カテゴリー: トヨタ

  • 山科忠 「良い意味でのプレッシャー」 (F1日本GPプレビュー)

    山科忠 「良い意味でのプレッシャー」 (F1日本GPプレビュー)

    トヨタF1チームのチーム代表である山科忠が、F1日本GPへの意気込みを語った。

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    ホームGPを、私たちはとても楽しみにしている。富士スピードウェイでの素晴らしい2年間の後、今シーズンのレースは鈴鹿に戻ったが、サーキットが変わっても、同じようにポジティブな成績を収めるつもりだ。私たちのファン、パートナーそしてトヨタの社員から多くの元気をもらうが、おかげでチーム全体がとても励まされる。

    サポーターは私たちに力強い結果を望んでいて、良い意味でのプレッシャーをかけてくれる。彼らの期待に応えられると信じている。ケルンのファクトリーでは、シンガポールから投入されている、日本GPに向けての新しいパッケージのために、全員が懸命に頑張ってきた。このように、シーズンが終わる最後のひと時まで、私たちは戦い抜く。

    開催日程:2009年 F1 日本GP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1日本GPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1日本GPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1日本GPへの意気込みと鈴鹿サーキットの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    僕が好きな、高度なテクニックが要求される、挑戦しがいがあるサーキットなので、鈴鹿に戻るのは楽しみだ。たくさんの高速コーナーがあり、クルマの方向を素早く変える必要があり、その意味では、少しスパに似ていて、好きなサーキットの1つだ。再舗装された路面以外は前と同じコース設計で嬉しいが、改修された施設がどんな風に変わったのか見るのは特に楽しみだ。

    日本GPはチームにとってのホームGPなので、トヨタと日本のサポーターのために、最高の成績を収めるようにベストを尽くす。日本のファンとは特別な交流があり、日本に来るのは本当に楽しい。ファンはいつも応援してくれて、かつ熱狂的で、特別な雰囲気だ。鈴鹿では競争力を発揮しなければいけない。僕たちは、非常に競争力があるので、良いレースをして、それに見合う結果を出したい。

    開催日程:2009年 F1 日本GP

  • ティモ・グロック (F1日本GPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1日本GPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1日本GPへの意気込みと鈴鹿サーキットの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    鈴鹿は実に特別なサーキットだ。とても速く、F1カーを運転していると、最初のセクターは特に、楽しい体験だ。5年前に鈴鹿でF1カーを運転したが、コースのレイアウトはその時から変わらず、ファンが後押しをしてレースを楽しくさせてくれるはずだ。ファンタスティックな設計だけでなく、特にトヨタのドライバーならば、ファンの存在で特別な気持ちになり、レースをするのが本当に楽しいサーキットだ。

    運転が簡単なトラックではなく、ベストラップを出せるように本当に集中しなければならないが、それが非常に楽しい。シンガポールで表彰台を獲得できたので、トヨタのホームレースで、再び表彰台を狙いたい。日本でトヨタのために表彰台に立てたら完璧だ。

    開催日程:2009年 F1 日本GP

  • トヨタ:グロックが自己最高の2位表彰台 (F1シンガポールGP)

    トヨタ:グロックが自己最高の2位表彰台 (F1シンガポールGP)

    トヨタは、F1シンガポールGPの決勝レースで、ティモ・グロックが2位、ヤルノ・トゥルーリは12位だった。

    6番グリッドからスタートしたティモ・グロックは、第1スティントで3番手に浮上。ベッテルのドライブスルーペナルティで2番手にあがってからも果敢に攻め続け、自己最高となる2位でフィニッシュ。パナソニック・トヨタ・レーシングに4度目の2位、12度目の表彰台獲得をもたらした。

    ヤルノ・トゥルーリは、1ストップ戦略も採れる燃料で14番グリッドからスタートしたとしたが、セーフティカーなどでうまく機能せず、12位でレースを終えた。

    ティモ・グロック (2位)

