッシュし続け、ペースもかなり良かった。予定外のピットストップを行った直後の周回では、燃料が満タンだったにも関わらず、1分41秒7だった。このタイムは、他のドライバーが遥かに少ない燃料で走っていたことを考えると、非常に速いタイムだった。それで僕はとにかくクルマから最大限のパフォーマンスを引き出すべくがんばり続け、そして3回目のピットストップの後にスーパーソフトタイヤを履いた周回では、本当に良いリズムで走ることができたんだ。とにかく周回を重ねるごとに速く走れるようになり、レース後には自分が全体の最速ラップを出したと聞いたんだ。F1でこんなことができたのは初めてだったから、これを達成できたことは良かったと言えるけど、正直に言えば、ポイント圏内に入れた方がもっと良かったね!

    チームの最近の予選でのパフォーマンスについて、どう思いますか?
    この分野を改善しなければならないことは我々にもわかっているし、1周アタックの際に更なるパフォーマンスをクルマから引き出すべく、チームの全員が本当に懸命に仕事をしている。他のクルマと比べた場合、我々のレースペースは予選でのペースよりも遥かに良好だ。これは少し欲求不満を感じる状況でもある。このせいで、自分たちが期待している結果を得るのがより困難になっているからね。バレンシアの予選では、自分が持っているもの全てを出したものの、最後の数コーナーでタイヤのパフォーマンスが落ちてしまった。各チーム間の戦力が非常に接近している中、これが僕のグリッド順に大きく影響してしまった。

    ベルギーGPではどんな展開を予想していますか?
    自分たちの強さを発揮できることを願っている。昨年は8番手でフィニッシュラインを通過したものの、レース後にタイムペナルティを加算されてしまった。スチュワードによれば、黄旗区間で僕が他車を追い越したということだったんだ。僕は自分が何か間違ったことをしたとは感じなかったものの、その裁定を受け入れなければならなかった。今週末は、僕にとってF1に来てから初となるスパでのポイント獲得を果たして、その鬱憤を晴らせるよう戦っていくつもりだ。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ティモ・グロック (F1ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1ベルギーGPへの意気込み、スパ・フランコルシャンの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    モナコと並んで、スパはお気に入りのトラック。スパでF1カーを走らせる事はそう快な気分で、このスポーツで得られるベストな感覚のひとつ。誰もが走行したいと夢見るサーキットの1つで、とても印象的なトラックだ。サーキットの走行は楽しいが、フラストレーションがたまるような思い出もある。

    2007年にはウォームアップ走行で、ほかの1台に押し出された。また、僕のキャリア最高のファイナルラップを決め、ポイント獲得ができたはずの去年はペナルティを受けた。全ては不運のためで、当然これを変えないといけない!去年は、天候が大きな鍵で、スパでは常に雨が降る可能性がある。しかし僕は、ドライコンディションでもウェットコンディションでもスパでは速いので、今週末が待ち遠しい。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1ベルギーGPへの意気込み、スパ・フランコルシャンの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    「スパは素晴らしいトラック。F1のサーキットの中では、間違いなく、ここが一番好きなコースだ。真の意味でのドライバーズサーキットで、僕に完璧に合う。あらゆるタイプのコーナーがあり、チャレンジすることに値し、大好きなコースだ。スパを走る度に感動するが、数年前にポールポジションを獲ったのは特別な経験だった。

    先週末のバレンシアでは、より多くの成果を得ることができず残念だったが、バレンシアのトラックと、スパのそれとはスタイルが違う。F1の競争はいま、とても熾烈だが、果敢に攻め、スパのような特別なトラックで好結果を出せたら素晴らしい。スパは常に僕を前向きな気持ちにさせてくれる。精一杯頑張り、出来るだけ良い成績をとりたい。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • トヨタF1チームの将来はまだ未決定