    ティモ・グロック

    「とても良い週末になり、チームにとってはこれまでの努力が報われたようだ。うまくいった予選後、決勝ではリズム良くペースを掴むことができ、チームと自分自身の両方にとって本当に嬉しく思う。1周目でフェルナンド(アロンソ)の前に出ることが重要だったが、スタート直後にそれができなくて残念だった。フェルナンドがマーク(ウェバー)と争っているのが見えたので、そこに飛び込み、パスすることができた。それが功を奏し、その後は、僕たちの戦略が上手く機能した。これが今日のレースの鍵だ。レース中ずっと、とにかくスピードに集中し、ミスひとつ起こさなかった。日本GPを控えたチームにとって、本当に素晴らしい結果だ。メカニック、エンジニア、そしてケルンと日本で働く、チーム全員にとって大切なことだ。新しいパッケージを積んだクルマは今日、好調だったので、鈴鹿でもまた競争力を発揮できると思う」

    ヤルノ・トゥルーリ (12位)
    「本当にタフで、僕にとって、あまりうまくいかなかった。トラフィックから抜け出し、最初のピットストップに入った際に、セーフティカー導入となり、良くないタイミングだった。今週末を通じ、トラクションが得られず、競争力を示せなかった。しかし、ティモが2位を獲得したことは、貢献してくれたチームの皆にとって、とてもすばらしいことだ。ティモはすばらしいレースをして、表彰台を獲得できたことは喜ばしいことで、コンストラクターズポイント争いでも、プラスになる」

    ティモ・グロック 自己最高の2位表彰台

    F1シンガポールGP結果:
    F1シンガポールGP:ルイス・ハミルトンが今季2勝目!グロックが2位!

  • トヨタ:ティモ・グロックが7番手 (F1シンガポールGP予選)

    トヨタ:ティモ・グロックが7番手 (F1シンガポールGP予選)

    トヨタは、F1シンガポールGP予選で、ティモ・グロックが7番手、ヤルノ・トゥルーリが15番手だった。

    ティモ・グロック (7番手)
    「再びトップ10入りすることができて、満足している。シンガポールのトラックは好きで、ここでのクルマのセットアップには自信を持つことができる。概して、今日のセッションは上手く行った。特に、第1セッションより1秒も速くなった第2セッションは良かった。クルマは非常に好調で、第3セッションに進むことができて嬉しかった。第3セッションでもラップタイムは良かったが、使用済のスーパーソフトタイヤでの走行だった。そのため、新しいスーパーソフトタイヤを履いた最後のアタックを楽しみにしていたが、赤旗で台無しになった。アタックをかけていたら、ラップタイムを縮められ、ポジションを上げられたと思う。しかし、結局、決勝では6番グリッドからスタートすることになったので、明日に期待できる。渋滞に巻き込まれることなく最初のラップを走行し、トップ6でフィニッシュしたい。できる限りポイントを多く稼ぎたい」

    ヤルノ・トゥルーリ (15番手)
    「今日の最大の課題はグリップ不足。トラックの状況は向上したようだが、ラップタイムを昨日から伸ばすことができなかった。ティモの走行は力強かったので、僕のグリップ不足の理由はよく分からないが、ただグリップが全く感じられなかった。クルマ本来の調子を引き出せず、残念ながら、今日は上手く結果につなげることができなかった。15番グリッドからスタートしてポイントを獲得するのは容易いことではないが、明日の決勝では何が起きるか分からないので、精一杯頑張る」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「前戦よりも、ここシンガポールでは力強い戦いができると期待していたので、2台揃ってトップ10入りを果たすことができず残念だ。ティモは良い仕事をして、第1セッション、第2セッションを通過してくれた。ティモは新しいスーパーソフトタイヤを最終アタックで使うことができれば、予選結果をもっと上げられたかもしれないが、第3セッションが赤旗のため終了時間より早く終わり、そのチャンスがなかったため、終わってみれば、少しフラストレーションが溜まる結果となった。ティモの目標は、より多くのポイントを挙げフィニッシュすることだ。ヤルノについては、苦しんだグリップ不足の問題を分析する必要があり、決勝でよりポジションを上げるためにどのような戦略をとれるか考えたい」

    新居章年 シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
    「赤旗で中途半端な形で予選が終了したこともあり、すっきりしないが、ティモが余裕を持って最終予選に進んでくれたことで、クルマの仕上がりは悪くないことが確認できた。明日の決勝では、ティモは表彰台争いに絡むことを、ヤルノはポイント圏内へのチャレンジを目標に頑張りたい」

    F1シンガポールGP予選 結果&タイム
    F1シンガポールGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • トヨタ:F1シンガポールGP初日

    トヨタ:F1シンガポールGP初日

    トヨタは、F1シンガポールGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが8番手、ヤルノ・トゥルーリが16番手だった。

    ティモ・グロック (8番手)
    「今日のセッションがうまく行き、大変うれしい。フリー走行1回目では、クルマの正確な分析は少し難しく、悪い路面状況も味方してくれなかった。クルマの調子は悪くなかったが、ラップタイムが出なかった。しかし、フリー走行2回目では、全体的にずっと良くなった。クルマがまとまり、路面状況も非常に良くなり、全プログラムをこなすことができた。2回のフリー走行を終えた時点では、クルマにはとても満足しているが、予選と決勝の前に、クルマからもっとパフォーマンスを引き出したい。変更の方向性を決め、少しセットアップを精査し、明日の予選に臨みたい」

    ヤルノ・トゥルーリ (16番手)
    「今日は、タイヤとセットアップの評価をできた、いつもの金曜日のセッションだった。クルマは、まだまだハンドリングとセットアップを改善しなければならない。トラックにグリップはほとんどなく、路面がとてもほこりっぽかったフリー走行1回目は特にそうだった。そのため、駆動力をうまく引き出せず、オーバーステアリング気味になった。しかし、週末にかけて、状況は良くなるので、クルマの性能を最大限に引き出せるように変更しなければならない。全ての情報を分析し、うまく調整をしていきたい」

    ディーター・ガス レース&テスト・チーフ・エンジニア
    「全体的にポジティブな日だった。昨年のシンガポールGPでもそうだったように、市街地サーキットではよくあることだが、フリー走行を2回行ううちに、トラックの状況はどんどん良くなり、残りの週末を通じても向上するだろう。特にこのトラックで走行テストをしていないことを含めても、新しいパッケージについては順調だった。改良したパーツを、今日初めてクルマに装着したが、全て上手く機能し、アップデートのために一生懸命働いてくれた全員の功績だ。今回のように新しいパッケージの場合、分析すべきデータがより多く、予選に向けて、次のステップを踏むために、より長い時間をかけ、本当に注意深くデータをチェックしなければならない。まだたくさんやることがあるが、週末のレースに期待している」

    新居章年 シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
    「新しい空力パッケージを持ち込んでの初めての走行であり、いろいろ心配もあったが、まずは順調に走り出すことが出来た。特に新しいサスペンションであり、バンピーなこのコースで、セッティング面での難しさも覚悟していたが、フリー走行1回目の走り始めから、ポジティブな反応で、安心することが出来た。明日の予選では、アップデートの効果を、お見せできることを楽しみにしている」

    結果&タイム
    ・F1シンガポールGP フリー走行2回目:ベッテルがトップタイム
    ・F1シンガポールGP フリー走行1回目:バリチェロがトップタイム

  • パスカル・バセロン:F1シンガポールGPテクニカルプレビュー

    パスカル・バセロン:F1シンガポールGPテクニカルプレビュー

    F1初のナイトレースになった昨年のシンガポールでは、何か意外だったことはありましたか?
    我々はナイトレースをとても真剣に考慮し、点滅するピットボード及びガレージ周囲に追加の照明を用意したほか、チームの行動スケジュールを変更するなど、用心深く十分な準備をした。最終的に、レースの週末はスケジュールに関して特に問題なくスムーズに進んだ。唯一述べておくべきこととしては、二人のドライバーがレース後にコメントしたことについてだ。彼らにとっては無数の照明設備の下を高速でドライブするのは、照明の視覚的影響があり、通常よりも骨が折れる仕事だった。