    トヨタF1チームの将来はまだ未決定

    トヨタF1チームの将来はまだ保証されていないようだ。トヨタはコンコルド協定にサインしており、理論上は2012年までのF1参戦を約束している。しかし、トヨタ自動車は、F1チームの2010年の予算をまだ承認承認しておらず、決定は今年後半まで延期されているという。

    トヨタF1チームのジョン・ハウエットは、予算の承認が延期となっていることを認め、世界的不況がトヨタ自動車に影響を与えたことで、コスト削減への圧力になっていることを明かした。

    「予算を提出したが、経済状況によりトヨタグループは、予算の承認を今年度が終わるまで待ちたがっている」

    トヨタ自動車は11月中旬の取締約会で2010年の予算を検討するとみられており、F1計画の決定は、シーズン終了後となるかもしれない。

    パドックでは、トヨタがホンダやBMWのようにF1から突然撤退するかもしれないとの噂が広まっており、トヨタF1との交渉が難航しているとされるヤルノ・トゥルーリも自動車メーカーがF1から撤退することもあり得ると述べている。

    ジョン・ハウェットは、トヨタF1撤退の噂を否定したが、明確なことは述べなかった。

    トヨタの取締役会が予算の要請に対してF1プログラムを完全に中止することがあると思うかと質問されたハウェットは、「そうは思わない」と答えた。

    「我々はコンコルド協定にサインしているので、3年間はここに留まるだろう」

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • トヨタ:厳しい結果もグロックが最速ラップを記録 (F1ヨーロッパGP)

    トヨタ:厳しい結果もグロックが最速ラップを記録 (F1ヨーロッパGP)

    トヨタは、F1ヨーロッパGPで、ヤルノ・トゥルーリが13位、ティモ・グロックは14位だった。たが、ティモ・グロックがヨーロッパGPのファステストラップを記録。最後にポジティブな兆候をみせた。

    ヤルノ・トゥルーリ (13位)
    「グリップ不足にとても苦しみ、素晴らしいスタートがきれず、予選からクルマは進化しなかった。私は今日も同じ問題を抱え、フリー走行のときの感触にはほど遠いグリップだった。ベストを尽くしたが、順位を上げるためにできることは何もなかった。ベルギーではもっと良い結果を出したい」

    ティモ・グロック (14位)
    「ブダペストのように、レースでの私たちはとても速かったので、スタートでのアクシデントは残念だ。ブレーキを強くかけた、私の前を走るクルマを避けるために、第1コーナーで、内側に勢いよく突っ込む形になった。すると、背後から追突され、基本的にその時点で、上位のポジションを獲る望みはほぼ消えた。しかし、せめてデータを収集しようと、残りのレースを精一杯戦い、最後に最速ラップを記録し、戦闘力があることを示せた」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「いかに予選順位が重要か再認識させられたレースだった。ヤルノが13位、ティモが14位とポイント獲得できなかったが、2人のドライバーはよく頑張ってくれた。特にティモは最速ラップを記録し、追い上げを見せた。しかし、オープニングラップで追突され、緊急ピットインしてタイヤを交換した分が最後まで響いた。またヤルノは1ストップ作戦で上位を目指したが予選ポジションが悪すぎた。1週間後に開催されるスパでのベルギーGPは、雨も予想されるが、まず予選をしっかり戦えるように準備していく」

    ジョン・ハウエット (TMG社長)
    「今日の結果は、明らかに、ここのGPで私たちが、望んでいたものでも、予想していたものでもない。大変厳しい週末になったが、気持ちを入れ替え、真のポテンシャルを出せるよう、次週のGPに臨む。ティモが最速ラップを記録したことから分かるように、クルマにはおおむね、高い競争力があるので、なぜ予選のペースが決勝のペースほど良くないのか、考えなければならない。これを克服し、クルマの持つ強みをしっかり引き出したい」

    レース結果:
    F1ヨーロッパGP 決勝:ルーベンス・バリチェロが優勝!