    行動予定が通常と異なる場合、チームに対し全般的にどのような影響があるのでしょう?
    地元の町中の生活とは完全に違うリズムで過ごすことになるが、これはかなりユニークな体験だ。チーム全体がヨーロッパ時間のまま過ごしたわけだが、何一つ問題なくうまく機能した。ただし、そうした中で過ごすのは、かなり奇妙な状況だけどね。その結果として、午前2時に夕食のためにレストランを探すことになるし、夜明けと共にベッドに向かうことになる。幸運にも私は簡単に眠れる人間だから、これに関しては問題なかった。とにかく午後も中頃になってから“おはよう”と挨拶を交わすのは普通じゃなかったけどね。

    セッション中、路面温度が低下することで問題はありますか?
    多少はその影響があるため、我々のタイヤ管理には、そういった気温の状況を想定した対策を盛り込んである。各セッションのためにタイヤの内圧と温度の目標を設定し、それらを達成するために予想される気温と路面温度を参照している。通常、シンガポールではセッションが進むにつれて気温が下がるが、これを考慮していないと、当然ながら想定通りのタイヤの内圧や温度を得ることができなくなる。しかし、我々はタイヤを管理する際にそういった要素を考慮することに慣れているため、そうした状況も目新しいものではなく、特別な状況が生じることもなかった。

    シンガポールとモナコを比較してもらえますか?
    一見してロケーションの面で似ている部分があるように思えたとしても、他の市街地コースとモナコを比較するのは困難だ。モナコには長い歴史があり、また伝統はモータースポーツの歴史を遥か遡った所から続いているから、どこかの新しいコースがそれを再現することは絶対にできない。そういった感情面の背景があるため、他のコースとモナコを比較する際に公正な目で判断するのは難しいね。ただし、昨年のシンガポールは完璧に成功したと言えるし、私は非常に感銘を受けた。あの場所は素晴らしいし、参加した全員にとって、ナイトレースという新たな体験は最高だった。あれは忘れ難いイベントだったが、モナコと比べるのはフェアじゃない。モナコは唯一無二の特別な場所だからね。

    シンガポールのバンプ(路面のでこぼこ)について教えてください。
    昨年は信じられないほどバンプが多く、それに対処するためのサスペンションのセットアップが、週末の最大の課題になるほどだった。そのため我々は通常とかなり異なるサスペンションのセットアップを施さなければならなかったが、そういった問題に直面したチームは我々だけではなかったはずだ。ただし、プロモーターからは彼らもコース特性に起因するその問題を認識しており、路面の再舗装を行ったと報告を受けている。願わくば、そのお陰でバンプが緩和されていると良いが、これについては金曜日の練習走行で確認することになる。

    シンガポールのコースについて、それ以外の特徴は何でしょう?
    高ダウンフォースサーキットで、ドライバーが非常に重要な役目を担う。コーナーが23カ所もあり、ドライバーにとっては適切なリズムを見つけることが非常に重要になる。ストリートサーキットではいつもそうだが、ドライバーはバリヤに接触しないようにしつつ、ギリギリまでそれに接近する必要があり、集中力を保つという意味ではこれがかなり厳しい要素になる。昨年のシンガポールでは、ドライバーのパフォーマンスがもっと平均的なコースよりもラップタイムに大きく影響するコースの一つだと分かった。シンガポールで考慮すべきその他の要素としては、ブレーキに非常に厳しいという点が挙げられる。ブレーキの寿命の限界について、昨年のレース前は幾つか疑問を抱えていたが、結果的には何も大きな問題は起こらなかった。

    コースの中で、あなたにとって特に気になる箇所はありますか?
    いくつか興味深いコーナーがあるが、私の記憶に特に鮮明に残っているのは、大きな縁石があるシケインのターン10だ。ここは非常に風変わりなコーナーで、かなり低速にも関わらず、極度に要求が厳しい場所だ。もしもあの巨大な縁石にクルマをぶつけてしまったら、クルマが飛び跳ねてコース横の壁にすぐに激突してしまうからね。あそこを通過する際にドライバーは特に集中しなければならない。

    シンガポールGPに向けて、チームは何か新しいパーツを用意していますか?
    このレースに向けて、いくつかアップグレードする予定だ。実際、シンガポールではTF109の最後のアップグレードパッケージを使用することになる。我々はクルマのパフォーマンスに大きく関わるパーツにずっと集中してきたが、その結果、いくつかの分野で性能の向上を発見することができた。フロントウイングとリヤエンドにアップグレードを施す。リヤウイングやその他のパーツだ。シンガポールの後も2、3の新パーツを目にすることにはなるが、これが今シーズンの最後のアップグレードパッケージになる。

    開催日程:2009年 F1 シンガポールGP

  • ティモ・グロック (F1シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1シンガポールGPへの意気込みとナイトレースの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    ファンのための素晴らしいショーなので、夜間のレースはとても好きで、昨年はすごいイベントだった。照明下の走行に慣れないといけないが、個人的には明るさは問題なかった。ただ、午後早くにサーキットに着いて、午前4時にサーキットを出ることは、かなり奇妙だった。シンガポールのトラックは好きだ。有名な建物の前を夜、クルマで通過するのはとても楽しく、ターン10のシケインは、絶対にミスができないところで、挑戦しがいがある。

    典型的な市街地サーキットだから、去年は路面のでこぼこがひどく、ドライバーにとっては厳しかったが、なんとかこなした。僕はシンガポールで1年前、素晴らしい走りをしたので、同様の結果を今年も出したい。今週末に向けて、クルマを改良することを考えると、どんなレースになるか分からないが、前進できればと思う。僕たちはずっと変わらず頑張っているし、トラックに戻るのが待ち遠しい。

    開催日程:2009年 F1 シンガポールGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1シンガポールGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1シンガポールGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1シンガポールGPへの意気込みとナイトレースの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    唯一のナイトレースのシンガポールは、ユニークで、とても興味深い体験だ。とりわけ、クルマに改良を加えるので、シンガポールで競争力が発揮できればと思う。シーズンを通じ、チームは新しいパーツを一生懸命に導入してきたが、シーズン終盤に差し掛かっても新しいパーツを導入していくのはすばらしいことだ。コースを改めて走ってみないと、僕たちがどのぐらいの走りができるか、正確に予測できないが、シンガポールでは今年も戦闘力があると信じている。

    技術的な問題が起きたために表彰台を逃した昨年は、ついていなかった。重い燃料を搭載して、特に暑いコンディションのなか、バンピーな(でこぼこの多い)路面上を走る、大変なレースだったので、結果がともなわなかったのは残念だった。今年はその借りを返す。正直に言えば、明るさのレベルがコースの場所によって変わるため、昼の光の中で運転するほうが好きだ。しかし、観客にとってナイトレースは面白く、昨年は素晴らしい雰囲気だったから、今週末のGPを楽しみにしている。

    開催日程:2009年 F1 シンガポールGP

  • ヤルノ・トゥルーリ F1イタリアGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ F1イタリアGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリがF1イタリアGPを振り返った。

    イタリアGPの週末はあなたにとって予想通りの展開だったでしょうか?
    最終的には、僕たちが予想していた通り、ある意味で厳しい週末だった。僕たちのクルマがモンツァにあまり適していないことは分かっていたので、僕がフロントローを獲得したスパでの好調を繰り返せるとは考えていなかったんだ。当然、ポイントが獲得できなかったのはがっかりだった。なぜなら、それが僕たちの目標だったし、もしも状況が違う形で進んでいたなら、それが可能だったからね。

    あなたの予選のラップは如何でしたか?
    予選第2セッションでの自分のラップにはかなり満足だった。あれはかなり良かった。トップ10入りするのは非常に難しいと僕たちには分かっていたけど、僕は本当にあと少しの所まで行っていた。クルマの感触はかなり良好で、僕は1周アタックに関してはミディアムコンパウンドのタイヤの方が好みだった。僕が自分の全体最速ラップを出したのもそのミディアムを履いた時だったんだけど、セッションの最後のスティントではソフトタイヤを使ったんだ。とにかく同じラップタイムを出すのは不可能で、残念ながら、トップ10入りするだけの速さが僕たちにはなかった。

    各シケインに設けられた新しい縁石は如何でしたか?
    妥協の形としては良かった。というのも、今の方がはっきりしているからね。縁石が高くなったということは、事実上、あそこを飛び越えることはできない、ということだ。縁石が高くなったから、誰もが否応なくコーナー全体をしっかり廻ることになる。全員にとって状況が明白になったのは良いことだ。唯一、良くないのは、実際に何か問題を抱えた際、コースをはみ出したりした時、縁石が以前より極端な高さになったので、クルマを損傷する可能性が高まったことだ。でも僕は今回の変更に満足している。

    レースの1コーナーはかなり慌ただしい状況でした。あなたの視点から見て、あれはどんな風に見えましたか?
    モンツァの1コーナーはいつも本当に窮屈になるんだが、今年もまたそうなった。あのシケインでは頻繁にアクシデントが起こる。ほんの僅かなスペースを数多くのクルマで争うからね。でも今回は全員が無傷で通過した。中団グループでは特に各車が接近しており、僕は順位を1つ失った。その後、僕は渋滞に捕まってしまったんだ。

    その渋滞はあなたのレースにどんな風に影響したのですか?
    僕はレースのほとんどを中嶋一貴の後ろで過ごしたが、僕は自分の方が彼より速いと感じていた。でも彼を追い越せるほどではなく、僕はかなりのタイムを失ってしまい、ポイント争いのチャンスが潰えてしまった。ニック・ハイドフェルドは僕より後ろのグリッドからスタートしたが、ポイント圏内でフィニッシュしている。この事実は、もしも状況が違っていたなら、ポイント獲得が可能だったということを証明しているよね。

    レース終盤の第1シケインで、中嶋一貴との間に何が起こったのですか?
    僕たちはレースの終わりに近づいていたが、正直に言えば、僕にとって状況はかなり退屈なものになっていた。自分に失うものは何もない、と決心した僕は、もし少しのギャップでもあればそこに賭けてみることにした。それであの前の周に(中嶋一貴に)近づくために本当にハードにプッシュしたんだ。そしてホームストレートの終わりのブレーキングで、僕はチャンスが訪れたことを察知し、それに賭けてみた。僕はとにかく相当にブレーキングを遅らせ、イン側に飛び込んだ。もう少しでそれが上手く行きそうだったものの、僕の行く手にスペースがなくなり、縁石にぶつかってしまった。あれは残念だったが、でも少なくとも僕は思い切ったことを実行し、それがちょっとした興奮をもたらしてくれた。

    ティモとのバトルについては如何ですか?
    ティモとは2度、ちょっとしたバトルをしたが、あれはとても楽しかった。最初のバトルは彼がピットから出てきてそのまま僕の横に並んだ時だ。僕たちはそのまま一緒に第1シケインに進入していった。僕たちはチームメートなので、二人ともお互いを避けるよう注意深く走っていたが、ただし、だからと言って僕たちがバトルを止めることにはならず、僕が前に出たんだ。それから中嶋との一件の後、僕たちはもう一度バトルをした。縁石にぶつかった直後、僕はティモのすぐ前になり、そこからレズモコーナーまで順位争いをした。僕はコースのアウト側にいたので不利だったが、アタックし続けた。コースからはみ出してしまったため、グラベルを横切ることになり、そこで2つほど順位を落としてしまった。僕たちはハードかつフェアに戦っていた。僕たちはどちらもほとんど失うものはなかったんだ。11位であれ14位であれ、大きな違いはないからね。だからファンを少し喜ばせるという意味でもあれは良かったよ。チームのみんなもあれを楽しんだと思う。

    シンガポールでの次戦に向けて、どんなことを願っていますか?
    当然、今回よりも良い結果を望んでいるし、僕たちの目標はポイント圏内に戻ることだ。僕たちは昨年のシンガポールで強かったし、技術的な問題を抱えていなかったら僕は表彰台の近くまで行けたはずだ。それでもティモがトップ6に入ったのだから、僕たちは良い結果を手にできたと言えるね。更に言えば、今年の各車の差はもっと接近しているので、今まで以上に展開を予想するのが難しい。でも、僕たちは幾つかクルマに新パーツを投入する予定だし、僕は好成績を目指してがんばるつもりだ。